1 00:00:09,565 --> 00:00:19,558 ♪♪~(オープニング・テーマ) 2 00:00:19,558 --> 00:00:24,396 ♪♪「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:24,396 --> 00:00:28,901 ♪♪「ゆれる My faint」 4 00:00:28,901 --> 00:00:33,889 ♪♪「多分少し afraid to run away」 5 00:00:33,889 --> 00:00:37,226 ♪♪「でも今は」 6 00:00:37,226 --> 00:00:41,897 ♪♪「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:41,897 --> 00:00:46,385 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:46,385 --> 00:00:51,056 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:51,056 --> 00:00:55,577 ♪♪「とびたてる Break all the way」 10 00:00:55,577 --> 00:01:00,232 ♪♪「このまま時を I just want to be with you」 11 00:01:00,232 --> 00:01:04,570 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:01:04,570 --> 00:01:09,441 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:09,441 --> 00:01:13,912 ♪♪「I know I can change all the way」 14 00:01:13,912 --> 00:01:28,227 ♪♪「このまま I just want to」 15 00:01:28,227 --> 00:01:37,569 ♪♪~ 16 00:01:37,569 --> 00:02:06,899 ♪♪~ 17 00:02:06,899 --> 00:02:10,402 (アナウンサー)「ラギネイ王国の首都 サマルタの王宮で→ 18 00:02:10,402 --> 00:02:17,059 ソマンド・イリヤ・ダイ・ラギネイ新国王の 戴冠式が行われます」。 19 00:02:17,059 --> 00:02:20,729 「式には 各国の首脳や 来賓が招かれ→ 20 00:02:20,729 --> 00:02:27,069 盛大な記念式典が 執り行われる模様です」。 21 00:02:27,069 --> 00:02:32,140 「国内は 戴冠式を祝う ラギネイの国旗や飾りつけで華やぎ→ 22 00:02:32,140 --> 00:02:35,227 祝賀ムード一色に 包まれています」。 23 00:02:35,227 --> 00:02:40,065 「今日は国民にとって忘れられない 一日となるでしょう。 続いて…」。 24 00:02:40,065 --> 00:02:44,219 (テレビを消す音) (コズレン) 何も知らずに いい気なもんだ。 25 00:02:44,219 --> 00:02:46,219 (ドアをたたく音) (2人)ハッ! 26 00:02:52,227 --> 00:02:54,627 (銃の装填音) (衛兵B)誰だ!? 27 00:02:57,232 --> 00:03:02,204 装填音が聞こえたぞ。 私が敵なら お前はハチの巣だ。 28 00:03:02,204 --> 00:03:04,204 ハッ! 29 00:03:08,060 --> 00:03:10,562 皆 心配かけたな。 30 00:03:10,562 --> 00:03:12,898 (近衛兵A)ノエイ少尉! (近衛兵B)少尉殿! 31 00:03:12,898 --> 00:03:16,698 (コズレン)よく ご無事で! 連絡頂いた時は 夢かと。 32 00:03:24,242 --> 00:03:29,564 (寅之介) 1か月ぶりかぁ。 この前より 街に 活気が出ている感じがしますね。 33 00:03:29,564 --> 00:03:35,764 (花鹿)戴冠式で 出入国禁止が 解かれたからね。 ねっ 立人。 34 00:03:38,523 --> 00:03:41,893 立人? 35 00:03:41,893 --> 00:03:43,895 立人様? 36 00:03:43,895 --> 00:03:48,400 花鹿・心の声 最近の立人は いつも こうだ。 