1 00:00:02,446 --> 00:00:05,449 (コムギ) 総帥様の お考えになられた「離隠」は→ 2 00:00:05,449 --> 00:00:09,436 正すい名前を 「狐狐狸固」と言いますて→ 3 00:00:09,436 --> 00:00:12,956 ワダすが考えますた。 4 00:00:12,956 --> 00:00:15,475 10年くらい前です。 5 00:00:15,475 --> 00:00:18,528 何か バカなワダすからでも→ 6 00:00:18,528 --> 00:00:20,964 こんな利口なコが 生まれんのかって→ 7 00:00:20,964 --> 00:00:24,951 結構 嬉すかったんだけども→ 8 00:00:24,951 --> 00:00:28,455 このコを殺すたのもワダすです。 9 00:00:28,455 --> 00:00:33,944 総帥様が ワダすと全く同じ戦法を 考え出したことは→ 10 00:00:33,944 --> 00:00:37,514 すごく… 光栄で感動で→ 11 00:00:37,514 --> 00:00:39,950 心が震えました。 12 00:00:39,950 --> 00:00:41,450 まるで…。 13 00:00:42,953 --> 00:00:46,940 (コムギ) 一度 死んだ わが子が 生き返ったような…。 14 00:00:46,940 --> 00:00:50,444 (王) フン くだらぬ。 15 00:00:50,444 --> 00:00:53,447 (王) 興がそがれた しばし休め。 16 00:00:53,447 --> 00:00:54,981 あっ…。 17 00:00:54,981 --> 00:00:58,034 (王) 次に始めたら→ 18 00:00:58,034 --> 00:01:01,534 休憩は 一切なしだ 覚悟しておけ。 19 00:01:02,456 --> 00:01:22,459 ♪♪~ 20 00:01:22,459 --> 00:01:42,445 ♪♪~ 21 00:01:42,445 --> 00:01:51,445 ♪♪~ 22 00:02:27,782 --> 00:02:31,786 (雷鳴) 23 00:02:31,786 --> 00:02:33,788 《不愉快だ》 24 00:02:33,788 --> 00:02:38,326 《呼吸を乱されているのは 終始 余のほう》 25 00:02:38,326 --> 00:02:39,844 《本来ならば→ 26 00:02:39,844 --> 00:02:43,781 心身湯立つほど 受け入れがたい屈辱!》 27 00:02:43,781 --> 00:02:47,285 《だが… 苛立ちながらも→ 28 00:02:47,285 --> 00:02:51,789 それを楽しんでいる自分が 一方にある》 29 00:02:51,789 --> 00:02:55,289 《その源泉が分からぬ…》 30 00:02:58,296 --> 00:03:02,383 (王)《意思統合の術を いまだ持ち得ぬ自分自身が→ 31 00:03:02,383 --> 00:03:04,785 例えようもなく不愉快だ!》 32 00:03:04,785 --> 00:03:11,792 ♪♪~ 33 00:03:11,792 --> 00:03:13,294 ♪♪~ ん? 34 00:03:13,294 --> 00:03:19,817 ♪♪~ 35 00:03:19,817 --> 00:03:22,370 (王) その女 休まずに おったのか? 36 00:03:22,370 --> 00:03:24,288 (シャウアプフ) いえ…。 37 00:03:24,288 --> 00:03:27,275 んが~…。 38 00:03:27,275 --> 00:03:30,795 んが~…。 39 00:03:30,795 --> 00:03:32,797 《不細工な…》 40 00:03:32,797 --> 00:03:37,301 《知性 品性の かけらも感じられぬ》 41 00:03:37,301 --> 00:03:39,320 《なぜ かような者から→ 42 00:03:39,320 --> 00:03:43,391 論理の究極とでも表現すべき 美しい棋譜が→ 43 00:03:43,391 --> 00:03:46,391 泉のごとく 生み出されるのだ?》 44 00:03:51,799 --> 00:03:53,801 (王) 起きろ! 再開だ。 45 00:03:53,801 --> 00:03:56,287 (コムギ) んっ… あっ は… はい! 46 00:03:56,287 --> 00:03:58,306 (雷鳴) 47 00:03:58,306 --> 00:04:07,865 ♪♪~ 48 00:04:07,865 --> 00:04:11,865 9-5-1 「帥」。 