1 00:00:02,524 --> 00:00:08,029 何でだ~! 2 00:00:26,506 --> 00:00:29,008 キルアはいいよね 3 00:00:30,051 --> 00:00:32,554 冷静でいられて 4 00:00:35,056 --> 00:00:38,059 関係ないから 5 00:00:46,526 --> 00:00:51,531 ゴンの叫びが メレオロンを導いていた 6 00:02:28,670 --> 00:02:31,631 遠慮願いたいのぉ 7 00:02:31,631 --> 00:02:34,217 気分じゃないんでな 8 00:02:34,217 --> 00:02:36,761 まぁまぁ そう言わずに 9 00:02:36,761 --> 00:02:40,139 俺に見つかったのが 運の尽きと思ってさ! 10 00:02:40,139 --> 00:02:44,644 実験台になってよ 俺の新技の! 11 00:02:44,644 --> 00:02:47,647 ふぅ~… 12 00:02:50,149 --> 00:02:54,153 傷つくなぁ そんな嫌な顔すんなよ 13 00:02:54,153 --> 00:02:58,741 俺だって 本当に戦いたい相手は 別なんだからさぁ 14 00:02:58,741 --> 00:03:01,160 デカいキセル持ってる グラサンって 15 00:03:01,160 --> 00:03:04,664 あいつ あんたの仲間だろ? 16 00:03:04,664 --> 00:03:09,669 じゃ そいつを探せば いいじゃろうが 17 00:03:09,669 --> 00:03:12,672 もう見つけた! でもダメなの! 18 00:03:12,672 --> 00:03:16,676 煙使いでさ 煙幕の中に 引きこもっちゃって… 19 00:03:16,676 --> 00:03:20,638 これが どうやっても 突破できなくってさ 20 00:03:20,638 --> 00:03:24,684 上からは どうかと思って 屋根に上がったら… 21 00:03:24,684 --> 00:03:26,644 おっ! 22 00:03:26,644 --> 00:03:29,647 たまたま あんた 見つけちゃったってわけ 23 00:03:31,649 --> 00:03:37,739 で わしは本命と戦う前の 肩慣らしってことか 24 00:03:37,739 --> 00:03:39,741 ピンポ~ン! 25 00:03:44,162 --> 00:03:46,664 今日は疲れた… 26 00:03:46,664 --> 00:03:48,166 はぁ? 27 00:03:49,667 --> 00:03:52,170 ちと 聞いてくれるか? 28 00:03:52,170 --> 00:03:55,131 わしのぉ 家業を継いで 29 00:03:55,131 --> 00:03:59,719 初めて無関係の人間を あやめちまったかもしれん 30 00:03:59,719 --> 00:04:02,638 ねぇねぇ 俺の技 すげぇぜ! 31 00:04:02,638 --> 00:04:06,142 今から味わってもらうけど ビックリすんなよ! 32 00:04:06,142 --> 00:04:10,146 まっ いくら そう言っても しちゃうんだろうけど 33 00:04:10,146 --> 00:04:15,151 はぁ… 自分勝手な奴じゃのぉ 34 00:04:15,151 --> 00:04:18,196 こりゃ いくら 見逃してくれと言っても 35 00:04:18,196 --> 00:04:19,739 無理かな 36 00:04:19,739 --> 00:04:22,200 ピンポン ピンポ~ン! 37 00:04:23,159 --> 00:04:24,660 おっ? 38 00:04:24,660 --> 00:04:28,664 後ろ 気ぃ付けたほうが ええな 39 00:04:30,166 --> 00:04:34,170 ハハっ! 古いね! そのては 食わないよ~! 40 00:04:34,170 --> 00:04:36,672 あんたの仲間が教えてくれたぜ! 41 00:04:36,672 --> 00:04:39,175 戦闘中に敵から目を離し… 42 00:04:46,140 --> 00:04:51,145 まぁ… 見ても見んでも 結果は一緒じゃ 43 00:05:04,742 --> 00:05:07,662 生かしておいたほうが よかったか? 44 00:05:07,662 --> 00:05:10,665 んっ? 全然 45 00:05:15,670 --> 00:05:17,171 キルアは どうだ? 46 00:05:17,171 --> 00:05:21,133 んっ? 