37 00:03:48,400 --> 00:03:54,906 あんな目をしてる時の立人は 私の分からない世界へ行っている。 38 00:03:54,906 --> 00:03:59,561 こんなに迷ってる立人 見た事がない。 39 00:03:59,561 --> 00:04:02,564 私の夫探しの このゲームが終わったら→ 40 00:04:02,564 --> 00:04:08,236 立人とダッドの契約も終わる。 41 00:04:08,236 --> 00:04:14,226 また 前みたいに 一年に 数回しか 会えなくなるのか…。 42 00:04:14,226 --> 00:04:20,399 でも このゲーム 早く終わらないと 困るんだよな。 43 00:04:20,399 --> 00:04:25,604 回想 (ハリー)お前が負わなければならない 宿命は 更に重いものなのだよ。 44 00:04:25,604 --> 00:04:28,907 あ 宿命って? 45 00:04:28,907 --> 00:04:36,331 それは お前の夫となる男が そこに座った時 教えよう。 46 00:04:36,331 --> 00:04:40,902 花鹿・心の声 何だよ 宿命って。 47 00:04:40,902 --> 00:04:46,842 でも あのダッドが「重い」だなんて 言うと ずっしりくるなあ。 48 00:04:46,842 --> 00:04:52,964 えっ? あれっ? ちょっと! ちょっと~! 49 00:04:52,964 --> 00:04:56,568 2人で 重くならないで 下さいよ。 50 00:04:56,568 --> 00:05:00,822 (寅之介) 暗いのは アメリカに残っている ルマティ殿下だけで いいでしょう。 51 00:05:00,822 --> 00:05:02,841 ルマティ…。 52 00:05:02,841 --> 00:05:06,478 かわいそうに 自分の国に帰れないんですよ。 53 00:05:06,478 --> 00:05:08,530 ハッ。 54 00:05:08,530 --> 00:05:16,271 花鹿・心の声 そうだ たった1人でいるんだ。 それに比べたら 私の悩みなんて。 55 00:05:16,271 --> 00:05:21,293 うん そうだね! 元気ださないと! そうですよ! 56 00:05:21,293 --> 00:05:23,762 運転手さん 市場に寄って! 57 00:05:23,762 --> 00:05:25,764 (立人)花鹿…? 58 00:05:25,764 --> 00:05:29,768 元気になるゴハン! 私 作るから! 59 00:05:29,768 --> 00:05:33,268 ゲッ! そ それって まさか! 60 00:05:42,898 --> 00:05:45,901 (花鹿の鼻歌) 61 00:05:45,901 --> 00:05:47,901 あ あ あぁぁ…。 62 00:05:49,905 --> 00:05:54,326 ひぃ~~っ! うわぁ~! かっかっかっ…! 63 00:05:54,326 --> 00:05:57,562 やっぱり 例のスタミナスープですよ~! 64 00:05:57,562 --> 00:06:01,666 いい加減 観念しろ。 そんなぁ~…。 65 00:06:01,666 --> 00:06:05,554 [℡] 66 00:06:05,554 --> 00:06:07,639 [℡] ハリー…。 67 00:06:07,639 --> 00:06:13,895 はい。 [℡](ハリー)少し話があるんだが 君一人で来てくれないか? 68 00:06:13,895 --> 00:06:16,898 [℡](ハリー) 夕食でも一緒に どうだ? 69 00:06:16,898 --> 00:06:21,920 (花鹿の鼻歌) 70 00:06:21,920 --> 00:06:23,955 喜んで。 71 00:06:23,955 --> 00:06:25,974 くくくく・・・。 72 00:06:25,974 --> 00:06:27,959 夕食は いい。 えっ!? 73 00:06:27,959 --> 00:06:31,229 あっ。 (立人)ちょっと仕事が入った。 74 00:06:31,229 --> 00:06:35,967 え~ 残念。 (立人)じゃ。 75 00:06:35,967 --> 00:06:41,573 (寅之介)ひ 卑怯者~! 76 00:06:41,573 --> 00:06:47,245 ず ずるい…。 僕だけ いけにえなんて…。 