1 00:01:32,500 --> 00:01:35,870 (成歩堂)<真宵ちゃんのお母さん 綾里舞子の殺人事件➡ 2 00:01:35,870 --> 00:01:39,890 その背後にあったのは 倉院流霊媒道の家元をめぐる➡ 3 00:01:39,890 --> 00:01:43,477 本家と分家の悲しい因縁の物語> 4 00:01:43,477 --> 00:01:46,147 <最後に残された ただひとつの謎➡ 5 00:01:46,147 --> 00:01:49,400 綾里舞子を殺害した真犯人は 誰なのか!?> 6 00:01:49,400 --> 00:01:53,471 <すべてを刺し貫く真実が 今 明かされるっ!> 7 00:01:53,471 --> 00:02:12,973 ♬~ 8 00:02:12,973 --> 00:02:27,304 ♬~ 9 00:02:27,304 --> 00:02:44,488 ♬~ 10 00:02:44,488 --> 00:02:54,498 ♬~ 11 00:02:54,498 --> 00:03:01,822 ♬~ 12 00:03:01,822 --> 00:03:05,309 ♬~ 13 00:03:05,309 --> 00:03:22,509 ♬~ 14 00:03:36,807 --> 00:03:40,807 (ゴドー) それじゃあ 証人 名前と職業を 聞かせてもらえるかい? 15 00:03:42,997 --> 00:03:44,999 (綾里真宵)綾里真宵➡ 16 00:03:44,999 --> 00:03:48,302 成歩堂法律事務所の… 副所長です。 17 00:03:48,302 --> 00:03:51,755 事件当夜 あんたは 目の前で目撃した。 18 00:03:51,755 --> 00:03:55,810 綾里舞子が殺害される瞬間をな…。 19 00:03:55,810 --> 00:03:57,812 事件が起こった時➡ 20 00:03:57,812 --> 00:04:01,832 現場には2人のほかに 第三者が いたはずなんだ。 21 00:04:01,832 --> 00:04:04,318 そう 真犯人がね。 22 00:04:04,318 --> 00:04:06,987 違うよ!あの人は…あ! 23 00:04:06,987 --> 00:04:08,989 あの人? 24 00:04:08,989 --> 00:04:11,659 真宵ちゃん 見たのか? その人物を! 25 00:04:11,659 --> 00:04:15,146 見てない…だって ほら 現場は暗かったから! 26 00:04:15,146 --> 00:04:17,314 月明かりの中じゃ➡ 27 00:04:17,314 --> 00:04:19,583 誰がいたかなんて わからねぇはずさ。 28 00:04:19,583 --> 00:04:22,803 そうだよ 見えるわけが…。 そうは いかない。 29 00:04:22,803 --> 00:04:25,306 え…。 今 君は こう言った。 30 00:04:25,306 --> 00:04:28,025 「違う あの人は」って。 31 00:04:28,025 --> 00:04:30,728 つまり 知ってる人だったんだ。 32 00:04:30,728 --> 00:04:33,881 そして君は その人物を かばおうとしている。 33 00:04:33,881 --> 00:04:35,683 うう…。 34 00:04:35,683 --> 00:04:39,653 (裁判長) か かばうとは どういう意味なのですか?弁護人。 35 00:04:39,653 --> 00:04:43,674 《あの時 現場は暗かった… 犯人の姿は見えるはずがない。➡ 36 00:04:43,674 --> 00:04:45,876 それでも「見えた」としたら…》 37 00:04:45,876 --> 00:04:49,897 (バン!) 暗闇に潜んだ人物は見えない。 38 00:04:49,897 --> 00:04:53,651 しかし!闇の中だからこそ 「見える」こともある! 39 00:04:53,651 --> 00:04:56,487 おもしれぇ まるほどう。 40 00:04:56,487 --> 00:05:00,474 闇の中の真犯人… ハッキリさせようぜ! 41 00:05:00,474 --> 00:05:02,974 法廷のあかりを消してください! 42 00:05:06,213 --> 00:05:08,315 (裁判長)こ…これは いったい…。 43 00:05:08,315 --> 00:05:11,318 (ゴドー)クッ…。 44 00:05:11,318 --> 00:05:14,638 やってくれるじゃねぇか まるほどう。 45 00:05:14,638 --> 00:05:19,538 真宵ちゃん 君が闇の中で見たのは この光だったんだね? 46 00:05:22,146 --> 00:05:24,548 ち 違う! 47 00:05:24,548 --> 00:05:27,935 ずっと不思議でした。 