1 00:00:02,593 --> 00:00:12,593 ♬~(オープニング・テーマ) 2 00:00:12,593 --> 00:00:17,593 ♬「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:17,593 --> 00:00:21,593 ♬「ゆれる My faint」 4 00:00:21,593 --> 00:00:26,593 ♬「多分少し afraid to run away」 5 00:00:26,593 --> 00:00:30,593 ♬「でも今は」 6 00:00:30,593 --> 00:00:34,593 ♬「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:34,593 --> 00:00:39,593 ♬「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:39,593 --> 00:00:43,593 ♬「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:43,593 --> 00:00:48,593 ♬「とびたてる Break all the way」 10 00:00:48,593 --> 00:00:53,593 ♬「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:53,593 --> 00:00:57,593 ♬「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:00:57,593 --> 00:01:02,593 ♬「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:02,593 --> 00:01:06,593 ♬「I know I can change all the way」 14 00:01:06,593 --> 00:01:21,593 ♬「このまま I just want to」 15 00:01:21,593 --> 00:01:30,593 ♬~ 16 00:01:30,593 --> 00:01:49,593 ♬~ 17 00:01:49,593 --> 00:01:51,593 (側近)イズマル殿下 どちらへ? 18 00:01:51,593 --> 00:01:55,593 (イズマル)パーティーは もう飽きた。 ユージィンも帰ってしまったしな。 19 00:01:55,593 --> 00:01:58,593 (側近)しかし まだ お客様が…。 20 00:01:58,593 --> 00:02:02,593 (イズマル)お前 適当に もてなしておけ。 (側近)あ…。 21 00:02:04,593 --> 00:02:06,593 はぁ~。 22 00:02:06,593 --> 00:02:10,593 (ナジェイラ)見て きれいな月。 23 00:02:10,593 --> 00:02:15,593 すごい 銀色の光 まるで あなたの髪ね ユージィン。 24 00:02:15,593 --> 00:02:18,593 (ユージィン) それは どうも。 25 00:02:18,593 --> 00:02:21,593 ところで ナジェイラ殿下→ 26 00:02:21,593 --> 00:02:25,593 そろそろ 私を呼んだ理由を 聞かせて頂けませんか? 27 00:02:25,593 --> 00:02:29,593 直接 見てみたかっただけ。 ん…。 28 00:02:29,593 --> 00:02:35,593 花鹿・バーンズワースの周辺については すべて調査済みなの。 29 00:02:35,593 --> 00:02:39,593 倣立人の事も あなたの事も。 30 00:02:39,593 --> 00:02:42,593 (ナジェイラ)ルマティも そのうちの1人かしらね。 31 00:02:42,593 --> 00:02:46,593 あの子 花鹿を ひどく気に入ったみたい。 32 00:02:46,593 --> 00:02:49,593 (ユージィン)さっきの男たちは アメリカ人ですね。 33 00:02:49,593 --> 00:02:52,593 (ユージィン)彼らは 殿下の何なのです? 34 00:02:52,593 --> 00:02:56,593 (ナジェイラ) 犬よ。 餌を欲しがる犬。 35 00:02:56,593 --> 00:03:01,593 私 犬は嫌いじゃない。 従順ならね。 36 00:03:01,593 --> 00:03:04,593 その点 イズマルは いい犬だわ。 37 00:03:04,593 --> 00:03:07,593 随分な 言われようですね。 