1 00:00:02,119 --> 00:00:12,112 ♪♪~(オープニング・テーマ) 2 00:00:12,112 --> 00:00:16,950 ♪♪「I know these eyes つめたいvoices」 3 00:00:16,950 --> 00:00:21,455 ♪♪「ゆれる My faint」 4 00:00:21,455 --> 00:00:26,443 ♪♪「多分少し afraid to run away」 5 00:00:26,443 --> 00:00:29,780 ♪♪「でも今は」 6 00:00:29,780 --> 00:00:34,451 ♪♪「このまま時を 抱きしめたい」 7 00:00:34,451 --> 00:00:38,956 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 8 00:00:38,956 --> 00:00:43,610 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 9 00:00:43,610 --> 00:00:48,115 ♪♪「とびたてる Break all the way」 10 00:00:48,115 --> 00:00:52,786 ♪♪「このまま時を I just want to be with you」 11 00:00:52,786 --> 00:00:57,107 ♪♪「あなたのそばに I’m dreaming one of days」 12 00:00:57,107 --> 00:01:01,995 ♪♪「約束の空 見上げるとき」 13 00:01:01,995 --> 00:01:06,450 ♪♪「I know I can change all the way」 14 00:01:06,450 --> 00:01:20,797 ♪♪「このまま I just want to」 15 00:01:20,797 --> 00:01:30,097 ♪♪~ 16 00:01:37,130 --> 00:01:42,786 (ルマティ)帰ってきた…。 ついに 帰ってきたんだ。 17 00:01:42,786 --> 00:01:46,086 (大祭司)ルマティ殿下! あっ! 18 00:01:48,108 --> 00:01:51,128 (大祭司)本当に よく ご無事で…。 19 00:01:51,128 --> 00:01:53,113 心配を かけたな。 20 00:01:53,113 --> 00:01:56,450 なんと立派に 成長された事か…。 21 00:01:56,450 --> 00:01:59,450 ≪(サレハ)どけ! どいてくれ! は!? 22 00:02:01,588 --> 00:02:03,588 サレハ…。 23 00:02:05,676 --> 00:02:09,413 どうか! どうか 御慈悲を! サレハ…。 24 00:02:09,413 --> 00:02:12,783 今までの所業 心より悔いております! 25 00:02:12,783 --> 00:02:14,785 なにとぞ… なにとぞ…。 26 00:02:14,785 --> 00:02:17,421 (ルマティ)やめろ。 見苦しい。 は!? 27 00:02:17,421 --> 00:02:21,792 何度も言うが 私の目的は 報復ではない。 28 00:02:21,792 --> 00:02:26,413 すべての事実を明らかにした後 法によって 裁きを行う。 29 00:02:26,413 --> 00:02:29,199 法によって…? (ルマティ)そうだ。 30 00:02:29,199 --> 00:02:32,119 ラギネイは 法治国家となるのだ。 31 00:02:32,119 --> 00:02:35,455 国家を私物化し 混乱させた者は→ 32 00:02:35,455 --> 00:02:38,692 法の下に それ相当の罰を 受ける事となるだろう。 33 00:02:38,692 --> 00:02:44,181 そ そんな…。 くっ…。 34 00:02:44,181 --> 00:02:46,199 兄上は 春宮か? 35 00:02:46,199 --> 00:02:50,687 (侍従A)えっ? さ さあ 私は…。 (侍従B)私も 詳しくは…。 36 00:02:50,687 --> 00:02:54,675 自らが使えていた王の居場所も 分からぬというのか? 37 00:02:54,675 --> 00:03:00,180 それは…。 私どもは もともと ルマティ殿下を お慕いしておりましたので…。 