49 00:04:15,289 --> 00:04:17,289 この局…。 50 00:04:19,310 --> 00:04:21,796 (王) 何か賭けるか? 51 00:04:21,796 --> 00:04:24,282 賭けですか? 52 00:04:24,282 --> 00:04:26,801 (王) 左様。 53 00:04:26,801 --> 00:04:31,301 其方が勝てば 其方の望むもの 何でも与えよう。 54 00:04:32,857 --> 00:04:37,778 何でもですか… はぁ~。 55 00:04:37,778 --> 00:04:41,299 何でも… ん~。 56 00:04:41,299 --> 00:04:44,302 ただし→ 57 00:04:44,302 --> 00:04:47,288 其方が負けたら→ 58 00:04:47,288 --> 00:04:49,288 左腕をもらう。 59 00:04:51,792 --> 00:05:03,788 (雷鳴) 60 00:05:03,788 --> 00:05:06,788 (王)《ひとの呼吸を乱すもの》 61 00:05:08,292 --> 00:05:10,292 (王)《欲望と恐怖》 62 00:05:11,295 --> 00:05:13,781 (王)《欲は 目を濁らせ→ 63 00:05:13,781 --> 00:05:16,781 恐れは足をすくませる》 64 00:05:19,370 --> 00:05:22,790 左腕 ん~。 65 00:05:22,790 --> 00:05:27,294 左腕 ん~! 66 00:05:27,294 --> 00:05:30,281 (コムギ) うわ~! ど~だかな~? 67 00:05:30,281 --> 00:05:32,299 何を迷っておる? 68 00:05:32,299 --> 00:05:37,304 え~っとですね 左腕ではなくてですね→ 69 00:05:37,304 --> 00:05:41,892 いつも ワダすが 賭けているものではダメですか? 70 00:05:41,892 --> 00:05:45,392 何だと? 何をだ。 71 00:05:46,280 --> 00:05:48,280 命です。 72 00:05:50,785 --> 00:05:55,272 ワダすが負けたらば 命を差す上げたいのですが→ 73 00:05:55,272 --> 00:06:00,795 でも それは 逆に とても失礼かとも思いますて。 74 00:06:00,795 --> 00:06:02,830 意味が分からぬわ。 75 00:06:02,830 --> 00:06:05,383 最初から 全て説明せい。 76 00:06:05,383 --> 00:06:09,286 え~っと ワダす ホントに→ 77 00:06:09,286 --> 00:06:12,807 軍儀の他は 何もできなくて。 78 00:06:12,807 --> 00:06:17,294 要は 軍儀に 生かされているわけです。 79 00:06:17,294 --> 00:06:20,297 (コムギ) でも プロの棋士といっても→ 80 00:06:20,297 --> 00:06:25,336 国内王者でさえ 収入は すずめの涙です。 81 00:06:25,336 --> 00:06:28,789 国の代表とすて 世界王者になって→ 82 00:06:28,789 --> 00:06:33,289 初めて 多額の報奨金が 頂けるのです。 83 00:06:35,296 --> 00:06:37,782 (コムギの声) 国の代表に選ばれるには→ 84 00:06:37,782 --> 00:06:41,302 トーナメント戦で 優勝せねばなりません。 85 00:06:41,302 --> 00:06:45,802 つまり 一度も負けることは 許されないのです。 86 00:06:47,391 --> 00:06:52,279 (コムギの声) うちは 12人家族で ワダすが今 稼ぎ頭ですが→ 87 00:06:52,279 --> 00:06:57,279 一度でも負けたら 家族で一番の 足手まといになるのです。 88 00:06:58,786 --> 00:07:01,288 棋士の間の格言に→ 89 00:07:01,288 --> 00:07:04,792 「軍儀王 一度 負ければ ただの人」→ 90 00:07:04,792 --> 00:07:06,827 …というのがありますが→ 91 00:07:06,827 --> 00:07:08,879 ワダすは 負けたら→ 92 00:07:08,879 --> 00:07:11,298 ゴミなんです。 93 00:07:11,298 --> 00:07:13,284 あっ! いいんです。 94 00:07:13,284 --> 00:07:16,284 親に ずっと 言われて来たことですから。 