1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 <シャルアミと共に 城を脱出しようとしたアスタは➡ 2 00:00:04,338 --> 00:00:06,673 人間の王と遭遇する。 3 00:00:06,673 --> 00:00:08,842 一方 トール城では➡ 4 00:00:08,842 --> 00:00:13,013 新世界の力に支配された 翼の兵士たちの前に➡ 5 00:00:13,013 --> 00:00:15,682 魔族軍が撤退。 6 00:00:15,682 --> 00:00:19,086 アズドラもミカロスの策に倒れてしまう> 7 00:00:21,688 --> 00:00:24,858 (ミカロス)そう もうすぐだ。 8 00:00:24,858 --> 00:00:28,028 もうすぐ この世界は終わり。 9 00:00:28,028 --> 00:00:31,031 新たな世界へと…。 10 00:00:31,031 --> 00:00:35,035 (アズドラ) お前の 思いどおりにはさせんぞ。 11 00:00:35,035 --> 00:00:37,037 んっ! 12 00:02:25,679 --> 00:02:29,349 (サンダバ)ヴァミリオ様の到着まで そう何日もかからないだろう。 13 00:02:29,349 --> 00:02:32,686 基地のヤツらに お迎えの準備をするよう伝えろ。 14 00:02:32,686 --> 00:02:34,855 粗相のないようにと。 15 00:02:34,855 --> 00:02:38,859 (ルーフ)了解! サンダバも 帝国まで気をつけてね。 16 00:02:38,859 --> 00:02:40,861 ああ…。 17 00:02:52,205 --> 00:02:54,875 (ヴァミリオ)途中 旅人に聞いたのだが➡ 18 00:02:54,875 --> 00:02:57,711 この先は橋が壊れていて 進めないらしい。 19 00:02:57,711 --> 00:02:59,713 あらかじめ 迂回しよう。 20 00:02:59,713 --> 00:03:03,650 (ピウイ)プフ… ピピピピー ピーピー! 21 00:03:03,650 --> 00:03:07,487 フッ。 ピー ピピー ピピピピー! 22 00:03:07,487 --> 00:03:10,323 (ハルピィ)はっ! 《ヴァミリオ様が癒されてる!? 23 00:03:10,323 --> 00:03:12,826 オラも何かしなくちゃ…》 24 00:03:12,826 --> 00:03:14,828 オラが 後片付けするっチ! 25 00:03:14,828 --> 00:03:17,164 (ヘルク)いいから いいから 俺に任せて。 26 00:03:17,164 --> 00:03:21,168 今日は疲れただろう お前たちは もう休め。 27 00:03:21,168 --> 00:03:23,503 そういうわけにはいかないっチ! 28 00:03:23,503 --> 00:03:25,839 いいから先に寝ろ。 29 00:03:25,839 --> 00:03:29,176 あ! じゃあ見張りは オラがやりますっチ! 30 00:03:29,176 --> 00:03:31,344 (ヘルク)ヘトヘトだと いざというとき➡ 31 00:03:31,344 --> 00:03:34,347 伝達係の仕事が満足にできないよ。 32 00:03:34,347 --> 00:03:36,349 え? 33 00:03:36,349 --> 00:03:39,186 そんなに 気張らなくていいんだよ。 34 00:03:39,186 --> 00:03:43,523 君が道案内してくれるおかげで 助かっているんだから…。 35 00:03:43,523 --> 00:03:46,193 そろそろ魔物も多くなる頃だろう。 36 00:03:46,193 --> 00:03:49,362 明日からは お前に探索を頼みたいんだ。 37 00:03:49,362 --> 00:03:51,364 だから もう寝ろ。 38 00:03:51,364 --> 00:03:54,367 ヘルクさん… アン様…。 39 00:03:58,038 --> 00:04:01,308 ヘルクも疲れただろう…。 もう休め。 40 00:04:01,308 --> 00:04:04,478 俺は大丈夫 アンが先に休みなよ。 41 00:04:04,478 --> 00:04:07,481 いや ヘルクが先に。 いやいや。 42 00:04:07,481 --> 00:04:09,483 まだ眠くないんだ。 