1 00:00:07,420 --> 00:00:10,420 (ノヴ) 宮殿に向かって 近いほうから順に 2 00:00:10,420 --> 00:00:14,420 出口も 玉座の間に向かって 近くなっている。 3 00:00:18,990 --> 00:00:21,930 (モラウ) OK 満場一致だな。 4 00:00:21,930 --> 00:00:27,430 全員 近い出口 中央大階段横から突入する! 5 00:01:56,400 --> 00:01:58,410 (ヒナ) あ~あ 6 00:01:58,410 --> 00:02:01,890 レオル様が やたら褒めるから いいかなって思ってたけど 7 00:02:01,890 --> 00:02:03,890 除念って大変。 8 00:02:10,420 --> 00:02:12,900 この お腹も 相手能力の威力次第で 9 00:02:12,900 --> 00:02:15,910 どんどん大きくなるみたいだし。 10 00:02:15,910 --> 00:02:18,390 大失敗。 11 00:02:18,390 --> 00:02:22,900 女のコにとって 体のラインが 崩れるの 一大事だもん。 12 00:02:22,900 --> 00:02:25,950 レオル様に もっと ご褒美もらわなくちゃ。 13 00:02:25,950 --> 00:02:27,950 ねぇ シドレ? 14 00:02:30,390 --> 00:02:34,890 《下級兵で 珍しく言葉が 分かるから重宝してるけど…》 15 00:02:34,890 --> 00:02:38,890 あんたさぁ もう少し 話に乗ってくんない? 16 00:02:41,920 --> 00:02:45,420 (ビゼフ) 見つけたら 即刻 射殺して構わん! 17 00:02:45,420 --> 00:02:49,510 人民の列に紛れていても 異国民で目立つはずだ! 18 00:02:49,510 --> 00:02:52,410 (ビゼフ)《くそ! くそ!! あの女 19 00:02:52,410 --> 00:02:54,400 一体 何の目的で…》 20 00:02:54,400 --> 00:02:56,900 (ウェルフィン) おい! んっ? 21 00:03:01,900 --> 00:03:05,410 (ウェルフィン) ここで ケータイ使うなって 何度も言ってんだろ! 22 00:03:05,410 --> 00:03:08,980 耳がキンキンいって 頭痛がして来んだよ その電波! 23 00:03:08,980 --> 00:03:11,410 《内容も分かるがな》 24 00:03:11,410 --> 00:03:14,920 次 見つけたら 腕ごと ケータイをぶち折るぞ。 25 00:03:14,920 --> 00:03:18,900 い… いや 重要案件を いくつも抱えているんだ。 26 00:03:18,900 --> 00:03:21,390 こればかりは 大目に見てもらわんと。 27 00:03:21,390 --> 00:03:25,930 フン 逃げた女を捜すのが 重要案件か? 28 00:03:25,930 --> 00:03:29,500 フフフ… 俺なら見つけ出せるぜ? 29 00:03:29,500 --> 00:03:31,420 ほ… 本当か? 30 00:03:31,420 --> 00:03:34,900 (ウェルフィン) 俺は いろんな意味で 鼻が利くんでな。 31 00:03:34,900 --> 00:03:38,920 女が身に着けてたものがあれば 追跡可能だ。 32 00:03:38,920 --> 00:03:41,910 あんたの働きは 護衛軍も認めるところだし 33 00:03:41,910 --> 00:03:43,930 俺も評価してる。 34 00:03:43,930 --> 00:03:46,480 まっ ギブアンドテークで行こうぜ 35 00:03:46,480 --> 00:03:48,900 お互いのためにな。 36 00:03:48,900 --> 00:03:50,920 (ビゼフ) わ… 分かった! 37 00:03:50,920 --> 00:03:53,420 今 持って来るから待っててくれ。 38 00:03:54,910 --> 00:03:56,410 フフフ…。 39 00:03:56,410 --> 00:03:58,430 《俺は 影の王になる!》 40 00:03:58,430 --> 00:04:02,410 《そのために篭絡すべきは 王ではなく ビゼフ!》 41 00:04:02,410 --> 00:04:04,970 ≪ウェルフィン様 警戒があります≫ 42 00:04:04,970 --> 00:04:06,480 ≪用が急です≫ 43 00:04:06,480 --> 00:04:10,480 《チッ… 下級兵の信号も頭痛いぜ》 44 00:04:12,410 --> 00:04:15,910 (ウェルフィン)《これは タラゲッテの血の臭い》 45 00:04:15,910 --> 00:04:17,910 《奴の血痕と汚れた靴》 46 00:04:17,910 --> 00:04:19,900 《侵入者!?》 47 00:04:19,900 --> 00:04:23,420 《足跡が残るのを懸念して ここで 脱いだとすると 48 00:04:23,420 --> 00:04:26,920 賊は宮殿の さらに内部にいる》 49 00:04:26,920 --> 00:04:30,490 《靴を処分しなかったのは 任務遂行を優先し 50 00:04:30,490 --> 00:04:33,910 時間のロスを避けた?》 