1 00:00:02,793 --> 00:00:12,793 ♬~(オープニング・テーマ) 2 00:00:12,793 --> 00:00:17,793 ♬「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:17,793 --> 00:00:21,793 ♬「ゆれる My faint」 4 00:00:21,793 --> 00:00:26,793 ♬「多分少し afraid to run away」 5 00:00:26,793 --> 00:00:29,793 ♬「でも今は」 6 00:00:29,793 --> 00:00:34,793 ♬「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:34,793 --> 00:00:39,793 ♬「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:39,793 --> 00:00:43,793 ♬「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:43,793 --> 00:00:48,793 ♬「とびたてる Break all the way」 10 00:00:48,793 --> 00:00:52,793 ♬「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:52,793 --> 00:00:57,793 ♬「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:00:57,793 --> 00:01:01,793 ♬「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:01,793 --> 00:01:06,793 ♬「I know I can change all the way」 14 00:01:06,793 --> 00:01:21,793 ♬「このまま I just want to」 15 00:01:21,793 --> 00:01:29,793 ♬~ 16 00:01:35,793 --> 00:01:48,793 ♬~ (鳥の鳴き声と波の音) 17 00:01:48,793 --> 00:01:52,793 (花鹿)またケンカしたんでしょ? 18 00:01:52,793 --> 00:01:56,793 立人はムスターファの事になると すぐムキになる。 19 00:01:56,793 --> 00:01:58,793 (立人)ムキになんか。 20 00:01:58,793 --> 00:02:02,793 ほら! コイツがオレを 嫌っているだけだ。 21 00:02:02,793 --> 00:02:06,793 そんな事ないよ。 22 00:02:06,793 --> 00:02:10,793 ムスターファは 立人と友達になりたいんだ。 23 00:02:10,793 --> 00:02:12,793 ね。 24 00:02:16,793 --> 00:02:18,793 見ろ。 25 00:02:21,793 --> 00:02:23,793 あ 花鹿? 26 00:02:26,793 --> 00:02:29,793 アハハハ! 27 00:02:29,793 --> 00:02:49,793 ♬~ 28 00:02:49,793 --> 00:02:51,793 アハハハ! 29 00:02:54,793 --> 00:02:59,793 (寅之介)花鹿様… 花鹿様。 30 00:03:03,793 --> 00:03:06,793 夢でも見ていたんですか? ん? 31 00:03:06,793 --> 00:03:09,793 随分 楽しそうでしたよ。 32 00:03:09,793 --> 00:03:14,793 ああ。 とても幸せな夢を見ていた。 33 00:03:17,793 --> 00:03:21,793 寅之介 あれが私の通う学校か? 34 00:03:21,793 --> 00:03:28,793 ええ。 花鹿様 ただでさえ 目につく お姿なんですから→ 35 00:03:28,793 --> 00:03:32,793 くれぐれも目立たぬように お願いしますよ。 36 00:03:36,793 --> 00:03:44,793 (教師)今日から このクラスに 転入してきた 陸深花鹿さんだ。 37 00:03:44,793 --> 00:03:49,793 陸深さんは お父さんの 仕事の都合で ずっとアメリカにいた。 38 00:03:49,793 --> 00:03:52,793 (生徒たちの ざわめき) 39 00:03:52,793 --> 00:03:57,793 (教師)分からない事も多いと 思うから 皆 教えてやってくれ。 40 00:03:57,793 --> 00:04:05,793 由依・心の声 銀色の瞳… 本物の美少女だ…。 