1 00:00:02,810 --> 00:00:05,810 (コムギ) 総帥様の お考えになられた「離隠」は→ 2 00:00:05,810 --> 00:00:09,800 正すい名前を 「狐狐狸固」と言いますて→ 3 00:00:09,800 --> 00:00:13,320 ワダすが考えますた。 4 00:00:13,320 --> 00:00:15,840 10年くらい前です。 5 00:00:15,840 --> 00:00:18,890 何か バカなワダすからでも→ 6 00:00:18,890 --> 00:00:21,330 こんな利口なコが 生まれんのかって→ 7 00:00:21,330 --> 00:00:25,310 結構 嬉すかったんだけども→ 8 00:00:25,310 --> 00:00:28,820 このコを殺すたのもワダすです。 9 00:00:28,820 --> 00:00:34,310 総帥様が ワダすと全く同じ戦法を 考え出したことは→ 10 00:00:34,310 --> 00:00:37,880 すごく… 光栄で感動で→ 11 00:00:37,880 --> 00:00:40,310 心が震えました。 12 00:00:40,310 --> 00:00:41,810 まるで…。 13 00:00:43,320 --> 00:00:47,300 (コムギ) 一度 死んだ わが子が 生き返ったような…。 14 00:00:47,300 --> 00:00:50,810 (王) フン くだらぬ。 15 00:00:50,810 --> 00:00:53,810 (王) 興がそがれた しばし休め。 16 00:00:53,810 --> 00:00:55,340 あっ…。 17 00:00:55,340 --> 00:00:58,400 (王) 次に始めたら→ 18 00:00:58,400 --> 00:01:01,900 休憩は 一切なしだ 覚悟しておけ。 19 00:02:28,280 --> 00:02:32,290 (雷鳴) 20 00:02:32,290 --> 00:02:34,290 《不愉快だ》 21 00:02:34,290 --> 00:02:38,830 《呼吸を乱されているのは 終始 余のほう》 22 00:02:38,830 --> 00:02:40,350 《本来ならば→ 23 00:02:40,350 --> 00:02:44,280 心身湯立つほど 受け入れがたい屈辱!》 24 00:02:44,280 --> 00:02:47,790 《だが… 苛立ちながらも→ 25 00:02:47,790 --> 00:02:52,290 それを楽しんでいる自分が 一方にある》 26 00:02:52,290 --> 00:02:55,790 《その源泉が分からぬ…》 27 00:02:58,800 --> 00:03:02,890 (王)《意思統合の術を いまだ持ち得ぬ自分自身が→ 28 00:03:02,890 --> 00:03:05,290 例えようもなく不愉快だ!》 29 00:03:05,290 --> 00:03:12,290 ♪♪~ 30 00:03:12,290 --> 00:03:13,800 ♪♪~ ん? 31 00:03:13,800 --> 00:03:20,320 ♪♪~ 32 00:03:20,320 --> 00:03:22,870 (王) その女 休まずに おったのか? 33 00:03:22,870 --> 00:03:24,790 (シャウアプフ) いえ…。 34 00:03:24,790 --> 00:03:31,300 んが~…。 35 00:03:31,300 --> 00:03:33,300 《不細工な…》 36 00:03:33,300 --> 00:03:37,800 《知性 品性の かけらも感じられぬ》 37 00:03:37,800 --> 00:03:39,820 《なぜ かような者から→ 38 00:03:39,820 --> 00:03:43,890 論理の究極とでも表現すべき 美しい棋譜が→ 39 00:03:43,890 --> 00:03:46,890 泉のごとく 生み出されるのだ?》 40 00:03:52,300 --> 00:03:54,300 (王) 起きろ! 再開だ。 41 00:03:54,300 --> 00:03:56,790 (コムギ) んっ… あっ は… はい! 42 00:03:56,790 --> 00:03:58,810 (雷鳴) 43 00:03:58,810 --> 00:04:08,370 ♪♪~ 44 00:04:08,370 --> 00:04:12,370 9-5-1 「帥」。 45 00:04:15,790 --> 00:04:17,790 この局…。 46 00:04:19,810 --> 00:04:22,300 (王) 何か賭けるか? 47 00:04:22,300 --> 00:04:24,780 賭けですか? 