38 00:03:00,180 --> 00:03:02,182 (ルマティ)黙れ! (2人)ヒッ! 39 00:03:02,182 --> 00:03:06,787 お前たちのような者がいるから…。 (立人)殿下…。 40 00:03:06,787 --> 00:03:10,257 分かってる。 お前たちは ここに! 41 00:03:10,257 --> 00:03:13,757 (ルマティ)花鹿 立人。 (2人)うん。 42 00:03:21,118 --> 00:03:25,489 (ルマティ)俺は いつも ここに 入りたくて しょうがなかった。 43 00:03:25,489 --> 00:03:27,491 (花鹿)ルマティ…。 44 00:03:27,491 --> 00:03:34,297 侍従に止められる度に 第2王子の 立場の弱さを思い知らされた…。 45 00:03:34,297 --> 00:03:36,783 だが…! 46 00:03:36,783 --> 00:03:39,619 今 俺を阻む者は いない! 47 00:03:39,619 --> 00:03:42,122 それが王になるという事! 48 00:03:42,122 --> 00:03:48,111 すべての行動に 義務と責任を負うという事だ! 49 00:03:48,111 --> 00:03:51,131 (扉が開く音) 50 00:03:51,131 --> 00:03:53,131 あっ! 51 00:03:58,121 --> 00:04:00,221 クインザ…。 52 00:04:02,175 --> 00:04:04,175 (クインザ)殿下…。 53 00:04:14,588 --> 00:04:16,573 クインザ…。 54 00:04:16,573 --> 00:04:19,342  心の声 やはり 生きていたか。 55 00:04:19,342 --> 00:04:22,796  心の声  ひどいケガをしてるはず…。 56 00:04:22,796 --> 00:04:24,848 クインザ! あっ!? 57 00:04:24,848 --> 00:04:27,084  心の声 立人…。 58 00:04:27,084 --> 00:04:33,106  心の声 あの目… もはや 意識を つないでいるだけで 精一杯…。 59 00:04:33,106 --> 00:04:37,077 (クインザ)…おいでを お待ちいたしておりました。 60 00:04:37,077 --> 00:04:43,483 クインザ お前と話すのは後だ。 兄上に会いたい。 案内しろ。 61 00:04:43,483 --> 00:04:47,721 いいえ! 今 聞いて頂きたい話が ございます。 62 00:04:47,721 --> 00:04:49,723 なんだと…。 63 00:04:49,723 --> 00:04:52,092  心の声 何を話すつもりだ…。 64 00:04:52,092 --> 00:04:56,630 お察しのとおり この2年→ 65 00:04:56,630 --> 00:05:01,418 私は 国政を思い通りに してまいりました。 (ルマティ)お前…。 66 00:05:01,418 --> 00:05:08,125 ですが それ以前から 既に王宮は 侍従のものだったのです…。→ 67 00:05:08,125 --> 00:05:15,115 国王を口先三寸で操り 賄賂を 受け取り私腹を肥やしていく…。→ 68 00:05:15,115 --> 00:05:18,118 それを見て 思ったのです…。 69 00:05:18,118 --> 00:05:24,908 彼らに できる事ならば… 私は もっと うまくできる。 70 00:05:24,908 --> 00:05:28,912 なっ…。 (ノエイ)クインザ 貴様は…。 71 00:05:28,912 --> 00:05:31,782 私は 聞いてしまったのです。 72 00:05:31,782 --> 00:05:36,119 国王陛下が ガンに侵されている事を。 73 00:05:36,119 --> 00:05:41,625 そして 侍従たちが 密かに 安楽死させようとしている事を。→ 74 00:05:41,625 --> 00:05:46,947 ソマンド王を即位させれば 今より 更に やりやすくなる。→ 75 00:05:46,947 --> 00:05:49,649 早ければ 早い方がいい。 76 00:05:49,649 --> 00:05:53,553 ばかな… 侍従が 王族を殺すなど…→ 77 00:05:53,553 --> 00:05:57,557 父上を殺すなど… そんな事が…。 