1 00:00:23,270 --> 00:00:28,290 (ミト)((あいつ まだ赤ん坊だった あんたを捨てたのよ)) 2 00:00:28,290 --> 00:00:30,290 ((それでも…)) 3 00:00:31,790 --> 00:00:35,290 (ゴン=フリークス)((子供を捨ててでも 続けたいと思う仕事なんだね)) 4 00:00:37,360 --> 00:00:41,360 ((ハンターって それだけ すごい仕事なんだね)) 5 00:00:43,290 --> 00:00:46,790 (ミト)((あんた やっぱり あいつの息子だわ)) 6 00:00:48,290 --> 00:00:51,300 (カイト)((ジンさんに 認めてもらうための最終試験が→ 7 00:00:51,300 --> 00:00:55,350 彼を捜し当てることなのさ)) 8 00:00:55,350 --> 00:00:58,350 ((これが どんな狩りより難しい)) 9 00:01:00,290 --> 00:01:04,290 (カイト)((彼は俺の知る限り 最高のハンターだ)) 10 00:01:07,280 --> 00:01:11,330 (ジン=フリークス) ((欲しいものがあるんだ)) 11 00:01:11,330 --> 00:01:16,330 (ミト)((結局 何が欲しいのか 教えてもらえなくて…)) 12 00:01:17,790 --> 00:01:19,790 (ジン)((捕まえてみろよ)) 13 00:01:19,790 --> 00:01:23,280 ((お前も ハンターなんだろ?)) 14 00:01:42,780 --> 00:01:44,780 ジン。 15 00:03:51,270 --> 00:03:54,770 登木希望? ダメだよ。 16 00:03:54,770 --> 00:03:58,290 この先 18歳未満は。 17 00:03:58,290 --> 00:04:02,280 何か特別な資格か免許がないと…。 18 00:04:02,280 --> 00:04:03,780 ん? 19 00:04:03,780 --> 00:04:06,800 あっ! プロハンター!? 20 00:04:06,800 --> 00:04:08,850 その年で!? 21 00:04:08,850 --> 00:04:12,770 いや~ こりゃ 失礼 どうぞ どうぞ。 22 00:04:12,770 --> 00:04:16,760 あ~ 一応 この書類にサインしてくれ。 23 00:04:16,760 --> 00:04:20,280 大統領でも 書いてもらうことになってる→ 24 00:04:20,280 --> 00:04:22,770 いわゆる 登るに当たって→ 25 00:04:22,770 --> 00:04:26,270 死んでも構わないって 例のあれさ。 26 00:04:26,270 --> 00:04:39,780 ♪♪~ 27 00:04:39,780 --> 00:04:42,270 (男性) アドバイスしとくぜ。 28 00:04:42,270 --> 00:04:46,770 先客が残した くさびや足場を 当てにするなよ。 29 00:04:46,770 --> 00:04:49,760 登れる奴は 大概 丸腰だ。 30 00:04:49,760 --> 00:04:53,260 今 頂上にいる奴も そうだった。 31 00:04:55,350 --> 00:04:57,780 分かった ありがとう! 32 00:04:57,780 --> 00:05:01,780 まっ ヤバいと思ったら すぐ それを押しな。 33 00:05:04,260 --> 00:05:06,780 うちのレスキュー班は優秀だ。 34 00:05:06,780 --> 00:05:09,780 10分くらい 木に しがみついてりゃ…。 35 00:05:09,780 --> 00:05:12,800 あっ 落ち…! 36 00:05:12,800 --> 00:05:14,850 おい! 37 00:05:14,850 --> 00:05:17,270 は~い! 38 00:05:17,270 --> 00:05:21,780 (男性) 《はは!? もう あんなとこまで》 39 00:05:21,780 --> 00:05:29,280 ♪♪~ 40 00:05:29,280 --> 00:05:31,800 ヒャ~! 41 00:05:31,800 --> 00:05:35,800 アハハハ…! 42 00:05:40,260 --> 00:05:43,260 先は長いな~。 43 00:06:00,780 --> 00:06:02,770 《すごい木だ》 44 00:06:02,770 --> 00:06:05,770 《安心して身を任せられる》 45 00:06:08,290 --> 00:06:13,780 《指を触れた瞬間 そこが生命力に満ちていて→ 46 00:06:13,780 --> 00:06:17,780 樹木全体と つながっているのが分かる》 47 00:06:22,770 --> 00:06:24,270 《行ける!》 48 00:06:24,270 --> 00:06:27,770 《木のささやきに 逆らわず進めば》 49 00:06:27,770 --> 00:06:42,790 ♪♪~ 50 00:06:42,790 --> 00:06:45,280 ≪助け… て…≫ 51 00:06:45,280 --> 00:06:46,780 ん? 52 00:06:46,780 --> 00:06:51,260 助けて… くれ…。 