48 00:04:24,780 --> 00:04:27,300 (王) 左様。 49 00:04:27,300 --> 00:04:31,800 其方が勝てば 其方の望むもの 何でも与えよう。 50 00:04:33,360 --> 00:04:38,280 何でもですか… はぁ~。 51 00:04:38,280 --> 00:04:41,800 何でも… ん~。 52 00:04:41,800 --> 00:04:44,800 ただし→ 53 00:04:44,800 --> 00:04:47,790 其方が負けたら→ 54 00:04:47,790 --> 00:04:49,790 左腕をもらう。 55 00:04:52,290 --> 00:05:04,290 (雷鳴) 56 00:05:04,290 --> 00:05:07,290 (王)《ひとの呼吸を乱すもの》 57 00:05:08,790 --> 00:05:10,790 (王)《欲望と恐怖》 58 00:05:11,800 --> 00:05:14,280 (王)《欲は 目を濁らせ→ 59 00:05:14,280 --> 00:05:17,280 恐れは足をすくませる》 60 00:05:19,870 --> 00:05:23,290 左腕 ん~。 61 00:05:23,290 --> 00:05:27,800 左腕 ん~! 62 00:05:27,800 --> 00:05:30,780 (コムギ) うわ~! ど~だかな~? 63 00:05:30,780 --> 00:05:32,800 何を迷っておる? 64 00:05:32,800 --> 00:05:37,810 え~っとですね 左腕ではなくてですね→ 65 00:05:37,810 --> 00:05:42,390 いつも ワダすが 賭けているものではダメですか? 66 00:05:42,390 --> 00:05:45,890 何だと? 何をだ。 67 00:05:46,780 --> 00:05:48,780 命です。 68 00:05:51,290 --> 00:05:55,770 ワダすが負けたらば 命を差す上げたいのですが→ 69 00:05:55,770 --> 00:06:01,300 でも それは 逆に とても失礼かとも思いますて。 70 00:06:01,300 --> 00:06:03,330 意味が分からぬわ。 71 00:06:03,330 --> 00:06:05,890 最初から 全て説明せい。 72 00:06:05,890 --> 00:06:09,790 え~っと ワダす ホントに→ 73 00:06:09,790 --> 00:06:13,310 軍儀の他は 何もできなくて。 74 00:06:13,310 --> 00:06:17,800 要は 軍儀に 生かされているわけです。 75 00:06:17,800 --> 00:06:20,800 (コムギ) でも プロの棋士といっても→ 76 00:06:20,800 --> 00:06:25,840 国内王者でさえ 収入は すずめの涙です。 77 00:06:25,840 --> 00:06:29,290 国の代表とすて 世界王者になって→ 78 00:06:29,290 --> 00:06:33,790 初めて 多額の報奨金が 頂けるのです。 79 00:06:35,800 --> 00:06:38,280 (コムギの声) 国の代表に選ばれるには→ 80 00:06:38,280 --> 00:06:41,800 トーナメント戦で 優勝せねばなりません。 81 00:06:41,800 --> 00:06:46,300 つまり 一度も負けることは 許されないのです。 82 00:06:47,890 --> 00:06:52,780 (コムギの声) うちは 12人家族で ワダすが今 稼ぎ頭ですが→ 83 00:06:52,780 --> 00:06:57,780 一度でも負けたら 家族で一番の 足手まといになるのです。 84 00:06:59,290 --> 00:07:01,790 棋士の間の格言に→ 85 00:07:01,790 --> 00:07:05,290 「軍儀王 一度 負ければ ただの人」→ 86 00:07:05,290 --> 00:07:07,330 …というのがありますが→ 87 00:07:07,330 --> 00:07:09,380 ワダすは 負けたら→ 88 00:07:09,380 --> 00:07:11,800 ゴミなんです。 89 00:07:11,800 --> 00:07:13,790 あっ! いいんです。 90 00:07:13,790 --> 00:07:16,790 親に ずっと 言われて来たことですから。 91 00:07:18,790 --> 00:07:23,300 ですから ワダすは プロの棋士を目指した日から→ 92 00:07:23,300 --> 00:07:27,800 軍儀で負けたらば 自ら死ぬと決めております。 