43 00:04:09,483 --> 00:04:12,986 それじゃあ ココアでも入れようか? うん…。 44 00:04:14,988 --> 00:04:18,325 はい…。 ありがとう。 45 00:04:18,325 --> 00:04:20,494 ん~ んまい。 46 00:04:20,494 --> 00:04:22,496 おかわりあるからね。 47 00:04:24,998 --> 00:04:27,000 《アズドラ:ヴァミリオちゃんへ。 48 00:04:27,000 --> 00:04:30,337 もしもヘルクと共に 行動しているならば➡ 49 00:04:30,337 --> 00:04:34,174 帝国ではなく 人間の国の南側を目指すべし…。 50 00:04:34,174 --> 00:04:36,176 あず…》 51 00:04:36,176 --> 00:04:38,345 もうすぐだな…。 52 00:04:38,345 --> 00:04:40,347 んっ? 53 00:04:40,347 --> 00:04:43,850 ハルピィが言うには 人間の国の南側に➡ 54 00:04:43,850 --> 00:04:46,520 帝国の軍事基地が 設けられているらしい。 55 00:04:46,520 --> 00:04:49,856 食料などの補充はせず まっすぐ進もう。 56 00:04:49,856 --> 00:04:52,359 2~3日もあれば着くだろう。 57 00:04:52,359 --> 00:04:56,530 そこまで行けば 人間の国は もう目と鼻の先だ。 58 00:04:56,530 --> 00:04:59,866 そうかあ…。 あっという間だったな。 59 00:04:59,866 --> 00:05:02,469 ずいぶん 長く旅をしていたはずなのに➡ 60 00:05:02,469 --> 00:05:05,972 あの島を出たのが つい 先日のことのような気がする。 61 00:05:05,972 --> 00:05:08,975 充実した いい旅だったなぁ…。 62 00:05:08,975 --> 00:05:11,645 あ…。 ん…。 63 00:05:11,645 --> 00:05:13,813 おっと 決戦を前に➡ 64 00:05:13,813 --> 00:05:15,815 ちょっと のんきなこと 言っちゃったな。 65 00:05:15,815 --> 00:05:18,485 いや… 気持ちはわかる。 66 00:05:18,485 --> 00:05:21,822 私も あまり帝国を 離れたことがなかったからな。 67 00:05:21,822 --> 00:05:25,625 毎日が新鮮だった いい旅だったな。 68 00:05:27,827 --> 00:05:29,829 なぁ ヘルク…。 69 00:05:29,829 --> 00:05:31,832 なんだい? 70 00:05:31,832 --> 00:05:34,000 いや…。 71 00:05:34,000 --> 00:05:38,004 アズドラは 偵察隊のサンダバから 王の話を聞いたあと➡ 72 00:05:38,004 --> 00:05:42,008 もしかしたら 被害を 最小限に抑えるための作戦を➡ 73 00:05:42,008 --> 00:05:45,011 新たに考え出すかもしれない。 74 00:05:45,011 --> 00:05:47,681 しかし どんな作戦になろうとも➡ 75 00:05:47,681 --> 00:05:50,350 私たちが この戦の要…。 76 00:05:50,350 --> 00:05:52,686 アズドラは 私たちをおいて➡ 77 00:05:52,686 --> 00:05:55,856 王討伐の適任者は いないと 考えているはずだし➡ 78 00:05:55,856 --> 00:05:59,526 私とお前なら まず討てると思っている…。 79 00:05:59,526 --> 00:06:03,129 だけど 王を討っても 戦いは終わりじゃない。 80 00:06:03,129 --> 00:06:06,466 むしろ そこからが本当の戦い。 81 00:06:06,466 --> 00:06:09,803 ああ…。 次は変異してしまった➡ 82 00:06:09,803 --> 00:06:11,805 人間を倒さなければいけないな。 83 00:06:11,805 --> 00:06:14,975 うん…。 きっと大変だぞ…。 84 00:06:14,975 --> 00:06:18,311 大丈夫! 10万だろうが100万だろうが➡ 85 00:06:18,311 --> 00:06:20,647 俺が全部 倒してみせる。 