38 00:03:07,593 --> 00:03:14,593 (ナジェイラ)どう言おうと 犬は犬よ。 でも 私 最近 犬には少し飽きた。 39 00:03:14,593 --> 00:03:19,593 花鹿の周りには 飼いならされていない獣が多い。 40 00:03:19,593 --> 00:03:26,593 面白い話ですが 私の聞きたいのは そういう事ではありません。 41 00:03:29,593 --> 00:03:32,593 質問を変えましょう。 42 00:03:32,593 --> 00:03:38,593 殿下は この度の クーデター騒ぎに ついて どう お考えですか? 43 00:03:38,593 --> 00:03:41,593 王族として 無視できないでしょう? 44 00:03:41,593 --> 00:03:46,593 アッハハハハハ! つまんない事 聞くじゃない! 45 00:03:46,593 --> 00:03:48,593 王冠なんて どうでも いいわ! 46 00:03:48,593 --> 00:03:51,593 欲しい奴に くれてやれば いいのよ! 47 00:03:53,593 --> 00:04:00,593 ソマンドでも イズマルでも ルマティでも 私は面白くしてくれる奴につくわ。 48 00:04:00,593 --> 00:04:06,593 この私を 楽しませてくれる奴なら 誰でもいい。 49 00:04:06,593 --> 00:04:11,593 (ナジェイラ)花鹿は あなたを 「ムスターファ」と呼ぶんだって? 50 00:04:11,593 --> 00:04:16,593 死んだペットのヒョウの魂が 入っていると思ってるなんて→ 51 00:04:16,593 --> 00:04:20,593 バカな娘だけど 気が合いそうじゃない。 52 00:04:20,593 --> 00:04:24,593 私も お前が気に入ったわ ムスターファ。 53 00:04:27,593 --> 00:04:30,593 ねえ ムスターファ 教えてよ。 54 00:04:30,593 --> 00:04:36,593 お前の前で 何人もの女たちが 当てつけに自殺した話。 55 00:04:36,593 --> 00:04:42,593 どうやって死んだの? 銃で? ナイフで? 56 00:04:42,593 --> 00:04:44,593 血を見た? どれくらい? 57 00:04:46,593 --> 00:04:51,593 あなたは 自分が何を 言ってるのか 分かっているのか? 58 00:04:54,593 --> 00:04:58,593 そんな事 聞いてない! そんな言葉 欲しくない! 59 00:04:58,593 --> 00:05:01,593 悪い言霊を 私に与える気か! 60 00:05:01,593 --> 00:05:04,593 ユージィン・心の声 なんて子だ…。 61 00:05:04,593 --> 00:05:11,593 この小さな体から発せられる この迫力は 何なんだ? 62 00:05:11,593 --> 00:05:15,593 この少女こそ まるで獣じゃないか…! 63 00:05:26,593 --> 00:05:28,593 ルマティ・心の声 ノエイ…。 64 00:05:32,593 --> 00:05:36,593 (曹)セズンさんは 知らぬ存ぜぬの 一点張りですが→ 65 00:05:36,593 --> 00:05:39,593 ノエイらしき男が 偽造パスポートを使って→ 66 00:05:39,593 --> 00:05:45,593 マレーシアへ発った という情報は確かかと。 67 00:05:45,593 --> 00:05:48,593 (立人)ソマンド殿下に 会いに行くつもりか。 68 00:05:48,593 --> 00:05:51,593 なまじ 生真面目なだけに 始末に困る。 69 00:05:51,593 --> 00:05:54,593 (立人)いささか 彼の行動力を見くびったかな。 70 00:05:54,593 --> 00:05:58,593 その辺りは 筋金入りの 軍人ですから→ 71 00:05:58,593 --> 00:06:02,593 潜伏のノウハウも 心得ているでしょう。 72 00:06:02,593 --> 00:06:07,593 とにかく追え。 クインザの動向が気になる。 73 00:06:07,593 --> 00:06:12,593 ノエイがラギネイ入国を果たせば 彼らは 必ず 接触するからな。 74 00:06:12,593 --> 00:06:18,593 (曹)クインザが ソマンド殿下の側に 寝返ったと お考えですか? 75 00:06:18,593 --> 00:06:22,593 (立人)そうは思わない。 だが 断言してもいい。 