1 00:00:02,118 --> 00:00:12,128 ♪♪~(オープニング・テーマ) 2 00:00:12,128 --> 00:00:16,950 ♪♪「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:16,950 --> 00:00:21,454 ♪♪「ゆれる My faint」 4 00:00:21,454 --> 00:00:26,459 ♪♪「多分少し afraid to run away」 5 00:00:26,459 --> 00:00:29,779 ♪♪「でも今は」 6 00:00:29,779 --> 00:00:34,467 ♪♪「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:34,467 --> 00:00:38,955 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:38,955 --> 00:00:43,626 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:43,626 --> 00:00:48,114 ♪♪「とびたてる Break all the way」 10 00:00:48,114 --> 00:00:52,786 ♪♪「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:52,786 --> 00:00:57,123 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:00:57,123 --> 00:01:01,978 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:01,978 --> 00:01:06,449 ♪♪「I know I can change all the way」 14 00:01:06,449 --> 00:01:20,780 ♪♪「このまま I just want to」 15 00:01:20,780 --> 00:01:30,123 ♪♪~ 16 00:01:30,123 --> 00:01:35,628 (エディ) では 殿下は ソマンド国王と 和解 される意思は おありなのですね。 17 00:01:35,628 --> 00:01:37,614 (ルマティ)むろんだ。 18 00:01:37,614 --> 00:01:43,787 兄上が力による独裁をやめ 私の追放令を撤回して下されば→ 19 00:01:43,787 --> 00:01:47,357 私は 喜んで 兄上のために働こう。 20 00:01:47,357 --> 00:01:52,996 かくも厳しい世界状況を 兄上は 少しも理解なさっておられない。 21 00:01:52,996 --> 00:01:55,615 側近が そうさせて いるのなら→ 22 00:01:55,615 --> 00:01:59,119 私が目を開けて 差し上げねばならない。 23 00:01:59,119 --> 00:02:02,388 それが私の義務だと 思っている。 24 00:02:02,388 --> 00:02:06,059 その一歩として まず 国連の刑務所視察を→ 25 00:02:06,059 --> 00:02:09,462 受け入れるべきだと いう訳ですね。 26 00:02:09,462 --> 00:02:12,615 (エディ)現在 国王は 視察を拒否していますが。 27 00:02:12,615 --> 00:02:16,119 (ルマティ)いつまでも 拒否する訳には行かないだろう。 28 00:02:16,119 --> 00:02:18,788 なにも なければ 国民が騒ぐまい。 29 00:02:18,788 --> 00:02:20,790 (エディ)それでも 国王が拒否し→ 30 00:02:20,790 --> 00:02:26,796 殿下に応じなかった場合 どうなさいますか? 31 00:02:26,796 --> 00:02:30,300 それでも 私は戻ろう。 32 00:02:30,300 --> 00:02:32,285 たった1人でも いい。 33 00:02:32,285 --> 00:02:35,788 私を望む国民の声があれば→ 34 00:02:35,788 --> 00:02:41,288 私は必ず 戻ってみせよう。 35 00:02:53,289 --> 00:02:55,775 (エディ)「それでも国王が拒否し→ 36 00:02:55,775 --> 00:02:59,075 殿下に応じなかった場合 どうなさいますか?」。 37 00:03:02,448 --> 00:03:05,869 「それでも 私は戻ろう」。 38 00:03:05,869 --> 00:03:11,024 (ハリー)このシナリオは君か? [TEL](立人)はい 基本ラインは。 