1 00:00:00,380 --> 00:00:02,900 (クラピカ) 一般観光客でも行ける国だ。 2 00:00:03,210 --> 00:00:04,950 (ゴン フリークス) そこに キルアが? 3 00:00:05,000 --> 00:00:09,000 飛行船で3日といったところか 出発は いつにする? 4 00:00:09,210 --> 00:00:12,010 今日! 今すぐ! (レオリオ) ああ 異議なしだ。 5 00:00:12,900 --> 00:00:15,000 分かった 早速 チケットを予約しよう。 6 00:01:38,537 --> 00:01:48,564 7 00:01:48,564 --> 00:01:54,102 (キルア) 俺ん家 暗殺家業なんだよね 家族ぜ~んぶ 8 00:01:54,102 --> 00:01:59,057 で そん中でも 俺 すっげぇ期待されててさぁ 9 00:01:59,057 --> 00:02:02,060 でもさ 俺 嫌なんだよね 10 00:02:02,060 --> 00:02:05,560 ひとにレール敷かれる人生 ってやつ 11 00:02:09,067 --> 00:02:11,067 キルア…。 12 00:02:13,538 --> 00:02:16,041 しけた面してんじゃねえぞ ゴン! 13 00:02:16,041 --> 00:02:18,560 夜が明ければ パドキア共和国だ。 14 00:02:18,560 --> 00:02:21,046 すぐに キルアに会えるさ。 15 00:02:21,046 --> 00:02:22,546 うん! 16 00:02:26,535 --> 00:02:29,535 《キルアを 絶対に連れ戻すんだ》 17 00:02:38,530 --> 00:02:41,533 ゴン レオリオ クラピカの 3人は 18 00:02:41,533 --> 00:02:45,053 キルアが住む パドキア共和国 デントラ地区へと 19 00:02:45,053 --> 00:02:47,553 足を踏み入れた 20 00:02:54,079 --> 00:02:56,114 (レオリオ) 見えて来たぜ。 21 00:02:56,114 --> 00:02:59,534 あの山に 暗殺一家のアジトか。 22 00:02:59,534 --> 00:03:03,555 何だか不気味な雰囲気だよな。 うん。 23 00:03:03,555 --> 00:03:06,041 着いたら まず 周囲の聞き込みだ。 24 00:03:06,041 --> 00:03:07,541 (レオリオ) OK! 25 00:03:09,044 --> 00:03:11,063 (女店主) ククルーマウンテンね。 26 00:03:11,063 --> 00:03:14,566 それなら 山景巡りのバスツアーが便利さ。 27 00:03:14,566 --> 00:03:19,066 一日1本だけど ガイド付きで あそこから出てるよ。 28 00:03:20,539 --> 00:03:22,541 (バスガイド) え~ 本日は 29 00:03:22,541 --> 00:03:25,043 『号泣観光バス』を ご利用いただきまして 30 00:03:25,043 --> 00:03:27,562 誠に ありがとうございます。 31 00:03:27,562 --> 00:03:32,067 これからバスは 暗殺一族で有名な ゾルディック一家が住む 32 00:03:32,067 --> 00:03:36,071 ククルーマウンテンへと 進んでまいります! 33 00:03:36,071 --> 00:03:38,571 見ろよ! ん? 34 00:03:41,543 --> 00:03:44,546 (レオリオ) 明らかに かたぎじゃねえよな。 35 00:03:44,546 --> 00:03:46,048 うん。 36 00:03:46,048 --> 00:03:51,553 (バスガイド) え~ 皆様 右手奥をご覧くださいませ! 37 00:03:51,553 --> 00:03:56,058 あちらが ゾルディック一家が住む ククルーマウンテンでございます。 38 00:03:56,058 --> 00:04:02,547 樹海に囲まれた 標高3722mの あの山の どこかに 39 00:04:02,547 --> 00:04:05,067 彼らの屋敷があると いわれていますが 40 00:04:05,067 --> 00:04:08,053 いまだ 誰も見た者は おりません。 