1 00:00:02,000 --> 00:00:05,340 <魔族の軍事基地を目指し 旅を続けるヘルクたち。 2 00:00:05,340 --> 00:00:09,840 だが そこはすでに 人間たちの襲撃を受けていた。 3 00:00:09,840 --> 00:00:14,350 ヘルクの心をくじくため ヴァミリオを襲うラファエド。 4 00:00:14,350 --> 00:00:18,850 ヘルクの前には 1人の翼の兵士が現れる> 5 00:02:15,500 --> 00:02:17,500 (ヴァミリオ)ヘルクの仲間か…。 6 00:02:19,510 --> 00:02:21,510 あっ! 7 00:02:30,020 --> 00:02:32,020 《私がヘルクの支えだと思って➡ 8 00:02:32,020 --> 00:02:35,360 全力で叩きに来たか。 望むところだ》 9 00:02:35,360 --> 00:02:37,360 (ヘルク)アン! んっ! 10 00:02:41,190 --> 00:02:43,530 ん…。 11 00:02:43,530 --> 00:02:45,630 ヘルク! あっ! 12 00:02:48,040 --> 00:02:50,870 こっちは大丈夫だ 何も心配するな! 13 00:02:50,870 --> 00:02:53,710 だからお前は! (心臓の音) 14 00:02:53,710 --> 00:02:55,710 ああ。 15 00:03:04,820 --> 00:03:06,820 大丈夫…。 16 00:03:10,660 --> 00:03:13,490 ヘルクは絶対に… 大丈夫…。 17 00:03:13,490 --> 00:03:15,800 はっ。 (心臓の音) 18 00:03:23,000 --> 00:03:25,170 (ラファエド)ヘルクのことを わかっていないのは➡ 19 00:03:25,170 --> 00:03:27,170 お前のほうだ。 魔族よ。 20 00:03:29,680 --> 00:03:33,010 アイツは元々 戦うことを好むヤツではない。 21 00:03:33,010 --> 00:03:35,020 あれほどの力を持ちながらも➡ 22 00:03:35,020 --> 00:03:37,020 自分のためには使わず➡ 23 00:03:37,020 --> 00:03:39,520 戦うときは いつも誰かのためだった。 24 00:03:43,020 --> 00:03:46,530 仲間思いの優しいヤツなのだよ… ヘルクは…。 25 00:03:46,530 --> 00:03:48,530 気丈に振る舞っているが➡ 26 00:03:48,530 --> 00:03:51,530 アイツは ずっと苦しんでいる。 27 00:03:51,530 --> 00:03:54,200 大丈夫なはずがないのだよ。 (心臓の音) 28 00:03:54,200 --> 00:03:56,200 はっ! (心臓の音) 29 00:03:58,540 --> 00:04:00,540 は…。 30 00:04:23,000 --> 00:04:25,000 ヘルク…。 31 00:04:45,520 --> 00:04:47,520 く…。 32 00:04:50,690 --> 00:04:52,690 は…。 33 00:04:52,690 --> 00:04:55,860 魔族よ 感じるか? 34 00:04:55,860 --> 00:04:59,370 このヘルクの苦しみと悲しみが…。 35 00:04:59,370 --> 00:05:02,300 人間とは弱い生き物なのだ。 36 00:05:02,300 --> 00:05:04,640 この絶望は乗り越えられない。 37 00:05:04,640 --> 00:05:06,970 たとえ それがヘルクであろうとも。 38 00:05:06,970 --> 00:05:10,140 かけがえのない人を その手にかけて➡ 39 00:05:10,140 --> 00:05:13,650 誰が耐えられるというのか…。 あ…。 40 00:05:13,650 --> 00:05:16,320 俺のことがわかるかい? アリシア。 41 00:05:16,320 --> 00:05:18,320 あ…。 (心臓の音) 42 00:05:26,160 --> 00:05:28,330 フ…。 43 00:05:28,330 --> 00:05:31,330 また 会えたね…。 44 00:05:31,330 --> 00:05:35,000 そうか… あの娘が…。 45 00:05:35,000 --> 00:05:38,840 ごめんよ… 俺が無理を 言ってしまったばかりに…。 46 00:05:38,840 --> 00:05:41,840 君を苦しませてしまった…。 47 00:05:41,840 --> 00:05:44,010 ごめん…。 (心臓の音) 48 00:05:44,010 --> 00:05:46,010 ごめんよ…。 