1 00:01:32,677 --> 00:01:37,348 (御剣怜侍)この15年間 私は毎晩同じ夢を見る。 2 00:01:37,348 --> 00:01:41,352 暗くて 息が苦しくて…。 3 00:01:41,352 --> 00:01:46,408 やがて 銃声が轟き ものすごい悲鳴があがる。 4 00:01:46,408 --> 00:01:49,677 今も耳から離れない 恐ろしい悲鳴…。 5 00:01:49,677 --> 00:01:54,015 ただの夢だ。 そう自分に言い聞かせてきた。 6 00:01:54,015 --> 00:01:57,852 しかし 灰根氏が 父を殺していないのなら→ 7 00:01:57,852 --> 00:02:01,189 それは 恐ろしい事実を 物語っている。 8 00:02:01,189 --> 00:02:04,342 あの日 父の命を 奪ってしまったのは→ 9 00:02:04,342 --> 00:02:06,845 この私だったのだ! 10 00:02:06,845 --> 00:02:08,845 え~!! 11 00:02:10,448 --> 00:02:14,018 (ダン!) (裁判長)ここで15分間 休廷します。 12 00:02:14,018 --> 00:02:17,918 その間に とるべき道を 決定したいと思います。 13 00:02:20,675 --> 00:02:40,678 ♪♪~ 14 00:02:40,678 --> 00:03:00,682 ♪♪~ 15 00:03:00,682 --> 00:03:20,685 ♪♪~ 16 00:03:20,685 --> 00:03:40,688 ♪♪~ 17 00:03:40,688 --> 00:03:49,688 ♪♪~ 18 00:04:01,676 --> 00:04:04,776 すまない…君の弁護を ムダにしてしまったな。 19 00:04:13,555 --> 00:04:16,191 (綾里真宵)あの 御剣検事。 20 00:04:16,191 --> 00:04:19,091 なるほど君が どうして 弁護士になったか 知ってますか? 21 00:04:21,079 --> 00:04:25,149 御剣検事に もう一度会って話を聞くためだって。 22 00:04:25,149 --> 00:04:27,151 私に? 23 00:04:27,151 --> 00:04:29,554 (成歩堂)僕の知ってる お前は→ 24 00:04:29,554 --> 00:04:33,675 弁護士だった父親に憧れる まっすぐなヤツだった。 25 00:04:33,675 --> 00:04:36,544 それなのに 一体 何があったのか 知りたかったんだ。 26 00:04:36,544 --> 00:04:38,544 成歩堂…。 27 00:04:41,749 --> 00:04:44,852 父は 私の誇りだった。 28 00:04:44,852 --> 00:04:49,190 被告人と被害者 どちらも救う ことを考える 弁護士だった。 29 00:04:49,190 --> 00:04:54,245 しかし 父が命を奪われたとき あの生倉弁護士は→ 30 00:04:54,245 --> 00:04:59,183 卑劣な手段で 無罪判決をもぎとり事件は迷宮入りした。 31 00:04:59,183 --> 00:05:05,690 それを見て 私は犯罪者を そして弁護士を憎むようになった。 32 00:05:05,690 --> 00:05:09,811 そんなとき 私に手をさしのべて くれたのが 狩魔検事だった。 33 00:05:09,811 --> 00:05:11,312 狩魔検事が…。 34 00:05:11,312 --> 00:05:15,917 あの人は教えてくれたのだ。 正義とは 完璧で冷酷で→ 35 00:05:15,917 --> 00:05:18,519 いかなる者にも 容赦なく振り下ろされる→ 36 00:05:18,519 --> 00:05:20,021 鉄槌であるべきだと。 37 00:05:20,021 --> 00:05:23,675 そんな…。私は決意した。 38 00:05:23,675 --> 00:05:28,179 検事になって 1人でも多くの 犯罪者に罪を償わせるのだと。 39 00:05:28,179 --> 00:05:32,183 しかし それは 昔 私自身が犯した罪から→ 40 00:05:32,183 --> 00:05:34,852 逃れようとしていた だけなのかもしれない。 41 00:05:34,852 --> 00:05:37,689 御剣検事…。 42 00:05:37,689 --> 00:05:42,277 なるほど君…。 大丈夫だよ 僕が必ず証明する。 43 00:05:42,277 --> 00:05:44,479 依頼人の無実をね! 44 00:05:44,479 --> 00:05:46,848 だが 私は認めているのだ! 45 00:05:46,848 --> 00:05:51,152 父 御剣 信を死なせてしまったのはこの私だと! 46 00:05:51,152 --> 00:05:55,156 悪いけど 僕は信じてないんだ。 悪夢なんて。 47 00:05:55,156 --> 00:05:57,141 な なんだと!? 48 00:05:57,141 --> 00:05:59,844 僕は お前の無実を信じている。 