1 00:00:02,000 --> 00:00:05,339 <魔族の軍事基地を目指し 旅を続けるヘルクたち。 2 00:00:05,339 --> 00:00:09,839 だが そこはすでに 人間たちの襲撃を受けていた。 3 00:00:09,839 --> 00:00:14,349 ヘルクの心をくじくため ヴァミリオを襲うラファエド。 4 00:00:14,349 --> 00:00:18,850 ヘルクの前には 1人の翼の兵士が現れる> 5 00:02:10,500 --> 00:02:12,500 (ヴァミリオ)ヘルクの仲間か…。 6 00:02:14,509 --> 00:02:16,509 あっ! 7 00:02:25,020 --> 00:02:27,020 《私がヘルクの支えだと思って➡ 8 00:02:27,020 --> 00:02:30,360 全力で叩きに来たか。 望むところだ》 9 00:02:30,360 --> 00:02:32,360 (ヘルク)アン! んっ! 10 00:02:36,190 --> 00:02:38,530 ん…。 11 00:02:38,530 --> 00:02:40,630 ヘルク! あっ! 12 00:02:43,040 --> 00:02:45,869 こっちは大丈夫だ 何も心配するな! 13 00:02:45,869 --> 00:02:48,710 だからお前は! (心臓の音) 14 00:02:48,710 --> 00:02:50,710 ああ。 15 00:02:59,819 --> 00:03:01,819 大丈夫…。 16 00:03:05,659 --> 00:03:08,490 ヘルクは絶対に… 大丈夫…。 17 00:03:08,490 --> 00:03:10,800 はっ。 (心臓の音) 18 00:03:18,000 --> 00:03:20,169 (ラファエド)ヘルクのことを わかっていないのは➡ 19 00:03:20,169 --> 00:03:22,170 お前のほうだ。 魔族よ。 20 00:03:24,679 --> 00:03:28,010 アイツは元々 戦うことを好むヤツではない。 21 00:03:28,010 --> 00:03:30,020 あれほどの力を持ちながらも➡ 22 00:03:30,020 --> 00:03:32,019 自分のためには使わず➡ 23 00:03:32,019 --> 00:03:34,520 戦うときは いつも誰かのためだった。 24 00:03:38,020 --> 00:03:41,529 仲間思いの優しいヤツなのだよ… ヘルクは…。 25 00:03:41,529 --> 00:03:43,529 気丈に振る舞っているが➡ 26 00:03:43,529 --> 00:03:46,529 アイツは ずっと苦しんでいる。 27 00:03:46,529 --> 00:03:49,199 大丈夫なはずがないのだよ。 (心臓の音) 28 00:03:49,199 --> 00:03:51,199 はっ! (心臓の音) 29 00:03:53,540 --> 00:03:55,540 は…。 30 00:04:18,000 --> 00:04:19,999 ヘルク…。 31 00:04:40,520 --> 00:04:42,519 く…。 32 00:04:45,689 --> 00:04:47,690 は…。 33 00:04:47,690 --> 00:04:50,860 魔族よ 感じるか? 34 00:04:50,860 --> 00:04:54,369 このヘルクの苦しみと悲しみが…。 35 00:04:54,369 --> 00:04:57,299 人間とは弱い生き物なのだ。 36 00:04:57,299 --> 00:04:59,639 この絶望は乗り越えられない。 37 00:04:59,639 --> 00:05:01,969 たとえ それがヘルクであろうとも。 38 00:05:01,969 --> 00:05:05,140 かけがえのない人を その手にかけて➡ 39 00:05:05,140 --> 00:05:08,650 誰が耐えられるというのか…。 あ…。 40 00:05:08,650 --> 00:05:11,320 俺のことがわかるかい? アリシア。 41 00:05:11,320 --> 00:05:13,319 あ…。 (心臓の音) 42 00:05:21,160 --> 00:05:23,329 フ…。 43 00:05:23,329 --> 00:05:26,329 また 会えたね…。 44 00:05:26,329 --> 00:05:30,000 そうか… あの娘が…。 45 00:05:30,000 --> 00:05:33,840 ごめんよ… 俺が無理を 言ってしまったばかりに…。 46 00:05:33,840 --> 00:05:36,840 君を苦しませてしまった…。 47 00:05:36,840 --> 00:05:39,009 ごめん…。 (心臓の音) 48 00:05:39,009 --> 00:05:41,009 ごめんよ…。 