77 00:06:47,245 --> 00:06:49,245 (ドアが開く音) あっ。 78 00:06:51,233 --> 00:06:55,237 (ユージィン)うっ…。 ユージィンさん。 79 00:06:55,237 --> 00:06:58,557 何だ? この においは…。 80 00:06:58,557 --> 00:07:00,725 ≫出来た~! え! 81 00:07:00,725 --> 00:07:03,578 ん? お気の毒に…。 82 00:07:03,578 --> 00:07:06,565 ん? 83 00:07:06,565 --> 00:07:11,553 ムスターファ 着いたのか! ちょうど よかった スープ飲む? 84 00:07:11,553 --> 00:07:14,239 スープ? この においが? 85 00:07:14,239 --> 00:07:18,076 特製スタミナスープ。 ベースは レバーなの。 86 00:07:18,076 --> 00:07:20,061 お前が作ったのか? 87 00:07:20,061 --> 00:07:22,297 うん! 飲んでみて! 88 00:07:22,297 --> 00:07:25,097 ん…。 89 00:07:27,469 --> 00:07:29,571 (寅之介)花鹿様 ちょっと。 90 00:07:29,571 --> 00:07:35,243 ユージィンさんは グルメなんですよ! その人に よくもまあ非情な事を! 91 00:07:35,243 --> 00:07:37,743 でも飲んでるよ。 え!? 92 00:07:39,798 --> 00:07:42,234 ぎゃあ~っ! 93 00:07:42,234 --> 00:07:44,569 ま 飲めない事はない。 94 00:07:44,569 --> 00:07:46,969 ええっ!? そんなバカな! 95 00:07:55,030 --> 00:07:57,030 うっ…! 96 00:07:58,900 --> 00:08:01,569 ちょ ちょっと~! 97 00:08:01,569 --> 00:08:06,869 (寅之介)あ あ…愛は どんな困難も 乗り越える…。 98 00:08:12,580 --> 00:08:15,380 (ハリー)立人 ここだ。 あっ。 99 00:08:20,221 --> 00:08:24,225 (立人)ラギネイに着くのは 夜だと伺っていましたが。 100 00:08:24,225 --> 00:08:28,897 (ハリー)君と2人で 話しておきたい事があってね。 101 00:08:28,897 --> 00:08:32,100 まずは 食前酒といこう。 102 00:08:32,100 --> 00:08:37,105 (ハリー)ヌール・ヴァルハイ 冷たく冷やして飲む ラギネイの酒だ。 103 00:08:37,105 --> 00:08:41,059 ラギ語ですね。 どういう意味ですか? 104 00:08:41,059 --> 00:08:44,863 囚われの月。 意味深ですね。 105 00:08:44,863 --> 00:08:46,863 そうかね。 106 00:08:54,072 --> 00:09:00,912 花鹿が候補者を 3人に絞った らしい。 聞いたかね? はい。 107 00:09:00,912 --> 00:09:02,897 君は どう思う? 108 00:09:02,897 --> 00:09:07,068 その3人が ハリーが選んだ 3人か どうかは→ 109 00:09:07,068 --> 00:09:09,170 この際 問題では ないでしょう。 110 00:09:09,170 --> 00:09:14,192 花鹿が あの3人だと 思った事に 意義がある。 111 00:09:14,192 --> 00:09:17,679 それだけの 魅力があるのも認めます。 112 00:09:17,679 --> 00:09:21,566 だが 花鹿は 分からんという。 113 00:09:21,566 --> 00:09:29,057 つまり 友人として好きなのか 男として好きなのか。 114 00:09:29,057 --> 00:09:33,561 要するに 魅力ある人間だから 選んだんだ。 115 00:09:33,561 --> 00:09:36,164 男として 選んだんじゃない。 116 00:09:36,164 --> 00:09:41,569 困った奴だ 友達を 探してるんじゃないんだぞ。 117 00:09:41,569 --> 00:09:43,905 ハリー。 ん? 118 00:09:43,905 --> 00:09:50,929 お聞きしたい事が あります。 何だね? 