1 00:00:01,270 --> 00:00:03,790 (ブロヴーダ) 何体くらい あるんだろうな? これ。 2 00:00:03,790 --> 00:00:06,290 (ウェルフィン) 約5000だとよ。 3 00:00:06,290 --> 00:00:09,790 それでも予定の5分の1くらいしか 集まってないらしい。 4 00:00:09,790 --> 00:00:12,280 (ブロヴーダ) じゃあ 王様 相当おかんむりだろ。 5 00:00:12,280 --> 00:00:16,300 (ウェルフィン) いや ず~っと部屋で 遊んでるみたいだぜ。 6 00:00:16,300 --> 00:00:19,370 メシも食わないで 軍儀に夢中になってるって。 7 00:00:19,370 --> 00:00:21,790 (ブロヴーダ) じゃあ この食料 どうする気だよ。 8 00:00:21,790 --> 00:00:23,770 俺達で奪って食っちまうか? 9 00:00:23,770 --> 00:00:26,780 (ウェルフィン) あの王と護衛軍を倒してか? 10 00:00:26,780 --> 00:00:28,780 冗談にすら なってねえ。 11 00:00:28,780 --> 00:00:30,800 (ブロヴーダ) いや~ 自分が強くなって 12 00:00:30,800 --> 00:00:34,270 初めて分かる強さって あるよ 本当に。 13 00:00:34,270 --> 00:00:37,840 あの連中は怪物です 服従ですわ。 14 00:00:37,840 --> 00:00:40,270 (ウェルフィン) 多分 こうなること分かってて 15 00:00:40,270 --> 00:00:43,780 シャウ殿は 俺達に能力をくれたんだろうな。 16 00:00:43,780 --> 00:00:46,780 読めてねえのは ハギャくらいか ハハハ…。 17 00:00:46,780 --> 00:00:50,280 こう呼ぶと 最近 あいつ怒るけど。 18 00:02:16,260 --> 00:02:21,260 (機銃音) 19 00:02:23,770 --> 00:02:26,810 (フラッタ) 黒メガネは周囲を警戒しつつ 20 00:02:26,810 --> 00:02:28,840 宮殿のほうへ向かっています。 21 00:02:28,840 --> 00:02:32,760 人形兵では 歯が立ちませんね かなりの手だれです。 22 00:02:32,760 --> 00:02:34,780 (レオル) そいつの力は? 23 00:02:34,780 --> 00:02:37,270 (フラッタ) 今のところ 他の連中と同じく 24 00:02:37,270 --> 00:02:39,790 殴打での応戦のみですね。 25 00:02:39,790 --> 00:02:43,790 (レオル) よし 何か能力を使ったら すぐに知らせろ。 26 00:02:45,280 --> 00:02:47,300 《ウェルフィンと ブロヴーダが来たら 27 00:02:47,300 --> 00:02:50,350 白装束を追っ払わせて…》 28 00:02:50,350 --> 00:02:53,850 《ヘッ… ついでに 2人の能力もチェックしとくか》 29 00:02:59,290 --> 00:03:01,780 (フラッタ)《クソ! 見失った!》 30 00:03:01,780 --> 00:03:04,780 レオル様 どうやら 黒メガネは 31 00:03:04,780 --> 00:03:08,280 自在に場所を 瞬間移動できるようです。 32 00:03:11,770 --> 00:03:14,840 ノヴの能力名は 「ハイドアンドシーク」 33 00:03:14,840 --> 00:03:18,280 瞬間移動能力である 34 00:03:18,280 --> 00:03:20,780 壁や地面に手をかざすと 35 00:03:20,780 --> 00:03:24,800 そこに 念空間へ通じる穴を 開けることができ 36 00:03:24,800 --> 00:03:30,290 その穴から 人や物を 転送させることが できるのだ 37 00:03:30,290 --> 00:03:34,340 「ハイドアンドシーク」は 4階建て 全21室の 38 00:03:34,340 --> 00:03:36,880 念空間である 39 00:03:36,880 --> 00:03:39,800 それぞれの部屋は 完全に独立していて 40 00:03:39,800 --> 00:03:43,790 入り口は 部屋に入ったと同時に 閉じるため 41 00:03:43,790 --> 00:03:49,270 現実世界へ戻るためには もう一つの扉から出るしかない 