1 00:00:02,002 --> 00:00:05,005 <人間と魔族の 激戦の火ぶたが切られた。 2 00:00:05,005 --> 00:00:08,675 ウルム城へ 援軍に向かったと見せかけ➡ 3 00:00:08,675 --> 00:00:12,012 トール城で ミカロスを待ち構えるアズドラ。 4 00:00:12,012 --> 00:00:14,815 同じくヒュラは エディルと戦う> 5 00:01:54,220 --> 00:01:56,320 (ヒュラ)それで戦っているつもり? 6 00:01:56,320 --> 00:01:58,820 私が手負いだからって ナメてるの? 7 00:01:58,820 --> 00:02:02,490 アンタなんか 両目潰されても 負ける気しないわよ。 8 00:02:02,490 --> 00:02:05,500 (エディル) 黙れ! 戦いは… これからだ! 9 00:02:05,500 --> 00:02:07,830 んっ! 10 00:02:07,830 --> 00:02:10,500 ん…。 あっ! 11 00:02:10,500 --> 00:02:13,340 イラつくわね! まじめに戦う気がないなら➡ 12 00:02:13,340 --> 00:02:16,510 ほかを当たりなさい! あんなふざけた連中と➡ 13 00:02:16,510 --> 00:02:19,010 戦ってられるか! 調子が狂うんだ! 14 00:02:19,010 --> 00:02:21,010 まあ わかるけど…。 15 00:02:21,010 --> 00:02:24,020 あのにぎやかな雰囲気が 苦手なんだ。 16 00:02:24,020 --> 00:02:26,520 昔の仲間と重なるから…。 17 00:02:26,520 --> 00:02:29,690 ん? その点 お前はいい。 18 00:02:29,690 --> 00:02:32,190 遠慮なく 剣を向けることができる! 19 00:02:32,190 --> 00:02:35,860 ならもっと! しっかり戦いなさい! 20 00:02:35,860 --> 00:02:38,530 そのセリフ… そのまま返すぞ! 21 00:02:38,530 --> 00:02:40,530 んっ! 22 00:02:40,530 --> 00:02:43,700 どうだ! もうお前と 初めて会った頃の俺とは違う。 23 00:02:43,700 --> 00:02:45,870 成長しているのは 私も同じ! 24 00:02:45,870 --> 00:02:48,710 すぐに突き放すわ! ああ それでいい! 25 00:02:48,710 --> 00:02:51,880 お前が強くなれば 俺はもっと強くなる。 26 00:02:51,880 --> 00:02:54,710 戦い続けてやる! お前に追いつくまで➡ 27 00:02:54,710 --> 00:02:58,150 何度でもなぁ! 折ってあげるわ その心! 28 00:02:58,150 --> 00:03:00,150 二度と立ち直れないように! 29 00:03:00,150 --> 00:03:04,160 心を折る? できないなぁ! あっ! 30 00:03:04,160 --> 00:03:07,330 俺はお前との戦いを 楽しんでいるからなぁ! 31 00:03:07,330 --> 00:03:09,660 何度負けようとも構わない! お前となら➡ 32 00:03:09,660 --> 00:03:11,660 もっと ずっと➡ 33 00:03:11,660 --> 00:03:13,670 いつまでも 戦っていたいくらいだ! 34 00:03:13,670 --> 00:03:16,840 へ…。 そして俺は お前を…。 35 00:03:16,840 --> 00:03:19,170 タイム! あっ! なんだ? 36 00:03:19,170 --> 00:03:21,510 笑顔の選択 間違えてない? 37 00:03:21,510 --> 00:03:23,510 なんで キラッキラしてるのよ。 38 00:03:23,510 --> 00:03:27,680 え? 私と戦うの楽しみにしてたの? 39 00:03:27,680 --> 00:03:30,350 お前とならって何? ならって…。 40 00:03:30,350 --> 00:03:34,020 えっ!? いぃ いや待て! 誤解するな! 違うぞ! 41 00:03:34,020 --> 00:03:36,190 戦うのが 苦じゃないってことだからな! 42 00:03:36,190 --> 00:03:38,190 会話の流れでわかるだろ!? 43 00:03:38,190 --> 00:03:40,360 決してお前が思うような 意味じゃないからな! 44 00:03:40,360 --> 00:03:42,360 お前の攻撃を 何度も受けられたから➡ 45 00:03:42,360 --> 00:03:45,030 ちょっと テンション上がりすぎてだな えっと うんと。 46 00:03:45,030 --> 00:03:47,370 ぶっ殺す! わかったわよ。 