1 00:00:02,302 --> 00:00:04,304 《ソフィア:「加護の式典」。 2 00:00:04,304 --> 00:00:07,307 16歳を迎えた少年少女たちが➡ 3 00:00:07,307 --> 00:00:12,312 さまざまな動物神から 能力を授かる儀式》 4 00:00:12,312 --> 00:00:21,822 ♬~ 5 00:00:21,822 --> 00:00:25,325 (校長)ソフィア・リーラー。 (ソフィア)は… はい! 6 00:00:25,325 --> 00:00:27,327 (校長)前へ。 7 00:00:33,834 --> 00:00:36,169 (ソフィア)うっ あ… あっ! 8 00:00:36,169 --> 00:00:38,171 (女子生徒たち)フフ…。 9 00:00:42,175 --> 00:00:46,847 《鳥の神から加護を得れば 自由に飛べる翼を。 10 00:00:46,847 --> 00:00:51,852 魚の神なら 水中を自在に泳ぐ体》 11 00:00:57,190 --> 00:01:00,994 (校長)生きとし生ける 先達者たちよ➡ 12 00:01:00,994 --> 00:01:05,065 我らに力を与えたまえ。 13 00:01:08,168 --> 00:01:11,838 (校長)さぁ 好きなカードを選びなさい。 14 00:01:11,838 --> 00:01:17,511 《うぅ… あぁ~…。 いったい どれを選んだら…。 15 00:01:17,511 --> 00:01:21,515 100%美容業界に放り込まれる 「クジャク」と 「カメレオン」。 16 00:01:21,515 --> 00:01:25,152 必ず劇団のスカウトが来てしまう 「タヌキ」と 「キツネ」。 17 00:01:25,152 --> 00:01:27,354 この辺も 絶対無理~。 18 00:01:27,354 --> 00:01:31,024 できるなら暗闇でも目が利く 「モグラの神」とか…。 19 00:01:31,024 --> 00:01:34,294 とにかく目立たない加護なら なんでもいい!》 20 00:01:41,501 --> 00:01:47,174 あっ… あっ… はっ!? 21 00:01:47,174 --> 00:01:52,212 こ… これは…? 22 00:01:52,212 --> 00:01:55,048 あっ? ((ゴリラ:ウホッ!)) 23 00:01:55,048 --> 00:01:58,018 (ソフィア)ゴリ… ラ…? 24 00:03:39,352 --> 00:03:43,023 (鐘の音) 25 00:03:43,023 --> 00:03:47,360 (カリッサ)ソフィア・リーラー。 26 00:03:47,360 --> 00:03:51,198 (ソフィア)カリッサ…。 27 00:03:51,198 --> 00:03:53,366 (カリッサ)昨日の式典 あなた いったい➡ 28 00:03:53,366 --> 00:03:55,502 なんの神様に選ばれたのかしら? 29 00:03:55,502 --> 00:03:57,537 そ… それは…。 鳥系? 30 00:03:57,537 --> 00:04:01,274 あぁでも あなたの運動神経じゃ 飛べないわね。 31 00:04:01,274 --> 00:04:05,445 まさか クジャクの神? そんなセンスないわよねぇ。 32 00:04:05,445 --> 00:04:08,949 どんな神でも カリッサ様には きっとかないませんわ~。 33 00:04:08,949 --> 00:04:11,785 わ… わたくしのことは いいのです! 34 00:04:11,785 --> 00:04:14,287 それより 早く何かおっしゃいなさい! 35 00:04:14,287 --> 00:04:19,459 ⚟皆様! 今日はスカーレル先輩が 学校にいらしているらしいわ! 36 00:04:19,459 --> 00:04:23,130 (カリッサ)え~っ! 本当ですの!? (ざわめき) 37 00:04:23,130 --> 00:04:26,633 こんなことしてる場合じゃないわ。 早く行きましょう! 38 00:04:26,633 --> 00:04:28,835 (足音) 39 00:04:30,804 --> 00:04:35,308 あっ! 今のうちに お昼ごはん食べにいかなきゃ! 40 00:04:39,646 --> 00:04:41,815 《ソフィア:ディーレンタウン。 41 00:04:41,815 --> 00:04:45,986 貴族や良家の子息子女が通う 王立学校。 