49 00:05:46,010 --> 00:05:48,180 俺が終わらせてやるから。 50 00:05:48,180 --> 00:05:50,850 必ず 終わらせてやるからな。 51 00:05:50,850 --> 00:05:53,520 《仲間を》 (心臓の音) 52 00:05:53,520 --> 00:05:55,860 (心臓の音) 53 00:05:55,860 --> 00:05:57,860 《友を…》 (心臓の音) 54 00:05:57,860 --> 00:06:04,300 はぁ…。 (心臓の音) 55 00:06:04,300 --> 00:06:06,300 ⦅アスタ/イスタ:ヴァミリオ様⦆ 56 00:06:06,300 --> 00:06:08,300 《自らの手で…。 57 00:06:08,300 --> 00:06:10,300 仲間を…。 58 00:06:10,300 --> 00:06:12,640 友を…。 59 00:06:12,640 --> 00:06:14,980 殺す…》 60 00:06:14,980 --> 00:06:16,980 (心臓の音) 61 00:06:16,980 --> 00:06:19,480 《ああ… そうか…。 62 00:06:19,480 --> 00:06:21,480 ずっと抱いていた➡ 63 00:06:21,480 --> 00:06:23,820 この感情の正体が やっとわかった。 64 00:06:23,820 --> 00:06:28,150 それが どれほどつらく 悲しいことなのか…》 65 00:06:28,150 --> 00:06:30,320 クソッ! 66 00:06:30,320 --> 00:06:34,330 この感情は ヘルクに対する 不安なんかじゃなかった。 67 00:06:34,330 --> 00:06:38,330 ⦅同じ人間である俺が 片をつけなければいけないんだ⦆ 68 00:06:38,330 --> 00:06:40,330 ヘルクだぞ! 69 00:06:40,330 --> 00:06:42,340 あのヘルクだぞ! 70 00:06:42,340 --> 00:06:44,340 《自分のことは二の次で➡ 71 00:06:44,340 --> 00:06:46,670 いつも誰かを気遣って…。 72 00:06:46,670 --> 00:06:49,340 優しくて 強くて➡ 73 00:06:49,340 --> 00:06:53,350 仲間思いで… 誰よりも諦めの悪いヤツなんだぞ! 74 00:06:53,350 --> 00:06:56,850 戸惑っていたじゃないか! 悩んでいたじゃないか! 75 00:06:56,850 --> 00:06:59,850 なぜもっとヘルクの気持ちに なってやれなかった! 76 00:06:59,850 --> 00:07:01,790 なぜ気づいてやれなかった!》 77 00:07:01,790 --> 00:07:03,790 はっ! 78 00:07:07,790 --> 00:07:10,800 邪魔はさせん。 79 00:07:10,800 --> 00:07:13,800 《魔王決定戦に 出場したのだって➡ 80 00:07:13,800 --> 00:07:17,640 アズドラに勇者殺しを託すことが 目的じゃなかったんだろ? 81 00:07:17,640 --> 00:07:20,310 人間を 滅ぼすつもりはなかったんだろ? 82 00:07:20,310 --> 00:07:22,640 ヘルク…。 83 00:07:22,640 --> 00:07:24,640 お前は 本当は➡ 84 00:07:24,640 --> 00:07:26,650 本当は 私たちに…》 85 00:07:30,820 --> 00:07:32,820 もう ヘルクに構うな! 86 00:07:36,320 --> 00:07:40,330 お前がヘルクの友というのなら 楽にしてやってくれ。 87 00:07:42,830 --> 00:07:44,830 ヘルクは ここで自我を失う。 88 00:07:44,830 --> 00:07:46,830 化け物と化し 暴走を始める。 89 00:07:46,830 --> 00:07:51,000 だが それでやっと苦しみから 解放されるのだ。 90 00:07:51,000 --> 00:07:54,010 もはや それだけが アイツの救いなのだよ。 91 00:07:54,010 --> 00:07:56,010 だから言ってるだろうが! 92 00:07:56,010 --> 00:07:58,180 ヘルクは強い! 暴走なんかしない! 93 00:07:58,180 --> 00:08:00,110 必ず目的を果たす! 94 00:08:00,110 --> 00:08:02,820 だけど それじゃダメなんだ! 95 00:08:06,120 --> 00:08:08,120 か…。 