1 00:00:02,060 --> 00:00:04,060 ちゃんと ちーちゃんちまで送ってけよ。 2 00:00:04,060 --> 00:00:06,900 はい。 それでは いってまいります。 3 00:00:06,900 --> 00:00:10,570 おう。 ちーねーちゃ またね! 4 00:00:10,570 --> 00:00:13,240 うん またね! 5 00:00:13,240 --> 00:00:15,570 エヘヘ! いったい これの 6 00:00:15,570 --> 00:00:17,530 何がリスクマネジメントなのよ。 7 00:00:17,530 --> 00:00:20,080 万が一 ガブリエルと やりあうことになった場合 8 00:00:20,080 --> 00:00:24,080 お前を巻き込んで なし崩し的に 戦ってもらったりとかな。 9 00:00:24,080 --> 00:00:26,420 本気で 言ってるわけじゃないわよね? 10 00:00:26,420 --> 00:00:29,090 別に味方しろとは言わないが 11 00:00:29,090 --> 00:00:31,210 もし ドンパチやらかすことになったら 12 00:00:31,210 --> 00:00:34,590 アラス・ラムスが ケガしねえくらいには 立ち回ってくれよ。 13 00:00:34,590 --> 00:00:37,760 まぁ 別に それくらいなら… 14 00:00:37,760 --> 00:00:40,600 たまには お前が厄介ごとを 解決したって 15 00:00:40,600 --> 00:00:42,770 バチは当たらんと思うぞ。 16 00:00:42,770 --> 00:00:46,770 魔王の厄介ごとなんて解決したら それこそバチが当たるわ! 17 00:00:46,770 --> 00:00:49,940 ぱち? 18 00:02:25,830 --> 00:02:28,500 何事もなかっただろうな? 19 00:02:28,500 --> 00:02:30,500 いや 何も起きるわけないじゃん。 20 00:02:30,500 --> 00:02:34,000 あいつが来るの朝だし。 千穂殿は どうだった? 21 00:02:34,000 --> 00:02:37,510 別れ際まで魔王様たちのことを 心配していらっしゃった。 22 00:02:37,510 --> 00:02:40,180 そうか。 しかし こればかりは 23 00:02:40,180 --> 00:02:42,390 千穂殿を 巻き込むわけにはいくまい。 24 00:02:42,390 --> 00:02:45,010 もちろんだ。 どのような形にしろ 25 00:02:45,010 --> 00:02:48,850 決着がつくまでは 魔王城に 近づかないよう言ってある。 26 00:02:48,850 --> 00:02:50,980 ホント 妙な部屋割りね。 27 00:02:50,980 --> 00:02:53,980 せめて 一晩だけでも アラス・ラムスをお前と一緒に 28 00:02:53,980 --> 00:02:56,320 寝かしてやりたくてな。 29 00:02:56,320 --> 00:02:58,650 何よ その言い方。 30 00:02:58,650 --> 00:03:01,490 今回ばかりは どうなるかわからねえ。 31 00:03:01,490 --> 00:03:07,830 アラス・ラムスが本当にセフィロトの樹のセフィラ イェソドの欠片の一部だとしたら… 32 00:03:07,830 --> 00:03:11,170 そうだな 簡単に説明すると 33 00:03:11,170 --> 00:03:13,670 セフィロトの樹とは 天界に存在する 34 00:03:13,670 --> 00:03:16,340 世界のことを 世界たらしめている樹だ。 35 00:03:16,340 --> 00:03:18,840 えっ 世界? そうだ。 36 00:03:18,840 --> 00:03:21,680 その樹になる 10個のセフィラという実が 37 00:03:21,680 --> 00:03:24,510 世界のさまざまな要素に 対応している。 38 00:03:24,510 --> 00:03:29,350 例えば 第9のセフィラ イェソドは アストラルと呼ばれる 39 00:03:29,350 --> 00:03:31,520 精神世界や自我をつかさどり 40 00:03:31,520 --> 00:03:36,860 数字は9 金属は銀 色は紫 惑星は天蒼星 41 00:03:36,860 --> 00:03:39,860 守護天使はガブリエルだ。 訳わかんない。 42 00:03:39,860 --> 00:03:42,030 3行くらいにまとめてよ。 43 00:03:42,030 --> 00:03:44,700 もともと大天使のお前が 何を言うか! 44 00:03:44,700 --> 00:03:47,540 まぁまぁ 漆原さんですから。 45 00:03:47,540 --> 00:03:50,290 とにかく 伝説を信じるならば 46 00:03:50,290 --> 00:03:53,290 ガブリエルの言っていたことも 筋が通る。 