42 00:04:45,986 --> 00:04:48,488 リーダーシップの育成および➡ 43 00:04:48,488 --> 00:04:52,492 品格と知識の形成を目的とした 名門校。 44 00:04:52,492 --> 00:04:55,495 しかし その実態は…。 45 00:04:55,495 --> 00:04:58,331 男子は卒業後のコネクションづくり➡ 46 00:04:58,331 --> 00:05:02,135 女子は格上の結婚相手探しに いそしみ…。 47 00:05:02,135 --> 00:05:05,138 不文律であるものの 家柄によって➡ 48 00:05:05,138 --> 00:05:08,475 はっきりとしたヒエラルキーが 存在する…。 49 00:05:08,475 --> 00:05:13,947 うちも一応 伯爵家だけど 所有は辺境だし…》 50 00:05:21,488 --> 00:05:24,825 はぁ… 早く卒業したい…。 51 00:05:24,825 --> 00:05:28,495 でも 卒業まで あと2年もある…。 52 00:05:28,495 --> 00:05:31,965 それまで なんとか耐えないと…!? 53 00:05:35,001 --> 00:05:38,338 《あぁ~ またやってしまった~…。 54 00:05:38,338 --> 00:05:41,174 力加減がわからない…。 55 00:05:41,174 --> 00:05:44,511 昨日からずっとこう…》 56 00:05:44,511 --> 00:05:47,013 (おなかの鳴る音) 57 00:05:47,013 --> 00:05:52,352 《やっぱりこれって ゴリラの神の加護のせいだよね》 58 00:05:52,352 --> 00:05:56,189 ((ソフィア:校長先生! うん? 59 00:05:56,189 --> 00:05:58,858 このカードについてなんですが…。 60 00:05:58,858 --> 00:06:02,929 ふおっ! これは珍しい。 えっ? 61 00:06:02,929 --> 00:06:08,602 私は今まで 多くの子どもたちに 加護を授けてきましたが➡ 62 00:06:08,602 --> 00:06:12,105 ゴリラの神は あなたが初めてです。 63 00:06:12,105 --> 00:06:16,610 50年に1度 出るか出ないかの 希少な加護ですよ。 64 00:06:16,610 --> 00:06:22,115 はっ… 希少な…。 ゴリラの神は➡ 65 00:06:22,115 --> 00:06:26,286 戦闘系最強クラスの加護の一つと 呼ばれています。 66 00:06:26,286 --> 00:06:30,290 (ソフィア)せ… 戦闘系最強…? (校長)はい。 67 00:06:30,290 --> 00:06:34,127 ゴリラの腕力は我々人間の7倍。 68 00:06:34,127 --> 00:06:38,798 握力に至っては10倍の 500キロを超えるそうです。 69 00:06:38,798 --> 00:06:42,302 いや 知りませんけど!? おや? そうでしたか。 70 00:06:42,302 --> 00:06:47,474 《ソフィア:戦闘系最強と言われても… そんなの絶対嫌~!》 71 00:06:47,474 --> 00:06:49,476 ちょうどよかった。 えっ? 72 00:06:49,476 --> 00:06:52,646 その件で お伝えしたいことがあります。 73 00:06:52,646 --> 00:06:57,350 すみませんが 明日の放課後 校長室へ来てください)) 74 00:07:00,453 --> 00:07:04,958 って言われたけど… いったい何があるのかしら? 75 00:07:04,958 --> 00:07:07,294 ⚟キュッ。 んっ? 鳴き声? 76 00:07:07,294 --> 00:07:11,298 わあっ! リスだ! かわいい~。 77 00:07:11,298 --> 00:07:13,466 あっ 下りてきた! 78 00:07:13,466 --> 00:07:16,970 キュル。 79 00:07:16,970 --> 00:07:19,806 キュル。 80 00:07:19,806 --> 00:07:23,476 《ひょっとして おなかがすいているのかな?》 81 00:07:25,979 --> 00:07:32,285 よかったらどうぞ。 あなた おなかすいてそうだし。 