51 00:04:33,910 --> 00:04:36,400 《1週間前の雨の日か…》 52 00:04:36,400 --> 00:04:40,900 《タラゲッテの行方が分からなくなった 日時と 一致するな》 53 00:04:40,900 --> 00:04:44,920 《こいつに消されたのは まず 間違いない》 54 00:04:44,920 --> 00:04:46,910 《しかし それならば 55 00:04:46,910 --> 00:04:50,980 タラゲッテを連れ去ったのに 靴だけ残したことになる》 56 00:04:50,980 --> 00:04:52,900 《周囲に血痕は ない》 57 00:04:52,900 --> 00:04:56,420 《この場で何かにくるまれて 移動したとすると 58 00:04:56,420 --> 00:04:59,920 あらかじめ 道具を準備してたってこと》 59 00:04:59,920 --> 00:05:03,410 《兵士誘拐が任務? ならば その狙いは?》 60 00:05:03,410 --> 00:05:05,410 《くそ… 分からん!》 61 00:05:05,410 --> 00:05:07,930 《シャウアプフに 助言を請うか?》 62 00:05:07,930 --> 00:05:12,020 《いや… 俺が直接 捕まえて 吐かせりゃいい》 63 00:05:12,020 --> 00:05:17,410 (においを嗅ぐ音) 64 00:05:17,410 --> 00:05:20,890 《やはり… 宮殿内部へ向かっている!》 65 00:05:20,890 --> 00:05:24,400 《ビゼフの女より こっちが先か》 66 00:05:24,400 --> 00:05:26,400 お前らも ついて来い! 67 00:05:35,510 --> 00:05:38,410 (王) 名は? 何と申す 68 00:05:38,410 --> 00:05:41,410 あっ コ… コムギです! 69 00:05:41,410 --> 00:05:44,910 総帥様のお名前は…? 70 00:05:48,440 --> 00:05:52,440 (コムギ)《お名前 教えていただけなかった…》 71 00:05:57,410 --> 00:06:00,910 (コムギ)《早く 打ちたい…》 72 00:06:08,420 --> 00:06:12,430 (王)《余は 何者だ?》 73 00:06:12,430 --> 00:06:14,480 《名もなき王 74 00:06:14,480 --> 00:06:16,900 借り物の城》 75 00:06:16,900 --> 00:06:20,900 《眼下に集うは 意思持たぬ人形》 76 00:06:20,900 --> 00:06:22,390 フフッ。 77 00:06:22,390 --> 00:06:26,410 《これが 余に与えられた天命ならば…》 78 00:06:26,410 --> 00:06:29,410 ハハハハ…! 79 00:06:29,410 --> 00:06:34,410 《退屈と断ずるに いささかの躊躇も持たぬ!》 80 00:06:45,410 --> 00:06:46,910 ついて来るな。 81 00:06:46,910 --> 00:06:48,910 (モントゥトゥユピー) はっ… しかし…。 82 00:06:49,910 --> 00:06:52,410 二度言わすな。 83 00:06:56,420 --> 00:07:01,010 (ネフェルピトー) ニャハハ これで全員 王様に殴られたニャ。 84 00:07:01,010 --> 00:07:02,510 んっ? 85 00:07:04,400 --> 00:07:07,400 王が お前の「円」 うざいってよ。 86 00:07:07,400 --> 00:07:11,420 ニッ… そろそろ 言われる頃かと思ってたけど…。 87 00:07:11,420 --> 00:07:15,410 でも さすがに 警戒を 解くわけには いかないニャ。 88 00:07:15,410 --> 00:07:17,430 じゃあ お前が言いに行けよ! 89 00:07:17,430 --> 00:07:19,930 俺は もう殴られたくない。 90 00:07:20,960 --> 00:07:23,510 (ネフェルピトーの声) こういうのは いかがでしょう? 91 00:07:23,510 --> 00:07:27,400 王の周りだけ 球体状に オーラを避けます。 