1 00:00:15,467 --> 00:00:16,927 フゥ… 2 00:00:25,602 --> 00:00:29,273 お前を拾ったのは この福原だったの 3 00:00:33,027 --> 00:00:34,653 維盛… 4 00:00:37,477 --> 00:00:44,687 あの花が咲いたのは 5 00:00:44,687 --> 00:00:51,997 そこに種が 落ちたからで 6 00:00:51,997 --> 00:00:59,427 いつかまた枯れた後で 7 00:00:59,427 --> 00:01:03,607 種になって続いてく 8 00:01:06,525 --> 00:01:10,527 荒野を駆ける この両足で 9 00:01:10,527 --> 00:01:12,257 ゴーイング ゴーイング 10 00:01:12,257 --> 00:01:14,237 それだけなんだ 11 00:01:14,237 --> 00:01:20,507 明日へ旅立つ準備はいいかい 12 00:01:21,507 --> 00:01:25,287 そこで戸惑う でも運命が 13 00:01:25,287 --> 00:01:27,177 コーリング コーリング 14 00:01:27,177 --> 00:01:28,517 呼んでいる 15 00:01:28,517 --> 00:01:32,867 ならば、全てを生きてやれ 16 00:01:32,867 --> 00:01:35,577 何回だって言うよ 17 00:01:35,577 --> 00:01:39,227 世界は美しいよ 18 00:01:39,227 --> 00:01:45,777 君がそれを諦めない 19 00:01:45,777 --> 00:01:47,517 からだよ 20 00:01:47,517 --> 00:01:50,127 最終回のストーリー 21 00:01:50,127 --> 00:01:53,927 は初めから決まっていたと 22 00:01:53,927 --> 00:02:02,289 しても今だけは ここにあるよ 23 00:02:02,289 --> 00:02:06,197 君のまま光ってゆけよ 24 00:02:12,251 --> 00:02:14,169 ああっ 25 00:02:14,837 --> 00:02:17,798 維盛様の首は ございませんでした 26 00:02:17,881 --> 00:02:22,177 一ノ谷への戦いへは ご病気のため 加わっておられなかったようで 27 00:02:22,261 --> 00:02:23,262 では… 28 00:02:23,345 --> 00:02:25,222 屋島におられます 29 00:02:25,305 --> 00:02:28,058 京から屋島とやらは 遠いのですか 30 00:02:28,141 --> 00:02:31,520 父上のお体は 大丈夫なのでしょうか 31 00:02:31,603 --> 00:02:34,439 はよう迎えに来てほしい 32 00:02:35,899 --> 00:02:38,193 んん… 33 00:02:38,277 --> 00:02:41,029 重衡から書状が参りました ハッ 34 00:02:41,113 --> 00:02:44,575 一ノ谷から逃れる途中に 捕らえられたと聞いたが 35 00:02:44,658 --> 00:02:46,034 生きておったか 36 00:02:46,702 --> 00:02:50,998 んん… 捕らえられ 市中を引き回されたそうだ 37 00:02:51,081 --> 00:02:53,584 ああ… なんと… 38 00:02:56,295 --> 00:02:58,005 重衡からは何と? 39 00:02:58,088 --> 00:03:01,049 三種の神器を返すようにと 40 00:03:01,133 --> 00:03:02,467 ええっ ハッ 41 00:03:02,551 --> 00:03:06,889 それが後白河法皇の ご意向であると 42 00:03:11,935 --> 00:03:17,441 宗盛 神器を京に送れば 重衡は帰ってくるのか? 43 00:03:18,025 --> 00:03:22,404 母上 お気持ちは まことよく分かりまするが… 44 00:03:23,488 --> 00:03:27,701 神器を返しても 重衡が戻ってくるとは 限りませぬ 45 00:03:27,784 --> 00:03:30,704 しかし 知盛… 母上 46 00:03:31,205 --> 00:03:35,542 我らはここで 安徳天皇をお守りしましょう 47 00:03:36,210 --> 00:03:40,505 帝がおられる所が 都となるのですから 48 00:03:43,300 --> 00:03:46,303 三種の神器は返さぬそうです 49 00:03:47,804 --> 00:03:50,724 では重衡殿は… 50 00:03:50,807 --> 00:03:53,435 鎌倉へ送られるとか 51 00:03:53,936 --> 00:03:54,937 そうか 52 00:03:55,520 --> 00:04:00,359 