95 00:07:18,289 --> 00:07:22,793 ですから ワダすは プロの棋士を目指した日から→ 96 00:07:22,793 --> 00:07:27,293 軍儀で負けたらば 自ら死ぬと決めております。 97 00:07:30,801 --> 00:07:34,789 (コムギ) でも そうなると問題がありますて…。 98 00:07:34,789 --> 00:07:36,290 何だ? 99 00:07:36,290 --> 00:07:40,277 負けた瞬間に ワダすは ゴミですから→ 100 00:07:40,277 --> 00:07:45,316 ゴミを総帥様に お渡すすることに なってすまいます。 101 00:07:45,316 --> 00:07:48,886 これは もう 大変に失礼だと。 102 00:07:48,886 --> 00:07:50,788 それは構わぬ。 103 00:07:50,788 --> 00:07:55,288 それより 其方が勝った時に 欲しいものは あるか? 104 00:07:56,777 --> 00:07:59,780 ん~ それがですね→ 105 00:07:59,780 --> 00:08:04,280 軍儀のこと以外 あまり 考えたことがありませんで…。 106 00:08:05,836 --> 00:08:08,789 (コムギ) 勝った後に考えてみます。 107 00:08:08,789 --> 00:08:10,789 左様か。 108 00:08:12,293 --> 00:08:15,293 《欲も恐れもないと申すか》 109 00:08:16,797 --> 00:08:19,283 フッ… フッフッ。 110 00:08:19,283 --> 00:08:24,321 フッハッハッ…。 111 00:08:24,321 --> 00:08:26,357 命か。 112 00:08:26,357 --> 00:08:30,811 どうやら 覚悟が 足りなかったのは 余のほうだ。 113 00:08:30,811 --> 00:08:33,297 其方が勝った時 望むものに→ 114 00:08:33,297 --> 00:08:36,300 余の命を想定していなかった。 115 00:08:36,300 --> 00:08:38,300 王! 黙っておれ! 116 00:08:39,803 --> 00:08:43,791 総帥様の い… い…。 117 00:08:43,791 --> 00:08:46,343 め… めっそうもございません! 118 00:08:46,343 --> 00:08:49,280 そんなことは 毛ほどにも! 全く! 119 00:08:49,280 --> 00:08:53,300 (王) 分かっておる これは 余 自身の問題だ。 120 00:08:53,300 --> 00:08:56,800 賭けは やめだ くだらぬ まねをした。 121 00:08:58,789 --> 00:09:00,789 いえ。 (何かがちぎれる音) 122 00:09:04,311 --> 00:09:05,811 あぁ! 123 00:09:07,882 --> 00:09:09,300 これで許せ。 124 00:09:09,300 --> 00:09:11,785 あっ… あっ? 125 00:09:11,785 --> 00:09:15,285 王! あぁ… 何ということを! 126 00:09:16,790 --> 00:09:19,793 (シャウアプフ) 腕を治療します 奥へ! 127 00:09:19,793 --> 00:09:22,796 う… 腕を!? 128 00:09:22,796 --> 00:09:24,832 対局を続ける。 129 00:09:24,832 --> 00:09:29,270 (コムギ) えっ えっ? 総帥様 一体!? 130 00:09:29,270 --> 00:09:31,288 其方の番だ 打て。 131 00:09:31,288 --> 00:09:34,288 (シャウアプフ) 王! せめて まず止血を! 132 00:09:38,279 --> 00:09:40,281 (王) 二度 言わすな。 133 00:09:40,281 --> 00:09:42,783 対局を続ける。 134 00:09:42,783 --> 00:09:46,353 「休まず打つ」と言ったのは 余のほうだ。 135 00:09:46,353 --> 00:09:49,853 これ以上 恥を上塗れと申すか。 136 00:09:51,292 --> 00:09:54,295 ネフェルピトーを 呼んでまいります。 137 00:09:54,295 --> 00:09:57,298 (シャウアプフ) 接合手術を施しながらでも→ 138 00:09:57,298 --> 00:10:01,285 王ならば 対局は 可能でございましょう。 139 00:10:01,285 --> 00:10:05,306 それが私のでき得る 最大の譲歩。 