1 00:01:32,798 --> 00:01:35,818 (成歩堂)<葉桜院で 起きた殺人事件> 2 00:01:35,818 --> 00:01:39,071 <それは 倉院流霊媒道 本家の血筋を➡ 3 00:01:39,071 --> 00:01:42,074 根絶やしにするために 綾里キミ子が仕組んだ➡ 4 00:01:42,074 --> 00:01:44,810 恐ろしい暗殺計画だった!> 5 00:01:44,810 --> 00:01:48,964 <そう 被害者エリスさんは 真宵ちゃんのお母さん➡ 6 00:01:48,964 --> 00:01:51,300 綾里舞子さんだったんだ> 7 00:01:51,300 --> 00:01:55,321 <そして ついに 最後の裁判の幕が開く!> 8 00:01:55,321 --> 00:01:58,324 <あやめさんの態度に 疑問を覚えた僕は➡ 9 00:01:58,324 --> 00:02:00,326 彼女の正体を見破った> 10 00:02:00,326 --> 00:02:03,629 <なんと彼女は 既に死刑を 執行されたはずの➡ 11 00:02:03,629 --> 00:02:06,132 双子の姉・美柳ちなみ> 12 00:02:06,132 --> 00:02:08,401 <その霊体だった!> 13 00:02:08,401 --> 00:02:13,139 (あやめ:美柳の声) 美柳ちなみよ。 今は 死者やってるわ。 14 00:02:13,139 --> 00:02:15,641 <本物の あやめさんはどこに!> 15 00:02:15,641 --> 00:02:18,828 <そして 真宵ちゃんは…> 16 00:02:18,828 --> 00:02:38,314 ♬~ 17 00:02:38,314 --> 00:02:52,645 ♬~ 18 00:02:52,645 --> 00:03:09,812 ♬~ 19 00:03:09,812 --> 00:03:19,805 ♬~ 20 00:03:19,805 --> 00:03:27,146 ♬~ 21 00:03:27,146 --> 00:03:30,633 ♬~ 22 00:03:30,633 --> 00:03:47,833 ♬~ 23 00:04:00,696 --> 00:04:03,799 (ゴドー)美柳ちなみ…もう➡ 24 00:04:03,799 --> 00:04:06,302 正体を隠すつもりは ねえようだな。 25 00:04:06,302 --> 00:04:09,972 (美柳)そうね。あたし もう死んでるから。➡ 26 00:04:09,972 --> 00:04:13,993 あなた達には 死者を罰することは できない でしょ? 27 00:04:13,993 --> 00:04:17,963 (裁判長)な なんという…。 これは 綾里キミ子が書いた➡ 28 00:04:17,963 --> 00:04:22,635 犯行の指示書だ。 君は それに協力したのか? 29 00:04:22,635 --> 00:04:26,806 そうよ。あたしが 死刑囚だったからでしょうね。➡ 30 00:04:26,806 --> 00:04:30,142 親子で会うのは 意外に楽だったわ。➡ 31 00:04:30,142 --> 00:04:32,344 その時 あの計画を聞いたの。 32 00:04:32,344 --> 00:04:35,297 (裁判長)計画…というのは? 33 00:04:35,297 --> 00:04:37,817 綾里真宵の殺害よ。 34 00:04:37,817 --> 00:04:40,302 なんだって!? 真宵ちゃんを…。 35 00:04:40,302 --> 00:04:44,306 あたしが あの子を殺して その罪を あやめに着せる。 36 00:04:44,306 --> 00:04:47,927 ちょっと狂ったけど 計画は成功したわ! 37 00:04:47,927 --> 00:04:50,796 ウソだ!真宵ちゃんは 閉じ込められているだけだ! 38 00:04:50,796 --> 00:04:52,815 あの修験洞に…。 39 00:04:52,815 --> 00:04:55,915 あいかわらずマヌケなのね… リュウちゃん。 40 00:04:57,837 --> 00:05:02,808 今だから教えてあげる。 大嫌いだったわ あなたのこと。 41 00:05:02,808 --> 00:05:05,845 初めて会った時から。 甘ったれで➡ 42 00:05:05,845 --> 00:05:08,130 人を信じることしかできない。 43 00:05:08,130 --> 00:05:10,132 どうして真宵ちゃんを! 44 00:05:10,132 --> 00:05:13,919 フン…自分の娘を家元にする➡ 45 00:05:13,919 --> 00:05:16,639 それが綾里キミ子のすべてよ。➡ 46 00:05:16,639 --> 00:05:20,643 そのためには 本家の娘が ジャマだった…それだけ。 47 00:05:20,643 --> 00:05:22,645 春美ちゃんを家元に…。 48 00:05:22,645 --> 00:05:24,864 (裁判長)その「家元」というのは? 