93 00:07:31,300 --> 00:07:35,290 (コムギ) でも そうなると問題がありますて…。 94 00:07:35,290 --> 00:07:36,790 何だ? 95 00:07:36,790 --> 00:07:40,780 負けた瞬間に ワダすは ゴミですから→ 96 00:07:40,780 --> 00:07:45,820 ゴミを総帥様に お渡すすることに なってすまいます。 97 00:07:45,820 --> 00:07:49,390 これは もう 大変に失礼だと。 98 00:07:49,390 --> 00:07:51,290 それは構わぬ。 99 00:07:51,290 --> 00:07:55,790 それより 其方が勝った時に 欲しいものは あるか? 100 00:07:57,280 --> 00:08:00,280 ん~ それがですね→ 101 00:08:00,280 --> 00:08:04,780 軍儀のこと以外 あまり 考えたことがありませんで…。 102 00:08:06,340 --> 00:08:09,290 (コムギ) 勝った後に考えてみます。 103 00:08:09,290 --> 00:08:11,290 左様か。 104 00:08:12,800 --> 00:08:15,800 《欲も恐れもないと申すか》 105 00:08:17,300 --> 00:08:19,790 フッ… フッフッ。 106 00:08:19,790 --> 00:08:24,820 フッハッハッ…。 107 00:08:24,820 --> 00:08:26,860 命か。 108 00:08:26,860 --> 00:08:31,310 どうやら 覚悟が 足りなかったのは 余のほうだ。 109 00:08:31,310 --> 00:08:33,800 其方が勝った時 望むものに→ 110 00:08:33,800 --> 00:08:36,800 余の命を想定していなかった。 111 00:08:36,800 --> 00:08:38,800 王! 黙っておれ! 112 00:08:40,310 --> 00:08:44,290 総帥様の い… い…。 113 00:08:44,290 --> 00:08:46,850 め… めっそうもございません! 114 00:08:46,850 --> 00:08:49,780 そんなことは 毛ほどにも! 全く! 115 00:08:49,780 --> 00:08:53,800 (王) 分かっておる これは 余 自身の問題だ。 116 00:08:53,800 --> 00:08:57,300 賭けは やめだ くだらぬ まねをした。 117 00:08:59,290 --> 00:09:01,290 いえ。 (何かがちぎれる音) 118 00:09:04,810 --> 00:09:06,310 あぁ! 119 00:09:08,380 --> 00:09:09,800 これで許せ。 120 00:09:09,800 --> 00:09:12,290 あっ… あっ? 121 00:09:12,290 --> 00:09:15,790 王! あぁ… 何ということを! 122 00:09:17,290 --> 00:09:20,300 (シャウアプフ) 腕を治療します 奥へ! 123 00:09:20,300 --> 00:09:23,300 う… 腕を!? 124 00:09:23,300 --> 00:09:25,330 対局を続ける。 125 00:09:25,330 --> 00:09:29,770 (コムギ) えっ えっ? 総帥様 一体!? 126 00:09:29,770 --> 00:09:31,790 其方の番だ 打て。 127 00:09:31,790 --> 00:09:34,790 (シャウアプフ) 王! せめて まず止血を! 128 00:09:38,780 --> 00:09:40,780 (王) 二度 言わすな。 129 00:09:40,780 --> 00:09:43,290 対局を続ける。 130 00:09:43,290 --> 00:09:46,860 「休まず打つ」と言ったのは 余のほうだ。 131 00:09:46,860 --> 00:09:50,360 これ以上 恥を上塗れと申すか。 132 00:09:51,790 --> 00:09:54,800 ネフェルピトーを 呼んでまいります。 133 00:09:54,800 --> 00:09:57,800 (シャウアプフ) 接合手術を施しながらでも→ 134 00:09:57,800 --> 00:10:01,790 王ならば 対局は 可能でございましょう。 135 00:10:01,790 --> 00:10:05,810 それが私のでき得る 最大の譲歩。 