1 00:00:02,135 --> 00:00:12,129 ♪♪~(オープニング・テーマ) 2 00:00:12,129 --> 00:00:16,950 ♪♪「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:16,950 --> 00:00:21,455 ♪♪「ゆれる My faint」 4 00:00:21,455 --> 00:00:26,476 ♪♪「多分少し afraid to run away」 5 00:00:26,476 --> 00:00:29,796 ♪♪「でも今は」 6 00:00:29,796 --> 00:00:34,451 ♪♪「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:34,451 --> 00:00:38,972 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:38,972 --> 00:00:43,627 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:43,627 --> 00:00:48,131 ♪♪「とびたてる Break all the way」 10 00:00:48,131 --> 00:00:52,803 ♪♪「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:52,803 --> 00:00:57,140 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:00:57,140 --> 00:01:01,995 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:01,995 --> 00:01:06,466 ♪♪「I know I can change all the way」 14 00:01:06,466 --> 00:01:20,797 ♪♪「このまま I just want to」 15 00:01:20,797 --> 00:01:30,123 ♪♪~ 16 00:01:30,123 --> 00:01:34,795 (ハリー)ところで カールから 新しい ラギネイの情報は? 17 00:01:34,795 --> 00:01:37,130 [TEL](立人)月初め かなり大規模な→ 18 00:01:37,130 --> 00:01:40,133 反政府勢力の 取り締まりが あったと聞いています。 19 00:01:40,133 --> 00:01:46,123 (ハリー) まるで恐怖政治だな。 王宮は 誰も この異常な事態に 気づかんのか? 20 00:01:46,123 --> 00:01:50,627 それとも 誰かが 気づかせんように しているのか。 21 00:01:50,627 --> 00:01:54,064 (立人)その誰かに ユージィンが 会いに行きましたよ。 22 00:01:54,064 --> 00:01:56,633 (立人)彼の義理の姉の こねで。 23 00:01:56,633 --> 00:01:59,136 [TEL](ハリー)よく 花鹿が ごねなかったなあ。 24 00:01:59,136 --> 00:02:02,139 (立人)彼女は明日 シンガポールへ入りますから。 25 00:02:02,139 --> 00:02:04,458 [TEL](ハリー)ルマティ殿下の もとにか? 26 00:02:04,458 --> 00:02:09,796 (立人)はい。 彼女に 禁じたところで 無駄でした。 [TEL](ハリー)だろうな。 27 00:02:09,796 --> 00:02:12,096 (立人)では 失礼します。 28 00:02:15,469 --> 00:02:21,124  心の声  だが ここまでだ。 花鹿を ここから先に行かせない。 29 00:02:21,124 --> 00:02:24,624 ラギネイは いつ内乱が起きても おかしく ないのだから。 30 00:02:29,700 --> 00:02:34,121 (鳥の さえずり) 31 00:02:34,121 --> 00:02:36,139 (立人)ただいま 小芸。 32 00:02:36,139 --> 00:02:41,795 (小芸)まぁまぁまぁ よく顔を見せて下さいまし。 33 00:02:41,795 --> 00:02:45,132 (小芸)あら やせられたんじゃ ありませんか? (立人)そうかな? 34 00:02:45,132 --> 00:02:50,137 立人様は 小芸の料理じゃなければ 駄目なんですから。 35 00:02:50,137 --> 00:02:53,306 (立人)あちらが ルマティ殿下だ。 (小芸)あっ。 36 00:02:53,306 --> 00:02:58,328 (ルマティ)世話になる。 これは 侍従のセズンだ。 37 00:02:58,328 --> 00:03:03,800 (小芸)これは失礼を。 