1 00:00:02,119 --> 00:00:12,113 ♪♪~(オープニング・テーマ) 2 00:00:12,113 --> 00:00:16,951 ♪♪「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:16,951 --> 00:00:21,455 ♪♪「ゆれる My faint」 4 00:00:21,455 --> 00:00:26,444 ♪♪「多分少し afraid to run away」 5 00:00:26,444 --> 00:00:29,780 ♪♪「でも今は」 6 00:00:29,780 --> 00:00:34,452 ♪♪「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:34,452 --> 00:00:38,939 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:38,939 --> 00:00:43,611 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:43,611 --> 00:00:48,132 ♪♪「とびたてる Break all the way」 10 00:00:48,132 --> 00:00:52,770 ♪♪「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:52,770 --> 00:00:57,124 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:00:57,124 --> 00:01:01,996 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:01,996 --> 00:01:06,450 ♪♪「I know I can change all the way」 14 00:01:06,450 --> 00:01:20,781 ♪♪「このまま I just want to」 15 00:01:20,781 --> 00:01:30,107 ♪♪~ 16 00:01:30,107 --> 00:01:33,907 (銃撃の音) 17 00:01:36,363 --> 00:01:38,849 (花鹿)あっ! (立人)伏せろぉ~! 18 00:01:38,849 --> 00:01:44,149 (爆発音) 19 00:01:47,775 --> 00:01:51,075 立人? 大丈夫? 立人? 20 00:01:53,130 --> 00:01:55,115 えっ? 21 00:01:55,115 --> 00:01:58,115 リ 立人… はっ! 22 00:02:00,137 --> 00:02:03,457 なに これ… うそ…。 23 00:02:03,457 --> 00:02:07,061 立人 しっかりして! 24 00:02:07,061 --> 00:02:13,450  心の声 死… 嫌だ… 立人…。 25 00:02:13,450 --> 00:02:15,619 立人! 起きて! 26 00:02:15,619 --> 00:02:20,558 目を開けてよぉ! 立人! 嫌だ! 27 00:02:20,558 --> 00:02:26,158 嫌だよぉ! 私だけ置いてっちゃ嫌だ~! 28 00:02:32,052 --> 00:02:38,125 (街の雑踏) 29 00:02:38,125 --> 00:02:46,050 (街の雑踏) 30 00:02:46,050 --> 00:02:49,453 (寅之介)やはり あの時 強引にでも→ 31 00:02:49,453 --> 00:02:52,456 花鹿様を説得すべきでした。 32 00:02:52,456 --> 00:02:55,459  回想  私は 私の勘を信じてる! 33 00:02:55,459 --> 00:02:59,179 ここが騒ぐんだってば! 「早く 早く」って! 34 00:02:59,179 --> 00:03:02,633 でも どうしても できなかった…。 35 00:03:02,633 --> 00:03:08,122 あれほどまでに ラギネイを思う 花鹿様に 共感さえしていた。 36 00:03:08,122 --> 00:03:11,125 (ハリー)立人が一緒なんだ。 えっ! 37 00:03:11,125 --> 00:03:14,445 (ハリー)彼が 花鹿を 死なせる訳がないさ。 38 00:03:14,445 --> 00:03:20,117 (寅之介)そんな… だって いくら 立人様でも戦闘に巻き込まれたら。 39 00:03:20,117 --> 00:03:23,437 (ハリー)とにかく 戒厳令が解けるまで→ 40 00:03:23,437 --> 00:03:26,357 空港も港も 閉鎖されている状態だ。 