86 00:06:20,647 --> 00:06:22,649 バカ…。 87 00:06:22,649 --> 00:06:26,152 だから全部1人で背負いこむな。 あっ! 88 00:06:26,152 --> 00:06:29,322 お前は知らないだろうが➡ 89 00:06:29,322 --> 00:06:32,659 多勢に無勢こそ 私は力を発揮するんだ。 90 00:06:32,659 --> 00:06:34,661 数のせん滅力なら➡ 91 00:06:34,661 --> 00:06:38,164 お前にだって負けないぞ たぶん。 92 00:06:38,164 --> 00:06:40,166 フッ うん! 93 00:06:40,166 --> 00:06:43,169 よく考えてみたら なんてことはないな! 94 00:06:43,169 --> 00:06:46,673 残った翼の兵士は 私に任せろ。 95 00:06:46,673 --> 00:06:49,676 アズドラたちも せん滅に 回ってくれているはずだからな。 96 00:06:49,676 --> 00:06:52,178 お前は 王やミカロスといった➡ 97 00:06:52,178 --> 00:06:55,849 憎い連中をぶっ飛ばすことだけ 考えていればいい。 98 00:06:55,849 --> 00:06:58,652 うん。 アン ありがとう。 99 00:07:02,455 --> 00:07:06,793 ヘルク これは とてもつらい戦いだろうが…。 100 00:07:06,793 --> 00:07:08,795 負けるんじゃないぞ! 101 00:07:08,795 --> 00:07:11,131 敵にも自分自身にも! 102 00:07:11,131 --> 00:07:13,800 お前なら必ず乗り越えられる! 103 00:07:13,800 --> 00:07:16,002 ああ 任せてくれ! 104 00:07:24,477 --> 00:07:27,314 よし ヴァミリオ様の寝室はこんなもんだろ。 105 00:07:27,314 --> 00:07:29,482 (クシキ)お~い ミカン忘れてるぞ。 106 00:07:29,482 --> 00:07:31,484 あっ! おっといけねぇ! 107 00:07:31,484 --> 00:07:35,488 冷蔵倉庫にあるはずだ。 ついでに ミカンジュースも持ってきて。 108 00:07:35,488 --> 00:07:37,991 ガッテン! あっ! 109 00:07:40,493 --> 00:07:45,098 はっ! てっ 敵襲! 敵襲~! 110 00:07:50,670 --> 00:07:52,672 あと少しですっチ! 111 00:07:52,672 --> 00:07:56,176 みんなきっとヴァミリオ様に会えるのを 楽しみにしてますっチ! 112 00:07:56,176 --> 00:07:58,511 そ~なんだ! ヴァミリオ様に➡ 113 00:07:58,511 --> 00:08:00,447 会える人なんて そういないっチ! 114 00:08:00,447 --> 00:08:03,116 みんな うれしいっチ! そ~なんだ! 115 00:08:03,116 --> 00:08:06,453 四天王は あまり姿を見せちゃダメだからな。 116 00:08:06,453 --> 00:08:09,289 ほとんどの民は 私の顔を知らない。 117 00:08:09,289 --> 00:08:12,125 前に言っただろ。 うん 聞いた。 118 00:08:12,125 --> 00:08:14,127 アズドラが変なんだって。 119 00:08:14,127 --> 00:08:18,531 あの山っチ あの山を越えたら もうすぐ…。 おや!? 120 00:08:20,633 --> 00:08:22,969 あっ 偵察隊!? 121 00:08:22,969 --> 00:08:25,138 (ハルピィ)ルーフ先輩っチ! 122 00:08:25,138 --> 00:08:28,475 ケガしてるっチ! せんぱ~い! 123 00:08:28,475 --> 00:08:31,978 ん… ヴァミリオ様 お逃げください! 124 00:08:31,978 --> 00:08:33,980 何があった!? 125 00:08:33,980 --> 00:08:37,484 翼の兵士です! 翼の兵士の奇襲を受け➡ 126 00:08:37,484 --> 00:08:39,486 拠点は壊滅しました! 127 00:08:39,486 --> 00:08:41,488 あっ! 128 00:08:41,488 --> 00:08:43,823 (ラファエド)ヘルクを捜しに来てみれば➡ 129 00:08:43,823 --> 00:08:47,160 まさか こんな所に魔族がいたとはな…。 