あの現場の状況…➡ 48 00:05:27,935 --> 00:05:29,603 奇妙なことに犯人は➡ 49 00:05:29,603 --> 00:05:32,356 最も目立つ痕跡を 残したままだった。 50 00:05:32,356 --> 00:05:35,276 あ…。 こんなものを残したら➡ 51 00:05:35,276 --> 00:05:38,612 偽装工作の意味がありません。 いったい なぜ…。 52 00:05:38,612 --> 00:05:42,149 この証拠が提出された時のことを 思い出してください。 53 00:05:42,149 --> 00:05:45,502 ((バカな…この灯籠に 何か書いてあるってのか?)) 54 00:05:45,502 --> 00:05:49,139 ああ! 前にも同じことがありました。➡ 55 00:05:49,139 --> 00:05:52,826 あれは吐麗美庵で起こった 毒殺事件の裁判でしたね。 56 00:05:52,826 --> 00:05:56,830 ゴドー検事。 あなたには 見えない色がある。 57 00:05:56,830 --> 00:06:01,051 白にまぎれた赤。 あなたには それが見えない。 58 00:06:01,051 --> 00:06:03,851 だから現場の雪も 大量に持ち去ったんです。 59 00:06:05,806 --> 00:06:10,945 どうして この俺だけには 見えねぇんだろうなぁ。 60 00:06:10,945 --> 00:06:14,265 (バン!) 弁護側は あなたを告発します! 61 00:06:14,265 --> 00:06:17,985 綾里舞子殺害事件の 真犯人として! 62 00:06:17,985 --> 00:06:20,487 (ざわめき) 63 00:06:20,487 --> 00:06:23,591 それなら聞かせてくれよ まるほどう。 64 00:06:23,591 --> 00:06:27,311 どうして俺が綾里舞子を 殺さなきゃならねぇんだ? 65 00:06:27,311 --> 00:06:30,931 あなたは綾里舞子さんを 殺害したんじゃない…➡ 66 00:06:30,931 --> 00:06:33,831 綾里真宵を…守ったんです。 67 00:06:35,803 --> 00:06:38,339 クッ…残念だが➡ 68 00:06:38,339 --> 00:06:41,875 俺は見た目ほど 正義の味方じゃあ ねぇんだぜ。 69 00:06:41,875 --> 00:06:46,814 (バン!) 赤の他人を守るほどなぁ! 70 00:06:46,814 --> 00:06:49,500 あなたにとって真宵ちゃんは 赤の他人じゃない! 71 00:06:49,500 --> 00:06:52,503 なんだと? だって彼女は…➡ 72 00:06:52,503 --> 00:06:55,803 あなたの 一番大切な人の 妹ですからね。 73 00:06:58,475 --> 00:07:01,495 綾里…千尋…。 74 00:07:01,495 --> 00:07:03,831 その通りです。 75 00:07:03,831 --> 00:07:08,502 神乃木荘龍さん。 76 00:07:08,502 --> 00:07:12,806 (裁判長) 神乃木荘龍…あなたが! 77 00:07:12,806 --> 00:07:17,945 最後に その名前で呼ばれたのは もう6年以上前だぜ…。 78 00:07:17,945 --> 00:07:20,764 すべては ある裁判から始まりました。 79 00:07:20,764 --> 00:07:24,168 被告人が服毒自殺をした あの裁判から…。 80 00:07:24,168 --> 00:07:27,588 あの時 あなたは 千尋さんの横に立っていた。 81 00:07:27,588 --> 00:07:31,875 そして彼女は 美柳ちなみの犯行を 暴くことができなかった。 82 00:07:31,875 --> 00:07:34,812 (ゴドーの声)それから俺達は➡ 83 00:07:34,812 --> 00:07:38,712 あの誘拐事件を 徹底的に調べなおした。 84 00:07:41,318 --> 00:07:43,303 (綾里千尋・神乃木)((あ…➡ 85 00:07:43,303 --> 00:07:45,603 アハハ…)) 86 00:07:49,309 --> 00:07:53,109 (ゴドーの声) ひたむきに依頼人を信じる 純粋な彼女に…。 87 00:07:56,083 --> 00:07:59,470 (ゴドーの声) 俺は ひかれていたんだろうぜ。➡ 88 00:07:59,470 --> 00:08:03,524 そして あの運命の日 俺は美柳ちなみを呼び出した。➡ 89 00:08:03,524 --> 00:08:06,124 裁判所のキャフェテリアに。 