41 00:03:26,357 --> 00:03:30,611 じゃあ このまま じっとしている 以外 ないんですか…。 42 00:03:30,611 --> 00:03:34,348 消息が途絶えて もう3日も たつのに…。 43 00:03:34,348 --> 00:03:39,119 寅之介 運命の輪が回ったのだ。 44 00:03:39,119 --> 00:03:41,121 えっ。 45 00:03:41,121 --> 00:03:44,341 (ハリー)それは 人の力の及ばぬもの。 46 00:03:44,341 --> 00:03:48,112 花鹿は望んで その輪に飛び込んだ。 47 00:03:48,112 --> 00:03:51,849 私は ただ 信じてやるだけだ。 48 00:03:51,849 --> 00:03:53,849 は…。 49 00:03:56,854 --> 00:04:00,791  心の声 (ハリー)花鹿が 運命に 押しつぶされるか 否か…。→ 50 00:04:00,791 --> 00:04:04,128 それは 彼女しだいだ。→ 51 00:04:04,128 --> 00:04:09,828 同時に あの国の命運も これから決まる…。 52 00:04:21,128 --> 00:04:31,138 (国軍兵士たちの話し声) 53 00:04:31,138 --> 00:04:33,190 はぁ~。 54 00:04:33,190 --> 00:04:35,175 (吹きこぼれる音) 55 00:04:35,175 --> 00:04:38,929 あ~! 焦げちゃうよ! 軍曹 かき混ぜて! 56 00:04:38,929 --> 00:04:42,116 (軍曹)えっ!? あっ はい! これでありますか。 57 00:04:42,116 --> 00:04:44,918 (軍曹)あっち~! (ふたが落ちる音) 58 00:04:44,918 --> 00:04:48,122 たた…! 大丈夫? 見せて。 59 00:04:48,122 --> 00:04:52,126 あっ だ 大丈夫であります。 60 00:04:52,126 --> 00:04:55,562 (ノエイ)何だ この異様な においは! う! 61 00:04:55,562 --> 00:04:59,116 (軍曹)立人さんのために 特製スタミナスープを作るとかで…。 62 00:04:59,116 --> 00:05:01,185 (ノエイ)特製スタミナスープ。 63 00:05:01,185 --> 00:05:04,988 あ イザック! すぐ出来るからね。 64 00:05:04,988 --> 00:05:09,126 我々の分も…? 元気が出るスープだから。 65 00:05:09,126 --> 00:05:11,126 (2人の ため息) 66 00:05:17,484 --> 00:05:22,456 よぉ~し あとは煮るだけ。 この間に 洗濯しちゃおう! 67 00:05:22,456 --> 00:05:26,460 では 自分も お手伝いを。 お手伝いより 脱いで! 68 00:05:26,460 --> 00:05:29,496 はっ!? ほらぁ その服 汚れてるよ。 69 00:05:29,496 --> 00:05:31,782 全部 一度に スパーッと 洗うんだから~。 70 00:05:31,782 --> 00:05:35,082 さ さあ 仕事だ。 (コズレン)はっ…。 71 00:05:39,456 --> 00:05:42,493 あっという間に なじんでしまったな。 72 00:05:42,493 --> 00:05:47,681 我々も 和みますよ。 女っ気が あると ないとじゃ。 73 00:05:47,681 --> 00:05:51,485 それに 何というか… 思い出します。 74 00:05:51,485 --> 00:05:53,787 いい時代を。 ん? 75 00:05:53,787 --> 00:05:57,458 こんな事 感じるの 自分だけ かもしれませんが→ 76 00:05:57,458 --> 00:06:03,113 彼女の姿だけじゃなく… 似てるんです。 77 00:06:03,113 --> 00:06:10,053 (コズレン)声や たたずまいまで 亡命される前の ルマティ殿下に。 78 00:06:10,053 --> 00:06:13,123 殿下は すでに16歳ですが→ 79 00:06:13,123 --> 00:06:19,112 我々の目に焼きついているのは まだ 幼さを残された殿下だ。 80 00:06:19,112 --> 00:06:22,282 (コズレン)毎朝 近衛兵への謁見が 行われていたころ→ 81 00:06:22,282 --> 00:06:27,304 殿下は よく お声を かけて下さった。 82 00:06:27,304 --> 00:06:31,024 前国王も まだ ご存命で…。 