47 00:03:47,370 --> 00:03:49,370 ちょっと落ち着きなさいよ。 48 00:03:49,370 --> 00:03:52,370 く…。 う… そうだ➡ 49 00:03:52,370 --> 00:03:54,870 俺はお前を… 諸悪の根源である➡ 50 00:03:54,870 --> 00:03:57,640 魔族を滅ぼすために ここに来てるんだ。 51 00:03:57,640 --> 00:03:59,640 《あ 超隙だらけ…》 52 00:03:59,640 --> 00:04:03,320 王には絶対服従… 王の命令が最優先…。 53 00:04:03,320 --> 00:04:05,320 最優先…。 《変ね…。 54 00:04:05,320 --> 00:04:09,820 絶対服従と言いながら 私情 挟みまくりじゃない?》 55 00:04:09,820 --> 00:04:12,320 だから… だから殺さないと…。 56 00:04:12,320 --> 00:04:15,990 《ヒュラ:そして さっきから この不安定な状態は…》 57 00:04:15,990 --> 00:04:18,000 あっ! す すまん…。 58 00:04:18,000 --> 00:04:21,170 もう余計なことは しゃべらないから勝負再開しよう。 59 00:04:21,170 --> 00:04:23,670 《あっ! もしかしてコイツ➡ 60 00:04:23,670 --> 00:04:26,840 王の術から 解放されつつある?》 61 00:04:26,840 --> 00:04:29,170 (シャルアミ)この国の王? 62 00:04:29,170 --> 00:04:33,350 (アスタ)うん! 僕 王様を見に来たと 言っても過言じゃない。 63 00:04:33,350 --> 00:04:35,510 (シャルアミ)あ~ 王については➡ 64 00:04:35,510 --> 00:04:38,520 国民に言っちゃダメって 言われてるんだよね~。 65 00:04:38,520 --> 00:04:43,190 でもなぁ アスタは国外の人 だからなぁ いいのかなぁ? 66 00:04:43,190 --> 00:04:45,860 はい! 言っても いいんじゃないでしょうか! 67 00:04:45,860 --> 00:04:49,190 でもさぁ…。 はい! 言っていいと思います! 68 00:04:49,190 --> 00:04:51,400 う~ん… いっか。 やった! 69 00:04:53,370 --> 00:04:56,130 (シャルアミ)実は アスタの願いは かなってます。 70 00:04:56,130 --> 00:04:58,140 え? 71 00:04:58,140 --> 00:05:01,140 私が王だよ…。 72 00:05:01,140 --> 00:05:03,140 あ…。 73 00:05:03,140 --> 00:05:05,810 うっそ~ん。 びっくりした びっくりした!? 74 00:05:05,810 --> 00:05:08,310 うはは~ぁ。 は… はぁ…。 75 00:05:08,310 --> 00:05:10,480 《なんで怖い顔したんだろ…》 76 00:05:10,480 --> 00:05:13,650 会いたいなら 王様の居場所教えてあげる。 77 00:05:13,650 --> 00:05:17,660 あっ!? そのかわり 私も連れていって! 78 00:05:17,660 --> 00:05:20,660 えっ? クレスやヘルク➡ 79 00:05:20,660 --> 00:05:22,660 みんなに会いたい…。 80 00:05:22,660 --> 00:05:24,660 私をここから連れ出して。 81 00:05:30,840 --> 00:05:33,170 《クレスとヘルク…。 そう➡ 82 00:05:33,170 --> 00:05:36,510 この子は あの勇者兄弟と つながりのある人物…。 83 00:05:36,510 --> 00:05:39,340 こんなところに 閉じ込められているのも➡ 84 00:05:39,340 --> 00:05:42,010 重要な人物だからに違いない。 85 00:05:42,010 --> 00:05:44,020 この子は何も知らない…。 86 00:05:44,020 --> 00:05:46,850 今 僕たちが 人間と戦争していることも…。 87 00:05:46,850 --> 00:05:50,860 まともな人間が もう ほとんどいないということも…》 88 00:05:50,860 --> 00:05:52,860 ⦅あ…。 89 00:05:52,860 --> 00:05:54,860 ずっと我慢してたけど➡ 90 00:05:54,860 --> 00:05:58,300 アスタに いろいろ話していたら 抑えきれなくなって…。 91 00:05:58,300 --> 00:06:01,800 もう 不安を抱えたまま 過ごしたくないの。 92 00:06:01,800 --> 00:06:04,800 また みんなに会いたい。 ん…。 