ようこそ 殿下。 (ルマティ)楽にしてくれ。 38 00:03:03,800 --> 00:03:07,771 (ルマティ)シナモンロールが 絶品なのだそうだな。 (小芸)え? 39 00:03:07,771 --> 00:03:10,257 よかったら 一度 食べさせてくれ。 40 00:03:10,257 --> 00:03:14,795 あっ 立人様…。 フフッ! 41 00:03:14,795 --> 00:03:16,797 早速。 42 00:03:16,797 --> 00:03:18,799 ところで 花鹿は? 43 00:03:18,799 --> 00:03:22,786 先程 迎えが行ったので そろそろ着くころかと。 44 00:03:22,786 --> 00:03:25,956 ≪(寅之介)花鹿様~! 待って下さいよ~! 45 00:03:25,956 --> 00:03:28,275 ≪(花鹿)荷物なんて 後で いいだろ~? 46 00:03:28,275 --> 00:03:30,761 (鳥の さえずり) 47 00:03:30,761 --> 00:03:35,782 (花鹿) 立人の生まれた家っていうから どんなとこかと思ったけど→ 48 00:03:35,782 --> 00:03:38,802 静かな所なんだね。 49 00:03:38,802 --> 00:03:44,124 何日 この平和に 浸ってられるかな…。 50 00:03:44,124 --> 00:03:46,724 ルマティ…。 51 00:03:52,732 --> 00:04:01,124 (客たちの談笑) 52 00:04:01,124 --> 00:04:08,298  ユージィン・心の声  困ったな… まさか王に呼ばれない 限り 部屋にすら入れないとは。 53 00:04:08,298 --> 00:04:11,802 想像以上に ガードが堅い…。 54 00:04:11,802 --> 00:04:13,804 ユージィン! なっ…! 55 00:04:13,804 --> 00:04:16,840  ユージィン・心の声  この甲高い声…。 56 00:04:16,840 --> 00:04:20,143 (イズマル)貴様! まさしく ユージィン・ド・ヴォルカン! 57 00:04:20,143 --> 00:04:23,029  心の声  エロマル殿下… じゃなくて…。 58 00:04:23,029 --> 00:04:27,634 これは イズマル殿下。 フン! なんと厚顔な! 59 00:04:27,634 --> 00:04:30,637 よく ここに 来られたものだな! え? 60 00:04:30,637 --> 00:04:36,793 (イズマル) 忘れたのか!? 私の城に遊びに来る という約束を破ったくせに! 61 00:04:36,793 --> 00:04:40,964  回想  そのあたりの事を お前とは よく話し合いたいなぁ。 62 00:04:40,964 --> 00:04:44,801 あしたは どうだ? お伺いいたします。 63 00:04:44,801 --> 00:04:47,804 わぁ! きっとだぞ! 64 00:04:47,804 --> 00:04:50,640 しかも 謝りにも来ない! 65 00:04:50,640 --> 00:04:54,311 貴様のような無礼な奴! 二度と顔も見たくないわ! 66 00:04:54,311 --> 00:04:58,298 (客たちの ヒソヒソ声) 67 00:04:58,298 --> 00:05:04,638  心の声  まずい… こんなのでも 一応は王族… モードチェンジ。 68 00:05:04,638 --> 00:05:07,641 はい 二度と お目にかかりません。 69 00:05:07,641 --> 00:05:09,626 にゃに~ぃ? 70 00:05:09,626 --> 00:05:12,629 殿下との約束を 破ってしまった事→ 71 00:05:12,629 --> 00:05:17,133 謝罪する機会を逸したまま ずっと 気に病んでいました。 72 00:05:17,133 --> 00:05:21,438 今日も 殿下に お会いするの ではないかと それだけが怖くて。 73 00:05:21,438 --> 00:05:26,526 怖くて? 私に叱責される事を 恐れていたのか? 74 00:05:26,526 --> 00:05:30,630 (ユージィン)はい。 ですが こうして お叱りを受け→ 75 00:05:30,630 --> 00:05:33,633 心の重荷が ようやく下りた思いです。 76 00:05:33,633 --> 00:05:36,653 ユージィン…。 77 00:05:36,653 --> 00:05:39,472 もう よい! なっ…! 78 00:05:39,472 --> 00:05:42,809 今夜は 私の城で 語り明かそうではないか! 79 00:05:42,809 --> 00:05:45,929  ユージィン・心の声  効果てきめん… すぎる。 