78 00:05:57,557 --> 00:06:03,446 なぜ 殿下が国外に出ている時に ウールド王が亡くなり→ 79 00:06:03,446 --> 00:06:06,850 あなたに 暗殺の嫌疑が かかったと思うのです…。→ 80 00:06:06,850 --> 00:06:13,790 そっ…。 すべては 殿下を陥れるために 私が 侍従と考えた事…。 81 00:06:13,790 --> 00:06:19,846 私が この国を手に入れるために 用意した 罠だったのです。 82 00:06:19,846 --> 00:06:23,116 うそだ… クインザ! 本当なの?! 83 00:06:23,116 --> 00:06:25,619 クインザ! 花鹿。 84 00:06:25,619 --> 00:06:27,988 これを…。 何だ それは? 85 00:06:27,988 --> 00:06:32,792 私と共に 陰謀に加担した者のリストです。 86 00:06:32,792 --> 00:06:37,881 この2年 国政を私物化 していた者も 加えてあります。 87 00:06:37,881 --> 00:06:41,484 …仲間を 売ろうというのか。 88 00:06:41,484 --> 00:06:48,124 ええ…。 私一人 罪に問われるのは 割に合いませんから。 89 00:06:48,124 --> 00:06:50,110 きっ…。 90 00:06:50,110 --> 00:06:53,230 お受け取り…下さい。 91 00:06:53,230 --> 00:06:55,715 …うっ。 92 00:06:55,715 --> 00:06:57,984 受け取るのです 殿下! 93 00:06:57,984 --> 00:07:03,790 ここに書かれているのは 国家と 国民に 耐え難い苦しみを与え→ 94 00:07:03,790 --> 00:07:09,563 この神聖なるラギの国を 誤った 方向に導こうとした者たち…。→ 95 00:07:09,563 --> 00:07:14,684 王となる者が それを見過ごす事は 許されません…。→ 96 00:07:14,684 --> 00:07:18,984 これは… 王の責務です。 97 00:07:31,785 --> 00:07:37,457  心の声  それで…それで いいのです 殿下。 98 00:07:37,457 --> 00:07:41,461 (クインザ)これで 地獄に向かう 仲間が増えました。 99 00:07:41,461 --> 00:07:45,782 すべては 法の下に裁かれる。 死罪になるとは限らない! 100 00:07:45,782 --> 00:07:48,802 フッ… それは残念。 101 00:07:48,802 --> 00:07:51,288 クッ… クインザ! 102 00:07:51,288 --> 00:07:55,108  心の声 (ノエイ) わざと すべての罪を背負って→ 103 00:07:55,108 --> 00:07:59,613 殿下の敵となりそうな人物を 道連れに するつもりだ…。→ 104 00:07:59,613 --> 00:08:04,351 慈悲に つけ込み 罪を逃れる者が いないようにするために…。 105 00:08:04,351 --> 00:08:07,120 うっ! クインザ? 106 00:08:07,120 --> 00:08:10,123 (クインザ)法には… 従いません。 107 00:08:10,123 --> 00:08:14,423 私は 人生の賭けに負けたのです。 108 00:08:17,113 --> 00:08:20,083 お前…? 109 00:08:20,083 --> 00:08:25,105  心の声  もう少し… 見ていたかった…。→ 110 00:08:25,105 --> 00:08:33,446 あなたを… 見ていたかった…。→ 111 00:08:33,446 --> 00:08:38,118 が… もう 時間がない。→ 112 00:08:38,118 --> 00:08:41,354 もう… 残っていない…。 113 00:08:41,354 --> 00:08:43,354 あっ! 114 00:08:45,792 --> 00:08:52,782  心の声 殿下… 私が 最後に して差し上げられる事…→ 115 00:08:52,782 --> 00:08:56,987 それは… 明確な悪役…。→ 116 00:08:56,987 --> 00:09:03,793 誰にでも分かる… 明確な… 悪役…。