96 00:08:08,120 --> 00:08:10,620 ぐ…。 97 00:08:10,620 --> 00:08:12,630 ん…。 98 00:08:12,630 --> 00:08:15,800 これは 勇者殺しか…。 99 00:08:15,800 --> 00:08:19,130 そうか… ヘルクめ…。 100 00:08:19,130 --> 00:08:21,470 あの魔族に託していたか…。 101 00:08:21,470 --> 00:08:23,470 ん…。 102 00:08:23,470 --> 00:08:25,470 あ…。 103 00:08:25,470 --> 00:08:27,640 ヘルクの力が収束していく…。 104 00:08:27,640 --> 00:08:31,540 まさか 本当に越えるというのか!? 105 00:08:37,820 --> 00:08:41,150 ⦅すべて終わったら 帝国へ来るといい。 106 00:08:41,150 --> 00:08:45,160 大丈夫。 お前なら みんな歓迎してくれる⦆ 107 00:08:45,160 --> 00:08:48,160 《違う そうじゃない!》 108 00:08:48,160 --> 00:08:51,000 はっ! ヘルク~! 109 00:08:51,000 --> 00:08:53,000 やめろぉ! 110 00:08:58,510 --> 00:09:01,610 《あのとき 私がかけるべき言葉は…》 111 00:09:09,780 --> 00:09:11,790 アン…。 112 00:09:11,790 --> 00:09:15,620 《かけるべき言葉は…》 113 00:09:15,620 --> 00:09:18,960 救おう 人間を。 114 00:09:18,960 --> 00:09:22,300 はっ! 大切な仲間なんだろ!? 115 00:09:22,300 --> 00:09:24,960 大切な友なんだろ!? 116 00:09:24,960 --> 00:09:28,300 かけがえのない 大切な人たちなんだろ!? 117 00:09:28,300 --> 00:09:30,470 なら 諦めちゃダメだ! 118 00:09:30,470 --> 00:09:33,810 たしかに 絶望的な状況かもしれない。 119 00:09:33,810 --> 00:09:35,810 だけど お前は➡ 120 00:09:35,810 --> 00:09:38,650 エディルと言葉を 交わすことができたじゃないか。 121 00:09:38,650 --> 00:09:41,980 アリシアをその腕で 抱きしめてやれたじゃないか! 122 00:09:41,980 --> 00:09:45,990 まだ死んでいない お前の仲間は死んでいないんだ! 123 00:09:45,990 --> 00:09:47,990 きっと望みはある! 124 00:09:47,990 --> 00:09:52,160 お前も見てきたはずだ この広い世界を! 125 00:09:52,160 --> 00:09:55,330 お前の仲間の身に起きた 理不尽なことを含め➡ 126 00:09:55,330 --> 00:09:58,670 「この世界」は 不思議で満ち溢れている! 127 00:09:58,670 --> 00:10:02,500 きっと! きっと 何か救う方法があるはずだ! 128 00:10:02,500 --> 00:10:05,340 諦めるな! 希望を捨てるな! 129 00:10:05,340 --> 00:10:07,840 抗うぞ 戦うぞ! 130 00:10:07,840 --> 00:10:10,010 救うぞ 人間を! 131 00:10:10,010 --> 00:10:12,010 お前の大切な人たちを! 132 00:10:14,180 --> 00:10:17,020 ん…。 133 00:10:17,020 --> 00:10:20,850 アン 俺は…。 134 00:10:20,850 --> 00:10:22,860 大丈夫。 135 00:10:26,860 --> 00:10:29,860 お前は独りじゃない。 フ…。 136 00:10:32,870 --> 00:10:35,570 今度は 私がついている! 137 00:10:43,380 --> 00:10:47,210 フッフフ フッフフフフフ…。 138 00:10:47,210 --> 00:10:49,380 ハ~ ハッハハハハハハ! あ…。 139 00:10:49,380 --> 00:10:52,390 ハッハッハッハ! 《晴れた!》 140 00:10:52,390 --> 00:10:56,390 覚悟しろ 人間ども! 141 00:10:56,390 --> 00:10:58,730 私は お前たちを救うぞ! 142 00:10:58,730 --> 00:11:00,730 《晴れた!》 143 00:11:04,330 --> 00:11:06,500 これは誰の意志でもない! 