1 00:00:05,222 --> 00:00:15,232 ♪♪~(オープニング・テーマ) 2 00:00:15,232 --> 00:00:20,054 ♪♪「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:20,054 --> 00:00:24,558 ♪♪「ゆれる My faint」 4 00:00:24,558 --> 00:00:29,563 ♪♪「多分少し afraid to run away」 5 00:00:29,563 --> 00:00:32,883 ♪♪「でも今は」 6 00:00:32,883 --> 00:00:37,555 ♪♪「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:37,555 --> 00:00:42,059 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:42,059 --> 00:00:46,730 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:46,730 --> 00:00:51,218 ♪♪「とびたてる Break all the way」 10 00:00:51,218 --> 00:00:55,890 ♪♪「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:55,890 --> 00:01:00,227 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:01:00,227 --> 00:01:05,082 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:05,082 --> 00:01:09,553 ♪♪「I know I can change all the way」 14 00:01:09,553 --> 00:01:23,884 ♪♪「このまま I just want to」 15 00:01:23,884 --> 00:01:33,227 ♪♪~ 16 00:01:33,227 --> 00:01:39,316 (花鹿)あのさ 実は…。 (ルマティ)ん? 17 00:01:39,316 --> 00:01:42,820 言うかどうか 迷ってた事が あったんだ。 18 00:01:42,820 --> 00:01:44,822 何だ? 19 00:01:44,822 --> 00:01:49,977 今のルマティになら 言えると思った。 だから言う。 20 00:01:49,977 --> 00:01:51,977 ん? 21 00:01:54,081 --> 00:01:56,081 クインザと会った。 22 00:02:04,008 --> 00:02:07,544 私のホテルまで お忍びで来て…。 23 00:02:07,544 --> 00:02:12,900 お前を心配して 本当に けがが なかったか確かめに来た。 24 00:02:12,900 --> 00:02:14,885 そうか。 25 00:02:14,885 --> 00:02:18,889 ソマンドは やっぱり 何も教えてもらってないみたい。 26 00:02:18,889 --> 00:02:22,893 聞かないのか? クインザの様子とか。 27 00:02:22,893 --> 00:02:26,730 疑い出せば 切りがないから。 28 00:02:26,730 --> 00:02:31,552 兄上の事も考えたって 今の俺には どうしようも できない。 29 00:02:31,552 --> 00:02:35,556 立人は俺に「一流の政治家になれ」 と言うけど→ 30 00:02:35,556 --> 00:02:37,541 分からない事だらけだ。 31 00:02:37,541 --> 00:02:41,241 なんか 情けないよな。 32 00:02:43,897 --> 00:02:48,552 そんな事ない。 今の お前 すごく自然体だ。 33 00:02:48,552 --> 00:02:53,023 そうさせたのが立人なら あいつ やっぱり すごい。 34 00:02:53,023 --> 00:02:57,211 立人は 俺の教育係を 自負してるらしい。 35 00:02:57,211 --> 00:03:01,548 何かにつけて うるさいんだ。 36 00:03:01,548 --> 00:03:05,052 覚えているか 花鹿。 ん? 37 00:03:05,052 --> 00:03:09,223 俺が言ったプロポーズ あれ 忘れてほしい。 38 00:03:09,223 --> 00:03:12,710 ルマティ!? というより 拒否してくれ。 39 00:03:12,710 --> 00:03:17,564 聖布の誓いは絶対だ。 俺から撤回できない。 40 00:03:17,564 --> 00:03:22,453 お前が拒否するまで 誓いは有効だ。 だから…。 41 00:03:22,453 --> 00:03:25,205 何言ってる? どうしたのさ!? 42 00:03:25,205 --> 00:03:30,728 俺の行く道は いばらの道だ。 