136 00:10:05,810 --> 00:10:08,880 それすら 叶わぬと 仰せられるならば→ 137 00:10:08,880 --> 00:10:10,800 私の首を→ 138 00:10:10,800 --> 00:10:14,300 王 自らの手で 切り落としていただきたい。 139 00:10:14,300 --> 00:10:17,300 えっ… えっ…。 140 00:10:17,300 --> 00:10:20,310 分かった 近う寄れ。 141 00:10:20,310 --> 00:10:22,810 一撃で楽にしてやる。 142 00:10:28,880 --> 00:10:31,280 其方の番だ 打て。 143 00:10:31,280 --> 00:10:33,290 (コムギ) 嫌です。 144 00:10:33,290 --> 00:10:37,290 総帥様のおケガが治るまで 打ちません! 145 00:10:39,810 --> 00:10:42,290 二度 言わすな 打て! 146 00:10:42,290 --> 00:10:44,300 打ちません! 147 00:10:44,300 --> 00:10:48,800 ワダすを殺すならば どうか 軍儀で!! 148 00:10:50,390 --> 00:10:52,790 貴様…! 149 00:10:52,790 --> 00:11:01,280 ♪♪~ 150 00:11:01,280 --> 00:11:03,300 (王) ピトーを呼んで来い!! 151 00:11:03,300 --> 00:11:04,800 はっ! 152 00:11:09,870 --> 00:11:16,800 (雷鳴) 153 00:11:16,800 --> 00:11:18,800 (モラウ) 間違いねえ。 154 00:11:18,800 --> 00:11:21,300 (ノヴ) 人形が全部 消えた。 155 00:11:21,300 --> 00:11:23,790 (モラウ) 選別を再開したってことか? 156 00:11:23,790 --> 00:11:27,290 (ノヴ) いや それは ないでしょう。 157 00:11:27,290 --> 00:11:30,290 われわれは 依然 首都を包囲している。 158 00:11:30,290 --> 00:11:35,400 王の安全を最優先とする護衛軍が そんな選択はしない。 159 00:11:35,400 --> 00:11:37,280 じゃあ 何で? 160 00:11:37,280 --> 00:11:41,300 (ノヴ) この現状よりも 深刻な事態が王の周囲→ 161 00:11:41,300 --> 00:11:45,290 もしくは 王自身に 起きたと考えるのが妥当。 162 00:11:45,290 --> 00:11:49,280 ってことは いよいよ来たか! 163 00:11:49,280 --> 00:11:52,780 千載一遇のチャンス! ええ。 164 00:11:53,880 --> 00:11:57,300 (ノヴ) 宮殿内部への侵入。 165 00:11:57,300 --> 00:12:00,810 (モラウ) ただし 罠かもしれんがな。 166 00:12:00,810 --> 00:12:02,790 (ノヴ) それはない。 167 00:12:02,790 --> 00:12:06,810 わずかでも王のリスクを 高める作戦は 使わないだろう。 168 00:12:06,810 --> 00:12:10,280 王 自身の命令ならやるだろ? 169 00:12:10,280 --> 00:12:13,350 まぁね どちらにせよ→ 170 00:12:13,350 --> 00:12:16,810 奴らが広域レーダーを 引っ込めたのは事実。 171 00:12:16,810 --> 00:12:20,310 今のうちに近づける所まで近づく。 172 00:12:22,790 --> 00:12:26,880 (ノヴ) 宮殿の周囲に 出口を作っておかなければ→ 173 00:12:26,880 --> 00:12:29,880 当日の決行自体 不可能ですから。 174 00:12:31,290 --> 00:12:35,790 (ノヴ) いつかは くぐらなければならない危険→ 175 00:12:35,790 --> 00:12:37,790 それが今! 176 00:12:44,320 --> 00:12:47,820 (レオル)《いた! 見つけたぜ》 177 00:12:48,870 --> 00:12:51,370 (レオル)《ヂートゥは 失敗したようだな》 178 00:12:55,290 --> 00:12:57,800 死ぬなよ。 お前こそな。 179 00:12:57,800 --> 00:12:58,800 (ゴン=フリークス) <キルア! 早くネテロ会長を→ 死ぬなよ。 お前こそな。 