このままでは また戦に 源氏が… 義経が攻めてまいります 53 00:04:01,526 --> 00:04:02,903 怖い 54 00:04:03,570 --> 00:04:05,405 まだ兄上は… 55 00:04:06,865 --> 00:04:11,203 兄上は本当に子供の頃から 怖がりで… 56 00:04:12,663 --> 00:04:16,041 きっと… 私は落ちる 57 00:04:18,543 --> 00:04:20,128 地獄へ落ちる 58 00:04:21,755 --> 00:04:26,051 もう終わりだ 終わるのだ 平家は… 59 00:04:27,219 --> 00:04:29,262 海へ入った清経も… ハッ 60 00:04:29,846 --> 00:04:32,307 こんな気持ちであったのだろうな 61 00:04:34,267 --> 00:04:37,145 終わらぬよう何か手を打たねば 62 00:04:37,229 --> 00:04:40,315 兄上も何か策をお考えください 63 00:04:44,486 --> 00:04:46,530 平の重衡殿です 64 00:04:46,613 --> 00:04:49,783 南都を焼いた? 65 00:04:52,911 --> 00:04:54,121 おお… 66 00:04:55,580 --> 00:04:57,374 夜の深さゆえ 67 00:04:57,457 --> 00:05:00,669 明かりを取るためにつけた 火があおられ… 68 00:05:01,795 --> 00:05:05,090 そのときの 総大将でありました以上は 69 00:05:05,716 --> 00:05:10,971 あれは わたくしの… わたくし1人の罪です 70 00:05:11,054 --> 00:05:15,309 こうして捕らえられ 生き恥をさらしておりますのも 71 00:05:15,392 --> 00:05:17,019 因果応報なのだと 72 00:05:17,519 --> 00:05:18,478 ん… 73 00:05:19,438 --> 00:05:22,399 ここに戦い あそこに争い 74 00:05:22,482 --> 00:05:26,903 人を滅ぼし わが身ばかりを 助けようとした報い 75 00:05:28,280 --> 00:05:30,949 そう思い知らさられております 76 00:05:40,459 --> 00:05:41,626 どうされました 77 00:05:42,669 --> 00:05:44,546 ぼたんの花… 78 00:05:45,255 --> 00:05:48,091 平の重衡殿のことですか 79 00:05:48,175 --> 00:05:51,553 確かに ぼたんのようだと 聞いておりましたが 80 00:05:51,636 --> 00:05:55,223 まさに そのような方で あられましたな 81 00:05:56,266 --> 00:05:58,393 まさか助けたいと? ハッ 82 00:05:58,477 --> 00:06:02,481 あなた様は清盛殿に お命を助けられたがゆえ 83 00:06:02,564 --> 00:06:04,358 今ここにおられます 84 00:06:04,441 --> 00:06:08,612 そして平家を 滅ぼそうとされておられる 85 00:06:08,695 --> 00:06:13,825 もし重衡殿を… いえ 平家一門の命を助ければ… 86 00:06:13,909 --> 00:06:17,996 源氏を滅ぼす者が出る? 87 00:06:18,580 --> 00:06:21,708 京で育った まこと品のよい花を 88 00:06:21,792 --> 00:06:25,712 哀れと思う者どもが付き従うやも 89 00:06:45,607 --> 00:06:47,484 維盛がいなくなった? 90 00:06:47,567 --> 00:06:51,404 まさか自分だけ 助かるつもりではあるまいな 91 00:06:51,488 --> 00:06:53,115 あっ 92 00:06:53,198 --> 00:06:54,741 んん… ハァ… 93 00:06:55,325 --> 00:06:56,701 書いてください 94 00:06:56,785 --> 00:06:58,870 資盛 何をです 95 00:06:58,954 --> 00:07:01,039 法皇様への書状です 96 00:07:01,123 --> 00:07:05,168 徳子様は後白河法皇様と 仲がよろしかったでしょう 97 00:07:05,252 --> 00:07:07,170 だから何を書くの 98 00:07:07,254 --> 00:07:09,548 我らをお助け願いたいと 99 00:07:09,631 --> 00:07:14,052 もう平家を討たずともよいと 法皇様が源氏に命じてくだされば… 100 00:07:14,136 --> 00:07:15,637 徳子様 101 00:07:19,432 --> 00:07:22,477 法皇様も父上と同じ 102 00:07:22,602 --> 