これは 俺の運命だから。 43 00:03:30,728 --> 00:03:34,231 けど お前は 関係ないから。 44 00:03:34,231 --> 00:03:38,452 私が そんな事で…。 重荷なんだ! あの誓いが! 45 00:03:38,452 --> 00:03:40,721 今の俺には お前が背負えない! 46 00:03:40,721 --> 00:03:42,706 あ…。 47 00:03:42,706 --> 00:03:46,206 本音を… 言わせるな。 48 00:03:48,228 --> 00:03:50,714 駄目だよ。 ん!? 49 00:03:50,714 --> 00:03:56,553 その瞳も 手も 嘘だって言ってる。 50 00:03:56,553 --> 00:03:58,856 いつから そんな遠慮 覚えたんだ! 51 00:03:58,856 --> 00:04:03,861 私たちの間で そんな くだらない嘘つくな! 花鹿…。 52 00:04:03,861 --> 00:04:06,714 私が拒否の言葉を 言うのは→ 53 00:04:06,714 --> 00:04:10,718 どっちかに ホントに 好きな人が できた時だ! 54 00:04:10,718 --> 00:04:13,921 じゃあ その時 俺は ふられるんだ。 55 00:04:13,921 --> 00:04:16,557 ふられるのは 私かもしれない。 56 00:04:16,557 --> 00:04:21,412 今は お互い 友達以外の 何者でもないと思ってるけど。 57 00:04:21,412 --> 00:04:26,233 う…。 お前が先に ほかの誰かを愛するかも! 58 00:04:26,233 --> 00:04:29,720 これならフェアだろ? ふむ…。 59 00:04:29,720 --> 00:04:32,423 それに もう手遅れだ。 ん? 60 00:04:32,423 --> 00:04:34,708 ナジェイラと けんかした。 61 00:04:34,708 --> 00:04:39,229 け かんか~!? よりによって ナジェイラと!? 62 00:04:39,229 --> 00:04:44,084 一方的に けんか売られたんだもん。 63 00:04:44,084 --> 00:04:47,371 執念深くて 嫌な女だぞ~。 64 00:04:47,371 --> 00:04:52,042 ルマティは ナジェイラと仲悪いの? よい訳ないだろ! 65 00:04:52,042 --> 00:04:56,080 あいつは蛇だ! 気に入らない事が あると 手に負えない! 66 00:04:56,080 --> 00:04:59,383 ナジェイラに くっついていつのは イズマルだ。 67 00:04:59,383 --> 00:05:01,819 彼女の神託を 何より信じてる。 68 00:05:01,819 --> 00:05:05,255 ルマティは ナジェイラの神託が 怖くないの? 69 00:05:05,255 --> 00:05:07,257 フッ ばかばかしい。 70 00:05:07,257 --> 00:05:12,457 王の子と たかが巫女 どっちに神の意があると思う! 71 00:05:14,498 --> 00:05:18,886 いいなぁ そういうの。 ルマティらしくて 高飛車でさぁ。 72 00:05:18,886 --> 00:05:21,221 誇り高いと言え! 73 00:05:21,221 --> 00:05:25,542 俺が持っているのは この体と誇りだけだ。 74 00:05:25,542 --> 00:05:27,761 それを手放したら 何も残らん。 75 00:05:27,761 --> 00:05:30,047 うん その意気だ! 76 00:05:30,047 --> 00:05:32,249 (メイド)花鹿様~! ん? 77 00:05:32,249 --> 00:05:37,421 (メイド)立人様が お呼びです。 分かった すぐ行く。 78 00:05:37,421 --> 00:05:41,121 俺は もう少し ここに…。 うん。 79 00:05:46,046 --> 00:05:53,220 ルマティ・心の声 不思議だ… 花鹿と話すと 不安な 事など何もないって気がしてくる。 80 00:05:53,220 --> 00:05:56,540 俺 花鹿の事 好きだけどなぁ。 81 00:05:56,540 --> 00:06:00,544 花鹿の言う恋って どんなものなんだ? 82 00:06:00,544 --> 00:06:04,548 ん!? 誰だ? こっちへ来る。 83 00:06:04,548 --> 00:06:07,584 庭師か? いや 違う。 84 00:06:07,584 --> 00:06:11,221 だ 誰だ! こんな所で何してる!? 85 00:06:11,221 --> 00:06:16,593 (ハリー)夕日を見にね。 一緒に どうかな ルマティ殿下。 86 00:06:16,593 --> 00:06:18,579 ルマティ・心の声 うっ 俺の名を…! 