180 00:12:58,800 --> 00:12:59,800 (レオル) 《フフフ… 都合良く別れたぞ》 (ゴン=フリークス) <キルア! 早くネテロ会長を→ 181 00:12:59,800 --> 00:13:01,300 助けに行こう!> (レオル) 《フフフ… 都合良く別れたぞ》 182 00:13:01,300 --> 00:13:03,300 (レオル) 《フフフ… 都合良く別れたぞ》 183 00:13:05,300 --> 00:13:07,290 (レオル) 見つけたぞ! 184 00:13:07,290 --> 00:13:09,310 標的は キセル野郎に変更だ! 185 00:13:09,310 --> 00:13:10,830 行くぜ!! 186 00:13:10,830 --> 00:13:17,780 ♪♪~ 187 00:13:17,780 --> 00:13:18,320 フフフ…。 188 00:13:18,320 --> 00:13:19,820 <欲しい!> フフフ…。 189 00:13:19,820 --> 00:13:20,780 (キルア=ゾルディック) <これは レアアイテムだな> フフフ…。 190 00:13:20,780 --> 00:13:21,820 (キルア=ゾルディック) <これは レアアイテムだな> 191 00:13:23,810 --> 00:13:26,290 (ネフェルピトー) 「ドクターブライス」。 192 00:13:26,290 --> 00:13:40,310 ♪♪~ 193 00:13:40,310 --> 00:13:43,310 7-9-1 「忍」。 194 00:13:45,800 --> 00:13:49,300 2-3-1 「兵」。 195 00:13:49,300 --> 00:13:52,820 (シャウアプフ) 治療に どれくらい 時間がかかりますか? 196 00:13:52,820 --> 00:13:56,360 (ネフェルピトー) ん~ 完璧に治すとなると→ 197 00:13:56,360 --> 00:13:58,390 2~3時間かニャ。 198 00:13:58,390 --> 00:14:01,810 (シャウアプフ) その間 人形も「円」も 使えないわけですね。 199 00:14:01,810 --> 00:14:06,800 うん この能力 燃費 すごく悪いニャ。 200 00:14:06,800 --> 00:14:11,810 再生には 相当のエネルギーを 要するということ。 201 00:14:11,810 --> 00:14:15,330 治療の間は 私が周囲を見張りましょう。 202 00:14:15,330 --> 00:14:18,900 私の「円」では ピトーに及ぶべくもないが→ 203 00:14:18,900 --> 00:14:21,800 何しろ 他の者に 任せるわけにはいかない→ 204 00:14:21,800 --> 00:14:23,820 重大な任務。 205 00:14:23,820 --> 00:14:27,320 ♪♪~ 206 00:14:27,320 --> 00:14:31,310 ♪♪~ (足音) 207 00:14:31,310 --> 00:14:33,330 ♪♪~ 208 00:14:33,330 --> 00:14:36,830 《やはり 「円」を 使っている気配はない》 209 00:14:38,370 --> 00:14:42,800 《雨で視界が悪いのも幸運だな》 210 00:14:42,800 --> 00:14:45,300 《そろそろ日も沈む》 211 00:14:46,820 --> 00:14:50,810 (ノヴ)《周りが暗くなれば 俺は 闇に同化し→ 212 00:14:50,810 --> 00:14:54,310 敵のオーラは さらに見やすくなる》 213 00:14:54,310 --> 00:14:56,820 《焦ってはいけない》 214 00:14:56,820 --> 00:14:59,870 《出口は 王に近いほどいいが→ 215 00:14:59,870 --> 00:15:01,870 見つかっては意味がない》 216 00:15:03,320 --> 00:15:07,310 《自由に出入りできる 俺と違って→ 217 00:15:07,310 --> 00:15:12,320 シュート達は 一度マンションに 入ってしまうと 出るしかない》 218 00:15:12,320 --> 00:15:15,800 《敵に出口の前で 待ち伏せでもされたら→ 219 00:15:15,800 --> 00:15:18,300 絶体絶命!!》 220 00:15:27,800 --> 00:15:29,820 (ノヴ)《宮殿の周りに→ 221 00:15:29,820 --> 00:15:33,800 近い場所 遠い場所 その中間→ 222 00:15:33,800 --> 00:15:35,810 