→ 117 00:09:03,793 --> 00:09:09,783 殿下が… 私に… 駆け寄って下さる…。→ 118 00:09:09,783 --> 00:09:13,119 この… クインザに…→ 119 00:09:13,119 --> 00:09:17,457 殿下が… 私に…→ 120 00:09:17,457 --> 00:09:21,778 駆けて… 来る…→ 121 00:09:21,778 --> 00:09:24,078 それだけで…。 122 00:09:26,116 --> 00:09:28,118 クインザ! あっ! 123 00:09:28,118 --> 00:09:31,905 (ナジェイラ)来るな~! 誰も そばに来るな~! 124 00:09:31,905 --> 00:09:33,905 クインザ! 125 00:09:36,126 --> 00:09:38,126  心の声 (クインザ)殿下…。 126 00:09:40,130 --> 00:09:43,750 ルマティ… クインザは…。 127 00:09:43,750 --> 00:09:45,752 はっ! 128 00:09:45,752 --> 00:09:48,688 (クインザ)ぐ…。 129 00:09:48,688 --> 00:09:51,691 ああ~。 130 00:09:51,691 --> 00:09:55,111  心の声 殿下…。 131 00:09:55,111 --> 00:10:02,619 ♪♪~ 132 00:10:02,619 --> 00:10:08,124 クインザ… 聞け…。 133 00:10:08,124 --> 00:10:10,176 死を許す。 134 00:10:10,176 --> 00:10:12,176 ハッ! 135 00:10:15,365 --> 00:10:21,621 王家と… 俺の… ために…→ 136 00:10:21,621 --> 00:10:23,606 死ね…。 137 00:10:23,606 --> 00:10:32,132  心の声 殿下… そのような 栄誉を… この私に…。→ 138 00:10:32,132 --> 00:10:40,607 お顔を… もう一度… お顔を…。→ 139 00:10:40,607 --> 00:10:44,110 もう… 一度…。 140 00:10:44,110 --> 00:10:58,124 ♪♪~ 141 00:10:58,124 --> 00:11:00,193  回想  (クインザ)願いですか? 142 00:11:00,193 --> 00:11:03,980 (ルマティ)そうだ。 この光に願えば なんでも叶うぞ! 143 00:11:03,980 --> 00:11:05,982 (クインザ)そんな言い伝えが? 144 00:11:05,982 --> 00:11:10,987 いや。 今 俺が考えた。 こんな きれいな光なのだ→ 145 00:11:10,987 --> 00:11:13,123 きっと 叶う。 146 00:11:13,123 --> 00:11:17,977 そうですね。 私の願いは 昔から1つだけです。 147 00:11:17,977 --> 00:11:20,497 なんだ 1つだけか~。 148 00:11:20,497 --> 00:11:23,249 …はい。 149 00:11:23,249 --> 00:11:27,620  心の声 (クインザ)神よ…→ 150 00:11:27,620 --> 00:11:33,126 どうか… 私の王に栄光を…→ 151 00:11:33,126 --> 00:11:37,126 祝福を… 永遠に…。 152 00:11:42,118 --> 00:11:59,452 ♪♪~ 153 00:11:59,452 --> 00:12:05,152 (寅之介) すごい! たった数日なのに また 立派になられたようです。 154 00:12:07,193 --> 00:12:09,779 なんか 夢みたいですね。 155 00:12:09,779 --> 00:12:13,116 うん。 ソマンドの 戴冠式の時には→ 156 00:12:13,116 --> 00:12:17,453 こんなふうに なるなんて 思ってもみなかった。 157 00:12:17,453 --> 00:12:22,125 ハリー会長 来たかったでしょうね。 仕事だから しょうがないよ。 158 00:12:22,125 --> 00:12:25,795 今 来ても ルマティと ゆっくり話せないし。 159 00:12:25,795 --> 00:12:30,116 それに ダッドは こうなるって 分かってたんじゃないかな。 