49 00:05:24,864 --> 00:05:29,151 政財界にも影響力を持つ 倉院流霊媒道…。➡ 50 00:05:29,151 --> 00:05:32,972 綾里キミ子と美柳ちなみは その分家の人間だ。➡ 51 00:05:32,972 --> 00:05:37,476 そして 本家の跡取りこそが 綾里真宵ってわけだ。 52 00:05:37,476 --> 00:05:42,031 本家の血が絶えれば 家元の座は 分家に転がり込む。 53 00:05:42,031 --> 00:05:46,835 綾里キミ子は それだけのために 霊力の強い春美を育てたのよ。 54 00:05:46,835 --> 00:05:48,354 やめろっ!! (バン!) 55 00:05:48,354 --> 00:05:51,540 第一 そんな計画 春美ちゃんが認めるわけがない! 56 00:05:51,540 --> 00:05:54,310 春美の意思なんて関係ないの。 57 00:05:54,310 --> 00:05:58,797 何にも知らないお子様は ただ ママの言う通り霊媒すればいい。 58 00:05:58,797 --> 00:06:03,319 あとは身体を乗っ取った あんたが 始末をつける…ってわけかい。 59 00:06:03,319 --> 00:06:06,755 そういうこと。 ホント…最低の➡ 60 00:06:06,755 --> 00:06:08,757 この世で最も くだらない計画。 61 00:06:08,757 --> 00:06:12,161 (バン!) だったら なぜ! そんな計画に手を貸したんだ! 62 00:06:12,161 --> 00:06:14,830 (美柳) あたしは あたしのためにしか 動かないわ。➡ 63 00:06:14,830 --> 00:06:17,800 手を貸したのは 自分の目的を果たすため。 64 00:06:17,800 --> 00:06:19,802 な なんだって…。 65 00:06:19,802 --> 00:06:21,937 そう。復讐よ。 66 00:06:21,937 --> 00:06:24,490 復讐…か…。 67 00:06:24,490 --> 00:06:27,142 (美柳)1日だって 忘れたことはないわ。➡ 68 00:06:27,142 --> 00:06:30,842 あたしが死刑になったのは… あの女のせい。 69 00:06:34,633 --> 00:06:36,635 千尋さん…。 (バン…) 70 00:06:36,635 --> 00:06:40,306 あの屈辱 思い知らせてやりたかった。 (バン バン…) 71 00:06:40,306 --> 00:06:43,842 あの女に 同じ思いを 味わわせてやりたかったのよ! (バン バン…) 72 00:06:43,842 --> 00:06:46,312 なんて奴だ…。 73 00:06:46,312 --> 00:06:49,465 あの女は あたしより先に 死んでしまった。 74 00:06:49,465 --> 00:06:53,485 でも 肉体は消えても 魂は永遠に残る。 75 00:06:53,485 --> 00:06:56,271 あの女にとって 一番大切な者の命を➡ 76 00:06:56,271 --> 00:06:58,290 この手で奪ってやる! 77 00:06:58,290 --> 00:07:00,809 それこそが あたしの復讐だったのよ! 78 00:07:00,809 --> 00:07:04,647 ふざけるな!そんなことのために 真宵ちゃんを! 79 00:07:04,647 --> 00:07:07,666 (美柳)ハッ!死者に 何を言っても無駄よ。➡ 80 00:07:07,666 --> 00:07:10,069 どう あがこうと あんた達は あたしを➡ 81 00:07:10,069 --> 00:07:12,087 どうすることも できないんだから! 82 00:07:12,087 --> 00:07:13,689 ぐっ…。 83 00:07:13,689 --> 00:07:16,175 (美柳の声) あの夜 午後9時半ごろ➡ 84 00:07:16,175 --> 00:07:18,644 あたしは この世に降りてきた。➡ 85 00:07:18,644 --> 00:07:21,797 髪を結い直して 頭巾を用意したわ。➡ 86 00:07:21,797 --> 00:07:26,585 そして そばにあった杖を持って 葉桜院を出たの。➡ 87 00:07:26,585 --> 00:07:30,990 奥の院で会った住職は あたしを あやめだと思い込んだわ。➡ 88 00:07:30,990 --> 00:07:35,577 離れで修行の支度をしている 綾里真宵を残して➡ 89 00:07:35,577 --> 00:07:37,963 本堂に帰って行った。➡ 90 00:07:37,963 --> 00:07:41,900 中庭の灯籠の前で あたしは あの子を追い詰めた。➡ 91 00:07:41,900 --> 00:07:46,305 そして 物置で拾った小刀で 切りかかったの。 92 00:07:46,305 --> 00:07:47,923 (刺す音) 93 00:07:47,923 --> 00:07:51,043 それで お お前は… 真宵ちゃんを!? 