144 00:11:06,500 --> 00:11:10,170 私が悩み 気づき そして選んだ道! 145 00:11:10,170 --> 00:11:14,010 誰も私のこの意志を 覆すことはできない! 146 00:11:14,010 --> 00:11:16,510 《完全に迷いが晴れた!》 147 00:11:16,510 --> 00:11:18,850 この私が 必ず! 148 00:11:18,850 --> 00:11:20,850 人間を救ってやるからな! 149 00:11:20,850 --> 00:11:23,180 ハ~ ハッハッハッハ! 150 00:11:23,180 --> 00:11:25,180 《視界が明るい! 151 00:11:25,180 --> 00:11:29,020 そう 私はずっと 納得していなかったんだ。 152 00:11:29,020 --> 00:11:31,360 それにやっと気づいたんだ》 153 00:11:31,360 --> 00:11:33,860 ⦅魔女:正しい選択を⦆ 154 00:11:36,030 --> 00:11:39,870 《多分 帝国四天王としては 間違った選択だろう。 155 00:11:39,870 --> 00:11:41,870 だけど…。 156 00:11:41,870 --> 00:11:44,040 ヘルクだって もう私の仲間だ。 157 00:11:44,040 --> 00:11:46,710 放っておけるか。 158 00:11:46,710 --> 00:11:50,880 大切な人を殺すつらさ… 失うつらさ…。 159 00:11:50,880 --> 00:11:53,380 すべてが片付いたあと➡ 160 00:11:53,380 --> 00:11:56,550 たとえ 私たちがヘルクを迎え入れても➡ 161 00:11:56,550 --> 00:11:59,550 それじゃあ ヘルクは笑えないだろ…。 162 00:11:59,550 --> 00:12:02,560 心の底から 笑うことはできないだろ…》 163 00:12:04,490 --> 00:12:07,330 《だから決断した。 人間を➡ 164 00:12:07,330 --> 00:12:09,330 ヘルクを救うと。 165 00:12:09,330 --> 00:12:11,660 何が希望のない未来だ! 166 00:12:11,660 --> 00:12:14,330 納得できるか そんな未来! 167 00:12:14,330 --> 00:12:16,840 ヘルクが納得しようが➡ 168 00:12:16,840 --> 00:12:20,170 私は納得できない! したくない! 169 00:12:20,170 --> 00:12:22,180 あがいてやる! 170 00:12:22,180 --> 00:12:24,680 正しいかどうかなんて わからないけど…。 171 00:12:24,680 --> 00:12:27,180 私が 絶対に…》 172 00:12:27,180 --> 00:12:30,520 変異した体も 消滅した自我も➡ 173 00:12:30,520 --> 00:12:32,690 元に戻ることはない。 174 00:12:32,690 --> 00:12:36,860 軽々しく希望を持たせるような ことを口にするな。 175 00:12:36,860 --> 00:12:38,860 魔族よ。 176 00:12:38,860 --> 00:12:41,530 お前こそ すべてを 知ったかのような口ぶりで➡ 177 00:12:41,530 --> 00:12:43,530 絶望を振りまくな。 178 00:12:43,530 --> 00:12:46,200 絶対に戻らないという 確証なんてないだろが! 179 00:12:46,200 --> 00:12:48,530 一見できないと思ったことも➡ 180 00:12:48,530 --> 00:12:50,870 やってみたら できることはあるんだ。 181 00:12:50,870 --> 00:12:53,870 結論は自分で出す お前が決めるな! 182 00:12:53,870 --> 00:12:57,380 先の戦で魔王城は落ちた。 183 00:12:57,380 --> 00:12:59,380 あっ!? 184 00:12:59,380 --> 00:13:03,320 (ラファエド)そして 帝国四天王アズドラは 討たれ 死んだ。 185 00:13:03,320 --> 00:13:05,650 あっ! 我々の兵は➡ 186 00:13:05,650 --> 00:13:09,490 不死の軍団。 進軍の勢いは止むことはない。 187 00:13:09,490 --> 00:13:12,490 お前たちが あがくことに時間を費やせば➡ 188 00:13:12,490 --> 00:13:15,660 被害は増していく。 