42 00:03:49,270 --> 00:03:52,280 入り口は 複数つくることができ 43 00:03:52,280 --> 00:03:55,850 部屋の大きさによって 上限が違う 44 00:03:55,850 --> 00:03:59,300 出口は 入って来た穴と つながっている 45 00:03:59,300 --> 00:04:01,790 つまり ある部屋への出入りは 46 00:04:01,790 --> 00:04:05,770 原則として 同じ場所の穴からしかできない 47 00:04:05,770 --> 00:04:09,290 ただし ノヴの持つ マスターキーならば 48 00:04:09,290 --> 00:04:14,290 部屋の出口を どの場所の穴とも つなげることが できる 49 00:04:23,290 --> 00:04:25,280 (機銃音) 50 00:04:25,280 --> 00:04:29,780 (ノヴ)《異常なし 平和な戦闘のままだな》 51 00:04:29,780 --> 00:04:34,290 モラウの「ディープパープル」は 基本的に専守防衛 52 00:04:34,290 --> 00:04:38,840 味方以外のものと遭遇すれば 一定の距離をとり 53 00:04:38,840 --> 00:04:43,280 相手が攻撃してくれば 反撃しながら引く 54 00:04:43,280 --> 00:04:46,280 反撃方法は そばにあるものを使って 55 00:04:46,280 --> 00:04:49,280 投げたり 殴ったりすること 56 00:04:49,280 --> 00:04:53,770 敵と直接の接触を避けることで 「ディープパープル」が 57 00:04:53,770 --> 00:04:57,770 念人形であることを 悟らせないためである 58 00:04:59,330 --> 00:05:02,380 (ノヴ)《あれは… キメラ?》 59 00:05:02,380 --> 00:05:04,280 (ノヴ)《何をしている?》 60 00:05:04,280 --> 00:05:07,790 《ここは戦闘地域からは だいぶ離れているのに…》 61 00:05:07,790 --> 00:05:09,290 《偵察?》 62 00:05:10,790 --> 00:05:13,790 《街中を飛来していた 見慣れぬトンボ》 63 00:05:13,790 --> 00:05:16,790 《この国の 特有種かと思っていたが 64 00:05:16,790 --> 00:05:19,310 もしや あいつの「念」?》 65 00:05:19,310 --> 00:05:21,380 《可能性は高い》 66 00:05:21,380 --> 00:05:23,790 《情報収集専門のキメラなら 67 00:05:23,790 --> 00:05:26,300 早めに叩いておいたほうが いい》 68 00:05:26,300 --> 00:05:28,270 《やるか!》 69 00:05:34,800 --> 00:05:38,300 (ヂートゥ) お~い お~い! 70 00:05:39,830 --> 00:05:42,770 (ヂートゥ) 触らなくて いいのか~い? 71 00:05:42,770 --> 00:05:45,290 (ヂートゥ) ほら こ~んな近くにいるぜ? 72 00:05:45,290 --> 00:05:47,790 どうせ起きてんだろ? 73 00:05:48,780 --> 00:05:51,300 (ヂートゥ) おっと! 74 00:05:51,300 --> 00:05:55,280 やっぱ たぬき寝入りだ! そのては 食わないよ~! 75 00:05:55,280 --> 00:05:57,840 (モラウ) お前がうるさくて 寝られねえんだろが! 76 00:05:57,840 --> 00:06:00,860 休憩の邪魔すんじゃねえよ! 77 00:06:00,860 --> 00:06:04,790 ヒャハ! やなこった! 絶対 寝させるもんかよ! 78 00:06:04,790 --> 00:06:07,800 お前が追っかけて来るまで ここで 騒いでやる! 79 00:06:07,800 --> 00:06:10,280 《バ~カ そうさせたかったら 80 00:06:10,280 --> 00:06:12,300 初めから 追っかけざるを得ないような 81 00:06:12,300 --> 00:06:15,290 ルールを組み込んでおくんだよ》 82 00:06:15,290 --> 00:06:20,330 《新しい能力も まだ発展途上ってことだな》 83 00:06:20,330 --> 00:06:21,860 勝手にしろよ。 