改まって。 119 00:09:50,929 --> 00:09:54,432 誰も入れるなと 言ってある。 120 00:09:54,432 --> 00:10:00,572 盗聴器の心配もない。 言いたまえ。 121 00:10:00,572 --> 00:10:06,895 あなたは この夫探しゲームを 私たちに 最初に説明した時→ 122 00:10:06,895 --> 00:10:10,595 花鹿には 重い宿命が つきまとう とおっしゃいましたね。 123 00:10:12,567 --> 00:10:18,223 (立人)その宿命とは ラギネイ王国と 関係が深いのではないですか? 124 00:10:18,223 --> 00:10:21,226 (ハリー)ほぉ? どうして そう思う? 125 00:10:21,226 --> 00:10:25,730 (立人)あなたは この国と 不思議な関わりを お持ちだ。 126 00:10:25,730 --> 00:10:30,568 かつて あなたの財団が 一石油会社に すぎなかったころ→ 127 00:10:30,568 --> 00:10:35,907 最大の危機を マハティ前国王に救われている。 128 00:10:35,907 --> 00:10:39,577 石油業界の 七不思議の一つだ。 129 00:10:39,577 --> 00:10:44,182 なぜ マハティ王は 自国の利益を捨ててまで→ 130 00:10:44,182 --> 00:10:50,238 バーンズワースの危機を 救ったのか? フッ。 131 00:10:50,238 --> 00:10:56,227 教えて下さい ハリー。 私の名誉に かけて 口外は しません。 132 00:10:56,227 --> 00:11:00,527 これから花鹿を 守っていくために 必要なんです。 133 00:11:05,570 --> 00:11:10,074 マハティ前国王は 私の実の父だ。 134 00:11:10,074 --> 00:11:12,574 うっ! 135 00:11:15,563 --> 00:11:20,568 どうした? ある程度 予想は していただろう? 136 00:11:20,568 --> 00:11:26,558 (ハリー)私は14歳の時 育ての父 フレドから聞いた。 137 00:11:26,558 --> 00:11:33,898 (ハリー)彼の持論では 14歳になれば大人だとね。 138 00:11:33,898 --> 00:11:42,557 55年前のニューヨークで ラギネイ王国 皇太子と 私の母は恋をした。 139 00:11:42,557 --> 00:11:46,895 幼い恋が 偽りのものだったとは思えない。 140 00:11:46,895 --> 00:11:52,550 だが 私は知りたかった …ずっと。 141 00:11:52,550 --> 00:11:55,904 父は 私の事を 知っているのか? 142 00:11:55,904 --> 00:11:59,557 知っているとすれば 愛してくれているのか? 143 00:11:59,557 --> 00:12:05,730 バーンズワースが最大の危機の時 私は ひそかに待っていた。 144 00:12:05,730 --> 00:12:09,530 マハティ王が… 父が動くのを。 145 00:12:11,569 --> 00:12:18,560 (ハリー)そして動いた。 おそらく 側近の大反対を押し切る形で。 146 00:12:18,560 --> 00:12:20,929 (立人)愛する息子のために。 147 00:12:20,929 --> 00:12:25,967 (ハリー)それで許そうと思った 何もかも…。 148 00:12:25,967 --> 00:12:30,388 彼は ラギネイの王として生きると良い→ 149 00:12:30,388 --> 00:12:36,911 私は ラギネイの王位につく事はないが 別の国の王になろうと…。 150 00:12:36,911 --> 00:12:40,164 (立人)十分 キングですよ ハリー。 151 00:12:40,164 --> 00:12:44,552 だが 秘密とは 漏れるものだ。 152 00:12:44,552 --> 00:12:48,552 どんなに隠しても いつか 必ず どこかから。 153 00:12:50,575 --> 00:12:54,896 (ハリー)花鹿は ラギネイ王家直系の血を ひいている。 154 00:12:54,896 --> 00:12:59,901 これが表沙汰になれば 彼女の運命は 大きく変わる。 155 00:12:59,901 --> 00:13:03,438 花鹿が 第一王位継承者に…。 