1 00:00:26,310 --> 00:00:31,830 王は 「円」のオーラを 無数の光子に形を変え 2 00:00:31,830 --> 00:00:34,320 周囲に放った 3 00:01:08,920 --> 00:01:12,800 (メルエム) コムギの明け渡しに 条件があるならば 4 00:01:12,800 --> 00:01:14,820 聞こう。 5 00:01:34,300 --> 00:01:37,820 ここには 1名しか おらぬようだが 6 00:01:37,820 --> 00:01:41,320 あえて お主達と言っておく。 7 00:01:44,290 --> 00:01:46,810 (パーム)《完全に把握されている》 8 00:01:46,810 --> 00:01:49,310 《小細工は無駄》 9 00:01:49,310 --> 00:01:54,320 お主達の「念」に触れて 強く感じたのは 10 00:01:54,320 --> 00:01:57,800 憤怒 恐怖 憎悪ではなく 11 00:01:57,800 --> 00:02:01,380 使命感 覚悟の類いであった。 12 00:02:01,380 --> 00:02:04,810 人類の存亡を背負っての 戦いならば 13 00:02:04,810 --> 00:02:06,800 もう終わった。 14 00:02:06,800 --> 00:02:08,300 《はっ!》 15 00:02:08,300 --> 00:02:13,300 (メルエム) ≪そしゃくが必要か? 耳を疑っているようだな≫ 16 00:02:13,300 --> 00:02:15,320 ≪ならば 何度でも言おう≫ 17 00:02:15,320 --> 00:02:19,820 お主達の勝利だ 戦いは終わった。 18 00:02:22,910 --> 00:02:27,320 (メルエム) ここからは お主1人に語り掛ける。 19 00:02:27,320 --> 00:02:30,800 ここへ 余が来た理由は 複雑ではない。 20 00:02:30,800 --> 00:02:32,810 ただ一つ。 21 00:02:32,810 --> 00:02:36,790 コムギという人間に会いたい それだけだ。 22 00:02:36,790 --> 00:02:38,300 《えっ?》 23 00:02:38,300 --> 00:02:42,800 (メルエム) ≪本当に ただ それだけだ≫ 24 00:02:43,880 --> 00:02:47,300 他には 何も望まない。 25 00:02:47,300 --> 00:02:53,290 お主の「念」に触れて 余の現状と この先も理解した。 26 00:02:53,290 --> 00:02:57,800 それを知った上で なお 今 余が望むのは 27 00:02:57,800 --> 00:03:02,350 残された時間を コムギと過ごしたい 28 00:03:02,350 --> 00:03:04,350 それだけだ。 29 00:03:21,320 --> 00:03:24,360 (パーム) 今のは 私の…。 30 00:03:24,360 --> 00:03:28,830 私の性格に触れた上での 作戦かしら? 31 00:03:28,830 --> 00:03:32,300 (パーム)《いいえ 分かってる! あり得ない!》 32 00:03:32,300 --> 00:03:34,320 信じられると思う!? 33 00:03:34,320 --> 00:03:38,310 素直に 「あぁ そうなの」と言えると!? 34 00:03:38,310 --> 00:03:42,360 《絶対の王が ちっぽけな私を偽るために 35 00:03:42,360 --> 00:03:44,900 自分自身を偽るなんて…》 36 00:03:44,900 --> 00:03:48,800 あれだけの虐殺を! そして これからも…。 37 00:03:48,800 --> 00:03:50,820 そんな生き物の…。 38 00:03:50,820 --> 00:03:54,800 《敗北宣言も 人への思いも…》 39 00:03:54,800 --> 00:03:57,810 無理!! 絶対に無理よ!! 40 00:03:57,810 --> 00:04:01,830 《真実だからこそ 王は!》 41 00:04:01,830 --> 00:04:05,870 ほんの少し… だったと思う。 42 00:04:05,870 --> 00:04:07,920 (パーム) えっ? 43 00:04:07,920 --> 00:04:11,300 (メルエム) どこかで ほんの少し 44 00:04:11,300 --> 00:04:15,290 何かが ほんの少し違っただけで 45 00:04:15,290 --> 00:04:22,320 今の余ならば 神とまでは言わぬが この世を…。 46 00:04:22,320 --> 00:04:26,840 いや… 全てが一致しての 現在だからこそ 47 00:04:26,840 --> 00:04:30,810 そう思うだけなのかもしれぬ。 48 00:04:30,810 --> 00:04:33,810 余に時間がないのは承知であろう。 