84 00:06:21,860 --> 00:06:24,780 とにかく あと5時間は 起きねえからな。 85 00:06:24,780 --> 00:06:26,780 あ~…。 86 00:06:26,780 --> 00:06:30,770 (モラウ)《足での勝負に かなりの こだわりがあるようだな》 87 00:06:30,770 --> 00:06:34,790 《他人に構ってもらいたい性格と 合わせて考えてみても 88 00:06:34,790 --> 00:06:38,780 他の勝負に変えて来る 可能性は低い》 89 00:06:38,780 --> 00:06:43,380 う~! 絶対に寝させないよ~だ! 90 00:06:43,380 --> 00:06:47,270 オイ! こっち見ろ! ほらほら 触れるぞ! 起きろ~! 91 00:06:47,270 --> 00:06:49,290 うっわ こんな近くまで来ちゃったよ。 92 00:06:49,290 --> 00:06:52,790 《根比べ 奴が もし途中で諦めて 93 00:06:52,790 --> 00:06:56,780 俺のそばから離れたら… 94 00:06:56,780 --> 00:06:58,800 俺の勝ちだ》 95 00:06:58,800 --> 00:07:03,800 (雷鳴) 96 00:07:07,290 --> 00:07:11,290 (雷鳴) 97 00:07:20,790 --> 00:07:23,790 (王) 9-9-1 「帥」。 98 00:07:24,870 --> 00:07:27,780 (コムギ) 1-5-1 「帥」。 99 00:07:27,780 --> 00:07:31,280 (王) 7-9-1 「兵」。 100 00:07:31,280 --> 00:07:34,800 (コムギ) 2-3-1 「兵」。 101 00:07:34,800 --> 00:07:38,270 (王) 8-1-1 「忍」。 102 00:07:38,270 --> 00:07:41,270 (コムギ) 2-3-1 「砲」。 103 00:07:41,270 --> 00:07:44,840 (王) 9-1-1 「砦」。 104 00:07:44,840 --> 00:07:48,300 (コムギ) 2-7-2 「筒」。 105 00:07:48,300 --> 00:07:51,300 「帥」を孤立。 106 00:07:51,300 --> 00:07:55,290 「離隠」とでも 名付けておくか。 107 00:07:55,290 --> 00:07:58,790 7-1-2 「砦」。 108 00:07:58,790 --> 00:08:02,310 1-6-2 「大将」。 109 00:08:02,310 --> 00:08:05,360 (王) 9-1-3 「弓」。 110 00:08:05,360 --> 00:08:08,280 (コムギ) 3-2-2 「少将」。 111 00:08:08,280 --> 00:08:09,780 済みだ。 112 00:08:09,780 --> 00:08:12,770 《奴の初期配置は予想通り》 113 00:08:12,770 --> 00:08:17,790 《こちらの帥に やや寄せながらも 鶴羽の陣は崩さない》 114 00:08:17,790 --> 00:08:20,800 へば お願いいたすます。 115 00:08:20,800 --> 00:08:23,310 《1手目で 右翼に「弓」を据え 116 00:08:23,310 --> 00:08:26,880 「槍」3本の速攻を 決める腹だろうが 117 00:08:26,880 --> 00:08:29,790 右に寄せてできた左翼の空白に 118 00:08:29,790 --> 00:08:32,790 余の持ち駒が死角をつくる》 119 00:08:34,290 --> 00:08:38,290 《乱してやる 其方の呼吸》 120 00:08:41,280 --> 00:08:44,300 (コムギ) 1-9-3 「弓新」。 121 00:08:44,300 --> 00:08:46,350 《来たな!》 122 00:08:46,350 --> 00:08:49,350 (王) 9-7-1 「忍新」。 123 00:08:50,790 --> 00:08:53,280 (コムギ) 2-9-1 「騎馬」。 124 00:08:53,280 --> 00:08:56,280 《「槍」3本と左辺の攻防で 125 00:08:56,280 --> 00:08:59,280 余のほうが駒2枚 失う》 126 00:08:59,280 --> 00:09:02,790 《その代償でできた 其方の左翼の死角》 127 00:09:02,790 --> 00:09:06,840 《玉砕覚悟で ここから攻め寄ると 思っているだろう》 128 00:09:06,840 --> 00:09:08,380 《違うな!》 129 00:09:08,380 --> 00:09:10,380 《ここだ!!》 130 00:09:11,800 --> 00:09:14,280 (王) 5-5-1 「中将」。 