41 00:04:05,793 --> 00:04:09,793 ♬~(チャイム) 42 00:04:09,793 --> 00:04:14,793 (男子)お前 声かけてこいよ。 (女子)え~ だって~。 43 00:04:17,793 --> 00:04:20,793 く 陸深さん! ん? 44 00:04:20,793 --> 00:04:22,793 あ…あの…。 45 00:04:22,793 --> 00:04:26,793 (生徒たちの ざわめき) 46 00:04:26,793 --> 00:04:31,793 心の声 やだっ! 私ったら なんで赤くなるの 47 00:04:31,793 --> 00:04:37,793 わ 私 山手由依。 …よ よろしくね。 48 00:04:37,793 --> 00:04:39,793 よろしく。 49 00:04:43,793 --> 00:04:51,793 心の声 思い切って 声かけちゃったけど… 何を話せば…。 50 00:04:54,793 --> 00:04:59,793 なぜ 目をそらすんだ? 私が気に食わないのか? 51 00:04:59,793 --> 00:05:05,793 えっ ううん 全然! そんな事…。 52 00:05:05,793 --> 00:05:08,793 それなら いい。 53 00:05:10,793 --> 00:05:14,793 ね~ね~! 何話してんのぉ? まぜて まぜて~。 54 00:05:14,793 --> 00:05:18,793 日本に来るの初めて? 英語ペラペラなんでしょ? 55 00:05:18,793 --> 00:05:20,793 ずっとアメリカにいたの? 56 00:05:20,793 --> 00:05:24,793 もしかして 向こうに 好きな人とか いた? 57 00:05:24,793 --> 00:05:26,793 …好き? 58 00:05:28,793 --> 00:05:32,793 好きではなく 愛しているものなら いた。 59 00:05:32,793 --> 00:05:34,793 (一同)愛~! 60 00:05:34,793 --> 00:05:41,793 ムスターファは どんな男よりも雄々しく 強く美しかった。 61 00:05:41,793 --> 00:05:44,793 (由依)ムスターファ…。 62 00:05:44,793 --> 00:05:48,793 瞳は 緑と金色の まだら…。 63 00:05:48,793 --> 00:05:53,793 夜には その瞳が トパーズのように輝いた。 64 00:05:53,793 --> 00:05:55,793 (一同)トパーズ! 65 00:05:55,793 --> 00:06:01,793 私たちは 片時も離れた事は なかった。 夜 寝る時も。 66 00:06:01,793 --> 00:06:03,793 (一同)キャー! 67 00:06:03,793 --> 00:06:08,793 よく 彼の銀色の毛皮を すいてやったものだ。 68 00:06:08,793 --> 00:06:12,793 (一同)毛皮~。 毛皮 69 00:06:12,793 --> 00:06:20,793 そうだ。 ムスターファは 純白に 銀色の まだら模様のある 白ヒョウだ。 70 00:06:22,793 --> 00:06:26,793 (女子たち)なによ もう…。 71 00:06:26,793 --> 00:06:30,793 (由依)皆 怒っちゃったよ。 バカにしてるって。 72 00:06:30,793 --> 00:06:36,793 なぜだ? ホントの事だぞ。 私の愛したのは ムスターファだけだ。 73 00:06:38,793 --> 00:06:41,793 10年間 一緒に暮らした。 74 00:06:41,793 --> 00:06:44,793 ずっと 一緒に いたかった…。 75 00:06:46,793 --> 00:06:50,793 あの どうしたの? そのヒョウ。 76 00:06:50,793 --> 00:06:56,793 死んだ。 どれだけ 一緒に死にたいと願ったろう。 77 00:06:56,793 --> 00:07:02,793 ムスターファは 私の すべてだった。 78 00:07:02,793 --> 00:07:12,793 陸深さん…。 あの ごめんね。 私 信じるから。 私…。 79 00:07:12,793 --> 00:07:14,793 花鹿だ。 80 00:07:14,793 --> 00:07:17,793 花鹿…。 81 00:07:17,793 --> 00:07:23,793 ♬~(チャイム) 82 00:07:23,793 --> 00:07:26,793 今日の授業は 楽しかったぞ。 83 00:07:42,793 --> 00:07:46,793 わ~! 花鹿 すご~い! やった やった~! アハハ! 84 00:07:46,793 --> 00:07:57,793 ♬~ 85 00:07:57,793 --> 00:08:00,793 (由依)か~じか まだ~? 