160 00:12:30,116 --> 00:12:33,453 (寅之介)え? ルマティが 国王になるって。 161 00:12:33,453 --> 00:12:38,791 そんな事…。 いや でも あの人の場合 ありそうで怖い…。 162 00:12:38,791 --> 00:12:40,777 フフ…。 163 00:12:40,777 --> 00:12:42,795  心の声  きっと そうに違いない。→ 164 00:12:42,795 --> 00:12:47,417 それだけの器を持つ人物だから ダッドも夫候補に…。 165 00:12:47,417 --> 00:12:49,419 ん!? 待てよ!? 166 00:12:49,419 --> 00:12:53,623 でも それって 夫候補として ふさわしいと いえるのかな? 167 00:12:53,623 --> 00:12:58,611 大体 ルマティは従兄で 国家を背負って立つ王様だから→ 168 00:12:58,611 --> 00:13:01,447 后を決めるにも いろいろ あるだろうし…。 169 00:13:01,447 --> 00:13:05,118 あれ? でも そう考えたら ユージィンも…。 170 00:13:05,118 --> 00:13:09,289 そもそも 結婚なんて したくない人だし。 171 00:13:09,289 --> 00:13:14,344 カールだって バーンズワースとの確執やら 家の事を考えたら→ 172 00:13:14,344 --> 00:13:18,248 簡単に 結婚できる相手とは いい難いような…。 173 00:13:18,248 --> 00:13:20,850 つまり3人とも そう簡単に→ 174 00:13:20,850 --> 00:13:23,786 結婚できるような 相手じゃないんじゃ…。 175 00:13:23,786 --> 00:13:26,122 なのに なんで ダッドは…。 176 00:13:26,122 --> 00:13:28,775 (立人)花鹿? はっ! 177 00:13:28,775 --> 00:13:30,793 どうした? 行くぞ。 178 00:13:30,793 --> 00:13:35,014 ルマティ陛下に「会いたい」 って言われたんだろ? あ うん。 179 00:13:35,014 --> 00:13:38,751 寅之介 行ってくるね。 あ… はい。 180 00:13:38,751 --> 00:13:41,287 何 考え込んでたんだ? ううん 別に。 181 00:13:41,287 --> 00:13:46,125 (寅之介)お似合いだなぁ~。 ユージィンさん つらいだろうな…。 182 00:13:46,125 --> 00:13:50,113 中は 思ったより静かだね。 183 00:13:50,113 --> 00:13:54,450 本来 戴冠式とは 神聖なものだからな。 184 00:13:54,450 --> 00:13:56,850 花鹿様 立人。 (2人)あっ。 185 00:13:59,872 --> 00:14:03,109 あ~ イザック! 軍服 着てる。 186 00:14:03,109 --> 00:14:06,679 (ノエイ)この度 昇進しまして 大尉となりました。 187 00:14:06,679 --> 00:14:10,116 すごい! おめでとう。 格好いいよ! 188 00:14:10,116 --> 00:14:12,952 光栄です。 ありがとう ございます。 189 00:14:12,952 --> 00:14:16,105 もう。 なんか遠い。 (ノエイ)は? 190 00:14:16,105 --> 00:14:19,592 やたら丁寧なんだもん。 もっと普通にしててよ。 191 00:14:19,592 --> 00:14:22,945 いえ 性分なもので…。 192 00:14:22,945 --> 00:14:25,465 (給仕)失礼ですが…→ 193 00:14:25,465 --> 00:14:28,618 (給仕)倣立人様ですか? そうだが。 194 00:14:28,618 --> 00:14:33,106 お客様が お待ちです。 こちらへ。 客? 195 00:14:33,106 --> 00:14:37,176 じゃあ 私 先に ルマティに会ってくるね。 ああ。 196 00:14:37,176 --> 00:14:40,376 (ノエイ)では こちらへ。 陛下が お待ちです。 197 00:14:52,125 --> 00:14:54,510 ん! 花鹿。 