94 00:07:51,043 --> 00:07:56,198 それが 不思議なことに そこからの記憶がないの。 95 00:07:56,198 --> 00:08:00,085 気が遠くなって…あたし 刺されたような気がするわ。 96 00:08:00,085 --> 00:08:02,521 刺された?一体 誰に!? 97 00:08:02,521 --> 00:08:05,591 決まってるでしょ 綾里真宵よ。➡ 98 00:08:05,591 --> 00:08:08,143 あいつは あたしを殺したのよ! 99 00:08:08,143 --> 00:08:11,480 そんな!真宵ちゃんが そんなこと! 100 00:08:11,480 --> 00:08:16,568 (美柳の声) 意識が薄れて あたし 灯籠に名前を書いたわ。➡ 101 00:08:16,568 --> 00:08:21,507 夢中だった。綾里真宵に 疑いがかかるように。 102 00:08:21,507 --> 00:08:24,093 クッ…なんて執念だ。 103 00:08:24,093 --> 00:08:27,646 (美柳の声) そして 次に意識を取り戻した時➡ 104 00:08:27,646 --> 00:08:31,767 あたしは 奥の院の 修験洞の中にいた。 105 00:08:31,767 --> 00:08:35,070 修験洞…なぜ そんなところに? 106 00:08:35,070 --> 00:08:38,123 (美柳)フッ…こっちが聞きたいわ。 あたしは すぐ➡ 107 00:08:38,123 --> 00:08:41,810 綾里真宵の死体を 確認しに行きたかった。でも…➡ 108 00:08:41,810 --> 00:08:43,910 できなかったわ。 109 00:08:47,466 --> 00:08:50,085 そうか…からくり錠! 110 00:08:50,085 --> 00:08:53,639 (美柳の声) いまいましい鍵を開けるのに 何時間もかかったわ。➡ 111 00:08:53,639 --> 00:08:58,227 やっと解除できたと思ったら 突然 あの地震が起きたの。➡ 112 00:08:58,227 --> 00:09:02,281 そして その時 奇跡が起こった。➡ 113 00:09:02,281 --> 00:09:06,135 あやめが飛び込んできたの。 たった1人で。➡ 114 00:09:06,135 --> 00:09:10,472 あの子から状況を聞き出して…➡ 115 00:09:10,472 --> 00:09:13,992 代わりに修験洞に 閉じ込めておいたわ。➡ 116 00:09:13,992 --> 00:09:17,312 その時 すべてが わかったの。 117 00:09:17,312 --> 00:09:19,314 どういうことだ? 118 00:09:19,314 --> 00:09:24,253 (美柳) あたしは大きな勘違いをしていた。 あの晩 あたしを呼び出したのは➡ 119 00:09:24,253 --> 00:09:26,638 綾里春美だと思っていたわ。 120 00:09:26,638 --> 00:09:29,741 そいつが 綾里キミ子の 指示だったからな。 121 00:09:29,741 --> 00:09:35,280 でも違った。事件当夜 実際に あたしを霊媒していたのは…。 122 00:09:35,280 --> 00:09:39,034 天流斎エリス先生 綾里舞子さんだ。 123 00:09:39,034 --> 00:09:43,489 そう!だから あの時 意識が途切れて➡ 124 00:09:43,489 --> 00:09:46,975 灯籠の前に現れたのは 彼女の死体だった!➡ 125 00:09:46,975 --> 00:09:49,478 綾里真宵は 殺すことは出来なかった。➡ 126 00:09:49,478 --> 00:09:52,131 でも その代わり あの子は この世で➡ 127 00:09:52,131 --> 00:09:55,331 最も大きな罪を 犯すことになった…。 128 00:09:57,986 --> 00:10:02,841 (美柳の声) そう。自分の母親を 殺害するという罪を!➡ 129 00:10:02,841 --> 00:10:08,641 そして罪の意識に耐えられず 綾里真宵は自ら命を絶ったのよ。 130 00:10:10,132 --> 00:10:12,217 ウソだ…そんなバカな話! 131 00:10:12,217 --> 00:10:14,486 (美柳) 考えれば わかるじゃない。➡ 132 00:10:14,486 --> 00:10:17,556 事件の後 綾里真宵は消えてしまった。 133 00:10:17,556 --> 00:10:20,008 じゃあ どこだっていうんだ! 真宵ちゃんは! 134 00:10:20,008 --> 00:10:23,212 あの川の底よ。 ハッ…。 135 00:10:23,212 --> 00:10:27,132 (美柳の声)母親を殺した罪に 絶望した あの子は➡ 136 00:10:27,132 --> 00:10:31,637 川に身を投げたのよ。 