49 00:05:59,844 --> 00:06:02,480 たとえ お前自身が それを信じていなくても。 50 00:06:02,480 --> 00:06:04,515 僕が必ず 立証してやる。 51 00:06:04,515 --> 00:06:07,015 はっ…。 なるほど君! 52 00:06:09,487 --> 00:06:12,287 これは…!? (ダン!) 53 00:06:14,342 --> 00:06:16,678 (裁判長)では 審理を再開します。 54 00:06:16,678 --> 00:06:20,014 (狩魔)御剣怜侍は おのれの罪を認めている。 55 00:06:20,014 --> 00:06:23,818 今すぐ判決を下してやるのが 慈悲というものではないか? 56 00:06:23,818 --> 00:06:26,688 被告人は 夢の話をしただけです。 57 00:06:26,688 --> 00:06:28,890 弁護側には 尋問の権利があります! 58 00:06:28,890 --> 00:06:31,342 弁護側の尋問を認めます。 59 00:06:31,342 --> 00:06:32,842 フン! 60 00:06:36,080 --> 00:06:39,183 15年前 DL6号事件が起こった日→ 61 00:06:39,183 --> 00:06:41,185 お前はなぜ ここにいたんだ? 62 00:06:41,185 --> 00:06:44,188 父の担当する裁判を 傍聴するためだ。 63 00:06:44,188 --> 00:06:45,907 それは どんな事件だった? 64 00:06:45,907 --> 00:06:49,844 覚えているのは 相手が狩魔検事だったこと。 65 00:06:49,844 --> 00:06:52,847 そう。そして御剣 信は敗れた。 66 00:06:52,847 --> 00:06:55,283 ワガハイの完璧な立証の前にな。 67 00:06:55,283 --> 00:06:57,685 あの日 大規模な停電が起こって→ 68 00:06:57,685 --> 00:06:59,921 君達はエレベーターの中に 閉じ込められた。 69 00:06:59,921 --> 00:07:03,508 何時間もの間 助けは来なかった。 70 00:07:03,508 --> 00:07:06,177 次第に エレベーター内の空気は 薄くなり→ 71 00:07:06,177 --> 00:07:09,514 パニックを起こした灰根氏が 父に襲い掛かった。 72 00:07:09,514 --> 00:07:12,183 ((父さんから 離れろ!))(銃声) 73 00:07:12,183 --> 00:07:14,685 その後のことは よく覚えていない。 74 00:07:14,685 --> 00:07:18,022 銃声が轟き 恐ろしい悲鳴を聞いた。 75 00:07:18,022 --> 00:07:21,542 私は気を失い 気が付くと病院のベッドにいた。 76 00:07:21,542 --> 00:07:23,544 疑問の余地はない。 77 00:07:23,544 --> 00:07:25,544 そうでしょうか。 78 00:07:27,548 --> 00:07:29,851 犯行現場の写真です。 79 00:07:29,851 --> 00:07:33,588 この写真と被告人の証言には 決定的なムジュンがあります。 80 00:07:33,588 --> 00:07:35,573 ムジュンですか? 81 00:07:35,573 --> 00:07:37,575 ここを見てください。 82 00:07:37,575 --> 00:07:40,011 扉に銃弾の痕があります。 83 00:07:40,011 --> 00:07:42,180 証言では 銃声は1発。 84 00:07:42,180 --> 00:07:44,348 でも この写真では 遺体と扉→ 85 00:07:44,348 --> 00:07:47,452 2発の弾痕が残っています。 86 00:07:47,452 --> 00:07:48,953 (パチン!) 87 00:07:48,953 --> 00:07:51,522 被害者の身体を貫いた銃弾が→ 88 00:07:51,522 --> 00:07:54,342 扉に当たったと 考えれば問題あるまい。 89 00:07:54,342 --> 00:07:56,344 そうはいきません。 なに? 90 00:07:56,344 --> 00:07:58,346 凶器のピストルの資料です。 91 00:07:58,346 --> 00:08:01,849 ここに「銃弾は2発発射」と 書かれている。 92 00:08:01,849 --> 00:08:05,153 やはり 御剣の証言と証拠は ムジュンしています。 93 00:08:05,153 --> 00:08:09,157 しかし 2発目の発砲が 犯行時という証拠はない。 94 00:08:09,157 --> 00:08:12,343 凶器のピストルから 発射された銃弾は2発。 95 00:08:12,343 --> 00:08:14,679 現場に残された弾痕も2つ。 