87 00:06:18,579 --> 00:06:24,218 屋敷の中で ここが一番 美しい 日没の見られる場所でね。 88 00:06:24,218 --> 00:06:26,553 今日は 空気が澄んでる。 89 00:06:26,553 --> 00:06:31,308 きっと すばらしい日没が 見られるはずだ さあ。 90 00:06:31,308 --> 00:06:38,315 ルマティ・心の声 …刺客には見えない。 上流階級の においがする。 91 00:06:38,315 --> 00:06:43,220 (ハリー)自然現象の中で 最も華やかなショーだ。 92 00:06:43,220 --> 00:06:47,591 華やか? 日没が? おかしいかな? 93 00:06:47,591 --> 00:06:51,078 華やか というなら 夜明けの朝日だろ。 94 00:06:51,078 --> 00:06:55,449 日没は 寂しい。 そうかな? 95 00:06:55,449 --> 00:06:59,720 (ハリー)何事も 終わりが あるからこそ 始められる。 96 00:06:59,720 --> 00:07:06,560 真の永遠など この世には ない。 それゆえに 終焉は美しい。 97 00:07:06,560 --> 00:07:09,546 国の成り立ちも 同じ事。 98 00:07:09,546 --> 00:07:11,546 違いますか 殿下? 99 00:07:13,884 --> 00:07:16,019 お前 誰だ! 100 00:07:16,019 --> 00:07:19,723 だが 終わりにも いろいろあってね。 101 00:07:19,723 --> 00:07:24,561 形を変えれば 完全なる終焉は 免れる場合もある。 102 00:07:24,561 --> 00:07:30,017 (ハリー)ラギネイの場合も それだ。 国の命運は まだ尽きてはいない。 103 00:07:30,017 --> 00:07:33,520 ルマティ 国王に なりなさい。 104 00:07:33,520 --> 00:07:35,522 父・ウールドの声 ルマティ。 105 00:07:35,522 --> 00:07:39,543 まだ救える。 君が やるんだ。 106 00:07:39,543 --> 00:07:43,013 父・ウールドの声 ルマティ 国王に…。 107 00:07:43,013 --> 00:07:45,015 ルマティ・心の声 父上…。 108 00:07:45,015 --> 00:07:52,889 ♪♪~ 109 00:07:52,889 --> 00:07:56,189 ルマティ・心の声 なんて 美しい…。 110 00:08:02,649 --> 00:08:07,037 あ ルマティ! 遅いから 見に行こうとしてたんだよ! 111 00:08:07,037 --> 00:08:10,841 (寅之介)そうですよ! 屋敷内でも 一人歩きは危険です~。 112 00:08:10,841 --> 00:08:14,845 (立人)ん? 殿下 何か あったのですか? 113 00:08:14,845 --> 00:08:18,348 …父上に会った。 114 00:08:18,348 --> 00:08:21,385 熱は? お酒の においは? 115 00:08:21,385 --> 00:08:23,387 俺は正気だ! 116 00:08:23,387 --> 00:08:25,722 (ルマティ)父上に会った というのは比喩で! 117 00:08:25,722 --> 00:08:29,226 よく似ていたのだ! 声とか 雰囲気とか! 118 00:08:29,226 --> 00:08:36,850 そいつが俺に「国王になれ」って。 なんか 父上に言われたみたいで。 119 00:08:36,850 --> 00:08:39,219 花鹿・心の声 それって…。 120 00:08:39,219 --> 00:08:41,221 曹。 (曹)ハッ。 121 00:08:41,221 --> 00:08:43,724 ハリーが来てるのか? いえ。 122 00:08:43,724 --> 00:08:48,224 しかし 一応 ガードマンに 問い合わせてみます。 123 00:08:51,214 --> 00:08:56,553 立人・心の声 確か この1か月は ヨーロッパに 滞在する予定だったと思うが…。 124 00:08:56,553 --> 00:08:59,890 あの人も 気まぐれだからな…。 125 00:08:59,890 --> 00:09:03,894 立人も ダッドだと思う? 多分ね。 126 00:09:03,894 --> 00:09:07,898 娘の顔も見ないで 帰っちゃった訳? 127 00:09:07,898 --> 00:09:12,552 でも ルマティの事 わざわざ見に来るなんて。 128 00:09:12,552 --> 00:09:17,224 ずっと考えてたんだけど もしかして そうなのかなぁ…。 129 00:09:17,224 --> 00:09:24,381 え? 私の夫探しの候補者 ルマティが2人目なのかなって。 