80 00:05:45,929 --> 00:05:51,801 相変わらず 柔らかい手じゃの~。 男とは思えん美しさじゃ~。 81 00:05:51,801 --> 00:05:54,921 ≪(ナジェイラ)イズマル 見苦しいわよ! ハッ! 82 00:05:54,921 --> 00:05:56,921 (ユージィン)ん? 83 00:06:00,093 --> 00:06:03,463 (ユージィン)ナジェイラ。 84 00:06:03,463 --> 00:06:08,134 (ナジェイラ) ユージィンは 私と約束があるのよ。 85 00:06:08,134 --> 00:06:10,134 (ナジェイラ)ね。 86 00:06:13,139 --> 00:06:17,811 (ナジェイラ)狙いは ソマンド? 会いに来たんでしょ? 87 00:06:17,811 --> 00:06:21,798 できる事なら イズマルのように たらし込みたい。 違う? 88 00:06:21,798 --> 00:06:23,800 (ユージィン)困りましたね。 89 00:06:23,800 --> 00:06:27,637 (ナジェイラ)でも ここには いないわ。 (ユージィン)ん? 90 00:06:27,637 --> 00:06:30,807 (ナジェイラ)ソマンドは 王宮から出やしないのよ。 91 00:06:30,807 --> 00:06:35,895 (ナジェイラ)公務を やっているのは もっぱら影武者。 (ユージィン)影武者。 92 00:06:35,895 --> 00:06:39,132 だから 会うのは 至難の業。 93 00:06:39,132 --> 00:06:45,455 王族に近い者の助けで 王宮に 入り込みでもしない限り 無理ね。 94 00:06:45,455 --> 00:06:49,960 (ナジェイラ)ちなみに 私は これから王宮に向かうけど→ 95 00:06:49,960 --> 00:06:51,962 よかったら一緒に来る? 96 00:06:51,962 --> 00:06:55,115 何が狙いです? 97 00:06:55,115 --> 00:06:58,115 (ナジェイラ)前にも 言ったでしょ? 98 00:07:00,804 --> 00:07:04,074 私は退屈したくないの。 99 00:07:04,074 --> 00:07:09,462  心の声  変わった。 1年前とは別人だ…。 100 00:07:09,462 --> 00:07:11,464 (ナジェイラ)どうするの? 101 00:07:11,464 --> 00:07:18,305  心の声  何を企んでいるのか 分からないが チャンスである事に 違いはない。 102 00:07:18,305 --> 00:07:21,141 (鳥の さえずり) 103 00:07:21,141 --> 00:07:23,126 内政干渉? 104 00:07:23,126 --> 00:07:26,463 (セズン)はい。 アメリカが 仲裁に 入っているようですが→ 105 00:07:26,463 --> 00:07:30,133 相手が国連であっても 視察は 内政干渉だとして→ 106 00:07:30,133 --> 00:07:32,135 受けるつもりはないと。 107 00:07:32,135 --> 00:07:36,640 (寅之介)そんな… それじゃあ 国際社会から孤立する一方ですよ。 108 00:07:36,640 --> 00:07:41,127 ああ。 当然 反国王派の反発は強まる。 109 00:07:41,127 --> 00:07:44,297 ほうっておけば 確実に内乱だ。 110 00:07:44,297 --> 00:07:46,466 どうすれば いいの? 111 00:07:46,466 --> 00:07:49,536 (セズン)やはり 軍を 味方につけるのが一番でしょう。 112 00:07:49,536 --> 00:07:55,625 (ルマティ)陸海空軍 そして 近衛師団 軍部が機能していれば→ 113 00:07:55,625 --> 00:08:01,631 内乱を企てる者も そう簡単には動けない。 114 00:08:01,631 --> 00:08:05,135 セズン 海軍総督のロハスを 知っているか? 115 00:08:05,135 --> 00:08:10,640 はい。 総督は冷静な方ですし 空軍にも人脈がある方。 116 00:08:10,640 --> 00:08:13,643 引き込む事ができれば 力になるかと。 117 00:08:13,643 --> 00:08:15,628 (寅之介)でも どうやって? 118 00:08:15,628 --> 00:08:18,131 (セズン)お許しを頂ければ 私が。 119 00:08:18,131 --> 00:08:21,618 セズンが? 密入国 しようっていうの? 120 00:08:21,618 --> 00:08:24,637 (セズン)ノエイ少尉の友人に 顔見知りがいます。 