49 00:05:41,009 --> 00:05:43,179 俺が終わらせてやるから。 50 00:05:43,179 --> 00:05:45,849 必ず 終わらせてやるからな。 51 00:05:45,849 --> 00:05:48,519 《仲間を》 (心臓の音) 52 00:05:48,519 --> 00:05:50,859 (心臓の音) 53 00:05:50,859 --> 00:05:52,859 《友を…》 (心臓の音) 54 00:05:52,859 --> 00:05:59,300 はぁ…。 (心臓の音) 55 00:05:59,300 --> 00:06:01,300 ⦅アスタ/イスタ:ヴァミリオ様⦆ 56 00:06:01,300 --> 00:06:03,299 《自らの手で…。 57 00:06:03,299 --> 00:06:05,299 仲間を…。 58 00:06:05,299 --> 00:06:07,639 友を…。 59 00:06:07,639 --> 00:06:09,980 殺す…》 60 00:06:09,980 --> 00:06:11,980 (心臓の音) 61 00:06:11,980 --> 00:06:14,479 《ああ… そうか…。 62 00:06:14,479 --> 00:06:16,480 ずっと抱いていた➡ 63 00:06:16,480 --> 00:06:18,820 この感情の正体が やっとわかった。 64 00:06:18,820 --> 00:06:23,149 それが どれほどつらく 悲しいことなのか…》 65 00:06:23,149 --> 00:06:25,320 クソッ! 66 00:06:25,320 --> 00:06:29,329 この感情は ヘルクに対する 不安なんかじゃなかった。 67 00:06:29,329 --> 00:06:33,330 ⦅同じ人間である俺が 片をつけなければいけないんだ⦆ 68 00:06:33,330 --> 00:06:35,330 ヘルクだぞ! 69 00:06:35,330 --> 00:06:37,339 あのヘルクだぞ! 70 00:06:37,339 --> 00:06:39,339 《自分のことは二の次で➡ 71 00:06:39,339 --> 00:06:41,670 いつも誰かを気遣って…。 72 00:06:41,670 --> 00:06:44,340 優しくて 強くて➡ 73 00:06:44,340 --> 00:06:48,350 仲間思いで… 誰よりも諦めの悪いヤツなんだぞ! 74 00:06:48,350 --> 00:06:51,849 戸惑っていたじゃないか! 悩んでいたじゃないか! 75 00:06:51,849 --> 00:06:54,849 なぜもっとヘルクの気持ちに なってやれなかった! 76 00:06:54,849 --> 00:06:56,789 なぜ気づいてやれなかった!》 77 00:06:56,789 --> 00:06:58,790 はっ! 78 00:07:02,789 --> 00:07:05,799 邪魔はさせん。 79 00:07:05,799 --> 00:07:08,800 《魔王決定戦に 出場したのだって➡ 80 00:07:08,800 --> 00:07:12,640 アズドラに勇者殺しを託すことが 目的じゃなかったんだろ? 81 00:07:12,640 --> 00:07:15,310 人間を 滅ぼすつもりはなかったんだろ? 82 00:07:15,310 --> 00:07:17,639 ヘルク…。 83 00:07:17,639 --> 00:07:19,639 お前は 本当は➡ 84 00:07:19,639 --> 00:07:21,649 本当は 私たちに…》 85 00:07:25,819 --> 00:07:27,820 もう ヘルクに構うな! 86 00:07:31,320 --> 00:07:35,329 お前がヘルクの友というのなら 楽にしてやってくれ。 87 00:07:37,830 --> 00:07:39,829 ヘルクは ここで自我を失う。 88 00:07:39,829 --> 00:07:41,829 化け物と化し 暴走を始める。 89 00:07:41,829 --> 00:07:45,999 だが それでやっと苦しみから 解放されるのだ。 90 00:07:45,999 --> 00:07:49,009 もはや それだけが アイツの救いなのだよ。 91 00:07:49,009 --> 00:07:51,009 だから言ってるだろうが! 92 00:07:51,009 --> 00:07:53,180 ヘルクは強い! 暴走なんかしない! 93 00:07:53,180 --> 00:07:55,109 必ず目的を果たす! 94 00:07:55,109 --> 00:07:57,819 だけど それじゃダメなんだ! 95 00:08:01,119 --> 00:08:03,119 か…。 