47 00:03:53,290 --> 00:03:56,290 イェソドのセフィラがつかさどる 世界の要素に 48 00:03:56,290 --> 00:03:58,300 危機が迫っているということだ。 49 00:03:58,300 --> 00:04:01,800 あいつが守護天使として 世界のバランスを保つために 50 00:04:01,800 --> 00:04:03,800 アラス・ラムスが必要なのね。 51 00:04:03,800 --> 00:04:08,640 そんな… じゃあ アラス・ラムスちゃんは やっぱり帰らないと… 52 00:04:08,640 --> 00:04:12,480 あくまで伝説を信じるならばだ。 えっ… 53 00:04:12,480 --> 00:04:16,150 セフィロトの樹が 世界を 支えているなどという話に 54 00:04:16,150 --> 00:04:18,150 物理的な証拠はない。 55 00:04:18,150 --> 00:04:21,150 樹が一本 消えただけで 星が滅びるか? 56 00:04:21,150 --> 00:04:23,820 お前 そういうとこドライなのな。 57 00:04:23,820 --> 00:04:27,330 アラス・ラムスを返さなければ 世界が危うくなるということは 58 00:04:27,330 --> 00:04:29,330 私はないと思っている。 59 00:04:29,330 --> 00:04:32,660 だが 天使がイェソドの欠片を 欲しがっているならば 60 00:04:32,660 --> 00:04:35,500 今の我々には あらがうすべがない。 61 00:04:35,500 --> 00:04:38,340 まったく理不尽だ 62 00:04:38,340 --> 00:04:42,340 本気で ガブリエル相手に 事を構える気なの? 63 00:04:42,340 --> 00:04:44,340 まっ 俺は親らしく 64 00:04:44,340 --> 00:04:46,510 子どものために 命を懸けるだけだな。 65 00:04:46,510 --> 00:04:49,510 魔王のくせに 誰かのためとか言えた義理? 66 00:04:49,510 --> 00:04:52,810 だから 今 きっと報いを受けてんだろうよ。 67 00:04:52,810 --> 00:04:55,810 でも 俺や魔王軍の侵攻で 死んだやつらだって 68 00:04:55,810 --> 00:04:58,110 きっと 自分の子どもを助けるために 69 00:04:58,110 --> 00:05:00,150 なんだってしただろうさ。 70 00:05:00,150 --> 00:05:03,320 なら 魔王の俺に 命張って 子ども守るくらい 71 00:05:03,320 --> 00:05:05,490 できねえはずがねえ。 72 00:05:05,490 --> 00:05:09,660 何よ 魔王のくせに 悟ったようなこと言わないでよ。 73 00:05:09,660 --> 00:05:12,660 さてと そろそろ寝るか。 74 00:05:12,660 --> 00:05:15,330 あっ! ええ。 えっ… 75 00:05:15,330 --> 00:05:18,830 え~! まーまー 一緒に寝るの! 76 00:05:18,830 --> 00:05:21,300 まーまー! エヘヘ! 77 00:05:25,340 --> 00:05:28,010 アルシエル 一つ聞かせろ。 78 00:05:28,010 --> 00:05:30,510 なんだ? 宿代なら払わんぞ。 79 00:05:30,510 --> 00:05:34,350 誰が そんなケチ臭いことを言うか。 貴様じゃあるまいし。 80 00:05:34,350 --> 00:05:37,020 お前たち魔王軍のことだ。 81 00:05:37,020 --> 00:05:41,820 お前たちは なぜ 世界征服などしようと思った? 82 00:05:41,820 --> 00:05:46,030 私には それが わからなくなった。 83 00:05:46,030 --> 00:05:49,870 その冷蔵庫 いいものだな。 はっ? 84 00:05:49,870 --> 00:05:51,780 その冷蔵庫を開ければ 85 00:05:51,780 --> 00:05:54,450 昨日 買った 野菜や牛乳が入っている。 86 00:05:54,450 --> 00:05:57,460 今日の献立に足りないものを 店に買いに行って 87 00:05:57,460 --> 00:05:59,630 うまいものを作って食う。 88 00:05:59,630 --> 00:06:03,630 きっと魔王様も我々も そういうものを求めて 89 00:06:03,630 --> 00:06:06,470 エンテ・イスラに攻め入ったのだと思う。 90 00:06:06,470 --> 00:06:09,140 あっ… わからんならいいさ。 