121 00:08:24,637 --> 00:08:29,693 (セズン)近衛隊に接触できれば なんとか なるはずです。 (ルマティ)しかし…。 122 00:08:29,693 --> 00:08:33,129 ≪むちゃだ! (ルマティ)ハッ! 123 00:08:33,129 --> 00:08:38,785 セズン お前が行けば 国王派の スパイと疑われて 殺されるぞ。 124 00:08:38,785 --> 00:08:42,455 あ… あなたは…。 125 00:08:42,455 --> 00:08:45,125 イザック! 126 00:08:45,125 --> 00:08:48,645 (ノエイ)殿下 よく ご無事で。 127 00:08:48,645 --> 00:08:53,700 ホント びっくりした! 急に現れるんだもん! (ノエイ)はは すまない。 128 00:08:53,700 --> 00:08:56,786 (寅之介)でも どうして ルマティ殿下が ここに いるって…? 129 00:08:56,786 --> 00:09:00,623 (ノエイ)シンガポールには ラギネイ国籍の者も多くいる。 130 00:09:00,623 --> 00:09:02,792 (ノエイ)中には 我々の支援者として→ 131 00:09:02,792 --> 00:09:06,196 国の内部に 精通している者も いるという事だ。 132 00:09:06,196 --> 00:09:09,199 (ノエイ)あとは 出入り業者の ふりをして…。 133 00:09:09,199 --> 00:09:14,137 (小芸) 入ってくる者の顔は きちんと 確認しろと 言っていたのですが。 134 00:09:14,137 --> 00:09:17,123 (立人)いい予行演習に なったと考えよう。 135 00:09:17,123 --> 00:09:21,694 (立人)これからは 抜かりのないように頼む。 (小芸)申し訳ありません。 136 00:09:21,694 --> 00:09:23,696 それで ラギネイは? 137 00:09:23,696 --> 00:09:28,468 うん。 殿下が国に戻る という話は 国民にも広がり→ 138 00:09:28,468 --> 00:09:30,453 期待は高まっています。 139 00:09:30,453 --> 00:09:35,074 (ノエイ) やはり 現状を打破できるのは 殿下をおいて ほかには いません。 140 00:09:35,074 --> 00:09:38,461 (立人)もとより 国民に 絶大な人気を誇っていたのだ。 141 00:09:38,461 --> 00:09:40,630 (立人)当然 そうなるだろう。 142 00:09:40,630 --> 00:09:44,467 (立人)しかし それだけに ソマンド派の反発も強い。 143 00:09:44,467 --> 00:09:49,539 (ノエイ)それだけでは ありません。 サバジ大尉 率いる 陸軍の一派も→ 144 00:09:49,539 --> 00:09:55,128 王制廃止を唱え ルマティ殿下の帰国 には 反対の意向を見せています。 145 00:09:55,128 --> 00:09:59,799 陸軍の一派… まずい事に なってきたな。 146 00:09:59,799 --> 00:10:03,953 つまり 3つの勢力が あるって事? ああ。 147 00:10:03,953 --> 00:10:11,127 (立人)現国王を推す ソマンド派と ルマティ王の誕生を目指す ルマティ派→ 148 00:10:11,127 --> 00:10:17,133 そして 王制そのものを廃止し 共和制を目指す 王制打倒派。 149 00:10:17,133 --> 00:10:19,469 (立人)三つ巴の泥沼だ。 150 00:10:19,469 --> 00:10:26,926 悲しいですね。 皆 ラギネイの繁栄を 願う気持ちは 同じ はずなのに。 151 00:10:26,926 --> 00:10:32,799 兄上には もう何を言っても 無駄だろう。 152 00:10:32,799 --> 00:10:36,436 迷ってる時間はない! 戦略を練り直そう! 153 00:10:36,436 --> 00:10:38,955 ルマティ。 殿下。 154 00:10:38,955 --> 00:10:42,425 (ルマティ)今 早急に止めなくては いけないのは サバジだ。 155 00:10:42,425 --> 00:10:46,930 ノエイ サバジ以外に 陸軍で力を持つ者を知らないか? 156 00:10:46,930 --> 00:10:49,799 はい。 何人か。 157 00:10:49,799 --> 00:10:53,937  心の声  1年前では 考えられない 冷静な判断。 158 00:10:53,937 --> 00:10:56,456 サバジの下で まとまらないよう→ 159 00:10:56,456 --> 00:10:59,926 陸軍を割っておく必要がある。 