96 00:08:03,119 --> 00:08:05,620 ぐ…。 97 00:08:05,620 --> 00:08:07,629 ん…。 98 00:08:07,629 --> 00:08:10,799 これは 勇者殺しか…。 99 00:08:10,799 --> 00:08:14,129 そうか… ヘルクめ…。 100 00:08:14,129 --> 00:08:16,469 あの魔族に託していたか…。 101 00:08:16,469 --> 00:08:18,470 ん…。 102 00:08:18,470 --> 00:08:20,470 あ…。 103 00:08:20,470 --> 00:08:22,639 ヘルクの力が収束していく…。 104 00:08:22,639 --> 00:08:26,539 まさか 本当に越えるというのか!? 105 00:08:32,819 --> 00:08:36,150 ⦅すべて終わったら 帝国へ来るといい。 106 00:08:36,150 --> 00:08:40,159 大丈夫。 お前なら みんな歓迎してくれる⦆ 107 00:08:40,159 --> 00:08:43,159 《違う そうじゃない!》 108 00:08:43,159 --> 00:08:46,000 はっ! ヘルク~! 109 00:08:46,000 --> 00:08:48,000 やめろぉ! 110 00:08:53,509 --> 00:08:56,610 《あのとき 私がかけるべき言葉は…》 111 00:09:04,779 --> 00:09:06,789 アン…。 112 00:09:06,789 --> 00:09:10,619 《かけるべき言葉は…》 113 00:09:10,619 --> 00:09:13,959 救おう 人間を。 114 00:09:13,959 --> 00:09:17,300 はっ! 大切な仲間なんだろ!? 115 00:09:17,300 --> 00:09:19,960 大切な友なんだろ!? 116 00:09:19,960 --> 00:09:23,299 かけがえのない 大切な人たちなんだろ!? 117 00:09:23,299 --> 00:09:25,469 なら 諦めちゃダメだ! 118 00:09:25,469 --> 00:09:28,810 たしかに 絶望的な状況かもしれない。 119 00:09:28,810 --> 00:09:30,809 だけど お前は➡ 120 00:09:30,809 --> 00:09:33,650 エディルと言葉を 交わすことができたじゃないか。 121 00:09:33,650 --> 00:09:36,979 アリシアをその腕で 抱きしめてやれたじゃないか! 122 00:09:36,979 --> 00:09:40,990 まだ死んでいない お前の仲間は死んでいないんだ! 123 00:09:40,990 --> 00:09:42,990 きっと望みはある! 124 00:09:42,990 --> 00:09:47,160 お前も見てきたはずだ この広い世界を! 125 00:09:47,160 --> 00:09:50,329 お前の仲間の身に起きた 理不尽なことを含め➡ 126 00:09:50,329 --> 00:09:53,670 「この世界」は 不思議で満ち溢れている! 127 00:09:53,670 --> 00:09:57,500 きっと! きっと 何か救う方法があるはずだ! 128 00:09:57,500 --> 00:10:00,339 諦めるな! 希望を捨てるな! 129 00:10:00,339 --> 00:10:02,840 抗うぞ 戦うぞ! 130 00:10:02,840 --> 00:10:05,010 救うぞ 人間を! 131 00:10:05,010 --> 00:10:07,010 お前の大切な人たちを! 132 00:10:09,179 --> 00:10:12,020 ん…。 133 00:10:12,020 --> 00:10:15,850 アン 俺は…。 134 00:10:15,850 --> 00:10:17,859 大丈夫。 135 00:10:21,860 --> 00:10:24,860 お前は独りじゃない。 フ…。 136 00:10:27,869 --> 00:10:30,569 今度は 私がついている! 137 00:10:38,380 --> 00:10:42,210 フッフフ フッフフフフフ…。 138 00:10:42,210 --> 00:10:44,380 ハ~ ハッハハハハハハ! あ…。 139 00:10:44,380 --> 00:10:47,389 ハッハッハッハ! 《晴れた!》 140 00:10:47,389 --> 00:10:51,390 覚悟しろ 人間ども! 141 00:10:51,390 --> 00:10:53,730 私は お前たちを救うぞ! 142 00:10:53,730 --> 00:10:55,729 《晴れた!》 143 00:10:59,329 --> 00:11:01,500 これは誰の意志でもない! 