41 00:04:08,053 --> 00:04:11,056 そのゾルディック一家は 10人家族。 42 00:04:11,056 --> 00:04:15,043 曽祖父 祖父 祖母 父 母 43 00:04:15,043 --> 00:04:20,115 その下に5人の兄弟がいて 全員 殺し屋です! 44 00:04:20,115 --> 00:04:25,115 では もう少しだけ 山に 近づいてみることにしましょう。 45 00:04:31,043 --> 00:04:33,045 こりゃ すげぇ…。 46 00:04:33,045 --> 00:04:37,049 こちらが ゾルディック家の 正門となります。 47 00:04:37,049 --> 00:04:39,568 (バスガイド) 別名「黄泉への扉」。 48 00:04:39,568 --> 00:04:44,606 入ったら最後 生きて戻れないとの 理由から そう呼ばれております。 49 00:04:44,606 --> 00:04:48,560 中に入るには 守衛室の横にある 扉を使いますが 50 00:04:48,560 --> 00:04:53,065 ここから先は 私有地となって おりますので 見学できません。 51 00:04:53,065 --> 00:04:55,050 おいおい! 正門って… 52 00:04:55,050 --> 00:04:57,569 山は はるか向こうだぜ! 53 00:04:57,569 --> 00:05:00,555 はい ここから先の樹海は もちろん 54 00:05:00,555 --> 00:05:02,574 ククルーマウンテンも全て 55 00:05:02,574 --> 00:05:06,144 ゾルディック家の 敷地ということです。 56 00:05:06,144 --> 00:05:09,531 これが全部 庭ってことかよ~。 57 00:05:09,531 --> 00:05:12,050 ねぇ ガイドさん。 はい? 58 00:05:12,050 --> 00:05:15,053 中に入るには どうしたらいいの? 59 00:05:15,053 --> 00:05:19,040 ん~ 坊や 私の説明 聞いてました? 60 00:05:19,040 --> 00:05:21,059 うん でも 俺…。 61 00:05:21,059 --> 00:05:24,062 中に入れば 二度と生きては出られません! 62 00:05:24,062 --> 00:05:26,598 殺し屋の隠れ家なのよ。 63 00:05:26,598 --> 00:05:29,034 ハッタリだろ? えっ? 64 00:05:29,034 --> 00:05:32,037 誰も見たことのない暗殺一家。 65 00:05:32,037 --> 00:05:34,039 奴らの顔写真にさえ 66 00:05:34,039 --> 00:05:37,559 1億近い懸賞金が かかってるって話だ。 67 00:05:37,559 --> 00:05:39,528 マジか! クソ! 68 00:05:39,528 --> 00:05:42,028 キルアの写真 撮っときゃよかった~! 69 00:05:43,548 --> 00:05:47,119 噂だけが独り歩きして 伝説となり 70 00:05:47,119 --> 00:05:50,119 実際は 全く大したことねえ ってのがオチよ。 71 00:05:51,540 --> 00:05:54,059 (ドアが開く音) (ゼブロ) ん? 72 00:05:54,059 --> 00:05:55,559 おら~! 73 00:05:56,545 --> 00:05:59,030 門を開けな! 困りますよ。 74 00:05:59,030 --> 00:06:02,033 私が だんな様に 叱られるんですから! 75 00:06:02,033 --> 00:06:04,052 心配すんな! 76 00:06:04,052 --> 00:06:08,089 どうせ あんたのご主人様は 俺達に始末されるんだ。 77 00:06:08,089 --> 00:06:11,089 あぁ… ふぅ~。 78 00:06:14,546 --> 00:06:16,047 痛っ! 79 00:06:16,047 --> 00:06:17,549 痛てて…。 80 00:06:17,549 --> 00:06:19,551 大丈夫? 81 00:06:19,551 --> 00:06:22,051 ああ… 大丈夫だよ。 82 00:06:24,055 --> 00:06:29,060 (ゼブロ) あ~ また… ミケが 餌以外の肉 食べちゃうよ。 