91 00:06:09,140 --> 00:06:13,140 いずれにしろ 我々は またエンテ・イスラに戻るために 92 00:06:13,140 --> 00:06:18,640 毎日 勤勉に働くのみだ。 わかってるな 漆原。 93 00:06:18,640 --> 00:06:24,320 僕は まぁ 働けるようになったら働くよ。 94 00:06:24,320 --> 00:06:26,650 貴様… 95 00:06:26,650 --> 00:06:29,160 ん~ん ん~ん… 96 00:06:29,160 --> 00:06:32,330 何 持ってるの? 写真! 97 00:06:32,330 --> 00:06:34,990 相当 気に入ったのね。 98 00:06:34,990 --> 00:06:38,500 でも寝てる間に持ってたら ぐしゃぐしゃってやっちゃうわよ。 99 00:06:38,500 --> 00:06:42,670 枕元に置いておきなさい。 あう… あっ! 100 00:06:42,670 --> 00:06:45,500 じゃあ 消すぞ。 101 00:06:45,500 --> 00:06:47,720 よいしょっと… 102 00:06:49,840 --> 00:06:52,090 ちっ ちっ… 近いわよ! 103 00:06:52,090 --> 00:06:54,100 俺だって 寄りたかねえよ。 104 00:06:54,100 --> 00:06:56,930 アラス・ラムスがつかむんだから しょうがねえだろ。 105 00:06:56,930 --> 00:06:59,770 ねえ ぱぱ お話しして。 106 00:06:59,770 --> 00:07:01,940 んっ? ままのじゃなくていいのか? 107 00:07:01,940 --> 00:07:04,770 ままは あした。 108 00:07:04,770 --> 00:07:07,110 ん~ そうだな。 109 00:07:07,110 --> 00:07:11,780 昨日は どこまで話したっけな。 旅人と天使が会ったの。 110 00:07:11,780 --> 00:07:17,120 ああ そうだった そうだった。 よく覚えていたな 偉いぞ。 111 00:07:17,120 --> 00:07:20,960 悪い悪魔に いじめられて ケガをした旅人は 112 00:07:20,960 --> 00:07:24,460 優しい天使様に 命を助けられました。 113 00:07:24,460 --> 00:07:29,130 天使様は 旅人が聞いたことのない お話をいっぱいしてくれました。 114 00:07:29,130 --> 00:07:33,640 高い高い山のお話。 広い広い海のお話。 115 00:07:33,640 --> 00:07:36,140 王様や兵隊さんのお話。 116 00:07:36,140 --> 00:07:39,810 お店やお金 お野菜や お魚のお話。 117 00:07:39,810 --> 00:07:43,480 神様のお話。 星の世界のお話。 118 00:07:43,480 --> 00:07:48,150 ある日 天使様が お守りを一つ プレゼントしてくれました。 119 00:07:48,150 --> 00:07:54,950 旅人は お守りを大事にしながら また旅に出ました。 120 00:07:54,950 --> 00:07:59,450 お話と お守りの力で 旅人は やがて王様になって 121 00:07:59,450 --> 00:08:01,960 幸せに暮らしましたとさ。 122 00:08:01,960 --> 00:08:04,290 めでたし めでたし。 123 00:08:04,290 --> 00:08:06,790 おやすみ。 124 00:08:10,800 --> 00:08:17,640 ねえ その旅人は 王様になったあと どうなったの? 125 00:08:17,640 --> 00:08:21,810 故郷に帰ったり 天使を 探しに行ったりしなかったの? 126 00:08:21,810 --> 00:08:24,980 あのなぁ お前 子ども寝かしつけるための 127 00:08:24,980 --> 00:08:27,310 適当な作り話だぞ。 128 00:08:27,310 --> 00:08:31,320 いいじゃない あしたは 私が お話しなきゃいけないのよ。 129 00:08:31,320 --> 00:08:33,650 参考にさせなさいよ。 130 00:08:33,650 --> 00:08:38,330 どうして 旅人は王様になったのに よその国を欲しがったの? 131 00:08:38,330 --> 00:08:42,000 幸せで めでたし めでたしのはずだったのに。 132 00:08:42,000 --> 00:08:45,000 王様になって きっと 欲張りになったんだろ。 133 00:08:45,000 --> 00:08:48,840 えっ… アラス・ラムスが続きを聞きたがったら 134 00:08:48,840 --> 00:08:51,090 適当に作って聞かせてやるよ。 135 00:08:51,090 --> 00:08:55,260 ちょっと… 136 00:08:55,260 --> 00:08:57,550 う~ん… 137 00:09:13,280 --> 00:09:17,280 やっ! おはよう。 