96 00:08:14,679 --> 00:08:16,981 関係があると考える方が 自然です! 97 00:08:16,981 --> 00:08:18,983 確かに。 98 00:08:18,983 --> 00:08:23,354 当時 少年だった被告人は 最初の銃声で気を失ってしまった。 99 00:08:23,354 --> 00:08:26,124 その後 2発目の銃弾が 撃たれたんです。 100 00:08:26,124 --> 00:08:30,111 つまり 現場には もう1人いたんです!真犯人が! 101 00:08:30,111 --> 00:08:33,147 真犯人ですと!? 102 00:08:33,147 --> 00:08:36,884 残念だが キサマこそ 大きな見落としをしているようだ。 103 00:08:36,884 --> 00:08:38,386 なんですって!? 104 00:08:38,386 --> 00:08:42,323 捜査資料を見ろ。現場から 発見された銃弾は 1発のみ。 105 00:08:42,323 --> 00:08:43,808 あ…! 106 00:08:43,808 --> 00:08:47,512 被害者の体内に 命を奪った銃弾が1発→ 107 00:08:47,512 --> 00:08:50,515 それ以外 現場から 銃弾は見つかっていない。 (パチン!) 108 00:08:50,515 --> 00:08:53,851 つまり 2発目の発砲など なかったということだよ。 109 00:08:53,851 --> 00:08:55,353 くっ…。 110 00:08:55,353 --> 00:08:57,553 よって キサマの主張は却下だ。 111 00:08:59,507 --> 00:09:03,478 《2発目の銃弾が存在しなければ僕の推理は成り立たない…》 112 00:09:03,478 --> 00:09:05,680 (狩魔)結論が出たようだな。 113 00:09:05,680 --> 00:09:08,032 (裁判長) 最後にもう一度 確認します。→ 114 00:09:08,032 --> 00:09:12,353 被告人 あなたは 父上を 助けるつもりで拳銃を投げつけた。 115 00:09:12,353 --> 00:09:16,674 それが 思いがけぬ悲劇を生んだ。 間違いありませんか? 116 00:09:16,674 --> 00:09:19,810 待て 御剣! 間違いありません。 117 00:09:19,810 --> 00:09:24,348 (ダン!) よろしい 尋問を終了します! 118 00:09:24,348 --> 00:09:27,351 《言うべきことは いくらでもあるはずなのに…→ 119 00:09:27,351 --> 00:09:29,351 言葉がみつからない》 120 00:09:33,007 --> 00:09:34,807 (綾里千尋の声)あきらめちゃダメ。 121 00:09:36,777 --> 00:09:40,348 (千尋の声) あなたは 正しい道を進んでいる。 あの日 現場には→ 122 00:09:40,348 --> 00:09:42,350 2発目の銃弾があった。→ 123 00:09:42,350 --> 00:09:45,019 なるほど君 笑いなさい。→ 124 00:09:45,019 --> 00:09:48,189 弁護士は 絶体絶命 ピンチのときこそ→ 125 00:09:48,189 --> 00:09:50,341 ニヤリと笑うの。 (ダン!) 126 00:09:50,341 --> 00:09:54,312 それでは 被告人・御剣怜侍に判…。 127 00:09:54,312 --> 00:09:57,682 あの日 現場では やはり2発目の 発砲があったんです! 128 00:09:57,682 --> 00:09:59,684 くどい! 129 00:09:59,684 --> 00:10:04,155 2発目の銃弾が消えた その理由がひとつだけ考えられます。 130 00:10:04,155 --> 00:10:06,157 それは 何ですかな? 131 00:10:06,157 --> 00:10:08,159 犯人が現場から持ち去った! 132 00:10:08,159 --> 00:10:11,746 異議あり。一体なぜ そんな ムダなことをする必要がある? 133 00:10:11,746 --> 00:10:13,748 そ それは…。 134 00:10:13,748 --> 00:10:16,684 《ダメだ…たしかに銃弾を 持ち去る理由なんて》 135 00:10:16,684 --> 00:10:20,021 (千尋の声)発想を逆転させるの。 《千尋さん!》 136 00:10:20,021 --> 00:10:22,690 (千尋の声) 犯人は銃弾を 持ち去ったんじゃない。→ 137 00:10:22,690 --> 00:10:24,842 持ち去らざるを得なかった…。 138 00:10:24,842 --> 00:10:26,844 そうか! 139 00:10:26,844 --> 00:10:30,014 犯人が銃弾を持ち去らざるを 得ない理由が ひとつだけある! 140 00:10:30,014 --> 00:10:32,016 なんだと!? 141 00:10:32,016 --> 00:10:35,019 2発目の銃弾が 犯人に命中したとしたら…。 