144 00:11:01,500 --> 00:11:05,169 私が悩み 気づき そして選んだ道! 145 00:11:05,169 --> 00:11:09,009 誰も私のこの意志を 覆すことはできない! 146 00:11:09,009 --> 00:11:11,510 《完全に迷いが晴れた!》 147 00:11:11,510 --> 00:11:13,849 この私が 必ず! 148 00:11:13,849 --> 00:11:15,849 人間を救ってやるからな! 149 00:11:15,849 --> 00:11:18,179 ハ~ ハッハッハッハ! 150 00:11:18,179 --> 00:11:20,180 《視界が明るい! 151 00:11:20,180 --> 00:11:24,020 そう 私はずっと 納得していなかったんだ。 152 00:11:24,020 --> 00:11:26,360 それにやっと気づいたんだ》 153 00:11:26,360 --> 00:11:28,859 ⦅魔女:正しい選択を⦆ 154 00:11:31,030 --> 00:11:34,869 《多分 帝国四天王としては 間違った選択だろう。 155 00:11:34,869 --> 00:11:36,869 だけど…。 156 00:11:36,869 --> 00:11:39,040 ヘルクだって もう私の仲間だ。 157 00:11:39,040 --> 00:11:41,710 放っておけるか。 158 00:11:41,710 --> 00:11:45,880 大切な人を殺すつらさ… 失うつらさ…。 159 00:11:45,880 --> 00:11:48,379 すべてが片付いたあと➡ 160 00:11:48,379 --> 00:11:51,550 たとえ 私たちがヘルクを迎え入れても➡ 161 00:11:51,550 --> 00:11:54,550 それじゃあ ヘルクは笑えないだろ…。 162 00:11:54,550 --> 00:11:57,559 心の底から 笑うことはできないだろ…》 163 00:11:59,490 --> 00:12:02,329 《だから決断した。 人間を➡ 164 00:12:02,329 --> 00:12:04,329 ヘルクを救うと。 165 00:12:04,329 --> 00:12:06,660 何が希望のない未来だ! 166 00:12:06,660 --> 00:12:09,330 納得できるか そんな未来! 167 00:12:09,330 --> 00:12:11,839 ヘルクが納得しようが➡ 168 00:12:11,839 --> 00:12:15,170 私は納得できない! したくない! 169 00:12:15,170 --> 00:12:17,179 あがいてやる! 170 00:12:17,179 --> 00:12:19,680 正しいかどうかなんて わからないけど…。 171 00:12:19,680 --> 00:12:22,179 私が 絶対に…》 172 00:12:22,179 --> 00:12:25,520 変異した体も 消滅した自我も➡ 173 00:12:25,520 --> 00:12:27,690 元に戻ることはない。 174 00:12:27,690 --> 00:12:31,859 軽々しく希望を持たせるような ことを口にするな。 175 00:12:31,859 --> 00:12:33,860 魔族よ。 176 00:12:33,860 --> 00:12:36,530 お前こそ すべてを 知ったかのような口ぶりで➡ 177 00:12:36,530 --> 00:12:38,530 絶望を振りまくな。 178 00:12:38,530 --> 00:12:41,200 絶対に戻らないという 確証なんてないだろが! 179 00:12:41,200 --> 00:12:43,529 一見できないと思ったことも➡ 180 00:12:43,529 --> 00:12:45,869 やってみたら できることはあるんだ。 181 00:12:45,869 --> 00:12:48,869 結論は自分で出す お前が決めるな! 182 00:12:48,869 --> 00:12:52,379 先の戦で魔王城は落ちた。 183 00:12:52,379 --> 00:12:54,379 あっ!? 184 00:12:54,379 --> 00:12:58,319 (ラファエド)そして 帝国四天王アズドラは 討たれ 死んだ。 185 00:12:58,319 --> 00:13:00,649 あっ! 我々の兵は➡ 186 00:13:00,649 --> 00:13:04,489 不死の軍団。 進軍の勢いは止むことはない。 187 00:13:04,489 --> 00:13:07,489 お前たちが あがくことに時間を費やせば➡ 188 00:13:07,489 --> 00:13:10,659 被害は増していく。 