できるか? 160 00:10:59,926 --> 00:11:04,797  心の声  すでに 指導者としての 風格さえ おありではないか。 161 00:11:04,797 --> 00:11:07,467 (ノエイ)お任せを! (セズン)私も行きます! 162 00:11:07,467 --> 00:11:12,672 セズン 何を言う。 (セズン)王宮には 少尉より 精通しています。 163 00:11:12,672 --> 00:11:17,260 侍従の中には 今の状況を 憂いている者も いるはず。 164 00:11:17,260 --> 00:11:19,963 しかし…。 (立人)確かに…→ 165 00:11:19,963 --> 00:11:25,034 侍従たちの中に 味方になって くれる者がいれば 心強い。 166 00:11:25,034 --> 00:11:28,271 ただし… クインザには近づくな。 167 00:11:28,271 --> 00:11:33,276 (セズン)えっ!? (立人)決して 兄上の心を 探ろうなどと 考えるな。 168 00:11:33,276 --> 00:11:37,263 (セズン)それは…。 いいな セズン。 169 00:11:37,263 --> 00:11:41,163 …立人。 170 00:11:44,787 --> 00:11:47,290 ねえ 立人! ん? 171 00:11:47,290 --> 00:11:51,127 やっぱり クインザを 疑っているの? 172 00:11:51,127 --> 00:11:55,465 クインザは ルマティが小さかった頃から 侍従をしてきたんだよ。 173 00:11:55,465 --> 00:11:57,634 ルマティを裏切るなんて…。 174 00:11:57,634 --> 00:11:59,636 裏切っては いない。 175 00:11:59,636 --> 00:12:05,625 恐らく クインザが目指すのも ノエイたちと同じ ルマティ王の誕生だ。 176 00:12:05,625 --> 00:12:08,061 そんな… じゃあ どうして? 177 00:12:08,061 --> 00:12:11,464 目的は同じでも やり方が違う。 178 00:12:11,464 --> 00:12:16,135 クインザは 圧制を わざと敷いて 国民の不満を蓄積させ→ 179 00:12:16,135 --> 00:12:18,454 革命を 引き起こすつもりだ。 180 00:12:18,454 --> 00:12:23,793 そして 腐敗しきった侍従たちを ソマンド王もろとも 一掃してから→ 181 00:12:23,793 --> 00:12:26,462 ルマティを 王として 迎えるつもりだ。 182 00:12:26,462 --> 00:12:29,966 そんな…。 183 00:12:29,966 --> 00:12:34,137 そんなの間違ってるよ! 争いを わざと引き起こそうとするなんて。 184 00:12:34,137 --> 00:12:38,641 (立人)そうだ。 だから クインザと 行動を共にする事は できない。 185 00:12:38,641 --> 00:12:41,644 説得できないの? ルマティが話せば…。 186 00:12:41,644 --> 00:12:45,632 無理だろうな。 あれだけ頭が切れる男だ→ 187 00:12:45,632 --> 00:12:49,285 自分が やろうとしている事が 何なのか 十分 理解し→ 188 00:12:49,285 --> 00:12:53,723 それでも それが主のためと思い 行動を起こしている。 189 00:12:53,723 --> 00:12:56,459 クインザの意志は固い。 190 00:12:56,459 --> 00:13:02,131 クインザは 今 我々にとって 最も手ごわい敵だ。 191 00:13:02,131 --> 00:13:04,400 (ノック) あっ。 192 00:13:04,400 --> 00:13:10,123 (メイド)そろそろ 夕食にしても よろしいでしょうか? (立人)ああ 頼む。 193 00:13:10,123 --> 00:13:15,123 (立人) とりあえず 着替えてくるといい その格好じゃ暑いだろ。 194 00:13:19,465 --> 00:13:21,801 私 ラギネイに行く! 195 00:13:21,801 --> 00:13:25,638 ラギネイに行って クインザと会ってくる! 私なら会ってくれるでしょ? 196 00:13:25,638 --> 00:13:30,660 駄目だ。 お前は もう あの国には近づくな。 何で? 私…。 197 00:13:30,660 --> 00:13:34,797 駄目だ! 立人…。 198 00:13:34,797 --> 00:13:38,634 ラギネイは いつ内乱が起きても おかしくない情勢なんだぞ! 199 00:13:38,634 --> 00:13:41,387 拘束されたら どうする! 