90 00:08:09,163 --> 00:08:13,363 (ゴドーの声) そして俺は 長い眠りについた。 91 00:08:15,669 --> 00:08:18,555 (ゴドーの声)毒は神経中枢を ズタズタに蝕んだ。➡ 92 00:08:18,555 --> 00:08:22,659 視力は失われ… 髪の色も戻らなかった。➡ 93 00:08:22,659 --> 00:08:27,631 それから5年…奇跡的に目覚めた 俺を待っていたのは➡ 94 00:08:27,631 --> 00:08:31,268 絶望的な知らせだった。➡ 95 00:08:31,268 --> 00:08:36,140 愛した女は すでに殺害されて…➡ 96 00:08:36,140 --> 00:08:38,308 そして…➡ 97 00:08:38,308 --> 00:08:43,163 憎んだ女は すでに死刑判決をうけていた。 98 00:08:43,163 --> 00:08:47,634 おねぼうさんの俺に残された 生きる目的は ふたつ。 99 00:08:47,634 --> 00:08:50,370 そのために俺は検事になった。➡ 100 00:08:50,370 --> 00:08:54,141 ひとつめは あんただ まるほどう。 僕…。 101 00:08:54,141 --> 00:08:57,161 俺だったら死なせはしなかった! (バン!) 102 00:08:57,161 --> 00:09:01,799 (ゴド-)あんたがガキだったせいで 彼女は死んだんだ! 103 00:09:01,799 --> 00:09:05,085 俺は この手で あんたの力を試したかったのさ! 104 00:09:05,085 --> 00:09:09,640 そして もうひとつの理由は… 綾里真宵だ。 105 00:09:09,640 --> 00:09:14,678 千尋を守れなかった俺の せめてもの罪滅ぼしさ…。➡ 106 00:09:14,678 --> 00:09:19,583 1年前 倉院の里の事件で 逮捕された綾里キミ子が➡ 107 00:09:19,583 --> 00:09:22,970 何かを企むのは明白だった。➡ 108 00:09:22,970 --> 00:09:27,207 面会の会話を盗聴した俺は 計画書の存在を知った。➡ 109 00:09:27,207 --> 00:09:30,561 俺は先回りし その計画書をおさえた。➡ 110 00:09:30,561 --> 00:09:33,947 とんでもねぇ企てが書かれた 計画書を。➡ 111 00:09:33,947 --> 00:09:36,683 そのまま 破棄することもできたが➡ 112 00:09:36,683 --> 00:09:40,337 あえて 奴らの計画に 乗ることにした。➡ 113 00:09:40,337 --> 00:09:44,308 裏をかいて 決定的なダメージを 与えるために。➡ 114 00:09:44,308 --> 00:09:47,144 そのためには 協力者が必要だった。➡ 115 00:09:47,144 --> 00:09:51,148 計画の舞台になる葉桜院の 尼僧 あやめ。➡ 116 00:09:51,148 --> 00:09:54,501 そして 綾里舞子だ。➡ 117 00:09:54,501 --> 00:09:59,473 DL6号事件以来 警察は常に 彼女の動きをマークしていたんだ。 118 00:09:59,473 --> 00:10:03,994 だから 俺は 彼女に接触することができた。 119 00:10:03,994 --> 00:10:06,663 検事という身分のおかげでな。 120 00:10:06,663 --> 00:10:08,665 そして あの日。 121 00:10:08,665 --> 00:10:12,970 あやめから連絡を受けて 俺は 葉桜院に駆けつけた。➡ 122 00:10:12,970 --> 00:10:16,473 奴らの計画をつぶすポイントは たったひとつ➡ 123 00:10:16,473 --> 00:10:19,676 綾里春美に 霊媒させないことだった。 124 00:10:19,676 --> 00:10:21,678 それで あの夜➡ 125 00:10:21,678 --> 00:10:24,982 エリス先生は春美ちゃんを 自分の部屋に呼んだのか。 126 00:10:24,982 --> 00:10:28,001 (ゴドー) だが あの子は来なかった。 127 00:10:28,001 --> 00:10:30,304 奥の院へ向かったから。 128 00:10:30,304 --> 00:10:34,808 (ゴドー) だから 綾里舞子は霊媒したのさ。 美柳ちなみの霊を…➡ 129 00:10:34,808 --> 00:10:37,311 自分自身の身体に! 130 00:10:37,311 --> 00:10:39,830 先に霊を呼んでしまえば➡ 131 00:10:39,830 --> 00:10:42,149 春美ちゃんは もう霊媒できない。 