130 00:08:47,160 --> 00:08:49,996 (ラファエド)奇襲を 仕掛けるつもりだったか…。 131 00:08:49,996 --> 00:08:51,998 愚かなことを…。 132 00:08:55,001 --> 00:08:57,003 うわっ! 133 00:08:57,003 --> 00:08:59,606 1人も逃がすな。 追え! 134 00:09:03,443 --> 00:09:05,445 (ルーフ)ん…。 135 00:09:05,445 --> 00:09:08,782 なぜ人間たちは 南側に進軍を? 136 00:09:08,782 --> 00:09:12,786 あれは基地の存在に気づいての 進軍ではないと思います。 137 00:09:12,786 --> 00:09:16,956 まるで1つの国を 攻め落とさんばかりの大軍でした。 138 00:09:16,956 --> 00:09:20,627 も もしかしたら ヴァミリオ様の存在を知って…。 139 00:09:20,627 --> 00:09:23,963 孤立している今 討とうと しているのかもしれないっチ! 140 00:09:23,963 --> 00:09:25,965 大軍で攻めてきたのも➡ 141 00:09:25,965 --> 00:09:29,803 きっとヴァミリオ様の実力を 知ってるからに違いないっチ! 142 00:09:29,803 --> 00:09:31,805 《可能性は ある…。 143 00:09:31,805 --> 00:09:35,308 しかし それならば おそらく私じゃない。 144 00:09:35,308 --> 00:09:39,479 ヤツらの狙いは ヘルク…》 145 00:09:39,479 --> 00:09:42,148 人間側も ヘルクの力を恐れている。 146 00:09:42,148 --> 00:09:44,317 ヘルクを暴走させて➡ 147 00:09:44,317 --> 00:09:47,153 戦線から離脱させようと しているのかもしれない…。 148 00:09:47,153 --> 00:09:50,657 もしそうならば 今回の進軍は➡ 149 00:09:50,657 --> 00:09:52,992 そのための 策を持っている可能性は高い。 150 00:09:52,992 --> 00:09:54,994 ⦅あぁ~!⦆ 151 00:09:54,994 --> 00:09:58,665 ん…。 《な 何を不安がっているんだ…。 152 00:09:58,665 --> 00:10:00,667 大丈夫だ…。 153 00:10:00,667 --> 00:10:02,669 ヘルクなら きっと大丈夫。 154 00:10:02,669 --> 00:10:05,338 大丈夫 大丈夫…。 155 00:10:05,338 --> 00:10:08,675 あっ!》 156 00:10:08,675 --> 00:10:10,844 アン。 あ…。 157 00:10:10,844 --> 00:10:14,180 行こうか。 158 00:10:14,180 --> 00:10:16,349 はっ! 《バカ…。 159 00:10:16,349 --> 00:10:19,519 私が背中を押されてどうする…。 160 00:10:19,519 --> 00:10:23,523 よし! ヘルクは絶対に大丈夫だ!》 161 00:10:26,192 --> 00:10:28,862 少し 危険な戦いになるかもしれない。 162 00:10:28,862 --> 00:10:31,197 ピウイとハルピィは ここに残り➡ 163 00:10:31,197 --> 00:10:33,533 ルーフのケガを看てやってくれ。 164 00:10:33,533 --> 00:10:35,535 ん…。 はい。 165 00:10:38,872 --> 00:10:41,541 アンちゃん ヘルク! 166 00:10:41,541 --> 00:10:43,543 気をつけてね! 167 00:10:57,724 --> 00:11:00,159 ん…。 168 00:11:00,159 --> 00:11:02,996 ⦅んっ! みんな すぐここから離れるんだ! 169 00:11:02,996 --> 00:11:04,998 あっ? (ドルーシ)ん? (ケンロス)あ? 170 00:11:04,998 --> 00:11:07,333 なんだ!? 床が! 171 00:11:07,333 --> 00:11:09,335 (ヒュラ)ちょっと なんなのこれ!? 