83 00:06:29,060 --> 00:06:30,595 えっ? 84 00:06:30,595 --> 00:06:34,095 ≪ギャ~~!≫ 85 00:06:52,551 --> 00:06:54,569 キャ~! 86 00:06:54,569 --> 00:06:57,069 キャ~~! 87 00:06:59,541 --> 00:07:04,563 (ゼブロ) ったく 時間外の食事は 止められてるのにな…。 88 00:07:04,563 --> 00:07:09,534 ミケ! 太っても知らないよ~! 89 00:07:09,534 --> 00:07:13,034 何だ? 今のは…。 うん。 90 00:07:18,543 --> 00:07:20,545 (バスガイド) ちょっと あなた達! 91 00:07:20,545 --> 00:07:24,065 何やってんの! 早くバスに乗って! 92 00:07:24,065 --> 00:07:26,551 あっ 行っていいですよ。 93 00:07:26,551 --> 00:07:29,037 俺達 ここに残るんで。 94 00:07:29,037 --> 00:07:30,538 えっ? 95 00:07:30,538 --> 00:07:36,538 96 00:07:40,565 --> 00:07:45,537 (ゼブロ) なるほどねぇ キルア坊ちゃんの友達ですかい。 97 00:07:45,537 --> 00:07:47,038 嬉しいねぇ。 98 00:07:47,038 --> 00:07:52,043 あたしゃ20年 勤めてるけど あんた達が初めてだよ。 99 00:07:52,043 --> 00:07:56,043 友人として ここに来てくれた人はね。 100 00:07:58,133 --> 00:08:02,554 雇われの身で こんなこと言うと 罰が当たりそうだけど 101 00:08:02,554 --> 00:08:04,556 ホント 寂しいとこだよ。 102 00:08:04,556 --> 00:08:07,559 だ~れも訪ねて来やしない。 103 00:08:07,559 --> 00:08:12,063 あんな連中は ひっきりなしに来るんだけどね。 104 00:08:12,063 --> 00:08:16,051 まっ 希代の殺し屋一族だから 仕方ないけど 105 00:08:16,051 --> 00:08:18,603 因果な商売だよねぇ。 106 00:08:18,603 --> 00:08:23,041 いや 来てくれて嬉しいよ ありがとう。 107 00:08:23,041 --> 00:08:24,542 いやいや。 108 00:08:24,542 --> 00:08:26,544 しかし 109 00:08:26,544 --> 00:08:30,544 君らを庭内に入れるわけには いかんのです。 110 00:08:32,050 --> 00:08:37,055 さっき 君らも見たでしょう デカい生き物の腕を。 111 00:08:37,055 --> 00:08:39,607 (ゼブロの声) あれは ミケといって 112 00:08:39,607 --> 00:08:42,160 ゾルディック家の 番犬なんですがね 113 00:08:42,160 --> 00:08:45,547 家族以外の命令は聞かないし 懐かない。 114 00:08:45,547 --> 00:08:49,567 今も10年近く前に 主人から出された命令を 115 00:08:49,567 --> 00:08:52,570 忠実に守ってる。 116 00:08:52,570 --> 00:08:57,542 「侵入者は全員 噛み殺せ」 という命令をね。 117 00:08:57,542 --> 00:09:01,596 いや~ 忠実じゃないやな 食い殺してるから。 118 00:09:01,596 --> 00:09:03,631 アッハッハッハ…! 119 00:09:03,631 --> 00:09:07,052 とにかく 中には入れられません。 120 00:09:07,052 --> 00:09:09,037 坊ちゃんの大事な友達を 121 00:09:09,037 --> 00:09:12,040 がい骨にするわけにゃ いかないからねぇ。 122 00:09:12,040 --> 00:09:14,042 ハハハハ…。 123 00:09:14,042 --> 00:09:17,562 守衛さん あなたは なぜ無事なんですか? 