82 00:07:32,285 --> 00:07:34,621 (鐘の音) 83 00:07:34,621 --> 00:07:38,024 (ソフィア)教室に戻らなきゃ! じゃあ またね! 84 00:07:45,131 --> 00:07:48,134 校長先生 今なんと…? 85 00:07:48,134 --> 00:07:53,306 ですので 「王立騎士団」からの スカウトが来ています。 86 00:07:53,306 --> 00:07:55,475 これを読んでください。 87 00:07:55,475 --> 00:07:57,978 すぐに加入というわけではなく➡ 88 00:07:57,978 --> 00:08:00,747 まずは試験を受けていただきます。 89 00:08:00,747 --> 00:08:04,751 合格すれば従騎士として 訓練を積むことになり➡ 90 00:08:04,751 --> 00:08:07,253 その後 認定試験に合格すれば➡ 91 00:08:07,253 --> 00:08:10,423 晴れて正式な騎士として…。 どっ どうして私が…。 92 00:08:10,423 --> 00:08:13,426 フォッ フォッ フォッ フォッ それはもちろん➡ 93 00:08:13,426 --> 00:08:16,763 あなたが ゴリラの神の加護者だからです。 94 00:08:16,763 --> 00:08:20,800 たぐいまれなる戦闘の才能を持つ ゴリラの加護者は➡ 95 00:08:20,800 --> 00:08:24,804 発見しだい王宮に 報告する義務があるのです。 96 00:08:24,804 --> 00:08:30,477 過去の加護者たちも 全員 騎士団に所属していたようですよ。 97 00:08:30,477 --> 00:08:34,314 《ゆ… 夢なら 覚めてほしいんですけど…。 98 00:08:34,314 --> 00:08:37,650 王立騎士団は 確かにすごい名誉職だけども➡ 99 00:08:37,650 --> 00:08:39,819 女性騎士なんて 聞いたこともないし➡ 100 00:08:39,819 --> 00:08:42,155 そもそも私は 昨日ゴリラになったばかりの➡ 101 00:08:42,155 --> 00:08:45,658 非戦闘員だし…。 でも もし私が断れば➡ 102 00:08:45,658 --> 00:08:48,161 実家の両親が 非難されるかもしれない…。 103 00:08:48,161 --> 00:08:51,664 それに… 国家の命に背いたと 見なされた場合…。 104 00:08:51,664 --> 00:08:55,668 この国では 生きていけないかも…!?》 105 00:08:55,668 --> 00:08:59,672 わ… わ… わかりました…。 106 00:08:59,672 --> 00:09:05,078 おお では先方にも そのように。 で… ですが! 107 00:09:05,078 --> 00:09:07,414 私がゴリラの加護者であることと➡ 108 00:09:07,414 --> 00:09:10,917 従騎士試験を受けることは 秘密にしてもらえませんか? 109 00:09:10,917 --> 00:09:15,588 もちろんですよ。 加護を周りに 知られたくないという人は➡ 110 00:09:15,588 --> 00:09:19,259 結構いますからね。 ありがとうございます。 111 00:09:19,259 --> 00:09:22,262 スカウトの件も言いませんよ。 どうも最近➡ 112 00:09:22,262 --> 00:09:26,433 反王政派の動きが 過激化しているとも聞きますし。 113 00:09:26,433 --> 00:09:29,436 んっ? 正式に従騎士になるまで➡ 114 00:09:29,436 --> 00:09:32,105 騒がれないほうがいいでしょう。 115 00:09:32,105 --> 00:09:36,009 頑張ってください。 応援してますよ。 116 00:09:41,948 --> 00:09:46,453 《あのリス… 全部きれいに 食べちゃったのかしら》 117 00:09:48,955 --> 00:09:53,126 ((校長:「王立騎士団」からの スカウトが来ています。 118 00:09:53,126 --> 00:09:57,964 それはもちろん あなたが ゴリラの神の加護者だからです)) 119 00:09:57,964 --> 00:10:00,967 《騎士団に入っちゃったら もう➡ 120 00:10:00,967 --> 00:10:03,970 穏便な生活なんてレベルの 話じゃない…。 121 00:10:03,970 --> 00:10:10,310 そのあとの生き方まで考えても… やっぱりまずい… うぅ…。 