142 00:10:35,019 --> 00:10:37,021 (裁判長)た 銃弾が犯人に!? 143 00:10:37,021 --> 00:10:40,174 犯行の際 犯人も 撃たれてしまったとしたら…→ 144 00:10:40,174 --> 00:10:42,843 そのまま立ち去るしか ありません! 145 00:10:42,843 --> 00:10:45,743 だから 現場には 2発目の銃弾がなかったのです! 146 00:10:47,181 --> 00:10:51,352 あの日 裁判所で 拳銃によって負傷した者の記録はない!! 147 00:10:51,352 --> 00:10:53,020 《必ずいるはずだ。→ 148 00:10:53,020 --> 00:10:56,674 あの日 ケガをして 裁判所を抜け出したヤツが…》 149 00:10:56,674 --> 00:10:59,343 (星影) ((あの事件の翌日 1日休暇を…)) 150 00:10:59,343 --> 00:11:01,412 まさか! 151 00:11:01,412 --> 00:11:02,930 (パチン!) 152 00:11:02,930 --> 00:11:06,017 犯人と考えられる人物が存在しない以上→ 153 00:11:06,017 --> 00:11:08,317 今度こそ これまでだ。ふむぅ…。 154 00:11:10,021 --> 00:11:13,324 ひとりだけいます。 犯人になり得る人物が。 155 00:11:13,324 --> 00:11:15,309 え!? (ドン!!) 156 00:11:15,309 --> 00:11:18,012 耳を貸すな ただちに…。(バン!) 157 00:11:18,012 --> 00:11:20,014 狩魔検事! 158 00:11:20,014 --> 00:11:24,352 15年前 自ら銃弾を受けながら 被害者を射殺。 159 00:11:24,352 --> 00:11:27,688 現場から消えた人物 それは…。 160 00:11:27,688 --> 00:11:29,688 あなたです! グワッ! 161 00:11:32,009 --> 00:11:34,009 ハヒッ!? 162 00:13:08,689 --> 00:13:10,674 ♪♪~ 163 00:13:10,674 --> 00:13:13,677 狩魔検事が 御剣検事のお父さんを!? 164 00:13:13,677 --> 00:13:18,349 キサマ!そのような でまかせ ただですむと思っているのか! 165 00:13:18,349 --> 00:13:21,852 これが真実です。 15年前のあの日→ 166 00:13:21,852 --> 00:13:26,052 あなたはこの法廷で 被害者の 御剣 信と戦っていたそうですね。 167 00:13:28,008 --> 00:13:30,778 しかし あなたの勝利は 完璧ではなかった。 168 00:13:30,778 --> 00:13:33,481 提出した証拠に 不正があった。 169 00:13:33,481 --> 00:13:37,485 くだらぬ!そんなことが事件と何の関係があるというのだ! 170 00:13:37,485 --> 00:13:41,122 あなたは 完璧をもってよしとする検事です。 171 00:13:41,122 --> 00:13:45,242 御剣 信によって 傷つけられたプライドは→ 172 00:13:45,242 --> 00:13:48,429 殺人の動機になったと 考えられます! 173 00:13:48,429 --> 00:13:51,916 裁判長!これ以上 根拠のない暴言を許すな! 174 00:13:51,916 --> 00:13:53,918 休暇をとったそうですね! 175 00:13:53,918 --> 00:13:55,686 な なんだと? 176 00:13:55,686 --> 00:13:58,522 御剣 信弁護士が殺害された翌日→ 177 00:13:58,522 --> 00:14:03,527 あなたは この40年間で1日だけ休暇をとりました。 178 00:14:03,527 --> 00:14:06,814 事件のショックを受けたとすれば 当然では? 179 00:14:06,814 --> 00:14:11,352 そうかもしれません。 でも もしかしたら それは→ 180 00:14:11,352 --> 00:14:13,621 どうしても必要な1日だった。 181 00:14:13,621 --> 00:14:18,626 たとえば 犯行の際に受けた銃弾を取り出すために! 182 00:14:18,626 --> 00:14:24,226 しかし 銃弾の摘出手術をして 1日で回復するなど 不可能では? 183 00:14:25,850 --> 00:14:29,787 《摘出手術が不可能なら…》 184 00:14:29,787 --> 00:14:32,690 真宵ちゃん それを貸してくれ! 185 00:14:32,690 --> 00:14:34,809 え?ええ~っ!? 186 00:14:34,809 --> 00:14:36,811 それは 金属探知機! 187 00:14:36,811 --> 00:14:43,267 そうです。