00:07:26,356 自分を脅かした者を そうそう許す方ではないわ 103 00:07:26,439 --> 00:07:28,275 では ここで平家の最期を待てと… 104 00:07:28,358 --> 00:07:30,235 守ります 105 00:07:33,780 --> 00:07:36,074 エヘヘ… ヘヘ… 106 00:07:36,158 --> 00:07:37,826 帝だけは… 107 00:07:39,411 --> 00:07:42,414 帝だけは絶対に守ります 108 00:07:42,497 --> 00:07:43,874 ああ… 109 00:07:50,505 --> 00:07:55,302 これは夢とも うつつとも思えませぬ 維盛様 110 00:07:56,094 --> 00:07:59,306 屋島をどうして 逃れてこられたのでございますか 111 00:08:00,140 --> 00:08:01,516 出家したいと 112 00:08:02,225 --> 00:08:05,937 ふむ… 俗世に未練はございませぬか 113 00:08:06,521 --> 00:08:09,900 今一度 妻子に会いたいとも思うたが 114 00:08:10,859 --> 00:08:14,154 京に入れば 捕らえられるやもしれぬ 115 00:08:14,696 --> 00:08:16,990 出家なされたあとは… 116 00:08:17,949 --> 00:08:20,744 もはや生きておっても甲斐はない 117 00:08:23,788 --> 00:08:25,665 もう戦に出るのも 118 00:08:25,749 --> 00:08:28,585 逃げるのも おびえるのも 119 00:08:29,127 --> 00:08:30,545 終わりにしたい 120 00:08:31,338 --> 00:08:32,797 それは… 121 00:08:33,381 --> 00:08:37,093 それは恥ずかしく… 臆病なことであろうか 122 00:08:37,886 --> 00:08:41,681 わたくしも逃れるように ここへ参りました 123 00:08:42,891 --> 00:08:45,060 恋焦がれた方と別れ 124 00:08:45,143 --> 00:08:49,022 そのつらさから逃れるために 出家したのです 125 00:08:49,105 --> 00:08:53,485 それくらいのことで という者もおるやもしれませぬ 126 00:08:53,568 --> 00:08:56,821 ですが 人が耐えられる苦しみに 127 00:08:56,905 --> 00:08:59,324 自分が耐えられるとは限りませぬ 128 00:09:00,200 --> 00:09:03,787 維盛様が身に受けられた ご不運の数々 129 00:09:04,371 --> 00:09:06,289 その苦しみたるや… 130 00:09:53,712 --> 00:09:56,172 維盛 ん? あっ 131 00:10:01,219 --> 00:10:03,722 あ… びわ 132 00:10:03,805 --> 00:10:05,473 イヒヒ… 133 00:10:09,644 --> 00:10:11,855 びわ 無事で 134 00:10:16,985 --> 00:10:19,613 びわには見えるのだったな 135 00:10:20,113 --> 00:10:23,700 維盛 変えられぬと 分かってはおるが 136 00:10:23,783 --> 00:10:28,288 名を変え どこぞに隠れて静かに… 137 00:10:32,000 --> 00:10:33,001 ハァ 138 00:10:36,046 --> 00:10:37,464 もう行かねば 139 00:10:40,467 --> 00:10:41,634 ん? 140 00:10:41,718 --> 00:10:45,680 父上と同じ目の色 美しいの 141 00:10:46,473 --> 00:10:51,061 維盛 そなたのことも語ろうぞ 142 00:10:51,144 --> 00:10:52,145 私の? 143 00:10:53,480 --> 00:10:57,400 何もかもから逃げた私のことを? 144 00:10:57,484 --> 00:11:00,820 びわは そなたのことを ようよう知っておる 145 00:11:00,904 --> 00:11:02,238 大切にしたい 146 00:11:02,322 --> 00:11:06,451 フッ ならば 生きた甲斐もあるやもしれぬ 147 00:11:16,294 --> 00:11:17,837 あっ 148 00:11:31,351 --> 00:11:32,352 ハッ 149 00:12:09,514 --> 00:12:11,975 フゥ… 150 00:12:14,769 --> 00:12:16,271 維盛 151 00:12:16,896 --> 00:12:20,233 最後まで怖がりであったの 152 00:12:23,903 --> 00:12:26,573 法皇様の前で舞うのですって? 