86 00:08:00,793 --> 00:08:04,793 早く お昼 食べよ! おなかペコペコー。 87 00:08:07,793 --> 00:08:10,793 え~っ 何これっ! イチゴばっか…。 88 00:08:10,793 --> 00:08:14,793 今まで うるさく メニューが決められていたからな。 89 00:08:14,793 --> 00:08:19,793 この機会に 好きなものを思い切り 食べてやろうと思ったんだ。 90 00:08:19,793 --> 00:08:24,793 あ~ 分かる。 うちも お母さんが 「ピーマン残すな」とか うるさくて。 91 00:08:24,793 --> 00:08:31,793 少し食べるか? えっ わ~い! いいの? いただきま~す! 92 00:08:31,793 --> 00:08:33,793 (女子)気持ち悪~い。 93 00:08:33,793 --> 00:08:36,793 (女子)ベタベタしちゃってさ~。 (女子)ね~。 94 00:08:36,793 --> 00:08:38,793 今の どういう意味? 95 00:08:38,793 --> 00:08:44,793 だって~。 ねぇ。 まあ 分かるけど~。 96 00:08:44,793 --> 00:08:48,793 何よ! 言いたい事あるなら ハッキリ言えば いいじゃないっ! 97 00:08:48,793 --> 00:08:54,793 陸深さんって あっちっぽい。 ん! 98 00:08:54,793 --> 00:08:56,793 うまいか? 99 00:08:56,793 --> 00:08:59,793 うまいだろ? う うん。 100 00:08:59,793 --> 00:09:03,793 最初から そう言えば よかったのに。 101 00:09:03,793 --> 00:09:09,793 イチゴが欲しかったんだろ? さあ取れ。 皆の分も あるぞ。 102 00:09:13,793 --> 00:09:15,793 あ… ありがとう。 103 00:09:15,793 --> 00:09:17,793 よかった。 104 00:09:19,793 --> 00:09:22,793 (女子)でも このイチゴ ホントに おいしい! 105 00:09:22,793 --> 00:09:25,793 (女子)ね~。 (女子)おいし~い。 106 00:09:25,793 --> 00:09:27,793 由依? 107 00:09:27,793 --> 00:09:29,793 由依? 108 00:09:29,793 --> 00:09:31,793 待て どうした? 109 00:09:31,793 --> 00:09:36,793 い~の ほっといて。 余計な事してゴメンね。 110 00:09:36,793 --> 00:09:40,793 …余計な事? ケンカした事! 111 00:09:42,793 --> 00:09:46,793 花鹿 皆と仲よく したいんでしょ? 112 00:09:46,793 --> 00:09:50,793 私は 普通に つきあいたいだけだ。 113 00:09:50,793 --> 00:09:52,793 あっ きゃっ! 114 00:09:52,793 --> 00:09:54,793 ぼけっと歩いてんじゃね~よ! 115 00:09:54,793 --> 00:09:58,793 あ… す…すみません。 116 00:09:58,793 --> 00:10:03,793 どうして お前が謝る? ぶつかってきたのは向こうだぞ。 117 00:10:03,793 --> 00:10:06,793 (由依)花鹿…。 118 00:10:06,793 --> 00:10:10,793 それが3年に対する 態度かよ。 119 00:10:10,793 --> 00:10:14,793 謝れ。 由依に。 何だと? 120 00:10:14,793 --> 00:10:16,793 花鹿 やめて! 121 00:10:16,793 --> 00:10:19,793 謝れと言っている。 122 00:10:28,793 --> 00:10:30,793 覚えてろよ。 123 00:10:33,793 --> 00:10:37,793 は~…。 花鹿ってば ムチャクチャだよ~。 124 00:10:37,793 --> 00:10:41,793 あの子の彼氏 ヤバイって 有名なんだから~! 125 00:10:41,793 --> 00:10:43,793 ヤバイ? 126 00:10:43,793 --> 00:10:49,793 誰だろうと 謝るべき時は 謝らなきゃいけない。 127 00:10:51,793 --> 00:10:57,793 そうだね。 花鹿の言うとおりかもしれない。 128 00:10:57,793 --> 00:11:00,793 さっきは すねてゴメン。 