1 00:00:03,003 --> 00:00:12,012 ♬~ 2 00:00:12,012 --> 00:00:15,682 (舞花) ハッ! 『銀の聖女と五つの誓い』? 3 00:00:15,682 --> 00:00:17,684 (友里花)舞花おばあちゃんが 子どものころに➨ 4 00:00:17,684 --> 00:00:19,686 人気だったんでしょ? 5 00:00:19,686 --> 00:00:22,589 リメーク版が出て また はやってるんだよ。 6 00:00:26,360 --> 00:00:28,362 (足音) 7 00:00:28,362 --> 00:00:32,699 ⸨舞花! お兄ちゃんたちが ツアー当たったってゲーム➨ 8 00:00:32,699 --> 00:00:34,701 なんて名前だっけ!? 9 00:00:34,701 --> 00:00:39,706 『銀の聖女と五つの誓い』…⸩ 10 00:00:42,542 --> 00:00:46,380 初代版の 未公開画像も 載ってて すごい豪華なの! 11 00:00:46,380 --> 00:00:48,382 ほら! 12 00:00:50,384 --> 00:00:52,719 えっ? ヒロインちゃん? 13 00:00:52,719 --> 00:00:54,721 なんで メイド服? 14 00:00:54,721 --> 00:00:58,225 おぉ~! 色も服も違うのに よく わかったね! 15 00:00:58,225 --> 00:01:02,129 最近 見つかった 初期段階の ボツ案らしいよ。 16 00:01:04,831 --> 00:01:07,034 そうなの…。 17 00:01:14,007 --> 00:01:16,009 えっ なに? 18 00:01:16,009 --> 00:01:18,679 ここ どこ? 19 00:01:18,679 --> 00:01:23,517 なんで 私の体 子どもになってるの? 20 00:01:23,517 --> 00:01:27,354 そうだわ あの子も 巻き込まれてないかしら? 21 00:01:27,354 --> 00:01:29,356 私の大事な…。 22 00:01:29,356 --> 00:01:34,528 《どうして? 大事な孫娘の名前を 思い出せないなんて…。 23 00:01:34,528 --> 00:01:38,031 大人になってからの記憶が ぼやけていく…。 24 00:01:38,031 --> 00:01:40,200 むしろ はっきり思い出せるのは➨ 25 00:01:40,200 --> 00:01:44,037 子どものころの…》 26 00:01:44,037 --> 00:01:48,875 ホントに 意味がわかんないよ…。 27 00:01:48,875 --> 00:01:54,181 お母さん お兄ちゃん 杏奈お姉ちゃん…。 28 00:01:56,216 --> 00:01:59,219 キャッ! 誰? 29 00:01:59,219 --> 00:02:02,990 (ビューク)ここは 危ないから。 30 00:02:02,990 --> 00:02:04,992 あっ…。 31 00:02:04,992 --> 00:02:07,160 助けてくれるの? 32 00:02:07,160 --> 00:02:09,496 (ビューク)着いた。 33 00:02:09,496 --> 00:02:14,835 あの ありが… あれ? 34 00:02:14,835 --> 00:02:18,038 (シスター・アナベル)何か お困りかしら? 35 00:04:01,975 --> 00:04:04,811 (マリアンナ) ルシアナ 忘れ物は ないかしら? 36 00:04:04,811 --> 00:04:07,147 (ルシアナ)大丈夫よ お母様! 37 00:04:07,147 --> 00:04:11,485 そう言って 入学式に 入学許可証を忘れたのは 誰? 38 00:04:11,485 --> 00:04:13,487 うへぇ。 39 00:04:13,487 --> 00:04:18,492 メロディ! お母様へ告げ口なんて メイドとして どうかと思うわよ。 40 00:04:18,492 --> 00:04:23,330 (メロディ)女主人たる奥様へ 日々の報告をすることは➨ 41 00:04:23,330 --> 00:04:26,500 メイドとして 当然の義務でございますから。 42 00:04:26,500 --> 00:04:29,169 申し訳ございません お嬢様。 43 00:04:29,169 --> 00:04:32,839 なんで 誇らしげなのよ!? (ヒューズ)ルシアナ➨ 44 00:04:32,839 --> 00:04:38,345 学生寮に入ったら 思う存分 余すことなく使い倒すんだぞ! 45 00:04:38,345 --> 00:04:41,515 <貧乏貴族には 手痛い出費であった> 46 00:04:41,515 --> 00:04:44,684 う うん? わかったわ お父様…。 47 00:04:44,684 --> 00:04:50,190 それにしても 新しい使用人は 見つからなかったわね…。 