3種の出口を用意して→ 223 00:15:35,810 --> 00:15:38,810 入り口は さらに遠方》 224 00:15:38,810 --> 00:15:43,350 《宮殿の様子をうかがえる 何か所かに 3種をまとめて設け→ 225 00:15:43,350 --> 00:15:48,320 決行時に 最も都合のいい場所で待機する》 226 00:15:48,320 --> 00:15:50,300 《決行の時間が来たら→ 227 00:15:50,300 --> 00:15:53,810 その時の状況に応じて おのおの判断し→ 228 00:15:53,810 --> 00:15:57,810 近い場所 遠い場所 もしくは その中間→ 229 00:15:57,810 --> 00:16:02,330 最適の部屋を選択して入室し すぐに出る》 230 00:16:02,330 --> 00:16:04,370 《奴らからすれば→ 231 00:16:04,370 --> 00:16:08,310 われわれは 突然 目の前に出現することになり→ 232 00:16:08,310 --> 00:16:10,820 その一瞬の隙を生かして→ 233 00:16:10,820 --> 00:16:14,310 護衛軍と王を分断》 234 00:16:14,310 --> 00:16:17,310 《それぞれの戦闘が始まる!》 235 00:16:19,320 --> 00:16:22,820 《われわれは 1勝3敗でもいい》 236 00:16:22,820 --> 00:16:26,390 《奴らの1敗が 王でさえあれば!》 237 00:16:26,390 --> 00:16:39,800 ♪♪~ 238 00:16:39,800 --> 00:16:44,800 《本来なら もうネフェルピトーの 「円」の中に入り込んでいる》 239 00:16:45,810 --> 00:16:48,830 《生きた心地がしないな》 240 00:16:48,830 --> 00:16:52,400 《だが まだ遠い》 241 00:16:52,400 --> 00:16:54,300 《一番遠い部屋でも→ 242 00:16:54,300 --> 00:16:57,800 せめて宮殿の敷地内くらいまで 接近しなければ→ 243 00:16:57,800 --> 00:17:00,810 話にならない》 244 00:17:00,810 --> 00:17:04,790 《慎重に それでも速く!》 245 00:17:04,790 --> 00:17:08,320 《完全に日が暮れるまで 待つべきか?》 246 00:17:08,320 --> 00:17:12,390 《しかし それまで この状態が続いてくれるのか?》 247 00:17:12,390 --> 00:17:15,390 《くっ! 行くしかない!》 248 00:17:16,790 --> 00:17:20,810 (ノヴ)《ネフェルピトーの「円」が 復活してしまったら→ 249 00:17:20,810 --> 00:17:23,810 近づくことさえ不可能になる》 250 00:17:26,300 --> 00:17:30,300 《俺が もし失敗しても まだ打つ手はある!》 251 00:17:31,860 --> 00:17:34,410 《恐れずに近づけ!》 252 00:17:34,410 --> 00:17:38,410 《もっと! もっと!》 253 00:17:40,800 --> 00:17:43,320 (雷鳴) 254 00:17:43,320 --> 00:17:46,320 <現在 宮殿内部には→ 255 00:17:46,320 --> 00:17:50,310 「食肉用」でない人間が3名いる> 256 00:17:50,310 --> 00:17:53,830 <1人は 少女棋士> 257 00:17:53,830 --> 00:17:56,350 <もう1人がディーゴ> 258 00:17:56,350 --> 00:17:58,880 <そして 最後の一人…> 259 00:17:58,880 --> 00:18:03,300 (トイレの水洗音) 260 00:18:03,300 --> 00:18:05,300 <ビゼフ長官> 261 00:18:07,320 --> 00:18:12,300 <実質 この国を牛耳っていた 裏の総帥である> 262 00:18:12,300 --> 00:18:17,820 <諸外国との交渉や 国内主要機関との連絡は→ 263 00:18:17,820 --> 00:18:21,320 全て 彼を通さねば進まない> 264 00:18:22,810 --> 00:18:26,830 <代わりがいないとの理由から 人間で唯一→ 265 00:18:26,830 --> 00:18:31,800 王の側近として 許された人物である> 266 