決して死体のあがることのない➡ 137 00:10:31,637 --> 00:10:33,939 あの急流にね! 138 00:10:33,939 --> 00:10:35,991 違う!真宵ちゃんは➡ 139 00:10:35,991 --> 00:10:38,160 修験洞に閉じ込められて…。 (携帯の着信音) 140 00:10:38,160 --> 00:10:41,146 おっと 電話が俺を呼んでるぜ。 (ピッ) 141 00:10:41,146 --> 00:10:44,132 ゴ ゴドー検事 こんな時に…。 142 00:10:44,132 --> 00:10:46,134 (ゴドー) わかった。ご苦労だったな。 143 00:10:46,134 --> 00:10:48,153 (ピッ) たった今➡ 144 00:10:48,153 --> 00:10:52,074 修験堂の扉の からくり錠が すべて解除されたそうだ。 145 00:10:52,074 --> 00:10:54,309 なんだって!? それで 真宵ちゃんは!? 146 00:10:54,309 --> 00:10:57,980 修験洞の中から保護されたのは➡ 147 00:10:57,980 --> 00:11:01,099 葉桜院あやめ。被告人だ。 148 00:11:01,099 --> 00:11:03,135 じゃあ 真宵ちゃんは…。 149 00:11:03,135 --> 00:11:06,688 修験洞の中には 他に誰もいなかったそうだ。 150 00:11:06,688 --> 00:11:09,975 そんな…。 だから言ったじゃない。 151 00:11:09,975 --> 00:11:14,029 あの子は川の底よ。 もう死んだのよ! 152 00:11:14,029 --> 00:11:17,566 (バン!) うおおぉ~っ!! 153 00:11:17,566 --> 00:11:23,822 あっはははっ…計画は大成功! あたしの勝ちね。➡ 154 00:11:23,822 --> 00:11:26,642 これで あんた達も わかったでしょ? 155 00:11:26,642 --> 00:11:30,145 だって 綾里真宵が姿を隠す場所は➡ 156 00:11:30,145 --> 00:11:33,348 もう どこにも ありえないんだから! 157 00:11:33,348 --> 00:11:35,334 (ゴドー)クッ…。 158 00:11:35,334 --> 00:11:39,304 まるほどう こんな言葉を知ってるかい? 159 00:11:39,304 --> 00:11:42,641 ありえないことを 消去していけば➡ 160 00:11:42,641 --> 00:11:45,911 最後に残るのは たった1つの真実だ。 161 00:11:45,911 --> 00:11:49,431 たった1つの…真実。 162 00:11:49,431 --> 00:11:53,802 《確かに真宵ちゃんは あの夜から どこにもいない》 163 00:11:53,802 --> 00:11:56,822 《葉桜院にも 奥の院にも…➡ 164 00:11:56,822 --> 00:12:02,461 あの川の底でもないとすれば 残るは…》 165 00:12:02,461 --> 00:12:05,797 《そうか…あるじゃないか!➡ 166 00:12:05,797 --> 00:12:07,797 たった1か所だけ…》 167 00:12:09,801 --> 00:12:14,323 美柳ちなみさん 1か所だけ忘れていましたよ。 168 00:12:14,323 --> 00:12:16,975 真宵ちゃんがいる 可能性のある場所を。 169 00:12:16,975 --> 00:12:20,646 今さらハッタリ? 他にどこが あるって言うのよ! 170 00:12:20,646 --> 00:12:24,149 じゃあ聞こう。 たった今 この瞬間➡ 171 00:12:24,149 --> 00:12:26,518 君を霊媒しているのは誰だ? 172 00:12:26,518 --> 00:12:29,972 (美柳) そんなの決まってるじゃない! 綾里春美➡ 173 00:12:29,972 --> 00:12:33,475 何にも知らない あの お子様よ! 174 00:12:33,475 --> 00:12:36,812 春美ちゃんじゃない。 彼女は今 ここで➡ 175 00:12:36,812 --> 00:12:38,630 この裁判を観ているからね。 176 00:12:38,630 --> 00:12:41,300 (美柳)ハァ?じゃあ 一体…。 177 00:12:41,300 --> 00:12:44,786 1人しかいないだろう。 君を呼び出せるのは➡ 178 00:12:44,786 --> 00:12:47,072 綾里真宵しかいない! 179 00:12:47,072 --> 00:12:49,725 な なんですって!? 180 00:12:49,725 --> 00:12:53,161 あの夜 計画に気付いた真宵ちゃんは➡ 181 00:12:53,161 --> 00:12:56,565 あえて自分の身体に 君の霊を呼び出したんだ。 