130 00:09:24,381 --> 00:09:28,385 それとね これは まだ 保留なんだけど→ 131 00:09:28,385 --> 00:09:33,223 3人目… カールじゃないのかなって…。 132 00:09:33,223 --> 00:09:35,225 (立人)なぜ そう思う? 133 00:09:35,225 --> 00:09:41,548 だってさ ムスターファも ルマティも カールも 初対面の時 目が離せなかった。 134 00:09:41,548 --> 00:09:44,217 引き付けられて ワクワクした。 135 00:09:44,217 --> 00:09:47,220 ダッドの言ってた意味が その時 分かったんだ。 136 00:09:47,220 --> 00:09:52,225 「会えば分かる」 ああ ホントに そうだって。 137 00:09:52,225 --> 00:09:56,213 立人・心の声 それで お前は 誰を選ぶ? 138 00:09:56,213 --> 00:10:04,213 嫌だ! 誰にも渡すもんか そんな事 絶対に… 許さない! 139 00:10:07,207 --> 00:10:11,878 立人・心の声 フッ 夢は正直だな。 140 00:10:11,878 --> 00:10:16,049 情けない まるで だだっこだ。 141 00:10:16,049 --> 00:10:19,419 あきらめるのは 得意だったはずなのに…。 142 00:10:19,419 --> 00:10:21,888 花鹿の事となると→ 143 00:10:21,888 --> 00:10:26,226 どうして こうも あっさり 理性の たがが 外れる? 144 00:10:26,226 --> 00:10:29,896 花鹿は 本能で 私の存在を除外している。 145 00:10:29,896 --> 00:10:35,886 当然か… 花鹿にとって 私は 兄に すぎないんだから。 146 00:10:35,886 --> 00:10:37,888 長い間 踏み出せず→ 147 00:10:37,888 --> 00:10:42,559 兄の立場を取ってきたツケが今 回ってきている。 148 00:10:42,559 --> 00:10:49,716 花鹿が ほかの男を選んだ時 一体 私は どうするのか…。 149 00:10:49,716 --> 00:10:53,053 本当の自分が 動き出すのが分かる。 150 00:10:53,053 --> 00:10:58,041 底意地の悪い 傲慢で わがままな子供。 151 00:10:58,041 --> 00:11:02,212 そいつが 花鹿が欲しいと 泣いている。 152 00:11:02,212 --> 00:11:08,212 自信がない… この思い どこまで押さえられるか…。 153 00:11:17,227 --> 00:11:21,565 (マネージャ)ヴォルカン様 ご友人と おっしゃる お客様が あちらに。 154 00:11:21,565 --> 00:11:24,351 (ユージィン)ん? 155 00:11:24,351 --> 00:11:27,587 ほら やっぱり ユージィン・ド・ヴォルカンよ~。 156 00:11:27,587 --> 00:11:32,592 いかがいたしましょう? 構わない 彼女たちに席を。 157 00:11:32,592 --> 00:11:36,713 私たち あなたと同じ授業 取ってるの! 158 00:11:36,713 --> 00:11:40,717 それは失礼 僕は あまり 授業に出ていないので。 159 00:11:40,717 --> 00:11:44,221 でしょう! たまに来ても すぐ帰っちゃうし。 160 00:11:44,221 --> 00:11:47,224 せっかく留学しているのに もったいないわ! 161 00:11:47,224 --> 00:11:49,726 大学生活に 興味が ないの? 162 00:11:49,726 --> 00:11:52,729 それとも すぐ ソルボンヌ大学に戻る気なの? 163 00:11:52,729 --> 00:11:54,881 よく知ってるね。 164 00:11:54,881 --> 00:11:58,718 僕が「戻る」と言っても 向こうが 拒否するんじゃないかな。 165 00:11:58,718 --> 00:12:01,855 例の噂のせいね? 噂? 166 00:12:01,855 --> 00:12:04,107 ソルボンヌで あなたを巡って→ 167 00:12:04,107 --> 00:12:07,210 女子大生同士が 傷害事件を起こしたとか→ 168 00:12:07,210 --> 00:12:11,047 あなたのために 2人も自殺してるとか…。 169 00:12:11,047 --> 00:12:14,551 間違いなら ちゃんと 否定した方が いいと思うわ。 170 00:12:14,551 --> 00:12:19,055 (ユージィン)確かに それは ちょっと違うなぁ。 171 00:12:19,055 --> 00:12:24,060 (ユージィン)傷害事件を起こしたのは 教授夫人と 女子大生だ。 