131 00:09:23,280 --> 00:09:25,760 (シャウアプフ)《よどみなく一定のリズムで 打っていた彼女の手が 132 00:09:26,310 --> 00:09:27,760 初めて止まった》 133 00:09:28,350 --> 00:09:33,780 (王)《この配置 盤中央からの攻防は無限!》 134 00:09:33,780 --> 00:09:35,790 《正着は ない》 135 00:09:35,790 --> 00:09:40,780 《こちらの対応次第で いくらでも長引く1局》 136 00:09:40,780 --> 00:09:43,290 《さぁ 聞かせてみよ 137 00:09:43,290 --> 00:09:45,790 其方の あえぎ!》 138 00:10:03,870 --> 00:10:06,770 (コムギ) 9-2-1 「中将新」。 139 00:10:17,780 --> 00:10:19,780 (王) 詰みだ。 140 00:10:21,280 --> 00:10:23,840 (王) 貴様 これが 「死路」であることを 141 00:10:23,840 --> 00:10:26,270 知っていたな? 142 00:10:26,270 --> 00:10:27,770 はい。 143 00:10:27,770 --> 00:10:30,780 なぜ 手を止めて 考える必要があった? 144 00:10:30,780 --> 00:10:34,280 ノータイムで打てる 一手であろうが!? 145 00:10:34,280 --> 00:10:39,270 《王の盤外からの一手 返答を誤れば 146 00:10:39,270 --> 00:10:41,770 死にますよ》 147 00:10:43,340 --> 00:10:46,760 総帥様の お考えになられた「離隠」は 148 00:10:46,760 --> 00:10:51,260 正すい名前を 「狐狐狸固」と言いますて 149 00:10:51,260 --> 00:10:54,270 ワダすが考えますた。 150 00:10:54,270 --> 00:10:56,770 10年くらい前です。 151 00:10:58,290 --> 00:11:02,840 (コムギ) 「槍」3本に対すて 中心に「中将」を置くのも 152 00:11:02,840 --> 00:11:05,780 「中中将」という ワダすの新手です。 153 00:11:05,780 --> 00:11:08,780 これが 当時は話題になりますて。 154 00:11:08,780 --> 00:11:13,290 「狐狐狸固」から「中中将」は 互いの読みの力を試される 155 00:11:13,290 --> 00:11:17,270 優秀な戦法として大流行すますた。 156 00:11:17,270 --> 00:11:20,290 何か バカなワダすからでも 157 00:11:20,290 --> 00:11:23,360 こんな利口なコが 生まれんのかって 158 00:11:23,360 --> 00:11:27,270 結構 うれしかったんだけども 159 00:11:27,270 --> 00:11:30,270 このコを殺したのもワダすです。 160 00:11:31,750 --> 00:11:34,290 (コムギ) 「狐狐狸固」を考えた1年後 161 00:11:34,290 --> 00:11:38,780 国内の名人戦で 相手が 「狐狐狸固」を仕掛けて来た時 162 00:11:38,780 --> 00:11:42,300 この手に気付いてすまったんです。 163 00:11:42,300 --> 00:11:45,870 勝負には勝ちましたが それ以降 このコは 164 00:11:45,870 --> 00:11:50,270 公式戦や書物からは 姿を消すますた。 165 00:11:50,270 --> 00:11:54,780 総帥様が ワダすと全く同じ戦法を 考え出したことは 166 00:11:54,780 --> 00:11:58,280 すごく… 光栄で感動で 167 00:11:58,280 --> 00:12:01,770 心が震えました。 168 00:12:01,770 --> 00:12:03,770 まるで…。 169 00:12:06,840 --> 00:12:11,340 (コムギ) 一度 死んだ我が子が 生き返ったような…。 170 00:12:12,780 --> 00:12:15,260 (コムギ) そんな気がすたんです。 