育っとったぞ! 47 00:05:21,133 --> 00:05:25,137 恐らく イルミの針も取りよったな 48 00:05:26,264 --> 00:05:28,140 そうか 49 00:05:28,140 --> 00:05:33,145 お~! そうじゃ 今日な レアな体験したぞ 50 00:05:33,145 --> 00:05:36,691 時間が ギュ~っと凝縮されてな 51 00:05:36,691 --> 00:05:40,653 親父の話は 半分に聞いておかないとな 52 00:05:48,661 --> 00:05:53,124 よし ここなら大丈夫だろ 説明してくれ 53 00:05:53,124 --> 00:05:55,167 プハ~ 54 00:05:55,167 --> 00:05:58,170 「神の共犯者」解除! 55 00:05:58,170 --> 00:06:00,172 シュートが リタイアして 56 00:06:00,172 --> 00:06:03,175 ナックルが単独 ユピーと戦ってる! 57 00:06:03,175 --> 00:06:04,719 手を貸してくれ! 58 00:06:04,719 --> 00:06:09,181 ナックルの奴 逃げの一手で 時間を稼ぐつもりらしいんだ 59 00:06:09,181 --> 00:06:11,142 無謀だぜ? 60 00:06:11,142 --> 00:06:15,646 OK 「神の共犯者」 最低で何秒いける? 61 00:06:15,646 --> 00:06:20,151 最初は緊張のせいで ぶざまに10秒でタップしたが 62 00:06:20,151 --> 00:06:22,153 だいぶ落ち着いて来た 63 00:06:22,153 --> 00:06:25,239 動かないでいいなら 絶対1分いける! 64 00:06:25,239 --> 00:06:26,741 十分 65 00:06:26,741 --> 00:06:29,744 あと1回分だけ 俺にくれ 66 00:06:32,663 --> 00:06:37,668 キルアが 人さし指を立てた およそ3分ほど前 67 00:06:41,631 --> 00:06:44,133 ナックルは 宙にいた 68 00:06:47,219 --> 00:06:50,139 ナックルが 自ら思う最高の長所は 69 00:06:50,139 --> 00:06:52,141 逃げ足であった 70 00:06:54,644 --> 00:06:56,646 おっと! 71 00:06:59,148 --> 00:07:03,152 パトカーのサイレン 72 00:07:03,152 --> 00:07:06,697 仲間を逃がすため 警官を殴り倒し 73 00:07:06,697 --> 00:07:10,660 パトカー4台 警官 数十人を相手に 74 00:07:10,660 --> 00:07:13,663 脚力のみで 一昼夜 走り回り 75 00:07:13,663 --> 00:07:17,166 結局 逃げおおせたのが 76 00:07:17,166 --> 00:07:19,669 小学校 卒業の日 77 00:07:24,173 --> 00:07:28,260 うお~! 78 00:07:28,260 --> 00:07:31,681 最高速度を維持し 走り続ける持久力は 79 00:07:31,681 --> 00:07:36,185 チーターのそれを はるか凌駕する 80 00:07:36,185 --> 00:07:39,188 シュートのため 姿を現し 81 00:07:39,188 --> 00:07:43,651 ヒットアンドアウェーの 錯乱戦法を選択したナックルは 82 00:07:43,651 --> 00:07:46,195 おおむね正しい 83 00:07:46,195 --> 00:07:48,197 んっ? 84 00:07:50,658 --> 00:07:53,160 追って来ねえ 85 00:07:53,160 --> 00:07:57,665 誤算があるとすれば 意識の違いである 86 00:07:59,125 --> 00:08:01,627 シュートが! ヤベェ! 87 00:08:04,171 --> 00:08:06,716 シュートとナックルにとって 88 00:08:06,716 --> 00:08:10,177 ユピーは重要な標的であるが 89 00:08:10,177 --> 00:08:14,140 ユピーにとっての2人は そうではない 90 00:08:14,140 --> 00:08:17,643 護衛軍の任務は 王の護衛であり 91 00:08:17,643 --> 00:08:23,149 敵を王に近づけないことを 念頭に行動している 92 00:08:23,149 --> 00:08:25,192 ユピーは