182 00:12:56,565 --> 00:13:00,552 君から身を守るためにね。 そんな…。 183 00:13:00,552 --> 00:13:05,474 そう 真宵ちゃんが隠れていた場所 それは他のどこでもない! 184 00:13:05,474 --> 00:13:08,410 君自身だったんだ! 185 00:13:08,410 --> 00:13:10,645 いやあぁ~っ!! 186 00:13:10,645 --> 00:13:12,631 (ざわめき) (ダンダンダン!) 187 00:13:12,631 --> 00:13:15,067 (裁判長)静粛に!静粛にぃ! 188 00:13:15,067 --> 00:13:18,136 あ…あたしは信じないわ。 189 00:13:18,136 --> 00:13:21,807 あんな頭の悪そうな お人好しの小娘が➡ 190 00:13:21,807 --> 00:13:23,992 そんなこと思いつくわけがない。➡ 191 00:13:23,992 --> 00:13:27,913 誰よ?一体 誰が そんな知恵を与えたっていうの! 192 00:13:27,913 --> 00:13:31,583 それは…。 193 00:13:31,583 --> 00:13:33,983 ≪それは…≫ 194 00:13:37,139 --> 00:13:39,808 あ…あ…あぁ! 195 00:13:39,808 --> 00:13:43,295 (綾里千尋)もちろん 私よ。 196 00:13:43,295 --> 00:13:45,395 千尋さん! 197 00:15:19,324 --> 00:15:21,159 綾里千尋! 198 00:15:21,159 --> 00:15:23,895 久しぶりね 美柳ちなみさん。 199 00:15:23,895 --> 00:15:27,299 (ゴドー) やっぱり あんただったのかい。 200 00:15:27,299 --> 00:15:29,317 ええ…。 201 00:15:29,317 --> 00:15:32,437 クッ 厄介な女だぜ…。 202 00:15:32,437 --> 00:15:34,439 あんたが 一体なぜ!? 203 00:15:34,439 --> 00:15:38,977 ちなみさん あの晩あなたは 奥の院で真宵を追い詰めた。 204 00:15:38,977 --> 00:15:42,130 そして最後の瞬間 意識を失ったそうね。 205 00:15:42,130 --> 00:15:46,801 そう あたしは刺されたのよ。 綾里真宵にね! 206 00:15:46,801 --> 00:15:50,639 (千尋)実はその時 真宵の方も 気を失っていたの。 207 00:15:50,639 --> 00:15:54,693 つまり そこには 美柳ちなみを刺した第三者がいた。 208 00:15:54,693 --> 00:15:59,231 (千尋)次に意識が戻った時 真宵は修験堂にいた。➡ 209 00:15:59,231 --> 00:16:04,269 あの子は自分の置かれた状況を メモに書いて 私を霊媒したの。➡ 210 00:16:04,269 --> 00:16:08,206 これから どうするべきか 相談してくれたわ。 211 00:16:08,206 --> 00:16:10,208 あの小娘が あんたに! 212 00:16:10,208 --> 00:16:12,811 詳しい状況は わからなかった。 213 00:16:12,811 --> 00:16:15,514 でも はっきりしていることがあった。 それは? 214 00:16:15,514 --> 00:16:19,284 美柳ちなみを自由にしては いけないということ。 215 00:16:19,284 --> 00:16:22,470 私は真宵に2つのことを命じたの。 216 00:16:22,470 --> 00:16:25,140 すぐに美柳ちなみを霊媒すること。 217 00:16:25,140 --> 00:16:28,927 そして 助けが来るまで 自分を閉じ込めておくこと。 218 00:16:28,927 --> 00:16:32,297 じゃあ あの扉に からくり錠をかけたのは➡ 219 00:16:32,297 --> 00:16:33,965 真宵ちゃんだったのか! 220 00:16:33,965 --> 00:16:36,468 グズグズしていたら 美柳ちなみは➡ 221 00:16:36,468 --> 00:16:39,504 春美ちゃんに霊媒されていたわ。 もし そうなれば…。 222 00:16:39,504 --> 00:16:43,491 この悪魔は 綾里真宵を殺害しただろうな。 223 00:16:43,491 --> 00:16:46,611 幼い少女の身体を使って。 224 00:16:46,611 --> 00:16:49,598 バカな!この あたしが! 225 00:16:49,598 --> 00:16:54,135 いい加減 認めたら どうだ。 君達の計画は失敗したんだ! 226 00:16:54,135 --> 00:16:58,440 その通り。またしても…ね。 (美柳)またしても? 227 00:16:58,440 --> 00:17:02,644 思い出してみたら どうかな。 