171 00:12:15,260 --> 00:12:18,770 だから もう一度 このコの 172 00:12:18,770 --> 00:12:22,270 命を消すのが忍びなくて…。 173 00:12:24,260 --> 00:12:28,260 少す… 迷いますた。 174 00:12:35,270 --> 00:12:38,270 (王) フン くだらぬ。 175 00:12:38,270 --> 00:12:41,760 興がそがれた しばし休め。 176 00:12:41,760 --> 00:12:43,260 あっ…。 177 00:12:44,760 --> 00:12:47,760 (王) 次に始めたら 178 00:12:47,760 --> 00:12:51,830 休憩は 一切なしだ 覚悟しておけ。 179 00:12:51,830 --> 00:12:54,330 (コムギ) はっ はい! 180 00:12:57,270 --> 00:13:02,280 《王様が あれほど長い間 黙って人の話を聞いたのは 181 00:13:02,280 --> 00:13:06,270 初めてですね… まぁ 182 00:13:06,270 --> 00:13:08,770 それだけのこと》 183 00:13:11,270 --> 00:13:13,820 《4時間経ったか》 184 00:13:13,820 --> 00:13:15,880 (ヂートゥ) ハハハ…! 185 00:13:15,880 --> 00:13:19,260 (モラウ)《フフ… 結局 飽きて読書だもんな》 186 00:13:19,260 --> 00:13:21,780 《分かりやす過ぎて 張り合いがねえぜ》 187 00:13:21,780 --> 00:13:24,270 ハハハ…! 188 00:13:24,270 --> 00:13:26,290 あっ。 189 00:13:26,290 --> 00:13:29,760 おっ 始める? もう5時間経ったのか? 190 00:13:29,760 --> 00:13:32,270 あれ? まだ半分くらいじゃん。 191 00:13:32,270 --> 00:13:34,790 ハハハ! やっぱ少し焦って来た? 192 00:13:34,790 --> 00:13:37,790 ニャハハ… んっ? 193 00:13:41,280 --> 00:13:43,250 (モラウ) 気付いたか? 194 00:13:43,250 --> 00:13:46,260 始めんじゃねえ 終わってんだ。 195 00:13:46,260 --> 00:13:49,260 自分の足首 見てみな。 196 00:13:51,780 --> 00:13:54,260 (ヂートゥ)《煙のロープ!?》 197 00:13:54,260 --> 00:13:57,330 かなり 気 使ったぜ? 198 00:13:57,330 --> 00:14:00,790 絶対 見つからないように 遠回りさせたから 199 00:14:00,790 --> 00:14:04,770 相当長いロープに なっちまったがな。 200 00:14:04,770 --> 00:14:09,780 何しろ あとは このロープをたぐるだけ。 201 00:14:09,780 --> 00:14:12,280 時間の問題だな。 202 00:14:15,800 --> 00:14:17,800 くっ! 203 00:14:19,260 --> 00:14:22,780 フフっ… 今度は お前が いろいろ試す番だな。 204 00:14:22,780 --> 00:14:24,780 ムダだがね。 205 00:14:26,760 --> 00:14:28,260 うわ! 206 00:14:30,780 --> 00:14:33,790 煙だと思って ナメちゃいけねえ。 207 00:14:33,790 --> 00:14:36,840 切断不可能の綱だと思いな。 208 00:14:36,840 --> 00:14:40,260 せいぜい あがきなよ。 209 00:14:40,260 --> 00:14:41,760 う~! 210 00:14:46,270 --> 00:14:47,770 ぐっ…。 211 00:14:47,770 --> 00:14:49,770 (モラウ)《やっぱりだ》 212 00:14:49,770 --> 00:14:52,770 《直接 俺を攻撃して来ないのは 213 00:14:52,770 --> 00:14:54,770 鬼ごっこ だから》 214 00:14:54,770 --> 00:14:57,330 《奴の体に 直接 俺が触れれば 215 00:14:57,330 --> 00:15:00,280 能力が 解除されてしまうんだろう》 216 00:15:00,280 --> 00:15:02,280 《大して集中力もないくせに 217 00:15:02,280 --> 00:15:05,770 8時間なんて 長丁場の設定といい 218 00:15:05,770 --> 00:15:08,750 お前を追い詰めてんのは 俺じゃ ねえ》 219 00:15:08,750 --> 00:15:11,250 《お前自身だ!》 