脱出する! 200 00:13:41,387 --> 00:13:43,406 とにかく ほっておけないんだよ! 201 00:13:43,406 --> 00:13:48,106 駄目だ! いいか 絶対に行くな! 絶対に! 202 00:13:50,129 --> 00:13:52,131 (荒々しく扉を閉じる音) 203 00:13:52,131 --> 00:13:58,131 ひどいよ… 私 わがままで 言っているんじゃないのに…。 204 00:14:03,126 --> 00:14:14,137 (飛行音) 205 00:14:14,137 --> 00:14:19,137 (ナジェイラ)高い所は 苦手だったかしら? (ユージィン)いえ。 206 00:14:21,144 --> 00:14:30,303  ユージィン・心の声  変わった…。 少女の面影は消え 大人の駆け引きを 覚えている。 207 00:14:30,303 --> 00:14:33,303 見えてきたわよ。 208 00:14:36,959 --> 00:14:41,130 (ナジェイラ)王宮といっても 奥の第1神殿以外は→ 209 00:14:41,130 --> 00:14:45,952 国が 石油成金になってから 作られたものばかり。 210 00:14:45,952 --> 00:14:53,793 通称「オイルパレス」。 私が つけたの。 いい名前でしょ。 211 00:14:53,793 --> 00:15:06,122 ♪♪~ 212 00:15:06,122 --> 00:15:09,122  クインザ・心の声  ルマティ様…。 213 00:15:12,628 --> 00:15:16,232  回想  それでも 私は戻ろう。 214 00:15:16,232 --> 00:15:18,634 たった一人でもいい。 215 00:15:18,634 --> 00:15:21,737 私を望む国民の声があれば→ 216 00:15:21,737 --> 00:15:28,127 私は必ず 戻ってみせよう。 217 00:15:28,127 --> 00:15:34,801  心の声  もう少しです… もう少しだけ お待ち下さい。 218 00:15:34,801 --> 00:15:44,627 ラギに選ばれし 真の王。 太陽に祝福されし王。 219 00:15:44,627 --> 00:15:50,133 あなたに この腐りきった王宮を 見てほしくない。 220 00:15:50,133 --> 00:15:55,454 うじ虫どもに 心を痛めてほしくは ないのです。 221 00:15:55,454 --> 00:16:03,796 あなたが立つ王宮は 私が用意します。 222 00:16:03,796 --> 00:16:06,796 必ず…。 223 00:16:11,921 --> 00:16:16,125 (クインザ)ナジェイラ殿下 ようこそ おいで下さいました。 224 00:16:16,125 --> 00:16:18,444 国王陛下が お待ちです。 225 00:16:18,444 --> 00:16:20,596 ユージィン・心の声 クインザ…。 226 00:16:20,596 --> 00:16:24,433 (ナジェイラ)どうせまた お出ましまで 待たされるんでしょ? 227 00:16:24,433 --> 00:16:29,438 そう申されるな。 お待ちの間は このクインザが お相手を…。 228 00:16:29,438 --> 00:16:32,124 退屈させたら 承知しないわよ。 229 00:16:32,124 --> 00:16:35,124 これは怖い。 フフフ。 230 00:16:37,129 --> 00:16:42,134  心の声  ナジェイラに いつもの 権高さが無い。 まるで…。 231 00:16:42,134 --> 00:16:45,171 (クインザ)ユージィンさんも お早く。 はっ! 232 00:16:45,171 --> 00:16:49,471 国王陛下の所へ ご案内いたしますよ。 233 00:17:02,305 --> 00:17:05,808 (クインザ)後は 私が。 (侍女たち)はい。 234 00:17:05,808 --> 00:17:09,495 (ナジェイラ)あなたも 時間を つぶす方法を 考えておく事ね。 235 00:17:09,495 --> 00:17:16,002 半日 いや 数日かかる事も あるかもしれない。 236 00:17:16,002 --> 00:17:18,804 それは随分 気の長い事で。 237 00:17:18,804 --> 00:17:24,126 (クインザ)はい。 それでもナジェイラ殿下は お待ちになるのです。 238 00:17:24,126 --> 00:17:27,230 愛する ソマンド王のために…。 239 00:17:27,230 --> 00:17:30,233 なっ…。 240 00:17:30,233 --> 00:17:36,239 (ナジェイラ)フフフ… もちろん それまで あなたが相手してくれるのだから。 