弁護側は 狩魔検事の 身体検査を要求します! 188 00:14:43,267 --> 00:14:45,252 バカな!却下だ!! 189 00:14:45,252 --> 00:14:47,354 (裁判長) しかし あなたが無実であれば→ 190 00:14:47,354 --> 00:14:49,390 検査を拒否する 理由はないはずです。 191 00:14:49,390 --> 00:14:50,875 ググッ…。 192 00:14:50,875 --> 00:14:57,982 (ピッ ピッ ピッ ピッ) 193 00:14:57,982 --> 00:15:01,485 (ピーッ) 鳴った! 194 00:15:01,485 --> 00:15:05,523 これでハッキリしました! 狩魔検事の肩には→ 195 00:15:05,523 --> 00:15:08,843 15年前に撃たれた銃弾が 今も眠っているのです! 196 00:15:08,843 --> 00:15:10,711 ハッ!? (パチン!) 197 00:15:10,711 --> 00:15:13,714 ふははははは! 198 00:15:13,714 --> 00:15:17,184 確かにワガハイの肩には銃弾が埋まっている。 199 00:15:17,184 --> 00:15:20,187 それは認めよう…が しかし! 200 00:15:20,187 --> 00:15:23,741 それは この事件とは無関係だ。どういうことですか? 201 00:15:23,741 --> 00:15:27,011 数年前 証拠の拳銃を調べている際→ 202 00:15:27,011 --> 00:15:29,747 誤って肩を撃ってしまったのだ。 203 00:15:29,747 --> 00:15:33,951 ウソだ!その銃弾は15年前 犯行の際に撃たれたんだ! 204 00:15:33,951 --> 00:15:37,705 立証できるかな?カンタンです。 205 00:15:37,705 --> 00:15:42,443 2つの銃弾の線条痕を 照らし合わせれば…。 206 00:15:42,443 --> 00:15:46,480 銃弾がない! くっくっく…どうかしたかな? 207 00:15:46,480 --> 00:15:48,616 《データを もみ消したのか!》 208 00:15:48,616 --> 00:15:52,953 どうやらキサマの妄想もそこまでだな。 くっ! 209 00:15:52,953 --> 00:15:54,622 成歩堂…。 210 00:15:54,622 --> 00:15:59,476 さあ これで全ての審理は終了だ! は はあ…。 211 00:15:59,476 --> 00:16:03,047 《どうすればいい…》 なるほど君…。 212 00:16:03,047 --> 00:16:06,517 うっ!ううっ…。 御剣!? 213 00:16:06,517 --> 00:16:08,018 御剣さん!? (糸鋸)御剣検事!? (矢張)御剣!? 214 00:16:08,018 --> 00:16:10,287 救護班を ここへ! (ダン ダン ダン ダン) 215 00:16:10,287 --> 00:16:13,157 なに!?倒れたフリ? 216 00:16:13,157 --> 00:16:18,012 判決をとめるには あれしかなかった。お前 危ないマネを…。 217 00:16:18,012 --> 00:16:21,682 御剣 お前 昔っから そういうトコあるよな~! 218 00:16:21,682 --> 00:16:25,653 キサマが言うな。 とにかく時間がない。糸鋸刑事。 219 00:16:25,653 --> 00:16:28,055 ハッ!聞かなかったことに! 220 00:16:28,055 --> 00:16:32,355 データがない以上 残された手は ひとつしかない。 221 00:16:40,351 --> 00:16:44,855 ここが検事局ですか…。そうだ。私から離れるな。 222 00:16:44,855 --> 00:16:47,841 狩魔の執務室に忍び込む? 223 00:16:47,841 --> 00:16:50,844 彼は いつも 自室に秘密の証拠を隠す。 224 00:16:50,844 --> 00:16:53,080 御剣 お前…。 225 00:16:53,080 --> 00:16:56,016 君の弁護を聞いて やっとわかった。 226 00:16:56,016 --> 00:16:59,687 私は…私を信じてみたい。 227 00:16:59,687 --> 00:17:02,456 あたし 行きます!真宵ちゃん…。 228 00:17:02,456 --> 00:17:07,344 よし 私が途中まで一緒に行く。えっ 検事さんが? 229 00:17:07,344 --> 00:17:10,347 執務室には検事しか入れない。 230 00:17:10,347 --> 00:17:13,584 網膜認証が必要なのだ。お おおお…。 231 00:17:13,584 --> 00:17:17,521 でもよ~お前 この裁判の主役よ? 232 00:17:17,521 --> 00:17:20,357 さすがに いないとなると 怒られるぜ? 