39 00:03:11,024 --> 00:03:15,495 [TEL](ハリー)わざわざ シンガポールで 収録するとは 考えたな。 40 00:03:15,495 --> 00:03:21,117 はい。 身の危険を承知のうえで 母国に近づくルマティ殿下の姿に→ 41 00:03:21,117 --> 00:03:23,453 ラギネイ国民は 感動するのです。 42 00:03:23,453 --> 00:03:28,525 (ハリー) フンッ なるほど こうして繰り返し 放送する事も 君のアイデアか? 43 00:03:28,525 --> 00:03:33,780 [TEL](立人) リピートする事で ラギネイ国民の共感の クレッシェンドを高めていきます。 44 00:03:33,780 --> 00:03:37,450 (ハリー)戦略性とメッセージ性 見事だ。 45 00:03:37,450 --> 00:03:40,119 [TEL](立人) ありがとう ございます。 46 00:03:40,119 --> 00:03:45,124 [TEL](ハリー)次のシナリオは? すでに。 ですが 殿下の性格からして→ 47 00:03:45,124 --> 00:03:47,110 いつまでも こちらの言うとおりに…。 48 00:03:47,110 --> 00:03:52,615 [TEL](ハリー) 台本どおりにしか しゃべれん 大根役者じゃ 先が知れてるさ。 49 00:03:52,615 --> 00:03:56,786 (ハリー)ところで カールから 新しいラギネイの情報は? 50 00:03:56,786 --> 00:03:59,122 [TEL](立人) 月初め かなり大規模な→ 51 00:03:59,122 --> 00:04:02,458 反政府勢力の取り締まりが あったと 聞いています。 52 00:04:02,458 --> 00:04:04,777 (ハリー)まるで 恐怖政治だな。 53 00:04:04,777 --> 00:04:08,181 王宮は 誰も この異常な事態に 気づかんのか? 54 00:04:08,181 --> 00:04:12,952 それとも 誰かが 気づかせんように しているのか? 55 00:04:12,952 --> 00:04:16,456 (立人)その「誰か」に ユージィンが 会いに行きましたよ。 56 00:04:16,456 --> 00:04:18,608 彼の義理の姉のコネで。 57 00:04:18,608 --> 00:04:21,110 [TEL](ハリー)よく 花鹿が ごねなかったな。 58 00:04:21,110 --> 00:04:24,130 (立人)彼女は明日 シンガポールに入りますから。 59 00:04:24,130 --> 00:04:26,449 [TEL](ハリー) ルマティ殿下の もとにか? 60 00:04:26,449 --> 00:04:29,919 (立人)はい。 彼女に 禁じたところで 無駄でした。 61 00:04:29,919 --> 00:04:31,904 [TEL](ハリー)だろうな。 62 00:04:31,904 --> 00:04:35,104 (立人)では 失礼します。 63 00:04:37,026 --> 00:04:43,082  心の声  だが ここまでだ。 花鹿を ここから先に行かせない。 64 00:04:43,082 --> 00:04:47,787 ラギネイは いつ 内乱が起きても おかしくないのだから。 65 00:04:47,787 --> 00:04:55,561 (寅之介) ええ~?! か 花鹿様! 買い出し なんて言って こ ここは! 66 00:04:55,561 --> 00:04:58,064 (花鹿)そう カールのアパートだ。 67 00:04:58,064 --> 00:05:03,620 バーンズワースとローゼンタールは 商売敵ですよ! 一体 何の用が? 68 00:05:03,620 --> 00:05:06,789 ムスターファが 本当に大丈夫か 聞くんだ。 69 00:05:06,789 --> 00:05:10,109 カールは ラギネイ王宮の内情に すごく詳しいから。 70 00:05:10,109 --> 00:05:15,465 はあ… でも 企業のトップの スケジュールは シークレットなのに→ 71 00:05:15,465 --> 00:05:17,450 よく分かりましたね。 72 00:05:17,450 --> 00:05:20,253 私だって 知らないよ。 ええ~っ?! 73 00:05:20,253 --> 00:05:22,789 だから こうして 待つしかないだろう? 74 00:05:22,789 --> 00:05:25,124 いつ帰るか 分からないのに? 75 00:05:25,124 --> 00:05:29,462 大丈夫だって! 今日 ニューヨークに いるのは 突き止めてあるから。 76 00:05:29,462 --> 00:05:31,447 あ ああ…。 