132 00:10:42,149 --> 00:10:45,319 (ゴドーの声) 俺は 奥の院に身を潜めた。➡ 133 00:10:45,319 --> 00:10:50,023 もしもの時に 美柳ちなみを止めるためにな。 134 00:10:50,023 --> 00:10:54,478 さて 俺が認めるのは ここまでだぜ。 135 00:10:54,478 --> 00:10:58,482 え? (ゴドー) 残された謎は ただひとつ…➡ 136 00:10:58,482 --> 00:11:03,320 誰が 奥の院で 綾里舞子を殺害したか? 137 00:11:03,320 --> 00:11:06,473 (成歩堂・真宵)あ…。 なあ まるほどう。 138 00:11:06,473 --> 00:11:11,311 あんたが本物ならば 最後に立証してみせてくれよ。 139 00:11:11,311 --> 00:11:13,497 あんた自身の手でなぁ! 140 00:11:13,497 --> 00:11:17,484 ダメ!ナルホド君。 まって…おねがい…。 141 00:11:17,484 --> 00:11:19,469 真宵ちゃん。 142 00:11:19,469 --> 00:11:21,805 全部 聞いたの お姉ちゃんから! 143 00:11:21,805 --> 00:11:24,308 その人は お姉ちゃんとあたしのために➡ 144 00:11:24,308 --> 00:11:26,977 命をかけてくれたんだよ! わかってる! 145 00:11:26,977 --> 00:11:29,646 ハッ…。 でも だからと言って➡ 146 00:11:29,646 --> 00:11:32,149 その罪が消えるわけじゃない! 147 00:11:32,149 --> 00:11:35,549 僕は かならず見つけだす! 「真実」を! 148 00:13:07,477 --> 00:13:08,996 (バン!) 弁護側が提出する➡ 149 00:13:08,996 --> 00:13:11,815 最後の証拠品はコレです! 150 00:13:11,815 --> 00:13:13,834 (裁判長)これは…➡ 151 00:13:13,834 --> 00:13:16,636 美柳ちなみが握っていた小刀。 152 00:13:16,636 --> 00:13:19,473 はい。その先端には 血痕が残っています。 153 00:13:19,473 --> 00:13:24,811 しかし 被害者の命を奪ったのは こちらの刀では…。 154 00:13:24,811 --> 00:13:28,482 それでは この小刀の血痕は何か? 155 00:13:28,482 --> 00:13:31,485 考えられる答えは…ひとつ! 156 00:13:31,485 --> 00:13:35,639 最後の瞬間 美柳ちなみは 無意識に反撃したのです。 157 00:13:35,639 --> 00:13:38,809 真犯人に! (裁判長)なんですと! 158 00:13:38,809 --> 00:13:43,509 つまり!この小刀に残っているのは 犯人の血痕なのです! 159 00:13:44,998 --> 00:13:48,485 あの日 検事さんは手当ても 着替えもできなかったはずだよ。 160 00:13:48,485 --> 00:13:52,806 橋は燃えちゃったんだから! あ…真宵ちゃん…。 161 00:13:52,806 --> 00:13:55,475 あの晩 俺は 奥の院に閉じ込められて➡ 162 00:13:55,475 --> 00:13:58,145 傷を隠すことはできなかった。 163 00:13:58,145 --> 00:14:01,665 さあ どうする? 弁護士さんよぉっ! 164 00:14:01,665 --> 00:14:04,267 グハァ~!キュウ…。 165 00:14:04,267 --> 00:14:06,970 (ダン!) (裁判長)いかがですか 弁護人。➡ 166 00:14:06,970 --> 00:14:10,991 あなたは ゴドー検事を 「犯人」として告発しています。➡ 167 00:14:10,991 --> 00:14:14,978 それを立証できなければ ただちに判決と致します。 168 00:14:14,978 --> 00:14:20,050 《立証できるか? そんなことは問題じゃない。➡ 169 00:14:20,050 --> 00:14:23,637 立証する! 僕には それしかない!➡ 170 00:14:23,637 --> 00:14:28,137 それが 僕が学んだ 弁護士のルールなんだ!》 171 00:14:30,644 --> 00:14:35,649 立証します!お望みどおり 華麗に引導をたたきつけましょう! 172 00:14:35,649 --> 00:14:38,168 (バン!) おもしれぇ! 173 00:14:38,168 --> 00:14:42,168 あんたに あいつを超える 弁護なんざ できるわけがねぇ! 