220 00:15:12,270 --> 00:15:15,810 ヂートゥの能力は まさに発展途上 221 00:15:15,810 --> 00:15:17,850 ギリギリに 追い込まれたことで 222 00:15:17,850 --> 00:15:21,270 この困難な現状を 何とか打破すべく… 223 00:15:21,270 --> 00:15:22,770 あっ? 224 00:15:22,770 --> 00:15:25,770 新たな能力を生み出した! 225 00:15:33,280 --> 00:15:35,800 ボーガンとクロウ。 226 00:15:35,800 --> 00:15:40,270 (モラウ) 《相手が 近づいても離れても 対応ができるってことか》 227 00:15:40,270 --> 00:15:43,260 ヒャ~ハハハっ! ありがとよ! 228 00:15:43,260 --> 00:15:47,760 お前のおかげで すっげぇ能力 手に入っちゃった! 229 00:15:47,760 --> 00:15:50,760 おいおい… これ 何か分かってる? 230 00:15:50,760 --> 00:15:53,280 弓! 弓だよ? 231 00:15:53,280 --> 00:15:56,320 うかつに寄って来て いいのかよ! 232 00:15:56,320 --> 00:15:57,820 おら! 233 00:15:58,870 --> 00:16:01,770 いいんだよ。 234 00:16:01,770 --> 00:16:03,280 お前なぁ 235 00:16:03,280 --> 00:16:07,780 自分の足より遅いもんを 能力にして どうすんだよ。 236 00:16:07,780 --> 00:16:09,280 あっ。 237 00:16:09,280 --> 00:16:11,770 そっちの爪も試してみねえか? 238 00:16:11,770 --> 00:16:15,790 俺のほうから 近づく手間が省けるんだがな。 239 00:16:15,790 --> 00:16:18,360 敗因を教えてやるよ。 240 00:16:18,360 --> 00:16:21,280 お前… 241 00:16:21,280 --> 00:16:23,280 バカだから。 242 00:16:25,260 --> 00:16:27,750 ヘッ ヘヘヘ…。 243 00:16:27,750 --> 00:16:29,750 うっせぇ~! 244 00:16:32,770 --> 00:16:35,290 ヒャハハハハ! 死ねよ! 245 00:16:35,290 --> 00:16:37,330 そうすりゃ 俺に触るも クソもねえ! 246 00:16:37,330 --> 00:16:38,860 あっ! 247 00:16:38,860 --> 00:16:41,760 《この手応え》 248 00:16:41,760 --> 00:16:43,780 《まさか 249 00:16:43,780 --> 00:16:47,280 煙? まさか!?》 250 00:16:48,750 --> 00:16:51,760 捕まえた。 251 00:16:51,760 --> 00:16:54,760 えっ いつの間に…。 252 00:16:54,760 --> 00:16:59,350 お前が漫画読んで ばか笑いしている間。 253 00:16:59,350 --> 00:17:03,750 (モラウの声) まず 自分のすぐ前に 煙でコピーを制作。 254 00:17:03,750 --> 00:17:07,270 自分の体を 草に 模した煙で覆い 255 00:17:07,270 --> 00:17:10,260 コピーとは反対側から接近。 256 00:17:10,260 --> 00:17:12,760 寝ている時も戦闘中だぜ。 257 00:17:12,760 --> 00:17:15,760 俺から目離しちゃ ダメ。 258 00:17:18,280 --> 00:17:22,780 (モラウ) 無事 帰還か さて まだやるかい? 259 00:17:24,760 --> 00:17:26,780 いや もういいや。 260 00:17:26,780 --> 00:17:29,760 (モラウ) うん それが賢明だな。 261 00:17:29,760 --> 00:17:33,280 じゃ もう教えてくれても いいんじゃねえか? 