153 00:12:26,656 --> 00:12:27,532 そうよ 154 00:12:27,615 --> 00:12:30,827 麗しいお公卿様に 見初められるといいわね 155 00:12:31,369 --> 00:12:33,913 まあ… ちらちら気を引いたりせずに 156 00:12:33,997 --> 00:12:35,498 しっかり踊ってよ 157 00:12:35,582 --> 00:12:36,708 はーい 158 00:12:40,378 --> 00:12:41,588 んん… 159 00:12:41,671 --> 00:12:45,341 法皇様 義経殿が見えております 160 00:12:45,925 --> 00:12:49,262 資盛め 命乞いをしてきおった 161 00:12:49,345 --> 00:12:51,473 まきの火つけにせよ 162 00:12:51,556 --> 00:12:52,974 はっ 163 00:12:53,057 --> 00:12:54,976 これは義経殿 164 00:12:55,602 --> 00:12:58,855 本日は桜の宴に お招きいただき 165 00:12:58,938 --> 00:13:00,690 まことにありがたく存じます 166 00:13:01,316 --> 00:13:03,151 京の町はどうかの 167 00:13:03,234 --> 00:13:07,655 はっ 特に争乱もなく 皆 穏やかな春を迎えております 168 00:13:07,739 --> 00:13:12,035 ほう… そなたに京の町を 任せてよかったの 169 00:13:12,118 --> 00:13:15,872 平家のように かぶろなる者どもを置くでもなく 170 00:13:15,955 --> 00:13:18,625 義仲のような乱暴を働くでもない 171 00:13:19,501 --> 00:13:24,756 我らは後鳥羽帝や法皇様が 住まわれる都を守るのが 172 00:13:24,839 --> 00:13:26,508 務めにございます 173 00:13:28,551 --> 00:13:31,179 今日は存分に楽しむがよいぞ 174 00:14:10,385 --> 00:14:13,763 資盛様 何か ご用でしょうか 175 00:14:13,846 --> 00:14:16,516 京から何か届いてないか 176 00:14:16,599 --> 00:14:17,976 何がでしょう 177 00:14:18,059 --> 00:14:20,812 法皇様からの書状だ 178 00:14:20,895 --> 00:14:22,855 届いておりませぬ 179 00:14:22,939 --> 00:14:24,482 ハァ… 180 00:14:25,066 --> 00:14:26,025 ほかには? 181 00:14:26,860 --> 00:14:28,069 何がでしょう 182 00:14:28,152 --> 00:14:31,573 ほかの書状は 届いてないかってことだ 183 00:14:31,656 --> 00:14:33,408 まったく気が利かぬ 184 00:14:33,491 --> 00:14:36,578 それだから維盛の兄上が 海に飛び込むのを 185 00:14:36,661 --> 00:14:38,288 止めなかったのだな 186 00:14:38,371 --> 00:14:40,999 1人ぬけぬけと戻ってきて 187 00:14:41,082 --> 00:14:44,085 あとの者は 皆 一緒に飛び込んだという… 188 00:14:47,922 --> 00:14:50,550 もういい さがれ 189 00:14:56,097 --> 00:14:56,931 フゥ… 190 00:14:57,640 --> 00:15:00,143 申し訳ございませぬ 191 00:15:01,769 --> 00:15:03,104 ハァ… 192 00:15:05,315 --> 00:15:10,653 遊びをせんとや生まれけん 193 00:15:10,737 --> 00:15:15,908 戯れせんとや生まれけん 194 00:15:16,826 --> 00:15:17,827 フゥ 195 00:15:18,870 --> 00:15:23,333 遊ぶ子供の声聞けば 196 00:15:23,416 --> 00:15:28,755 わが身さえこそ揺るがるれ 197 00:15:29,839 --> 00:15:31,341 ハッ 198 00:15:32,383 --> 00:15:34,927 びわ? ちょちょちょ… 何しに… 199 00:15:35,011 --> 00:15:37,722 京で伊子殿から 預かってまいった 200 00:15:38,389 --> 00:15:39,390 え… 201 00:15:39,474 --> 00:15:41,684 資盛のこと 心配しておったぞ 202 00:15:42,810 --> 00:15:44,020 あ… 203 00:15:45,229 --> 00:15:49,400 んん… 何見てんだよ これ届けに来たんなら もう行け 204 00:15:53,947 --> 00:15:57,158 あっ ちょっと待て 返事書くから京に戻るなら… 205 00:15:57,241 --> 00:15:59,160 ここにおる え… 206 00:15:59,243 --> 00:16:01,120 ここにおるぞ 207 00:16:01,204 --> 00:16:04,082 お前 俺らの状況 分かってる? 