83 00:06:31,024 --> 00:06:36,124 夢のようです。 あれから まだ 2年しか たっていないなんて。 84 00:06:38,465 --> 00:06:43,053 コズレン 一度 壊れたものは 二度と元には戻らん。 85 00:06:43,053 --> 00:06:45,939 少尉…。 86 00:06:45,939 --> 00:06:51,139 (ノエイ)だが もっと良い物を 作る事は できる。 87 00:06:54,047 --> 00:06:57,050 (ノエイ)いつか できると 信じる事だ。 88 00:06:57,050 --> 00:07:00,387 信じなければ 何も始まらん。 89 00:07:00,387 --> 00:07:03,607 はい。 90 00:07:03,607 --> 00:07:05,626 (ドアが開く音) (兵士)少尉! 91 00:07:05,626 --> 00:07:08,896 (兵士)今 テレビで サバジ大尉が処刑されたと! 92 00:07:08,896 --> 00:07:11,114 なっ! なっ…! 93 00:07:11,114 --> 00:07:13,784 そうか。 裁判も なしで…。 94 00:07:13,784 --> 00:07:15,953 (コズレン)そんな やり方が あるか! 95 00:07:15,953 --> 00:07:19,456 (兵士)ソマンド王は 常軌を逸している。 96 00:07:19,456 --> 00:07:24,111  心の声 いや 命じているは ソマンド陛下ではない。 97 00:07:24,111 --> 00:07:27,114 恐らくは クインザ。 98 00:07:27,114 --> 00:07:31,385 何が お前を そこまで させる。 99 00:07:31,385 --> 00:07:35,789 (テレビ・アナウンサー)「繰り返します。 サマルタ空港で起きた クーデター首謀者→ 100 00:07:35,789 --> 00:07:40,460 サバジ大尉 以下12名の処刑が 予定どおり 執行されました」。 101 00:07:40,460 --> 00:07:46,617 どうした? 顔色が悪いぞ。 あ いえ… 大丈夫です。 102 00:07:46,617 --> 00:07:49,917 では 私は これで…。 息災でな。 103 00:07:54,374 --> 00:07:58,111  心の声  命じているのは 兄さんなのか? 104 00:07:58,111 --> 00:08:01,782 邪魔者は粛清し 排除する。 105 00:08:01,782 --> 00:08:06,082 そんな政治が いつまでも まかり通るはずはない! 106 00:08:08,105 --> 00:08:11,124 うっ く… く…。 107 00:08:11,124 --> 00:08:13,193 (ドアが開く音) 108 00:08:13,193 --> 00:08:15,679 立人 何してんだよ! 109 00:08:15,679 --> 00:08:18,782 そろそろ 動かないと 体が固まってしまう。 110 00:08:18,782 --> 00:08:21,785 まだ 駄目だよ。 早く横になって。 111 00:08:21,785 --> 00:08:24,788 「大した事ない」って 医者も言ってただろ。 112 00:08:24,788 --> 00:08:27,457 でも おとなしくしてなきゃ! うっ! うぁ…。 113 00:08:27,457 --> 00:08:30,110 ほら! 傷が開いたら どうすんだ。 114 00:08:30,110 --> 00:08:34,610 食事が済んだら ちゃんと薬 のんでよ。 食事って…。 115 00:08:36,683 --> 00:08:41,705 う わ…。 赤いの2錠と こっちが 6時間おきの抗生物質。 116 00:08:41,705 --> 00:08:44,691 え~っと 水は…。 117 00:08:44,691 --> 00:08:49,846 あ~ もう無いや。 後で 持ってくるからね。 118 00:08:49,846 --> 00:08:52,466 随分 大きなTシャツだな。 119 00:08:52,466 --> 00:08:54,618 えっ? うん。 120 00:08:54,618 --> 00:08:59,640 軍曹が買ってきてくれたんだけど サイズが分かんなかったみたい。 121 00:08:59,640 --> 00:09:04,645 ノエイ少尉たちは 良くしてくれるが あまり 長居しては まずい。 122 00:09:04,645 --> 00:09:07,280 う… うん。 123 00:09:07,280 --> 00:09:09,950 かといって この体ではな。 