129 00:11:02,793 --> 00:11:06,793 私は 大人に囲まれて育った。 130 00:11:06,793 --> 00:11:10,793 だから 同い年の同性の友人は 由依が初めてだ。 131 00:11:10,793 --> 00:11:16,793 うっそ~ ずっと 私の友人で いてくれるか? 132 00:11:16,793 --> 00:11:18,793 そんなの当然じゃん! 133 00:11:18,793 --> 00:11:20,793 よし 約束だ。 134 00:11:25,793 --> 00:11:30,793 わ 私… ちょっとトイレ! 由依…。 135 00:11:33,793 --> 00:11:37,793 花鹿様! お遊びが すぎます! 136 00:11:37,793 --> 00:11:42,793 遊び? 私は いつでも真剣だぞ。 寅之介! 137 00:11:42,793 --> 00:11:46,793 (寅之介)はぁ~。 僕だって真剣に ボディーガードやってんのに→ 138 00:11:46,793 --> 00:11:49,793 ちっとも 言う事 聞いてくれないし。 139 00:11:49,793 --> 00:11:51,793 申し訳ありません。 140 00:11:51,793 --> 00:11:55,793 どうしても お友達と 歩いて帰りたいと おっしゃって。 141 00:11:55,793 --> 00:11:59,793 君の せいじゃない。 花鹿様が 一度 言い出したら→ 142 00:11:59,793 --> 00:12:04,793 誰も止められないさ。 あの人以外はね。 143 00:12:04,793 --> 00:12:09,793 リムジンで送り迎えされる お嬢様 なんて ホントに いるんだね~。 144 00:12:09,793 --> 00:12:12,793 そんなに珍しいか? 145 00:12:12,793 --> 00:12:16,793 だが こうして 歩いてみるのも いいものだ。 146 00:12:16,793 --> 00:12:19,793 いろいろな発見がある。 147 00:12:19,793 --> 00:12:26,793 そうかな~。 私にとっては いつもと同じ 平凡で退屈。 148 00:12:28,793 --> 00:12:32,793 (不良男子)ちょっと 顔 貸してもらえねえかな? 149 00:12:32,793 --> 00:12:38,793 こいつら 学校で 私に ぶつかって きた 3年女子の仲間だよ。 150 00:12:38,793 --> 00:12:42,793 (不良男子)お前に会いたいって 人が いるんだよ。 151 00:12:42,793 --> 00:12:44,793 花鹿! 152 00:12:44,793 --> 00:12:47,793 由依を放せ! 話なら聞く! 153 00:12:47,793 --> 00:12:49,793 物分りが いいねえ。 154 00:12:49,793 --> 00:12:53,793 花鹿 逃げて! まともに 話が通じる相手じゃないよ! 155 00:12:53,793 --> 00:12:55,793 コイツッ! うっ! 156 00:12:55,793 --> 00:12:59,793 花鹿様~! 寅之介! 由依を! 157 00:13:05,793 --> 00:13:07,793 強い…。 158 00:13:07,793 --> 00:13:09,793 乗れっ! 159 00:13:13,793 --> 00:13:16,793 花鹿様! 花鹿! 160 00:13:32,793 --> 00:13:34,793 会いたいというのは お前か…。 161 00:13:34,793 --> 00:13:37,793 (リーダー)いい度胸してんなあ。 162 00:13:37,793 --> 00:13:41,793 心配すんな かわいがって やるからよ。 163 00:13:41,793 --> 00:13:44,793 おぉっ… うっ…。 164 00:13:48,793 --> 00:13:50,793 コイツ…。 165 00:13:50,793 --> 00:13:56,793 (不良女子) 何してんだよ! さっさと やんないなら アタシがやるよ! 166 00:13:56,793 --> 00:13:59,793 よせっ! この女は オレのもんだ! 167 00:13:59,793 --> 00:14:02,793 (不良少女) 何 言ってんのよ! 168 00:14:02,793 --> 00:14:05,793 くだらない。 169 00:14:05,793 --> 00:14:09,793 どうやって 私を自分のものに するというんだ。 170 00:14:09,793 --> 00:14:14,793 私の心は ここに ない というのに。 171 00:14:14,793 --> 00:14:17,793 暴力で人を自由に 操ろうとする限り→ 172 00:14:17,793 --> 00:14:22,793 お前たちは その小さな枠から逃れられない。 