124 00:09:17,562 --> 00:09:18,546 ん? 125 00:09:18,546 --> 00:09:21,066 あなたは 中に入るんでしょう? 126 00:09:21,066 --> 00:09:26,037 中に入る必要がないなら 鍵を持つ必要もないですからね。 127 00:09:26,037 --> 00:09:29,557 アッハ… いいとこ突くねぇ。 128 00:09:29,557 --> 00:09:32,560 (ゼブロ) でも 半分 当たりで 半分 ハズレです。 129 00:09:32,560 --> 00:09:36,031 私は入るのに 鍵は使いません。 130 00:09:36,031 --> 00:09:40,051 これは 侵入者用の鍵なんですよ。 131 00:09:40,051 --> 00:09:42,604 侵入者用の鍵? 132 00:09:42,604 --> 00:09:45,040 ああいう連中は 不思議なもんで 133 00:09:45,040 --> 00:09:50,045 十中八九 正面から堂々と やって来る。 134 00:09:50,045 --> 00:09:53,048 (ゼブロの声) それで 扉を開けられないと 135 00:09:53,048 --> 00:09:56,551 門を壊してでも 正面から入りたがるんだな 136 00:09:56,551 --> 00:09:58,536 迷惑な話ですがね。 137 00:09:58,536 --> 00:10:04,559 そこで脇のほうに わざわざ 鍵付きの扉を設けたんですよ。 138 00:10:04,559 --> 00:10:08,029 侵入者は無抵抗の私から 鍵を奪い 139 00:10:08,029 --> 00:10:11,032 ミケに食い殺されるって寸法だ。 140 00:10:11,032 --> 00:10:13,551 《わざわざ鍵付きの…》 141 00:10:13,551 --> 00:10:16,054 そうか! フッ。 142 00:10:16,054 --> 00:10:19,591 お察しの通り 私は 守衛じゃ ない。 143 00:10:19,591 --> 00:10:23,044 ミケの 後片付けをする掃除夫です。 144 00:10:23,044 --> 00:10:26,030 そして 本当の門には 鍵が かかっていない! 145 00:10:26,030 --> 00:10:28,530 その通り。 何!? 146 00:10:41,377 --> 00:10:48,367 147 00:10:48,367 --> 00:10:50,886 (レオリオ) んん~ ん~! 148 00:10:50,886 --> 00:10:52,421 フッ! 149 00:10:52,421 --> 00:10:55,358 ん~~! 150 00:10:55,358 --> 00:10:57,877 ククク… ん~~! 151 00:10:57,877 --> 00:11:00,880 あぁ うう… うう…。 152 00:11:00,880 --> 00:11:03,880 あう~ うぉ~! 153 00:11:06,369 --> 00:11:08,387 押しても引いても びくともしねえ! 154 00:11:08,387 --> 00:11:10,906 鍵 かかってんじゃねえの? 155 00:11:10,906 --> 00:11:13,459 (ゼブロ) 単純に力が足らんのですよ。 156 00:11:13,459 --> 00:11:16,459 アホか! 全力で やってるっつうの! 157 00:11:18,381 --> 00:11:19,882 ん? ん? 158 00:11:19,882 --> 00:11:22,382 (ゼブロ) まぁ ご覧なさい。 159 00:11:25,871 --> 00:11:28,874 (ゼブロ) この門の正式名称は「試しの門」。 160 00:11:28,874 --> 00:11:32,378 この門さえ開けられないような 輩では…。 161 00:11:32,378 --> 00:11:34,430 フン! 162 00:11:34,430 --> 00:11:38,430 ゾルディック家に入る資格なし ってことです。 163 00:11:42,371 --> 00:11:43,871 ハッ! 164 00:11:47,393 --> 00:11:50,393 (ゼブロ) う~ あっ ふぅ…。 165 00:11:53,866 --> 00:11:56,902 ご覧の通り 扉は自動的に閉まるから 166 00:11:56,902 --> 00:11:59,955 開いたら すぐ 中に入ることだね。 