198 00:14:54,510 --> 00:14:58,281 (ルマティ)少し外してくれ。 (侍従たち)ははっ。 199 00:14:58,281 --> 00:15:02,285 ルマティ…。 (ルマティ) どうした? 何かあったのか? 200 00:15:02,285 --> 00:15:06,856 ううん。 なんか 急に すごい人に なっちゃったみたいだなぁって。 201 00:15:06,856 --> 00:15:09,056 俺は 今までと同じだ。 202 00:15:12,845 --> 00:15:15,348 な! フフ…。 203 00:15:15,348 --> 00:15:19,118 陛下 少々 よろしいでしょうか? (ルマティ)どうした? 204 00:15:19,118 --> 00:15:22,388 はい。 このような場で お渡しすべきかどうか→ 205 00:15:22,388 --> 00:15:24,941 悩んでいたのですが…。 206 00:15:24,941 --> 00:15:29,078 (ルマティ)ん? それは? (ノエイ)セズンからの手紙です。 207 00:15:29,078 --> 00:15:33,578 セズン? クインザの事伝えたの? はい。 208 00:15:36,953 --> 00:15:39,355 「祭司になる」と書かれている。 209 00:15:39,355 --> 00:15:41,357 え? 210 00:15:41,357 --> 00:15:45,812 はい。 私の所に来た時に 言っておりました。 211 00:15:45,812 --> 00:15:49,115 「本来は きちんと ごあいさつに 上がるべきなのですが→ 212 00:15:49,115 --> 00:15:51,818 ご無礼を お許し頂きたい」と…。 213 00:15:51,818 --> 00:15:57,457  回想  (セズン)ルマティ陛下には「心から 感謝している」とお伝え下さい。 214 00:15:57,457 --> 00:16:03,446 「兄の罪は 弟の私が これから 生涯かけて 神に許しを請う」と。 215 00:16:03,446 --> 00:16:06,048 やはり ボツリス僧院へ 行くのか? 216 00:16:06,048 --> 00:16:12,021 はい。 あそこは ラギ教会の中で 最も 戒律の厳しい所…。 217 00:16:12,021 --> 00:16:14,557 もう お会いできる事は ないかと…。 218 00:16:14,557 --> 00:16:18,294 そうか…。 そんな顔 しないで下さい。 219 00:16:18,294 --> 00:16:22,949 とても不謹慎ですけど 正直 楽しかったです。 220 00:16:22,949 --> 00:16:28,020 僕みたいな人間が 皆さんの お役に立てた事が…。 221 00:16:28,020 --> 00:16:30,773 一生分 楽しみました。 222 00:16:30,773 --> 00:16:32,773 セズン…。 223 00:16:37,280 --> 00:16:40,080 では お元気で。 224 00:16:50,776 --> 00:16:53,296 セズン…。 225 00:16:53,296 --> 00:16:55,915 (ルマティ)本当に よかったんだろうか…。 え? 226 00:16:55,915 --> 00:17:01,954 クインザの やった事で 死んだ者 投獄された者は 数え切れん。 227 00:17:01,954 --> 00:17:04,440 彼らの苦しみを考えれば→ 228 00:17:04,440 --> 00:17:08,478 クインザに 死の栄誉を与えるべきでは なかったのかもしれん。 229 00:17:08,478 --> 00:17:10,478 そうだね…。 230 00:17:12,782 --> 00:17:15,985 でも 私は これで よかったと思う。 231 00:17:15,985 --> 00:17:18,488 …花鹿。 232 00:17:18,488 --> 00:17:24,627 だって とっくに クインザは  自分で自分を裁いていたもの…。 233 00:17:24,627 --> 00:17:29,627 あの時 必要だったのは 許しだけだったと思う。 234 00:17:31,634 --> 00:17:33,719 ん…。 235 00:17:33,719 --> 00:17:37,623 僭越ながら 私も そう思います。 