172 00:11:09,335 --> 00:11:13,506 あっ! (叫び声) 173 00:11:13,506 --> 00:11:15,608 いかん! あっ!? 174 00:11:18,344 --> 00:11:21,514 (ミカロス)フッフフフフ…。 まさか このウルム城に➡ 175 00:11:21,514 --> 00:11:24,183 あなたがいるとは 思いませんでしたよ。 176 00:11:24,183 --> 00:11:26,352 くっ! ミカロス! 177 00:11:26,352 --> 00:11:28,688 薄情ではないですか。 178 00:11:28,688 --> 00:11:32,192 同胞を見捨てて 魔族側に寝返るとは…。 179 00:11:32,192 --> 00:11:35,028 エディルも さぞやショックだったでしょうねぇ。 180 00:11:35,028 --> 00:11:37,630 くっ ミカロス!⦆ 181 00:11:45,038 --> 00:11:48,875 (ミカロス)あのとき ヘルクが ウルム城に現れなければ➡ 182 00:11:48,875 --> 00:11:51,044 ゲートは完成していたでしょう。 183 00:11:51,044 --> 00:11:55,381 私をここまで追いつめたアズドラも 十分強かったが➡ 184 00:11:55,381 --> 00:11:59,719 戦闘においてあれは別格 まさに化け物…。 185 00:11:59,719 --> 00:12:04,324 あの一瞬の間に 私は何回 殺されたことか…。 186 00:12:04,324 --> 00:12:07,827 結局ヘルクは 仲間を助けようとして➡ 187 00:12:07,827 --> 00:12:10,830 再びゲートに 吸い込まれたわけですが…。 188 00:12:10,830 --> 00:12:14,167 もしもゲートが 暴走させられる段階まで➡ 189 00:12:14,167 --> 00:12:17,670 進んでいなければと思うと ゾッとしますね。 190 00:12:17,670 --> 00:12:20,173 フッフフフ…。 191 00:12:20,173 --> 00:12:22,175 ラファエドよ。 192 00:12:22,175 --> 00:12:26,179 私は あの日 ヘルクと再会して 確信しましたよ。 193 00:12:26,179 --> 00:12:28,681 ヤツは対処を間違えれば➡ 194 00:12:28,681 --> 00:12:31,851 アズドラよりも はるかに恐ろしい存在。 195 00:12:31,851 --> 00:12:34,187 ヘルクの恨みは強く➡ 196 00:12:34,187 --> 00:12:36,189 悲しみも深い…。 197 00:12:36,189 --> 00:12:38,691 間違いなく 我々の帝国進軍の➡ 198 00:12:38,691 --> 00:12:41,027 大きな障害となるでしょう。 199 00:12:41,027 --> 00:12:45,031 故に私は 常にヘルクを警戒していました。 200 00:12:45,031 --> 00:12:47,867 近づいているのだな? 201 00:12:47,867 --> 00:12:49,869 (ミカロス)ええ…。 202 00:12:51,871 --> 00:12:54,207 これは特定の人物の所在地を➡ 203 00:12:54,207 --> 00:12:56,909 確かめるために 編み出された術です。 204 00:12:59,545 --> 00:13:02,482 大して珍しい術ではありませんよ。 205 00:13:02,482 --> 00:13:05,985 誰もが一度は思いつく ありきたりな術です。 206 00:13:05,985 --> 00:13:08,154 フフフ… ただし➡ 207 00:13:08,154 --> 00:13:10,823 この術は 高度な術レベルと➡ 208 00:13:10,823 --> 00:13:15,495 所在地を調べたい人物の 体の一部が必要になります。 209 00:13:15,495 --> 00:13:19,666 肉 髪の毛 涙 血 なんでもいいです。 210 00:13:19,666 --> 00:13:22,335 なるほど… それであえて➡ 211 00:13:22,335 --> 00:13:25,004 ヘルクの前に姿を現したのか…。 212 00:13:25,004 --> 00:13:28,508 ご名答 そのとき血を少々…。 213 00:13:28,508 --> 00:13:31,678 苦労しましたよ フフフ…。 