167 00:11:59,955 --> 00:12:01,874 (ゼブロ) ミケなら大丈夫。 168 00:12:01,874 --> 00:12:04,877 「試しの門」を開けて 入って来た者は 169 00:12:04,877 --> 00:12:08,380 攻撃するなと命令されてるから。 170 00:12:08,380 --> 00:12:12,384 はぁ~ しかし 年々これが しんどくなって来てねぇ。 171 00:12:12,384 --> 00:12:16,906 でも 開けられなくなったら クビだから 必死ですよ。 172 00:12:16,906 --> 00:12:21,377 (ゼブロ) ちなみに 1の扉は 片方2tあります。 173 00:12:21,377 --> 00:12:24,880 2t!? んなもん 動かせねえぞ 普通。 174 00:12:24,880 --> 00:12:28,884 …って 今 何つった? 「1の扉は」だと? 175 00:12:28,884 --> 00:12:34,874 ええ ご覧なさい 扉が7まであるでしょ 176 00:12:34,874 --> 00:12:38,961 1つ 数が増えるごとに 重さが倍になってるんですよ。 177 00:12:38,961 --> 00:12:40,362 (レオリオ) 倍!? 178 00:12:40,362 --> 00:12:46,886 力を入れれば その力に応じて 大きい扉が開く仕組みなんです。 179 00:12:46,886 --> 00:12:50,873 (ゼブロの声) ちなみに キルア坊ちゃんが この間 戻って来た時は 180 00:12:50,873 --> 00:12:54,410 3の扉まで開きましたよ。 181 00:12:54,410 --> 00:12:57,980 3ってことは… 12t! 182 00:12:57,980 --> 00:13:01,367 16tだ ゴン。 エヘヘ…。 183 00:13:01,367 --> 00:13:03,385 (ゼブロ) お分かりかね? 184 00:13:03,385 --> 00:13:06,372 敷地内に入るだけで この調子なんだ。 185 00:13:06,372 --> 00:13:08,874 住む世界が違うんです。 186 00:13:08,874 --> 00:13:11,877 う~ん… 気に入らないな。 187 00:13:11,877 --> 00:13:14,396 おじさん 鍵 貸して。 188 00:13:14,396 --> 00:13:18,951 友達に会いに来ただけなのに 試されるなんて まっぴらだから 189 00:13:18,951 --> 00:13:21,387 俺は 侵入者でいいよ。 190 00:13:21,387 --> 00:13:26,392 だから 鍵を貸して 俺は 侵入者用の扉から入る。 191 00:13:26,392 --> 00:13:28,377 ゴン! お前…。 192 00:13:28,377 --> 00:13:33,899 貸してくれなくても同じだよ 塀をよじ登ってでも中に入るから。 193 00:13:33,899 --> 00:13:37,453 (レオリオ) ムチャを言うなよ ゴン! さっきの化け物 見ただろ 194 00:13:37,453 --> 00:13:40,873 片腕だけで お前よりも 数倍 大きかったんだぞ! 195 00:13:40,873 --> 00:13:43,876 だって 納得 行かないよ! ん? 196 00:13:43,876 --> 00:13:46,879 友達を試すなんて変だよ! 197 00:13:46,879 --> 00:13:49,365 絶対 そんな扉からは入らない! 198 00:13:49,365 --> 00:13:52,368 確かに 君の言う通りだと思いますよ。 199 00:13:52,368 --> 00:13:57,957 しかしね 強行突破は無理ですよ 絶対 ミケに殺される。 200 00:13:57,957 --> 00:14:03,957 私も同感だ 時間はある 1の扉から入ることにしよう。 201 00:14:08,867 --> 00:14:12,388 ダメだ こうなっちまったら 聞かねえからな。 202 00:14:12,388 --> 00:14:13,889 確かに…。 203 00:14:13,889 --> 00:14:17,876 う~ん 残念ですが 鍵は渡せませんや。 