93 00:06:04,800 --> 00:06:07,140 会って みんなで食事したい。 94 00:06:07,140 --> 00:06:09,810 夕暮時のテラスで料理食べたい。 95 00:06:09,810 --> 00:06:12,140 クレスと一緒に おいしいもの食べたい。 96 00:06:12,140 --> 00:06:14,650 ヘルクのおいしい料理食べたい…。 97 00:06:14,650 --> 00:06:17,320 食べることだらけだね…。 98 00:06:17,320 --> 00:06:20,320 《そうか… そうだよね…》 99 00:06:20,320 --> 00:06:22,320 ごめん… ちょっと待って。 100 00:06:22,320 --> 00:06:25,490 《アスタ:何も知らないけれど 感じてはいるんだ…。 101 00:06:25,490 --> 00:06:27,990 突然 こんなところに閉じ込められて➡ 102 00:06:27,990 --> 00:06:31,160 誰にも会えなくなったら 不安になるよね…。 103 00:06:31,160 --> 00:06:34,170 何か起きているんだって 思うよね…》 104 00:06:34,170 --> 00:06:36,170 ん…。 105 00:06:36,170 --> 00:06:38,840 んっ も もしかしたら…。 106 00:06:38,840 --> 00:06:41,510 ん! ヘルクにだけなら➡ 107 00:06:41,510 --> 00:06:43,510 会わせられるかもしれない…。 108 00:06:43,510 --> 00:06:46,340 その人は今 僕の知り合いと一緒にいるから。 109 00:06:46,340 --> 00:06:50,020 あ…。 あっ でもそんなに期待しないで。 110 00:06:50,020 --> 00:06:53,350 会いたい 筋肉ヘルク 会いたい! 111 00:06:53,350 --> 00:06:55,290 何 知り合いだったの? 112 00:06:55,290 --> 00:06:58,120 知り合いの知り合いというか…。 なんだもう! 113 00:06:58,120 --> 00:07:00,130 言ってよ。 会いたい 会いたい! 114 00:07:00,130 --> 00:07:02,290 わっ わかった! 会いに行こう。 115 00:07:02,290 --> 00:07:05,460 やった やった! アスタ ありがとう! 116 00:07:05,460 --> 00:07:07,800 あ~ んっ! 117 00:07:07,800 --> 00:07:10,140 《情が移った僕はきっと➡ 118 00:07:10,140 --> 00:07:12,540 この仕事に 向いていないと思う…》⦆ 119 00:07:15,640 --> 00:07:18,310 《とにかく 一旦 城下町まで脱出だ》 120 00:07:18,310 --> 00:07:20,610 アスタ こっちこっち。 おっ! 121 00:07:23,320 --> 00:07:25,980 ブハ~ 軽やかな身のこなしだね! 122 00:07:25,980 --> 00:07:28,320 木登りは得意だったんだ! 123 00:07:28,320 --> 00:07:31,490 あ… これは木じゃないよ 壁だよ! 124 00:07:31,490 --> 00:07:34,990 (シャルアミ)私ね 実は運動全般 得意なんだ。 125 00:07:34,990 --> 00:07:37,160 クレスにだって負けなかったんだよ。 126 00:07:37,160 --> 00:07:39,660 (アスタ)うぇ! (シャルアミ)小さい頃の話ね。 127 00:07:39,660 --> 00:07:43,170 大きくなるにつれて まったく勝てなくなっちゃった。 128 00:07:43,170 --> 00:07:46,000 勇者くん 容赦しないんだね。 129 00:07:46,000 --> 00:07:49,510 今の私の唯一の取り柄 といえばこれだけ。 130 00:07:49,510 --> 00:07:51,680 アスタには見せてあげる。 131 00:07:51,680 --> 00:07:53,850 んん? 132 00:07:53,850 --> 00:07:55,850 おお! 特殊能力。 133 00:07:58,280 --> 00:08:01,450 雪? (シャルアミ)ううん 違うみたい。 134 00:08:01,450 --> 00:08:05,460 いろんな力を 広範囲に 散布する力なんだとか…。 135 00:08:05,460 --> 00:08:07,630 私も よくわかってない。 136 00:08:07,630 --> 00:08:10,960 散布するだけ? うん。 137 00:08:10,960 --> 00:08:13,130 《散布か…。 138 00:08:13,130 --> 00:08:15,970 んっ! いろんな力を散布って!? 