76 00:06:22,593 --> 00:06:26,593 王室内紛のシナリオを 書いているのは 奴だ! 77 00:06:29,593 --> 00:06:32,593 (花鹿)そんな固い事 言わないで お願い! 78 00:06:32,593 --> 00:06:36,593 (守衛)大使に用があるなら 明朝 大使館に出向いて下さい。 79 00:06:36,593 --> 00:06:39,593 明日じゃ 間に合わない 用件なんだ! 80 00:06:39,593 --> 00:06:41,593 怪しい者じゃないよ。 81 00:06:41,593 --> 00:06:44,593 ほら 見て ここに父の名刺がある。 82 00:06:44,593 --> 00:06:48,593 あっ! たとえ大統領でも お通しできません。 83 00:06:48,593 --> 00:06:51,593 うぅ~ 頑固者~っ! 84 00:06:51,593 --> 00:06:56,593 (寅之介)花鹿様 任せて下さい。 こ~ゆ~の 俺 慣れてますから。 85 00:06:56,593 --> 00:06:58,593 寅之介! 86 00:06:58,593 --> 00:07:01,593 ほんの ひと言 取り次いで くれるだけで いいんですけど。 87 00:07:01,593 --> 00:07:03,593 これで…。 ん? 88 00:07:05,593 --> 00:07:10,593 バカ者~! 子供のくせに 賄賂とは~! 失敗~! 89 00:07:10,593 --> 00:07:13,593 ど~せ 俺は 童顔ですよ~! 90 00:07:13,593 --> 00:07:17,593 何が「こ~ゆ~の慣れてる」だよ。 い~よ もう。 91 00:07:19,593 --> 00:07:21,593 あ~っ! え? 92 00:07:21,593 --> 00:07:26,593 強行突破だ! 続け 寅之介~! (守衛)あっ 待て コラ! 93 00:07:26,593 --> 00:07:28,593 (寅之介)花鹿様~! やる事 ムチャクチャー! 94 00:07:28,593 --> 00:07:34,593 (警報機の音) (守衛)侵入者だ~! 捕まえろ~! 正門から入ったぞ~! 95 00:07:34,593 --> 00:07:39,593 大使 お目通り願います! (守衛)何だ 君たちは!? 96 00:07:39,593 --> 00:07:41,593 急を要するんです! 97 00:07:41,593 --> 00:07:44,593 あぁ…。 98 00:07:44,593 --> 00:07:48,593 (書記官)危険です 大使! 99 00:07:48,593 --> 00:07:50,593 ジム! へ!? 100 00:07:50,593 --> 00:07:54,593 (大使)そろそろ 来るころだと思ったよ 花鹿。 101 00:07:56,593 --> 00:08:01,593 ジム・シメンスキー。 ダッドの昔からの友達だよ。 はあ…。 102 00:08:01,593 --> 00:08:06,593 (ジム)ハリーから 花鹿が ラギネイに来る事は 聞いていたよ。 103 00:08:06,593 --> 00:08:09,593 ダッドも それなら そうと 言ってくれれば いいのに。 104 00:08:09,593 --> 00:08:13,593 ルマティ殿下を ハリーが かくまっているそうだね。 105 00:08:13,593 --> 00:08:20,593 ルマティは無実なんだ。 ラギネイ王宮の 中で 絶対に 何かが起こってる! 106 00:08:20,593 --> 00:08:24,593 それで 情報を得るために 友達のユージィンが→ 107 00:08:24,593 --> 00:08:30,593 イズマル殿下のパーティーに 潜り込んで くれたんだけど 心配で…。 108 00:08:30,593 --> 00:08:36,593 イズマル殿下の屋敷に!? それは まずいな。 ん? 109 00:08:36,593 --> 00:08:40,593 イズマル殿下は ローゼンタール家と 接近しているらしい。 110 00:08:40,593 --> 00:08:45,593 ローゼンタール? アメリカの大財閥ですよ。 111 00:08:45,593 --> 00:08:51,593 ハリーと ローゼンタールの現会長ネルソンの 間には 因縁があってな。 112 00:08:51,593 --> 00:08:53,593 フー。 113 00:08:53,593 --> 00:08:56,593 20年程前まで バーンズワース財閥は→ 114 00:08:56,593 --> 00:09:02,593 一介のインデペンデントの 石油会社にすぎなかった。 