48 00:04:50,190 --> 00:04:54,027 うむ 1人くらいはと思っていたが…。 49 00:04:54,027 --> 00:04:57,631 ひとまずは メロディのおかげで 困らないけど…。 50 00:05:03,470 --> 00:05:07,140 それじゃあ いってきます お父様 お母様! 51 00:05:07,140 --> 00:05:09,643 うちのことを よろしくね セレーナ! 52 00:05:09,643 --> 00:05:12,979 (セレーナ) 承知いたしました ルシアナお嬢様。 53 00:05:12,979 --> 00:05:16,149 お気をつけて いってらっしゃいませ。 54 00:05:16,149 --> 00:05:20,654 何度 見ても 人形には見えないわ。 恐れ入ります。 55 00:05:20,654 --> 00:05:24,991 < そう 彼女は メロディが作った人形である。 56 00:05:24,991 --> 00:05:29,162 きっかけは 先日 アンナから贈られた人形だ> 57 00:05:29,162 --> 00:05:31,832 《メロディ:新しい 使用人が来ないなら➨ 58 00:05:31,832 --> 00:05:34,668 この子に 働いてもらえばいいんじゃない? 59 00:05:34,668 --> 00:05:37,671 かくして メロディのメイド魔法によって➨ 60 00:05:37,671 --> 00:05:40,507 小さな人形は 人格を与えられた> 61 00:05:40,507 --> 00:05:44,511 《でも… これだけはないと 作れなかったのよね》 62 00:05:44,511 --> 00:05:48,181 <森の奥で見つけた 銀の台座の一部を 盗➨ 63 00:05:48,181 --> 00:05:51,685 拝借し 人形の核とした。 64 00:05:51,685 --> 00:05:54,521 そうして 彼女は生み出された。 65 00:05:54,521 --> 00:05:58,525 けれども ひとつ メロディにも 予想外なことがあった> 66 00:05:58,525 --> 00:06:00,961 ⸨お母さん?⸩ 67 00:06:00,961 --> 00:06:03,630 《どうして セレーナは➨ 68 00:06:03,630 --> 00:06:07,133 お母さんそっくりに なっちゃったのかな?》 69 00:06:07,133 --> 00:06:09,135 見て メロディ! 70 00:06:09,135 --> 00:06:11,471 もらった指輪を ペンダントにしてみたの。 71 00:06:11,471 --> 00:06:15,141 これなら 制服の下に隠して 持ち歩けるかなって。 72 00:06:15,141 --> 00:06:17,644 お嬢様! 73 00:06:17,644 --> 00:06:19,646 でしたら その指輪に➨ 74 00:06:19,646 --> 00:06:22,148 アーティルセンシティボの魔法も つけましょう。 75 00:06:22,148 --> 00:06:25,652 それって 敵意の視線を 知らせてくれる魔法➨ 76 00:06:25,652 --> 00:06:27,654 だったわよね? えぇ! 77 00:06:27,654 --> 00:06:29,656 いえ やめておくわ。 78 00:06:29,656 --> 00:06:31,992 なぜですか? 79 00:06:31,992 --> 00:06:36,496 (ルシアナ)学園での 人間関係の構築も 勉強の1つだもの。 80 00:06:36,496 --> 00:06:38,999 人を見る目も 養っていかなくちゃ。 81 00:06:38,999 --> 00:06:43,336 とても すばらしい お考えだと思います。 ヘヘ。 82 00:06:43,336 --> 00:06:47,173 (メロディ)でも 衣服に掛けた 守りの魔法は 解きませんからね。 83 00:06:47,173 --> 00:06:50,176 (ルシアナ)そっちは 頼りにしてるわ。 それとね…。 84 00:06:53,013 --> 00:06:55,849 え~と 学園では メロディに➨ 85 00:06:55,849 --> 00:06:59,019 できるだけ 魔法の使用を 控えてもらいたいの。 86 00:06:59,019 --> 00:07:02,789 (メロディ)んっ? あ~っ! それも 勉強の一環ですね? 87 00:07:02,789 --> 00:07:04,958 (ルシアナ)う うん いいかな? 88 00:07:04,958 --> 00:07:06,960 えぇ もちろんです。 89 00:07:06,960 --> 00:07:09,963 《魔法なしのメイド業務も 楽しみ》 90 00:07:09,963 --> 00:07:14,467 《学園で メロディが魔法を使ったら どうなることか…。 91 00:07:14,467 --> 00:07:16,469 たぶん きっと大惨事。 