まだ王が 93 00:08:25,192 --> 00:08:28,279 玉座の間にいるものと 認識しており 94 00:08:28,279 --> 00:08:32,158 自分が階段付近の監視を 任された以上 95 00:08:32,158 --> 00:08:35,161 現状では ピトーとプフの両名が 96 00:08:35,161 --> 00:08:38,664 王の護衛についていると 確信している 97 00:08:38,664 --> 00:08:42,168 よって ユピーにとって重要なのは 98 00:08:42,168 --> 00:08:45,171 玉座の間に 敵を近づけないことであり 99 00:08:45,171 --> 00:08:48,716 敵の数が不明な現状においては 100 00:08:48,716 --> 00:08:52,678 自らについた敵の能力の正体も 二の次 101 00:08:52,678 --> 00:08:56,140 逃げた敵も 瀕死の敵も 102 00:08:56,140 --> 00:08:59,643 警戒の範疇外なのである 103 00:08:59,643 --> 00:09:02,146 おい! ピトー! 104 00:09:07,693 --> 00:09:09,195 あっ! 105 00:09:13,657 --> 00:09:17,161 うっ… くっ… 106 00:09:17,161 --> 00:09:19,163 シュート! 107 00:09:19,163 --> 00:09:21,665 シュートは 生きていた 108 00:09:24,168 --> 00:09:25,669 うっ… 109 00:09:25,669 --> 00:09:27,129 シュート… 110 00:09:33,135 --> 00:09:38,140 位置から考えて踵を返した ユピーの目に触れたのは 111 00:09:38,140 --> 00:09:40,643 明らかである 112 00:09:40,643 --> 00:09:45,147 くっ… 113 00:09:47,191 --> 00:09:54,156 払ってしまいか てめぇらにとっちゃ 114 00:09:54,156 --> 00:09:57,159 ユピーにとって シュートの生死は 115 00:09:57,159 --> 00:09:59,161 全くの関心外 116 00:09:59,161 --> 00:10:03,666 それは 全身全霊を懸けて 戦っている2人に 117 00:10:03,666 --> 00:10:06,669 かつてない屈辱を与えた 118 00:10:08,671 --> 00:10:13,634 俺も シュートも 119 00:10:13,634 --> 00:10:17,138 ただのハエかよ! 120 00:10:17,138 --> 00:10:21,642 上等だ! せいぜい後悔するといいぜ! 121 00:10:21,642 --> 00:10:23,686 そのハエの攻撃で 122 00:10:23,686 --> 00:10:28,190 10数分後には てめぇは とぶんだ~! 123 00:10:29,692 --> 00:10:33,154 ピトー! プフ! 124 00:10:33,154 --> 00:10:37,158 いねえのか おい! 125 00:10:37,158 --> 00:10:40,619 ボスは 玉座の間で 「スモーキージェイル」 126 00:10:40,619 --> 00:10:44,165 …ってことは プフとタイマン! 127 00:10:44,165 --> 00:10:47,668 王は 玉座の間に いねえ! 128 00:10:47,668 --> 00:10:52,631 何とか言え! 聞こえねえのか おい! 129 00:10:52,631 --> 00:10:54,633 ククク… 130 00:10:54,633 --> 00:10:59,138 間抜けが! もぬけの玉座を守ってろ! 131 00:11:00,139 --> 00:11:02,141 俺は シュートを連れて 132 00:11:02,141 --> 00:11:05,644 対岸から 高みの見物 決め込むぜ! 133 00:11:09,732 --> 00:11:12,735 チク… ショウ… 134 00:11:18,657 --> 00:11:21,160 ナックルが誤算に気付いた時 135 00:11:21,160 --> 00:11:25,164 新たな誤算は もう生まれていた 136 00:11:27,666 --> 00:11:31,629 シュートとユピーは 目が合った 137 00:11:31,629 --> 00:11:36,133 その時 シュートは 死を覚悟しただろう 138 00:11:38,177 --> 00:11:42,139 俺達は そういう戦いに臨んだ! 