236 00:17:37,623 --> 00:17:41,127 だから セズンは 陛下に 感謝の言葉を残し→ 237 00:17:41,127 --> 00:17:46,132 償い切れなかった 兄の罪を償おう としているのではないでしょうか。 238 00:17:46,132 --> 00:17:51,137 …道は それしかなかったという事か。 239 00:17:51,137 --> 00:17:57,226 はい。 クインザ あの男だけは 何一つ 譲ろうとしなかった。 240 00:17:57,226 --> 00:18:02,632 私は そんな奴の姿に 憤りと 哀れみと…→ 241 00:18:02,632 --> 00:18:07,687 そして 一人の男として わずかな羨望を感じます。 242 00:18:07,687 --> 00:18:09,987 ん…。 243 00:18:16,112 --> 00:18:22,785 (近づいてくる足音) 244 00:18:22,785 --> 00:18:27,623 呼び出しておいて 待たせるとは 随分と 無礼だな…→ 245 00:18:27,623 --> 00:18:30,276 曹! 246 00:18:30,276 --> 00:18:32,795 申し訳ありません。 247 00:18:32,795 --> 00:18:37,295 しかし 私も 立人様の事を ずっと 待っておりましたので。 248 00:18:40,453 --> 00:18:44,153 そろそろ タイムリミットですよ。 立人様。 249 00:18:46,125 --> 00:18:48,125 分かっている。 250 00:18:51,113 --> 00:18:53,299 お兄さんに? 251 00:18:53,299 --> 00:18:57,119 ああ。 俺が 「守りたい」って言ったら→ 252 00:18:57,119 --> 00:18:59,319 すがるように 抱きついてきた。 253 00:19:04,443 --> 00:19:11,117 震えが止まり 冷え切った目で わずかに笑顔を見せてくれた。 254 00:19:11,117 --> 00:19:13,119 そう…。 255 00:19:13,119 --> 00:19:16,122 まだ間に合う。 256 00:19:16,122 --> 00:19:20,793 もう二度と 修復できない かもしれないと思っていたが→ 257 00:19:20,793 --> 00:19:25,114 きっと まだ…。 うん そうだね。 258 00:19:25,114 --> 00:19:27,414 あきらめなければ きっと…。 259 00:19:29,452 --> 00:19:31,621 花鹿。 ん? 260 00:19:31,621 --> 00:19:37,627 お前の事も あきらめなくて いいか? え? 261 00:19:37,627 --> 00:19:42,114 俺は今でも お前に 聖布の誓いを立てている。 262 00:19:42,114 --> 00:19:48,354 お前を王妃にと思っている。 今でも 変わらず。 263 00:19:48,354 --> 00:19:50,356 あ…。 264 00:19:50,356 --> 00:19:55,378 お前には この言葉が 届いているか? 265 00:19:55,378 --> 00:19:58,378 俺の気持ちが 届いているか? 266 00:20:01,784 --> 00:20:05,121 届いてるよ。 267 00:20:05,121 --> 00:20:08,821 ごめんね。 ちゃんと できなくて。 268 00:20:10,776 --> 00:20:12,795 花鹿…。 269 00:20:12,795 --> 00:20:16,449 逃げてた訳じゃないんだ。 270 00:20:16,449 --> 00:20:18,951 本当に 分からなかった。 271 00:20:18,951 --> 00:20:23,773 ルマティも カールも ユージィンも 皆 好きだから→ 272 00:20:23,773 --> 00:20:26,258 どうしていいか 分からなかった。 273 00:20:26,258 --> 00:20:30,613 誰かを好きになるって すごく温かい感情だから→ 274 00:20:30,613 --> 00:20:35,117 私 誰かを好きになるのが とても好きだった。 275 00:20:35,117 --> 00:20:39,455 一番とか 選ぶとかじゃなく ただ 好きなんだ。 276 00:20:39,455 --> 00:20:45,361 ムスターファや ダッドや マリアや 雨や風や木も みんな。 