189 00:13:10,659 --> 00:13:13,669 お前は それに耐えられるのか? 190 00:13:13,669 --> 00:13:16,329 なお人間を救うなどと 綺麗事を…。 191 00:13:16,329 --> 00:13:18,669 さっきから何をグダグダと。 192 00:13:18,669 --> 00:13:21,170 ん…。 アズドラを倒した? 193 00:13:21,170 --> 00:13:23,840 それが本当なら 大したものだな。 194 00:13:23,840 --> 00:13:28,850 言っておくが アイツは かなりしぶといぞ。 195 00:13:28,850 --> 00:13:31,179 アズドラが死んだ 殺された。 196 00:13:31,179 --> 00:13:35,350 その言葉 これまでに 何回 何十回聞いたことか。 197 00:13:35,350 --> 00:13:38,859 初めて アズドラの死を告げられたのは➡ 198 00:13:38,859 --> 00:13:40,859 まだ私が幼いときだった。 199 00:13:40,859 --> 00:13:44,030 無茶をして 命を落としたと聞かされた。 200 00:13:44,030 --> 00:13:48,029 かなり落ち込んだのを 今でも覚えている。 201 00:13:48,029 --> 00:13:51,539 しかし アイツは死んでいなかった! 生きていた! 202 00:13:51,539 --> 00:13:54,209 それ以降 いつもその調子だ! 203 00:13:54,209 --> 00:13:57,479 心臓止まった直後に バッと息を吹き返すし➡ 204 00:13:57,479 --> 00:14:00,650 深い谷底に落ちても ぬっと帰ってくる。 205 00:14:00,650 --> 00:14:02,980 ⦅わ~!⦆ ヘルクのように➡ 206 00:14:02,980 --> 00:14:04,980 強い肉体を 持っているわけじゃない! 207 00:14:04,980 --> 00:14:07,819 高い再生能力が あるわけじゃない! 208 00:14:07,819 --> 00:14:11,989 だけど! なぜかアイツはいつも ギリギリのところで生還するんだ! 209 00:14:11,989 --> 00:14:14,989 だから 心臓を貫いたと聞かされようが➡ 210 00:14:14,989 --> 00:14:16,989 首をはねたと聞かされようが➡ 211 00:14:16,989 --> 00:14:19,500 私は もう この目で確かめないかぎり➡ 212 00:14:19,500 --> 00:14:22,170 アズドラが死んだなんて 絶対に信じない! 213 00:14:22,170 --> 00:14:25,170 あえて もう一度言おう! アイツは しぶとい! 214 00:14:25,170 --> 00:14:28,839 (アズドラ)んっ! ん~ ガッ! 215 00:14:28,839 --> 00:14:30,840 いたぁ~! (ホン)あ 起きた。 216 00:14:30,840 --> 00:14:33,680 (イスタ)ア アズドラ様~。 217 00:14:33,680 --> 00:14:37,010 そうだ アズドラだ! まずはアイツから話を聞こう! 218 00:14:37,010 --> 00:14:39,020 えっ! 私よりも➡ 219 00:14:39,020 --> 00:14:41,349 ずっと長生きしているんだ きっと➡ 220 00:14:41,349 --> 00:14:44,020 ヒントとなる情報を 持っているはずだ! 221 00:14:44,020 --> 00:14:46,190 アズドラ様~! アズドラ様~! 222 00:14:46,190 --> 00:14:48,190 みんな 心配かけたね。 大丈夫。 223 00:14:48,190 --> 00:14:50,189 アズドラは人間が大好きなんだ。 224 00:14:50,189 --> 00:14:53,200 必ず知恵を貸してくれる。 アズドラ様~! 225 00:14:53,200 --> 00:14:55,129 よかったぁ。 (ケンロス)ヘヘッ。 226 00:14:55,129 --> 00:14:57,140 (ヒュラ)腕組むの やめなさい。 227 00:14:57,140 --> 00:14:59,639 そんな心配そうな顔するな! 228 00:14:59,639 --> 00:15:03,139 アズドラの安否は大丈夫。 本当にしぶといんだ! 229 00:15:03,139 --> 00:15:05,980 私には なんとなくわかるんだ。 230 00:15:05,980 --> 00:15:08,310 おお! 231 00:15:08,310 --> 00:15:10,309 ⚟アズドラ様~! 