139 00:08:15,970 --> 00:08:19,300 もしそれが毒なら!? それが防げないものだったら!? 140 00:08:19,300 --> 00:08:21,640 かなり怖い力だよ これ! 141 00:08:21,640 --> 00:08:23,640 この子を連れ出すことは➡ 142 00:08:23,640 --> 00:08:26,480 戦況に大きな影響を 与えることになるんじゃ…》 143 00:08:26,480 --> 00:08:28,810 ねぇ アスタ。 144 00:08:28,810 --> 00:08:30,820 ん? なっ 何? 145 00:08:30,820 --> 00:08:32,820 私 この道知らない…。 146 00:08:32,820 --> 00:08:35,990 こんな所 来たことない 戻ろ…。 147 00:08:35,990 --> 00:08:39,660 うぇ~!? で でもシャルアミが…。 148 00:08:39,660 --> 00:08:41,830 えっ そっか。 149 00:08:41,830 --> 00:08:44,830 私が道案内して… たよね? 150 00:08:44,830 --> 00:08:47,330 そっか そうだったよね…。 151 00:08:47,330 --> 00:08:51,670 おかしいな… 私なんで こんな道を選んだんだろう…。 152 00:08:51,670 --> 00:08:54,940 なんか変だな… 変だな…。 153 00:08:54,940 --> 00:08:57,440 むぅ…。 シャルアミ!? どうし…。 154 00:08:57,440 --> 00:08:59,440 あっ! あ…。 155 00:08:59,440 --> 00:09:03,450 (足音) 156 00:09:03,450 --> 00:09:06,950 逃げよう 誰か来る! 157 00:09:06,950 --> 00:09:10,120 不気味だな… 走ってる足音がしないのに➡ 158 00:09:10,120 --> 00:09:12,120 距離を縮められている気がする。 159 00:09:15,790 --> 00:09:17,800 (シャルアミ)あ…。 (アスタ)あ…。 160 00:09:17,800 --> 00:09:19,800 なっ! 161 00:09:23,300 --> 00:09:25,300 あ…。 162 00:09:33,140 --> 00:09:37,350 お… 王! 気配感じなかったのに…。 あっ! 163 00:09:40,650 --> 00:09:42,650 あっ! わっ! 164 00:09:42,650 --> 00:09:46,320 (シャルアミ)んっ! 165 00:09:46,320 --> 00:09:49,830 あっ! 166 00:09:49,830 --> 00:09:52,030 シャルアミ 何を!? あっ! 167 00:09:54,500 --> 00:09:58,000 違う これは…。 あっ! 168 00:09:58,000 --> 00:10:01,010 (ラファエド)何を 勝手なことをしている。 169 00:10:01,010 --> 00:10:04,510 計画以外で シャルアミに言術をかけるな。 170 00:10:04,510 --> 00:10:08,010 敗国の王よ。 171 00:10:08,010 --> 00:10:11,850 ん…。 んっ。 (剣の落ちる音) 172 00:10:11,850 --> 00:10:13,850 んん…。 173 00:10:13,850 --> 00:10:17,190 あっ! シャルアミ! 174 00:10:17,190 --> 00:10:19,190 魔族…。 175 00:10:19,190 --> 00:10:23,360 なるほど あのとき感じた気配は お前のものか…。 176 00:10:23,360 --> 00:10:27,200 我々の目をかいくぐり シャルアミの元へたどりつくとは➡ 177 00:10:27,200 --> 00:10:29,200 たいしたものだ。 178 00:10:31,540 --> 00:10:34,370 んっ! 179 00:10:34,370 --> 00:10:38,040 てぇ~! 180 00:10:38,040 --> 00:10:40,550 えっ!? 181 00:10:40,550 --> 00:10:43,210 うっ! (ラファエド)命拾いしたな…。 182 00:10:43,210 --> 00:10:46,050 覚醒した人間が おとなしくしているのは➡ 183 00:10:46,050 --> 00:10:48,050 王の術あってこそ。 184 00:10:48,050 --> 00:10:51,390 制御が利かなくなれば 破壊と殺りくを繰り返す➡ 185 00:10:51,390 --> 00:10:53,390 魔物と同様…。 186 00:10:53,390 --> 00:10:55,830 いや 新世界生物同等の➡ 187 00:10:55,830 --> 00:10:58,330 力を持った 化け物と化すぞ。 