214 00:13:31,678 --> 00:13:35,848 ヘルクは南の方角から こちらに向かっています。 215 00:13:35,848 --> 00:13:38,184 もう そう遠くはありません…。 216 00:13:38,184 --> 00:13:41,354 いざとなれば こちらにはゲートがありますが➡ 217 00:13:41,354 --> 00:13:43,856 万が一ということもあります。 218 00:13:43,856 --> 00:13:48,528 この城に近づく前に 対処すべきと私は考えています。 219 00:13:48,528 --> 00:13:50,697 私が行こう。 220 00:13:50,697 --> 00:13:54,867 あなたは まずその傷を癒すことに 専念するといい。 221 00:13:54,867 --> 00:13:58,538 フフフフ…。 そうさせていただきます。 222 00:13:58,538 --> 00:14:02,141 そうそう あちらの兵士も 連れて行ってください。 223 00:14:02,141 --> 00:14:04,644 ん…。 (ミカロス)フフフ…。 224 00:14:04,644 --> 00:14:07,146 必ず役に立つでしょう。 225 00:14:07,146 --> 00:14:10,650 精神を 壊したのか…。 226 00:14:10,650 --> 00:14:13,152 エディルが失敗しましてね。 227 00:14:13,152 --> 00:14:16,489 大丈夫ですよ 解呪しないかぎり➡ 228 00:14:16,489 --> 00:14:19,492 王の意思によって 暴走はしませんから。 229 00:14:19,492 --> 00:14:21,494 そうか…。 230 00:14:28,501 --> 00:14:32,305 ヘルクよ… これがお前の選んだ道だ。 231 00:14:35,842 --> 00:14:38,144 く… 死んでたまるか! 232 00:14:41,347 --> 00:14:43,349 おっ 新手か!? 233 00:14:43,349 --> 00:14:47,019 この術の威力 ただ者ではない。 234 00:14:47,019 --> 00:14:49,021 ハァハァ…。 あっ! 235 00:14:49,021 --> 00:14:51,357 この炎は まさか!? 236 00:14:51,357 --> 00:14:53,359 ん…。 237 00:14:58,030 --> 00:14:59,966 ん…。 238 00:14:59,966 --> 00:15:02,969 ハァハァ。 ほかの者たちは? 239 00:15:02,969 --> 00:15:04,971 途中で バラバラになって…。 240 00:15:04,971 --> 00:15:07,473 でもきっと逃げ切っています! 241 00:15:07,473 --> 00:15:11,144 そうか…。 激しい戦闘になると思う。 242 00:15:11,144 --> 00:15:13,146 どこか安全な所へ。 243 00:15:13,146 --> 00:15:15,148 はっ! は はい! 244 00:15:24,991 --> 00:15:26,993 元気そうだな。 245 00:15:26,993 --> 00:15:30,163 もっと疲弊していると 思っていたが。 246 00:15:30,163 --> 00:15:34,500 ずっと悪だと伝えられていた 魔界の人々に救われた。 247 00:15:34,500 --> 00:15:38,671 俺1人だったら ここまで来られはしなかった。 248 00:15:38,671 --> 00:15:40,673 そうか…。 249 00:15:40,673 --> 00:15:43,843 また よき仲間と巡り会えたか。 250 00:15:43,843 --> 00:15:47,180 ヘルクよ 単刀直入に言おう。 251 00:15:47,180 --> 00:15:50,683 私は お前を潰しに ここに来たのだ。 252 00:15:50,683 --> 00:15:54,020 お前は我々の計画の 障害だからな。 253 00:15:54,020 --> 00:15:56,022 ん…。 254 00:15:56,022 --> 00:15:59,025 (ラファエド)内に秘めた その強大な力に➡ 255 00:15:59,025 --> 00:16:01,461 お前自身も気づいているはずだ。 256 00:16:01,461 --> 00:16:03,462 その力を暴走させ➡ 257 00:16:03,462 --> 00:16:07,633 戦線を離脱させることこそが 私の役目。 