139 00:11:42,139 --> 00:11:47,645 そのシュートを あの野郎は シカトした! 140 00:11:49,188 --> 00:11:52,691 血まみれのシュートを ただ 一瞥し 141 00:11:52,691 --> 00:11:56,779 3階へと向かったであろう ユピーの表情を思い 142 00:11:56,779 --> 00:12:02,243 新たに生まれた誤算に ナックル自身も 気が付いた 143 00:12:03,661 --> 00:12:08,666 チクショ… チクショウ 144 00:12:08,666 --> 00:12:11,168 ダチを侮辱されたまま 145 00:12:11,168 --> 00:12:15,673 黙って見過ごす? 何のため? 146 00:12:18,175 --> 00:12:23,681 世界のため? 人類のため? 147 00:12:23,681 --> 00:12:29,144 それで 仮に任務を果たして シュートと握手を交わす? 148 00:12:29,144 --> 00:12:33,148 「やったな!」と肩をたたき 149 00:12:33,148 --> 00:12:35,150 お互いをたたえる? 150 00:12:35,150 --> 00:12:38,737 ダチを侮辱されたまま… 151 00:12:38,737 --> 00:12:41,740 できるわけがねえ! 152 00:12:43,200 --> 00:12:45,661 あり得ねえ 153 00:12:47,663 --> 00:12:49,665 うっ… 154 00:12:51,667 --> 00:12:53,669 お… 155 00:12:53,669 --> 00:12:57,172 お前な… 156 00:12:57,172 --> 00:12:59,216 あっ 悪ぃ 157 00:12:59,216 --> 00:13:01,635 悪ぃついでだ! 158 00:13:01,635 --> 00:13:05,180 もう少し ここで 我慢してくれや! 159 00:13:05,180 --> 00:13:07,141 まだ面と向かって 160 00:13:07,141 --> 00:13:11,645 野郎の顔面に 1発も入れてねえからよ 161 00:13:11,645 --> 00:13:15,649 必ず おめぇの分も 162 00:13:15,649 --> 00:13:18,652 ぶち込んで来っからよ! 163 00:13:22,156 --> 00:13:28,162 ここで 冷静に ナックルを止めるのが俺の役目 164 00:13:29,163 --> 00:13:32,624 「正気か? よせよ 165 00:13:32,624 --> 00:13:37,212 黙って時間を稼げ」って… 166 00:13:37,212 --> 00:13:40,215 それが 俺の… 167 00:13:43,635 --> 00:13:47,181 頼む ナックル! 168 00:13:47,181 --> 00:13:51,143 チクショウ! あの野郎 169 00:13:51,143 --> 00:13:55,147 俺を… 俺を 170 00:13:55,147 --> 00:13:58,692 ゴミみたいに見やがった! 171 00:13:58,692 --> 00:14:02,654 あのクソ野郎に 俺の分も! 172 00:14:06,658 --> 00:14:09,161 おう! 任せろ! 173 00:14:11,163 --> 00:14:14,166 師匠 すんません! 174 00:14:14,166 --> 00:14:17,169 俺達 バカなんです 175 00:14:18,670 --> 00:14:22,174 世界より大事なものが あるんです! 176 00:14:24,176 --> 00:14:29,640 新たな誤算 大切なものの重さ 177 00:14:43,404 --> 00:14:48,409 チッ この煙も俺の攻撃が効かねえ 178 00:14:49,410 --> 00:14:51,453 王~! 179 00:14:51,453 --> 00:14:54,498 ピトー! プフ! 180 00:14:54,498 --> 00:14:58,419 いねえのか!? おい! 181 00:14:58,419 --> 00:15:01,422 あれは ユピーか!? 182 00:15:01,422 --> 00:15:03,924 まさか2人は やられちまったのか!? 