277 00:20:45,361 --> 00:20:49,849 …でも やっと 分かってきたんだ。 278 00:20:49,849 --> 00:20:54,353 その中に 特別があるって事が。 279 00:20:54,353 --> 00:21:00,153 誰にも替えられない 不思議な 特別の 「好き」があるって事を…。 280 00:21:02,478 --> 00:21:05,378 俺じゃ… ないのか。 281 00:21:09,118 --> 00:21:15,441  心の声  分かっていた。 立人が お前の事を 好きだと知った時から…→ 282 00:21:15,441 --> 00:21:17,927 こうなる日が来る事を…。 283 00:21:17,927 --> 00:21:22,681 ごめんね。 でも ルマティとは 親友で いたいんだ。 284 00:21:22,681 --> 00:21:27,186  心の声 だからこそ 王妃になってほしかった…。 285 00:21:27,186 --> 00:21:30,790 ずっと 俺のそばに いてほしかった…。 286 00:21:30,790 --> 00:21:34,944  回想 (クインザ)統治者とは 孤独なもの。 人を導くためには→ 287 00:21:34,944 --> 00:21:38,063 その孤独に 耐える事を 覚えなくてはなりません。 288 00:21:38,063 --> 00:21:41,117 何を言ってるのか 分からん! 289 00:21:41,117 --> 00:21:46,117  心の声 フッ… すまんな。 今 やっと分かった…。 290 00:21:48,124 --> 00:21:50,126  心の声 クインザ…。 291 00:21:50,126 --> 00:21:53,779 ルマティ? 部屋に戻っていてくれ。 292 00:21:53,779 --> 00:21:57,579 少ししたら行く。 …うん。 293 00:22:00,186 --> 00:22:04,123  心の声 本当に 俺は 一人になるのか…。 294 00:22:04,123 --> 00:22:09,779 花鹿も 立人も 皆 自分の居場所に帰って行く…。 295 00:22:09,779 --> 00:22:12,798 ここではない どこかに…。 296 00:22:12,798 --> 00:22:14,798 あっ! 297 00:22:21,490 --> 00:22:24,790  回想 (クインザ)おおっ…。 (ルマティ)すごいだろ。 298 00:22:27,112 --> 00:22:33,112  心の声 (ルマティ)こんな日は お前に いてほしかったなぁ… クインザ。 299 00:22:38,791 --> 00:22:40,791 (ソマンド)きれい…。 あっ。 300 00:22:44,113 --> 00:22:46,113 (ソマンド)すごく きれい。 301 00:22:48,117 --> 00:22:52,817 フッ… 兄上。 ん? 302 00:22:54,773 --> 00:22:57,773 (ルマティ)何か 願いは ありますか? 303 00:23:00,196 --> 00:23:08,454 ♪♪~(エンディング・テーマ) ♪♪「悲しいほど 遠くに感じる」 304 00:23:08,454 --> 00:23:15,778 ♪♪「君の心 探しはじめている」 305 00:23:15,778 --> 00:23:22,618 ♪♪「いつも そばにいて 守られていたから」 306 00:23:22,618 --> 00:23:29,291 ♪♪「ねぇ 独りじゃ 恐いんだ」 307 00:23:29,291 --> 00:23:36,782 ♪♪「流れる時間なんて みんな同じなのに…」 308 00:23:36,782 --> 00:23:44,123 ♪♪「今 眠ってる? 泣いている? 笑顔でいて欲しい」 309 00:23:44,123 --> 00:23:51,463 ♪♪「溢れ出す 想いを 抱いて 会いに行くから」 310 00:23:51,463 --> 00:23:58,787 ♪♪「逸らさないで ちゃんと見て 君を信じてる」 311 00:23:58,787 --> 00:24:06,445 ♪♪「そう 誰も 知らない 二人だけの思い出は」 312 00:24:06,445 --> 00:24:13,919 ♪♪「強くて 美しい 時の碧い海」 313 00:24:13,919 --> 00:24:25,119 ♪♪「その腕 その胸に 私は生きている」