君の犯行は ただの一度も➡ 228 00:17:02,644 --> 00:17:05,313 成功したためしがないんだよ。 うっ! 229 00:17:05,313 --> 00:17:08,066 10年前の誘拐から始まって➡ 230 00:17:08,066 --> 00:17:10,569 僕を殺そうとしたこともあった。 231 00:17:10,569 --> 00:17:14,806 でも 違う人物を殺害した挙げ句 死刑になったわけだ。 232 00:17:14,806 --> 00:17:16,975 つくづくマヌケな話だね。 233 00:17:16,975 --> 00:17:19,294 もう笑う気にもなれない。 (美柳)だまれ! 234 00:17:19,294 --> 00:17:24,149 そして今回 君は またしくじった。 千尋さんのおかげでね。 235 00:17:24,149 --> 00:17:28,820 君の獲物 真宵ちゃんは ずっと目の前にいたのに! 236 00:17:28,820 --> 00:17:32,474 ぐっ!アヤサトチヒロォ…。 237 00:17:32,474 --> 00:17:36,811 貴様さえ 貴様さえいなければ…。 238 00:17:36,811 --> 00:17:41,299 そうよ。やっと わかったかしら? あなたは私には勝てないの。 239 00:17:41,299 --> 00:17:44,135 なんですって? 一生かかっても…➡ 240 00:17:44,135 --> 00:17:46,972 いいえ 死んでも勝てやしない。➡ 241 00:17:46,972 --> 00:17:51,476 この私の前で 永久に恥をかき続けるのよ! 242 00:17:51,476 --> 00:17:54,996 君は言った。 死者を罰することは出来ない。 243 00:17:54,996 --> 00:17:57,482 そして こうも言った。 肉体は消えても➡ 244 00:17:57,482 --> 00:17:59,985 その魂は永遠に残る。 245 00:17:59,985 --> 00:18:02,971 (千尋) それこそが逃れられない罰よ。➡ 246 00:18:02,971 --> 00:18:05,807 あなたは永久に美柳ちなみなの。➡ 247 00:18:05,807 --> 00:18:09,494 誰にも…私にすら勝てない 無力で卑怯な存在。 248 00:18:09,494 --> 00:18:12,964 そして そこから逃れる道は もう存在しない。 249 00:18:12,964 --> 00:18:15,300 死刑が執行された その日➡ 250 00:18:15,300 --> 00:18:18,003 あなたの細い橋は 燃え落ちてしまったのよ! 251 00:18:18,003 --> 00:18:20,305 うう…違う! 252 00:18:20,305 --> 00:18:25,644 そんな…コノ アタシガ キサマラナンカニィ! 253 00:18:25,644 --> 00:18:28,980 でも そんなことは もう どうでもいいんだ。 254 00:18:28,980 --> 00:18:32,133 それより! 255 00:18:32,133 --> 00:18:35,303 さっさと真宵ちゃんから 出て行ってもらおうか! 256 00:18:35,303 --> 00:18:38,323 ウウォォォー! 257 00:18:38,323 --> 00:18:42,827 アタシ…マダ…キエタクナーイ。 258 00:18:42,827 --> 00:18:45,827 ギィアアアー! 259 00:19:03,815 --> 00:19:09,804 (綾里真宵) ナルホド君…お姉ちゃん…。 260 00:19:09,804 --> 00:19:12,273 おかえり。真宵ちゃん。 261 00:19:12,273 --> 00:19:18,146 (裁判長) それでは あなたが本物の 葉桜院あやめさんなのですね。 262 00:19:18,146 --> 00:19:22,300 (あやめ)はい。 (裁判長)双子というだけあって よく似ておられる。➡ 263 00:19:22,300 --> 00:19:28,323 よろしい!判決を言い渡します! 264 00:19:28,323 --> 00:19:32,343 早すぎる木槌 カッコつかねぇぜ。 265 00:19:32,343 --> 00:19:34,646 (裁判長)ど どういうことですか? 266 00:19:34,646 --> 00:19:37,098 審理は まだ終わっていない。 267 00:19:37,098 --> 00:19:39,818 タチの悪い悪霊を退治して➡ 268 00:19:39,818 --> 00:19:42,821 めでたし めでたし…とは いかねぇってことだ。➡ 269 00:19:42,821 --> 00:19:48,460 倉院流霊媒道 家元 綾里舞子は 実際に命を落とした。 270 00:19:48,460 --> 00:19:52,213 だが その真犯人は まだわかっていねぇのさ。 271 00:19:52,213 --> 00:19:56,985 (裁判長) し しかし 本法廷では これ以上 審理の用意が…。 