124 00:09:09,950 --> 00:09:17,240 アメリカ大使館に 助けを求めると このアジトの場所が バレちゃうし。 125 00:09:17,240 --> 00:09:21,611 やっぱり 戒厳令が解けるまで 外には出られないよ。 126 00:09:21,611 --> 00:09:27,117 ムスターファ 無事かな。 あいつの事だ うまく切り抜けるさ。 127 00:09:27,117 --> 00:09:32,155 カールや皆も 心配してるだろうなあ。 電話も 通じないし…。 128 00:09:32,155 --> 00:09:36,026 なに 死体が出なけりゃ 死んでないと分かる。 129 00:09:36,026 --> 00:09:39,613 そっか… そうだよね! 130 00:09:39,613 --> 00:09:43,784 そうだ! スープが冷めちゃう! 食べさせてあげるよ。 131 00:09:43,784 --> 00:09:47,287 えっ!? や やめろ! 自分で やる! 132 00:09:47,287 --> 00:09:50,123 はい あ~ん。 うっ…! 133 00:09:50,123 --> 00:09:52,642 ホントに食べなきゃ駄目なのか? 134 00:09:52,642 --> 00:09:56,880 食べなきゃ 早く治らないよ~。 はい 口開けて! 135 00:09:56,880 --> 00:10:00,617 んぐぐぐ ぐっ! ぐ~! 136 00:10:00,617 --> 00:10:03,120  心の声 私 嫌な子だ…。 137 00:10:03,120 --> 00:10:08,709 皆が 心配してくれていると 分かってるのに 楽しいんだもの。 138 00:10:08,709 --> 00:10:12,112 立人が いてくれて 二人きりで…。 139 00:10:12,112 --> 00:10:17,784 あと ここに ムスターファが いてくれたら… なんて思ってる。 140 00:10:17,784 --> 00:10:21,788 それで分かっちゃったんだ。 141 00:10:21,788 --> 00:10:27,127 私の幸せは ずっとずっと 立人と ムスターファと暮らした→ 142 00:10:27,127 --> 00:10:31,281 あの時に あるんだなって。 143 00:10:31,281 --> 00:10:37,788 立人が帰っちゃうのが怖くて 神様に「嵐を起こして」って祈った。 144 00:10:37,788 --> 00:10:42,793 「こんな事 祈っちゃいけないのに」 って つらかった。 145 00:10:42,793 --> 00:10:47,114 でも やっぱり 離れたくなくて…。 146 00:10:47,114 --> 00:10:52,652 今 もう一度 あの時の事を 思い出している。 147 00:10:52,652 --> 00:10:56,139 (ユージィン)チェックメート。 (ナジェイラ)う…。 148 00:10:56,139 --> 00:11:00,439 これで15勝。 今度は 何を下さいますか? 149 00:11:02,462 --> 00:11:04,448 (グラスが割れる音) 150 00:11:04,448 --> 00:11:08,452 なんて気の利かない男なの! たまには 負けたら どうなのよ! 151 00:11:08,452 --> 00:11:10,787 (ユージィン)そんな事したら 面白くないでしょう。 152 00:11:10,787 --> 00:11:13,940 うっ…! 何が欲しいのよ。 153 00:11:13,940 --> 00:11:18,945 では スーツとシャツを もう5~6着 お願いしようかな。 154 00:11:18,945 --> 00:11:22,949 できたら ミラノから 仕立屋を呼んでほしいんだが。 155 00:11:22,949 --> 00:11:28,455 まあ それは無理だろうから ラギネイの仕立屋で我慢しますけど。 156 00:11:28,455 --> 00:11:32,292 捕虜のくせに 一点物のスーツを 一体 何着…。 157 00:11:32,292 --> 00:11:35,946 (ユージィン)あ それと 靴も お願いします。 158 00:11:35,946 --> 00:11:39,116 ユージィン お前 自分の立場が分かってるの! 159 00:11:39,116 --> 00:11:41,118 申し訳ありません。 160 00:11:41,118 --> 00:11:45,455 既製服は 着た事がないので どうも肩が凝って。 161 00:11:45,455 --> 00:11:49,459 (ユージィン)それに 一度 そでを 通した物を 2回着るというのも→ 162 00:11:49,459 --> 00:11:52,779 実は 慣れなくて。 