138 00:09:17,280 --> 00:09:20,120 よいしょ。 139 00:09:20,120 --> 00:09:22,950 おっ… ずいぶん お早い到着ね。 140 00:09:22,950 --> 00:09:26,290 ちょっと 僕 話し合おうって 言わなかったっけ? 141 00:09:26,290 --> 00:09:29,460 私の聖剣も欲しいんでしょ? 待って待って。 142 00:09:29,460 --> 00:09:32,130 天界一の 紳士を目指す僕としては 143 00:09:32,130 --> 00:09:35,470 一家の寝込みを 襲うようなマネもしたくないから 144 00:09:35,470 --> 00:09:37,470 ずっと待ってたじゃん。 145 00:09:37,470 --> 00:09:41,640 お願いだから 話 聞いてちょんまげ。 146 00:09:41,640 --> 00:09:43,810 わ~! 今 ちょっと食い込んだ! 147 00:09:43,810 --> 00:09:46,480 勇者のくせに 刃物で 人を脅すスキルにたけてるよ この子。 148 00:09:46,480 --> 00:09:49,480 うっせえな。 まだ5時じゃねえか。 149 00:09:49,480 --> 00:09:52,820 何 騒いで… って おい! 150 00:09:52,820 --> 00:09:54,990 魔王サタン おはよう。 151 00:09:54,990 --> 00:09:57,150 早くに こんな格好で ごめんね。 152 00:09:57,150 --> 00:10:01,330 いくらなんでも早すぎるぞ。 う~ ぱぱ… 153 00:10:01,330 --> 00:10:04,330 魔王も起きたし話すけど 僕は最悪 154 00:10:04,330 --> 00:10:07,000 聖剣か その子か どっちかを持って帰れれば 155 00:10:07,000 --> 00:10:09,170 今は いいんだ。 156 00:10:09,170 --> 00:10:12,840 というのも 僕が管理していた イェソドのセフィラが 157 00:10:12,840 --> 00:10:14,840 かなり前に盗まれたのよ。 158 00:10:14,840 --> 00:10:17,510 しかも盗んだ犯人は いくつもの欠片に分けて 159 00:10:17,510 --> 00:10:19,510 あっちこっちに ばらまいちゃったの。 160 00:10:19,510 --> 00:10:21,510 あっち こっちにさ。 161 00:10:21,510 --> 00:10:23,850 聖剣がイェソドの欠片から? 162 00:10:23,850 --> 00:10:27,350 そだよ~。 ほら そこ 埋まってるじゃん 163 00:10:27,350 --> 00:10:33,360 紫色のクリスタルが。 あっ… 164 00:10:33,360 --> 00:10:36,860 無駄だよ。 今の聖剣じゃ 僕は倒せない。 165 00:10:38,860 --> 00:10:40,870 魔王様 何かありましたか? 166 00:10:40,870 --> 00:10:42,870 もう事情は わかったでしょ? 167 00:10:42,870 --> 00:10:47,370 頼むから僕のお願い聞いてよ。 魔王様 状況を。 168 00:10:47,370 --> 00:10:50,040 どのような状況ですか? 魔王様… 169 00:10:50,040 --> 00:10:52,000 えっ? あっ… 170 00:10:52,000 --> 00:10:54,170 何してるのよ! 171 00:10:54,170 --> 00:10:57,670 頼む。 アラス・ラムスを連れて行かないでくれ。 172 00:10:57,670 --> 00:10:59,680 ぱぱ? 173 00:10:59,680 --> 00:11:03,180 あのね 昨日の 女の子みたいにはいかないんだよ。 174 00:11:03,180 --> 00:11:07,020 もちろん タダでとは言わねえ。 175 00:11:07,020 --> 00:11:11,400 俺の首と引き換えで どうだ? 悪い話じゃないだろう! 176 00:11:13,360 --> 00:11:15,520 ちょっと バカなこと言わないでよ! 177 00:11:15,520 --> 00:11:18,690 あなたは 私が倒すのよ! お前の都合なんて知るか! 178 00:11:18,690 --> 00:11:21,660 あ~ その… 夫婦ゲンカしないでくれるかな? 179 00:11:21,660 --> 00:11:25,330 誰が夫婦だ! ワオッ! 息ぴったり! 180 00:11:25,330 --> 00:11:28,870 なんで 魔王の君が そこまで この子にこだわるの? 181 00:11:28,870 --> 00:11:31,040 こいつは死のふちから救われて 182 00:11:31,040 --> 00:11:34,540 生まれ変わった俺が手にした 希望の象徴だ。 