172 00:12:24,060 --> 00:12:29,883 僕のガールフレンドが 僕が「夫人と浮気 している」と言って 逆上して→ 173 00:12:29,883 --> 00:12:35,222 夫人を撃ったんだ。 幸い 軽傷だったが…。 174 00:12:35,222 --> 00:12:39,926 そ それって 災難よね! 彼女の誤解だった訳でしょ!? 175 00:12:39,926 --> 00:12:43,563 いや 夫人とも つきあっていた。 176 00:12:43,563 --> 00:12:46,917 あの頃は 常時5~6人と交際してたから。 177 00:12:46,917 --> 00:12:49,219 (2人)あ…。 178 00:12:49,219 --> 00:12:53,423 僕は これで失礼するけど ほかに質問は? 179 00:12:53,423 --> 00:12:56,726 うう…。 な ないです。 180 00:12:56,726 --> 00:12:59,546 (ユージィン)もう一つ訂正しておくよ。 (2人)あ…? 181 00:12:59,546 --> 00:13:04,751 自殺したのは 2人じゃない 3人だ。 182 00:13:04,751 --> 00:13:06,751 (2人)あ…。 183 00:13:15,061 --> 00:13:23,219 ユージィン あの噂 明日には 3倍くらい大きくなってるぞ。 184 00:13:23,219 --> 00:13:26,539 ミスター・バーンズワース。 185 00:13:26,539 --> 00:13:33,213 (ハリー)君が早々に店を出てしまった ので 昼が まだなんだ。 186 00:13:33,213 --> 00:13:36,116 君も食べ損ねたろう? 食べるかね? 187 00:13:36,116 --> 00:13:39,619 申し訳ありませんが そういった物は…。 188 00:13:39,619 --> 00:13:42,622 だろうな… そう言うと思った。 189 00:13:42,622 --> 00:13:49,896 (ハリー)ユージィン 君は自分が一流と 認めた者の料理しか食わん人間だ。 190 00:13:49,896 --> 00:13:53,617 もし 世界中から その者たちが 居なくなったら どうする? 191 00:13:53,617 --> 00:13:56,219 おとなしく 餓死しますよ。 192 00:13:56,219 --> 00:14:02,058 フッ… 君は貴族だな よくも悪くも 前時代の遺物だ。 193 00:14:02,058 --> 00:14:04,878 滅びざるをえん人種だよ。 194 00:14:04,878 --> 00:14:06,896 辛辣だな。 195 00:14:06,896 --> 00:14:09,282 だが 美しい。 ん…。 196 00:14:09,282 --> 00:14:14,888 滅び行く物は皆 特有の美しさを放つ。 197 00:14:14,888 --> 00:14:19,042 君は その美しさが 凝縮して出来たような男だ。 198 00:14:19,042 --> 00:14:22,545 ユージィン 花鹿が好きか? 199 00:14:22,545 --> 00:14:24,547 ハッ! 200 00:14:24,547 --> 00:14:29,247 (ユージィン)好き… そんなものじゃないな。 201 00:14:32,222 --> 00:14:35,208 花鹿を愛しています。 202 00:14:35,208 --> 00:14:41,214 彼女は 並みの財閥令嬢じゃない。 君の知らん 複雑な背景も ある。 203 00:14:41,214 --> 00:14:44,551 (ユージィン)そんな事は どうでも いいんです。 204 00:14:44,551 --> 00:14:48,872 僕は 彼女と会うまで 生きていなかった。 205 00:14:48,872 --> 00:14:54,227 僕にとって 毎日を生きる事は ただ死への道のりに過ぎなかった。 206 00:14:54,227 --> 00:15:00,227 何も見ず 聞かず 愛さずに ただ 死ぬ時だけを待っていた。 207 00:15:04,220 --> 00:15:11,227 彼女によって 僕は目覚め 生きる事の意味を知った。 208 00:15:11,227 --> 00:15:14,214 花鹿は 僕の生きる事の すべてです。 209 00:15:14,214 --> 00:15:18,885 彼女が「生きよ」と言えば 生き 「死ね」と言えば 死ぬでしょう。 210 00:15:18,885 --> 00:15:22,622 僕が愛するというのは そういう意味です。 211 00:15:22,622 --> 00:15:26,209 花鹿と結婚したいかね? 212 00:15:26,209 --> 00:15:30,213 僕は そんな形式に 興味は ない。 213 00:15:30,213 --> 00:15:33,750 ただ彼女を愛していたいだけです。 214 00:15:33,750 --> 00:15:39,255 フッ 君とは また会いたいね。 215 00:15:39,255 --> 00:15:43,877 君と話していると 浮世を忘れられる。 