174 00:14:44,141 --> 00:14:47,377 きっと コレが一番いいんだね。 ナルホド君。 175 00:14:47,377 --> 00:14:50,163 (バン!) なぜ 傷が残らなかったか➡ 176 00:14:50,163 --> 00:14:53,150 発想を逆転させれば 答えは出ます! 177 00:14:53,150 --> 00:14:55,485 逆転…だと? 178 00:14:55,485 --> 00:14:58,655 衣服に痕跡が 残らなかった 「理由」ではなく…。 179 00:14:58,655 --> 00:15:03,310 (バン!) 犯人が傷を隠した その「方法」を示せばっ! 180 00:15:03,310 --> 00:15:05,312 なっ…千尋…。 181 00:15:05,312 --> 00:15:08,832 そう!犯人は 今も その傷を隠している。 182 00:15:08,832 --> 00:15:10,834 その…。 183 00:15:10,834 --> 00:15:14,471 (成歩堂・千尋)マスクの下に! 184 00:15:14,471 --> 00:15:17,974 うおっ!ぐあっ…。 185 00:15:17,974 --> 00:15:19,976 グ…。 186 00:15:19,976 --> 00:15:24,147 ゴドー検事。そのマスクを はずしていただけますか? 187 00:15:24,147 --> 00:15:29,347 そこに傷を確認できれば この事件は完全に解決します! 188 00:15:32,989 --> 00:15:37,144 ぐおおお…っ! 189 00:15:37,144 --> 00:15:39,844 ふぉっ…。 ハッ…。 190 00:15:44,317 --> 00:15:46,987 その必要はねぇさ。 191 00:15:46,987 --> 00:15:51,987 今 あんたに あいつの姿が 重なって見えたよ。 192 00:15:53,643 --> 00:15:57,647 あんたを許せねぇ… そう思っていた。 193 00:15:57,647 --> 00:15:59,166 検事さん。 194 00:15:59,166 --> 00:16:01,818 だが…そうじゃなかった。 195 00:16:01,818 --> 00:16:07,641 なんのことはねぇ。 俺が 本当に許せなかったのは…➡ 196 00:16:07,641 --> 00:16:10,310 この俺自身だったんだ。 197 00:16:10,310 --> 00:16:12,312 あなた自身…。 198 00:16:12,312 --> 00:16:18,335 千尋を守れなかったのは 他の誰でもねぇ…この俺だ。 199 00:16:18,335 --> 00:16:21,154 冷たい仮面で顔を隠して➡ 200 00:16:21,154 --> 00:16:23,807 本当の名前まで ほうり投げて➡ 201 00:16:23,807 --> 00:16:27,310 弁護士であることすら やめちまった。 202 00:16:27,310 --> 00:16:30,480 でも あなたは真宵ちゃんを 救ってくれました! 203 00:16:30,480 --> 00:16:35,819 ああ。俺も そのつもりだったさ。 ついさっきまではな。➡ 204 00:16:35,819 --> 00:16:38,305 あんたのおかげでハッキリしたぜ。 205 00:16:38,305 --> 00:16:41,641 俺は 誰かを 救おうとしたんじゃねぇのさ。 206 00:16:41,641 --> 00:16:46,496 ただ カラッポな自分の心を 救いたかっただけ。 207 00:16:46,496 --> 00:16:49,149 (ガン!) 千尋を守れなかった自分に➡ 208 00:16:49,149 --> 00:16:51,668 「言いワケ」したかったのさ!➡ 209 00:16:51,668 --> 00:16:56,723 あの夜 中庭の闇の中に あいつの姿が見えた時➡ 210 00:16:56,723 --> 00:17:01,711 心の片隅で 俺にはわかっていたはずなんだ。➡ 211 00:17:01,711 --> 00:17:06,716 目の前にいるのは 美柳ちなみじゃねぇ…ってな。 212 00:17:06,716 --> 00:17:09,636 うう…。 綾里舞子は➡ 213 00:17:09,636 --> 00:17:12,472 あの女の暴走を 止めていたかもしれねぇ。➡ 214 00:17:12,472 --> 00:17:15,772 だが 俺は刃を突きたてた。 215 00:17:20,664 --> 00:17:22,315 (ゴドー)((グアッ!)) 216 00:17:22,315 --> 00:17:27,137 あの刹那 俺の心に 本当は何があった?➡ 217 00:17:27,137 --> 00:17:31,641 綾里真宵を守ろうとする 純粋なキモチだったのか? 