173 00:14:22,793 --> 00:14:25,793 (不良少女) てめ~! 何様だよっ! 174 00:14:27,793 --> 00:14:31,793 (不良少女)余裕こいてられんのも 今のうちだよ! 175 00:14:31,793 --> 00:14:33,793 やっちまいなっ! 176 00:14:37,793 --> 00:14:39,793 うっ… あぁっ…。 177 00:14:42,793 --> 00:14:47,793 (立人)子供相手に 少し酷だったかな? 178 00:14:47,793 --> 00:14:50,793 着たのか。 立人。 179 00:14:50,793 --> 00:14:53,793 お前が呼べば いつなりと。 180 00:14:58,793 --> 00:15:06,793 (由依)確かに… そこだけ 日常と かけ離れた空間があった。 181 00:15:13,793 --> 00:15:16,793 (立人)何を ふてくされている? 182 00:15:16,793 --> 00:15:21,793 約束が違う。 ダッドは「半年は 日本にいて いい」って言ってた。 183 00:15:21,793 --> 00:15:24,793 まだ1か月しか たってない! 184 00:15:24,793 --> 00:15:29,793 ハリーの命令には 誰も逆らえないよ。 花鹿。 185 00:15:29,793 --> 00:15:31,793 立人は 物分かりが よすぎる。 186 00:15:31,793 --> 00:15:36,793 ふっ…。 そこにも 不満そうな顔がいる。 187 00:15:36,793 --> 00:15:38,793 あっ… オレは別に…。 188 00:15:38,793 --> 00:15:45,793 あと30分で ニューヨークに着く。 言うなら 今のうちだぞ。 189 00:15:45,793 --> 00:15:50,793 花鹿様のボディーガードは オレに 一任するって聞いてたのに→ 190 00:15:50,793 --> 00:15:54,793 オレに黙って ほかに見張りを つけていたなんて 心外です! 191 00:15:54,793 --> 00:15:57,793 あの日は 偶然 時間が空いてね。 192 00:15:57,793 --> 00:16:02,793 黙って日本に行って 驚かせようと 花鹿の行動をチェックさせていたんだ。 193 00:16:02,793 --> 00:16:08,793 だが 私の行動が 君のプライドを 傷つけたなら すまなかった。 194 00:16:08,793 --> 00:16:11,793 いいえ… いいんです。 195 00:16:11,793 --> 00:16:13,793 (ノック) 196 00:16:13,793 --> 00:16:16,793 (ドアの開閉音) 197 00:16:16,793 --> 00:16:19,793 (ライアン)失礼します。 会長。 198 00:16:19,793 --> 00:16:24,793 花鹿様は 予定どおり 午後6時 こちらに到着されます。 199 00:16:24,793 --> 00:16:28,793 (ハリー)分かった。 車を回してくれ。 屋敷で待つ。 200 00:16:31,793 --> 00:16:34,793 (ドアの開閉音) 201 00:16:34,793 --> 00:16:37,793 (ハリー)会うのは半年ぶりか…。 202 00:16:40,793 --> 00:16:44,793 どんなに美しくなった事だろう…。 203 00:16:44,793 --> 00:16:50,793 におうように 更に あでやかに咲き誇れ 花鹿。 204 00:16:50,793 --> 00:16:55,793 そうすれば これから始まるゲームが 更に 面白くなる。 205 00:16:55,793 --> 00:17:02,793 そして いつの日か 我が バーンズワース帝国の頂点に立つのだ。 206 00:17:02,793 --> 00:17:09,793 お前は このハリー・バーンズワースの ただ一人の娘なのだから。 207 00:17:09,793 --> 00:17:13,793 まだ怒っているのか? 208 00:17:13,793 --> 00:17:16,793 立人様は ずるい。 ん? 209 00:17:16,793 --> 00:17:21,793 あんな 二十歳も年上みたいに 構えられたら 何も言えない。 210 00:17:21,793 --> 00:17:25,793 ハハーン。 さては その童顔を 気にしてるのか? 211 00:17:25,793 --> 00:17:31,793 童顔で悪かったですね! 気にする事はない。 212 00:17:31,793 --> 00:17:34,793 立人が大人すぎるんだよ。 