92 00:07:27,400 --> 00:07:32,420 これならば 私の気配で 気がそがれることもなくなります。 93 00:07:32,420 --> 00:07:35,430 余に 動くなということか? 94 00:07:35,430 --> 00:07:37,400 余の動きに合わせて 95 00:07:37,400 --> 00:07:42,430 オーラの空白となる球体を 移動するのは 不可能であろうが。 96 00:07:42,430 --> 00:07:46,400 肉眼によって 余の動向を視認するなど 論外。 97 00:07:46,400 --> 00:07:50,890 はっ それは 警備の観点から 考えておりません。 98 00:07:50,890 --> 00:07:55,910 (王) ならば 余が貴様の気配に 煩わされることなく動けるのは 99 00:07:55,910 --> 00:07:58,400 その球体の中のみ。 100 00:07:58,400 --> 00:08:02,950 逐一 貴様に命令せねば 移動すらままならぬと 101 00:08:02,950 --> 00:08:04,490 こう申すのか? 102 00:08:04,490 --> 00:08:07,390 (ネフェルピトー) 返す言葉もございません。 103 00:08:07,390 --> 00:08:11,410 「円」での警戒は 宮殿の外側だけにしろ。 104 00:08:11,410 --> 00:08:15,920 明日の選別までなら それで我慢してやる。 105 00:08:15,920 --> 00:08:17,420 不満か? 106 00:08:17,420 --> 00:08:21,920 外部からの警戒ならば それで十分であろう。 107 00:08:21,920 --> 00:08:26,890 それとも すでに 内部に 賊がいるとでも申すか? 108 00:08:26,890 --> 00:08:29,900 それでは 貴様の「円」が ザルでしかないことを 109 00:08:29,900 --> 00:08:34,400 自ら吐露するのと同義! 違うか? 110 00:08:34,400 --> 00:08:36,400 (ネフェルピトー) 仰せの通りです。 111 00:08:36,400 --> 00:08:41,430 私の「円」では 例えば 警戒を 宮殿外部のみにしてしまうと 112 00:08:41,430 --> 00:08:44,480 地下からの侵入者を 察知できません。 113 00:08:44,480 --> 00:08:48,420 また 入殿を許された者の中に 賊がいれば 114 00:08:48,420 --> 00:08:51,920 それを看破できる類いの 能力でもありません。 115 00:08:51,920 --> 00:08:54,920 (王) それは コムギのことを 言っておるのか? 116 00:08:54,920 --> 00:08:57,410 いえ 他にも 117 00:08:57,410 --> 00:09:00,900 宮殿内には11名の兵が 残っておりまして 118 00:09:00,900 --> 00:09:04,470 彼らに関しては 宮殿内外の出入りは 119 00:09:04,470 --> 00:09:06,500 原則として自由です。 120 00:09:06,500 --> 00:09:10,410 入殿時に 一応 本人の確認はしますが 121 00:09:10,410 --> 00:09:13,910 仮に 敵によって 操作されているとしたら 122 00:09:13,910 --> 00:09:17,400 その判別は 極めて困難です あとは…。 123 00:09:17,400 --> 00:09:18,900 もう よい! 124 00:09:18,900 --> 00:09:21,420 「円」は 宮殿内部の1階までだ! 125 00:09:21,420 --> 00:09:25,440 それならば 地下からの侵入にも 対処できよう! 126 00:09:25,440 --> 00:09:29,010 2階以上には 誰も来るなと伝えろ! 127 00:09:29,010 --> 00:09:33,900 くせ者が来れば 余が自ら始末してくれるわ! 128 00:09:33,900 --> 00:09:36,900 余が呼ぶまで 貴様らも同様! 129 00:09:36,900 --> 00:09:40,400 侵入すれば 狼藉と見なす! 130 00:09:40,400 --> 00:09:43,400 (シャウアプフ) もともと 他のアリは 131 00:09:43,400 --> 00:09:47,390 2階以上は 出入り禁止に しているから いいとして…。 132 00:09:47,390 --> 00:09:50,460 (モントゥトゥユピー) 俺は 一体 どこにいりゃ いいんだ? 133 00:09:50,460 --> 00:09:54,900 (シャウアプフ) 2階と1階をつなぐ 中央大階段ですかね。 134 00:09:54,900 --> 00:10:00,420 地下からの侵入者がいた場合も そこなら対応しやすいですし。 