188 00:10:58,330 --> 00:11:01,170 うそっぱちだ! そんな脅しに なんか引っかからな…。 189 00:11:01,170 --> 00:11:04,500 ぐ…。 (ラファエド)残念だが これは事実。 190 00:11:04,500 --> 00:11:06,670 く…。 王を討てば➡ 191 00:11:06,670 --> 00:11:08,670 我々の進軍を止められるが➡ 192 00:11:08,670 --> 00:11:12,510 それは さらなる脅威を 生み出す結果となる。 193 00:11:12,510 --> 00:11:16,350 もう 詰んでいるのだよ お前たちは…。 194 00:11:16,350 --> 00:11:19,850 く…。 ヴァミリオ様 イスタ…。 195 00:11:19,850 --> 00:11:21,850 (イスタ)んっ! 196 00:11:21,850 --> 00:11:24,520 《イスタ:なんだろう この胸騒ぎ。 197 00:11:24,520 --> 00:11:28,530 アスタ… 大丈夫かな?》 198 00:11:33,360 --> 00:11:35,870 (ミカロス)そう これは戦…。 199 00:11:35,870 --> 00:11:38,870 戦とは 個ではなく全の戦い…。 200 00:11:38,870 --> 00:11:41,540 あなたが私を殺せない理由を➡ 201 00:11:41,540 --> 00:11:44,040 とくと味わうがいい…。 202 00:11:44,040 --> 00:11:46,710 解呪…。 203 00:11:46,710 --> 00:11:49,210 (アズドラ)んっ! (ミカロス)復活させまいと➡ 204 00:11:49,210 --> 00:11:52,220 生かしておいたのは 失敗でしたねぇ…。 205 00:11:55,320 --> 00:11:57,320 だっ まさか!? 206 00:12:06,160 --> 00:12:08,830 (ミカロス)あれは 王の術から解放され➡ 207 00:12:08,830 --> 00:12:12,000 新世界の力に支配された姿。 208 00:12:12,000 --> 00:12:15,840 勇者になり損なった 人間の成れの果てです。 209 00:12:15,840 --> 00:12:18,510 (ミカロス)もう少し成長していれば 更に強く➡ 210 00:12:18,510 --> 00:12:22,010 あの姿になれたのかも しれないのですが。 211 00:12:22,010 --> 00:12:24,020 しかし 新世界生物に➡ 212 00:12:24,020 --> 00:12:27,520 匹敵するほどの力は 持っているはずです。 213 00:12:27,520 --> 00:12:31,020 《この程度の敵 2体ならば どうということは…》 214 00:12:31,020 --> 00:12:34,030 あっ! 《今の音は外から…。 215 00:12:34,030 --> 00:12:36,030 まさか!?》 216 00:12:36,030 --> 00:12:39,030 あなたを あの2体で どうにかできるとは➡ 217 00:12:39,030 --> 00:12:41,030 思っていませんよ。 218 00:12:41,030 --> 00:12:45,540 解呪したのは トール城に攻めてきた すべての翼の兵士➡ 219 00:12:45,540 --> 00:12:48,370 およそ二千の化け物が この城を➡ 220 00:12:48,370 --> 00:12:51,380 あなたの兵を襲っているのですよ。 221 00:12:51,380 --> 00:12:53,880 (ケンロス)んだよ コイツら!? 222 00:12:53,880 --> 00:12:56,310 (ミカロス)私は あなたに勝てない…。 223 00:12:56,310 --> 00:12:59,820 しかし あなたたちは 私たちに勝てない。 224 00:12:59,820 --> 00:13:03,320 戦闘において私個人が あなたを超えることなど➡ 225 00:13:03,320 --> 00:13:05,320 さまつなことなのですよ。 226 00:13:05,320 --> 00:13:08,330 新世界誕生に必要不可欠な➡ 227 00:13:08,330 --> 00:13:10,330 強大な兵力。 228 00:13:10,330 --> 00:13:12,830 それを容易に作り出す力こそ➡ 229 00:13:12,830 --> 00:13:16,670 私が求めていた力なのです! 230 00:13:16,670 --> 00:13:19,500 んっ ホン! (ホン)ここに。 231 00:13:19,500 --> 00:13:22,170 撤退だ! 全軍をウルム城へ。 232 00:13:22,170 --> 00:13:24,340 なっ! ア… アズドラ様! 233 00:13:24,340 --> 00:13:26,340 今なら まだ被害を抑えられる! 