77 00:05:31,447 --> 00:05:37,247 (都会の喧騒) 78 00:05:48,448 --> 00:05:52,485 (カール)うん…。 (ハリス)若 大丈夫ですか? 79 00:05:52,485 --> 00:05:57,440 ああ さすがに少し疲れたな。 (ハリス)無理も ありません。 80 00:05:57,440 --> 00:06:01,177 (ハリス)ここ数か月 ろくに お休みにもならず むちゃですよ。 81 00:06:01,177 --> 00:06:07,133 目標があれば 人は どんな高いハードルも越えられる。 82 00:06:07,133 --> 00:06:14,107  回想  ところで君 花鹿が好きだろ? はっ! 83 00:06:14,107 --> 00:06:18,111 (ハリー)あの子が 欲しければ やろう。 えっ? 84 00:06:18,111 --> 00:06:21,447 すべては 花鹿の意思しだいだ。 85 00:06:21,447 --> 00:06:26,519 今が ふんばりどころだ。 86 00:06:26,519 --> 00:06:30,456 老いたとはいえ 父は まだ意気盛んだ。 87 00:06:30,456 --> 00:06:36,112 あの鷲の目を ごまかしつつ クーデターの準備をするんだからな。 88 00:06:36,112 --> 00:06:40,850 長い間 いい子にしてたから まだ疑われては いないだろう? 89 00:06:40,850 --> 00:06:45,772 ご心配なく。 会長の動向は すべてチェックしてあります。 90 00:06:45,772 --> 00:06:48,491 それより今日は 早く お休みを。 91 00:06:48,491 --> 00:06:50,493 ああ そうしよう。 92 00:06:50,493 --> 00:06:52,478 [℡] ん…。 93 00:06:52,478 --> 00:06:56,783 [℡] 94 00:06:56,783 --> 00:07:00,186 [℡] ん…。 95 00:07:00,186 --> 00:07:02,422 (着信を切る音) 96 00:07:02,422 --> 00:07:04,422 (ため息) 97 00:07:07,059 --> 00:07:09,045 いいのですか? 98 00:07:09,045 --> 00:07:11,045 ああ。 99 00:07:13,116 --> 00:07:15,118 あっ! 100 00:07:15,118 --> 00:07:20,456 はあ~ 日は沈む 待ち人は来ない…。 101 00:07:20,456 --> 00:07:24,777 (鼻歌) 102 00:07:24,777 --> 00:07:27,046 (カール)花鹿! あ! 103 00:07:27,046 --> 00:07:29,799 カール! あっ! 104 00:07:29,799 --> 00:07:34,120 花鹿 どうして? ちょっと 聞きたい事が あってさ。 105 00:07:34,120 --> 00:07:37,173 少し いいかな。 ああ もちろん。 106 00:07:37,173 --> 00:07:40,176 あ… あの~。 107 00:07:40,176 --> 00:07:43,796 寅之介 ちょっと 待っててよ。 えっ? 108 00:07:43,796 --> 00:07:46,799 2人の方が 話しやすいから。 ねっ! 109 00:07:46,799 --> 00:07:51,899 あぁ で ですが…! あ… ああ~。 110 00:08:01,113 --> 00:08:04,113 誰も いないから 気楽に。 111 00:08:08,120 --> 00:08:11,607 広いね。 1人で住んでるの? 112 00:08:11,607 --> 00:08:15,745 うん。 身の回りの事は ハウスキーパーに お願いしてるけどね。 113 00:08:15,745 --> 00:08:18,145 コーヒーより 紅茶が いいよね? 114 00:08:23,252 --> 00:08:26,255 それで? 僕に聞きたい事って? 115 00:08:26,255 --> 00:08:30,126 あ うん。 ムスターファが ラギネイに行ってるの。 116 00:08:30,126 --> 00:08:32,778 ユージィンが? 何の目的で? 117 00:08:32,778 --> 00:08:36,616 ソマンド国王の お茶会に出て クインザに会うんだって。 118 00:08:36,616 --> 00:08:38,951 恒例の お茶会か。 119 00:08:38,951 --> 00:08:42,121 グリュクスヨルドって人に 付いて行くって。 120 00:08:42,121 --> 00:08:47,460 グリュクスヨルド…? 確か スウェーデンのホテル王。 121 00:08:47,460 --> 00:08:51,130 ああ それなら心配ない。 