216 00:15:43,877 --> 00:15:47,213 次は 君の口に合う物を 用意しよう。 217 00:15:47,213 --> 00:15:49,632 餓死は感心せんよ。 218 00:15:49,632 --> 00:15:51,632 フッ。 219 00:15:57,373 --> 00:16:01,845 (チャールズ)さすがだな カール。 何をやっても 君には かなわない。 220 00:16:01,845 --> 00:16:05,181 ゴルフのスコアは 君の方が上だろ? 221 00:16:05,181 --> 00:16:08,551 (チャールズ)それにしても 急な帰国だな。 222 00:16:08,551 --> 00:16:13,223 (カール)親父の気まぐれさ。 ニューヨークに 用事も あったし。 223 00:16:13,223 --> 00:16:15,892 (チャールズ) 実は 困ってるんだ。 ん? 224 00:16:15,892 --> 00:16:21,214 大学の資金運用会社に勧めた株が 下がる一方なんだ。 225 00:16:21,214 --> 00:16:24,217 この辺で 面目を立てておかないと…。 226 00:16:24,217 --> 00:16:26,719 (カール)何を言いたいのか 分からないな。 227 00:16:26,719 --> 00:16:29,389 カール 頼むよ 何か情報を…。 228 00:16:29,389 --> 00:16:33,893 チャールズ それを世間では インサイダー取引と言うんだ。 229 00:16:33,893 --> 00:16:35,912 犯罪の片棒を 担ぐ気はない。 230 00:16:35,912 --> 00:16:40,683 大げさだなぁ。 同じプレップスクール 出身の仲じゃないか。 231 00:16:40,683 --> 00:16:46,222 (カール)もともと 僕は 大学が 株で 資金を運用する事には 批判的だ。 232 00:16:46,222 --> 00:16:49,209 君も来年 ビジネススクール 入試だろ? 233 00:16:49,209 --> 00:16:54,047 功を焦って 妙な事に手を染めず 勉強に専念した方がいい。 234 00:16:54,047 --> 00:16:57,717 優秀な君には 僕の焦る気持ちは 分からない! 235 00:16:57,717 --> 00:17:01,855 とにかく そういう用なら 僕は 失礼する。 236 00:17:01,855 --> 00:17:03,955 そ それは ないだろう! 237 00:17:05,925 --> 00:17:08,895 君は 僕に そんな態度は 取れないはずだ! 238 00:17:08,895 --> 00:17:10,880 (カール)う…。 239 00:17:10,880 --> 00:17:16,219 あの頃の僕らの関係を 親父さんが 知ったら どう思うかな? 240 00:17:16,219 --> 00:17:21,291 フ… あの父が そんな脅しで 揺らぐと思うのか? なっ!? 241 00:17:21,291 --> 00:17:26,212 さっさと 僕を追い払って 次の後継者を見つけるさ。 242 00:17:26,212 --> 00:17:30,216 僕にしたって 父の傘下から 抜け出す いい機会だ。 243 00:17:30,216 --> 00:17:33,720 (カール)でも君は スキャンダルから逃げられない。 244 00:17:33,720 --> 00:17:38,741 まず 上流階級から 締め出される。 父の報復も 覚悟するんだな。 245 00:17:38,741 --> 00:17:40,743 ジョ ジョークだよ。 246 00:17:40,743 --> 00:17:42,762 どけよ! なぁ…。 247 00:17:42,762 --> 00:17:45,748 どけっ! お遊びの時間は 終わりだ! 248 00:17:45,748 --> 00:17:47,884 (ゆっくりとした拍手) 249 00:17:47,884 --> 00:17:50,887 いい せりふだ 気に入った。 250 00:17:50,887 --> 00:17:53,489 カール・心の声 ハリー・バーンズワース! 251 00:17:53,489 --> 00:17:58,878 (ハリー)そこの君 カールは 怒らせると 彼の父上より 怖いぞ。 252 00:17:58,878 --> 00:18:04,551 (ハリー)早々に 退場した方が いいな。 う…。 253 00:18:04,551 --> 00:18:09,322 カール・心の声 悪夢だ! なんだって 父の仇敵が こんな所に いる? 254 00:18:09,322 --> 00:18:11,708 (ハリー)いいスポーツクラブだねぇ。 255 00:18:11,708 --> 00:18:15,545 さすが ローゼンタールが 経営するだけの事はある。 256 00:18:15,545 --> 00:18:19,883 だが 今後は 入会審査の強化が 必要かもしれない。 