115 00:09:02,593 --> 00:09:06,593 一方 ローゼンタールは 石油メジャーと呼ばれる→ 116 00:09:06,593 --> 00:09:10,593 多国籍企業の大部分を 牛耳っていた。 117 00:09:10,593 --> 00:09:15,593 それが ある事を きっかけに 両者の地位は逆転してしまい→ 118 00:09:15,593 --> 00:09:18,593 ローゼンタールは 急速に衰退した。 119 00:09:18,593 --> 00:09:24,593 以来 ネルソンはバーンズワースを 目の敵にしているのさ。 120 00:09:24,593 --> 00:09:30,593 その跡継ぎ 息子のカール・ローゼンタールが ラギネイに入国しているのだよ。 121 00:09:30,593 --> 00:09:32,593 カール・ローゼンタール!? 122 00:09:32,593 --> 00:09:40,593 まだ 二十歳そこそこの若造だが 老ネルソンの懐刀だ。 123 00:09:40,593 --> 00:09:47,593 彼が入国したと聞き ローゼンタールも 本腰を入れてきたと思ったよ。 124 00:09:47,593 --> 00:09:50,593 王室の内紛は 当分 収まらんな。 125 00:09:50,593 --> 00:09:57,593 (寅之介) バーンズワースに恨みを持つ ローゼンタールが 肩入れする イズマル殿下か…。 126 00:09:57,593 --> 00:10:01,593 いくら ユージィンさんが ヴォルカン男爵の息子だからって→ 127 00:10:01,593 --> 00:10:04,593 そんな敵の巣窟に 飛び込んだんじゃ…。 128 00:10:04,593 --> 00:10:10,593 (ジム)ヴォルカン男爵といえば フランスの政界にも顔が利く。 129 00:10:10,593 --> 00:10:15,593 向こうも フランスと国際問題を 起こすほど ばかじゃあるまいが。 130 00:10:18,593 --> 00:10:21,593 とにかく 一晩 待ってみたまえ。 131 00:10:21,593 --> 00:10:25,593 帰ってこないようなら わしが何とかしよう。 132 00:10:25,593 --> 00:10:27,593 ありがとう ジム。 133 00:10:32,593 --> 00:10:35,593 カール・ローゼンタール…。 134 00:10:35,593 --> 00:10:42,593 回想 君の名前を教えてくれないか? 僕は カール・ローゼンタール。 135 00:10:42,593 --> 00:10:49,593 カール いい名前だね。 私は花鹿。 花鹿・バーンズワース。 136 00:10:49,593 --> 00:10:53,593 えっ! バーンズワース!? 137 00:10:53,593 --> 00:10:55,593 この お礼は いずれ 必ず。 138 00:10:55,593 --> 00:10:57,593 あぁ…。 139 00:10:57,593 --> 00:11:02,593 カールの お父さんが ダッドを恨んでいたなんて…。 140 00:11:02,593 --> 00:11:05,593 大丈夫ですよ ユージィンさんは。 141 00:11:05,593 --> 00:11:10,593 そうだと いいけど なんだか考えちゃって…。 142 00:11:10,593 --> 00:11:15,593 ルマティだって お兄さんのソマンドが 大好きなのに…。 143 00:11:15,593 --> 00:11:20,593 人の心って 難しいんだね…。 144 00:11:20,593 --> 00:11:23,593 すごく… 切ないよ。 145 00:11:27,593 --> 00:11:33,593 今 「外に出たい」と おっしゃいましたか? 殿下。 146 00:11:33,593 --> 00:11:35,593 (ルマティ)聞き返さずとも そう言った! 147 00:11:35,593 --> 00:11:39,593 殿下は今 ご自分の 置かれている立場が…。 148 00:11:39,593 --> 00:11:43,593 分かってる! 分かって言ってるんだ! 149 00:11:43,593 --> 00:11:46,593 大体 俺は いつまで こうして→ 150 00:11:46,593 --> 00:11:48,593 家の中に 隠れていなきゃ ならないのだ!? 151 00:11:48,593 --> 00:11:50,593 (立人) 殿下の安全のためです。 152 00:11:50,593 --> 00:11:55,593 (ルマティ)それにしたって 少しぐらい 息抜きがあったって いいはずだ! 