189 00:13:15,660 --> 00:13:18,670 お前は それに耐えられるのか? 190 00:13:18,670 --> 00:13:21,330 なお人間を救うなどと 綺麗事を…。 191 00:13:21,330 --> 00:13:23,670 さっきから何をグダグダと。 192 00:13:23,670 --> 00:13:26,170 ん…。 アズドラを倒した? 193 00:13:26,170 --> 00:13:28,840 それが本当なら 大したものだな。 194 00:13:28,840 --> 00:13:33,850 言っておくが アイツは かなりしぶといぞ。 195 00:13:33,850 --> 00:13:36,180 アズドラが死んだ 殺された。 196 00:13:36,180 --> 00:13:40,350 その言葉 これまでに 何回 何十回聞いたことか。 197 00:13:40,350 --> 00:13:43,860 初めて アズドラの死を告げられたのは➡ 198 00:13:43,860 --> 00:13:45,860 まだ私が幼いときだった。 199 00:13:45,860 --> 00:13:49,030 無茶をして 命を落としたと聞かされた。 200 00:13:49,030 --> 00:13:53,030 かなり落ち込んだのを 今でも覚えている。 201 00:13:53,030 --> 00:13:56,540 しかし アイツは死んでいなかった! 生きていた! 202 00:13:56,540 --> 00:13:59,210 それ以降 いつもその調子だ! 203 00:13:59,210 --> 00:14:02,480 心臓止まった直後に バッと息を吹き返すし➡ 204 00:14:02,480 --> 00:14:05,650 深い谷底に落ちても ぬっと帰ってくる。 205 00:14:05,650 --> 00:14:07,980 ⦅わ~!⦆ ヘルクのように➡ 206 00:14:07,980 --> 00:14:09,980 強い肉体を 持っているわけじゃない! 207 00:14:09,980 --> 00:14:12,820 高い再生能力が あるわけじゃない! 208 00:14:12,820 --> 00:14:16,990 だけど! なぜかアイツはいつも ギリギリのところで生還するんだ! 209 00:14:16,990 --> 00:14:19,990 だから 心臓を貫いたと聞かされようが➡ 210 00:14:19,990 --> 00:14:21,990 首をはねたと聞かされようが➡ 211 00:14:21,990 --> 00:14:24,500 私は もう この目で確かめないかぎり➡ 212 00:14:24,500 --> 00:14:27,170 アズドラが死んだなんて 絶対に信じない! 213 00:14:27,170 --> 00:14:30,170 あえて もう一度言おう! アイツは しぶとい! 214 00:14:30,170 --> 00:14:33,840 (アズドラ)んっ! ん~ ガッ! 215 00:14:33,840 --> 00:14:35,840 いたぁ~! (ホン)あ 起きた。 216 00:14:35,840 --> 00:14:38,680 (イスタ)ア アズドラ様~。 217 00:14:38,680 --> 00:14:42,010 そうだ アズドラだ! まずはアイツから話を聞こう! 218 00:14:42,010 --> 00:14:44,020 えっ! 私よりも➡ 219 00:14:44,020 --> 00:14:46,350 ずっと長生きしているんだ きっと➡ 220 00:14:46,350 --> 00:14:49,020 ヒントとなる情報を 持っているはずだ! 221 00:14:49,020 --> 00:14:51,190 アズドラ様~! アズドラ様~! 222 00:14:51,190 --> 00:14:53,190 みんな 心配かけたね。 大丈夫。 223 00:14:53,190 --> 00:14:55,190 アズドラは人間が大好きなんだ。 224 00:14:55,190 --> 00:14:58,200 必ず知恵を貸してくれる。 アズドラ様~! 225 00:14:58,200 --> 00:15:00,130 よかったぁ。 (ケンロス)ヘヘッ。 226 00:15:00,130 --> 00:15:02,140 (ヒュラ)腕組むの やめなさい。 227 00:15:02,140 --> 00:15:04,640 そんな心配そうな顔するな! 228 00:15:04,640 --> 00:15:08,140 アズドラの安否は大丈夫。 本当にしぶといんだ! 229 00:15:08,140 --> 00:15:10,980 私には なんとなくわかるんだ。 230 00:15:10,980 --> 00:15:13,310 おお! 231 00:15:13,310 --> 00:15:15,310 ⚟アズドラ様~! 