213 00:17:37,793 --> 00:17:41,793 (寅之介)まあ あの若さで アジアでも屈指の華僑財閥→ 214 00:17:41,793 --> 00:17:45,793 倣グループの 総帥となった人ですからね。 215 00:17:45,793 --> 00:17:49,793 オレなんか 足元にも及ばないって いうのは 分かってますけど…。 216 00:17:49,793 --> 00:17:54,793 立人は 初めて会った時から あんなふうだったよ。 え? 217 00:17:54,793 --> 00:18:01,793 9歳の子供だというのに 島のメイドたちより 大人に見えた。 218 00:18:01,793 --> 00:18:07,793 ダッドのプレゼントの まだ 赤ん坊だった ムスターファを連れて…。 219 00:18:07,793 --> 00:18:12,793 回想 会えてうれしいです。 仲よくしましょう。 220 00:18:12,793 --> 00:18:17,793 何も見てない 感情の消えたような目。 221 00:18:17,793 --> 00:18:22,793 なぜか その目を見た時 悲しくて。 222 00:18:22,793 --> 00:18:25,793 回想 ちゃんと花鹿を見て! え? 223 00:18:25,793 --> 00:18:29,793 回想 本当に 見てくれなきゃイヤ! 224 00:18:29,793 --> 00:18:33,793 どうして あんなに 悲しかったのか…。 225 00:18:36,793 --> 00:18:42,793 でも ほんのちょっと戸惑った 立人を見て やっと安心したっけ。 226 00:18:46,793 --> 00:18:49,793 ダッド! 娘! 227 00:18:49,793 --> 00:18:54,793 会いたかった~! よく来た! 日本は楽しかったか 228 00:18:54,793 --> 00:18:57,793 (たたく音) 229 00:18:57,793 --> 00:19:01,793 日本で思い出した! 約束 破っただろ ダッド! 230 00:19:01,793 --> 00:19:04,793 いきなり ひどいぞ 花鹿ちゃん。 231 00:19:04,793 --> 00:19:10,793 まずは説明してほしいな 日本から 急に呼び戻すって どういう事? 232 00:19:10,793 --> 00:19:15,793 私の想像以上に 事態が速く動きそうなのでね。 233 00:19:15,793 --> 00:19:18,793 話を早くしておこうと 思ったんだ。 234 00:19:18,793 --> 00:19:21,793 事態? 235 00:19:21,793 --> 00:19:25,793 立人 君も一緒にいてくれ。 236 00:19:27,793 --> 00:19:36,793 12年前 私は2歳の花鹿を カリブ海の私の島 ギヴォリ島へやった。 237 00:19:36,793 --> 00:19:40,793 いわば 幽閉同然に 世界から隔離したのだ。 238 00:19:40,793 --> 00:19:43,793 それは 母さんが 殺されたからでしょう。 239 00:19:43,793 --> 00:19:48,793 私が誘拐されそうになって 母さんは それを止めようとして。 240 00:19:48,793 --> 00:19:51,793 それだけでは ないんだ。 え? 241 00:19:51,793 --> 00:19:56,793 お前が負わなければならない 宿命は 更に重いものなのだよ。 242 00:19:56,793 --> 00:19:59,793 …宿命って? 243 00:19:59,793 --> 00:20:06,793 それは お前の夫となる男が そこに座った時 教えよう。 244 00:20:06,793 --> 00:20:11,793 夫? そんなの ず~っとず~っと 先じゃない。 待てないよ。 245 00:20:11,793 --> 00:20:17,793 そこで これから ゲームをしないか 花鹿。 え? 246 00:20:17,793 --> 00:20:24,793 お前は これから3人の男と 出会う。 皆 私の選んだ男たちだ。 247 00:20:24,793 --> 00:20:29,793 お前は その3人の中から 生涯の伴侶を選ぶ。 248 00:20:29,793 --> 00:20:31,793 冗談でしょ ダッド! 249 00:20:31,793 --> 00:20:39,793 私は本気だよ。 お前が選び 同時に 相手からも お前を選ばせるのだ。 250 00:20:39,793 --> 00:20:42,793 選ばせる? (ハリー)そう。 251 00:20:42,793 --> 00:20:47,793 私は その3人を選んだが 向こうには知らせていない。 