122 00:10:10,310 --> 00:10:13,313 でも 試験を受けないわけには いかないし…。 123 00:10:13,313 --> 00:10:17,984 かくなるうえは 不合格になるし… か!? 124 00:10:17,984 --> 00:10:21,821 そうだ! 合格しなければいいんだわ! 125 00:10:21,821 --> 00:10:25,825 いくら私がゴリラでも 騎士の適性がないとわかれば➡ 126 00:10:25,825 --> 00:10:29,496 そんな人間を 国の中枢に迎えるはずがない! 127 00:10:29,496 --> 00:10:32,332 だって どう考えても 騎士なんて大役➡ 128 00:10:32,332 --> 00:10:34,834 私が背負えるはず ないんだもの!》 129 00:10:34,834 --> 00:10:37,136 (カラスの鳴き声) 130 00:10:47,847 --> 00:10:51,184 《道… こっちで合ってたよね?》 131 00:10:51,184 --> 00:10:53,186 んっ? (物音) 132 00:10:53,186 --> 00:10:57,190 あ… あの どうされましたか? あ~…。 133 00:10:57,190 --> 00:11:00,326 荷車の車輪が 外れてしまいましてな…。 134 00:11:00,326 --> 00:11:02,495 修理道具もないし➡ 135 00:11:02,495 --> 00:11:04,998 どう荷物を運ぼうかと…。 136 00:11:04,998 --> 00:11:09,002 《ひょっとして 私の力なら…。 137 00:11:09,002 --> 00:11:12,505 いやいや それでもし うわさになったりしたら…。 138 00:11:12,505 --> 00:11:17,010 これ以上 目立つ要因を 増やしたくない。 でも➡ 139 00:11:17,010 --> 00:11:19,846 今使わないと きっとこの先一生➡ 140 00:11:19,846 --> 00:11:23,016 この力を 好きになれない気がする!》 141 00:11:23,016 --> 00:11:25,018 あぁ…? 142 00:11:25,018 --> 00:11:28,188 わ… 私 手伝います! 143 00:11:28,188 --> 00:11:31,357 いや… でも お嬢さんには!? 144 00:11:31,357 --> 00:11:36,129 きびしい…? どちらまでお持ちしましょう? 145 00:11:38,197 --> 00:11:40,366 はぁ~…。 146 00:11:40,366 --> 00:11:45,205 隣町から戻ってきたせいで 道がわからなくなってしまった…。 147 00:11:45,205 --> 00:11:48,875 たしか あっちから来たから…。 (足音) 148 00:11:48,875 --> 00:11:52,545 ⚟ご令嬢。 おっ!? ⚟どうかされましたか? 149 00:11:58,217 --> 00:12:02,121 (ルイ)何か お困りですか? 150 00:12:02,121 --> 00:12:07,627 《ソフィア:うわぁ~ き… きれいな人!》 151 00:12:07,627 --> 00:12:13,132 あっ! あっ えっと その… 道がわからなくなってしまって。 152 00:12:13,132 --> 00:12:15,134 どちらまで? 153 00:12:15,134 --> 00:12:19,472 お… 王立騎士団の訓練場へ…。 154 00:12:19,472 --> 00:12:22,809 訓練場…。 でしたら➡ 155 00:12:22,809 --> 00:12:26,312 この道をまっすぐに行けば すぐに見えてきますよ。 156 00:12:26,312 --> 00:12:30,483 えっ あっ そうなんですね。 ありがとうございました! 157 00:12:30,483 --> 00:12:33,653 では 失礼します。 あっ 少し待って。 158 00:12:33,653 --> 00:12:35,855 あっ? 159 00:12:39,993 --> 00:12:42,662 失礼。 160 00:12:42,662 --> 00:12:46,666 お顔に土がついていたので。 フッ。 161 00:12:46,666 --> 00:12:49,168 はわわ す… すみません! 162 00:12:49,168 --> 00:12:53,840 では 道中 お気をつけて。 