135 00:10:00,420 --> 00:10:03,890 それにしても 王は最近 不機嫌だな。 136 00:10:03,890 --> 00:10:07,410 やっぱ 軍儀の負けが 相当 悔しいってことか。 137 00:10:07,410 --> 00:10:08,910 ニャ。 138 00:10:08,910 --> 00:10:11,450 《いら立ちの根…》 139 00:10:11,450 --> 00:10:13,500 《おおかたの予想は つく》 140 00:10:13,500 --> 00:10:17,390 《私の能力 「スピリチュアルメッセージ」ならば 141 00:10:17,390 --> 00:10:20,390 それは より明確になろう》 142 00:10:20,390 --> 00:10:24,900 《しかし それは 王に対する 最大の侮辱行為》 143 00:10:24,900 --> 00:10:28,400 《いや… それは 言い訳…》 144 00:10:28,400 --> 00:10:30,420 《正直に言おう》 145 00:10:30,420 --> 00:10:33,450 《私は 恐れているのだ》 146 00:10:33,450 --> 00:10:36,510 《今 王に芽生えているものが 147 00:10:36,510 --> 00:10:38,390 この上なく 不安で 148 00:10:38,390 --> 00:10:42,390 恐ろしくて たまらないのだ》 149 00:10:45,370 --> 00:10:49,880 (においを嗅ぐ音) 150 00:10:49,880 --> 00:10:53,900 《チッ 雨のせいで においは ここで消えてるな…》 151 00:10:53,900 --> 00:10:56,380 《だが 分かったぜ》 152 00:10:56,380 --> 00:11:00,400 《賊は ここで 身を隠して2階をうかがい 153 00:11:00,400 --> 00:11:03,970 結局 上へも行かず 外へ出た》 154 00:11:03,970 --> 00:11:06,880 《何かあって 侵入を諦めたか?》 155 00:11:06,880 --> 00:11:09,380 《それとも 目的は達成したのか?》 156 00:11:09,380 --> 00:11:12,370 《いや 何か能力を使ったのかも》 157 00:11:12,370 --> 00:11:14,380 (モントゥトゥユピー) おっ! 158 00:11:14,380 --> 00:11:16,400 一応 伝えとくか。 159 00:11:16,400 --> 00:11:20,390 お前ら 2階に行ったら 王様にマジで殺されるぞ。 160 00:11:20,390 --> 00:11:23,440 宮殿内の他の連中にも言っとけ。 161 00:11:23,440 --> 00:11:24,980 はっ。 162 00:11:24,980 --> 00:11:26,380 《翼!》 163 00:11:26,380 --> 00:11:29,900 《賊が空を飛ぶ能力を 持っていれば どうだ?》 164 00:11:29,900 --> 00:11:32,390 《あの靴と においはミスリード》 165 00:11:32,390 --> 00:11:36,370 《宙に浮いて 2階に向かうことは可能!》 166 00:11:36,370 --> 00:11:38,390 (ウェルフィン) ユピー殿! あぁ? 167 00:11:38,390 --> 00:11:40,390 (ウェルフィン)《いや… いやいや》 168 00:11:40,390 --> 00:11:42,950 《ピトーが「円」で 警戒しているんだ》 169 00:11:42,950 --> 00:11:46,880 《2階に侵入したら その時点で見つかっているはず》 170 00:11:46,880 --> 00:11:48,880 いや… すみません。 171 00:11:48,880 --> 00:11:50,890 何でもありません。 (モントゥトゥユピー) んっ? 172 00:11:50,890 --> 00:11:52,870 《そうじゃねえよ!!》 173 00:11:52,870 --> 00:11:55,390 《なら なぜ 賊は 階段下まで来られたんだ!?》 174 00:11:55,390 --> 00:11:56,890 ユピー殿。 175 00:11:56,890 --> 00:11:59,380 (モントゥトゥユピー) あっ!? 何だよ。 176 00:11:59,380 --> 00:12:02,420 ピトー殿が 「円」を解いたことはありますか? 177 00:12:02,420 --> 00:12:06,370 雨の日! そう… 1週間くらい前です。 178 00:12:06,370 --> 00:12:08,890 何だ 知らなかったのか? 179 00:12:08,890 --> 00:12:11,390 大変だったんだぞ。 180 00:12:11,390 --> 00:12:14,890 王様が自分で腕をちぎってよ。 