あぁ…。 122 00:08:51,130 --> 00:08:55,468 そのホテル事業には 王室も 全面協力するらしい。 123 00:08:55,468 --> 00:08:58,971 その客人である ユージィンに おかしな まねは できないさ。 124 00:08:58,971 --> 00:09:02,625 そっか! カールが そう言うなら安心だ。 125 00:09:02,625 --> 00:09:06,779 私も一緒に行きたかったんだけど 明日から シンガポールだから。 126 00:09:06,779 --> 00:09:10,049 シンガポール? そう! ルマティの所に。 127 00:09:10,049 --> 00:09:14,287 テレビインタビューを見たよ。 ラギネイで お会いしたころは→ 128 00:09:14,287 --> 00:09:18,558 やんちゃなイメージしかなかったのに 随分 しっかり なさった。 129 00:09:18,558 --> 00:09:21,627 立人と勉強したり 苦労してたもん。 130 00:09:21,627 --> 00:09:24,947 まったく 王族になんて 生まれるものじゃないね。 131 00:09:24,947 --> 00:09:28,317 君だって アメリカにおける 貴族みたいなものじゃないか。 132 00:09:28,317 --> 00:09:32,054 貴族ね。 アハハハッ! ん? 133 00:09:32,054 --> 00:09:35,458 ダッドはダッド 私は私だよ。 134 00:09:35,458 --> 00:09:38,461 上流階級の つきあいなんて 柄じゃないし→ 135 00:09:38,461 --> 00:09:41,814 ダッドも そんな私を 知ってるから 何も言わない。 136 00:09:41,814 --> 00:09:45,318 ん…。 137 00:09:45,318 --> 00:09:47,320 どうした? 138 00:09:47,320 --> 00:09:53,120 君たち親子は 本当に理解しあって いるんだね。 うらやましいよ。 139 00:09:55,111 --> 00:09:58,114 カール…。 140 00:09:58,114 --> 00:10:04,136 父も母も 血は つながっていても 赤の他人より 他人だった。 141 00:10:04,136 --> 00:10:08,608 父が僕に求めたのは ローゼンタール家の後継者として→ 142 00:10:08,608 --> 00:10:11,444 人より 秀でる事だけだ。 143 00:10:11,444 --> 00:10:14,130 父にとって 僕は部下。 144 00:10:14,130 --> 00:10:18,784 自分の 作り上げた 財産を守るためにのみ存在する。 145 00:10:18,784 --> 00:10:23,456 父を失望させたら 僕は捨てられるだろう。 146 00:10:23,456 --> 00:10:25,841 カール… そんな…。 147 00:10:25,841 --> 00:10:30,141 だが やはり血は争えない。 148 00:10:33,115 --> 00:10:38,454 父が僕に夢見るように 僕も父の事を…。 149 00:10:38,454 --> 00:10:40,456 父は 老いた。 150 00:10:40,456 --> 00:10:44,126 個人の復讐で 会社を動かす 不適合な指導者など→ 151 00:10:44,126 --> 00:10:47,113 我が財団に必要ない。 152 00:10:47,113 --> 00:10:49,181 う…! 153 00:10:49,181 --> 00:10:51,784 カール! 駄目だよ! はっ! 154 00:10:51,784 --> 00:10:56,806 そんな事 言葉にしちゃ駄目だ! 言えば言うほど 不幸になるよ! 155 00:10:56,806 --> 00:11:00,042 自分から 悲しい事を呼び寄せちゃ駄目だ! 156 00:11:00,042 --> 00:11:02,142 あ…! 157 00:11:07,116 --> 00:11:09,116 花鹿…。 158 00:11:15,624 --> 00:11:17,610 (ドアベルと 激しいノック) 159 00:11:17,610 --> 00:11:21,113 ≪(イザベル)カール! いるんでしょう?! 隠れてないで 出てきなさいよ! 160 00:11:21,113 --> 00:11:23,783 誰!? 姉たちだよ。 161 00:11:23,783 --> 00:11:26,118 お姉さん? ここにいて。 162 00:11:26,118 --> 00:11:29,121 でも…。 すぐに戻るから。 163 00:11:29,121 --> 00:11:31,457 (ドアの開閉音) 164 00:11:31,457 --> 00:11:33,457 あ…。 