92 00:07:16,469 --> 00:07:20,140 本当は 正直に 魔法が ちょっと強力すぎるって➨ 93 00:07:20,140 --> 00:07:22,475 教えてあげれば 済む話なんだけど➨ 94 00:07:22,475 --> 00:07:24,811 なんとな~く 言いにくいのよねぇ。 95 00:07:24,811 --> 00:07:26,980 なんでだろ?》 96 00:07:26,980 --> 00:07:31,484 <テオラス王国 王都の中心に そびえ立つ王城➨ 97 00:07:31,484 --> 00:07:36,156 の 隣にあるのが 王立パルテシア高等教育学園➨ 98 00:07:36,156 --> 00:07:38,658 通称 王立学園だ。 99 00:07:38,658 --> 00:07:40,827 生活スタイルが 異なるため➨ 100 00:07:40,827 --> 00:07:44,998 学生寮内は 身分により 区分されている。 101 00:07:44,998 --> 00:07:47,334 経済力こそ ないものの➨ 102 00:07:47,334 --> 00:07:52,505 伯爵家である ルトルバーグは 上位貴族寮に 部屋を与えられた> 103 00:07:52,505 --> 00:07:56,509 私の部屋より 断然 ひろ~い! 104 00:07:56,509 --> 00:07:59,012 (メロディ) ひとまず お嬢様は ごゆっくり。 105 00:07:59,012 --> 00:08:02,449 (2人)んっ? (鈴の音) 106 00:08:02,449 --> 00:08:06,953 (サーシャ)お隣の部屋の インヴィディア家の者でございます。 107 00:08:08,955 --> 00:08:10,957 (ルーナ)はじめまして。 108 00:08:10,957 --> 00:08:14,294 インヴィディア伯爵家 長女 ルーナと申します。 109 00:08:14,294 --> 00:08:17,297 以後 お見知りおきくださいませ。 110 00:08:17,297 --> 00:08:19,632 ルシアナ・ルトルバーグです。 111 00:08:19,632 --> 00:08:23,636 よろしくお願いいたします インヴィディア様。 112 00:08:23,636 --> 00:08:26,473 (ルーナ) 急な申し出を お受けくださり➨ 113 00:08:26,473 --> 00:08:29,309 ありがとうございます ルトルバーグ様。 114 00:08:29,309 --> 00:08:31,311 とても 緊張していたので➨ 115 00:08:31,311 --> 00:08:34,647 声をかけていただいて とても うれしく思いますわ。 116 00:08:34,647 --> 00:08:38,651 どうぞ ルシアナと お呼びくださいませ インヴィディア様。 117 00:08:38,651 --> 00:08:42,822 ルト… ルシアナ様 私のことも ルーナと…。 118 00:08:42,822 --> 00:08:46,993 ルーナ様 お優しい方が隣室で 安どいたしました。 119 00:08:46,993 --> 00:08:48,995 私も 同じですわ。 120 00:08:52,999 --> 00:08:55,001 緊張した~。 121 00:08:55,001 --> 00:08:57,670 ガヴァネスとしては たいへん よくできましたと➨ 122 00:08:57,670 --> 00:08:59,672 申し上げておきますね。 123 00:08:59,672 --> 00:09:01,608 そう? よかった。 124 00:09:01,608 --> 00:09:03,610 でも こんな堅苦しい話し方➨ 125 00:09:03,610 --> 00:09:06,112 ずっと やらなくちゃ 駄目なのかしら? 126 00:09:06,112 --> 00:09:08,782 正直 勉強よりも きついかも…。 127 00:09:08,782 --> 00:09:11,618 きっと 学園生活を過ごしていく間に➨ 128 00:09:11,618 --> 00:09:14,120 打ち解けられますよ。 129 00:09:14,120 --> 00:09:17,290 そうかな…。 130 00:09:17,290 --> 00:09:19,626 そうだといいな。 131 00:09:19,626 --> 00:09:23,530 学園生活 楽しみですね。 (ルシアナ)うん! 132 00:09:26,966 --> 00:09:31,971 (クラウド)舞踏会での 王太子襲撃犯は いまだ見つからず… か…。 133 00:09:31,971 --> 00:09:34,808 《クラウド:やはり 王太子殿下の 指示を 無視してでも➨ 134 00:09:34,808 --> 00:09:37,143 ろう獄に 閉じ込めておけば…。 135 00:09:37,143 --> 00:09:40,480 いや… それより 監視していたはずの衛兵たちだ。 136 00:09:40,480 --> 00:09:44,150 全員 いつのまにか 眠っていたとは いったい?》 137 00:09:44,150 --> 00:09:49,155 今回は なかなか 面白い舞踏会に なったと思ったのに…。 