また後ほど。 163 00:12:53,840 --> 00:12:57,343 あ… ありがとうございました! 164 00:13:01,114 --> 00:13:04,317 んっ? 後ほど? 165 00:13:09,822 --> 00:13:13,159 《無事 着いたはいいけど…。 166 00:13:13,159 --> 00:13:16,829 すでに帰りたい…。 167 00:13:16,829 --> 00:13:21,000 でも これで落ちれば また元の生活に戻れるんだ。 168 00:13:21,000 --> 00:13:23,002 早く試験始まって…》 169 00:13:23,002 --> 00:13:24,971 んっ? (ざわめき) 170 00:13:27,006 --> 00:13:29,676 《えっ まさか…。 171 00:13:29,676 --> 00:13:32,145 あの人…》 172 00:13:34,180 --> 00:13:39,686 受験生の皆様 今日は 遠路はるばるお越しくださり➡ 173 00:13:39,686 --> 00:13:42,155 ありがとうございます。 174 00:13:47,026 --> 00:13:49,362 (ルイ)俺は 君たちを担当する➡ 175 00:13:49,362 --> 00:13:52,865 試験官のルイという。 よろしく頼む。 176 00:13:52,865 --> 00:13:57,870 あれが最年少騎士候補の…。 やっぱ雰囲気が違うな…。 177 00:13:57,870 --> 00:14:02,108 《あ… ルイさんって名前なんだ》 178 00:14:02,108 --> 00:14:07,780 (ルイ)では 早速だが まずは瞬発力を見る。 179 00:14:07,780 --> 00:14:11,951 俺が合図をしたら この線から100メートル先のゴールまで➡ 180 00:14:11,951 --> 00:14:14,454 走ってくること。 (アイザック)試験官殿! 181 00:14:14,454 --> 00:14:18,458 どうした? 俺 足には自信があります。 182 00:14:18,458 --> 00:14:21,127 先陣を切らせて いただけませんか? 183 00:14:21,127 --> 00:14:25,465 君は…? アイザック・シーアンといいます! 184 00:14:25,465 --> 00:14:28,801 《ソフィア:確かに立派な脚…》 185 00:14:28,801 --> 00:14:32,305 (ルイ)いいだろう。 ありがとうございます! 186 00:14:32,305 --> 00:14:37,110 では 俺が 旗を下ろすと同時にスタートだ。 187 00:14:41,314 --> 00:14:43,316 (アイザック)ンッ! 188 00:14:43,316 --> 00:14:45,618 うわっ! なんだ アイツ…。 189 00:14:48,654 --> 00:14:50,656 9秒9。 190 00:14:50,656 --> 00:14:53,826 ふ~。 (どよめき) 191 00:14:53,826 --> 00:14:57,330 《す… すごい…。 192 00:14:57,330 --> 00:14:59,665 こんな優秀な人がいるなら➡ 193 00:14:59,665 --> 00:15:03,169 私なんかが 合格できるわけないわね》 194 00:15:06,606 --> 00:15:09,609 では次 ソフィア・リーラー。 195 00:15:09,609 --> 00:15:12,945 はっ はい! 196 00:15:12,945 --> 00:15:15,281 おい見ろ 女が走るぞ。 197 00:15:15,281 --> 00:15:17,984 なんだ あの構え。 かけっこかよ。 198 00:15:17,984 --> 00:15:21,320 《人前で走るのは 恥ずかしいけど➡ 199 00:15:21,320 --> 00:15:24,991 これを我慢すれば 不合格になれるんだ。 200 00:15:24,991 --> 00:15:27,460 なんとか乗り越えてみせる》 201 00:15:34,133 --> 00:15:37,670 《ンッ おっ!?》 202 00:15:37,670 --> 00:15:39,639 ハッ! 203 00:15:43,009 --> 00:15:55,488 ♬~ 204 00:15:55,488 --> 00:15:59,325 《ヒィ~ ゴール メチャメチャ通り過ぎてる…》 205 00:15:59,325 --> 00:16:03,095 マジかよ…。 