49 00:04:33,810 --> 00:04:37,830 自力で捜すより お主から聞きたいのだ。 50 00:04:37,830 --> 00:04:39,800 何言ってんの!? 51 00:04:39,800 --> 00:04:41,300 《やめて!》 52 00:04:41,300 --> 00:04:44,820 そうよ 私は彼女の居場所を知ってる! 53 00:04:44,820 --> 00:04:47,360 拷問でも何でも自由にしたら? 54 00:04:47,360 --> 00:04:49,410 《分かってるの!》 55 00:04:49,410 --> 00:04:54,330 それが不可能なのは お互い十分 分かっているはず。 56 00:04:54,330 --> 00:04:59,820 お主のオーラは 今まで見た中で 最も強く美しい。 57 00:04:59,820 --> 00:05:02,310 《やめてよ…》 58 00:05:02,310 --> 00:05:07,340 余にできるのは ひたすら頼むことだけだ。 59 00:05:18,290 --> 00:05:20,290 (パーム) ダメ~!! 60 00:05:26,310 --> 00:05:31,310 私も もう 一部はアリ。 61 00:05:32,850 --> 00:05:36,290 あなたが種にとって どれほどの存在か 62 00:05:36,290 --> 00:05:40,290 嫌だけど分かってる! 63 00:05:42,300 --> 00:05:47,300 《そこまで… それほどまで…》 64 00:05:50,820 --> 00:05:53,870 (パーム)《それだけはダメ》 65 00:05:53,870 --> 00:05:55,870 言うわ。 66 00:05:57,290 --> 00:06:01,290 (パーム) だけど 1つ条件がある。 67 00:06:02,320 --> 00:06:06,300 私の能力で あなたを…。 68 00:06:06,300 --> 00:06:09,800 あなた達を見届けていい? 69 00:06:10,790 --> 00:06:14,880 (メルエム) それでコムギに会えるなら 70 00:06:14,880 --> 00:06:16,880 是非もないこと。 71 00:06:23,300 --> 00:06:26,820 《ごめんね キルア》 72 00:06:26,820 --> 00:06:31,330 《約束 破っちゃったよ…》 73 00:07:07,310 --> 00:07:12,820 (物音) 74 00:07:21,330 --> 00:07:24,830 (コムギ) 4-7-1 「帥」…。 75 00:07:28,800 --> 00:07:31,800 フッ… フフフ…。 76 00:07:33,310 --> 00:07:36,810 (メルエム) 起きろコムギ 打つぞ! 77 00:07:41,300 --> 00:07:44,800 (飛行船のエンジン音) 78 00:07:48,330 --> 00:07:51,330 [TV](女性キャスター) 衝撃的なニュースが 入ってまいりました。 79 00:07:51,330 --> 00:07:54,820 [TV] 東ゴルトー共和国の 全国民を集結させた 80 00:07:54,820 --> 00:07:57,870 大人民大会の真の目的は 81 00:07:57,870 --> 00:08:00,810 総帥自身による大虐殺でした。 82 00:08:00,810 --> 00:08:02,310 [TV] ディーゴ総帥は 83 00:08:02,310 --> 00:08:05,310 すでに がれきの中から 遺体で見つかっており 84 00:08:05,310 --> 00:08:08,310 無理心中の公算が 大きい状況ですが 85 00:08:08,310 --> 00:08:14,340 ナンバー2であるビゼフ長官の 所在 安否は依然不明のままで 86 00:08:14,340 --> 00:08:16,890 革命の可能性のほうが 有力であると 87 00:08:16,890 --> 00:08:20,310 一部の情報筋は 警戒を強めています。 88 00:08:20,310 --> 00:08:24,810 [TV] 一方 ミテネ連邦のNGLでも 異変は起きており 89 00:08:24,810 --> 00:08:28,320 亡命者の確認など 国際保安維持機構が 90 00:08:28,320 --> 00:08:30,340 連絡を試みていますが 91 00:08:30,340 --> 00:08:33,320 全く応答がない状態です。 92 00:08:33,320 --> 00:08:36,910 [TV] もともと 東ゴルトーと NGLとの間には 93 00:08:36,910 --> 00:08:40,830 黒い噂が絶えず 今回の事件を契機に 94 00:08:40,830 --> 00:08:46,330 NGLにも 機構の強制捜査の メスが入ることは必至です。 95 00:08:47,820 --> 00:08:50,310 (モラウ) ≪んっ? ああ≫ 96 00:08:50,310 --> 00:08:54,360 (モラウ) ボスは責務を全うしたよ。 