204 00:14:17,876 --> 00:14:19,878 むざむざ 坊ちゃんの友達を 205 00:14:19,878 --> 00:14:23,966 ミケの餌食にするわけにゃあ いきませんからね。 206 00:14:23,966 --> 00:14:27,466 じゃあ ちょっと 待っててくださいね。 207 00:14:29,371 --> 00:14:32,358 [TEL](呼び出し音) 208 00:14:32,358 --> 00:14:35,361 あ~ もしもし ゼブロです。 209 00:14:35,361 --> 00:14:37,880 実はですね 今 ここに 210 00:14:37,880 --> 00:14:42,901 キルア坊ちゃんのお友達という方が 3名 みえてるんですが。 211 00:14:42,901 --> 00:14:46,472 はい… はい すみません はい はい。 212 00:14:46,472 --> 00:14:52,378 ええ ええ 分かります はい すみません 失礼します。 213 00:14:52,378 --> 00:14:55,381 いや~ やっぱり 叱られちゃったか。 214 00:14:55,381 --> 00:14:57,383 屋敷に電話してくれたの? 215 00:14:57,383 --> 00:15:00,869 いや ゾルディック家の 執事にですがね 216 00:15:00,869 --> 00:15:04,890 屋敷への連絡は 全て 執事に通すんですよ。 217 00:15:04,890 --> 00:15:08,427 家族までは めったに つながらないんです。 218 00:15:08,427 --> 00:15:13,382 もう一度かけてくれる? 今度は 俺が出るから。 219 00:15:13,382 --> 00:15:17,870 ええ いいですけど… 嫌な思いさせちまいますよ。 220 00:15:17,870 --> 00:15:20,372 [TEL](操作音) 221 00:15:20,372 --> 00:15:22,374 [TEL](呼び出し音) 222 00:15:22,374 --> 00:15:24,860 [TEL](ゴトー) はい 執事室。 223 00:15:24,860 --> 00:15:28,414 僕 キルアくんの友達で ゴンといいます。 224 00:15:28,414 --> 00:15:31,984 あの キルアくん いますか? 225 00:15:31,984 --> 00:15:35,371 [TEL](ゴトー) キルア様に 友達など おりません。 226 00:15:35,371 --> 00:15:38,871 [TEL](通話が切れた音) 227 00:15:43,879 --> 00:15:47,883 [TEL](呼び出し音) 228 00:15:47,883 --> 00:15:50,936 [TEL](ゴトー) はい 執事室。 229 00:15:50,936 --> 00:15:53,372 何で お前に そんなことが分かるんだ! 230 00:15:53,372 --> 00:15:55,872 いいから キルアを出せ! 231 00:15:57,860 --> 00:16:01,880 (ゴトー) 君 ゴンくんといったかな? [TEL] ああ。 232 00:16:01,880 --> 00:16:03,866 [TEL](ゴトー) 仮にキルア様に 233 00:16:03,866 --> 00:16:06,385 ゴンという 名前の友人がいるとして 234 00:16:06,385 --> 00:16:08,904 君がゴンだという保証は どこにもない。 235 00:16:08,904 --> 00:16:11,457 キルアを出してくれれば分かる! 236 00:16:11,457 --> 00:16:14,877 [TEL](ゴトー) 声で分かると? 当てには ならないね。 237 00:16:14,877 --> 00:16:17,880 [TEL](テープ:ゴン) キルアを出してくれれば分かる! 238 00:16:17,880 --> 00:16:20,366 [TEL](ゴトー) 今のは ただのテープだが 239 00:16:20,366 --> 00:16:24,386 声を似せるだけでいいなら 方法は いろいろある。 