272 00:19:56,985 --> 00:19:58,470 (バン!) 273 00:19:58,470 --> 00:20:01,039 検察側は最後の証人を召喚する。 274 00:20:01,039 --> 00:20:03,141 そいつで ハッキリさせようじゃねぇか。 275 00:20:03,141 --> 00:20:06,341 誰が綾里舞子を殺害したのか! 276 00:20:08,213 --> 00:20:10,698 (千尋)本当にいいのね?検事さん。 277 00:20:10,698 --> 00:20:14,898 フッ もちろん かまわねぇさ。 弁護士さん。 278 00:20:17,472 --> 00:20:19,707 千尋…さん…? 279 00:20:19,707 --> 00:20:23,211 それで 最後の証人とは 一体? 280 00:20:23,211 --> 00:20:25,597 クッ 決まってるじゃねぇか。 281 00:20:25,597 --> 00:20:29,634 目の前で母親を殺害された その張本人さ。 282 00:20:29,634 --> 00:20:33,738 真宵ちゃんだって!?無理だ! あんな目に遭ったばかりなのに! 283 00:20:33,738 --> 00:20:36,241 真実を知るためだ! 284 00:20:36,241 --> 00:20:38,560 うむ。いいでしょう。 285 00:20:38,560 --> 00:20:41,212 本法廷は ここで いったん休廷。 286 00:20:41,212 --> 00:20:44,816 証人の準備ができ次第 審理を再開します。 287 00:20:44,816 --> 00:20:48,486 (ゴドー)いいか まるほどう。 これだけは言っておくぜ。 え? 288 00:20:48,486 --> 00:20:52,924 俺は決して あんたを認めねぇ。 いつだってそうだ。 289 00:20:52,924 --> 00:20:55,844 事件の裏を理解せず その場しのぎ…➡ 290 00:20:55,844 --> 00:21:00,398 そして肝心な所で キレイな お姉さんが現れて助けてくれる。➡ 291 00:21:00,398 --> 00:21:03,601 そんな奴に 一人前ヅラは させねぇ。 292 00:21:03,601 --> 00:21:07,301 今度こそ 貴様の力で かかってきな! 293 00:21:09,324 --> 00:21:12,944 (あやめ)ご心配 おかけしました。 無事でよかった。 294 00:21:12,944 --> 00:21:18,032 でも 時間がありません。 事件当夜のことを。 295 00:21:18,032 --> 00:21:21,019 あの晩 消灯の鐘を鳴らして…➡ 296 00:21:21,019 --> 00:21:24,389 10時半ごろ 電話がかかってきました。 297 00:21:24,389 --> 00:21:27,108 すぐに奥の院に来てほしいと。 298 00:21:27,108 --> 00:21:31,329 電話? 私 スノーモービルで急ぎました。 299 00:21:31,329 --> 00:21:33,698 でも 奥の院には行けなかった。 300 00:21:33,698 --> 00:21:36,401 おぼろ橋に落ちた 雷…。 301 00:21:36,401 --> 00:21:42,073 はい 私は指示された通り エリス様のご遺体を受け取って➡ 302 00:21:42,073 --> 00:21:44,108 葉桜院に戻ったのです。 303 00:21:44,108 --> 00:21:47,612 そして 境内に遺体を運んで 細工していたところを➡ 304 00:21:47,612 --> 00:21:50,832 毘忌尼さんに目撃されたんですね。 305 00:21:50,832 --> 00:21:53,484 あやめさん!教えてください! 306 00:21:53,484 --> 00:21:56,955 あなたに携帯電話で遺体を運ぶ 指示をしたのは誰ですか!? 307 00:21:56,955 --> 00:22:01,793 その人物こそが真犯人です! 308 00:22:01,793 --> 00:22:04,779 申し訳ありません! 私の口からは➡ 309 00:22:04,779 --> 00:22:08,816 どうしても 申し上げられないのです。 310 00:22:08,816 --> 00:22:12,370 (ドアが開く音) (係官) 被告人 裁判長がお呼びです。 311 00:22:12,370 --> 00:22:16,641 あの 成歩堂さん…私…。 312 00:22:16,641 --> 00:22:20,341 (係官)被告人 急ぐように! 313 00:22:28,803 --> 00:22:32,824 ナルホド君。 千尋さん。あの…真宵ちゃんは? 314 00:22:32,824 --> 00:22:36,578 具合は どうなんですか? 身体は心配ないわ。 315 00:22:36,578 --> 00:22:40,415 でも 心のほうは ひどく痛めつけられている。 