183 00:15:04,925 --> 00:15:08,429 じいさんは うまくやってるといいが… 184 00:15:09,888 --> 00:15:13,392 なぜ プフは 呼び掛けに応じない 185 00:15:14,977 --> 00:15:16,478 おかしい! 186 00:15:16,478 --> 00:15:21,400 なぜ こいつは こんな悠長に 殻に こもってられるんだ!? 187 00:15:21,400 --> 00:15:23,402 本来なら もっと慌てて 188 00:15:23,402 --> 00:15:27,448 王の元へ向かう努力をするはず 189 00:15:27,448 --> 00:15:31,952 俺達は こいつらの 190 00:15:31,952 --> 00:15:35,456 護衛軍の何かを誤解している!? 191 00:15:35,456 --> 00:15:40,419 この作戦は 果たして いい方向へ進んでいるのか!? 192 00:15:42,921 --> 00:15:47,426 迷うな! 俺は任務を遂行するのみ! 193 00:15:49,928 --> 00:15:53,932 疑惑 不安 焦燥 194 00:15:55,434 --> 00:15:57,478 負の感情に包まれながらも 195 00:15:57,478 --> 00:16:00,898 信念の割合は揺るがない 196 00:16:00,898 --> 00:16:03,901 優秀な戦士の感情図 197 00:16:03,901 --> 00:16:05,903 ほれぼれします 198 00:16:06,904 --> 00:16:08,405 しかし 199 00:16:08,405 --> 00:16:12,910 それが あなたの決断を鈍らせる 枷となるのです 200 00:16:15,412 --> 00:16:17,498 クソ 201 00:16:17,498 --> 00:16:20,918 なぜ ピトーの「円」が 出てねえんだ!? 202 00:16:20,918 --> 00:16:25,422 王もピトーもプフも どっかに消えたってのか!? 203 00:16:25,422 --> 00:16:27,424 俺だけ置いて… 204 00:16:28,926 --> 00:16:32,930 何があった? 何が起こってる!? 205 00:16:32,930 --> 00:16:37,476 時間です 利息が付きます 206 00:16:37,476 --> 00:16:38,977 うるせぇ~! 207 00:16:40,437 --> 00:16:43,398 肩の黒い霧は消えねえし 208 00:16:43,398 --> 00:16:46,944 こいつは どんどん数が増えやがる 209 00:16:46,944 --> 00:16:49,947 早く王を探さねば! 210 00:16:49,947 --> 00:16:52,908 しまった! 下のハエを殺しとけば 211 00:16:52,908 --> 00:16:56,995 肩の霧は 消せたのかもしれねえのに 212 00:16:56,995 --> 00:17:00,457 しかし 早く王を探さねば! 213 00:17:00,457 --> 00:17:02,417 何なんだ クソ! 214 00:17:02,417 --> 00:17:04,920 イライラするぜ! 215 00:17:13,929 --> 00:17:15,472 よぉ 216 00:17:25,941 --> 00:17:28,402 何なんだよ! 217 00:17:28,402 --> 00:17:33,907 どいつも こいつもよ~! 218 00:17:36,910 --> 00:17:40,914 咆哮と同時に ユピーは形を変えた 219 00:17:41,957 --> 00:17:45,419 それは 腹をくくり 身構えたはずのナックルが 220 00:17:45,419 --> 00:17:50,424 一瞬にして 体勢を 回避に向けるほどの変貌であり 221 00:17:50,424 --> 00:17:53,427 邪悪を具現化したかの姿は 222 00:17:53,427 --> 00:17:55,429 明らかに… 223 00:17:55,429 --> 00:17:59,433 明らかに破壊のみを求めていた 224 00:17:59,433 --> 00:18:03,937 うお~! 225 00:18:34,426 --> 00:18:37,429 ぐっ… 我慢しろ! 226 00:18:37,429 --> 00:18:40,474 入れ… たのか? 227 00:18:40,474 --> 00:18:42,392 あぁ!? 228 00:18:42,392 --> 00:18:46,438 俺の分… 1発… 229 00:18:46,438 --> 00:18:48,899 まだだよ チクショウ! 230 00:18:48,899 --> 00:18:51,401 必ず入れっから待っとけ! 