163 00:11:52,779 --> 00:11:56,616 いいわ。 確かに 私は 負けたものね。 164 00:11:56,616 --> 00:11:59,619 ライサ 片づけたら 仕立屋に連絡を。 165 00:11:59,619 --> 00:12:01,788 は はい。 166 00:12:01,788 --> 00:12:05,775 言っておくけど 仕立て屋を 丸め込もうとしても 無駄よ。 167 00:12:05,775 --> 00:12:08,512 それと もう一つ 念のため。 168 00:12:08,512 --> 00:12:13,450 お前に つけてある 侍女 ライサを誘惑ようとしても駄目よ。 169 00:12:13,450 --> 00:12:15,452 それはまた なぜ? 170 00:12:15,452 --> 00:12:18,955 (ナジェイラ)ヨーロッパ一の女たらしの くせに まだ分からないの? 171 00:12:18,955 --> 00:12:25,011 すごい 男嫌いなのよ。 だから お前に つけたの。 172 00:12:25,011 --> 00:12:27,781 なるほど どおりで。 173 00:12:27,781 --> 00:12:34,454 フフ… ばかね もう口説いた でしょう。 残念だったわね。 174 00:12:34,454 --> 00:12:37,457 あ~! チェスも もう飽きたわ。 175 00:12:37,457 --> 00:12:39,442 (ドアを開ける音) 176 00:12:39,442 --> 00:12:44,447 (ユージィン)ライサ 君が そういう 趣味だとは 知らなかったな。 177 00:12:44,447 --> 00:12:49,019 (ライサ)皆 好き勝手な事を うわさ するんですわ。 178 00:12:49,019 --> 00:12:55,942 私は ただ 少し 男の方が苦手なだけなのに。 179 00:12:55,942 --> 00:13:04,784 何と言ったらいいか… 生々しいのが… 私 駄目で…。 180 00:13:04,784 --> 00:13:08,088 それだけなのに…。 (ユージィン)よく分かるよ。 181 00:13:08,088 --> 00:13:12,125 君は 汚らしい男が嫌いなだけさ。 182 00:13:12,125 --> 00:13:15,078 僕も汚い? いいえっ そんな! 183 00:13:15,078 --> 00:13:17,080 ユージィン様は そんな…! 184 00:13:17,080 --> 00:13:20,283  心の声  そうだろうとも。 185 00:13:20,283 --> 00:13:26,122 君みたいなタイプに やたらと 僕は好かれるからね。 186 00:13:26,122 --> 00:13:29,793 人間の においのしない 人形の ふりなら→ 187 00:13:29,793 --> 00:13:33,797 最も 僕の得意とするところだ。 188 00:13:33,797 --> 00:13:38,852 肩を抱いて 軽くキス。 189 00:13:38,852 --> 00:13:43,456 これで チェックメイト。 190 00:13:43,456 --> 00:13:50,656 あなたとの勝負は どうも お手軽 すぎて つまらないな ナジェイラ殿下。 191 00:13:57,621 --> 00:14:04,794 (雨音) 192 00:14:04,794 --> 00:14:08,782 (雨音) 193 00:14:08,782 --> 00:14:21,528 (雨と遠雷の音) 194 00:14:21,528 --> 00:14:25,298 (カール)はっ! 大使 花鹿の消息は!? 195 00:14:25,298 --> 00:14:28,098 (ジム)いや。 そうですか。 196 00:14:30,420 --> 00:14:36,009 しかし 生きとるのは確かだよ。 死亡者の中に 2人は いなかった。 197 00:14:36,009 --> 00:14:41,031 どうして あそこで 花鹿を追わなかったのか…。 198 00:14:41,031 --> 00:14:43,283 自分が情けない。 199 00:14:43,283 --> 00:14:46,119 (ジム) 自分を責めるのは やめたまえ。 200 00:14:46,119 --> 00:14:49,719 あの大混乱だ。 仕方のない事だ。 201 00:14:53,777 --> 00:14:55,795  回想 (立人)花鹿~! 202 00:14:55,795 --> 00:14:57,795 離せ! 花鹿が! 203 00:15:00,450 --> 00:15:05,455  心の声 あの 銃弾の飛び交う パニックの中を 彼は…。 