208 00:16:04,832 --> 00:16:07,377 ん… うん 209 00:16:07,460 --> 00:16:10,046 いやいやいや… 見届けようと思うた 210 00:16:10,672 --> 00:16:14,217 資盛の… 平家の先を 211 00:16:14,717 --> 00:16:20,348 おごり高ぶって滅んでいく 俺たち一族の末をか 212 00:16:20,431 --> 00:16:22,392 語り継ぎたい 213 00:16:22,475 --> 00:16:25,770 まっ 俺なんぞは 登場しないだろうが 214 00:16:25,853 --> 00:16:27,522 する えっ 215 00:16:27,605 --> 00:16:32,735 重盛も 維盛も 資盛も 清経も 敦盛も 皆… 216 00:16:32,819 --> 00:16:33,945 ああ… 217 00:16:34,612 --> 00:16:38,908 そなたが登場するのは 殿下乗合の事件が最初であろうな 218 00:16:38,991 --> 00:16:42,161 それは摂政殿下に無礼を働いた… 219 00:16:42,245 --> 00:16:43,621 そのときはまだ子供で 220 00:16:44,122 --> 00:16:45,081 フフ… 221 00:16:46,708 --> 00:16:48,167 ん… あっ 222 00:16:51,004 --> 00:16:54,924 びわは そなたらに会って そなたらを知った 223 00:16:55,008 --> 00:16:58,845 だから 見て聞いたものを ただ語る 224 00:17:03,558 --> 00:17:06,436 びわ ンフッ フフ… 225 00:17:08,604 --> 00:17:09,897 ん? 226 00:17:09,981 --> 00:17:11,733 “ねこ”という名だ 227 00:17:11,816 --> 00:17:13,776 ねこー 帝 228 00:17:14,777 --> 00:17:16,362 びわ よく… 229 00:17:16,446 --> 00:17:18,114 徳子 ん? 230 00:17:18,197 --> 00:17:19,699 おかあに会った 231 00:17:19,782 --> 00:17:23,036 まあ 本当? よかったわね 232 00:17:23,536 --> 00:17:27,206 びわのことを ずっと心配してくれておった 233 00:17:27,290 --> 00:17:28,499 そう… 234 00:17:30,543 --> 00:17:33,212 母というものは そうなのだな 235 00:17:35,256 --> 00:17:37,300 ウフフ… あっ 236 00:17:38,176 --> 00:17:39,927 あっ 待て 237 00:17:40,011 --> 00:17:41,637 我が飼うてやる 238 00:17:41,721 --> 00:17:43,222 それはできぬ 239 00:17:43,306 --> 00:17:46,768 ねこは 近くの漁師にでも もろうてもらう 240 00:17:49,812 --> 00:17:52,231 源範頼殿を総大将として 241 00:17:52,315 --> 00:17:55,193 源氏の大軍が 西へと出立いたしました 242 00:17:55,693 --> 00:17:57,695 西へと向かった範頼殿は 243 00:17:57,779 --> 00:18:01,657 平家を攻めあぐね 安芸へ退いたようにございます 244 00:18:01,741 --> 00:18:04,410 まあ 平家も なんと しぶとい 245 00:18:04,911 --> 00:18:08,414 平知盛殿が なかなかの武将にございまして 246 00:18:09,248 --> 00:18:12,376 義経を送る? 247 00:18:16,214 --> 00:18:18,007 静 食べないの? 