252 00:20:47,793 --> 00:20:52,793 彼らも お前を知らないし お前にも彼らの名は言わん。 253 00:20:52,793 --> 00:21:00,793 私は ただ お前たちを巡り合せる だけだ。 これならフェアだろう? 254 00:21:00,793 --> 00:21:05,793 そんなの もし会っても ダッドが 選んだ男と分からないじゃないか。 255 00:21:05,793 --> 00:21:08,793 分かる! 256 00:21:08,793 --> 00:21:13,793 この私が 12年かけて探し 選び抜いた男たちだ。 257 00:21:13,793 --> 00:21:17,793 彼らは 人を魅了せずにはいられぬ 宝石の輝きを持って→ 258 00:21:17,793 --> 00:21:20,793 己の存在を 指し示すだろう…。 259 00:21:20,793 --> 00:21:27,793 でも もしダッドの お気に入りを 私が全然 好きになれなかったら? 260 00:21:27,793 --> 00:21:30,793 その時は 私と彼らの負けだ。 261 00:21:30,793 --> 00:21:34,793 もう一度 言う。 これはゲームだ。 262 00:21:34,793 --> 00:21:39,793 受け入れるか どうかは お前しだいだよ。 263 00:21:39,793 --> 00:21:43,793 私が受けると知って 仕掛けてるんだろ ダッド。 264 00:21:48,793 --> 00:21:50,793 分かった。 265 00:21:53,793 --> 00:21:57,793 (ハリー)立人 君は花鹿にとって 兄も同然だ。 266 00:21:57,793 --> 00:22:00,793 花鹿が 誰を選び 選ばれるか→ 267 00:22:00,793 --> 00:22:04,793 そして その男が 彼女に 本当に ふさわしいか どうか→ 268 00:22:04,793 --> 00:22:08,793 彼女の そばにいて それを見極めてほしい。 269 00:22:08,793 --> 00:22:12,793 もちろん 十分な見返りは 考えてある。 270 00:22:12,793 --> 00:22:16,793 (立人)この事で 倣一族と バーンズワース財閥のパイプが→ 271 00:22:16,793 --> 00:22:20,793 より太いものと なるならば…。 ああ。 272 00:22:20,793 --> 00:22:24,793 私は「イエス」と言わざるを 得ませんね。 273 00:22:24,793 --> 00:22:28,793 感謝する。 立人。 274 00:22:32,793 --> 00:22:36,793 心の声 立人 大した自制心だ。 275 00:22:36,793 --> 00:22:42,793 だが 顔色一つ変えんとは 少々かわいげが ないぞ。 276 00:22:42,793 --> 00:22:45,793 ハリー・心の声 サイは投げられた。 277 00:22:45,793 --> 00:23:00,793 ♬~(エンディング・テーマ) 278 00:23:00,793 --> 00:23:08,793 ♬「悲しいほど 遠くに感じる」 279 00:23:08,793 --> 00:23:15,793 ♬「君の心 探しはじめている」 280 00:23:15,793 --> 00:23:22,793 ♬「いつも そばにいて 守られていたから」 281 00:23:22,793 --> 00:23:29,793 ♬「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 282 00:23:29,793 --> 00:23:36,793 ♬「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 283 00:23:36,793 --> 00:23:44,793 ♬「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 284 00:23:44,793 --> 00:23:51,793 ♬「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 285 00:23:51,793 --> 00:23:59,793 ♬「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 286 00:23:59,793 --> 00:24:06,793 ♬「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 287 00:24:06,793 --> 00:24:14,793 ♬「強くて 美しい 時の碧い海」 288 00:24:14,793 --> 00:24:25,793 ♬「その腕 その胸に 私は生きている」