241 00:17:36,239 --> 00:17:40,743  心の声  まさか… こいつら…。 242 00:17:40,743 --> 00:17:48,234 (クインザ)困った方ですね… ナジェイラ。 お客様が お困りですよ。 243 00:17:48,234 --> 00:17:51,220 どういう事だ…。 244 00:17:51,220 --> 00:17:57,143 改めて 紹介しましょう。 ナジェイラ・イサ・シャドリ殿下。 245 00:17:57,143 --> 00:18:03,132 未来のラギネイ王妃 ソマンド王の妻と なられる方で いらっしゃいます。 246 00:18:03,132 --> 00:18:05,117 (ユージィン) なんだと!? 247 00:18:05,117 --> 00:18:08,117 そして 私の最愛の方。 248 00:18:10,139 --> 00:18:12,792  ユージィン・心の声  この悪党…。 249 00:18:12,792 --> 00:18:14,810 フフ…。 250 00:18:14,810 --> 00:18:21,634 (ユージィン) 殿下 あなたは以前 「楽しませて くれる人間につく」と言った。 251 00:18:21,634 --> 00:18:23,970 (ユージィン)それが この男ですか? 252 00:18:23,970 --> 00:18:26,789 (ナジェイラ)ええ。 神が教えてくれたの。 253 00:18:26,789 --> 00:18:30,926 私を 決して 退屈させる事のない男だと。 254 00:18:30,926 --> 00:18:35,197 王位を狙うのも 楽しみのため? 255 00:18:35,197 --> 00:18:39,785 そうね… 今でも 王冠には 興味ないわ。 256 00:18:39,785 --> 00:18:44,190 でも もっと楽しく生きるのに 必要だと言うから…。 257 00:18:44,190 --> 00:18:47,193 殿下は まさしく 女王の器。 258 00:18:47,193 --> 00:18:51,797 私が主といただき 女性としても愛した方。 259 00:18:51,797 --> 00:18:55,801 ソマンド王を裏切ったとしても 悔いは ありません。 260 00:18:55,801 --> 00:18:58,804 地獄へは 一人で参りましょう。 261 00:18:58,804 --> 00:19:03,125 (ナジェイラ) フフ… そうね。 そうして。 262 00:19:03,125 --> 00:19:07,630 殿下 クインザと2人きりで 話したいのですが。 263 00:19:07,630 --> 00:19:11,801 (ナジェイラ)いい度胸ね。 私を追い出す気? 264 00:19:11,801 --> 00:19:15,471 (ナジェイラ)まあ いいわ。 今日の私は 機嫌がいいの。 265 00:19:15,471 --> 00:19:18,471 (クインザ) 申し訳ありません。 266 00:19:27,116 --> 00:19:31,754 見事…としか 言いようがない。 フッ。 267 00:19:31,754 --> 00:19:36,776 ナジェイラを使って 何をするつもりだ? 268 00:19:36,776 --> 00:19:41,130 ハッ 使う? しょせん 小娘。 269 00:19:41,130 --> 00:19:44,133 神託の意味を 誤って取っているようでは→ 270 00:19:44,133 --> 00:19:46,268 巫女としてすら 使えぬわ! 271 00:19:46,268 --> 00:19:49,004 なっ…! 272 00:19:49,004 --> 00:19:51,104 (クインザ)これは失礼。 273 00:19:53,759 --> 00:19:59,632 お詫びです。 安心して下さい。 毒など入っておりません。 274 00:19:59,632 --> 00:20:04,703 そんな事しなくとも あなたを消す事など 簡単な事。 275 00:20:04,703 --> 00:20:06,789 僕を? 276 00:20:06,789 --> 00:20:12,128 (クインザ) 例えば ホテルにある あなたの荷物を ここに持ってきてしまえば→ 277 00:20:12,128 --> 00:20:16,128 自主的な失踪として 片づける事ができる。 278 00:20:21,137 --> 00:20:24,273 (クインザ)ナジェイラは 花鹿を嫌っていてね。 279 00:20:24,273 --> 00:20:27,977 花鹿の大切なものを 取り上げて→ 280 00:20:27,977 --> 00:20:31,764 嫌がらせの一つもしないと 満足してくれないんですよ。 281 00:20:31,764 --> 00:20:34,567 僕を 殺そうというのか? 