234 00:13:26,340 --> 00:13:28,680 あ… あっ! 御意。 235 00:13:28,680 --> 00:13:32,180 守護樹よ すまない。 236 00:13:32,180 --> 00:13:36,190 君の最後の力を 僕に貸しておくれ…。 237 00:13:36,190 --> 00:13:39,190 あっ! すべてを相手にするつもりか!? 238 00:13:41,860 --> 00:13:43,860 あ…。 239 00:13:46,200 --> 00:13:48,200 おお… これってあれじゃん。 240 00:13:48,200 --> 00:13:52,040 (ホン)全軍撤退! 力の余っている 者はケガ人を運べ! 241 00:13:52,040 --> 00:13:54,870 (ケンロス)おいおいおい 待てよ! これってよ~。 242 00:13:54,870 --> 00:13:58,680 あ…。 いったい何が…。 243 00:14:03,310 --> 00:14:05,320 あっ! 244 00:14:07,990 --> 00:14:10,320 様子がおかしい 外へ出るぞ! 245 00:14:10,320 --> 00:14:12,820 気安いわね! 放しなさい。 246 00:14:12,820 --> 00:14:15,330 人間なんかに 助けられたくないのよ! 247 00:14:15,330 --> 00:14:18,000 お前に死んでほしくないんだよ! あっ! 248 00:14:18,000 --> 00:14:21,330 (エディル)あ 違うぞ! お前を倒すのは 俺だ的な…。 249 00:14:21,330 --> 00:14:23,330 (ヒュラ)あ~ わかったわよ! 250 00:14:29,010 --> 00:14:31,510 まだ攻撃を仕掛けてくるとは…。 251 00:14:31,510 --> 00:14:34,510 しかし ヤツももう限界のはず。 252 00:14:34,510 --> 00:14:37,350 あと一手… 何かあれば…。 253 00:14:37,350 --> 00:14:40,520 んっ? 254 00:14:40,520 --> 00:14:42,520 エディル? んっ? 255 00:14:44,690 --> 00:14:46,690 《フゥ…。 なるほど。 256 00:14:46,690 --> 00:14:50,360 術に抗う精神力を 身につけてしまったか…。 257 00:14:50,360 --> 00:14:52,700 フフフ… ならば…》 258 00:14:52,700 --> 00:14:54,970 (エディル)これはきっと➡ 259 00:14:54,970 --> 00:14:57,470 あの雪が降った日の続きなんだ…。 260 00:14:57,470 --> 00:15:01,810 あんな姿になってしまったけど あれは人間だ。 261 00:15:01,810 --> 00:15:03,980 なんでアンタは 大丈夫なのよ。 262 00:15:03,980 --> 00:15:07,650 覚醒率ってのが高いから? かもしれない。 263 00:15:07,650 --> 00:15:11,820 《ヒュラ:アズドラ様… 残って 時間を稼いでいるんだわ。 264 00:15:11,820 --> 00:15:14,990 アズドラ様は 命に代えても守らなければ…》 265 00:15:14,990 --> 00:15:18,320 ちょっとアンタ もう一度 私を運びなさい。 266 00:15:18,320 --> 00:15:21,990 はっ! 調子に乗るな! あ そう! じゃあいいわよ。 267 00:15:21,990 --> 00:15:24,330 あっ! ダメとは言ってないだろう! 268 00:15:24,330 --> 00:15:26,330 早くつかまれ。 269 00:15:26,330 --> 00:15:28,330 アンタも めんどくさい性格ね。 270 00:15:28,330 --> 00:15:30,330 うるさい 早くしろ! 271 00:15:30,330 --> 00:15:32,340 あ…。 272 00:15:32,340 --> 00:15:34,340 不思議だ…。 273 00:15:34,340 --> 00:15:36,840 前は もっと おぞましく見えたんだが…。 274 00:15:36,840 --> 00:15:40,010 こうして改めて見ると 全然そんなことないな。 275 00:15:40,010 --> 00:15:43,850 何1人で変なこと言ってんの? 気持ち悪いわね! 276 00:15:43,850 --> 00:15:47,190 《ヘルクさん… あなたの言うとおり➡ 277 00:15:47,190 --> 00:15:50,520 戦わなくてすむ道は あったのかもしれませんね…》 278 00:15:50,520 --> 00:15:52,860 いや なんでもない。 279 00:15:52,860 --> 00:15:54,860 さぁ早く行くぞ グズグズするな。 280 00:15:54,860 --> 00:15:56,860 グズったのは アンタでしょ! 