316 00:22:40,415 --> 00:22:44,269 もしかして…エリス先生 お母さんのことを? 317 00:22:44,269 --> 00:22:49,641 ええ 医務室で話したわ。 私が知っていることは すべて。 318 00:22:49,641 --> 00:22:52,360 そうですか…。 319 00:22:52,360 --> 00:22:54,812 真宵は とても強い子よ。 320 00:22:54,812 --> 00:22:57,799 きっと受け止められるわ… すべてをね。 321 00:22:57,799 --> 00:23:00,268 すべて?どういうことですか? 322 00:23:00,268 --> 00:23:03,571 その答えは あなた自身で見つけるの。➡ 323 00:23:03,571 --> 00:23:07,492 今度こそ これが最後の闘いよ。 324 00:23:07,492 --> 00:23:12,413 真犯人…綾里舞子さんを 殺害したのは何者なのか。 325 00:23:12,413 --> 00:23:16,117 あの晩 事件は 奥の院の中庭で起こりました。 326 00:23:16,117 --> 00:23:19,871 犯人が偶然 そんな所にいたとは考えにくい。 327 00:23:19,871 --> 00:23:23,508 つまり 犯人は 最初から計画を知っていた。 328 00:23:23,508 --> 00:23:26,160 もう1つ。被害者の遺体は➡ 329 00:23:26,160 --> 00:23:28,863 振り子を使って 燃え上がる橋を渡されました。 330 00:23:28,863 --> 00:23:32,634 つまり 犯人自身は 橋を渡れなかった。 331 00:23:32,634 --> 00:23:38,334 犯人は事件の翌日 葉桜院側には いなかった人物。 332 00:23:40,491 --> 00:23:44,696 審理が再開します。 弁護人は入廷してください。 はい。 333 00:23:44,696 --> 00:23:49,784 私が協力できるのは ここまでね。 千尋さん。 334 00:23:49,784 --> 00:23:53,438 ここからは あなた1人の力で闘うの。 335 00:23:53,438 --> 00:23:57,338 わかっています。 ありがとう 千尋さん。 336 00:24:02,730 --> 00:24:05,700 《ついに決着の時が来た。➡ 337 00:24:05,700 --> 00:24:08,302 真宵ちゃんは 何を見たのか。➡ 338 00:24:08,302 --> 00:24:12,974 そして 綾里舞子さんを 殺害した犯人は誰なのか…➡ 339 00:24:12,974 --> 00:24:15,643 すべて明らかにするんだ。➡ 340 00:24:15,643 --> 00:24:18,546 この僕自身の手で…》 341 00:24:18,546 --> 00:24:22,467 (裁判長)審理の再開に先立って 報告があります。 342 00:24:22,467 --> 00:24:26,154 報告? 提出された2つの凶器➡ 343 00:24:26,154 --> 00:24:29,240 それぞれの血痕を調べた結果➡ 344 00:24:29,240 --> 00:24:33,945 被害者を殺害したのは 仕込み杖と断定されました。 345 00:24:33,945 --> 00:24:36,664 では 小刀に付着していた血痕は? 346 00:24:36,664 --> 00:24:42,070 少なくとも被害者のものではない とのことです。 347 00:24:42,070 --> 00:24:45,270 (ダン!) では 証人をここへ。 348 00:24:52,113 --> 00:24:55,013 真宵ちゃん。 349 00:24:58,469 --> 00:25:01,823 ナルホド君。 350 00:25:01,823 --> 00:25:11,799 ♬~ 351 00:25:11,799 --> 00:25:31,803 ♬~ 352 00:25:31,803 --> 00:25:51,823 ♬~ 353 00:25:51,823 --> 00:26:11,809 ♬~ 354 00:26:11,809 --> 00:26:30,809 ♬~ 355 00:30:32,787 --> 00:30:36,457 (ノック) (尾久)先生。先生。➡ 356 00:30:36,457 --> 00:30:38,726 そろそろ お出にならないと 遅れますよ。 357 00:30:38,726 --> 00:30:43,731 (ノック) (尾久)≪先生 入りますよ≫ 358 00:30:43,731 --> 00:30:45,783 (尾久)ん?あっ…➡ 359 00:30:45,783 --> 00:30:50,805 先生!た 大変だ…。 360 00:30:50,805 --> 00:30:53,124 (目暮)絞殺か…。 361 00:30:53,124 --> 00:30:55,126 (高木)ロープ状の紐で。 362 00:30:55,126 --> 00:30:58,979 被害者は この家の主 馬場貞子さん 62歳。