んっ? 181 00:12:14,890 --> 00:12:17,380 ピトーが それを治している間は 182 00:12:17,380 --> 00:12:19,880 プフが代わって 「円」をしてたけどな。 183 00:12:19,880 --> 00:12:22,940 (ウェルフィン) プフ殿の「円」の範囲は どれくらいでしたか? 184 00:12:22,940 --> 00:12:25,490 知らねえよ そんなこと。 185 00:12:25,490 --> 00:12:27,370 ピトーと同じじゃねえの? 186 00:12:27,370 --> 00:12:29,390 《いや 違う…》 187 00:12:29,390 --> 00:12:32,900 《プフの「円」は 恐らく この階段の辺りまで》 188 00:12:32,900 --> 00:12:36,380 《賊は そのオーラを見て 2階に行くのは諦めた…》 189 00:12:36,380 --> 00:12:39,890 《ここまでは いい 問題は賊の目的!》 190 00:12:39,890 --> 00:12:42,410 《そして 現在 まだこの周辺に 191 00:12:42,410 --> 00:12:45,470 潜伏しているかどうかの2点》 192 00:12:45,470 --> 00:12:47,390 《ここで ユピーに言うべきか?》 193 00:12:47,390 --> 00:12:49,880 《いや それは ない》 194 00:12:49,880 --> 00:12:52,880 《報告するなら ピトーかプフ》 195 00:12:52,880 --> 00:12:55,400 《できれば プフが望ましい》 196 00:12:55,400 --> 00:12:58,400 《さらに できるなら 賊の目的だけでも 197 00:12:58,400 --> 00:13:00,370 はっきりさせとく必要がある》 198 00:13:00,370 --> 00:13:02,430 《でないと結局 199 00:13:02,430 --> 00:13:06,000 賊は運良く宮殿内まで 侵入できたが 200 00:13:06,000 --> 00:13:09,380 プフの「円」を見て ビビって 帰りましたで終わっちまって 201 00:13:09,380 --> 00:13:12,390 俺の勲功は ゼロになる》 202 00:13:12,390 --> 00:13:15,370 《賊の目的は 俺が でっち上げてもいいが 203 00:13:15,370 --> 00:13:18,370 そいつが もし捕まれば ウソがバレるし 204 00:13:18,370 --> 00:13:21,890 かといって 思わせぶりな情報だけ与えて 205 00:13:21,890 --> 00:13:25,930 賊が見つからず 護衛軍に 無駄な労力を使わせたら 206 00:13:25,930 --> 00:13:28,880 俺の心証も悪くなるしな…》 (耳鳴り) 207 00:13:28,880 --> 00:13:32,390 《チッ! またビゼフのケータイか!?》 208 00:13:32,390 --> 00:13:35,390 《名案ゲット》 209 00:13:35,390 --> 00:13:38,890 ってわけで賊は 俺の部下をさらって行った。 210 00:13:38,890 --> 00:13:43,400 レオルによると そいつには 瞬間移動の能力があるらしい。 211 00:13:43,400 --> 00:13:45,950 恐らく 女は奴らの仲間。 212 00:13:45,950 --> 00:13:48,890 一緒に テレポートしたと 考えていいだろう。 213 00:13:48,890 --> 00:13:52,880 くそ… しかし 一体なぜ そんなことを…。 214 00:13:52,880 --> 00:13:54,890 (ウェルフィン) あぁ 問題は そこだ。 215 00:13:54,890 --> 00:14:00,380 だが 奴らの目的も俺が見破った。 (ビゼフ) 何だ? 216 00:14:00,380 --> 00:14:02,900 宮殿爆破計画! 217 00:14:02,900 --> 00:14:04,440 《フン ウソ》 218 00:14:04,440 --> 00:14:06,970 なっ… 早速 護衛軍に! 219 00:14:06,970 --> 00:14:08,910 (ウェルフィン) 待て。 (ビゼフ) んっ? 220 00:14:08,910 --> 00:14:12,380 慌てるな 報告は爆弾を 見つけてからでいいだろ? 221 00:14:12,380 --> 00:14:14,400 そんな悠長な! 222 00:14:14,400 --> 00:14:17,870 冷静に相手の立場になって 考えてみろよ。 223 00:14:17,870 --> 00:14:18,880 えっ? 224 00:14:18,880 --> 00:14:22,400 爆破するなら 王が確実に宮殿にいる時。 