281 00:15:58,800 --> 00:16:00,800 (エディル)あっ! 282 00:16:00,800 --> 00:16:03,800 ん…。 やはり自力で➡ 283 00:16:03,800 --> 00:16:05,970 王の術から逃れたか。 284 00:16:05,970 --> 00:16:08,640 《術? じゃあやっぱりエディルは…》 285 00:16:08,640 --> 00:16:11,310 ヒュラ お前は逃げろ! はぁ? 286 00:16:11,310 --> 00:16:14,650 何をふざけたことを言って…。 お前には まだ仲間がいるんだろ!? 287 00:16:14,650 --> 00:16:17,150 こんなところで命をかけるな! あっ! 288 00:16:17,150 --> 00:16:21,990 自我を持つ覚醒者は なぜか ほかの者よりも成長が早い…。 289 00:16:21,990 --> 00:16:25,490 よい戦力になるかもと 期待はしていたのですが…。 290 00:16:25,490 --> 00:16:29,490 やはり… 兵に自我は不要ですね。 291 00:16:31,660 --> 00:16:35,330 お前たちは 1つの実験のようなものでした。 292 00:16:35,330 --> 00:16:38,340 うおぉ~! 293 00:16:38,340 --> 00:16:41,170 故に 失敗した時のために➡ 294 00:16:41,170 --> 00:16:44,840 いつでも破壊できるように してあるのですよ…。 295 00:16:44,840 --> 00:16:47,180 あっ! ぐっ! 296 00:16:47,180 --> 00:16:49,180 (ミカロス)マインドブレイク! 297 00:16:49,180 --> 00:16:51,180 うあぁ~! 298 00:16:51,180 --> 00:16:54,020 精神力を失えば 新世界の力に➡ 299 00:16:54,020 --> 00:16:55,950 抗うすべは ない! 300 00:16:55,950 --> 00:16:58,960 新世界の戦士となれ! んっ! 301 00:16:58,960 --> 00:17:02,130 んんっ! 302 00:17:02,130 --> 00:17:05,130 ん…。 目ざわりですねぇ…。 303 00:17:05,130 --> 00:17:07,300 今のお前は再生不可能…。 304 00:17:07,300 --> 00:17:11,300 今度こそ息の根を止めてやろう。 305 00:17:11,300 --> 00:17:13,800 う…。 バカな! 306 00:17:13,800 --> 00:17:16,310 抗ったというのか…。 ハァ…。 307 00:17:16,310 --> 00:17:19,640 いや違う 今のが最後の精神力。 308 00:17:19,640 --> 00:17:23,050 ヤツは新世界の力に のみこまれる! んっ! 309 00:17:26,980 --> 00:17:29,650 フフフ… 感じるぞ。 310 00:17:29,650 --> 00:17:32,820 力強い 新世界の力を…。 311 00:17:32,820 --> 00:17:36,160 終えんの時を迎える そのときまで…。 312 00:17:36,160 --> 00:17:39,330 戦い続けるがいい。 313 00:17:39,330 --> 00:17:41,830 ハァ…。 エディル! 314 00:17:41,830 --> 00:17:43,830 来るな! あっ! 315 00:17:43,830 --> 00:17:46,840 逃げろ 逃げるんだ…。 316 00:17:46,840 --> 00:17:49,170 この戦いは長くは続かない…。 317 00:17:49,170 --> 00:17:51,180 すぐに終わる…。 318 00:17:51,180 --> 00:17:55,450 あの人が… ヘルクさんが きっと終わらせてくれる。 319 00:17:55,450 --> 00:17:57,450 それまで耐えるんだ! 320 00:17:57,450 --> 00:17:59,450 余計なお世話よ! 321 00:17:59,450 --> 00:18:01,790 なんでアンタが 私たちの心配をするのよ! 322 00:18:01,790 --> 00:18:03,790 自分の心配をしなさい! 323 00:18:03,790 --> 00:18:06,620 ハハ… 確かにな…。 324 00:18:06,620 --> 00:18:09,130 なんで コイツらの心配してるんだろう…。 325 00:18:09,130 --> 00:18:12,460 話に聞いたとおり 嫌なヤツだったら➡ 326 00:18:12,460 --> 00:18:15,130 こんな気持ちにならなかったのに。 327 00:18:15,130 --> 00:18:19,140 誰だよ 残虐非道とか言ったヤツは…。 