183 00:11:34,540 --> 00:11:37,380 なのに俺は いつの間にか それを忘れて 184 00:11:37,380 --> 00:11:40,380 悪魔の王になっていた。 だから… 185 00:11:40,380 --> 00:11:43,220 何度も言うけど その子は天界の… 186 00:11:43,220 --> 00:11:46,220 俺は 古の大魔王サタンの伝説を 知っている。 187 00:11:46,220 --> 00:11:50,060 だから 行かせられない。 行かせたくない。 188 00:11:50,060 --> 00:11:52,140 頼む 今は こいつを… 189 00:11:52,140 --> 00:11:55,480 魔王。 予定変更ね。 190 00:11:55,480 --> 00:11:58,820 いかに温厚な僕でも それ聞かされちゃ 191 00:11:58,820 --> 00:12:01,320 実力行使に出ざるをえない。 192 00:12:01,320 --> 00:12:03,820 あっ… 193 00:12:03,820 --> 00:12:08,160 悪いけどさ 魔王サタンは 僕が ここで処理するよ。 194 00:12:08,160 --> 00:12:11,500 あたし あなたのこと 大っ嫌い! 195 00:12:11,500 --> 00:12:14,830 またまた… ひどいな~。 んっ? 196 00:12:14,830 --> 00:12:18,670 まるくとが言ってた。 あなたたちはウソつきだって。 197 00:12:18,670 --> 00:12:21,670 ウソをついて 神様になったんだって! 198 00:12:21,670 --> 00:12:25,340 あたしたちを引き離したこと 閉じ込めたこと。 199 00:12:25,340 --> 00:12:29,010 それに ぱぱとままをいじめたこと! 200 00:12:29,010 --> 00:12:32,850 絶対に 許さない! ぬわ~! 201 00:12:32,850 --> 00:12:34,850 うっ… うっ… 202 00:12:34,850 --> 00:12:38,360 アラス・ラムス! 天光駿靴! 203 00:12:38,360 --> 00:12:42,190 結界が解けた! エミリア! 魔王様! 204 00:12:42,190 --> 00:12:44,700 大丈夫ですか? ガブリエルが… 205 00:12:44,700 --> 00:12:48,200 何!? エミリアとアラス・ラムスは? 206 00:12:48,200 --> 00:12:50,620 アラス・ラムスから離れなさい! 207 00:12:50,620 --> 00:12:52,790 僕だって そうしたいって! 208 00:12:52,790 --> 00:12:54,790 うっ! 209 00:12:54,790 --> 00:12:57,630 うわ~! 210 00:12:57,630 --> 00:13:00,630 んっ? 気のせいか。 211 00:13:03,010 --> 00:13:05,300 アラス・ラムス 大丈夫? 212 00:13:05,300 --> 00:13:07,800 どう見たって 僕のほうがやられてんじゃん! 213 00:13:07,800 --> 00:13:11,430 理不尽だ~! 214 00:13:13,480 --> 00:13:15,480 あんな子どもに剣を向ける気? 215 00:13:15,480 --> 00:13:17,480 あのね~ 管理者だからって 216 00:13:17,480 --> 00:13:19,650 常に 余裕こいてられるわけじゃないの。 217 00:13:19,650 --> 00:13:23,030 気をつけて まま! あの剣 すごく強い! 218 00:13:23,030 --> 00:13:25,490 ガブリエルの剣 デュランダルね。 219 00:13:25,490 --> 00:13:27,490 せいか~い! 220 00:13:27,490 --> 00:13:30,490 これね~ とにかく頑丈で なんでも斬れるの。 221 00:13:30,490 --> 00:13:32,830 どんな つまらないものでも… 222 00:13:32,830 --> 00:13:35,660 斬ってしまっちゃうのよ。 あっ… 223 00:13:35,660 --> 00:13:38,830 あっ! 僕も管理者だからさ 224 00:13:38,830 --> 00:13:43,050 欠片の一つに 負けるわけにもいかんのよ。 225 00:13:43,050 --> 00:13:46,010 鈴乃 頼む。 俺を上に。 226 00:13:46,010 --> 00:13:49,890 うん。 動くな 人間。 魔王サタン。 227 00:13:49,890 --> 00:13:51,970 くっ… てめえら。 228 00:13:51,970 --> 00:13:53,970 ガブリエル様の邪魔はさせん。 