53 00:06:51,260 --> 00:07:11,260 ♪♪~ 54 00:07:24,330 --> 00:07:26,330 《もう少し》 55 00:07:28,770 --> 00:07:30,770 ん? 56 00:07:32,290 --> 00:07:34,790 てっぺんが変だぞ。 57 00:07:47,770 --> 00:07:49,770 (鳴き声) 58 00:07:49,770 --> 00:07:51,790 ん? (鳴き声) 59 00:07:51,790 --> 00:07:55,780 (鳴き声) 60 00:07:55,780 --> 00:07:57,780 わっ! (鳴き声) 61 00:07:57,780 --> 00:08:02,800 (鳴き声) 62 00:08:02,800 --> 00:08:04,840 デッカ! (鳴き声) 63 00:08:04,840 --> 00:08:06,370 (鳴き声) 64 00:08:06,370 --> 00:08:08,760 びくった~。 (鳴き声) 65 00:08:08,760 --> 00:08:10,780 (鳴き声) 66 00:08:10,780 --> 00:08:12,280 やぁ! (鳴き声) 67 00:08:12,280 --> 00:08:17,770 (鳴き声) 68 00:08:17,770 --> 00:08:19,770 (ジン) よぉ。 ん? 69 00:08:23,790 --> 00:08:26,290 待ちくたびれたぞ。 70 00:08:28,780 --> 00:08:30,780 ジン。 71 00:08:33,280 --> 00:08:37,270 (ジン) 500m地点から ここまで 何分かかった? 72 00:08:37,270 --> 00:08:41,780 えっと… 20分くらいかな。 73 00:08:41,780 --> 00:08:45,850 (ジン) まっ 初めてで それなら及第点か。 74 00:08:45,850 --> 00:08:47,850 食え。 75 00:08:49,270 --> 00:08:51,270 うん。 76 00:08:56,260 --> 00:08:58,280 あ~! 77 00:08:58,280 --> 00:09:00,280 (ジン) いい眺めだろ。 78 00:09:00,280 --> 00:09:03,280 曇りの日は 一面 雲海になる。 79 00:09:03,280 --> 00:09:05,320 うん。 80 00:09:05,320 --> 00:09:07,870 (鳴き声) 81 00:09:07,870 --> 00:09:10,270 ねぇ ジン。 (ジン) ん? 82 00:09:10,270 --> 00:09:12,270 聞いていい? 83 00:09:12,270 --> 00:09:16,280 (ジン) おう 答えねえかもしんねぇけど。 84 00:09:16,280 --> 00:09:19,780 ジンが欲しいものって何? 85 00:09:21,280 --> 00:09:23,280 う~ん…。 86 00:09:24,780 --> 00:09:29,280 今 目の前にないもの だな。 87 00:09:30,760 --> 00:09:33,280 目の前にないもの? 88 00:09:33,280 --> 00:09:37,280 (鳴き声) 89 00:09:39,290 --> 00:09:44,260 (鳥の鳴き声) 90 00:09:44,260 --> 00:09:47,780 俺がハンターになろうと思ったのは…。 (鳴き声) 91 00:09:47,780 --> 00:09:49,780 うるせ~!! (鳴き声) 92 00:09:54,820 --> 00:09:58,270 俺がハンターになろうと 思ったのは→ 93 00:09:58,270 --> 00:10:02,780 当時 俺が行きたかった場所に 入るのに→ 94 00:10:02,780 --> 00:10:06,280 ハンターが 一番 現実的だったからだ。 95 00:10:07,280 --> 00:10:09,300 (ジンの声) その場所は→ 96 00:10:09,300 --> 00:10:13,370 ある王族の 埋葬施設とされてたんだが→ 97 00:10:13,370 --> 00:10:18,260 一切 口外しないことを条件に 信頼に足る団体→ 98 00:10:18,260 --> 00:10:23,780 しかも 自費での調査しか 許されない状態だった。 99 00:10:23,780 --> 00:10:28,770 実質 そりゃ 調査できないって話だ。 100 00:10:28,770 --> 00:10:31,770 見返りも業績も求めず→ 101 00:10:31,770 --> 00:10:36,270 大金をつぎ込める奴なんて まず いない。 102 00:10:37,760 --> 00:10:40,770 俺は逆にチャンスだと思った。 103 00:10:40,770 --> 00:10:43,280 プロハンターって信頼を得れば→ 104 00:10:43,280 --> 00:10:46,770 金は何とかなるからな。 