204 00:15:05,455 --> 00:15:08,558 あの時点で 僕は負けたのか。 205 00:15:08,558 --> 00:15:12,128 いや 愛し方が まだ足りなかったのだ。 206 00:15:12,128 --> 00:15:16,783 まだ… これから僕は 生まれ変われるはずだ! 207 00:15:16,783 --> 00:15:22,789 花鹿さえ 僕を愛してくれたら。 生きていてくれ 花鹿! 208 00:15:22,789 --> 00:15:25,225 (ドアが開く音) (ネルソン)カール。 209 00:15:25,225 --> 00:15:29,446 クーデターごときで 何を へたり込んどる。 210 00:15:29,446 --> 00:15:33,950 お父さん。 (ネルソン)突然 お邪魔して 申し訳ない 大使。 211 00:15:33,950 --> 00:15:40,490 いやいや ローゼンタールの総帥を お迎えできるとは 光栄ですよ。 212 00:15:40,490 --> 00:15:46,996 ところで 息子と少々 話がある。 2人きりにさせて頂けるかな。 213 00:15:46,996 --> 00:15:50,717 では 私は これで。 214 00:15:50,717 --> 00:15:54,117  心の声  (ネルソン)まったく 好かん男だよ。 215 00:15:57,974 --> 00:16:01,127 どうした? (ライアン)今 ラギネイから→ 216 00:16:01,127 --> 00:16:05,548 花鹿様と立人様は ご無事との連絡が入りました。 えっ!? 217 00:16:05,548 --> 00:16:09,119 お二人は ノエイ少尉に 保護されていて→ 218 00:16:09,119 --> 00:16:14,190 立人様は 負傷したようですが 命に別状はないとの事です。 219 00:16:14,190 --> 00:16:18,628 そうか…。 俺 すぐ ラギネイに向かいます! 220 00:16:18,628 --> 00:16:22,415 こうなったら 正規のルートを使わず 潜入したっていい。 221 00:16:22,415 --> 00:16:24,784 ちょっと席を外してくれ。 222 00:16:24,784 --> 00:16:26,784 はい。 223 00:16:28,788 --> 00:16:30,790 (ドアの開閉音) 224 00:16:30,790 --> 00:16:32,792 寅之介。 えっ…。 225 00:16:32,792 --> 00:16:37,280 花鹿のボディーガードについて 何年になる? 3年です。 226 00:16:37,280 --> 00:16:40,116 君は いいボディーガードだ。 227 00:16:40,116 --> 00:16:45,188 誠実で実直で いまや 花鹿の友人も同然だ。 228 00:16:45,188 --> 00:16:49,058 あっ… あぁ…。 229 00:16:49,058 --> 00:16:54,948 ラギネイには バーンズワースの コネを使えば なんとか入国できるだろう。 230 00:16:54,948 --> 00:16:58,148 その前に 見せたいものがある。 えっ。 231 00:17:00,086 --> 00:17:04,086 どうした 来たまえ。 は はい。 232 00:17:08,945 --> 00:17:13,366 (ドアが開く音) 233 00:17:13,366 --> 00:17:15,351 あ~! 234 00:17:15,351 --> 00:17:21,107 入りたまえ。 えっ あ あぁ はい。 235 00:17:21,107 --> 00:17:24,110  心の声  ここって 飾り扉じゃ…? 236 00:17:24,110 --> 00:17:29,115 (響く足音) 237 00:17:29,115 --> 00:17:31,115 ハッ! 238 00:17:35,121 --> 00:17:38,107 (寅之介)ルマティ殿下の肖像画!? 239 00:17:38,107 --> 00:17:40,860 (ハリー)いや ルマティじゃない。 240 00:17:40,860 --> 00:17:46,449 73代国王マハティが 15歳の時の肖像だ。 241 00:17:46,449 --> 00:17:50,954 えっ じゃあ ルマティ殿下の おじいさん。 242 00:17:50,954 --> 00:17:56,292 (ハリー)現在も「神座王」と呼ばれ 神殿 奥深くに おられる。 243 00:17:56,292 --> 00:18:01,948 (寅之介)まるで ルマティ殿下を描いたみたいだ。 