140 00:10:05,306 --> 00:10:08,375 それすら 叶わぬと 仰せられるならば→ 141 00:10:08,375 --> 00:10:10,294 私の首を→ 142 00:10:10,294 --> 00:10:13,797 王 自らの手で 切り落としていただきたい。 143 00:10:13,797 --> 00:10:16,800 えっ… えっ…。 144 00:10:16,800 --> 00:10:19,803 分かった 近う寄れ。 145 00:10:19,803 --> 00:10:22,303 一撃で楽にしてやる。 146 00:10:28,379 --> 00:10:30,781 其方の番だ 打て。 147 00:10:30,781 --> 00:10:32,783 (コムギ) 嫌です。 148 00:10:32,783 --> 00:10:36,783 総帥様のおケガが治るまで 打ちません! 149 00:10:39,306 --> 00:10:41,792 二度 言わすな 打て! 150 00:10:41,792 --> 00:10:43,794 打ちません! 151 00:10:43,794 --> 00:10:48,294 ワダすを殺すならば どうか 軍儀で!! 152 00:10:49,883 --> 00:10:52,286 貴様…! 153 00:10:52,286 --> 00:11:00,778 ♪♪~ 154 00:11:00,778 --> 00:11:02,796 (王) ピトーを呼んで来い!! 155 00:11:02,796 --> 00:11:04,296 はっ! 156 00:11:09,370 --> 00:11:16,293 (雷鳴) 157 00:11:16,293 --> 00:11:18,295 (モラウ) 間違いねえ。 158 00:11:18,295 --> 00:11:20,798 (ノヴ) 人形が全部 消えた。 159 00:11:20,798 --> 00:11:23,283 (モラウ) 選別を再開したってことか? 160 00:11:23,283 --> 00:11:26,787 (ノヴ) いや それは ないでしょう。 161 00:11:26,787 --> 00:11:29,790 われわれは 依然 首都を包囲している。 162 00:11:29,790 --> 00:11:34,895 王の安全を最優先とする護衛軍が そんな選択はしない。 163 00:11:34,895 --> 00:11:36,780 じゃあ 何で? 164 00:11:36,780 --> 00:11:40,801 (ノヴ) この現状よりも 深刻な事態が王の周囲→ 165 00:11:40,801 --> 00:11:44,788 もしくは 王自身に 起きたと考えるのが妥当。 166 00:11:44,788 --> 00:11:48,776 ってことは いよいよ来たか! 167 00:11:48,776 --> 00:11:52,276 千載一遇のチャンス! ええ。 168 00:11:53,380 --> 00:11:56,800 (ノヴ) 宮殿内部への侵入。 169 00:11:56,800 --> 00:12:00,304 (モラウ) ただし 罠かもしれんがな。 170 00:12:00,304 --> 00:12:02,289 (ノヴ) それはない。 171 00:12:02,289 --> 00:12:06,310 わずかでも王のリスクを 高める作戦は 使わないだろう。 172 00:12:06,310 --> 00:12:09,780 王 自身の命令ならやるだろ? 173 00:12:09,780 --> 00:12:12,850 まぁね どちらにせよ→ 174 00:12:12,850 --> 00:12:16,303 奴らが広域レーダーを 引っ込めたのは事実。 175 00:12:16,303 --> 00:12:19,803 今のうちに近づける所まで近づく。 176 00:12:22,292 --> 00:12:26,380 (ノヴ) 宮殿の周囲に 出口を作っておかなければ→ 177 00:12:26,380 --> 00:12:29,380 当日の決行自体 不可能ですから。 178 00:12:30,784 --> 00:12:35,289 (ノヴ) いつかは くぐらなければならない危険→ 179 00:12:35,289 --> 00:12:37,289 それが今! 180 00:12:43,814 --> 00:12:47,314 (レオル)《いた! 見つけたぜ》 181 00:12:48,368 --> 00:12:50,868 (レオル)《ヂートゥは 失敗したようだな》 182 00:12:54,792 --> 00:12:58,295 死ぬなよ。 お前こそな。 183 00:12:58,295 --> 00:13:02,795 (レオル) 《フフフ… 都合良く別れたぞ》 184 00:13:04,802 --> 00:13:06,787 (レオル) 見つけたぞ! 