257 00:18:19,883 --> 00:18:22,218 高校時代の いたずらをネタに→ 258 00:18:22,218 --> 00:18:26,389 インサイダー取引を強要する輩が 潜り込まないように。 259 00:18:26,389 --> 00:18:28,875 うっ…! 260 00:18:28,875 --> 00:18:31,828 それで どうなさる おつもりです? 261 00:18:31,828 --> 00:18:35,215 (ハリー)さて 大衆紙にでも 売ってほしいかい? 262 00:18:35,215 --> 00:18:37,217 (カール)そうなさりたければ どうぞ! 263 00:18:37,217 --> 00:18:40,887 僕 一人 消えても ローゼンタールは揺らぎませんよ。 264 00:18:40,887 --> 00:18:45,308 いや 揺らぐどころか つぶれるねぇ。 えっ!? 265 00:18:45,308 --> 00:18:51,231 ネルソン氏が 今 燃えているのは 企業戦争じゃない 政治的謀略だ。 266 00:18:51,231 --> 00:18:53,983 (ハリー)君が去れば ネルソン氏の周囲には→ 267 00:18:53,983 --> 00:18:58,221 ご機嫌取りの 太鼓持ちしか いなくなる。 268 00:18:58,221 --> 00:19:03,710 悪いが ネルソン氏は 既に 企業家としては 私の敵じゃない。 269 00:19:03,710 --> 00:19:06,879 今や ローゼンタールを 支えているのは 君だ。 270 00:19:06,879 --> 00:19:10,717 私は 敵が いないと 燃えないたちでねぇ。 271 00:19:10,717 --> 00:19:15,722 君は いい敵に なってくれそうだ。 272 00:19:15,722 --> 00:19:19,058 ところで 君 花鹿が好きだろう? 273 00:19:19,058 --> 00:19:22,562 なっ! 何を突然!? 274 00:19:22,562 --> 00:19:24,547 てれるな てれるな。 275 00:19:24,547 --> 00:19:28,785 女の子… いや 人を好きに なったのは 初めてなんだろう? 276 00:19:28,785 --> 00:19:30,785 あ…。 277 00:19:32,789 --> 00:19:39,729 君は よく分かってる。 遊びの時間は終わりだ。 278 00:19:39,729 --> 00:19:43,900 あの子が欲しければ やろう。 え? 279 00:19:43,900 --> 00:19:47,200 すべては 花鹿の意思しだいだ。 280 00:19:49,222 --> 00:19:51,222 あ…。 281 00:19:54,711 --> 00:19:58,715 社へ戻る。 (運転手)お車の中で お待ちです。 282 00:19:58,715 --> 00:20:00,733 ん? 283 00:20:00,733 --> 00:20:04,203 はは~ん バレたか。 284 00:20:04,203 --> 00:20:06,222 よぉ ダッド。 285 00:20:06,222 --> 00:20:09,559 (ハリー)どうして あそこが分かった? 286 00:20:09,559 --> 00:20:12,912 秘書のライアンから 聞き出した。 (ハリー)あいつめ。 287 00:20:12,912 --> 00:20:16,916 あそこは ローゼンタールが経営する スポーツクラブだろ。 288 00:20:16,916 --> 00:20:20,186 目的は カールだね。 フン。 289 00:20:20,186 --> 00:20:24,891 その前は ビストロ・リヨン ユージィンが よく行く店だ。 290 00:20:24,891 --> 00:20:29,212 そして 昨日は 突然 ルマティに会いに来てる。 291 00:20:29,212 --> 00:20:33,583 そろそろ いいんじゃないのか? 3人の候補者を オープンにしても。 292 00:20:33,583 --> 00:20:38,354 では 聞こうか お前が目星をつけた3人は? 293 00:20:38,354 --> 00:20:44,594 ルマティ・ダイ・ラギネイ ユージィン・ド・ヴォルカン カール・ローゼンタール。 294 00:20:44,594 --> 00:20:47,580 (ハリー)私が会った連中 ばかりだ。 295 00:20:47,580 --> 00:20:50,216 前から この3人だと 思ってたの。 296 00:20:50,216 --> 00:20:54,053 ダッドが動いたから 絶対だと思ったんだ。 297 00:20:54,053 --> 00:21:00,043 それで? その3人だとしたら お前は 誰を選ぶ? 298 00:21:00,043 --> 00:21:02,862 それが… 分からないんだ。 299 00:21:02,862 --> 00:21:06,416 フン それは困ったな。 300 00:21:06,416 --> 00:21:11,220 皆 大好き。 