232 00:15:17,480 --> 00:15:20,490 グヘ~! (イスタ)あぁ アズドラ様が~! 233 00:15:20,490 --> 00:15:23,660 (ケンロス)ああ 気を失っているぞ! (ホン)救護は~ん! 234 00:15:23,660 --> 00:15:26,490 ⚟アズドラ様 血を吐きながら 笑っておられる。 235 00:15:26,490 --> 00:15:28,490 (ホン)救護は~ん。 236 00:15:31,160 --> 00:15:33,170 《ラファエド:なるほど…。 237 00:15:33,170 --> 00:15:37,170 今の話しぶり… おそらく この魔族の正体は…》 238 00:15:37,170 --> 00:15:39,510 私は人間を救う。 ん…。 239 00:15:39,510 --> 00:15:42,510 たとえヘルクが やめてくれと言おうとも➡ 240 00:15:42,510 --> 00:15:45,340 この決意が揺らぐことはない。 241 00:15:45,340 --> 00:15:47,350 そうか ならば…。 242 00:16:03,800 --> 00:16:05,800 んっ! 243 00:16:12,310 --> 00:16:16,110 まさか 本当に救えると思っているのか? 244 00:16:29,660 --> 00:16:31,660 あっ! 245 00:16:31,660 --> 00:16:35,330 気の済むまで あがくがいい。 246 00:16:35,330 --> 00:16:38,330 いずれ すべてが ムダだったと悟るだろう。 247 00:16:51,840 --> 00:16:53,850 すまなかったな…。 248 00:16:53,850 --> 00:16:57,180 お前の覚悟を踏みにじるような まねをしてしまって。 249 00:16:57,180 --> 00:17:00,120 君の言葉は 本当に俺の心に響く。 250 00:17:00,120 --> 00:17:02,460 あ…。 以前 君は➡ 251 00:17:02,460 --> 00:17:05,790 すべて終わったら 帝国へ来いと 言ってくれただろう? 252 00:17:05,790 --> 00:17:09,300 あの言葉に どれだけ救われたことか…。 253 00:17:09,300 --> 00:17:11,960 おかげで人間を 滅ぼすということに➡ 254 00:17:11,960 --> 00:17:15,300 より一層 決意を 固めることができたんだよ。 255 00:17:15,300 --> 00:17:17,470 だけど ダメだな俺は…。 256 00:17:17,470 --> 00:17:19,970 さっき かけてくれた君の言葉に➡ 257 00:17:19,970 --> 00:17:23,480 ずっと押し殺していた感情が よみがえってしまった。 258 00:17:26,980 --> 00:17:30,980 俺は人間を… みんなを救いたい…。 259 00:17:30,980 --> 00:17:33,490 うん… わかっている…。 260 00:17:36,490 --> 00:17:38,790 救おう… 必ず。 261 00:17:51,340 --> 00:17:54,840 ⦅さあ 今日こそ戦おう。 262 00:17:54,840 --> 00:17:57,840 苦しませずに終わらせてやる⦆ 263 00:18:05,280 --> 00:18:07,950 フ…。 264 00:18:07,950 --> 00:18:10,290 シン城? 265 00:18:10,290 --> 00:18:14,130 うむ トール城よりも ずっと南側にある魔王城だ。 266 00:18:14,130 --> 00:18:17,800 そこなら アズドラと合流できるかもしれない。 267 00:18:17,800 --> 00:18:21,800 クシキは 散り散りになった拠点の 仲間に このことを伝えてくれ。 268 00:18:21,800 --> 00:18:24,970 (クシキ)はっ! あの 1つよろしいですか? 269 00:18:24,970 --> 00:18:26,970 どうした? そちらの鳥さんは➡ 270 00:18:26,970 --> 00:18:29,480 大地の毒 大丈夫ですかね? 271 00:18:29,480 --> 00:18:31,640 あっ! (ピウイ)ピッ! 272 00:18:31,640 --> 00:18:35,150 ボクね 鳥じゃないんだよ! 273 00:18:35,150 --> 00:18:38,150 そうか… そのことをすっかり忘れていた。 274 00:18:38,150 --> 00:18:40,650 アンちゃ~ん! (ルーフ)では➡ 275 00:18:40,650 --> 00:18:42,660 私が先にシン城へ行って➡ 276 00:18:42,660 --> 00:18:45,320 簡易結界のある 馬車を用意いたします。 