156 00:13:03,438 --> 00:13:09,227 私がいる間は 守ってやれる。 だが その後は…。 157 00:13:09,227 --> 00:13:11,729 それが 夫探しゲーム。 158 00:13:11,729 --> 00:13:17,569 そう 私の代わりを探す このゲームの本質は それだ。 159 00:13:17,569 --> 00:13:21,739 君は不満だろうね 花鹿が選んだ3人の中に→ 160 00:13:21,739 --> 00:13:24,242 自分が入っていないのは。 161 00:13:24,242 --> 00:13:28,563 ハッ いえ そんな…。 162 00:13:28,563 --> 00:13:35,720 (ハリー) このゲームの意図するところ 花鹿を 愛し 助け 守ってくれる者を探す。 163 00:13:35,720 --> 00:13:39,390 だが 並みの愛し方では駄目だ。 164 00:13:39,390 --> 00:13:44,462 彼女を守るためには 己さえ捨て去れる者でなくては。 165 00:13:44,462 --> 00:13:48,232 君は その点で 候補から外れている。 え!? 166 00:13:48,232 --> 00:13:52,720 君にとっての第一は 倣一族の事だ。 あっ! 167 00:13:52,720 --> 00:13:54,739 違うかね? 168 00:13:54,739 --> 00:13:58,226 (ハリー)幼いころから 倣一族の繁栄だけを考えよと→ 169 00:13:58,226 --> 00:14:01,062 たたき込まれて 育ってきている君は→ 170 00:14:01,062 --> 00:14:04,399 花鹿のために 一族を捨てられない。 171 00:14:04,399 --> 00:14:07,218 それでは 花鹿の夫には なれん。 172 00:14:07,218 --> 00:14:10,338 …私は。 173 00:14:10,338 --> 00:14:13,725 (ハリー)だから私は 君と取り引きをしたのだ。 174 00:14:13,725 --> 00:14:18,796 君の力を借りたい 倣に便宜を はかるのと引き換えに。 175 00:14:18,796 --> 00:14:23,551 君は どこまでも企業家なのだ。 ギブ&テイクでしか動かん。 176 00:14:23,551 --> 00:14:30,892 だが 逆に言えば 私が利益を 与え続ける限り 君は裏切らない。 177 00:14:30,892 --> 00:14:34,896 そうだろ 立人。 178 00:14:34,896 --> 00:14:39,596 立人・心の声 ハリー あなたはという人は…。 179 00:14:45,573 --> 00:15:00,571 (音楽と歓談) 180 00:15:00,571 --> 00:15:02,724 あ 花鹿様~! 181 00:15:02,724 --> 00:15:04,742 ん。 あ。 182 00:15:04,742 --> 00:15:11,232 どうだった? はい 立人様とハリー会長は 既に ホテルを出ているようです。 183 00:15:11,232 --> 00:15:13,234 じゃあ 間に合うな。 184 00:15:13,234 --> 00:15:16,220 はい もうすぐ お着きになりますよ。 185 00:15:16,220 --> 00:15:19,257 あ あ…。 186 00:15:19,257 --> 00:15:25,396 はぁ~ 緊張するなぁ ユージィンさんが いてくれて よかったです。 187 00:15:25,396 --> 00:15:27,398 緊張? 何がだ? 188 00:15:27,398 --> 00:15:32,453 だって あっちこっちの国の 政府高官とか 王族とか。 189 00:15:32,453 --> 00:15:34,572 僕には 場違いですもん。 190 00:15:34,572 --> 00:15:38,059 同じ人間だ 緊張する必要などない。 191 00:15:38,059 --> 00:15:42,563 はぁ~ 花鹿様らしい お言葉。 フッ。 192 00:15:42,563 --> 00:15:45,233 あ! カール! 193 00:15:45,233 --> 00:15:47,435 ん? わ! 花鹿! 194 00:15:47,435 --> 00:15:51,005 久しぶり~! 195 00:15:51,005 --> 00:15:53,105 あ…! 