282 00:20:34,567 --> 00:20:40,790 (クインザ)私は殺し屋ではありません。 必要もないのに 殺しなど…。 283 00:20:40,790 --> 00:20:46,128 (クインザ)ほんの少しの間 ここに とどまって ほしいだけです。 284 00:20:46,128 --> 00:20:49,131 花鹿が 心配する程度にね。 285 00:20:49,131 --> 00:20:51,801 (ユージィン)それで 僕を ここに。 286 00:20:51,801 --> 00:20:56,101 (クインザ)何かあるとは 感じていたのでしょう? 287 00:20:58,491 --> 00:21:02,828 これは… あなたらしくもない。 288 00:21:02,828 --> 00:21:07,133 貴様…。 気をつけた方が いいですよ。 289 00:21:07,133 --> 00:21:11,554 必要であれば 私は すぐにでも あなたを殺します。 290 00:21:11,554 --> 00:21:14,056 くっ くっ…! 291 00:21:14,056 --> 00:21:20,579 (クインザ)あなただけ ではない。 国のためなら 何百でも何千でも。 292 00:21:20,579 --> 00:21:23,065  ユージィン・心の声  こいつ…。 293 00:21:23,065 --> 00:21:27,069 国家のための殺人は 殺人ではない! 294 00:21:27,069 --> 00:21:32,558 それは… 尊い犠牲と 呼ばれるものなのですから。 295 00:21:32,558 --> 00:21:38,058  ユージィン・心の声  こいつは… 魔王か! 296 00:21:50,793 --> 00:21:53,462  心の声  花鹿…。 297 00:21:53,462 --> 00:21:59,468  立人・心の声  ラギネイ前国王 マハティの第1子である ハリーの一人娘。 298 00:21:59,468 --> 00:22:07,626 正真正銘の 第一王位継承権を持つ者…。 299 00:22:07,626 --> 00:22:12,631 クインザが その真実を知ったら どういう手段に出るか→ 300 00:22:12,631 --> 00:22:15,467 火を見るより明らかだ。 301 00:22:15,467 --> 00:22:19,121 花鹿に 自分の出生の 秘密を伝えたところで→ 302 00:22:19,121 --> 00:22:25,477 ラギネイに行く事を あきらめは しないだろう…。 むしろ…。 303 00:22:25,477 --> 00:22:33,177  心の声  どうしてだろう ラギネイの事を思うと じっとして いられなくなる。 304 00:22:40,960 --> 00:22:47,967  心の声  ギヴォリ島と似ているから? それとも ルマティが心配だから? 305 00:22:47,967 --> 00:22:55,808 分からない…。 けど あの国を思うと 心が ざわめく。 306 00:22:55,808 --> 00:23:00,195 胸が… 切なくなる。 307 00:23:00,195 --> 00:23:08,470 ♪♪~(エンディング・テーマ) ♪♪「悲しいほど 遠くに感じる」 308 00:23:08,470 --> 00:23:15,794 ♪♪「君の心 探しはじめている」 309 00:23:15,794 --> 00:23:22,635 ♪♪「いつも そばにいて 守られていたから」 310 00:23:22,635 --> 00:23:29,291 ♪♪「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 311 00:23:29,291 --> 00:23:36,799 ♪♪「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 312 00:23:36,799 --> 00:23:44,139 ♪♪「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 313 00:23:44,139 --> 00:23:51,480 ♪♪「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 314 00:23:51,480 --> 00:23:58,804 ♪♪「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 315 00:23:58,804 --> 00:24:06,462 ♪♪「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 316 00:24:06,462 --> 00:24:13,936 ♪♪「強くて 美しい 時の碧い海」 317 00:24:13,936 --> 00:24:25,136 ♪♪「その腕 その胸に 私は生きている」