225 00:14:22,400 --> 00:14:24,440 それは いつか? 226 00:14:24,440 --> 00:14:26,880 全人民が集まった時! 227 00:14:26,880 --> 00:14:29,400 すなわち 大会開始直後! 228 00:14:29,400 --> 00:14:33,900 そこには 500万の人間 まさに絶景! 229 00:14:33,900 --> 00:14:35,870 それを見下ろす快感! 230 00:14:35,870 --> 00:14:39,390 影武者だけに見せるのは 惜しいと王は思う。 231 00:14:39,390 --> 00:14:42,930 だからこそ 自ら そこに立つ! 232 00:14:42,930 --> 00:14:45,480 敵が そう予想するのは ごく自然だろ? 233 00:14:45,480 --> 00:14:47,400 《確かに》 234 00:14:47,400 --> 00:14:51,900 《将軍の横で 私も 何度も見ているが あれは 235 00:14:51,900 --> 00:14:56,870 性交とは全く別の えも言えぬ快感》 236 00:14:56,870 --> 00:14:59,880 開会まで まだ半日以上ある。 237 00:14:59,880 --> 00:15:02,930 奴の足跡を俺の鼻で追えば 238 00:15:02,930 --> 00:15:06,380 それまでに 爆弾を見つけるのは たやすい。 239 00:15:06,380 --> 00:15:08,400 実物を持って報告に行けば 240 00:15:08,400 --> 00:15:11,390 護衛軍への印象が まるで違って来る。 241 00:15:11,390 --> 00:15:15,890 王の恩人となれば 手のひらを 返したように感謝されるぜ。 242 00:15:15,890 --> 00:15:17,390 なっ! 243 00:15:17,390 --> 00:15:20,900 確かに 確かにな。 244 00:15:20,900 --> 00:15:24,980 (ウェルフィン) 爆弾を見つけたら すぐに連絡する。 245 00:15:24,980 --> 00:15:26,980 うん 分かった。 246 00:15:27,890 --> 00:15:29,390 (ウェルフィン)《フン…》 247 00:15:29,390 --> 00:15:32,880 《小心者が ようやく 平静を取り戻したか》 248 00:15:32,880 --> 00:15:34,380 ヘッ…。 249 00:15:34,380 --> 00:15:36,900 《築いて行くぜ 250 00:15:36,900 --> 00:15:39,900 着々と影の王の地位をな》 251 00:15:47,390 --> 00:15:49,380 (モラウ) 7分前だ。 252 00:15:49,380 --> 00:15:54,380 決行1分前にコールするから 出口に集まってくれ。 253 00:15:54,380 --> 00:15:56,380 それまでは 待機! 254 00:15:57,900 --> 00:16:00,390 (ナックル) メレオロン 能力の件だが…。 255 00:16:00,390 --> 00:16:05,880 (メレオロン) 分かってる 息継ぎの10秒前に 肩をタップだろ? 256 00:16:05,880 --> 00:16:10,380 そして 再び息を止めると同時に 1回 肩を叩く。 257 00:16:10,380 --> 00:16:14,400 フン… 限界まで 我慢しなくていいからな。 258 00:16:14,400 --> 00:16:17,870 むしろ 余裕を持って 息継ぎに専念してくれ。 259 00:16:17,870 --> 00:16:20,940 「神の共犯者」が発動しない間は 260 00:16:20,940 --> 00:16:23,490 安心して 俺に任せてりゃいい。 261 00:16:23,490 --> 00:16:24,990 んっ? 262 00:16:29,400 --> 00:16:32,400 無理しねえで 1本吸ったら どうだ? 263 00:16:32,400 --> 00:16:36,910 奴らの嗅覚をナメちゃ 一発で命取りだぜ。 264 00:16:36,910 --> 00:16:40,890 タバコの残り香で 追跡するのも朝飯前。 265 00:16:40,890 --> 00:16:45,450 1回目の息継ぎの瞬間 KOされても 不思議ねえ。 266 00:16:45,450 --> 00:16:49,390 (ナックル) ボスが突入と同時に 煙幕張るから 大丈夫だって。 267 00:16:49,390 --> 00:16:54,390 だと思うが リスクは なるべく 排除しておきたいからよ。 268 00:16:54,390 --> 00:16:57,890 くっ… 後悔したくはないからな。 269 00:16:59,400 --> 00:17:01,900 (ノヴ) ≪護衛軍が少し動いた≫ 270 00:17:03,380 --> 00:17:07,990 正門の上に3匹集まって 何か話し合っていたな。 