231 00:18:51,401 --> 00:18:55,405 けど その前に死なれちゃ 困っから避難… 232 00:19:12,422 --> 00:19:14,925 ユピーは 生まれて初めて 233 00:19:14,925 --> 00:19:17,928 精神に過大な ストレスを受けることで 234 00:19:17,928 --> 00:19:22,432 自身の能力の本質が 実は 王の護衛から 235 00:19:22,432 --> 00:19:25,977 著しく離れた所にあり 236 00:19:25,977 --> 00:19:28,897 激しい怒りを糧にして 237 00:19:28,897 --> 00:19:31,400 体積とオーラの総量が 238 00:19:31,400 --> 00:19:34,903 急速に 増大して行くことを自覚した 239 00:19:35,946 --> 00:19:39,408 破壊には大きな快感が伴い 240 00:19:39,408 --> 00:19:43,453 その直後 急速な体積の減少と 241 00:19:43,453 --> 00:19:46,456 強い喪失感に襲われた 242 00:19:48,917 --> 00:19:50,919 経験で勝るナックルは 243 00:19:50,919 --> 00:19:55,924 ユピーの現状を ほぼ正確に把握していた 244 00:19:55,924 --> 00:19:57,426 勝機! 245 00:19:58,427 --> 00:20:00,929 とんでもねえ 破壊力! 246 00:20:01,930 --> 00:20:06,518 あれを故意に引き出させ 無傷でいようってのは 247 00:20:06,518 --> 00:20:09,938 あまりに虫が良過ぎるか? 248 00:20:09,938 --> 00:20:13,900 しかし リスクをかいくぐって 得られるリターンは 249 00:20:13,900 --> 00:20:16,403 果てしなく デケェ! 250 00:20:17,946 --> 00:20:21,408 怒らせて爆発させる 251 00:20:21,408 --> 00:20:23,910 その瞬間の奴のタメは 252 00:20:23,910 --> 00:20:26,997 俺が一撃入れるのに ちょうど良く 253 00:20:26,997 --> 00:20:29,916 爆発に必要なオーラの消費量は 254 00:20:29,916 --> 00:20:33,920 奴が とぶのを何ターンか 縮めてくれる 255 00:20:35,422 --> 00:20:38,925 ナックルが 瞬時に描いた作戦は 256 00:20:38,925 --> 00:20:41,928 忘我したユピーの状況を 踏まえて 257 00:20:41,928 --> 00:20:44,431 満点に近いといえるだろう 258 00:20:44,431 --> 00:20:49,436 だが ユピーの真価は 爆発の後にあった 259 00:20:50,437 --> 00:20:53,940 快感の余韻と 虚脱感の狭間でユピーは 260 00:20:53,940 --> 00:20:58,445 自我の澱ともいえる この利己的な能力を 261 00:20:58,445 --> 00:21:02,407 いかに 王のために役立てられるか 262 00:21:02,407 --> 00:21:06,411 それのみに没頭しようと 努めていた 263 00:21:10,457 --> 00:21:13,919 アリの本能と魔獣の性質が 264 00:21:13,919 --> 00:21:17,422 自己の隠れていた激情を 発見した後も 265 00:21:17,422 --> 00:21:20,926 冷静に機能した 266 00:21:20,926 --> 00:21:23,929 感情に流されることなく 267 00:21:23,929 --> 00:21:28,016 この「怒れる能力」を いかにうまく コントロールするかが 268 00:21:28,016 --> 00:21:30,018 王への貢献! 269 00:21:30,936 --> 00:21:33,396 すなわち! 270 00:21:33,396 --> 00:21:37,400 この邪魔者どもの 排除に直結する 271 00:21:38,944 --> 00:21:43,907 冷静と情熱を同時に手に入れた ユピーに対して 272 00:21:43,907 --> 00:21:47,911 ナックルが負うリスクは あまりに高い 273 00:21:49,913 --> 00:21:53,416 作戦開始から およそ3分 274 00:22:01,925 --> 00:22:05,971 それぞれの思惑が 交錯していた