196 00:15:56,027 --> 00:15:59,063 会えると思った! あ ああ…。 197 00:15:59,063 --> 00:16:01,365 皆も いるよ。 198 00:16:01,365 --> 00:16:05,002 そ そうか。 あっ 遅いよ~! 199 00:16:05,002 --> 00:16:07,002 え? あ! 200 00:16:10,007 --> 00:16:15,430 (ハリー)やあ カール ユージィン。 先日は 失礼したね。 (ユージィン)いいえ。 201 00:16:15,430 --> 00:16:17,432 (カール)その節は どうも。 202 00:16:17,432 --> 00:16:19,434 カール 紹介しよう。 203 00:16:19,434 --> 00:16:23,534 (ハリー)お互い 顔は知っていても 会うのは 初めてだろう。 204 00:16:25,573 --> 00:16:29,844 倣立人です。 カール・ローゼンタールです。 205 00:16:29,844 --> 00:16:34,565 ネルソン会長の ご子息 次期後継者と お聞きしています。 206 00:16:34,565 --> 00:16:37,335 まだまだ父は 意気盛んです。 207 00:16:37,335 --> 00:16:40,338 (立人)以後 よろしく (カール)こちらこそ。 208 00:16:40,338 --> 00:16:43,341 (女性A)ねえ ご覧になって。 209 00:16:43,341 --> 00:16:46,561 (男性A)ほう これは 珍しい光景ですな。 210 00:16:46,561 --> 00:16:52,066 (男性B)バーンズワースとローゼンタールが 顔を そろえているとは…。 211 00:16:52,066 --> 00:16:54,335 (エディ・小声で)よう ユージィン。 (ユージィン)ん? 212 00:16:54,335 --> 00:16:57,835 (エディ)エヘヘヘヘ。 エディ! 213 00:16:59,791 --> 00:17:01,893 (ユージィン) よく ここに入れたな。 214 00:17:01,893 --> 00:17:06,230 (エディ)ニュースチャンネルに 通訳のバイトで雇われているんだ。 215 00:17:06,230 --> 00:17:10,902 俺 多少なら ラギ語を しゃべれるから 重宝されてね~。 216 00:17:10,902 --> 00:17:13,221 で 用は何だ? 217 00:17:13,221 --> 00:17:17,408 フッ… イザック・ノエイが ラギネイに入った。 218 00:17:17,408 --> 00:17:19,393 ノエイが? 219 00:17:19,393 --> 00:17:23,564 ラギネイの若手近衛仕官たちに 接触を はかってな。 220 00:17:23,564 --> 00:17:25,766 そこで ノエイの名前が出た。 221 00:17:25,766 --> 00:17:30,221 この分だと 何かが起こるかもな。 何かが起こる? 222 00:17:30,221 --> 00:17:34,909 ソマンドの即位に 軍の一部とはいえ 不満を持つ者がいる。 223 00:17:34,909 --> 00:17:36,894 クーデターが 起こるのか? 224 00:17:36,894 --> 00:17:40,565 それを知りたいから ノエイに コンタクトを取りたい。 225 00:17:40,565 --> 00:17:45,002 奴から連絡があったら 知らせてくれ。 226 00:17:45,002 --> 00:17:46,988 おい エディ! 227 00:17:46,988 --> 00:17:51,776 (エディ)じゃあ 仕事があるから。 (ドアの開閉音) 228 00:17:51,776 --> 00:17:57,231 ユージィン・心の声 戴冠式当日に すでに このザマか。 229 00:17:57,231 --> 00:18:00,902 ソマンド王が どうなろうと 知ったことじゃないが→ 230 00:18:00,902 --> 00:18:06,274 ルマティを かくまっている以上 花鹿も 無関係では いられない。 231 00:18:06,274 --> 00:18:09,577 (近衛兵A)近衛兵に化けて 春宮に入り込む!? 232 00:18:09,577 --> 00:18:13,231 無謀は承知だ。 しかし ソマンド殿下→ 233 00:18:13,231 --> 00:18:17,235 いや 国王陛下に 申し上げねばならない事が。 