258 00:16:07,633 --> 00:16:11,471 だが このまま自らの意思で 退くというのなら➡ 259 00:16:11,471 --> 00:16:14,307 私は戦うつもりはない。 260 00:16:14,307 --> 00:16:17,643 最後に もう一度だけ忠告する。 261 00:16:17,643 --> 00:16:22,315 もう抗うな この先にお前の望む未来はない。 262 00:16:22,315 --> 00:16:24,984 希望も救いもないのだ。 263 00:16:24,984 --> 00:16:26,986 新たな仲間とともに➡ 264 00:16:26,986 --> 00:16:30,323 どこか戦とは無縁の土地で 静かに暮らせ。 265 00:16:30,323 --> 00:16:34,827 それが お前に残された ただ1つの平穏な未来だ。 266 00:16:34,827 --> 00:16:37,330 誰も お前を責めはしない。 267 00:16:37,330 --> 00:16:41,667 お前は もうこれ以上 苦しむ必要はないのだ。 268 00:16:41,667 --> 00:16:44,170 ラファエドさん 言っただろう。 269 00:16:44,170 --> 00:16:47,173 俺は魔界の人々に救われたと。 270 00:16:47,173 --> 00:16:50,676 この戦いは もう俺1人の戦いじゃない。 271 00:16:50,676 --> 00:16:53,846 俺に どんな未来が待ち受けようとも➡ 272 00:16:53,846 --> 00:16:56,515 アンタたちが 魔界を攻めると言うのなら➡ 273 00:16:56,515 --> 00:17:00,786 これ以上 理不尽な悲しみを 生み出そうと言うのならば。 274 00:17:00,786 --> 00:17:03,789 俺は迷うことなく この道を進む。 275 00:17:03,789 --> 00:17:07,493 俺は… 人間を滅ぼす。 276 00:17:09,462 --> 00:17:12,465 そうか 滅ぼすか…。 277 00:17:12,465 --> 00:17:14,800 すべて理解した上で➡ 278 00:17:14,800 --> 00:17:17,637 それでもなお 進むと言うのならば。 279 00:17:17,637 --> 00:17:19,639 もう止めはしない…。 280 00:17:19,639 --> 00:17:22,842 愚かなる勇者ヘルクよ…。 281 00:17:25,311 --> 00:17:27,313 んっ! 282 00:17:27,313 --> 00:17:29,315 断言する! 283 00:17:29,315 --> 00:17:32,485 お前は絶望を 乗り越えることはできない! 284 00:17:32,485 --> 00:17:36,322 かつての仲間との戦いに 耐えることはできず➡ 285 00:17:36,322 --> 00:17:39,992 希望なき未来に たどり着くことすらもできず。 286 00:17:39,992 --> 00:17:43,829 その身に宿す強大な力に 支配されるのだ! 287 00:17:43,829 --> 00:17:46,832 自我を失い暴走したお前は➡ 288 00:17:46,832 --> 00:17:49,168 その新たな仲間すらも 死に追いやる➡ 289 00:17:49,168 --> 00:17:51,337 化け物となるだろう! 290 00:17:51,337 --> 00:17:53,339 耐えてみせるさ。 291 00:17:53,339 --> 00:17:56,509 目的を果たすまで 必ず! 292 00:17:56,509 --> 00:17:58,611 かかれ! 293 00:18:01,948 --> 00:18:05,117 そう これは お前1人の戦いじゃない。 294 00:18:05,117 --> 00:18:08,454 私は お前の負担を 軽くしてやれる。 295 00:18:08,454 --> 00:18:10,957 それを絶対忘れるな! 296 00:18:10,957 --> 00:18:13,626 ああ もちろんだ。 297 00:18:13,626 --> 00:18:15,828 行くぞ! んんっ! 298 00:18:18,464 --> 00:18:20,566 ふっ んっ! 299 00:18:33,312 --> 00:18:37,817 (ラファエド)新たな仲間 ヘルクの心の支えとなる友か…。 