つか 大丈夫なのか? 206 00:16:03,095 --> 00:16:05,097 あっ…。 207 00:16:05,097 --> 00:16:12,271 《あぁ…。 でも さっきはすごく体が軽かった。 208 00:16:12,271 --> 00:16:18,778 あのまま… どこまでも走っていけそうな…》 209 00:16:21,113 --> 00:16:24,116 《このときの私は知らなかった。 210 00:16:24,116 --> 00:16:29,322 ゴリラが時速40キロで走ることを…》 ((ウホッ)) 211 00:16:33,125 --> 00:16:38,464 次は 懸垂下降だ。 ロープを使い いかに早く地上へ➡ 212 00:16:38,464 --> 00:16:41,467 下りられるかを測定する。 ヒィ~。 213 00:16:41,467 --> 00:16:43,803 (ルイ)最上階まで上り➡ 214 00:16:43,803 --> 00:16:47,139 準備ができた者から 下りてくること。 215 00:16:47,139 --> 00:16:50,142 ハァ ハァ…。 216 00:16:50,142 --> 00:16:53,145 ヒィ~ ここから下りるのかよ~。 217 00:16:55,481 --> 00:16:59,318 《ヒッ! こんなに高いところから!?》 218 00:16:59,318 --> 00:17:04,290 おい 誰から行く? お前行けよ。 いやいや そっちから行けよ。 219 00:17:04,290 --> 00:17:06,259 (一同)あっ? (ロープを巻く音) 220 00:17:10,296 --> 00:17:14,767 (エディ)エディ・フェレス 行きます。 (一同)あっ! 221 00:17:17,303 --> 00:17:20,072 すごい… もう あんなところまで。 222 00:17:23,476 --> 00:17:25,945 《そろそろいいか》 223 00:17:29,148 --> 00:17:31,517 えっ!? ンッ! 224 00:17:37,156 --> 00:17:39,992 ふぅ。 よし いいだろう。 225 00:17:39,992 --> 00:17:42,328 《ウソ… すごい…》 226 00:17:42,328 --> 00:17:44,330 (アイザック)うっ…。 あっ…。 227 00:17:44,330 --> 00:17:46,499 ううう…。 《ア… アイザックさん? 228 00:17:46,499 --> 00:17:49,001 振動している!?》 229 00:17:49,001 --> 00:17:51,504 ダメ… なんだ…。 えっ? 230 00:17:51,504 --> 00:17:54,340 ダメなんだ! 高いところが…! 231 00:17:54,340 --> 00:18:00,112 でも 下りないと 従騎士になれないし… くっ…。 232 00:18:00,112 --> 00:18:04,450 うううっ…。 233 00:18:04,450 --> 00:18:08,454 あっ あの! 私が先に下りるので➡ 234 00:18:08,454 --> 00:18:11,791 そのあと すぐに続くのは どうでしょう…? 235 00:18:11,791 --> 00:18:14,293 えっ? あぁ いえ…。 236 00:18:14,293 --> 00:18:18,297 そうすれば いざというとき 受け止められるというか…。 237 00:18:18,297 --> 00:18:23,069 一人で下りるよりは 多少 安心かな… と。 238 00:18:25,137 --> 00:18:29,108 ごめん。 女の子に そこまで心配させるなんて➡ 239 00:18:29,108 --> 00:18:33,779 みっともなかったね…。 いえ そんな…。 240 00:18:33,779 --> 00:18:37,316 君 名前は? え… ええと…。 241 00:18:37,316 --> 00:18:41,153 ソフィア… です。 ソフィア… うん。 242 00:18:41,153 --> 00:18:45,124 すてきな名前だ。 フッ。 243 00:18:51,163 --> 00:18:55,634 じゃあ ソフィア。 俺と一緒に下りてくれる? 244 00:18:57,670 --> 00:19:00,740 (ソフィア)はい! 245 00:19:00,740 --> 00:19:03,909 とはいえ やっぱり怖い…。 246 00:19:03,909 --> 00:19:07,913 下 見ちゃダメですよ! わっ… わかった。 