97 00:08:54,360 --> 00:08:57,810 いや 俺は直接見ちゃいねえ。 98 00:08:57,810 --> 00:09:01,320 そこが ちょっとばかし微妙でな。 99 00:09:01,320 --> 00:09:04,320 ああ パーム待ちだ。 100 00:09:04,320 --> 00:09:08,820 [TEL](ビーンズ) いいんですか? 王の生死確認を たった1名に任せて。 101 00:09:08,820 --> 00:09:11,830 [TEL] しかも その人 一度は敵側に捕らえられて 102 00:09:11,830 --> 00:09:14,380 吸収されてるんでしょ? 103 00:09:14,380 --> 00:09:17,320 [TEL](モラウ) まぁ そこは プロ意識のせめぎ合い。 104 00:09:17,320 --> 00:09:19,320 [TEL] 万全を期した上で 105 00:09:19,320 --> 00:09:22,840 完璧な報告をするのは 確かに プロさ。 106 00:09:22,840 --> 00:09:25,840 [TEL] でも それは 空調完備の部屋で 107 00:09:25,840 --> 00:09:28,330 椅子に座ってる奴のプロ意識だ。 108 00:09:28,330 --> 00:09:33,900 [TEL] 俺達 現場は 信じた仲間が 任せろと言ったら任せるのさ。 109 00:09:33,900 --> 00:09:35,820 どっちもプロだ! 110 00:09:35,820 --> 00:09:38,820 ただ 俺は現場だ! 事務じゃ ねえ! 111 00:09:38,820 --> 00:09:40,840 (ビーンズ) ん~…。 112 00:09:40,840 --> 00:09:44,830 副会長派には通用しませんよ その理屈。 113 00:09:44,830 --> 00:09:48,830 バレたら 聴聞は 最低 覚悟してくださいよ。 114 00:10:00,810 --> 00:10:06,810 (キーボードを打つ音) 115 00:10:07,830 --> 00:10:12,330 [パソコン] あ~ えっと ワシ ネテロ。 116 00:10:15,390 --> 00:10:19,310 (ビーンズ)《会長 お疲れさまでした》 117 00:10:19,310 --> 00:10:22,810 《ゆっくり お休みになってください》 118 00:10:24,330 --> 00:10:29,340 同日 ネテロがハンター協会の 会長職を辞する旨と 119 00:10:29,340 --> 00:10:33,320 後任人事についての メッセージが記録された動画が 120 00:10:33,320 --> 00:10:37,410 電脳サイトで配信され 話題となったが 121 00:10:37,410 --> 00:10:40,310 政治家主導の巨大なニュースに かき消され 122 00:10:40,310 --> 00:10:46,810 それが遺言であると理解した者は ごくごく わずかであった 123 00:10:48,840 --> 00:10:52,310 (ディーゴ) さぁ 乾杯しよう。 124 00:10:52,310 --> 00:10:56,910 乾杯しようじゃないか 人というものどもに。 125 00:10:56,910 --> 00:11:01,820 善人も悪人も いつの世も 126 00:11:01,820 --> 00:11:06,320 人は くり返す。 127 00:11:06,320 --> 00:11:09,330 膿むには余りに長く 128 00:11:09,330 --> 00:11:14,820 学ぶには余りに短い 時の螺旋上。 129 00:11:14,820 --> 00:11:17,890 だからこそ 好く欲し 130 00:11:17,890 --> 00:11:20,390 好く発するのだろう? 131 00:11:21,320 --> 00:11:26,810 (ディーゴ) 命など 陽と地と詩とで 132 00:11:26,810 --> 00:11:29,810 満たされるほどのものなのに。 133 00:11:38,820 --> 00:11:40,830 (パーム) 終わったわ。 134 00:11:50,300 --> 00:12:00,810 (コムギの鼻歌) 135 00:12:00,810 --> 00:12:05,320 (コムギ) いや~ ものすごく 久すぶりな気がするす。 136 00:12:05,320 --> 00:12:09,340 夢で打つのと やっぱり本物は違いますねや~。 137 00:12:09,340 --> 00:12:10,840 うむ。 138 00:12:10,840 --> 00:12:14,830 突然 お腹ば すごい勢いで 蹴られだ感ずがすて 139 00:12:14,830 --> 00:12:19,910 その後 気付いだら 変な人に さらわれで。 140 00:12:19,910 --> 00:12:24,800 んでも 総帥様が 助けてくださったのですね。 141 00:12:24,800 --> 00:12:27,810 余ではない 余の配下だ。 142 00:12:27,810 --> 00:12:29,820 (コムギ) ぶはっ んですたか! 