00:18:31,800 --> 00:18:33,820 <人間の衛兵などは→ 267 00:18:33,820 --> 00:18:37,320 宮殿の外にさえ 配置されていない> 268 00:18:37,320 --> 00:18:42,310 <能力者の前では 普通の兵士など 全く無力であり→ 269 00:18:42,310 --> 00:18:45,810 逆に敵が紛れ込む危険が 高くなると→ 270 00:18:45,810 --> 00:18:48,310 護衛軍が判断したためだ> 271 00:18:49,800 --> 00:18:51,820 <師団長クラスのアリは→ 272 00:18:51,820 --> 00:18:54,800 戻って来たばかりの ヂートゥのみで→ 273 00:18:54,800 --> 00:18:58,800 兵隊長と それ以下のアリも 6匹しかいない> 274 00:19:00,890 --> 00:19:05,320 <つまり 現在 宮殿内には3名の人間と→ 275 00:19:05,320 --> 00:19:08,820 11匹のアリがいるのみであり→ 276 00:19:08,820 --> 00:19:10,800 兵隊長以下のアリは→ 277 00:19:10,800 --> 00:19:14,310 レオルら師団長の お気に入りの部下というだけで→ 278 00:19:14,310 --> 00:19:18,810 王の護衛とは 無関係であった> 279 00:19:18,810 --> 00:19:20,850 <キメラアントの性質上→ 280 00:19:20,850 --> 00:19:25,800 すでに師団長と王の間に 厳密な主従関係はなく→ 281 00:19:25,800 --> 00:19:28,320 互いを結び付けているのは→ 282 00:19:28,320 --> 00:19:30,820 打算によるところが大きい> 283 00:19:32,830 --> 00:19:36,300 <ピトーらも そこは 十分 承知の上で→ 284 00:19:36,300 --> 00:19:39,300 与える仕事は 失敗を前提として→ 285 00:19:39,300 --> 00:19:42,370 問題のないものばかりであり→ 286 00:19:42,370 --> 00:19:45,870 よって 監視が 彼らに任されることはない> 287 00:19:47,820 --> 00:19:50,310 <ノヴには知る術もないが→ 288 00:19:50,310 --> 00:19:53,830 彼が単独で 侵入するという点に おいて→ 289 00:19:53,830 --> 00:19:57,830 今が 最大最後の好機なのである> 290 00:20:01,320 --> 00:20:03,870 (ビゼフ) ふぅ…。 291 00:20:03,870 --> 00:20:08,310 (ファクスの受信音) 《何とか生き延びたはいいが→ 292 00:20:08,310 --> 00:20:11,810 たった一人では もう仕事が限界だ》 293 00:20:13,800 --> 00:20:16,300 《何とか奴らを説得して→ 294 00:20:16,300 --> 00:20:20,320 秘書や事務員を最低でも 3人つけてもらわないと→ 295 00:20:20,320 --> 00:20:22,840 過労で死んでしまうわい》 296 00:20:22,840 --> 00:20:24,360 ふぅ…。 297 00:20:24,360 --> 00:20:27,360 [パソコン](メールの受信音) んっ? 298 00:20:35,320 --> 00:20:36,820 フフっ。 299 00:20:43,810 --> 00:20:45,820 ♪♪~ (ビゼフ) おぉ…。 300 00:21:20,320 --> 00:21:25,310 シンカー・ベル。 301 00:21:25,310 --> 00:21:26,810 フヒっ。 302 00:21:28,290 --> 00:21:31,790 (キーボードを打つ音) 303 00:21:36,880 --> 00:21:38,380 フフっ。 304 00:21:40,820 --> 00:21:42,820 [パソコン](メールの受信音) 305 00:21:42,820 --> 00:21:44,790 (マルコス) 来た! 306 00:21:44,790 --> 00:21:47,790 釣れたぞ パーム君。 307 00:21:52,330 --> 00:21:55,390 <宮殿内部へと侵入するノヴ> 308 00:21:55,390 --> 00:21:57,300 <そして パームも→ 309 00:21:57,300 --> 00:22:01,810 新たな潜入作戦を 開始しようとしていた>