233 00:17:20,357 --> 00:17:23,510 10分あれば戻ってこられる。10分…。 234 00:17:23,510 --> 00:17:27,014 休廷時間は5分だぞ。 5分かぁ…。 235 00:17:27,014 --> 00:17:30,017 なんとか ごまかすしかねえよなぁ~。 236 00:17:30,017 --> 00:17:32,317 んっ?…なに? 237 00:17:34,388 --> 00:17:36,390 (機械音声)認証シマシタ。 238 00:17:36,390 --> 00:17:40,377 じゃあ 後は任せて 法廷に戻ってください。 239 00:17:40,377 --> 00:17:42,746 すまない 私のために…。 240 00:17:42,746 --> 00:17:46,316 いいんです! あたしだって役に立ちたい! 241 00:17:46,316 --> 00:17:49,216 さ 早く。矢張さん 心配だし。 242 00:17:53,090 --> 00:17:55,409  御剣のマネ  (矢張)御剣怜侍だ。 243 00:17:55,409 --> 00:17:59,179 誰です? えっ 俺?そりゃあ…。 244 00:17:59,179 --> 00:18:01,648  御剣のマネ  御剣怜侍…なのだが? 245 00:18:01,648 --> 00:18:04,651 係官 この不審者をつまみ出せ! 246 00:18:04,651 --> 00:18:06,854 ちょっと待てよ! よく見りゃわかる! 247 00:18:06,854 --> 00:18:08,856 見なくてもわかります。 248 00:18:08,856 --> 00:18:11,008 《さすがにムリがあったか…》 249 00:18:11,008 --> 00:18:16,146 ちなみにキサマ 法廷侮辱罪を知っているか?あ…アタリマエだろ! 250 00:18:16,146 --> 00:18:19,516 有罪になれば 死刑だ!はあぁ~っ!! 251 00:18:19,516 --> 00:18:24,488 おい 成歩堂!俺 死ぬのかよォ! 成歩堂ォォォ~! 《ここは地獄か…》 252 00:18:24,488 --> 00:18:26,488 こうして…。 253 00:18:28,509 --> 00:18:30,377 あった! 254 00:18:30,377 --> 00:18:31,879 (バチバチッ) 255 00:18:31,879 --> 00:18:34,681 弁護人! これは どういうことですか? 256 00:18:34,681 --> 00:18:38,719 被告人は体調がすぐれず…。 逃げたな! 257 00:18:38,719 --> 00:18:41,755 当法廷の すべての出入り口を 封鎖しろ! 258 00:18:41,755 --> 00:18:44,675 その必要はない! 259 00:18:44,675 --> 00:18:46,710 御剣…。 260 00:18:46,710 --> 00:18:48,910 出廷が遅れて申し訳ありません。 261 00:18:52,683 --> 00:18:55,853 (係官)狩魔検事の言った通りに 侵入者を発見!→ 262 00:18:55,853 --> 00:18:59,423 身柄を確保いたしました。 263 00:18:59,423 --> 00:19:01,141 あっ 待て! 264 00:19:01,141 --> 00:19:03,677 ワガハイの肩の銃弾と→ 265 00:19:03,677 --> 00:19:06,647 DL6号事件とを 結びつける証拠はない。 266 00:19:06,647 --> 00:19:11,118 判決を受ける準備はいいな御剣怜侍! 267 00:19:11,118 --> 00:19:16,607 成歩堂君 新たな証拠の提出はありませんね? そ それは…。 268 00:19:16,607 --> 00:19:20,307 (ダン!) それでは 今度こそ判決を言い渡す! 269 00:19:23,680 --> 00:19:27,117 真宵ちゃん!ハァ ハァ…。 270 00:19:27,117 --> 00:19:32,322 これが 弁護側の新しい証拠です! 271 00:19:32,322 --> 00:19:34,408 馬鹿な!それは! 272 00:19:34,408 --> 00:19:37,678 御剣検事のお父さんの命を奪った銃弾。 273 00:19:37,678 --> 00:19:43,183 隠してありました! あなたの部屋に! 274 00:19:43,183 --> 00:19:46,019 キ キサマ~! 275 00:19:46,019 --> 00:19:49,356 大至急 狩魔検事の肩の銃弾を 摘出してください! 276 00:19:49,356 --> 00:19:52,276 そして 2つの銃弾の 線条痕の検査を! 277 00:19:52,276 --> 00:19:55,679 その結果 線条痕が一致すれば2つの銃弾は→ 278 00:19:55,679 --> 00:19:57,781 同じピストルから 撃たれたことになり…。 279 00:19:57,781 --> 00:19:59,850 (2人)狩魔検事!