271 00:17:07,990 --> 00:17:11,410 ピトーが その場に残って ユピーが中に。 272 00:17:11,410 --> 00:17:13,890 プフは空中散布に戻ったから 273 00:17:13,890 --> 00:17:16,890 特別な何かが 起きたわけではないと思う。 274 00:17:18,900 --> 00:17:21,380 また動きがあれば伝えに来る。 275 00:17:21,380 --> 00:17:25,880 ああ ギリギリでも 構わないから情報は くれ。 276 00:17:27,460 --> 00:17:30,390 (キルア ゾルディック) これで護衛軍が 宮殿にいないってパターンは 277 00:17:30,390 --> 00:17:31,890 ほぼ なくなったな。 278 00:17:31,890 --> 00:17:35,400 (ゴン フリークス)《ほぼ… まだ 完全にじゃないんだ》 279 00:17:35,400 --> 00:17:39,390 (イカルゴ) まぁ 100% 王と奴らは 近くにいるよ。 280 00:17:39,390 --> 00:17:41,400 それは言い過ぎ。 281 00:17:41,400 --> 00:17:43,890 もっと他の場合に 気持ちを備えてねえと 282 00:17:43,890 --> 00:17:45,920 ハプニングで体 動かねえぞ。 283 00:17:45,920 --> 00:17:49,380 (イカルゴ) お前は 奴らの忠誠を 知らねえから そう言うけど 284 00:17:49,380 --> 00:17:51,860 ねえんだって! そんな場合は! 285 00:17:51,860 --> 00:17:55,380 王がいれば 側近も すぐそばに 必ずいるんだよ! 286 00:17:55,380 --> 00:17:56,890 だ~か~ら! 287 00:17:56,890 --> 00:18:00,390 そう思っててもいいから 違う場合も頭に入れとけって! 288 00:18:00,390 --> 00:18:02,880 (イカルゴ) 具体的にどんな場合だよ! 289 00:18:02,880 --> 00:18:07,980 (シュート) 《…ったく なぜ この土壇場で モメることができるんだ》 290 00:18:07,980 --> 00:18:10,900 あるとすれば 女だな。 291 00:18:10,900 --> 00:18:12,380 (ゴン:キルア) んっ? (イカルゴ) えっ? 292 00:18:12,380 --> 00:18:14,890 王の目的の1つが繁殖だろ? 293 00:18:14,890 --> 00:18:18,390 宮殿内で王が何やってんのか 疑問だったが…。 294 00:18:18,390 --> 00:18:21,390 子づくり! これで決まりだ! 295 00:18:21,390 --> 00:18:22,900 なるほど。 296 00:18:22,900 --> 00:18:27,480 それなら王が護衛軍を 寝室から遠ざける可能性も 297 00:18:27,480 --> 00:18:29,370 あるには あるっすね。 298 00:18:29,370 --> 00:18:33,390 もしかしたら ビゼフが女性を 調達したのは 王のためかも…。 299 00:18:33,390 --> 00:18:35,390 (モラウ:ナックル) うわ! 300 00:18:37,890 --> 00:18:41,890 (モラウ:ナックル) パームが… 王と!? 301 00:18:42,880 --> 00:18:44,920 (モラウ) 計画に変更は ない! 302 00:18:44,920 --> 00:18:47,970 仮に パームが どんな状況にいようとだ。 303 00:18:47,970 --> 00:18:49,390 うん! 304 00:18:49,390 --> 00:18:51,870 《ゴンは 分かってねえだろうな》 305 00:18:51,870 --> 00:18:54,880 (ナックル)《突入前に 気付いてよかったな》 306 00:18:54,880 --> 00:18:57,880 (シュート)《覚悟なしで そんな場面に ぶち当たってたら 307 00:18:57,880 --> 00:18:59,880 フリーズ確実》 308 00:18:59,880 --> 00:19:01,900 分かったろ。 309 00:19:01,900 --> 00:19:04,920 いくら考えても 考え過ぎなんて ないんだよ! 310 00:19:04,920 --> 00:19:08,370 きっと まだまだあるからな 想定外の状況。 311 00:19:08,370 --> 00:19:11,880 《そう… まだ何か引っ掛かってる》 312 00:19:11,880 --> 00:19:13,900 ゴン。 んっ? 313 00:19:13,900 --> 00:19:17,380 分かってるな? パームのことはパームに任せろ! 