143 00:12:29,820 --> 00:12:32,360 ワダすったら早とちりをば。 144 00:12:32,360 --> 00:12:37,320 (メルエム) 余には過ぎた者達だ。 145 00:12:37,320 --> 00:12:41,340 (コムギ) んだらば いらっしゃいますたら お礼をば。 146 00:12:41,340 --> 00:12:44,340 (メルエム) 余から伝えておこう。 147 00:12:44,340 --> 00:12:46,840 じきに会う。 148 00:12:52,850 --> 00:12:55,920 (メルエム) 分かっておる 始めるぞ。 149 00:12:55,920 --> 00:12:57,840 はい! 150 00:12:57,840 --> 00:13:00,840 (メルエム) 以前 余の名を聞いたな。 151 00:13:00,840 --> 00:13:03,320 (コムギ) あ… はい。 152 00:13:03,320 --> 00:13:06,320 余の名は メルエムだ。 153 00:13:07,310 --> 00:13:10,310 (女王)メルエム 154 00:13:10,310 --> 00:13:13,310 全てを照らす光 155 00:13:14,390 --> 00:13:17,340 メル… エム様。 156 00:13:17,340 --> 00:13:18,840 あっ! 157 00:13:18,840 --> 00:13:21,830 ワ… ワダすの名前はコムギです! 158 00:13:21,830 --> 00:13:24,830 どうぞ よろすくお願いいたすます! 159 00:13:24,830 --> 00:13:26,810 知っておる。 160 00:13:26,810 --> 00:13:28,320 いや…。 161 00:13:28,320 --> 00:13:31,850 《そうだな 知らなかった》 162 00:13:31,850 --> 00:13:35,810 《余は 何が大事なものかを 163 00:13:35,810 --> 00:13:38,310 何も知らなかったようだ》 164 00:13:39,830 --> 00:13:41,810 メルエム様? 165 00:13:41,810 --> 00:13:43,830 (メルエム) 「様」は いらぬ。 はっ? 166 00:13:43,830 --> 00:13:46,820 2度 言わすな! 「様」は いらぬ! 167 00:13:46,820 --> 00:13:49,820 (コムギ) い… いや めっそうもございません。 168 00:13:49,820 --> 00:13:52,890 総帥様を呼び捨てなど 絶対にできません! 169 00:13:52,890 --> 00:13:56,330 ならば 軍儀で余が勝ったら 170 00:13:56,330 --> 00:13:59,330 お主は余を 「様」抜きで呼べ。 171 00:14:01,320 --> 00:14:03,320 (コムギ) 分かりますた。 172 00:14:03,320 --> 00:14:07,820 え~と 呼び捨ての後で 死んだらいいですか? 173 00:14:07,820 --> 00:14:10,860 (メルエム) あぁ そうだったな。 174 00:14:10,860 --> 00:14:13,360 死ぬ必要はない。 175 00:14:14,810 --> 00:14:18,330 以前の余とは ひと味 違うぞ。 176 00:14:18,330 --> 00:14:22,820 幾多の敗北を覚悟しておけ。 はい! 177 00:14:22,820 --> 00:14:27,330 (メルエム) お主が勝ったら 何が欲しい? 178 00:14:27,330 --> 00:14:30,830 (コムギ) もう1局 お願いいたすます! 179 00:14:32,400 --> 00:14:34,400 《愚問か》 180 00:14:35,300 --> 00:14:37,300 (メルエム) では 行くぞ。 181 00:14:40,320 --> 00:14:44,310 (メルエム) 1-5-1 「帥」。 182 00:14:44,310 --> 00:14:47,310 (コムギ) 9-9-1 「帥」。 183 00:14:47,310 --> 00:14:50,850 7-9-1 「兵」。 184 00:14:50,850 --> 00:14:54,420 (コムギ) 2-3-1 「兵」。 185 00:14:54,420 --> 00:14:57,810 (メルエム) 2-7-2 「筒」。 186 00:14:57,810 --> 00:15:00,320 《まさか》 187 00:15:00,320 --> 00:15:03,330 (コムギ) 7-1-2 「砦」。 188 00:15:03,330 --> 00:15:05,310 《これは…》 189 00:15:05,310 --> 00:15:07,310 《「孤孤狸固」!》 190 00:15:08,320 --> 00:15:12,340 (メルエム) コムギ 余を愚弄するか? 191 00:15:12,340 --> 00:15:15,390 (コムギ) いいえ。 (メルエム) 心して答えよ。 192 00:15:15,390 --> 00:15:18,810 戯言には付き合わぬぞ。 はい。 193 00:15:18,810 --> 00:15:23,310 ワダす 軍儀で ふざけたことないです。 194 00:15:23,310 --> 00:15:26,820 (メルエム) 分かった 貴様 195 00:15:26,820 --> 00:15:29,320 負けたら やはり死ね! 196 00:15:31,320 --> 00:15:32,820 はい。 197 00:15:37,410 --> 00:15:39,810 (メルエム)《死路ではないと申すか》 198 00:15:39,810 --> 00:15:42,820 《余の検討でも いくつか路はあった》 199 00:15:42,820 --> 00:15:46,320 《だが それは全て いたずらに手を増やすだけで 200 00:15:46,320 --> 00:15:49,820 勝ち目の薄い近死路ばかり》 201 00:15:49,820 --> 00:15:52,820 《活路があると申すならば…》 202 00:15:53,830 --> 00:15:57,900 (メルエム) 9-2-1 「中将新」! 203 00:15:57,900 --> 00:16:00,820 この先 204 00:16:00,820 --> 00:16:02,820 見せてみよ! 205 00:16:09,810 --> 00:16:11,810 (駒を打つ音) 206 00:16:14,320 --> 00:16:17,890 (コムギ) 4-6-2 「忍」! 207 00:16:17,890 --> 00:16:20,890 (メルエム)《こ… これは!》 208 00:16:27,330 --> 00:16:29,310 (メルエム) 確かに 209 00:16:29,310 --> 00:16:31,320 路が生きた! 210 00:16:31,320 --> 00:16:35,320 あの夜 気付いてすまったんです。 211 00:16:35,320 --> 00:16:37,320 (メルエム) 黙れ! 212 00:16:37,320 --> 00:16:39,340 考えさせろ! 213 00:16:46,830 --> 00:16:50,830 《ここだ! ここしかない!》 214 00:16:51,820 --> 00:16:53,820 (メルエム)《詰め切れぬはず!》 215 00:16:53,820 --> 00:16:55,840 《相手が無理に寄せれば 216 00:16:55,840 --> 00:16:58,830 手を重ねるほど こちらが有利!》 217 00:16:58,830 --> 00:17:03,900 《かといって早めに攻撃を緩め 攻め手を こちらに譲れば 218 00:17:03,900 --> 00:17:07,400 「騎馬」と「中将」の中押しを 防ぐ手はあるまい!》 219 00:17:08,320 --> 00:17:10,840 2-6-1 「騎馬」! 220 00:17:10,840 --> 00:17:13,840 《逆新手だ! いかに!》 221 00:17:15,330 --> 00:17:17,330 (メルエム) あっ…。 222 00:17:20,310 --> 00:17:23,850 どうした? なぜ泣く。 223 00:17:23,850 --> 00:17:25,890 (コムギ) ワダす… 224 00:17:25,890 --> 00:17:29,820 ワダすが こんなに 225 00:17:29,820 --> 00:17:32,820 幸せで いいのでしょうか? 226 00:17:33,810 --> 00:17:38,320 ワダすに… ワダすみたいな者に 227 00:17:38,320 --> 00:17:40,840 こんなにステキなことが 228 00:17:40,840 --> 00:17:44,840 いくつも起きて いいんでしょうか? 229 00:17:50,830 --> 00:17:54,330 やはり言わねばならぬな。 230 00:17:55,830 --> 00:17:58,340 (メルエム) 余は 231 00:17:58,340 --> 00:18:02,320 毒に侵され 長くない。 232 00:18:02,320 --> 00:18:04,330 メルエム様。 233 00:18:04,330 --> 00:18:06,880 (メルエム) 最期を 234 00:18:06,880 --> 00:18:09,810 コムギ… 235 00:18:09,810 --> 00:18:12,810 お主と打って過ごしたかった。 236 00:18:14,320 --> 00:18:19,320 (メルエム) だが この毒は伝染する。 237 00:18:19,320 --> 00:18:21,810 余のそばに長くいれば 238 00:18:21,810 --> 00:18:24,330 お主にも…。 239 00:18:24,330 --> 00:18:26,330 (駒を打つ音) 240 00:18:31,800 --> 00:18:35,320 (メルエム)《逆新手… 返し!?》 241 00:18:35,320 --> 00:18:37,810 (コムギ) メルエム様。 