105 00:10:46,770 --> 00:10:52,290 15歳の時に 特定非営利活動法人を設立して→ 106 00:10:52,290 --> 00:10:55,860 王墓の調査と修繕を行った。 107 00:10:55,860 --> 00:10:59,780 その前の ライセンスを 取得してからの2年は→ 108 00:10:59,780 --> 00:11:04,780 ずっとネットで 考古学マニアの サイトやブログ巡りさ。 109 00:11:06,770 --> 00:11:08,790 (ジンの声) 金も名誉もいらないから→ 110 00:11:08,790 --> 00:11:12,260 ただ 真実を知りたいっていう 変わり者で→ 111 00:11:12,260 --> 00:11:15,330 さらに 口が固くて信頼できるメンツが→ 112 00:11:15,330 --> 00:11:21,330 法人設立のため 10人くらい必要だったからな。 113 00:11:23,790 --> 00:11:28,760 俺は いつも 今 俺が 必要としてるものを追ってる。 114 00:11:28,760 --> 00:11:32,280 実は その先にある 本当に欲しいものなんて→ 115 00:11:32,280 --> 00:11:34,780 どうでもいいくらいにな。 116 00:11:38,310 --> 00:11:40,860 分かんねえか? 117 00:11:40,860 --> 00:11:43,290 じゃ もう少し話すか。 118 00:11:43,290 --> 00:11:45,290 よっと。 119 00:11:47,280 --> 00:11:51,270 ネットで知り合って オフ会で 意気投合した そいつらは→ 120 00:11:51,270 --> 00:11:53,790 みんな 俺より年上で→ 121 00:11:53,790 --> 00:11:58,290 普通の会社員や 院生やフリーターだったりした。 122 00:11:59,840 --> 00:12:02,800 (ジンの声) 俺の素性と計画を打ち明けたら→ 123 00:12:02,800 --> 00:12:07,770 連中は 法人設立にかかわる雑事を 進んでこなし→ 124 00:12:07,770 --> 00:12:11,270 なけなしの生活費から 寄付までくれた。 125 00:12:13,290 --> 00:12:17,830 (ジンの声) 念願かなって 王墓の中に足を踏み入れた時→ 126 00:12:17,830 --> 00:12:21,270 俺が 一番 嬉しかったのは→ 127 00:12:21,270 --> 00:12:27,270 ずっと 願ってた王墓の真実を 目の当たりにしたことじゃなく→ 128 00:12:27,270 --> 00:12:30,780 一緒に中へ入った そいつらと→ 129 00:12:30,780 --> 00:12:35,280 顔を見合わせて 握手した瞬間だった。 130 00:12:45,270 --> 00:12:50,280 (ジン) そいつらは 今も無償で役員をしながら→ 131 00:12:50,280 --> 00:12:53,800 俺に生きた情報をくれる。 132 00:12:53,800 --> 00:12:56,800 この連中と比べたら→ 133 00:12:56,800 --> 00:13:00,820 王墓の真実は ただのおまけさ。 134 00:13:00,820 --> 00:13:03,360 大切なものは→ 135 00:13:03,360 --> 00:13:06,780 欲しいものより 先に来た。 136 00:13:24,880 --> 00:13:28,270 今は? あっ? 137 00:13:28,270 --> 00:13:30,790 今は 何を追ってるの? 138 00:13:30,790 --> 00:13:36,270 今か… 少し説明がいるな。 139 00:13:36,270 --> 00:13:40,780 ゴン 俺達が登った この木は何だ? 140 00:13:40,780 --> 00:13:43,300 えっ? 世界樹でしょ? 141 00:13:43,300 --> 00:13:45,850 (ジン) そうだな。 142 00:13:45,850 --> 00:13:49,270 下では この木を何て紹介してた? 143 00:13:49,270 --> 00:13:55,260 世界で 一番 高い木で 1784mあるって。 144 00:13:55,260 --> 00:14:01,270 うん それは間違ってない… な。 145 00:14:01,270 --> 00:14:03,820 だが この木の真実は→ 146 00:14:03,820 --> 00:14:06,850 成長の止まった若木だ。 147 00:14:06,850 --> 00:14:08,370 えっ。 148 00:14:08,370 --> 00:14:10,780 栄養が足りなくて→ 149 00:14:10,780 --> 00:14:14,780 これしか育たなかった 世界樹なんだ。 150 00:14:27,840 --> 00:14:30,280 (ジンの声) 本当の世界樹は→ 151 00:14:30,280 --> 00:14:35,280 マグマを吸って 山脈に根付き→ 152 00:14:35,280 --> 00:14:39,280 大気圏を越えて なお デカくなる。 