262 00:17:33,280 --> 00:17:36,750 俺が もしも時間内に お前を捕まえられなかったら 263 00:17:36,750 --> 00:17:40,810 どうなってたんだよ? (ヂートゥ) 聞いても意味ないぜ。 264 00:17:40,810 --> 00:17:44,780 一度でも 俺が捕まっちゃえば もう あの能力は二度と使えない。 265 00:17:44,780 --> 00:17:47,260 そういう条件で つくった能力だから。 266 00:17:47,260 --> 00:17:50,270 そうかい 悪いことしたかねぇ。 267 00:17:50,270 --> 00:17:52,780 ハッ! どうってことないね。 268 00:17:52,780 --> 00:17:55,770 また シャウ様に 新しい能力をもらうさ! 269 00:17:55,770 --> 00:18:00,310 次は絶対に負けないからな! 覚悟しとけよ~!! 270 00:18:00,310 --> 00:18:02,340 《奴の上 271 00:18:02,340 --> 00:18:05,760 恐らく直属護衛軍の シャウって奴が 272 00:18:05,760 --> 00:18:09,750 他人の能力開花を助ける 力があるってことだ》 273 00:18:09,750 --> 00:18:11,770 《そうなると 選別が終わったら 274 00:18:11,770 --> 00:18:14,770 いよいよ こっちに 勝ち目がなくなるな》 275 00:18:14,770 --> 00:18:18,280 《ゴンとキルアの選択は 大正解だったってか》 276 00:18:18,280 --> 00:18:19,780 [TEL](着信音) 277 00:18:19,780 --> 00:18:22,780 [TEL](ノヴ) 合流したい 中で話そう。 278 00:18:24,370 --> 00:18:27,290 (ノヴ) 新手が来た ザリガニとオオカミだ。 279 00:18:27,290 --> 00:18:31,270 (モラウ)強いのか? (ノヴ)それが分かれば苦労しない。 280 00:18:31,270 --> 00:18:34,780 今は 互いに 間合いをはかってる感じだな。 281 00:18:34,780 --> 00:18:36,280 (モラウ) 膠着状態か。 282 00:18:36,280 --> 00:18:39,800 時間を稼ぎたい 俺達にとったら願ったりだな。 283 00:18:39,800 --> 00:18:43,870 恐らく 俺が あいつを仕留めたからだ。 284 00:18:43,870 --> 00:18:48,290 あのトンボが 監視カメラの 役割を果たしていたらしい。 285 00:18:48,290 --> 00:18:51,280 (レオル) フラッタ! 応答しろ! 286 00:18:51,280 --> 00:18:53,780 (ブロヴーダ) いくら待っても来ねえな。 287 00:18:53,780 --> 00:18:55,780 作戦変更だな。 288 00:18:55,780 --> 00:18:59,280 (ウェルフィン) フラッタ抜きじゃ 敵の位置を把握できないんだろ? 289 00:18:59,280 --> 00:19:00,790 クソ。 290 00:19:00,790 --> 00:19:03,340 《肝心な時に使えねえ野郎だ》 291 00:19:03,340 --> 00:19:06,760 《中止か? いや ダメだ!》 292 00:19:06,760 --> 00:19:10,280 《ピトーの評価を下げるわけには 絶対いかねえ!》 293 00:19:10,280 --> 00:19:12,280 じゃ 俺達 戻るぜ。 294 00:19:12,280 --> 00:19:14,270 あっ 待ってくれ! 295 00:19:14,270 --> 00:19:17,270 分かった 俺が何とかする。 296 00:19:20,770 --> 00:19:22,810 それが お前の能力か? 297 00:19:22,810 --> 00:19:26,780 ああ 探索能力がある 他には黙ってろよ。 298 00:19:26,780 --> 00:19:29,260 お前らだから見せたんだ。 