229 00:13:53,970 --> 00:13:58,150 へ~ 誰に向かって そんな口 利いてるわけ? 230 00:13:58,150 --> 00:14:00,480 ガブリエルの子飼いごときが偉そうに。 231 00:14:00,480 --> 00:14:04,820 僕らに 下がれとか言える立場なわけ? 232 00:14:04,820 --> 00:14:08,660 そこ どけよ。 233 00:14:08,660 --> 00:14:11,330 どっ… どういうことだ? 234 00:14:11,330 --> 00:14:14,330 僕が もともと どういう悪魔だか忘れてない? 235 00:14:14,330 --> 00:14:16,830 堕ちる前は これでも大天使筆頭だよ? 236 00:14:16,830 --> 00:14:19,830 お前 本当に 時々 役に立つな。 237 00:14:19,830 --> 00:14:24,340 時々は余計。 ほら さっさと行きなよ。 238 00:14:24,340 --> 00:14:27,010 君から手を出されたら さすがに 僕も 239 00:14:27,010 --> 00:14:30,680 真剣に応戦をせざるをえないよ。 240 00:14:30,680 --> 00:14:33,680 ねえ まま。 何? アラス・ラムス。 241 00:14:33,680 --> 00:14:37,020 ままは ぱぱと ずっと一緒? 242 00:14:37,020 --> 00:14:39,850 ままも ぱぱのこと好き? 243 00:14:39,850 --> 00:14:42,190 私は… 244 00:14:42,190 --> 00:14:45,190 ちょ~! パンツ ちぎれる! 245 00:14:45,190 --> 00:14:48,700 何を言う。 ちょっとや そっとじゃ… 246 00:14:48,700 --> 00:14:50,780 破れないんじゃなかったのか! 247 00:14:50,780 --> 00:14:53,620 うお~! 248 00:14:53,620 --> 00:14:56,950 そうね きっと ぱぱと一緒よ。 249 00:14:56,950 --> 00:15:01,960 ホント!? ええ… 死が2人を分かつまでね。 250 00:15:01,960 --> 00:15:04,460 フッ。 んっ? うお~! 251 00:15:04,460 --> 00:15:06,960 どっせ~い! ぱぱ~! 252 00:15:06,960 --> 00:15:08,970 離せ~! 253 00:15:08,970 --> 00:15:11,140 恵美! 俺ごと斬れ! 254 00:15:11,140 --> 00:15:14,140 バカ アラス・ラムスの前で できるわけないでしょ! 255 00:15:14,140 --> 00:15:16,850 今しかチャンスは… あっ… 256 00:15:20,140 --> 00:15:23,940 魔王~! 257 00:15:27,990 --> 00:15:31,490 あれ… 258 00:15:31,490 --> 00:15:33,660 アラス・ラムス お前… 259 00:15:33,660 --> 00:15:36,990 あたし ままと ぱぱと ずっと一緒にいるね。 260 00:15:36,990 --> 00:15:39,830 えっ? だから ちょっとだけ… 261 00:15:39,830 --> 00:15:43,330 あっ… バイバイ。 262 00:15:43,330 --> 00:15:47,500 無事か。 あっ… 263 00:15:47,500 --> 00:15:51,470 アラス・ラムス! 264 00:15:51,470 --> 00:15:55,600 あ~ まだ生きてるよ しぶといな 魔王。 265 00:15:55,600 --> 00:15:57,810 くっ… 266 00:15:57,810 --> 00:16:01,270 え~ 今度は何? あっ… 267 00:16:07,820 --> 00:16:12,450 ガブリエル 悪いけど 第三の選択で 手を打ってもらうわよ。 268 00:16:12,450 --> 00:16:16,160 そうか 教会が君に与えた 進化の天銀は 269 00:16:16,160 --> 00:16:18,160 一つじゃなかったんだっけね。 270 00:16:18,160 --> 00:16:21,500 さすがに これは予想外です! 271 00:16:37,010 --> 00:16:40,350 天使の血も 私たちと同じで赤いのね。 272 00:16:40,350 --> 00:16:42,350 あっ… 273 00:16:42,350 --> 00:16:44,850 引きなさい ガブリエル。 274 00:16:44,850 --> 00:16:46,860 僕は 諦めないよ。 275 00:16:46,860 --> 00:16:50,440 いずれ イェソドの欠片は すべて回収する。 276 00:16:50,440 --> 00:16:52,440 そのときまで預けるだけだ。 