185 00:13:06,787 --> 00:13:08,806 標的は キセル野郎に変更だ! 186 00:13:08,806 --> 00:13:10,324 行くぜ!! 187 00:13:10,324 --> 00:13:17,281 ♪♪~ 188 00:13:17,281 --> 00:13:20,281 フフフ…。 189 00:13:22,038 --> 00:13:24,040 (ゴン=フリークス) <キルア! 早くネテロ会長を→ 190 00:13:24,040 --> 00:13:25,540 助けに行こう!> 191 00:13:31,970 --> 00:13:33,472 <欲しい!> 192 00:13:33,472 --> 00:13:35,472 (キルア=ゾルディック) <これは レアアイテムだな> 193 00:13:37,459 --> 00:13:39,945 (ネフェルピトー) 「ドクターブライス」。 194 00:13:39,945 --> 00:13:53,959 ♪♪~ 195 00:13:39,945 --> 00:13:42,945 7-9-1 「忍」。 196 00:13:45,434 --> 00:13:48,937 2-3-1 「兵」。 197 00:13:48,937 --> 00:13:52,457 (シャウアプフ) 治療に どれくらい 時間がかかりますか? 198 00:13:52,457 --> 00:13:55,994 (ネフェルピトー) ん~ 完璧に治すとなると→ 199 00:13:55,994 --> 00:13:58,029 2~3時間かニャ。 200 00:13:58,029 --> 00:14:01,450 (シャウアプフ) その間 人形も「円」も 使えないわけですね。 201 00:14:01,450 --> 00:14:06,438 うん この能力 燃費 すごく悪いニャ。 202 00:14:06,438 --> 00:14:11,443 再生には 相当のエネルギーを 要するということ。 203 00:14:11,443 --> 00:14:14,963 治療の間は 私が周囲を見張りましょう。 204 00:14:14,963 --> 00:14:18,533 私の「円」では ピトーに及ぶべくもないが→ 205 00:14:18,533 --> 00:14:21,436 何しろ 他の者に 任せるわけにはいかない→ 206 00:14:21,436 --> 00:14:23,455 重大な任務。 207 00:14:23,455 --> 00:14:26,958 ♪♪~ 208 00:14:26,958 --> 00:14:30,946 ♪♪~ (足音) 209 00:14:30,946 --> 00:14:32,964 ♪♪~ 210 00:14:32,964 --> 00:14:36,464 《やはり 「円」を 使っている気配はない》 211 00:14:38,003 --> 00:14:42,440 《雨で視界が悪いのも幸運だな》 212 00:14:42,440 --> 00:14:44,940 《そろそろ日も沈む》 213 00:14:46,461 --> 00:14:50,448 (ノヴ)《周りが暗くなれば 俺は 闇に同化し→ 214 00:14:50,448 --> 00:14:53,952 敵のオーラは さらに見やすくなる》 215 00:14:53,952 --> 00:14:56,454 《焦ってはいけない》 216 00:14:56,454 --> 00:14:59,508 《出口は 王に近いほどいいが→ 217 00:14:59,508 --> 00:15:01,508 見つかっては意味がない》 218 00:15:02,961 --> 00:15:06,948 《自由に出入りできる 俺と違って→ 219 00:15:06,948 --> 00:15:11,953 シュート達は 一度マンションに 入ってしまうと 出るしかない》 220 00:15:11,953 --> 00:15:15,440 《敵に出口の前で 待ち伏せでもされたら→ 221 00:15:15,440 --> 00:15:17,940 絶体絶命!!》 222 00:15:27,435 --> 00:15:29,454 (ノヴ)《宮殿の周りに→ 223 00:15:29,454 --> 00:15:33,441 近い場所 遠い場所 その中間→ 224 00:15:33,441 --> 00:15:35,443 3種の出口を用意して→ 225 00:15:35,443 --> 00:15:38,446 入り口は さらに遠方》 226 00:15:38,446 --> 00:15:42,984 《宮殿の様子をうかがえる 何か所かに 3種をまとめて設け→ 227 00:15:42,984 --> 00:15:47,956 決行時に 最も都合のいい場所で待機する》 228 00:15:47,956 --> 