138 00:09:49,155 --> 00:09:53,493 《クラウド:王太子と パートナー アンネマリー嬢が 主役かと思いきや➨ 139 00:09:53,493 --> 00:09:58,665 ルトルバーグのルシアナ嬢が 視線をさらい 王太子を かばったことで➨ 140 00:09:58,665 --> 00:10:01,501 更に 注目は 彼女に集まった。 141 00:10:01,501 --> 00:10:03,503 宰相閣下さえも➨ 142 00:10:03,503 --> 00:10:06,339 英雄姫 ルシアナ嬢を 褒めたたえていたが➨ 143 00:10:06,339 --> 00:10:09,342 あれは まさか 外堀から埋めようと?》 144 00:10:14,514 --> 00:10:18,017 《どうして 私は あの セシリアという少女を見て➨ 145 00:10:18,017 --> 00:10:20,520 セレナを 思い出したんだろう? 146 00:10:20,520 --> 00:10:23,690 髪の色も 瞳の色も 違うというのに…。 147 00:10:23,690 --> 00:10:27,193 愛するセレナ いとしいセレナ。 148 00:10:27,193 --> 00:10:29,863 もう この世にいないなんて 信じられない。 149 00:10:29,863 --> 00:10:33,199 セシリア嬢と もう一度 会ってみたいものだ…。 150 00:10:33,199 --> 00:10:37,537 そして 銀の髪を持つという 私の娘にも…》 (ノック) 151 00:10:37,537 --> 00:10:39,539 (ドアが開く音) 152 00:10:39,539 --> 00:10:44,043 (レクティアス)閣下 宰相府より 新しい書類が 届きました。 153 00:10:44,043 --> 00:10:46,346 そこに 置いておいてくれ。 154 00:10:48,381 --> 00:10:52,051 ⸨レクティアス:メロディ 1つ 尋ねたいんだが➨ 155 00:10:52,051 --> 00:10:54,721 君は ずっと メイドとして生きるのか? 156 00:10:54,721 --> 00:10:58,224 例えば 王城で侍女をするとか? 157 00:10:58,224 --> 00:11:00,994 《レクティアス:メロディの存在を 閣下に伝えれば➨ 158 00:11:00,994 --> 00:11:02,996 メロディは メイドではいられず➨ 159 00:11:02,996 --> 00:11:08,001 逆にメイドを続けるなら 閣下は 実の娘に会うことができない。 160 00:11:08,001 --> 00:11:10,003 けれど 侍女ならば…》 161 00:11:10,003 --> 00:11:13,006 う~ん 考えたことないですね。 162 00:11:13,006 --> 00:11:15,008 (レクティアス)えぇ…。 163 00:11:15,008 --> 00:11:17,844 私 亡くなった母に誓ったんです。 164 00:11:17,844 --> 00:11:22,515 世界で いちばん すてきなメイドになるって。 165 00:11:22,515 --> 00:11:26,019 そのためには もっともっと 頑張らないと! 166 00:11:26,019 --> 00:11:28,021 そうか…⸩ 167 00:11:31,691 --> 00:11:34,527 《申し訳ございません 閣下。 168 00:11:34,527 --> 00:11:39,032 もう少しだけ お嬢様に 時間をください》 169 00:11:41,034 --> 00:11:43,836 (ルシアナ) キャーッ! 筆箱が入ってな~い! 170 00:11:46,039 --> 00:11:50,043 また カバンの中身を 全部 出して 確認したんですね。 171 00:11:50,043 --> 00:11:52,212 もう メロディまで! 172 00:11:52,212 --> 00:11:56,049 2か月も前のこと 蒸し返さないでよ! フフフ。 173 00:11:56,049 --> 00:11:58,051 いってきま~す! 174 00:11:58,051 --> 00:12:00,053 いってらっしゃいませ。 175 00:12:06,659 --> 00:12:08,661 《ルシアナ:わかってたけど➨ 176 00:12:08,661 --> 00:12:13,166 これだけ 貴族の子がいて 使用人は 1人もいないのね》 177 00:12:13,166 --> 00:12:16,336 頑張ろ! (ベアトリス)ルシアナ! (ミリアリア)ルシアナさん! 178 00:12:16,336 --> 00:12:19,005 (ルシアナ)ベアトリス! ミリアリアも! 179 00:12:19,005 --> 00:12:21,007 久しぶりね! 180 00:12:21,007 --> 00:12:23,343 (ミリアリア)なにかと バタバタしてましたものね。 181 00:12:23,343 --> 00:12:25,845 (ベアトリス) 襲撃事件なんて あっちゃね…。 