153 00:14:40,770 --> 00:14:45,310 (ジン) この世界の外側で。 154 00:14:45,310 --> 00:14:47,860 この世界って…。 155 00:14:47,860 --> 00:14:51,280 お前も よく知ってる世界地図さ。 156 00:14:51,280 --> 00:14:53,280 えっ? 157 00:15:01,780 --> 00:15:04,780 (ジンの声) お前や会長が戦ったアリも→ 158 00:15:04,780 --> 00:15:07,830 外側から来た外来種。 159 00:15:07,830 --> 00:15:11,770 学校じゃ教えてくれない真実だ。 160 00:15:11,770 --> 00:15:14,770 常識のある大人は→ 161 00:15:14,770 --> 00:15:18,270 あえて パンドラの箱に 触れまいとしている。 162 00:15:21,800 --> 00:15:23,800 ん? 163 00:15:29,850 --> 00:15:32,770 俺達が知ってる この世界は→ 164 00:15:32,770 --> 00:15:35,780 とてつもなく大きな世界の→ 165 00:15:35,780 --> 00:15:39,280 ほんの一部だってことにな。 166 00:15:41,770 --> 00:15:45,290 (ジンの声) ある時代のある地域の 選ばれた人間は→ 167 00:15:45,290 --> 00:15:50,290 あっちに行って来た記録を 遺物に残してる。 168 00:15:52,780 --> 00:15:55,780 (ジン) 分かったか? えっ? 169 00:15:55,780 --> 00:16:00,280 俺が欲しいものは 今も昔も変わらない。 170 00:16:02,290 --> 00:16:05,290 目の前にない 何かだ。 171 00:16:23,290 --> 00:16:26,780 外へ行くために必要なものは多い。 172 00:16:26,780 --> 00:16:31,280 出発するまでだけで 最低4つある。 173 00:16:31,280 --> 00:16:34,840 「許可」 「手段」→ 174 00:16:34,840 --> 00:16:39,290 「資格」 「契約」。 175 00:16:39,290 --> 00:16:43,780 俺は まだ この中の一つも手に入れてない。 176 00:16:43,780 --> 00:16:46,280 だが 別に 急いでいない。 177 00:16:46,280 --> 00:16:48,800 道中を楽しんでる最中だ。 178 00:16:48,800 --> 00:16:50,770 だから もし→ 179 00:16:50,770 --> 00:16:55,340 お前の行き先が 将来 俺と重なるようなら→ 180 00:16:55,340 --> 00:16:58,790 道草を楽しめ。 181 00:16:58,790 --> 00:17:00,790 大いにな。 182 00:17:02,780 --> 00:17:05,780 (ジン) 欲しいものより大切なものが→ 183 00:17:05,780 --> 00:17:08,780 きっと そっちに転がってる。 184 00:17:11,270 --> 00:17:31,790 (鳥の鳴き声) 185 00:17:31,790 --> 00:17:33,780 あっ! (鳥の鳴き声) 186 00:17:33,780 --> 00:17:35,780 (鳥の鳴き声) 187 00:17:35,780 --> 00:17:38,300 ジン! ん? 188 00:17:38,300 --> 00:17:42,370 これ カイトに頼まれてたんだ。 189 00:17:42,370 --> 00:17:45,290 ジンに返しておいてくれって。 190 00:17:45,290 --> 00:17:48,290 おう そうか。 191 00:18:02,360 --> 00:18:06,760 そん時の傷が ♪♪~ まだ肩に残ってるんだ。 192 00:18:06,760 --> 00:18:09,280 ♪♪~ ほら ここんとこにね。 193 00:18:10,780 --> 00:18:14,790 ♪♪~ それで… ド~ンって! 194 00:18:17,270 --> 00:18:22,310 棺の中から出て来たのは ♪♪~ これくらいの…。 195 00:18:22,310 --> 00:18:24,860 それが ♪♪~ 「試しの門」っていってね→ 196 00:18:24,860 --> 00:18:28,780 その扉からじゃないと ♪♪~ 敷地内に入れないんだ。 197 00:18:35,770 --> 00:18:39,780 ♪♪~ ハハハハ…! 198 00:18:39,780 --> 00:18:49,790 ハハハハ…! ♪♪~ ハハハハ…! 199 00:23:06,280 --> 00:23:08,830 (ジンの声) 道草を楽しめ。 200 00:23:08,830 --> 00:23:11,880 大いにな。 201 00:23:11,880 --> 00:23:14,790 欲しいものより大切なものが→ 202 00:23:14,790 --> 00:23:18,290 きっと そっちに転がってる。