277 00:16:52,440 --> 00:16:54,780 今まで 何百年も放っておいたのに 278 00:16:54,780 --> 00:16:57,450 なぜ 今になって 必死に集めようとするわけ? 279 00:16:57,450 --> 00:17:01,620 驚いた。 この期に及んで 君が それを言うのかい? 280 00:17:01,620 --> 00:17:04,120 えっ? 君は 自分が 281 00:17:04,120 --> 00:17:07,960 どういう存在なのか もう一度 よく考えてみることだ。 282 00:17:07,960 --> 00:17:11,130 そして 今の僕との戦いの意味をね。 283 00:17:11,130 --> 00:17:13,800 そうすれば いずれ わかるさ。 284 00:17:13,800 --> 00:17:15,800 そのとき… 285 00:17:23,640 --> 00:17:25,850 あっ… 286 00:17:28,810 --> 00:17:30,980 エミリア 無事か。 287 00:17:30,980 --> 00:17:32,990 うっ… 288 00:17:32,990 --> 00:17:36,820 私は無事よ。 ガブリエルもいなくなったわ。 289 00:17:36,820 --> 00:17:39,410 おい 恵美 アラス・ラムスは? 290 00:17:41,990 --> 00:17:44,160 そんな… 291 00:17:44,160 --> 00:17:47,870 もう どうすりゃいいのよ この状況… 292 00:17:54,590 --> 00:17:57,760 今朝のこと 誰かから聞いた? 293 00:17:57,760 --> 00:17:59,930 アパートに行きました。 294 00:17:59,930 --> 00:18:04,600 あの やっぱり… 連れて行かれちゃったんですか? 295 00:18:04,600 --> 00:18:06,980 私に もっと力があったら… 296 00:18:06,980 --> 00:18:09,940 そんな… 遊佐さんが悪いわけじゃ… 297 00:18:09,940 --> 00:18:13,440 私一人でガブリエルと 戦えるだけの力があったら 298 00:18:13,440 --> 00:18:16,990 こんなことにならなかったの… 自分を責めないでください。 299 00:18:16,990 --> 00:18:21,280 ちーねーちゃ まま 大丈夫? どこか痛いの? 300 00:18:21,280 --> 00:18:27,460 ううん そうじゃないの。 心がね 痛い… えっ あれ? 301 00:18:27,460 --> 00:18:30,960 ちーねーちゃ! アラス・ラムスちゃん!? 302 00:18:30,960 --> 00:18:34,460 えっ… どうして? あっ でも 無事だったんだ! 303 00:18:34,460 --> 00:18:37,630 よかった! あれ? だけど 304 00:18:37,630 --> 00:18:40,300 真奥さんたちは いなくなったみたいなことを… 305 00:18:40,300 --> 00:18:42,800 私だって まさか こんなことになるとは 306 00:18:42,800 --> 00:18:44,810 思ってなかったのよ。 307 00:18:47,140 --> 00:18:50,190 アラス・ラムス? まま! 308 00:18:50,190 --> 00:18:53,150 はむっ! えっ? 309 00:18:58,450 --> 00:19:01,660 えっ? つまりね… 310 00:19:06,790 --> 00:19:10,620 アラス・ラムスが剣や衣と 一緒になっちゃったのよ。 311 00:19:10,620 --> 00:19:12,790 ちーねーちゃ あたし かっこいい? 312 00:19:12,790 --> 00:19:15,130 うっ うん! かっこいいよ! 313 00:19:15,130 --> 00:19:18,800 えっ なんで 真奥さんたちに 教えてあげないんですか? 314 00:19:18,800 --> 00:19:21,470 真奥さん もう 意気消沈しちゃって 315 00:19:21,470 --> 00:19:23,800 全然 仕事にならなかったんですよ。 316 00:19:23,800 --> 00:19:27,140 そうなの? まぁ いい機会だと思うわ。 317 00:19:27,140 --> 00:19:29,310 大事なものを失う 悲しみっていうのを 318 00:19:29,310 --> 00:19:31,310 少しは わからせてあげないとね。 319 00:19:31,310 --> 00:19:33,980 それより 一番の問題は 320 00:19:33,980 --> 00:19:37,480 私が魔王を討伐するとき アラス・ラムスに ぱぱを 321 00:19:37,480 --> 00:19:39,490 殺させることに なっちゃうってことよ。 