234 00:18:17,235 --> 00:18:23,074 (コズレン)それは不可能です。 (ノエイ)え!? コズレン どういう事だ? 235 00:18:23,074 --> 00:18:26,577 (コズレン)毎朝の近衛兵への謁見は 中止になりました。 236 00:18:26,577 --> 00:18:30,581 (ノエイ)バカな! 伝統ある儀式が そんな簡単に! 237 00:18:30,581 --> 00:18:35,570 (近衛兵A)それどころか 近衛隊の 編成も大幅に変わるという事です。 238 00:18:35,570 --> 00:18:41,559 (近衛兵B) 規模を3倍近く増強し 権限では 国防軍の上にくるという噂も。 239 00:18:41,559 --> 00:18:45,563 (コズレン)つまり 国王のみを守る 軍隊が出来るという事です。 240 00:18:45,563 --> 00:18:51,335 そんな! それでは まるで ナチスの親衛隊だ! 241 00:18:51,335 --> 00:18:55,556 ソマンド陛下は 変化を お嫌いになる お方。 242 00:18:55,556 --> 00:19:00,895 軍の形態を 大幅に変えるなど 陛下の お考えではない。 243 00:19:00,895 --> 00:19:03,831 誰かが 陰で 入れ知恵しているはずだ。 244 00:19:03,831 --> 00:19:05,833 それは! 245 00:19:05,833 --> 00:19:09,904 ノエイ・心の声 軍を掌握するものは 国家を制す。 246 00:19:09,904 --> 00:19:13,891 ラギネイ王国における 国王の権力は絶大。 247 00:19:13,891 --> 00:19:18,913 その権力をもって 一体 何をする気なのだ。 248 00:19:18,913 --> 00:19:23,413 やはりクインザ 貴様なのか? 249 00:19:27,772 --> 00:19:31,575 (クインザ)陛下 どうなさいました? 250 00:19:31,575 --> 00:19:33,761 (ソマンド)ク クインザか? 251 00:19:33,761 --> 00:19:39,717 儀式に向かう王を お迎えするのは カナーン侍従長殿の お役目。 252 00:19:39,717 --> 00:19:41,736 追い返すなんて いけません。 253 00:19:41,736 --> 00:19:44,221 (ソマンド) 私は お前でないと 嫌だ! 254 00:19:44,221 --> 00:19:49,577 (ソマンド)そうだ! 今から お前が 侍従長になれ! 255 00:19:49,577 --> 00:19:54,565 (クインザ)とんでもない 物事には 順序というものが ございます。 256 00:19:54,565 --> 00:19:57,251 (ソマンド)それに 私には とても務まりません。 257 00:19:57,251 --> 00:20:04,892 お前でなくては 私が困るのだ! 私は… 怖い! クインザ…。 258 00:20:04,892 --> 00:20:07,144 何がでございます? 259 00:20:07,144 --> 00:20:10,564 私には 国王など無理だ! 260 00:20:10,564 --> 00:20:15,636 (ソマンド) すべての責任が 覆いかぶさって くるようで… 怖い! 261 00:20:15,636 --> 00:20:23,227 (クインザ) バカな事を… 陛下は これで 真の ラギネイ一の権力者となられるのです。 262 00:20:23,227 --> 00:20:26,230 もう 誰も 陛下に 指図など できません。 263 00:20:26,230 --> 00:20:30,134 思うままに権勢を振るい 国を正して行かれますように。 264 00:20:30,134 --> 00:20:35,022 クインザ! そばに いてくれ! 私を助けてくれ! 265 00:20:35,022 --> 00:20:38,526 無論 微力ながら お手伝いを。 266 00:20:38,526 --> 00:20:41,026 ク クインザ。 267 00:20:49,570 --> 00:20:54,241 (サレト)カナーン様 急ぎませんと。 戴冠式の時間が。 268 00:20:54,241 --> 00:20:57,541 (カナーン)分かっておる! (ドアが開く音) 269 00:20:59,563 --> 00:21:02,063 (クインザ)陛下が お出ましに。 