153 00:11:55,593 --> 00:11:57,593 お気持ちは 分かりますが→ 154 00:11:57,593 --> 00:12:02,593 殿下を お預かりしている責任上 許可できません。 155 00:12:02,593 --> 00:12:06,593 (ルマティ)預かる? 誰から預かるって言うんだ? 156 00:12:06,593 --> 00:12:09,593 俺には 保護者も国も もう ないんだ! 157 00:12:11,593 --> 00:12:15,593 よく お分かりでは ありませんか。 158 00:12:15,593 --> 00:12:18,593 (立人)酷な事を 言うようですが→ 159 00:12:18,593 --> 00:12:24,593 現在 殿下の唯一の庇護者は ハリー・バーンズワースです。 160 00:12:24,593 --> 00:12:28,593 ハリーの意向どおり 動く以外ないのです。 161 00:12:28,593 --> 00:12:33,593 (ルマティ)バーンズワースは なぜ 俺を かくまうのだ。 何のメリットがある? 162 00:12:33,593 --> 00:12:37,593 それは殿下 ご自身が 答えを出されるべきでしょう。 163 00:12:37,593 --> 00:12:40,593 うっ…! 分からないのなら→ 164 00:12:40,593 --> 00:12:42,593 勉強が足りないという事です。 165 00:12:42,593 --> 00:12:47,593 う… 俺は…! 166 00:12:47,593 --> 00:12:49,593 お前が嫌いだ 立人! 167 00:12:49,593 --> 00:12:52,593 それは 殿下の ご自由ですね。 168 00:12:52,593 --> 00:12:54,593 んっ…! 169 00:12:56,593 --> 00:13:00,593 (ルマティ)ん… フン! 170 00:13:00,593 --> 00:13:05,593 (曹)もう少し うまく言いくるめる 事も できるでしょうに→ 171 00:13:05,593 --> 00:13:08,593 どうして そう トゲのある 言い方をなさるんです? 172 00:13:08,593 --> 00:13:10,593 なぜかな? 173 00:13:10,593 --> 00:13:13,593 殿下には 地のままで お相手したくなる。 174 00:13:13,593 --> 00:13:16,593 ビジネス用の 作った顔でなくね。 175 00:13:16,593 --> 00:13:21,593 困りましたねぇ。 ルマティ殿下は 花鹿様じゃありませんよ。 176 00:13:21,593 --> 00:13:26,593 叱りつけたところで 素直に 言う事を聞くとは思えませんが。 177 00:13:26,593 --> 00:13:30,593 何で そこに 花鹿が出てくるんだ? 178 00:13:30,593 --> 00:13:32,593 いいえ 別に…。 179 00:13:32,593 --> 00:13:37,593 殿下を鍛えたいのは 分かりますが 早急に すぎますよ。 180 00:13:37,593 --> 00:13:41,593 (曹)これまで 甘やかされ放題で 来られた方なのですし…。 181 00:13:41,593 --> 00:13:46,593 今は ああやって わめき散らす のが 彼なりの発散法だ。 182 00:13:46,593 --> 00:13:49,593 (立人)そうしたところで 何一つ 好きにできない事は→ 183 00:13:49,593 --> 00:13:52,593 彼自身 よく承知しているはず。 184 00:13:57,593 --> 00:14:01,593 (立人)彼は彼なりに 抑圧されて 育ってきているのさ。 185 00:14:01,593 --> 00:14:06,593 だが これからは それすら許されなくなる。 186 00:14:06,593 --> 00:14:10,593 王冠を手にするまで 彼に自由などない。 187 00:14:10,593 --> 00:14:16,593 また 王冠を得たところで 別の抑圧が 彼を待っている。 188 00:14:16,593 --> 00:14:19,593 それを 覚えさせなければならない。 189 00:14:19,593 --> 00:14:25,593 立人様は ルマティ殿下が王位につける と考えていらっしゃるのですか? 190 00:14:25,593 --> 00:14:28,593 どっちにしろ このままでは済むまい。 191 00:14:28,593 --> 00:14:31,593 いずれ ラギネイで 何かが起きる。 192 00:14:31,593 --> 00:14:37,593 何が起ころうと ルマティ殿下は その渦中の人となるだろう。 