277 00:18:45,320 --> 00:18:48,160 (ハルピィ)オラも行くっチ 1人じゃ危ないっチ! 278 00:18:48,160 --> 00:18:50,660 うむ では みんな 頼んだぞ! 279 00:18:50,660 --> 00:18:52,870 (ルーフ)はっ! (ハルピィ)はいっチ! (ピウイ)ピッ! 280 00:18:56,000 --> 00:18:59,340 捜索隊のサンダバが 戻って参りました。 281 00:18:59,340 --> 00:19:02,610 何? ということは…。 ん…。 282 00:19:02,610 --> 00:19:04,610 ご報告いたします。 283 00:19:07,450 --> 00:19:10,120 ヴァミリオ様を無事 捜し出せました! 284 00:19:10,120 --> 00:19:12,620 あぁ… でかした! 285 00:19:12,620 --> 00:19:15,960 やはり ヘルクと共に 旅を続けておりました。 286 00:19:15,960 --> 00:19:18,460 特別 ケガや疲弊した様子もなく➡ 287 00:19:18,460 --> 00:19:20,960 人間の城を 目指していたようです。 288 00:19:20,960 --> 00:19:22,960 では 今は拠点に? 289 00:19:22,960 --> 00:19:26,300 いえ シン城に向かっております。 ん? 290 00:19:26,300 --> 00:19:28,470 捜索隊のルーフとハルピィも➡ 291 00:19:28,470 --> 00:19:30,640 新たな情報を持って戻りました。 292 00:19:30,640 --> 00:19:33,310 南の拠点は人間に気づかれ➡ 293 00:19:33,310 --> 00:19:35,470 壊滅してしまったとのことで…。 294 00:19:35,470 --> 00:19:39,480 詳しくはこちらを。 ヴァミリオ様からの手紙です。 295 00:19:43,650 --> 00:19:46,650 (2人)ん…。 296 00:19:46,650 --> 00:19:48,650 フ…。 297 00:19:48,650 --> 00:19:50,820 そうか…。 (2人)ん? 298 00:19:50,820 --> 00:19:54,530 救いたいか… 人間を。 299 00:19:56,660 --> 00:19:59,500 南側にも魔王城があったんだな。 300 00:19:59,500 --> 00:20:03,840 直線距離でいえば トール城より 人間の城にずっと近いが➡ 301 00:20:03,840 --> 00:20:07,670 地形が険しく 魔物も多く 出現する地域だからな。 302 00:20:07,670 --> 00:20:10,510 お。 303 00:20:10,510 --> 00:20:12,510 (ロココ)アンさ~ん! 304 00:20:12,510 --> 00:20:14,510 ヘルクさ~ん! 305 00:20:17,350 --> 00:20:20,350 そうか… 人間は シン城にも…。 306 00:20:20,350 --> 00:20:23,690 はい それで私も従軍したんです。 307 00:20:23,690 --> 00:20:28,190 シン城は アズドラ様の計略で 見事勝利を収めました! 308 00:20:28,190 --> 00:20:30,200 ん…。 309 00:20:32,870 --> 00:20:34,870 アズドラは どうした? 310 00:20:34,870 --> 00:20:37,370 死んだという話を聞いたのだが…。 311 00:20:37,370 --> 00:20:41,040 (ロココ)いつもどおり満身創痍で 元気だそうですよ~! 312 00:20:41,040 --> 00:20:43,040 んっ ほらな! あっ! 313 00:20:43,040 --> 00:20:45,040 アイツは そういうヤツなんだよ! 314 00:20:45,040 --> 00:20:47,050 心配するだけ ムダなんだ! 315 00:20:49,720 --> 00:20:51,720 こっ! こんにちは! 316 00:20:51,720 --> 00:20:54,050 はじめまして ロココで~す! 317 00:20:54,050 --> 00:20:56,060 ピッ! 318 00:20:56,060 --> 00:20:59,390 よし そうとわかれば さっそく出発だ! 319 00:20:59,390 --> 00:21:03,000 こんにちは ピウイです! 320 00:21:03,000 --> 00:21:05,330 行こう シン城へ! 321 00:21:05,330 --> 00:21:07,330 ああ。