165 00:11:39,115 --> 00:11:43,119 (イザベル)ちょっと 出てきなさい! カール! 166 00:11:43,119 --> 00:11:47,123 (三姉妹の どなりと 激しいノック) はぁ~。 167 00:11:47,123 --> 00:11:50,123 (三姉妹の どなり声) 168 00:11:55,114 --> 00:11:57,133 何事ですか? 169 00:11:57,133 --> 00:12:00,453 (イザベル)どういう事か 説明してもらおうじゃないの! 170 00:12:00,453 --> 00:12:02,788 (リザベル)何度も 電話してるのに無視して! 171 00:12:02,788 --> 00:12:05,441 (マリーベル)そうよ! あんた一体 何様の つもりなのよ! 172 00:12:05,441 --> 00:12:07,460 (イザベル)お父様から 聞いたわよ! 173 00:12:07,460 --> 00:12:11,464 私たちの お小遣いを少なくした のは あんたの差し金だってね! 174 00:12:11,464 --> 00:12:14,800 (カール)ああ そうですけど。 (マリーベル)「ああ そうです」って! 175 00:12:14,800 --> 00:12:18,104 (リザベル)あきれた! (イザベル) よくも いけしゃあしゃあと! 176 00:12:18,104 --> 00:12:20,456 (三姉妹の騒ぎ声) 177 00:12:20,456 --> 00:12:25,945  心の声  あれが カールの お姉さんたち… 強烈。 178 00:12:25,945 --> 00:12:29,115 この事は お父さんも 了承済みです。 179 00:12:29,115 --> 00:12:32,184 大体 月10万ドルの どこが少ないのですか? 180 00:12:32,184 --> 00:12:34,453 (リザベル)あんた もう 家長になった気なの?! 181 00:12:34,453 --> 00:12:37,890 (マリーベル)いざとなれば 生前贈与 してもらう事も できるんだから! 182 00:12:37,890 --> 00:12:42,128 (イザベル)私は長女よ! あんたより 権利があるのよ! 183 00:12:42,128 --> 00:12:47,049 姉さん方 少し お父さんを 甘く見ていらっしゃいませんか? 184 00:12:47,049 --> 00:12:49,051 (三姉妹)えっ!? 185 00:12:49,051 --> 00:12:53,122 (カール)お父さんは 結婚 離婚を 繰り返す 無類の女好きですよ。 186 00:12:53,122 --> 00:12:55,624 (イザベル)そ それが どうしたのよ! 187 00:12:55,624 --> 00:12:59,628 (カール)現在も 数人の女性と おつきあいを なさっています。 188 00:12:59,628 --> 00:13:04,828 そのうちの1人と 再び結婚…と ならないとも限りません。 189 00:13:08,120 --> 00:13:10,122 (イザベル)だから 何が言いたいの?! 190 00:13:10,122 --> 00:13:14,777 皆さんへの愛情と 新たに迎えた妻への愛情。 191 00:13:14,777 --> 00:13:18,514 どちらが 重いのでしょうか? 192 00:13:18,514 --> 00:13:24,114 そうなれば 財産の大部分が どこへ行くか明白じゃないですか。 193 00:13:28,124 --> 00:13:32,795 今のうちに お父さんに ごまを すっておく事を お勧めします。 194 00:13:32,795 --> 00:13:35,381 では忙しいので 失礼。 195 00:13:35,381 --> 00:13:37,449 くっ…! 196 00:13:37,449 --> 00:13:39,449 あ…。 197 00:13:41,453 --> 00:13:43,756 フッ…。 198 00:13:43,756 --> 00:13:46,156 (イザベル)カール! ん? 199 00:13:48,110 --> 00:13:50,129 あっ! 200 00:13:50,129 --> 00:13:52,114 フフッ! 201 00:13:52,114 --> 00:13:56,018 あっ…! あ…。 202 00:13:56,018 --> 00:13:58,118 あっ! あ…。 203 00:14:02,324 --> 00:14:04,326 あっ あぁ…。 204 00:14:04,326 --> 00:14:09,815 はぁっ… あぁ… はぁはぁ… あぁ…。 205 00:14:09,815 --> 00:14:13,953 (イザベル)さっきまでの勢いは どうしたのよ? 