193 00:14:39,593 --> 00:14:44,593 (立人)これは彼の宿命だ。 決して 逃れる事は できない。 194 00:14:47,593 --> 00:14:51,593 (ルマティ)もう我慢ならん! あの高圧的な態度は 何だっ! 195 00:14:51,593 --> 00:14:54,593 (セズン)で 殿下 どうか 落ち着いて下さい! 196 00:14:54,593 --> 00:14:59,593 (ルマティ)一体 何様だっ! たかが バーンズワースの手駒のくせに! 197 00:14:59,593 --> 00:15:02,593 (セズン)何とぞ 今は ご辛抱を! 198 00:15:02,593 --> 00:15:06,593 セズン 俺は外へ出る! 出られないなら 死ぬ! 199 00:15:06,593 --> 00:15:08,593 殿下! 200 00:15:08,593 --> 00:15:14,593 ああ 死んでやる! 兄上だって それが お望みなのだ! 201 00:15:14,593 --> 00:15:17,593 兄上だって…。 202 00:15:17,593 --> 00:15:19,593 殿下…。 203 00:15:19,593 --> 00:15:22,593 くっ 出て行け! 204 00:15:22,593 --> 00:15:26,593 行けったら! 誰も入ってくるなっ! 205 00:15:26,593 --> 00:15:28,593 (ルマティ)出て行け~! 206 00:15:33,593 --> 00:15:35,593 あ…。 207 00:15:35,593 --> 00:15:37,593 (ドアを閉じる音) 208 00:15:40,593 --> 00:15:47,593 ルマティ・心の声 兄上は こんな仕打ちをなさるほど 俺が 嫌いなんだ…。 209 00:15:47,593 --> 00:15:49,593 うっ…。 210 00:15:49,593 --> 00:16:02,593 ♬~ 211 00:16:02,593 --> 00:16:07,593 ルマティ・心の声 幼いころ 我々は よく一緒に 遊んだではないですか。 212 00:16:07,593 --> 00:16:10,593 それが 俺が10歳を過ぎて→ 213 00:16:10,593 --> 00:16:15,593 春宮に 気軽に出入り できなくなった あのころから→ 214 00:16:15,593 --> 00:16:19,593 兄上は 変わってしまった。 215 00:16:19,593 --> 00:16:25,593 春宮侍従長カナーンや 筆頭侍従長サレハが囲い込んで→ 216 00:16:25,593 --> 00:16:30,593 兄上から 俺を遠ざけた。 217 00:16:30,593 --> 00:16:34,593 きっと 今度の事だって 奴らの仕業なんだ! 218 00:16:34,593 --> 00:16:39,593 そうだ 兄上は 操られているだけなんだ。 219 00:16:39,593 --> 00:16:47,593 きっと そうだ! 兄上は一人では 何も決められない方なのだから。 220 00:16:47,593 --> 00:16:50,593 もし そうなら 絶対に 許すものか! 221 00:16:50,593 --> 00:16:55,593 八つ裂きにしても 飽き足りぬ! 222 00:16:55,593 --> 00:16:58,593 帰らなければ… 何としても! 223 00:17:00,593 --> 00:17:04,593 ルマティ・心の声 でも どうする。 ここから どうやって出る? 224 00:17:04,593 --> 00:17:08,593 倣立人を どうやって 油断させる? 225 00:17:11,593 --> 00:17:13,593 ルマティ・心の声 演じればいい。 226 00:17:13,593 --> 00:17:18,593 運命に おとなしく従った 力の無ない子供を演じるのだ。 227 00:17:18,593 --> 00:17:21,593 必ず チャンスは 来るはずだ! 228 00:17:21,593 --> 00:17:25,593 そうして国に帰り 兄に会って確かめたい! 229 00:17:25,593 --> 00:17:32,593 この目で この耳で 確かめるまでは 信じない! 230 00:17:37,593 --> 00:17:52,593 ♬~ 231 00:17:52,593 --> 00:17:56,593 (エディ)無視は ないだろ 指揮官殿。 232 00:17:56,593 --> 00:18:00,593 ナジェイラ殿下が ユージィン・ド・ヴォルカンと会見してるぜ。 