218 00:17:31,641 --> 00:17:35,645 それとも… 俺のすべてを奪った➡ 219 00:17:35,645 --> 00:17:39,666 あの女への報われることのない 復讐だったのか…➡ 220 00:17:39,666 --> 00:17:46,990 今となっては… もう わからねぇのさ。 221 00:17:46,990 --> 00:17:50,477 だが 今日 やっとわかったことがある。 222 00:17:50,477 --> 00:17:53,830 思い上がってたのは 俺のほうだったってな。 223 00:17:53,830 --> 00:17:57,130 教えてくれたのは あんたさ。 224 00:17:59,169 --> 00:18:04,157 あんたは逃げなかった。 彼女の…千尋の死から。➡ 225 00:18:04,157 --> 00:18:08,311 そして 彼女の「弁護」を シッカリ受け継いでいた。➡ 226 00:18:08,311 --> 00:18:12,482 あの一瞬 それが ハッキリわかったのさ。 227 00:18:12,482 --> 00:18:17,504 もう 何も言うことはねぇ。 228 00:18:17,504 --> 00:18:19,639 ゴドー検事…。 229 00:18:19,639 --> 00:18:22,492 よかったら 覚えといてくれるかい? 230 00:18:22,492 --> 00:18:28,581 俺の名前は…神乃木荘龍だぜ。 231 00:18:28,581 --> 00:18:32,836 神乃木さん! あたし 信じてますから。 232 00:18:32,836 --> 00:18:35,805 あなたは あたしを 助けてくれたんだって! 233 00:18:35,805 --> 00:18:40,405 お姉ちゃんも お母さんも きっと あなたを信じてる! 234 00:18:47,000 --> 00:18:49,552 ああ ありがとうよ。 235 00:18:49,552 --> 00:18:51,988 傷口から血が! クッ! 236 00:18:51,988 --> 00:18:54,974 忘れたのかい?俺の世界に➡ 237 00:18:54,974 --> 00:18:57,644 赤は存在しねぇんだぜ。 238 00:18:57,644 --> 00:19:02,649 こいつはきっと…俺の涙なのさ。➡ 239 00:19:02,649 --> 00:19:06,469 長い眠りからさめた あの日から➡ 240 00:19:06,469 --> 00:19:10,490 俺はずっと このときを 待っていたのかもしれねぇ。 241 00:19:10,490 --> 00:19:13,660 覚えておくといい お嬢ちゃん。 242 00:19:13,660 --> 00:19:19,060 男が泣くのは… すべてを終えたときだけだぜ。 243 00:19:22,435 --> 00:19:24,471 (ダン!) 今度こそ➡ 244 00:19:24,471 --> 00:19:27,140 すべてが終わったのですね。 245 00:19:27,140 --> 00:19:29,893 被告人 判決の前に 何か➡ 246 00:19:29,893 --> 00:19:32,662 言っておくことは ありますか? 247 00:19:32,662 --> 00:19:37,467 (あやめ)それでは ひとつだけ 成歩堂さんに。 248 00:19:37,467 --> 00:19:41,821 あなたに…お詫びしなければ ならないことがあります。 249 00:19:41,821 --> 00:19:45,125 お詫びを…僕にですか? はい。 250 00:19:45,125 --> 00:19:48,978 6年前 恋人だった あなたの命を狙った➡ 251 00:19:48,978 --> 00:19:52,649 お姉さまの事件です。 252 00:19:52,649 --> 00:19:57,303 実は…6年経った今でも まだ信じられないんです。➡ 253 00:19:57,303 --> 00:20:00,640 彼女が僕に あんなことをしたなんて…。 254 00:20:00,640 --> 00:20:02,642 ムリもありません。 255 00:20:02,642 --> 00:20:05,628 お2人は お互いのことを よく知らなかったのですから。 256 00:20:05,628 --> 00:20:09,449 え…どういうことですか? あなたと お姉様は➡ 257 00:20:09,449 --> 00:20:12,018 たった2回しか 会ったことがないんです。 258 00:20:12,018 --> 00:20:14,087 え…2回!? 259 00:20:14,087 --> 00:20:16,473 (あやめ) あの運命の日が一度目。➡ 260 00:20:16,473 --> 00:20:18,541 大学での殺人事件。 