でも分からないんだ。 301 00:21:11,220 --> 00:21:15,220 ダッドの 言うみたいな 意味での 好きなのかどうか。 302 00:21:17,377 --> 00:21:20,713 少し 歩こうか。 303 00:21:20,713 --> 00:21:24,050 花鹿 ママの事 覚えてるかい? 304 00:21:24,050 --> 00:21:28,721 無理だよ。 ママが亡くなった時 私 2つだよ。 305 00:21:28,721 --> 00:21:33,726 キティは 私の ボディーガードとして 派遣されてきた 警官だったんだ。 306 00:21:33,726 --> 00:21:36,162 警官? 初耳だ。 307 00:21:36,162 --> 00:21:40,216 キティに出会うまで 私は 女性と交際する事を→ 308 00:21:40,216 --> 00:21:43,152 一種の契約だと 思っていた。 309 00:21:43,152 --> 00:21:47,707 だから 私の仕事に 支障が出るような事をしたり→ 310 00:21:47,707 --> 00:21:52,779 私が飽きてしまった時には さっさと関係を解消した。 311 00:21:52,779 --> 00:21:57,166 私にとって 女性は その程度のものだった。 312 00:21:57,166 --> 00:21:59,886 ところが キティが現れた。 313 00:21:59,886 --> 00:22:03,055 (花火の音) 314 00:22:03,055 --> 00:22:08,111 彼女には それまでの私の流儀が 全く通じなかった。 315 00:22:08,111 --> 00:22:11,214 あまりにも変わっていて めちゃくちゃで→ 316 00:22:11,214 --> 00:22:15,218 あきれるほどの一途さに 圧倒されて→ 317 00:22:15,218 --> 00:22:17,553 ある日 突然 気づいたんだ。 318 00:22:17,553 --> 00:22:19,555 ん!? 319 00:22:19,555 --> 00:22:23,226 彼女に ほれてる事に。 320 00:22:23,226 --> 00:22:25,211 突然? 321 00:22:25,211 --> 00:22:27,396 本当に 人を愛したら→ 322 00:22:27,396 --> 00:22:32,218 冷静に 契約だの 義務だの 言ってはいられない事にもね。 323 00:22:32,218 --> 00:22:35,538 私にも そんな時が来る? 324 00:22:35,538 --> 00:22:39,709 (ハリー)さあ… これだけは 人それぞれだから。 325 00:22:39,709 --> 00:22:46,716 (ハリー)だが お前はキティの娘だ。 彼女は 恋一筋の女だった。 326 00:22:46,716 --> 00:22:52,889 お前も 今に分かる時が来る。 誰を愛しているのか。 327 00:22:52,889 --> 00:22:57,226 そして 必ず 勝ち取るだろう。 あ…。 328 00:22:57,226 --> 00:22:59,212 ママの ようにね。 329 00:22:59,212 --> 00:23:04,050 ♪♪~(エンディング・テーマ) 330 00:23:04,050 --> 00:23:11,557 ♪♪「悲しいほど 遠くに感じる」 331 00:23:11,557 --> 00:23:18,881 ♪♪「君の心 探しはじめている」 332 00:23:18,881 --> 00:23:25,721 ♪♪「いつも そばにいて 守られていたから」 333 00:23:25,721 --> 00:23:32,395 ♪♪「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 334 00:23:32,395 --> 00:23:39,886 ♪♪「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 335 00:23:39,886 --> 00:23:47,210 ♪♪「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 336 00:23:47,210 --> 00:23:54,550 ♪♪「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 337 00:23:54,550 --> 00:24:01,874 ♪♪「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 338 00:24:01,874 --> 00:24:09,549 ♪♪「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 339 00:24:09,549 --> 00:24:17,023 ♪♪「強くて 美しい 時の碧い海」 340 00:24:17,023 --> 00:24:28,223 ♪♪「その腕 その胸に 私は生きている」