244 00:18:01,948 --> 00:18:07,020 この方は 確か 「ラギネイの父」 って呼ばれるくらいの→ 245 00:18:07,020 --> 00:18:09,622 名君だった 王様ですよね。 246 00:18:09,622 --> 00:18:14,127 ご存命なら 今のラギネイの状態だって 分かっているはずなのに→ 247 00:18:14,127 --> 00:18:16,112 なぜ 何も 言わないんでしょう。 248 00:18:16,112 --> 00:18:20,617 「神座王」とは 神と同格になる事を意味する。 249 00:18:20,617 --> 00:18:23,617 神は ただ そこに おわすもの。 250 00:18:25,622 --> 00:18:29,609  回想 (侍従)陛下 バーンズワース氏が参上されました。 251 00:18:29,609 --> 00:18:35,565 鉱区落札の ご報告と お礼を申し上げられたいと。 252 00:18:35,565 --> 00:18:37,550 (マハティ)前へ。 253 00:18:37,550 --> 00:18:40,954 さあ 御前に お進みあれ。 254 00:18:40,954 --> 00:18:43,773 陛下は じかに お言葉を交わされる事を→ 255 00:18:43,773 --> 00:18:45,973 お許しになられました。 256 00:18:51,447 --> 00:18:54,250 (マハティ)名は 何と申されたか。 257 00:18:54,250 --> 00:19:01,457 名… ファーストネームは ハリーといいます。 母が 名付けてくれました。 258 00:19:01,457 --> 00:19:06,796 ハリー… 良い名だ。 259 00:19:06,796 --> 00:19:09,449 (マハティ)実に 良い名である。 260 00:19:09,449 --> 00:19:16,789 (ハリー)「神座王」とは ただ人の世の 世俗の流れを見つめるのみ。 261 00:19:16,789 --> 00:19:20,627 (寅之介) そんなの国が滅びちゃったら 元も子も ないじゃないですか。 262 00:19:20,627 --> 00:19:25,114 それが 彼らの宗教であり 文化なのさ。 263 00:19:25,114 --> 00:19:28,117 我々の物差しで 測れるものじゃない。 264 00:19:28,117 --> 00:19:30,486 あ…。 265 00:19:30,486 --> 00:19:35,108 何が正義か 何が幸福か。 266 00:19:35,108 --> 00:19:41,614 それは その国 個々で のたうちながら 考える事だ。 267 00:19:41,614 --> 00:19:45,952 (ハリー)より良き方向を 見つけられない国家は滅びる。 268 00:19:45,952 --> 00:19:53,459 自らの腐敗を改める事のできない 国家も また同じ。 269 00:19:53,459 --> 00:19:59,749 マハティの沈黙は 母国の再生を 信じるがゆえだろう。 270 00:19:59,749 --> 00:20:04,771 それが できぬまで 落ちて しまったなら 滅びるがいいと。 271 00:20:04,771 --> 00:20:10,627 私は まだ「人間」だから そこまでは 達観できないがね。 272 00:20:10,627 --> 00:20:15,298 (寅之介)でも なぜ マハティ神座王の肖像画が ここに? 273 00:20:15,298 --> 00:20:20,620 マハティ神座王は ルマティ殿下に似ている。 274 00:20:20,620 --> 00:20:24,757 そして ほかに ルマティに似ている者は? 275 00:20:24,757 --> 00:20:27,610 う~ん ルマティ殿下なら…→ 276 00:20:27,610 --> 00:20:31,481 あっ 花鹿様が 何となく 雰囲気が似て…。 277 00:20:31,481 --> 00:20:33,483 えっ! 278 00:20:33,483 --> 00:20:38,655 (カール)お父さんまで ラギネイに いらっしゃるなんて聞いてません。 279 00:20:38,655 --> 00:20:44,243 カール 私は ラギネイを バーンズワースから取り戻すぞ。 280 00:20:44,243 --> 00:20:48,448 こんな国 今更 取り合って どうなるというのです。 281 00:20:48,448 --> 00:20:51,117 (ネルソン)ついに 奴の しっぽを つかんだのだ。 282 00:20:51,117 --> 00:20:56,939  心の声 妄執だ。 生涯ただ一度 己のプライドを傷つけた→ 283 00:20:56,939 --> 00:21:01,961 ハリー・バーンズワースへの復讐 それしか頭にないんだ。 