261 00:20:18,541 --> 00:20:20,827 あの時が二度目。 262 00:20:20,827 --> 00:20:24,280 成歩堂さんと お姉様が会ったのは この2回だけなのです。 263 00:20:24,280 --> 00:20:26,082 そんなハズは…。 264 00:20:26,082 --> 00:20:29,669 (あやめ) あの小ビンが成歩堂さんの 手にわたってから➡ 265 00:20:29,669 --> 00:20:33,990 お姉様は一刻も早く それを取り戻したかった。➡ 266 00:20:33,990 --> 00:20:37,444 キケンな存在である あなたを すぐにでも…。 267 00:20:37,444 --> 00:20:42,999 私 これ以上 お姉様に 罪を重ねてほしくなかった。 268 00:20:42,999 --> 00:20:46,486 必死にお願いをして 待っていただきました。 269 00:20:46,486 --> 00:20:52,041 かわりに 私がペンダントを 取り戻すからと。 270 00:20:52,041 --> 00:20:55,128 でも…私には できなかった。 271 00:20:55,128 --> 00:20:59,999 あなたが あんなにもよろこび 大切にされていたので…。 272 00:20:59,999 --> 00:21:03,636 取り戻せないまま半年が過ぎ➡ 273 00:21:03,636 --> 00:21:09,325 しびれを切らせたお姉様は あんな恐ろしいことを…。➡ 274 00:21:09,325 --> 00:21:13,096 あなたに寄せる私の想いを おきざりにして…。 275 00:21:13,096 --> 00:21:16,015 私はダメだったんです。 276 00:21:16,015 --> 00:21:20,620 あなたも お姉様も 守ることができなかった…。 277 00:21:20,620 --> 00:21:24,791 ただ あなたを あざむいてしまったのです。 278 00:21:24,791 --> 00:21:27,291 あやめさん…。 279 00:21:29,829 --> 00:21:32,332 ひとつだけ言わせてください。 280 00:21:32,332 --> 00:21:35,185 あなたのやさしさに ウソはなかった。 281 00:21:35,185 --> 00:21:38,004 美柳ちなみが 死刑判決を受けても➡ 282 00:21:38,004 --> 00:21:41,441 それだけは信じていました。 283 00:21:41,441 --> 00:21:44,327 申し訳ありませんでした。 284 00:21:44,327 --> 00:21:46,412 リュウちゃん…。 285 00:21:46,412 --> 00:21:52,012 あなたは やっぱり… 僕の思ったとおりの人でした。 286 00:21:54,003 --> 00:21:56,203 ありがとう…。 287 00:21:59,075 --> 00:22:02,829 今まで いったい何杯の 「闇」をあおったか➡ 288 00:22:02,829 --> 00:22:07,333 覚えていねえ…。 しかし今日 この1杯こそは➡ 289 00:22:07,333 --> 00:22:09,833 何よりも すばらしい。 290 00:22:12,155 --> 00:22:16,655 あんたも そう思うだろう? 成歩堂龍一。 291 00:22:18,995 --> 00:22:21,995 ええ そうかもしれません。 292 00:22:25,201 --> 00:22:27,186 (ダン!) それでは➡ 293 00:22:27,186 --> 00:22:31,086 罪状を「殺人」にかぎって 判決を下します! 294 00:22:33,660 --> 00:22:35,328 (歓声と拍手) 295 00:22:35,328 --> 00:22:37,528 (裁判長)これにて 閉廷! 296 00:22:38,998 --> 00:22:42,502 おめでとう 真宵ちゃん! ありがとう ナルホド君。 297 00:22:42,502 --> 00:22:45,588 やっぱり お姉ちゃんの 言ったとおりだったよ! え…。 298 00:22:45,588 --> 00:22:48,508 あの夜 メモに書いてくれたの。 299 00:22:48,508 --> 00:22:52,495 ナルホド君なら きっと みんなを助けてくれるって! 300 00:22:52,495 --> 00:22:55,265 千尋さん…。 301 00:22:55,265 --> 00:22:59,419 御剣! (御剣)その…何というか…。 302 00:22:59,419 --> 00:23:02,822 よくやったな 成歩堂。 303 00:23:02,822 --> 00:23:05,522 お前のおかげだよ 御剣。 304 00:23:07,660 --> 00:23:11,180 (矢張)おいおい!