→ 280 00:19:59,850 --> 00:20:03,754 あなたが あの現場にいたことを 立証する!完璧に! 281 00:20:03,754 --> 00:20:05,756 う…うう…。 282 00:20:05,756 --> 00:20:09,009 さあ いかがですか 狩魔検事! 283 00:20:09,009 --> 00:20:13,030 うおおおをををッ! 284 00:20:13,030 --> 00:20:16,617 あの時の声… あなただったのか! 285 00:20:16,617 --> 00:20:23,874 御剣怜侍!親子そろって ワガハイに刃向かうかァ~!! 286 00:20:23,874 --> 00:20:28,574 あなたは 法による裁きを受ける。それだけのことだ。 287 00:20:31,014 --> 00:20:36,687 15年前の あの日 ワガハイは法廷の資料室にいた。→ 288 00:20:36,687 --> 00:20:40,707 あの停電で エレベーターは停止していた。 289 00:20:40,707 --> 00:20:43,343 その時だ…→ 290 00:20:43,343 --> 00:20:45,679 肩に焼きつく痛み。 291 00:20:45,679 --> 00:20:49,016 そして エレベーターのドアが開いた。→ 292 00:20:49,016 --> 00:20:52,019 中には 3人が倒れていた。→ 293 00:20:52,019 --> 00:20:54,688 その1人が…御剣 信!→ 294 00:20:54,688 --> 00:20:58,175 ワガハイの立証に傷をつけた 弁護士!→ 295 00:20:58,175 --> 00:21:00,544 足元には ピストルが転がっていた。 296 00:21:00,544 --> 00:21:05,015 これは運命なのだ。 ワガハイは そう思った。 297 00:21:05,015 --> 00:21:07,017 (銃声) 298 00:21:07,017 --> 00:21:11,555 (狩魔)そう 奴は誰に撃たれたかも知らないまま死んだのだ! 299 00:21:11,555 --> 00:21:15,842 だから あの時 灰根さんに 撃たれたって言ったんだね。 300 00:21:15,842 --> 00:21:19,947 父として 幼い御剣を 守ろうとしたのかもしれない。 301 00:21:19,947 --> 00:21:24,918 過去からの銃弾に 再びこの身を撃ち抜かれるとは…。 302 00:21:24,918 --> 00:21:26,920 これも運命か…。 303 00:21:26,920 --> 00:21:30,841 あなたを撃ち抜いたのは 銃弾ではなく→ 304 00:21:30,841 --> 00:21:33,010 真実です!! 305 00:21:33,010 --> 00:21:35,010 グオッ! 306 00:21:38,015 --> 00:21:40,617 係官! 307 00:21:40,617 --> 00:21:43,186 《やりましたよ!千尋さん》 308 00:21:43,186 --> 00:21:47,291 ♪♪~ 309 00:21:47,291 --> 00:21:52,179 感動したぜ~っ! お前達 ほんとサイコーだぜ~! 310 00:21:52,179 --> 00:21:55,749 自分は信じていたッス!御剣検事は無実だとっ! 311 00:21:55,749 --> 00:21:58,685 やったね なるほど君! おめでとう! 312 00:21:58,685 --> 00:22:01,922 そして どうもありがとう! これ お姉ちゃんの分ね。 313 00:22:01,922 --> 00:22:05,022 真宵ちゃん…。 成歩堂。 314 00:22:07,511 --> 00:22:09,012 どわっ! 315 00:22:09,012 --> 00:22:11,515 終わったな 御剣。 316 00:22:11,515 --> 00:22:17,215 礼を言う その… 世話になった。ありがとう。 317 00:22:20,090 --> 00:22:23,277 おお!スナオじゃねぇの! けっこう けっこう! 318 00:22:23,277 --> 00:22:25,846 これで少しは 借りを返せたかな。 319 00:22:25,846 --> 00:22:28,348 借り?なになに?なんのコトよ! 320 00:22:28,348 --> 00:22:32,819 あたし知ってますよ! 給食費盗難事件ね! 事件ッスと!? 321 00:22:32,819 --> 00:22:34,521 きゅうしょくひ…。 322 00:22:34,521 --> 00:22:38,675 あの学級裁判で お前は僕を弁護してくれた。 323 00:22:38,675 --> 00:22:43,347 だから僕は今 こうして ここにいるんだ。 成歩堂…。 324 00:22:43,347 --> 00:22:46,583 これ 覚えてるか? あっ まだ持っていたのか! 325 00:22:46,583 --> 00:22:49,319 ああ。お前だって持ってるだろ? 326 00:22:49,319 --> 00:22:54,341 さ さあ…どこへ行ったか。 