248 00:18:18,633 --> 00:18:21,010 義経様が心配なのよ 249 00:18:21,594 --> 00:18:25,890 いいなー 源氏の総大将に 見初められるなんて 250 00:18:28,351 --> 00:18:29,477 ハァ… 251 00:18:30,728 --> 00:18:32,021 ん? 252 00:18:32,105 --> 00:18:36,984 大丈夫よ 義経様は戦上手って評判だから 253 00:18:44,826 --> 00:18:47,787 源氏の大軍が攻めてきたぞ 254 00:18:50,206 --> 00:18:51,207 ああ… 255 00:18:55,336 --> 00:18:58,214 まさか嵐の夜に 海を渡ってくるとは 256 00:18:58,297 --> 00:18:59,757 星があちこちに飛んでおるぞ 257 00:18:59,841 --> 00:19:00,675 帝 258 00:19:03,553 --> 00:19:04,846 射て 259 00:19:05,471 --> 00:19:07,932 義経殿は ついに屋島から海に 260 00:19:08,015 --> 00:19:10,351 平家を追いやったそうにございます 261 00:19:10,434 --> 00:19:12,353 おお さすがだの 262 00:19:12,436 --> 00:19:15,523 平家は そのまま 海に逃げ出したそうにございますが 263 00:19:15,606 --> 00:19:16,816 義経殿の兵が… 264 00:19:16,899 --> 00:19:18,776 たったの70騎だと? 265 00:19:18,860 --> 00:19:20,486 引き返してまいったとか 266 00:19:21,445 --> 00:19:26,117 ですが再び海に追い返され 267 00:19:26,701 --> 00:19:30,997 腹立ちまぎれに この的を 射てみよと挑発したのですが… 268 00:19:33,916 --> 00:19:36,252 那須与一なるもの 269 00:19:39,380 --> 00:19:42,425 その的を見事 射抜いたとか 270 00:19:42,508 --> 00:19:44,427 うわあ… 271 00:19:47,013 --> 00:19:48,890 勢いに乗った義経殿は 272 00:19:48,973 --> 00:19:53,895 分散しておりました平家の軍勢を 皆 制したそうにございます 273 00:19:54,604 --> 00:19:58,941 これで ようよう平家も 三種の神器を返すかの 274 00:19:59,525 --> 00:20:01,444 今一度 書状を送り… 275 00:20:01,527 --> 00:20:02,820 それが… おっ? 276 00:20:02,904 --> 00:20:06,657 花も 芽も 種も絶やす 277 00:20:07,909 --> 00:20:10,411 源氏は あくまで 平家の息の根を止め 278 00:20:10,494 --> 00:20:14,749 滅ぼすつもりのようで 舟を壇ノ浦へと向かわせました 279 00:20:42,151 --> 00:20:44,195 平家 一千余艘 280 00:20:45,905 --> 00:20:49,158 源氏の舟は三千余艘 281 00:20:50,534 --> 00:20:56,415 源平両方 陣を合わせて時を作る 282 00:20:56,499 --> 00:20:59,627 上は梵天までも聞こえ 283 00:20:59,710 --> 00:21:06,634 下は海竜神も   おどろくらんとぞ おぼえける 284 00:21:07,301 --> 00:21:09,178 えいえい… 285 00:21:09,261 --> 00:21:12,098 おー 286 00:21:12,807 --> 00:21:14,976 戦は今日を限り 287 00:21:15,059 --> 00:21:17,520 者ども 退く心を持つな 288 00:21:17,603 --> 00:21:21,065 命を惜しむな 名を惜しめ 289 00:21:48,063 --> 00:21:50,093 憚りながらお耳 拝借 290 00:21:50,093 --> 00:21:52,033 伝える栄華と 没落 291 00:21:52,033 --> 00:21:53,933 地獄極楽 辛く 甘く 292 00:21:53,933 --> 00:21:55,903 鐘の声 響き 儚く 293 00:21:55,903 --> 00:21:57,913 物事と言うのは 常々 294 00:21:57,913 --> 00:21:59,903 上 下 裏 表 295 00:21:59,903 --> 00:22:01,363 変化をするのは 常 296 00:22:01,363 --> 00:22:03,753 ただただ何もかも もう夢 297 00:22:03,753 --> 00:22:05,643 落ち 崩れ 溢れ散って 298 00:22:05,643 --> 00:22:07,643 誇り 行方 離れ行って 299 00:22:07,643 --> 00:22:09,463 時 流れ 散り積もって 300 00:22:09,463 --> 00:22:11,523 蕾 細 まだ巡って 301 00:22:11,523 --> 00:22:13,433 落ち 崩れ 溢れ散って 302 00:22:13,433 --> 00:22:15,443 誇り 行方 離れ行って 303 00:22:15,443 --> 00:22:17,213 時 流れ 散り積もって 304 00:22:17,213 --> 00:22:19,263 蕾 細 まだ巡って