俺を 忘れてもらっちゃ困るぜ! 305 00:23:11,180 --> 00:23:14,017 (糸鋸)いやいや 自分もッス! 2人の手となり足となり…。 306 00:23:14,017 --> 00:23:15,852 (糸鋸・矢張)ギャーッ! (狩魔 冥)フン…。 307 00:23:15,852 --> 00:23:18,321 感謝しなさい 成歩堂龍一。 308 00:23:18,321 --> 00:23:22,158 奥の院から この子を連れてきたわ。 309 00:23:22,158 --> 00:23:23,826 はみちゃん! 春美ちゃん! 310 00:23:23,826 --> 00:23:27,196 (綾里春美)う…真宵さまぁ~! 311 00:23:27,196 --> 00:23:30,183 はみちゃん カレーまみれだよ。 312 00:23:30,183 --> 00:23:33,820 あの わたくし 家元様の掛け軸を…。 313 00:23:33,820 --> 00:23:36,689 キレイにしてくれてたの? 314 00:23:36,689 --> 00:23:40,994 ありがと!もう あたしを おいていっちゃ やだよ! 315 00:23:40,994 --> 00:23:43,997 (春美)真宵さまぁ~! 316 00:23:43,997 --> 00:23:47,183 《真宵ちゃん達を見て 僕は思った。➡ 317 00:23:47,183 --> 00:23:49,335 この事件は みな それぞれが➡ 318 00:23:49,335 --> 00:23:52,989 大切なものを守ろうとして おきてしまったんだと》 319 00:23:52,989 --> 00:23:57,827 《はたして僕の弁護は 誰かを守りえたのだろうか…》 320 00:23:57,827 --> 00:23:59,996 (千尋の声)ナルホド君…。➡ 321 00:23:59,996 --> 00:24:02,665 あなたは みんなをすくったわ。➡ 322 00:24:02,665 --> 00:24:06,486 私のできなかったことを やりとげてくれた。➡ 323 00:24:06,486 --> 00:24:08,671 ありがとう。➡ 324 00:24:08,671 --> 00:24:11,871 また いつか会いましょう ナルホド君。 325 00:24:14,994 --> 00:24:18,831 《誰かのために どれだけ強くなれるか…➡ 326 00:24:18,831 --> 00:24:21,334 それこそが人間の価値。➡ 327 00:24:21,334 --> 00:24:25,004 弁護士は つねに その価値を試される戦士なんだ》 328 00:24:25,004 --> 00:24:26,489 (シャッター音) 329 00:24:26,489 --> 00:24:28,825 《戦いの末に結ばれた絆は➡ 330 00:24:28,825 --> 00:24:32,512 たとえ断ち切られても 必ずよみがえる。➡ 331 00:24:32,512 --> 00:24:36,449 この素晴らしい仲間達が その証人だ!》 332 00:24:36,449 --> 00:24:50,496 ♬~ 333 00:24:50,496 --> 00:24:57,487 ♬~ 334 00:24:57,487 --> 00:25:06,012 ♬~ 335 00:25:06,012 --> 00:25:14,487 ♬~ 336 00:25:14,487 --> 00:25:26,499 ♬~ 337 00:25:26,499 --> 00:25:46,502 ♬~ 338 00:25:46,502 --> 00:26:03,503 ♬~ 339 00:26:03,503 --> 00:26:18,334 ♬~ 340 00:26:18,334 --> 00:26:22,155 フッ まだまだ甘いな 成歩堂。 341 00:26:22,155 --> 00:26:26,459 よ~し いっちょやるよ ナルホド君! うん。 342 00:26:26,459 --> 00:26:29,559 異議あり!! 343 00:30:33,956 --> 00:30:36,292 (コナン)京極 真。 344 00:30:36,292 --> 00:30:39,979 杯戸高校空手部主将で園子の彼氏。 345 00:30:39,979 --> 00:30:44,579 400戦無敗の彼が 今回 対戦するのは…。 346 00:30:47,453 --> 00:30:50,623 <瞳はMAX クリエイション! 推理は明日へ リアクション!> 347 00:30:50,623 --> 00:30:54,627 <鈴木財閥 ビッグジュエルに 怪盗 最強 2人が激突!> 348 00:30:54,627 --> 00:30:57,963 <たった1つの真実 見抜く 見た目は子供 頭脳は大人> 349 00:30:57,963 --> 00:30:59,965 <その名は 名探偵コナン!>