328 00:18:19,140 --> 00:18:21,140 しっかりしなさい! 329 00:18:21,140 --> 00:18:23,540 アンタ 私に勝ちたいんでしょ!? 330 00:18:26,480 --> 00:18:28,480 は…。 331 00:18:30,480 --> 00:18:33,080 前にひどいことを 言ってしまったよな。 332 00:18:38,160 --> 00:18:41,490 ごめん…。 死ぬ なよ…。 333 00:18:41,490 --> 00:18:43,490 ヒュラ…。 334 00:18:43,490 --> 00:18:45,500 待って エディル! 335 00:18:45,500 --> 00:18:48,000 私と戦いなさい! 336 00:18:48,000 --> 00:18:50,000 エディル! 337 00:18:56,940 --> 00:18:58,940 ん…。 338 00:18:58,940 --> 00:19:00,950 アズドラ様…。 339 00:19:05,280 --> 00:19:07,280 (着地音) 340 00:19:10,450 --> 00:19:14,460 この局面で あれを 相手にしなければならないとは…。 341 00:19:14,460 --> 00:19:16,460 まいったね…。 342 00:19:19,960 --> 00:19:22,800 んっ! 343 00:19:22,800 --> 00:19:25,800 (ミカロス)フフフ… この程度の事態➡ 344 00:19:25,800 --> 00:19:30,310 昔のあなたなら簡単に 切り抜けていたでしょうに。 345 00:19:30,310 --> 00:19:32,640 それにしても この戦➡ 346 00:19:32,640 --> 00:19:35,980 なんと なんと 不甲斐ない一戦だったか。 347 00:19:35,980 --> 00:19:38,820 当初の目的は果たせず➡ 348 00:19:38,820 --> 00:19:41,490 失うことのない兵を失い➡ 349 00:19:41,490 --> 00:19:44,160 私自身も相当なダメージを➡ 350 00:19:44,160 --> 00:19:48,160 負ってしまった だが…。 はっ! 351 00:19:48,160 --> 00:19:51,160 (ミカロス)得たものは それ以上に大きい。 352 00:19:51,160 --> 00:19:53,500 ぐぅ…。 353 00:19:53,500 --> 00:19:55,830 (ミカロス)あなたが私と同じく➡ 354 00:19:55,830 --> 00:19:58,340 自軍の兵を犠牲にしていれば➡ 355 00:19:58,340 --> 00:20:01,670 討たれていたのは 私のほうだったかもしれません。 356 00:20:01,670 --> 00:20:04,080 おみごと…。 357 00:20:06,010 --> 00:20:09,180 (ミカロス)そう もうすぐだ…。 358 00:20:09,180 --> 00:20:12,180 もうすぐ この世界は終わり➡ 359 00:20:12,180 --> 00:20:14,350 新たな世界へと…。 360 00:20:14,350 --> 00:20:19,190 うっ お前の思いどおりにはさせんぞ! 361 00:20:19,190 --> 00:20:21,190 んっ! 362 00:20:25,530 --> 00:20:28,030 ふ…。 363 00:20:31,200 --> 00:20:33,200 (ミカロス)ええ わかっていますよ。 364 00:20:33,200 --> 00:20:36,870 あなたが ほかの誰かに 希望を託していることは…。 365 00:20:36,870 --> 00:20:40,880 それはきっと 今の私ですら畏怖した人物…。 366 00:20:40,880 --> 00:20:45,050 私の知る限り 最強の覚醒者。 367 00:20:45,050 --> 00:20:48,390 だが ヤツを封じることは容易い。 368 00:20:48,390 --> 00:20:51,220 フフフ… あなたは知らないだろう。 369 00:20:51,220 --> 00:20:54,990 ヤツが抱える不安を 悲しみを…。 370 00:20:54,990 --> 00:20:57,330 人間は弱いのです。 371 00:20:57,330 --> 00:21:00,660 絶望のみが待つ未来に 耐えうる者など➡ 372 00:21:00,660 --> 00:21:02,670 この世に居はしない。 373 00:21:02,670 --> 00:21:05,500 それがたとえ ヤツだろうと…。 374 00:21:05,500 --> 00:21:08,670 かつての仲間を手にかけたとき➡ 375 00:21:08,670 --> 00:21:12,180 ヘルクは必ず力に支配される…。 376 00:21:12,180 --> 00:21:14,180 必ず…。