247 00:19:09,915 --> 00:19:12,418 《うん この調子で…》 248 00:19:12,418 --> 00:19:16,422 うっ! うぅ! 249 00:19:16,422 --> 00:19:19,725 うわっ あっ あっ…! あっ! 250 00:19:21,761 --> 00:19:25,765 アイザックさん! ((ウオ~ッ!)) 251 00:19:25,765 --> 00:19:27,967 ぐっ! 252 00:19:32,772 --> 00:19:35,274 だ… 大丈夫ですか? 253 00:19:35,274 --> 00:19:38,611 ソフィア… ごめん…。 254 00:19:38,611 --> 00:19:42,948 《すごい… まったく重くないわ》 255 00:19:42,948 --> 00:19:44,950 ((ムッフォ~ン!)) 256 00:19:47,286 --> 00:19:50,456 あっ!? (一同)あっ! 257 00:19:50,456 --> 00:19:52,625 ((ムンッ!)) くっ! 258 00:19:52,625 --> 00:20:04,637 ♬~ 259 00:20:04,637 --> 00:20:06,839 あっ…。 260 00:20:19,485 --> 00:20:22,822 あ… ありがとう! 261 00:20:22,822 --> 00:20:26,492 俺 なんて お礼を言ったらいいか…。 262 00:20:26,492 --> 00:20:30,830 いっ いえ そんな。 頑張ったのは アイザックさんですから。 263 00:20:30,830 --> 00:20:34,667 お前 すげぇな! 俺 絶対落ちたと思ったよ! 264 00:20:34,667 --> 00:20:37,002 (どよめき) 265 00:20:37,002 --> 00:20:40,339 (ルイ)諸君! まだ試験は終わっていないぞ。 266 00:20:40,339 --> 00:20:43,676 早く次の会場へ。 (一同)はい! 267 00:20:43,676 --> 00:20:47,012 それから… ソフィア・リーラー。 268 00:20:47,012 --> 00:20:50,182 はい? 君は俺と一緒に来るように。 269 00:20:50,182 --> 00:20:54,019 へっ? その手 痛くないのか? 270 00:20:54,019 --> 00:20:56,188 あっ… うわっ! 271 00:20:56,188 --> 00:20:59,892 痛そうです! とりあえず医務室へ行くぞ。 272 00:21:03,462 --> 00:21:09,301 (ルイ)ふむ… あの体重を 支えたわりには傷が浅いな。 273 00:21:09,301 --> 00:21:14,140 よほど腕の力が強いとみえる。 アハハハ…。 274 00:21:14,140 --> 00:21:16,509 (ルイ)彼にも だいぶ懐かれたようだな。 275 00:21:16,509 --> 00:21:19,678 ((ソフィア~ あとで絶対 迎えにいくから~!)) 276 00:21:19,678 --> 00:21:21,647 そう… ですかね…? 277 00:21:24,984 --> 00:21:30,990 《ソフィア:さっきも思ったけど 本当にきれいな顔…。 278 00:21:30,990 --> 00:21:36,028 まつげもすごく長いし 鼻筋も通ってて➡ 279 00:21:36,028 --> 00:21:40,199 まるで美術品みたいな…》 どうした? 痛いか? 280 00:21:40,199 --> 00:21:42,868 あっ! いえ!? な…。 281 00:21:42,868 --> 00:21:48,707 な… なんでもないです ハハッ ハハハ…。 282 00:21:48,707 --> 00:21:51,210 フッ… ハハッ アハハ…! 283 00:21:51,210 --> 00:21:55,214 《あれ? 試験官を 任されるくらいだから➡ 284 00:21:55,214 --> 00:22:00,186 それなりの年齢かと 思っていたけど 結構若い?》 285 00:22:02,288 --> 00:22:05,124 あっ… ありがとうございます。 286 00:22:05,124 --> 00:22:07,793 もう大丈夫です。 287 00:22:07,793 --> 00:22:10,996 《んっ? んんっ?》 288 00:22:14,300 --> 00:22:18,103 《んんんっ?》