314 00:19:17,380 --> 00:19:20,890 どんな場面でも ピトー1匹に集中しろよ。 315 00:19:20,890 --> 00:19:22,390 うん。 316 00:19:22,390 --> 00:19:25,960 《引っ掛かってるけど… 女か どうかは置いといて 317 00:19:25,960 --> 00:19:29,380 第3者の存在ってのは いい線だと思う》 318 00:19:29,380 --> 00:19:31,900 《そこに この気持ち… 319 00:19:31,900 --> 00:19:34,900 モヤモヤの答えが ある気がする》 320 00:19:34,900 --> 00:19:37,900 王は 何で自分自身を 傷つけたんだろう? 321 00:19:37,900 --> 00:19:39,870 ちょっと待てよ。 322 00:19:39,870 --> 00:19:42,880 それは あくまで お前達の推理だろ? 323 00:19:42,880 --> 00:19:47,460 ああ でも それ以外 考えられないってのは認めただろ。 324 00:19:47,460 --> 00:19:50,380 お前 言ってること矛盾してるぞ。 325 00:19:50,380 --> 00:19:54,400 さっき想定外の状況は いくらでもあるって言ったろうが。 326 00:19:54,400 --> 00:19:58,390 その理論から言えば ピトーが「円」を解いた理由も 327 00:19:58,390 --> 00:20:01,890 全く 俺達の予想外のことかも しれないだろう。 328 00:20:01,890 --> 00:20:05,410 そりゃ 分かってるよ でも 引っ掛かるんだ。 329 00:20:05,410 --> 00:20:07,450 突入3分前 330 00:20:07,450 --> 00:20:11,890 この状況で まだ それを 考える価値があると思うんだな? 331 00:20:11,890 --> 00:20:13,390 ああ。 332 00:20:13,390 --> 00:20:15,870 うむ… 考えてみよう。 333 00:20:15,870 --> 00:20:19,870 自分で自分を傷つけるのは どんな時か。 334 00:20:24,880 --> 00:20:28,380 自分が 許せない時…。 335 00:20:31,890 --> 00:20:35,380 (モラウ) 自分を許せない時か…。 336 00:20:35,380 --> 00:20:37,400 妥当な推理だな。 337 00:20:37,400 --> 00:20:41,380 しかし そこから 導き出される王の性格は 338 00:20:41,380 --> 00:20:45,400 無機質な暴君ではなく 誇りを持つ為政者。 339 00:20:45,400 --> 00:20:46,920 確かに。 340 00:20:46,920 --> 00:20:50,380 プライドを守るために 痛みを避けないタイプ。 341 00:20:50,380 --> 00:20:54,400 だとすると 俺の経験上 342 00:20:54,400 --> 00:20:58,380 そういう奴は 意に沿わぬ説得には 決して応じない! 343 00:20:58,380 --> 00:21:02,390 トップが折れない限り 護衛軍も また同じ。 344 00:21:02,390 --> 00:21:06,390 戦闘以外の選択はないと 覚悟して行けよ! 345 00:21:07,440 --> 00:21:10,400 《うまくモラウに まとめられちゃったな…》 346 00:21:10,400 --> 00:21:12,400 《でも違うんだ》 347 00:21:12,400 --> 00:21:16,390 《王の自傷行為 第3者の存在》 348 00:21:16,390 --> 00:21:20,890 《この仮定から紡がれる正解が まだ出ていない》 349 00:21:20,890 --> 00:21:23,380 《そんな予感》 350 00:21:23,380 --> 00:21:26,450 《その答えの意外さが 最悪の場合 351 00:21:26,450 --> 00:21:29,380 俺達の計画を 全て狂わせそうな…》 352 00:21:29,380 --> 00:21:31,380 (モラウ) 時間だ。 353 00:21:31,380 --> 00:21:34,870 突入1分前 集まってくれ。 354 00:21:34,870 --> 00:21:37,870 《くそ! 時間がない》 355 00:21:43,400 --> 00:21:44,910 は~! 356 00:21:49,380 --> 00:21:52,880 10秒前から カウントを始める。 357 00:21:54,370 --> 00:21:56,890 (モラウ) 行くぞ お前ら…。 358 00:21:56,890 --> 00:22:00,380 腹くくれよ!!