232 00:15:12,480 --> 00:15:15,490 グヘ~! (イスタ)あぁ アズドラ様が~! 233 00:15:15,490 --> 00:15:18,660 (ケンロス)ああ 気を失っているぞ! (ホン)救護は~ん! 234 00:15:18,660 --> 00:15:21,489 ⚟アズドラ様 血を吐きながら 笑っておられる。 235 00:15:21,489 --> 00:15:23,490 (ホン)救護は~ん。 236 00:15:26,160 --> 00:15:28,170 《ラファエド:なるほど…。 237 00:15:28,170 --> 00:15:32,169 今の話しぶり… おそらく この魔族の正体は…》 238 00:15:32,169 --> 00:15:34,509 私は人間を救う。 ん…。 239 00:15:34,509 --> 00:15:37,509 たとえヘルクが やめてくれと言おうとも➡ 240 00:15:37,509 --> 00:15:40,340 この決意が揺らぐことはない。 241 00:15:40,340 --> 00:15:42,350 そうか ならば…。 242 00:15:58,799 --> 00:16:00,800 んっ! 243 00:16:07,310 --> 00:16:11,110 まさか 本当に救えると思っているのか? 244 00:16:24,659 --> 00:16:26,659 あっ! 245 00:16:26,659 --> 00:16:30,330 気の済むまで あがくがいい。 246 00:16:30,330 --> 00:16:33,330 いずれ すべてが ムダだったと悟るだろう。 247 00:16:46,839 --> 00:16:48,849 すまなかったな…。 248 00:16:48,849 --> 00:16:52,179 お前の覚悟を踏みにじるような まねをしてしまって。 249 00:16:52,179 --> 00:16:55,119 君の言葉は 本当に俺の心に響く。 250 00:16:55,119 --> 00:16:57,459 あ…。 以前 君は➡ 251 00:16:57,459 --> 00:17:00,790 すべて終わったら 帝国へ来いと 言ってくれただろう? 252 00:17:00,790 --> 00:17:04,299 あの言葉に どれだけ救われたことか…。 253 00:17:04,299 --> 00:17:06,959 おかげで人間を 滅ぼすということに➡ 254 00:17:06,959 --> 00:17:10,300 より一層 決意を 固めることができたんだよ。 255 00:17:10,300 --> 00:17:12,469 だけど ダメだな俺は…。 256 00:17:12,469 --> 00:17:14,969 さっき かけてくれた君の言葉に➡ 257 00:17:14,969 --> 00:17:18,479 ずっと押し殺していた感情が よみがえってしまった。 258 00:17:21,979 --> 00:17:25,980 俺は人間を… みんなを救いたい…。 259 00:17:25,980 --> 00:17:28,489 うん… わかっている…。 260 00:17:31,489 --> 00:17:33,789 救おう… 必ず。 261 00:17:46,339 --> 00:17:49,839 ⦅さあ 今日こそ戦おう。 262 00:17:49,839 --> 00:17:52,839 苦しませずに終わらせてやる⦆ 263 00:18:00,280 --> 00:18:02,950 フ…。 264 00:18:02,950 --> 00:18:05,289 シン城? 265 00:18:05,289 --> 00:18:09,129 うむ トール城よりも ずっと南側にある魔王城だ。 266 00:18:09,129 --> 00:18:12,800 そこなら アズドラと合流できるかもしれない。 267 00:18:12,800 --> 00:18:16,799 クシキは 散り散りになった拠点の 仲間に このことを伝えてくれ。 268 00:18:16,799 --> 00:18:19,969 (クシキ)はっ! あの 1つよろしいですか? 269 00:18:19,969 --> 00:18:21,970 どうした? そちらの鳥さんは➡ 270 00:18:21,970 --> 00:18:24,479 大地の毒 大丈夫ですかね? 271 00:18:24,479 --> 00:18:26,640 あっ! (ピウイ)ピッ! 272 00:18:26,640 --> 00:18:30,149 ボクね 鳥じゃないんだよ! 273 00:18:30,149 --> 00:18:33,150 そうか… そのことをすっかり忘れていた。 274 00:18:33,150 --> 00:18:35,649 アンちゃ~ん! (ルーフ)では➡ 275 00:18:35,649 --> 00:18:37,660 私が先にシン城へ行って➡ 276 00:18:37,660 --> 00:18:40,320 簡易結界のある 馬車を用意いたします。 