206 00:14:13,953 --> 00:14:18,123 あれから十何年も たっているのに 情けない。 207 00:14:18,123 --> 00:14:20,593 (三姉妹の笑い声) あぁ… はぁっ…。 208 00:14:20,593 --> 00:14:24,330 あの時みたいに ピーピー泣いたらどう? 209 00:14:24,330 --> 00:14:26,815 あ… あ… あぁ…。 210 00:14:26,815 --> 00:14:31,453 井戸の底から あんた 私に 泣いて頼んだじゃない。 211 00:14:31,453 --> 00:14:34,590 「助けて~ ここから出して」って。 212 00:14:34,590 --> 00:14:36,575  カール・心の声  やめろ…! 213 00:14:36,575 --> 00:14:40,112 お父様の代わりに 私たちを 支配しようとするなんて→ 214 00:14:40,112 --> 00:14:42,131 図々しいのよ! 215 00:14:42,131 --> 00:14:44,316 カール・心の声 やめてくれ…! 216 00:14:44,316 --> 00:14:47,319 (三姉妹の笑い声) カール・心の声 やめろ~! 217 00:14:47,319 --> 00:14:50,789 (三姉妹の笑い声) 218 00:14:50,789 --> 00:14:52,791 カール! はっ?! 219 00:14:52,791 --> 00:14:54,793 あ…。 220 00:14:54,793 --> 00:14:56,779 はっ! 221 00:14:56,779 --> 00:15:21,787 ♪♪~ 222 00:15:21,787 --> 00:15:23,789 この~っ! 223 00:15:23,789 --> 00:15:27,743 (三姉妹の叫び声) 224 00:15:27,743 --> 00:15:31,113 ギャーッ! ひっど~い! 服がぁ~! 225 00:15:31,113 --> 00:15:34,850 (イザベル)な 何なの?! この子! あんたのガールフレンド?! 226 00:15:34,850 --> 00:15:40,222 ばか野郎! 人の弱みに つけ込む なんて 最低だぞ! 恥を知れ! 227 00:15:40,222 --> 00:15:42,224 な ななな…! 228 00:15:42,224 --> 00:15:45,995 少しは頭が冷えたか? もっとか~?! 229 00:15:45,995 --> 00:15:47,980 (三姉妹)ヒイーッ! 230 00:15:47,980 --> 00:15:51,116 覚えてらっしゃい! 231 00:15:51,116 --> 00:15:54,787 (ドアの開閉音) 232 00:15:54,787 --> 00:15:57,122 ふ~。 233 00:15:57,122 --> 00:16:03,128 ちょっと やりすぎちゃったかな。 カール 大丈夫か? 234 00:16:03,128 --> 00:16:06,782 だ 大丈夫。 治まったみたいだ。 235 00:16:06,782 --> 00:16:09,785 そうか よかった。 236 00:16:09,785 --> 00:16:13,085 あ! カール…。 237 00:16:18,127 --> 00:16:21,463 (カール)君に助けられたのは 二度目だ。 238 00:16:21,463 --> 00:16:24,116 いつも情けないところばかり 見せてるな。 239 00:16:24,116 --> 00:16:28,120 水くさいなあ いいじゃないか。 240 00:16:28,120 --> 00:16:33,042 6歳の時 井戸に落ちた事が あるって 前に話しただろう。 241 00:16:33,042 --> 00:16:35,060 うん…。 242 00:16:35,060 --> 00:16:37,963 井戸に落ちて2日目の朝→ 243 00:16:37,963 --> 00:16:42,134 姉さんたちが 僕を みつけてくれた。 244 00:16:42,134 --> 00:16:48,123  回想  (三姉妹の笑い声) (カール)姉さん! 助けて! お願い! 245 00:16:48,123 --> 00:16:50,109 (カール)姉さん…。 246 00:16:50,109 --> 00:16:57,783 (カール)僕は泣いて助けを求めたけど 姉たちは あざ笑うだけだった。 247 00:16:57,783 --> 00:17:06,942 はぁ… 冷たくて暗くて 死んでしまうと思った。 248 00:17:06,942 --> 00:17:10,612 カール…。 249 00:17:10,612 --> 00:17:17,119 僕を産んで捨てた母 憎しみ合うだけの存在の姉たち…。 