299 00:19:29,260 --> 00:19:32,770 《バ~カ 誰が本当のこと話すかよ》 300 00:19:32,770 --> 00:19:36,290 レオルの「レンタルポッド」は 対象者に恩を売り 301 00:19:36,290 --> 00:19:39,760 その見返りとして 対象者の特殊能力を 302 00:19:39,760 --> 00:19:42,830 一時的に借りることができる 能力であり 303 00:19:42,830 --> 00:19:45,760 2段階の条件を クリアしなければ ならない 304 00:19:45,760 --> 00:19:49,270 1つ目は 相手の特殊能力を 実際に見るか 305 00:19:49,270 --> 00:19:51,290 能力名を知る 306 00:19:51,290 --> 00:19:54,290 2つ目は その後 相手に恩を売り 307 00:19:54,290 --> 00:19:58,780 「これは貸しだからな」とか 「タダじゃないぜ」などと確認し 308 00:19:58,780 --> 00:20:02,330 それに対して 相手が同意した場合に限り 309 00:20:02,330 --> 00:20:04,370 能力の発動条件が整う 310 00:20:04,370 --> 00:20:05,770 《あった!》 311 00:20:05,770 --> 00:20:08,270 条件が整うと 自動的に 312 00:20:08,270 --> 00:20:11,270 レオルの発行機に データが記憶され 313 00:20:11,270 --> 00:20:14,260 いつでも確認できるようになる 314 00:20:14,260 --> 00:20:17,260 ただし 相手が死亡した場合 315 00:20:17,260 --> 00:20:19,780 データは削除される 316 00:20:19,780 --> 00:20:22,850 (レオル) フラッタは無事だ。 (ウェルフィン) チッ。 317 00:20:22,850 --> 00:20:25,750 《連絡が来ないのは 気絶しているからか 318 00:20:25,750 --> 00:20:27,770 相当 遠くにいるからか》 319 00:20:27,770 --> 00:20:30,260 レンタルは 1回1時間 320 00:20:30,260 --> 00:20:34,760 レンタル期間中 貸した相手は その能力を使えない 321 00:20:34,760 --> 00:20:37,280 《とにかく まだフラッタは死んでねえ》 322 00:20:37,280 --> 00:20:39,250 何とか連絡も取れそうだ。 323 00:20:39,250 --> 00:20:42,820 フラッタの「サテライトンボ」が 黒メガネの位置を確認したら 324 00:20:42,820 --> 00:20:44,360 作戦スタートだ。 325 00:20:44,360 --> 00:20:49,280 (ブロヴーダ) 俺達が周りのザコ共を遠ざけて お前が黒メガネとタイマン。 326 00:20:49,280 --> 00:20:51,260 (ウェルフィン) 一人で大丈夫かよ? 327 00:20:51,260 --> 00:20:55,260 任せとけよ ヤバい役目は 回さねえさ。 328 00:20:56,790 --> 00:21:01,270 《…っていうか お前らに 能力 見られたくねえんだよ》 329 00:21:01,270 --> 00:21:05,840 《どんな手 使っても ミッションは成功させるぜ》 330 00:21:05,840 --> 00:21:08,260 《OK… と》 331 00:21:08,260 --> 00:21:11,270 《こんなとこで 足踏みはできねえ》 332 00:21:11,270 --> 00:21:14,270 《王に恩を売るまでは!》 333 00:21:14,270 --> 00:21:17,270 発行された券を 手に取り 破ることで 334 00:21:17,270 --> 00:21:19,770 能力が発動する! 335 00:21:21,260 --> 00:21:23,810 (レオル) 来たぜ。 336 00:21:23,810 --> 00:21:26,310 探索開始だ。 337 00:21:30,250 --> 00:21:32,770 (王)《分からぬ》 338 00:21:32,770 --> 00:21:34,760 《不愉快だ》 339 00:21:34,760 --> 00:21:39,260 《呼吸を乱されているのは 終始 余のほう》 340 00:21:39,260 --> 00:21:41,260 《本来ならば 341 00:21:41,260 --> 00:21:45,280 心身湯立つほど 受け入れがたい屈辱!》 342 00:21:45,280 --> 00:21:48,850 《だが… 苛立ちながらも 343 00:21:48,850 --> 00:21:52,850 それを楽しんでいる自分が 一方にある》 344 00:21:54,260 --> 00:21:58,760 《その源泉が分からぬ…》