233 00:18:00,593 --> 00:18:05,593 あの部屋から 出てこなかった奴は 俺が知ってるだけで3人。 234 00:18:08,593 --> 00:18:12,593 (グレゴリー)遅いな。 何をしているんだ。 235 00:18:12,593 --> 00:18:16,593 (部下)いいんですか? 若は ナジェイラ殿下を良く思っていない。 236 00:18:16,593 --> 00:18:20,593 あくまで イズマル殿下と 交渉しろと…。 237 00:18:20,593 --> 00:18:26,593 イズマル殿下は ナジェイラ様の言いなりだ。 ナジェイラ様 抜きって訳にいくか。 238 00:18:26,593 --> 00:18:28,593 (カール)グレゴリー! (2人)あっ! 239 00:18:28,593 --> 00:18:33,593 (部下)若! (グレゴリー)カール どうして。 240 00:18:33,593 --> 00:18:38,593 ユージィン・ド・ヴォルカンが 来ているそうだな。 その中か? 241 00:18:38,593 --> 00:18:42,593 (グレゴリー)ナジェイラ様が会いたいと おっしゃったので。 242 00:18:42,593 --> 00:18:44,593 (カール)ばかな事を! 入るぞ! 243 00:18:44,593 --> 00:18:49,593 (グレゴリー)しかし ナジェイラ様が 呼ぶまで誰も入れるなと。 244 00:18:49,593 --> 00:18:54,593 グレゴリー 君は いつから ナジェイラの侍従になったんだ? 245 00:18:54,593 --> 00:18:56,593 そんなつもりは…! 246 00:18:56,593 --> 00:19:02,593 私はただ 彼女の機嫌を損ねる事は ローゼンタールのために ならないと。 247 00:19:02,593 --> 00:19:04,593 (カール)それも やりようだ! 248 00:19:04,593 --> 00:19:08,593 不用意に つけあがらせるような 言動は 慎んで頂こう。 249 00:19:10,593 --> 00:19:16,593 ナジェイラ様 カールです。 入って よろしいでしょうか? 250 00:19:16,593 --> 00:19:21,593 お返事がなければ 入りますが よろしいですね。 251 00:19:21,593 --> 00:19:23,593 は はい。 252 00:19:34,593 --> 00:19:37,593 ユージィン・ド・ヴォルカン君か? 253 00:19:37,593 --> 00:19:41,593 君は? 254 00:19:41,593 --> 00:19:46,593 カール・ローゼンタールです。 この度の非礼 お詫びする。 255 00:19:46,593 --> 00:19:48,593 ローゼンタール家の。 256 00:19:51,593 --> 00:19:55,593 姫は逃げましたか。 彼女は君が苦手らしい。 257 00:19:55,593 --> 00:20:00,593 「嫌われてる」 と言った方が正しいね。 258 00:20:00,593 --> 00:20:05,593 (カール)僕には 彼女の神通力が 通じないから。 (ユージィン)神通力? 259 00:20:05,593 --> 00:20:07,593 (カール)ナジェイラ殿下の 祖母の家は→ 260 00:20:07,593 --> 00:20:13,593 王家の呪術的な部分を 受け持っていた一族なんです。 261 00:20:13,593 --> 00:20:17,593 (カール)王に下された 神の お告げを 解読するというような→ 262 00:20:17,593 --> 00:20:22,593 占い師的な位置も含めたね。 263 00:20:22,593 --> 00:20:27,593 (カール)現在でも 王家とは別に かなりの勢力を持つ家でね。 264 00:20:27,593 --> 00:20:32,593 (ユージィン)なるほど。 彼女の自信も そこから来るという訳ですね。 265 00:20:32,593 --> 00:20:35,593 いや それだけではなく→ 266 00:20:35,593 --> 00:20:40,593 今の彼女は 巫女として 祭祀の上に立つ存在だ。 267 00:20:40,593 --> 00:20:46,593 (カール)とにかく そろそろ夜明けだ。 ホテルまで送らせましょう。 268 00:20:46,593 --> 00:20:50,593 (ユージィン) いや 車が ありますから。 269 00:20:50,593 --> 00:20:52,593 おら! 車のキー。 270 00:20:52,593 --> 00:20:56,593 エディ。 (エディ)俺がホテルまで 運転してってやるよ。 271 00:20:56,593 --> 00:20:59,593 (ユージィン)はあ? (エディ)んな 嫌な顔すんなって。 272 00:20:59,593 --> 00:21:04,593 (エディ)カールに知らせたのは 俺だぜ。 ちょっとは感謝しろ。 273 00:21:11,593 --> 00:21:18,593 (カール)ヴォルカン君 花鹿に伝えてくれ これで借りは返した と。 274 00:21:18,593 --> 00:21:22,593 ん? では おやすみ。 275 00:21:25,593 --> 00:21:28,593 ユージィン・心の声 花鹿に 借り…? 276 00:21:32,593 --> 00:21:36,593 (ハリス)若 お捜ししましたよ。 (カール)ああ ハリス すまない。 277 00:21:36,593 --> 00:21:40,593 ルマティ殿下の所在が 確認できました。 278 00:21:43,593 --> 00:21:46,593 やはり バーンズワース邸に居たか。 279 00:21:48,593 --> 00:21:52,593 ま ハリー会長が「知らん」と言えば それまでですが。 280 00:21:52,593 --> 00:21:55,593 ソマンドに教えてやれ。 はい。 281 00:21:55,593 --> 00:22:01,593 王宮は 刺客でも 送る気でしょうか? それは ないな。 282 00:22:01,593 --> 00:22:06,593 ソマンドの侍従どもの狙いは 連れ出してから 処刑する事だ。 283 00:22:06,593 --> 00:22:09,593 では 連れ戻すにしても→ 284 00:22:09,593 --> 00:22:13,593 ルマティ殿下が自ら動かなければ 手は出せませんね。 285 00:22:13,593 --> 00:22:20,593 我々としては ルマティが無謀な行動に 出てくれる事を願うだけだ。 286 00:22:20,593 --> 00:22:26,593 だが 彼の性格からして 十分 そうなる可能性は ある。 287 00:22:26,593 --> 00:22:29,593 お互い やりあうと いい。 288 00:22:29,593 --> 00:22:33,593 国民と国際社会の目に 見苦しいと映るまで。 289 00:22:33,593 --> 00:22:39,593 (ハリス)そこに きれいな イズマル殿下が登場という訳ですか。 290 00:22:39,593 --> 00:22:43,593 いささか力不足だがな。 フッ! 291 00:22:43,593 --> 00:22:49,593 しかし 我々が欲しいのは 毒にも薬にもならない王だ。 292 00:22:49,593 --> 00:22:55,593 利発な王も 毒そのものの女王も いらない。 293 00:22:55,593 --> 00:22:57,593 フッ…。 294 00:23:00,593 --> 00:23:08,593 ♬~(エンディング・テーマ) ♬「悲しいほど 遠くに感じる」 295 00:23:08,593 --> 00:23:16,593 ♬「君の心 探しはじめている」 296 00:23:16,593 --> 00:23:22,593 ♬「いつも そばにいて 守られていたから」 297 00:23:22,593 --> 00:23:29,593 ♬「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 298 00:23:29,593 --> 00:23:37,593 ♬「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 299 00:23:37,593 --> 00:23:44,593 ♬「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 300 00:23:44,593 --> 00:23:51,593 ♬「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 301 00:23:51,593 --> 00:23:59,593 ♬「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 302 00:23:59,593 --> 00:24:06,593 ♬「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 303 00:24:06,593 --> 00:24:14,593 ♬「強くて 美しい 時の碧い海」 304 00:24:14,593 --> 00:24:25,593 ♬「その腕 その胸に 私は生きている」