322 00:19:39,490 --> 00:19:41,990 あ~ もう どうすればいいと思う? 323 00:19:41,990 --> 00:19:46,990 私は2人が仲よくしてくれたら うれしいですけど… 324 00:19:46,990 --> 00:19:50,710 でも 今やることは 一つだと思いますよ。 325 00:19:57,500 --> 00:20:01,680 また その たき火? 送り火っていうんだよ。 326 00:20:01,680 --> 00:20:05,680 アラス・ラムスは 迎え火に乗ってきたからな。 327 00:20:05,680 --> 00:20:08,850 旅人が天使からもらった お守りの話だけど 328 00:20:08,850 --> 00:20:12,350 旅人は それが大切なものだって 思い出したんでしょ? 329 00:20:12,350 --> 00:20:15,190 あれは作り話だって言っただろ。 330 00:20:15,190 --> 00:20:19,030 そんな話ができるなら 今度こそ大切にできる。 331 00:20:19,030 --> 00:20:21,400 そうよね? 332 00:20:24,200 --> 00:20:26,370 ぱぱ! エヘヘ! 333 00:20:26,370 --> 00:20:29,870 アラス・ラムス? お前 本当に アラス・ラムスか? 334 00:20:29,870 --> 00:20:31,870 ぱぱ くすぐったい! 335 00:20:31,870 --> 00:20:34,880 まっ そういうことだから。 そうか… 336 00:20:34,880 --> 00:20:36,880 連れて行かれたんじゃ なかったのか。 337 00:20:36,880 --> 00:20:39,050 もっと 苦しめてやろうかと思ったけど 338 00:20:39,050 --> 00:20:41,050 アラス・ラムスが ぱぱに会いたいっていうから 339 00:20:41,050 --> 00:20:43,720 しかたなく… えっ ちょっと あなた泣いてるの? 340 00:20:43,720 --> 00:20:46,050 えっ? 341 00:20:46,050 --> 00:20:48,560 ぱぱ どこか痛いの? 342 00:20:48,560 --> 00:20:51,640 大丈夫よ。 ぱぱは アラス・ラムスちゃんに会えて 343 00:20:51,640 --> 00:20:53,640 うれしいだけだから。 344 00:20:53,640 --> 00:20:58,650 流れるでしょ? 涙。 うれしいときに ねっ 真奥さん。 345 00:20:58,650 --> 00:21:00,980 なっ… 泣いてねえし! 346 00:21:00,980 --> 00:21:03,150 俺は こいつのおやじだぞ! 347 00:21:03,150 --> 00:21:06,490 最初から全部 こういうことだってわかってたし。 348 00:21:06,490 --> 00:21:11,160 今日だって アラス・ラムスの分の飯も 用意してあるんだからな! 349 00:21:11,160 --> 00:21:13,830 おい 芦屋 鈴乃 飯だ! 飯にすっぞ! 350 00:21:13,830 --> 00:21:15,830 アラス・ラムス! わかりました 魔王様。 351 00:21:15,830 --> 00:21:18,340 強がりも あそこまでいくと 大したものね。 352 00:21:18,340 --> 00:21:20,340 ウフフ… 353 00:21:22,340 --> 00:21:25,010 ガブリエル:そのときの君の選択が 354 00:21:25,010 --> 00:21:29,680 世界の安寧を 優先してくれることを願うよ。 355 00:21:29,680 --> 00:21:36,020 決して 大魔王サタンの災禍を 再来させないためにも 356 00:21:36,020 --> 00:21:38,940 大魔王サタン… 357 00:23:09,490 --> 00:23:13,990 あの子と聖剣は 融合しちゃうしさ~ 最悪だよ。 358 00:23:13,990 --> 00:23:17,000 もう片方の翼だって どこにあるか わかんないし。 359 00:23:17,000 --> 00:23:19,160 僕の美しき翼は 360 00:23:19,160 --> 00:23:21,170 向かいの店で 羽ばたいているけどね。 361 00:23:21,170 --> 00:23:24,000 あ~ん? く~。 362 00:23:24,000 --> 00:23:26,000 悪かった 悪かった。 363 00:23:26,000 --> 00:23:28,670 でも もう片方を 誰が持ってるかなんて 364 00:23:28,670 --> 00:23:31,840 考えなくても わかるじゃないか。 んっ? 365 00:23:31,840 --> 00:23:35,680 そもそも イェソドのセフィラを 持ち出したのは誰だ? 366 00:23:35,680 --> 00:23:39,390 ライラ… エミリアの母親だろ?