250 00:17:17,119 --> 00:17:24,777 僕は いつか 女性そのものを 憎むようになってしまった…。 251 00:17:24,777 --> 00:17:29,077 君に会うまで 僕は そうだった。 252 00:17:34,853 --> 00:17:38,107  回想  震えを 止めなくても いいじゃないか。 253 00:17:38,107 --> 00:17:41,276 体の好きに させてやりなよ。 254 00:17:41,276 --> 00:17:43,962 恥じる事なんか 何もない。 255 00:17:43,962 --> 00:17:52,955 力を抜いて。 大丈夫 電気を いっぱい つけておこう。 256 00:17:52,955 --> 00:17:58,155 だから 安心して いいんだ。 安心して。 257 00:18:00,796 --> 00:18:04,296 君に出会い 僕は変わった。 258 00:18:07,453 --> 00:18:10,153 君は 温かい。 259 00:18:12,107 --> 00:18:14,793 あっ! 260 00:18:14,793 --> 00:18:19,782 僕の そばに いてほしい。 261 00:18:19,782 --> 00:18:21,782 あっ…。 262 00:18:24,453 --> 00:18:30,153 君は 僕が唯一 心を許せる女性だ。 263 00:18:32,127 --> 00:18:35,130 カール…。 264 00:18:35,130 --> 00:18:39,468 あ… い いきなり こんな事 言われたら 驚くよね。 265 00:18:39,468 --> 00:18:41,453 う うん…。 266 00:18:41,453 --> 00:18:47,443 言った僕も 驚いている。 でも 君への思いは 本当だ。 267 00:18:47,443 --> 00:18:53,449 もちろん すぐにとは言わない。 よく考えてくれていい。 268 00:18:53,449 --> 00:18:58,149 僕は 待つよ。 いつまでも…! 269 00:19:02,124 --> 00:19:05,124 ありがとう。 うれしいよ。 270 00:19:07,779 --> 00:19:09,798 一つだけ いい? 271 00:19:09,798 --> 00:19:12,117 な なんだい? 272 00:19:12,117 --> 00:19:18,457 私だけなんて言わないで。 もっと ほかの女の子にも心を開いてみて。 273 00:19:18,457 --> 00:19:20,459 花鹿…。 274 00:19:20,459 --> 00:19:26,448 カールは お母さんや お姉さんの事で 女嫌いになったって言ったよね。 ああ。 275 00:19:26,448 --> 00:19:28,450 つらかったと思う。 276 00:19:28,450 --> 00:19:33,455 でも それで ほかの女の人まで 嫌いになるのは おかしいよ。 277 00:19:33,455 --> 00:19:37,659 事実 私の事を気に入って くれたんだろう? そうだ。 278 00:19:37,659 --> 00:19:41,613 女だからって理由で 最初から壁を作ったら→ 279 00:19:41,613 --> 00:19:44,666 すてきな人に 会える確率が減っちゃうよ。 280 00:19:44,666 --> 00:19:48,120 あ…。 281 00:19:48,120 --> 00:19:52,157 ふ… ああ… そうだね。 282 00:19:52,157 --> 00:19:54,159 うん! 283 00:19:54,159 --> 00:20:02,784  カール・心の声  違うんだ! 君は まだ 花咲く前の つぼみ。 284 00:20:02,784 --> 00:20:06,121 言っても分かるまい…。 285 00:20:06,121 --> 00:20:14,363 この先 どんな すばらしい女性が 現れても 僕には色あせて見える。 286 00:20:14,363 --> 00:20:16,782 花鹿…! 久しぶり~! 287 00:20:16,782 --> 00:20:21,119  カール・心の声  初めて触れた春風以外 欲しくない。 288 00:20:21,119 --> 00:20:25,457 それほど僕は 君に恋している。 289 00:20:25,457 --> 00:20:33,782 だから 君を手に入れるためには 何だって できる。 290 00:20:33,782 --> 00:20:36,785 君さえ そばに いてくれたら→ 291 00:20:36,785 --> 00:20:43,185 僕は 悪魔に魂を 売っても いいんだ! 292 00:20:51,116 --> 00:20:53,118 ルマティは どう? 293 00:20:53,118 --> 00:20:56,455 [TEL](立人)慌しかったから 少し お疲れかな。 