277 00:18:40,320 --> 00:18:43,159 (ハルピィ)オラも行くっチ 1人じゃ危ないっチ! 278 00:18:43,159 --> 00:18:45,660 うむ では みんな 頼んだぞ! 279 00:18:45,660 --> 00:18:47,869 (ルーフ)はっ! (ハルピィ)はいっチ! (ピウイ)ピッ! 280 00:18:51,000 --> 00:18:54,339 捜索隊のサンダバが 戻って参りました。 281 00:18:54,339 --> 00:18:57,609 何? ということは…。 ん…。 282 00:18:57,609 --> 00:18:59,610 ご報告いたします。 283 00:19:02,450 --> 00:19:05,120 ヴァミリオ様を無事 捜し出せました! 284 00:19:05,120 --> 00:19:07,619 あぁ… でかした! 285 00:19:07,619 --> 00:19:10,959 やはり ヘルクと共に 旅を続けておりました。 286 00:19:10,959 --> 00:19:13,460 特別 ケガや疲弊した様子もなく➡ 287 00:19:13,460 --> 00:19:15,959 人間の城を 目指していたようです。 288 00:19:15,959 --> 00:19:17,960 では 今は拠点に? 289 00:19:17,960 --> 00:19:21,299 いえ シン城に向かっております。 ん? 290 00:19:21,299 --> 00:19:23,470 捜索隊のルーフとハルピィも➡ 291 00:19:23,470 --> 00:19:25,640 新たな情報を持って戻りました。 292 00:19:25,640 --> 00:19:28,310 南の拠点は人間に気づかれ➡ 293 00:19:28,310 --> 00:19:30,469 壊滅してしまったとのことで…。 294 00:19:30,469 --> 00:19:34,480 詳しくはこちらを。 ヴァミリオ様からの手紙です。 295 00:19:38,650 --> 00:19:41,650 (2人)ん…。 296 00:19:41,650 --> 00:19:43,650 フ…。 297 00:19:43,650 --> 00:19:45,819 そうか…。 (2人)ん? 298 00:19:45,819 --> 00:19:49,530 救いたいか… 人間を。 299 00:19:51,660 --> 00:19:54,499 南側にも魔王城があったんだな。 300 00:19:54,499 --> 00:19:58,839 直線距離でいえば トール城より 人間の城にずっと近いが➡ 301 00:19:58,839 --> 00:20:02,669 地形が険しく 魔物も多く 出現する地域だからな。 302 00:20:02,669 --> 00:20:05,510 お。 303 00:20:05,510 --> 00:20:07,509 (ロココ)アンさ~ん! 304 00:20:07,509 --> 00:20:09,509 ヘルクさ~ん! 305 00:20:12,350 --> 00:20:15,350 そうか… 人間は シン城にも…。 306 00:20:15,350 --> 00:20:18,689 はい それで私も従軍したんです。 307 00:20:18,689 --> 00:20:23,189 シン城は アズドラ様の計略で 見事勝利を収めました! 308 00:20:23,189 --> 00:20:25,199 ん…。 309 00:20:27,869 --> 00:20:29,870 アズドラは どうした? 310 00:20:29,870 --> 00:20:32,369 死んだという話を聞いたのだが…。 311 00:20:32,369 --> 00:20:36,040 (ロココ)いつもどおり満身創痍で 元気だそうですよ~! 312 00:20:36,040 --> 00:20:38,039 んっ ほらな! あっ! 313 00:20:38,039 --> 00:20:40,039 アイツは そういうヤツなんだよ! 314 00:20:40,039 --> 00:20:42,049 心配するだけ ムダなんだ! 315 00:20:44,719 --> 00:20:46,720 こっ! こんにちは! 316 00:20:46,720 --> 00:20:49,050 はじめまして ロココで~す! 317 00:20:49,050 --> 00:20:51,059 ピッ! 318 00:20:51,059 --> 00:20:54,390 よし そうとわかれば さっそく出発だ! 319 00:20:54,390 --> 00:20:58,000 こんにちは ピウイです! 320 00:20:58,000 --> 00:21:00,330 行こう シン城へ! 321 00:21:00,330 --> 00:21:02,330 ああ。