00:15:49,941 《決行の時間が来たら→ 229 00:15:49,941 --> 00:15:53,445 その時の状況に応じて おのおの判断し→ 230 00:15:53,445 --> 00:15:57,449 近い場所 遠い場所 もしくは その中間→ 231 00:15:57,449 --> 00:16:01,970 最適の部屋を選択して入室し すぐに出る》 232 00:16:01,970 --> 00:16:04,005 《奴らからすれば→ 233 00:16:04,005 --> 00:16:07,943 われわれは 突然 目の前に出現することになり→ 234 00:16:07,943 --> 00:16:10,462 その一瞬の隙を生かして→ 235 00:16:10,462 --> 00:16:13,949 護衛軍と王を分断》 236 00:16:13,949 --> 00:16:16,949 《それぞれの戦闘が始まる!》 237 00:16:18,954 --> 00:16:22,457 《われわれは 1勝3敗でもいい》 238 00:16:22,457 --> 00:16:26,027 《奴らの1敗が 王でさえあれば!》 239 00:16:26,027 --> 00:16:39,441 ♪♪~ 240 00:16:39,441 --> 00:16:44,441 《本来なら もうネフェルピトーの 「円」の中に入り込んでいる》 241 00:16:45,447 --> 00:16:48,466 《生きた心地がしないな》 242 00:16:48,466 --> 00:16:52,037 《だが まだ遠い》 243 00:16:52,037 --> 00:16:53,939 《一番遠い部屋でも→ 244 00:16:53,939 --> 00:16:57,442 せめて宮殿の敷地内くらいまで 接近しなければ→ 245 00:16:57,442 --> 00:17:00,445 話にならない》 246 00:17:00,445 --> 00:17:04,432 《慎重に それでも速く!》 247 00:17:04,432 --> 00:17:07,953 《完全に日が暮れるまで 待つべきか?》 248 00:17:07,953 --> 00:17:12,023 《しかし それまで この状態が続いてくれるのか?》 249 00:17:12,023 --> 00:17:15,023 《くっ! 行くしかない!》 250 00:17:16,428 --> 00:17:20,448 (ノヴ)《ネフェルピトーの「円」が 復活してしまったら→ 251 00:17:20,448 --> 00:17:23,448 近づくことさえ不可能になる》 252 00:17:25,937 --> 00:17:29,937 《俺が もし失敗しても まだ打つ手はある!》 253 00:17:31,493 --> 00:17:34,045 《恐れずに近づけ!》 254 00:17:34,045 --> 00:17:38,045 《もっと! もっと!》 255 00:17:40,435 --> 00:17:42,954 (雷鳴) 256 00:17:42,954 --> 00:17:45,957 <現在 宮殿内部には→ 257 00:17:45,957 --> 00:17:49,944 「食肉用」でない人間が3名いる> 258 00:17:49,944 --> 00:17:53,465 <1人は 少女棋士> 259 00:17:53,465 --> 00:17:55,984 <もう1人がディーゴ> 260 00:17:55,984 --> 00:17:58,520 <そして 最後の一人…> 261 00:17:58,520 --> 00:18:02,941 (トイレの水洗音) 262 00:18:02,941 --> 00:18:04,941 <ビゼフ長官> 263 00:18:06,961 --> 00:18:11,933 <実質 この国を牛耳っていた 裏の総帥である> 264 00:18:11,933 --> 00:18:17,455 <諸外国との交渉や 国内主要機関との連絡は→ 265 00:18:17,455 --> 00:18:20,955 全て 彼を通さねば進まない> 266 00:18:22,444 --> 00:18:26,464 <代わりがいないとの理由から 人間で唯一→ 267 00:18:26,464 --> 00:18:31,436 王の側近として 許された人物である> 268 00:18:31,436 --> 00:18:33,455 <人間の衛兵などは→ 269 00:18:33,455 --> 00:18:36,958 宮殿の外にさえ 配置されていない> 270 00:18:36,958 --> 00:18:41,946 <能力者の前では 普通の兵士など 全く無力であり→ 271 00:18:41,946 --> 00:18:45,450 逆に敵が紛れ込む危険が 高くなると→ 272 00:18:45,450 --> 00:18:47,950 