294 00:20:56,455 --> 00:21:02,694 ソマンド国王も ルマティのインタビューを 見たんだろうね。 怒るだろうね…。 295 00:21:02,694 --> 00:21:06,465 ソマンド国王との和解は 難しいだろう。 296 00:21:06,465 --> 00:21:09,618 殿下も それを 分かったうえでの行動だ。 297 00:21:09,618 --> 00:21:14,673 [TEL](花鹿)うん 分かってる。 でも つらいね 兄弟なのに。 298 00:21:14,673 --> 00:21:19,528 そうだな。 人を愛する事も 愛される事も知っている→ 299 00:21:19,528 --> 00:21:23,198 ルマティ殿下にとっては 悲しく つらい事だろう。 300 00:21:23,198 --> 00:21:26,618 ん~? [TEL](立人)どうした? 301 00:21:26,618 --> 00:21:28,954 なんか その言い方 変。 302 00:21:28,954 --> 00:21:32,691 それじゃまるで立人に そういう 心が ないみたいじゃないか。 303 00:21:32,691 --> 00:21:37,846 …かもしれないな。 [TEL](花鹿)えっ? 304 00:21:37,846 --> 00:21:42,117 5歳のころ スイスの療養所で 母を亡くした。 305 00:21:42,117 --> 00:21:44,119 [TEL](花鹿)うん 前に聞いた。 306 00:21:44,119 --> 00:21:48,607 亡くなったって聞いても ピンと こなかったのを覚えてる。 307 00:21:48,607 --> 00:21:50,626 薄情な息子だよ。 308 00:21:50,626 --> 00:21:52,626 立人…。 309 00:21:55,113 --> 00:22:02,120  心の声  あのころの立人は 何も見てない ガラス玉みたいな目をしていた。 310 00:22:02,120 --> 00:22:08,120 学校も行かず 友達もいない。 英才教育を受けていたころ。 311 00:22:14,116 --> 00:22:18,816  心の声  あの目を思い出す度 胸が詰まる。 312 00:22:20,789 --> 00:22:23,141 あと2時間ほどで シンガポールです。 313 00:22:23,141 --> 00:22:25,641 そう…。 ん? 314 00:22:30,115 --> 00:22:38,457  心の声  皆 寂しい。 カールも ムスターファも 立人も ルマティも。 315 00:22:38,457 --> 00:22:44,613 皆 ほかの人が うらやんで しかたない人たち ばかりなのに。 316 00:22:44,613 --> 00:22:50,986 人間の本当の幸せって どういう事なんだろう…。 317 00:22:50,986 --> 00:22:58,086 (ジェット機の飛行音) 318 00:23:00,178 --> 00:23:08,453 ♪♪~(エンディング・テーマ) ♪♪「悲しいほど 遠くに感じる」 319 00:23:08,453 --> 00:23:15,777 ♪♪「君の心 探しはじめている」 320 00:23:15,777 --> 00:23:22,617 ♪♪「いつも そばにいて 守られていたから」 321 00:23:22,617 --> 00:23:29,291 ♪♪「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 322 00:23:29,291 --> 00:23:36,782 ♪♪「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 323 00:23:36,782 --> 00:23:44,122 ♪♪「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 324 00:23:44,122 --> 00:23:51,463 ♪♪「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 325 00:23:51,463 --> 00:23:58,787 ♪♪「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 326 00:23:58,787 --> 00:24:06,445 ♪♪「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 327 00:24:06,445 --> 00:24:13,919 ♪♪「強くて 美しい 時の碧い海」 328 00:24:13,919 --> 00:24:25,119 ♪♪「その腕 その胸に 私は生きている」