240 00:16:24,386 --> 00:16:28,924 次は 「会えば分かる」かな? 241 00:16:28,924 --> 00:16:33,395 確かに 全身そっくりの偽者を 用意する方法は限られて来るが 242 00:16:33,395 --> 00:16:36,865 それでも不可能ではないし 243 00:16:36,865 --> 00:16:39,385 キルア様を狙う人物が 244 00:16:39,385 --> 00:16:44,873 ゴン本人を脅して利用する という方法も考えられる。 245 00:16:44,873 --> 00:16:49,373 可能性がある限り キルア様は出せない。 246 00:16:52,381 --> 00:16:55,884 (ゴトー) ゾルディック家は 暗殺をなりわいとしている。 247 00:16:55,884 --> 00:16:58,387 自然 敵も増える。 248 00:16:58,387 --> 00:17:03,392 (ゴトー) 余計な外敵から あるじを 守るのは 我々 執事の務め。 249 00:17:03,392 --> 00:17:06,395 悪いが お引き取り願おう。 250 00:17:06,395 --> 00:17:09,395 [TEL](通話が切れた音) 251 00:17:11,383 --> 00:17:13,385 おい! ゴン! 252 00:17:13,385 --> 00:17:15,385 (レオリオ) ゴン! 253 00:17:17,890 --> 00:17:19,391 キレてる キレてる。 254 00:17:19,391 --> 00:17:22,394 あいつ… 塀をよじ登る気だな。 255 00:17:22,394 --> 00:17:23,894 何? 256 00:17:26,448 --> 00:17:28,484 (レオリオ) おい! やめろって ゴン! 257 00:17:28,484 --> 00:17:31,870 いいよ 2人は待ってて 俺 1人で行くから。 258 00:17:31,870 --> 00:17:33,372 んなわけ いくか! 259 00:17:33,372 --> 00:17:35,891 いいから! (レオリオ) よくねえ! 260 00:17:35,891 --> 00:17:37,876 冷静になれ 2人とも。 261 00:17:37,876 --> 00:17:40,879 (レオリオ) 冷静だよ 俺は… 早く下りろ ゴン! 262 00:17:40,879 --> 00:17:43,398 ゴン! ムチャは よせ! 263 00:17:43,398 --> 00:17:45,884 (ゼブロ) ゴンくん 鍵を貸しましょう。 264 00:17:45,884 --> 00:17:47,920 これで 門から お入りなさい。 265 00:17:47,920 --> 00:17:51,874 待ってくれよ おっちゃん ゴンは 俺らが説得するから! 266 00:17:51,874 --> 00:17:55,878 そうですか… でも ゴンくんの意志は固いんでしょ? 267 00:17:55,878 --> 00:18:00,883 その代わり 私も 侵入者の門から ついて行きます。 268 00:18:00,883 --> 00:18:02,384 えっ? 269 00:18:02,384 --> 00:18:04,369 (ゼブロ) 私が行けば もしかしたら 270 00:18:04,369 --> 00:18:08,957 ミケが 私を覚えていて 攻撃して来ないかもしれません。 271 00:18:08,957 --> 00:18:13,457 まぁ ほぼ100% 全員 殺されるでしょうが。 272 00:18:14,863 --> 00:18:17,866 それはダメだよ! そこまで迷惑は かけられない。 273 00:18:17,866 --> 00:18:22,371 いいえ 行きます 残っても同じことですから。 274 00:18:22,371 --> 00:18:25,357 (ゼブロ) キルア坊ちゃんの友達を 見殺しにしたら 275 00:18:25,357 --> 00:18:28,877 もう 坊ちゃんに 合わせる顔がありません。 276 00:18:28,877 --> 00:18:33,377 あなた達が死ねば 私も死にます。 277 00:18:38,871 --> 00:18:41,390 分かったよ おじさん。 278 00:18:41,390 --> 00:18:45,890 おじさんのこと 全然 考えてなかったね ごめん。 