護衛軍が判断したためだ> 273 00:18:49,437 --> 00:18:51,456 <師団長クラスのアリは→ 274 00:18:51,456 --> 00:18:54,442 戻って来たばかりの ヂートゥのみで→ 275 00:18:54,442 --> 00:18:58,442 兵隊長と それ以下のアリも 6匹しかいない> 276 00:19:00,532 --> 00:19:04,953 <つまり 現在 宮殿内には3名の人間と→ 277 00:19:04,953 --> 00:19:08,456 11匹のアリがいるのみであり→ 278 00:19:08,456 --> 00:19:10,442 兵隊長以下のアリは→ 279 00:19:10,442 --> 00:19:13,945 レオルら師団長の お気に入りの部下というだけで→ 280 00:19:13,945 --> 00:19:18,450 王の護衛とは 無関係であった> 281 00:19:18,450 --> 00:19:20,485 <キメラアントの性質上→ 282 00:19:20,485 --> 00:19:25,440 すでに師団長と王の間に 厳密な主従関係はなく→ 283 00:19:25,440 --> 00:19:27,959 互いを結び付けているのは→ 284 00:19:27,959 --> 00:19:30,459 打算によるところが大きい> 285 00:19:32,464 --> 00:19:35,934 <ピトーらも そこは 十分 承知の上で→ 286 00:19:35,934 --> 00:19:38,937 与える仕事は 失敗を前提として→ 287 00:19:38,937 --> 00:19:42,006 問題のないものばかりであり→ 288 00:19:42,006 --> 00:19:45,506 よって 監視が 彼らに任されることはない> 289 00:19:47,462 --> 00:19:49,948 <ノヴには知る術もないが→ 290 00:19:49,948 --> 00:19:53,468 彼が単独で 侵入するという点に おいて→ 291 00:19:53,468 --> 00:19:57,468 今が 最大最後の好機なのである> 292 00:20:00,959 --> 00:20:03,511 (ビゼフ) ふぅ…。 293 00:20:03,511 --> 00:20:07,949 (ファクスの受信音) 《何とか生き延びたはいいが→ 294 00:20:07,949 --> 00:20:11,449 たった一人では もう仕事が限界だ》 295 00:20:13,438 --> 00:20:15,940 《何とか奴らを説得して→ 296 00:20:15,940 --> 00:20:19,961 秘書や事務員を最低でも 3人つけてもらわないと→ 297 00:20:19,961 --> 00:20:22,480 過労で死んでしまうわい》 298 00:20:22,480 --> 00:20:23,998 ふぅ…。 299 00:20:23,998 --> 00:20:26,998 [パソコン](メールの受信音) んっ? 300 00:20:34,959 --> 00:20:36,461 フフっ。 301 00:20:36,461 --> 00:20:43,451 ♪♪~ 302 00:20:43,451 --> 00:20:45,453 ♪♪~ (ビゼフ) おぉ…。 303 00:20:45,453 --> 00:21:05,440 ♪♪~ 304 00:21:05,440 --> 00:21:19,954 ♪♪~ 305 00:21:19,954 --> 00:21:24,943 シンカー・ベル。 306 00:21:24,943 --> 00:21:26,443 フヒっ。 307 00:21:27,929 --> 00:21:31,429 (キーボードを打つ音) 308 00:21:36,521 --> 00:21:38,021 フフっ。 309 00:21:40,458 --> 00:21:42,460 [パソコン](メールの受信音) 310 00:21:42,460 --> 00:21:44,429 (マルコス) 来た! 311 00:21:44,429 --> 00:21:47,429 釣れたぞ パーム君。 312 00:21:51,970 --> 00:21:55,023 <宮殿内部へと侵入するノヴ> 313 00:21:55,023 --> 00:21:56,941 <そして パームも→ 314 00:21:56,941 --> 00:22:01,446 新たな潜入作戦を 開始しようとしていた> 315 00:22:01,446 --> 00:22:21,466 ♪♪~ 316 00:22:21,466 --> 00:22:41,436 ♪♪~ 317 00:22:41,436 --> 00:23:01,456 ♪♪~ 318 00:23:01,456 --> 00:23:19,456 ♪♪~