284 00:21:01,961 --> 00:21:09,561 これが かつて世界の政財界に 圧倒的な影響を与えた男の末路か。 285 00:21:11,621 --> 00:21:17,310 明朝 王宮へ行き クインザ・ハフェズと 会見する。 お前も来い。 286 00:21:17,310 --> 00:21:21,781 クインザ? 彼と会って 一体 何を? 287 00:21:21,781 --> 00:21:25,051 (ネルソン)これだ。 ん? 288 00:21:25,051 --> 00:21:28,321 あ…。 289 00:21:28,321 --> 00:21:32,792 現侍従長のサレハは クインザの傀儡だ。 290 00:21:32,792 --> 00:21:37,847 政策の ほとんどは クインザの意思と見ていいだろう。 291 00:21:37,847 --> 00:21:40,817 バーンズワースを切らんのもな。 292 00:21:40,817 --> 00:21:44,120 ハリー・バーンズワースの調査書。 293 00:21:44,120 --> 00:21:48,040  心の声 懲りもせず こんな事を まだ続けていたのか。 294 00:21:48,040 --> 00:21:53,062 (ネルソン)だが それを見れば 奴も バーンズワースを切るだろう。 295 00:21:53,062 --> 00:21:56,949 いや… 何か策を 練り出すかもしれんなあ。 296 00:21:56,949 --> 00:21:58,951 どういう事ですか。 297 00:21:58,951 --> 00:22:04,023 (ネルソン)クインザとしては このまま 傀儡政治を続けたいのが腹だろう。 298 00:22:04,023 --> 00:22:08,628 そこへ マハティの落とし胤など 出てきては まずかろう。 299 00:22:08,628 --> 00:22:11,631 なっ! …なんですって!? 300 00:22:11,631 --> 00:22:14,117 (ネルソン)聞こえなかったか? 301 00:22:14,117 --> 00:22:20,790 ハリー・バーンズワースは マハティ元国王の私生児だ。 302 00:22:20,790 --> 00:22:25,394 (ネルソン)つまり 世が世なら 奴は ラギネイの国王。 303 00:22:25,394 --> 00:22:27,394 あぁ…! 304 00:22:31,384 --> 00:22:34,387 では… 花鹿様は…。 305 00:22:34,387 --> 00:22:40,376 (ネルソン)そして 奴の娘は 第1王位継承者→ 306 00:22:40,376 --> 00:22:42,528 「女王陛下」という事だ。 307 00:22:42,528 --> 00:22:49,118 (雷鳴) 308 00:22:49,118 --> 00:22:57,118 花鹿が… 王位継承者…。 309 00:23:00,179 --> 00:23:08,454 ♪♪~(エンディング・テーマ) ♪♪「悲しいほど 遠くに感じる」 310 00:23:08,454 --> 00:23:15,778 ♪♪「君の心 探しはじめている」 311 00:23:15,778 --> 00:23:22,618 ♪♪「いつも そばにいて 守られていたから」 312 00:23:22,618 --> 00:23:29,292 ♪♪「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 313 00:23:29,292 --> 00:23:36,782 ♪♪「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 314 00:23:36,782 --> 00:23:44,123 ♪♪「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 315 00:23:44,123 --> 00:23:51,464 ♪♪「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 316 00:23:51,464 --> 00:23:58,788 ♪♪「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 317 00:23:58,788 --> 00:24:06,445 ♪♪「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 318 00:24:06,445 --> 00:24:13,920 ♪♪「強くて 美しい 時の碧い海」 319 00:24:13,920 --> 00:24:25,120 ♪♪「その腕 その胸に 私は生きている」