279 00:18:48,881 --> 00:18:50,866 《いい子だ》 280 00:18:50,866 --> 00:18:55,420 《他人のために自分の怒りを 収める優しさを持っている》 281 00:18:55,420 --> 00:18:57,973 《自分の力を信じ 282 00:18:57,973 --> 00:19:01,360 それと同じぐらい 仲間を信頼している 283 00:19:01,360 --> 00:19:03,378 芯の強い子だ》 284 00:19:03,378 --> 00:19:07,883 《ミケを見て 物おじしないのは 恐らく…》 285 00:19:07,883 --> 00:19:10,369 (ゼブロ) ゴンくんは 動物が好きでしょ? 286 00:19:10,369 --> 00:19:12,888 えっ? うん。 287 00:19:12,888 --> 00:19:15,374 (ゼブロ) やはりね ずっと野山を 288 00:19:15,374 --> 00:19:17,926 遊び場にして来たんじゃ ないですか? 289 00:19:17,926 --> 00:19:19,962 うん! 何で分かるの? 290 00:19:19,962 --> 00:19:24,383 ゴンくん もう一度 私が 「試しの門」を開けます。 291 00:19:24,383 --> 00:19:28,383 今度は ミケを正面から見てください。 292 00:19:37,362 --> 00:19:41,450 おい… 俺達も入って平気なのか? 293 00:19:41,450 --> 00:19:44,870 ええ 「試しの門」から入れば大丈夫です。 294 00:19:44,870 --> 00:19:49,370 ミケ~! おいで~! 295 00:19:52,361 --> 00:20:00,402 (ミケの息づかい) 296 00:20:00,402 --> 00:20:06,892 (ミケの息づかい) (足音) 297 00:20:06,892 --> 00:20:14,383 (足音) 298 00:20:14,383 --> 00:20:29,865 299 00:20:29,865 --> 00:20:32,868 (ゼブロ) ゴンくん 分かったかな? 300 00:20:32,868 --> 00:20:37,372 あれが 完璧に訓練された 狩猟犬ってやつですよ。 301 00:20:37,372 --> 00:20:40,375 君が野山で見て来た どんな野獣とも 302 00:20:40,375 --> 00:20:43,362 全く違う生き物です。 303 00:20:43,362 --> 00:20:46,932 コミュニケーションとれる自信が あったんでしょ? 304 00:20:46,932 --> 00:20:49,885 ミケの目を見るまでは…。 305 00:20:49,885 --> 00:20:55,874 ミケは今 初めて見る人間の姿と においを記憶しています。 306 00:20:55,874 --> 00:20:59,394 それ以上の感情は 何も持っていません。 307 00:20:59,394 --> 00:21:01,880 機械と同じです。 308 00:21:01,880 --> 00:21:06,435 ゴンくん… こいつと戦えるかい? 309 00:21:06,435 --> 00:21:11,390 嫌だ 怖い 絶対 戦いたくない。 310 00:21:11,390 --> 00:21:15,894 《フフ… 本当に素直な子だな》 311 00:21:15,894 --> 00:21:19,364 (ゼブロ) さて 君達は いつまで ここに? 312 00:21:19,364 --> 00:21:23,864 キルアに会うまで! それまでは絶対に帰らない! 313 00:21:26,938 --> 00:21:30,438 (ゼブロ) それでは こちらへ どうぞ。 314 00:21:34,880 --> 00:21:37,883 「試しの門」 そして ミケ 315 00:21:37,883 --> 00:21:40,886 ゴンは ゾルディック家の人間が 316 00:21:40,886 --> 00:21:43,889 自分達とは全く違う世界に 住んでいることを 317 00:21:43,889 --> 00:21:45,857 目の当たりにした 318 00:21:45,857 --> 00:21:49,911 それでも ゴンは心に誓っていた 319 00:21:49,911 --> 00:21:53,865 この先 どんな困難が 待ち受けていようと 320 00:21:53,865 --> 00:21:57,365 必ず キルアに会うのだ… と 321 00:22:23,846 --> 00:23:41,840