242 00:18:37,810 --> 00:18:40,810 ワダす 今 243 00:18:40,810 --> 00:18:43,310 とっても幸せです。 244 00:18:44,320 --> 00:18:47,350 (コムギ) ふつつか者ですが 245 00:18:47,350 --> 00:18:49,850 お供させてください。 246 00:18:54,310 --> 00:18:58,310 (メルエム)《そうか 余は…》 247 00:18:59,310 --> 00:19:03,300 (コムギ) ワダすは きっと 248 00:19:03,300 --> 00:19:06,800 この日のために生まれて来ますた。 249 00:19:09,860 --> 00:19:14,310 《この瞬間のために 生まれて来たのだ》 250 00:20:49,340 --> 00:20:52,330 (メルエム) 4-4-1 「兵」。 251 00:20:52,330 --> 00:20:55,330 (コムギ) 6-5-1 「騎馬」。 252 00:20:55,330 --> 00:20:58,820 (メルエム) 2-7-2 「忍新」。 253 00:20:58,820 --> 00:21:01,370 コムギ いるか? 254 00:21:01,370 --> 00:21:05,840 (コムギ) はいな いますとも! どこにも行きません。 255 00:21:05,840 --> 00:21:09,830 4-5-1 「中将」。 256 00:21:09,830 --> 00:21:11,830 (メルエム) 詰みだな。 257 00:21:14,830 --> 00:21:17,320 (メルエム) コムギ いるか? 258 00:21:17,320 --> 00:21:19,840 (コムギ) はいはい いますとも! 259 00:21:19,840 --> 00:21:22,910 さぁ もう1局 負けたほうからですよ! 260 00:21:22,910 --> 00:21:24,310 (メルエム) コムギ。 261 00:21:24,310 --> 00:21:27,310 (コムギ) はいはい 何ですか? 262 00:21:27,310 --> 00:21:30,310 (メルエム) 結局 余は 263 00:21:30,310 --> 00:21:33,320 お前に一度も勝てなかったな。 264 00:21:33,320 --> 00:21:37,820 (コムギ) 何をおっしゃいますやら 勝負は これからですよ! 265 00:21:37,820 --> 00:21:39,820 (メルエム) そうだな。 266 00:21:42,910 --> 00:21:46,330 (メルエム) 1-5-1 「帥」。 267 00:21:46,330 --> 00:21:49,330 (コムギ) 9-5-1 「帥」。 268 00:21:49,330 --> 00:21:51,820 (メルエム) コムギ いるか? 269 00:21:51,820 --> 00:21:56,320 (コムギ) はいな もちろん メルエム様の番ですよ。 270 00:21:57,320 --> 00:22:01,880 (メルエム) 少しだけ… 疲れた。 271 00:22:01,880 --> 00:22:05,820 ほんの少し… 眠るから 272 00:22:05,820 --> 00:22:11,820 このまま… 手を握っていてくれるか? 273 00:22:13,820 --> 00:22:15,830 (メルエム) コムギ? 274 00:22:15,830 --> 00:22:18,310 コムギ いるか? 275 00:22:18,310 --> 00:22:24,400 (コムギ) 聞いてますとも 分かりますた こうですね? 276 00:22:24,400 --> 00:22:28,310 (メルエム) すぐ… 起きるから 277 00:22:28,310 --> 00:22:32,810 それまで… そばに いてくれるか? 278 00:22:32,810 --> 00:22:35,810 (コムギ) 離れたことありませんよ。 279 00:22:35,810 --> 00:22:39,320 ずっと 一緒です! 280 00:22:39,320 --> 00:22:43,820 (メルエム) コムギ。 (コムギ) はいはい 何ですか? 281 00:22:45,890 --> 00:22:47,810 (メルエム) ありがとう。 282 00:22:47,810 --> 00:22:50,810 (コムギ) こちらこそ。 283 00:22:50,810 --> 00:22:52,810 (メルエム) 最後に…。 284 00:22:52,810 --> 00:22:54,310 (コムギ) はい? 285 00:22:55,820 --> 00:22:59,820 (メルエム) 名前を… 呼んでくれないか? 286 00:23:09,310 --> 00:23:11,820 (コムギ) おやすみなさい。 287 00:23:11,820 --> 00:23:14,320 メルエム。 288 00:23:15,840 --> 00:23:20,340 ワダすも すぐ いきますから。