327 00:22:54,341 --> 00:22:58,341 真犯人は誰だったんだろう? 気になるッスねぇ。 328 00:23:00,347 --> 00:23:03,684 確か3千円だったよな…給食費。 329 00:23:03,684 --> 00:23:07,354 あ…あの 矢張さん? キサマ もしや…。 330 00:23:07,354 --> 00:23:10,941 犯人は お前だったのか! 矢張イィィ~ッ!! 331 00:23:10,941 --> 00:23:13,443 ちち…違う 違う! そうじゃねえって! 332 00:23:13,443 --> 00:23:16,847 これには 深~いワケがあるの! 訴えてやる!裁判だ! 333 00:23:16,847 --> 00:23:19,516 僕が検事になって 完璧に裁いてやる! 334 00:23:19,516 --> 00:23:23,787 じゃあ 御剣 お前が俺の弁護士な! む…やむを得まい。 335 00:23:23,787 --> 00:23:27,357 コラコラ ケンカはだめッスよ。なんで被害者のお前が コイツの弁護をするんだよ! 336 00:23:27,357 --> 00:23:32,346 (千尋の声) 真宵…よくやったわね 真宵。 337 00:23:32,346 --> 00:23:34,746 お姉ちゃん! 338 00:23:38,685 --> 00:23:41,021 うん! (矢張)だから! 339 00:23:41,021 --> 00:23:44,191 さあ 今夜はお祝いッス! パーッとやるッス! 340 00:23:44,191 --> 00:23:47,677 ねっ あんた! うん!パーッとやるッス! 341 00:23:47,677 --> 00:23:49,677 (シャッター音) 342 00:23:52,699 --> 00:23:57,421 (手紙:真宵の声) 「おはよう なるほど君。きのうは ホントに かっこよかったです。→ 343 00:23:57,421 --> 00:23:59,523 それを見て思いました。→ 344 00:23:59,523 --> 00:24:02,342 あたし こんなことで いいのかなって。→ 345 00:24:02,342 --> 00:24:05,679 あたしも 御剣検事の力になりたかった。→ 346 00:24:05,679 --> 00:24:08,515 なるほど君の力になりたかった。→ 347 00:24:08,515 --> 00:24:13,019 でも できませんでした。 だから あたしは→ 348 00:24:13,019 --> 00:24:17,357 一人前の霊媒師になるために 修行に出ます。→ 349 00:24:17,357 --> 00:24:20,010 顔を見ると 言えなくなりそうなので→ 350 00:24:20,010 --> 00:24:24,364 お手紙にしました。 さようなら なるほど君」。 351 00:24:24,364 --> 00:24:26,349 真宵ちゃん! (足音) 352 00:24:26,349 --> 00:24:30,020 なるほど君…。 どうしても行くの? 353 00:24:30,020 --> 00:24:32,355 うん。 (発車のベル) 354 00:24:32,355 --> 00:24:36,676 真宵ちゃんがいたから 千尋さんのカタキを討てた。 355 00:24:36,676 --> 00:24:38,712 ひひひ…。 356 00:24:38,712 --> 00:24:41,014 ありがとう。 357 00:24:41,014 --> 00:24:44,084 なるほど君 あたし…。 358 00:24:44,084 --> 00:24:54,444 ♪♪~ 359 00:24:54,444 --> 00:24:59,744 《きっと またきっと会えるよね!真宵ちゃん!》 360 00:25:01,685 --> 00:25:21,688 ♪♪~ 361 00:25:21,688 --> 00:25:41,675 ♪♪~ 362 00:25:41,675 --> 00:25:58,842 ♪♪~ 363 00:25:58,842 --> 00:26:16,510 ♪♪~ 364 00:26:16,510 --> 00:26:30,710 ♪♪~ 365 00:30:32,682 --> 00:30:34,684 ♪♪~ 366 00:30:34,684 --> 00:30:38,354 (コナン)で?オメー 本当に 見覚えねぇのかよ? 367 00:30:38,354 --> 00:30:42,342 (灰原)何が? 黒田管理官のことだよ。 368 00:30:42,342 --> 00:30:45,011 ああ…ないわね。 369 00:30:45,011 --> 00:30:47,847 の わりには オメー かなり俺に→ 370 00:30:47,847 --> 00:30:49,849 しがみついてたじゃねえか。 371 00:30:49,849 --> 00:30:54,020 あのね…あんな恐ろしい顔を 間近で見せられて→ 372 00:30:54,020 --> 00:30:56,356 平気でいられるわけ ないでしょ? 373 00:30:56,356 --> 00:30:58,341 あ そう…。