300 00:18:37,817 --> 00:18:39,819 大きいな…。 301 00:18:39,819 --> 00:18:42,621 だが… 気づいているか? 302 00:18:45,157 --> 00:18:49,829 その存在こそが お前の心を 弱らせる要因となることを! 303 00:18:49,829 --> 00:18:51,831 あっ! アン! 304 00:18:57,670 --> 00:18:59,872 フッ。 くっ! 305 00:19:03,943 --> 00:19:05,945 あ…。 306 00:19:07,947 --> 00:19:11,951 おい ヘルク! 今 私がやられたと思っただろ! 307 00:19:11,951 --> 00:19:14,620 この程度の相手に やられるわけあるか! 308 00:19:14,620 --> 00:19:18,457 今まで 私の何を見てきた! バカ~! 309 00:19:18,457 --> 00:19:20,459 え…。 コイツは私に任せろ! 310 00:19:20,459 --> 00:19:24,797 お前は何も心配せず 目の前の敵だけに集中して戦え! 311 00:19:24,797 --> 00:19:27,800 さっさと倒して ピウイたちを迎えに行くぞ! 312 00:19:27,800 --> 00:19:30,302 フッ ああ! 313 00:19:30,302 --> 00:19:33,973 《ラファエド:私の一撃を よけたこともだが…。 314 00:19:33,973 --> 00:19:38,144 なんと力強く 心に響く声を発するのか…。 315 00:19:38,144 --> 00:19:41,313 一瞬でヘルクを平常心に戻した。 316 00:19:41,313 --> 00:19:44,316 あの魔族はいったい…。 んっ!》 317 00:19:46,485 --> 00:19:49,488 お前は ヘルクのことを 何もわかっていない。 318 00:19:49,488 --> 00:19:51,490 アイツは強い。 319 00:19:51,490 --> 00:19:53,492 ん…。 320 00:19:53,492 --> 00:19:57,296 身も心も お前が思っている以上に ヘルクは強い! 321 00:19:59,498 --> 00:20:01,500 ぐあっ! 322 00:20:01,500 --> 00:20:05,337 アイツは超える! どんな絶望も必ず乗り越える! 323 00:20:05,337 --> 00:20:07,339 化け物なんかに なったりはしない! 324 00:20:11,177 --> 00:20:14,513 どうかな? 私には お前に支えられて➡ 325 00:20:14,513 --> 00:20:17,516 かろうじて 現状を保っているように見える。 326 00:20:17,516 --> 00:20:21,854 お前が死ねば ヤツはすぐにでも力に支配される。 327 00:20:21,854 --> 00:20:25,191 フン お前ごときにやられるものか! 328 00:20:25,191 --> 00:20:28,360 《が… 万が一やられたとしても➡ 329 00:20:28,360 --> 00:20:30,529 それでも ヘルクは大丈夫。 330 00:20:30,529 --> 00:20:33,199 アイツの覚悟は本物だ。 331 00:20:33,199 --> 00:20:35,868 何があろうと 必ずやり遂げる。 332 00:20:35,868 --> 00:20:38,370 ヘルクなら 絶対に大丈夫だ。 333 00:20:38,370 --> 00:20:40,372 なのに…。 334 00:20:40,372 --> 00:20:42,374 なぜだ…。 335 00:20:42,374 --> 00:20:44,376 私は これほど信じているのに…。 336 00:20:44,376 --> 00:20:46,378 信頼しているのに…。 337 00:20:46,378 --> 00:20:49,381 なぜ 私はこんな気持ちを ずっと抱いている…。 338 00:20:49,381 --> 00:20:52,184 このイヤな感覚は なんだ…》 339 00:20:54,220 --> 00:20:57,556 あっ! 340 00:20:57,556 --> 00:20:59,558 《違う 狙いは私じゃない!》 341 00:21:02,495 --> 00:21:04,597 ヘルク! 新手だ 気をつけろ! 342 00:21:09,835 --> 00:21:12,037 はっ! は…。