270 00:21:04,268 --> 00:21:07,905 み 皆 心配をかけた。 271 00:21:07,905 --> 00:21:11,242 (侍従A)おお 陛下! (侍従B)さすがは クインザ様。 272 00:21:11,242 --> 00:21:13,894 (カナーン)陛下。 273 00:21:13,894 --> 00:21:17,898 ソマンド・心の声 お手伝いさせて 頂きますとも 陛下。 274 00:21:17,898 --> 00:21:22,887 この手で 新しいラギネイを つくり出しましょう。 275 00:21:22,887 --> 00:21:27,224 それには 陛下の協力が 必要なのです。 276 00:21:27,224 --> 00:21:30,327 神よ お受け取りを…。 277 00:21:30,327 --> 00:21:36,567 この王こそ 私の あなたへの 供物でございます。 278 00:21:36,567 --> 00:22:01,559 ♪♪~ 279 00:22:01,559 --> 00:22:03,577 (寅之介)いらっしゃいましたよ。 280 00:22:03,577 --> 00:22:07,631 (寅之介)夜明けと同時に 戴冠の儀式が行われるそうです。 281 00:22:07,631 --> 00:22:09,633 そうか…。 282 00:22:09,633 --> 00:22:13,904 花鹿・心の声 よく見えないけど あそこに ナジェイラも いるのかな? 283 00:22:13,904 --> 00:22:18,025 本当なら ルマティも あそこに いるはずなのに。 284 00:22:18,025 --> 00:22:22,525 ルマティ どんな気持ちで これを見てるだろう。 285 00:22:25,566 --> 00:22:30,237 立人・心の声 花鹿 あの位置に いるべきは お前だ。 286 00:22:30,237 --> 00:22:37,545 そして 王に なるべきだった ハリー。 …なんという運命。 287 00:22:37,545 --> 00:22:44,401 (アナウンサー) 「王宮内の第一神殿の中を 王族の 列が静かに進んで行きます」。 288 00:22:44,401 --> 00:22:48,389 「戴冠の儀式は 千年の昔の礼法に従って→ 289 00:22:48,389 --> 00:22:51,909 おごそかに執り行われます」。 290 00:22:51,909 --> 00:22:55,079 「王宮前では 灯火を手にした国民が→ 291 00:22:55,079 --> 00:22:59,066 新国王の誕生を 今か今かと 待ち構え→ 292 00:22:59,066 --> 00:23:04,566 夜明けと共に ラギネイに 更に大きな 歓呼の声が響き渡る事でしょう」。 293 00:23:07,641 --> 00:23:15,900 ♪♪~(エンディング・テーマ) ♪♪「悲しいほど 遠くに感じる」 294 00:23:15,900 --> 00:23:23,224 ♪♪「君の心 探しはじめている」 295 00:23:23,224 --> 00:23:30,064 ♪♪「いつも そばにいて 守られていたから」 296 00:23:30,064 --> 00:23:36,720 ♪♪「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 297 00:23:36,720 --> 00:23:44,228 ♪♪「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 298 00:23:44,228 --> 00:23:51,569 ♪♪「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 299 00:23:51,569 --> 00:23:58,893 ♪♪「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 300 00:23:58,893 --> 00:24:06,233 ♪♪「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 301 00:24:06,233 --> 00:24:13,908 ♪♪「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 302 00:24:13,908 --> 00:24:21,365 ♪♪「強くて 美しい 時の碧い海」 303 00:24:21,365 --> 00:24:32,565 ♪♪「その腕 その胸に 私は生きている」