182 00:12:25,845 --> 00:12:28,348 うちも 外出禁止だったし。 183 00:12:28,348 --> 00:12:30,650 あれ クラス分けですか? 184 00:12:32,685 --> 00:12:36,589 同じクラスだといいわね! そうね…。 185 00:12:40,526 --> 00:12:44,697 で まさか 3人とも 別々のクラスになっちゃうなんて…。 186 00:12:44,697 --> 00:12:47,700 昼食とかなら 一緒に行けるかな…。 187 00:12:51,371 --> 00:12:53,373 おはようござい…。 188 00:12:55,375 --> 00:12:58,711 《んっ? えっ? なんか 変?》 189 00:12:58,711 --> 00:13:01,648 あれが 舞踏会の妖精姫? 190 00:13:01,648 --> 00:13:03,650 いや 英雄姫じゃなかったか? 191 00:13:03,650 --> 00:13:05,652 貧乏貴族のくせに…。 192 00:13:05,652 --> 00:13:07,820 幽霊屋敷の ルトルバーグだろ? 193 00:13:07,820 --> 00:13:11,624 《あっ… なるほど そういうことね》 194 00:13:13,660 --> 00:13:15,662 ふぅ~。 195 00:13:15,662 --> 00:13:18,998 (ルーナ)ルシアナ様? 196 00:13:18,998 --> 00:13:21,000 ルーナ様! 197 00:13:21,000 --> 00:13:25,171 隣の席が ルシアナ様だなんて うれしいですわ! 198 00:13:25,171 --> 00:13:28,675 私もです! 今朝から 緊張しどおしで…。 199 00:13:28,675 --> 00:13:31,844 《ルシアナ:ああ いいな この子の笑顔。 200 00:13:31,844 --> 00:13:34,013 すごく優しくて 癒やされる…。 201 00:13:34,013 --> 00:13:37,684 さっきまでの 緊張してた気持ちが ほぐれてく…》 202 00:13:37,684 --> 00:13:41,688 改めまして 今日から よろしくお願いいたします。 203 00:13:41,688 --> 00:13:44,023 うん よろしくね! 204 00:13:44,023 --> 00:13:46,859 < ほぐれすぎ> 205 00:13:46,859 --> 00:13:49,195 ごめんなさい ごめんなさい! 206 00:13:49,195 --> 00:13:52,031 あの… これは えっと ついつい…。 207 00:13:52,031 --> 00:13:55,635 (ルーナ)フフッ フフフ…。 208 00:13:57,704 --> 00:14:01,307 (ルシアナ)失礼しました… 二度と このような失態は…。 209 00:14:01,307 --> 00:14:05,144 (ルーナ)いえ どうぞ 砕けた話し方で お願いしますわ。 210 00:14:05,144 --> 00:14:08,147 笑ってしまい 申し訳ございません。 211 00:14:08,147 --> 00:14:10,650 ルシアナ様が あまりに かわいらしくて…。 212 00:14:10,650 --> 00:14:14,153 それと もし よろしければ➨ 213 00:14:14,153 --> 00:14:17,490 私も 砕けた口調で話してもいいかな? 214 00:14:17,490 --> 00:14:19,492 これから 毎日 会うんだし…。 215 00:14:19,492 --> 00:14:23,162 昨日は 頑張ったんだけど 駄目かな? 216 00:14:23,162 --> 00:14:25,665 もちろんよ! よろしくね! 217 00:14:25,665 --> 00:14:28,000 私のことは ルシアナって呼んでね! 218 00:14:28,000 --> 00:14:30,169 私も ルーナって呼んでね! 219 00:14:30,169 --> 00:14:32,171 (ざわめき) 220 00:14:32,171 --> 00:14:35,007 王太子殿下 ご機嫌麗しゅう。 221 00:14:35,007 --> 00:14:37,176 アンネマリー様 おはようございます! 222 00:14:37,176 --> 00:14:40,179 (クリストファー)やぁ みんな 今日から よろしく頼むよ。 223 00:14:40,179 --> 00:14:42,181 (アンネマリー)ごきげんよう 皆さん。 224 00:14:42,181 --> 00:14:44,517 (ルシアナ)お二人も 同じクラスなのね。 225 00:14:44,517 --> 00:14:48,688 そういえば ルシアナは アンネマリー様と知り合いなんだっけ? 226 00:14:48,688 --> 00:14:50,857 えっ? どうして それを? 227 00:14:50,857 --> 00:14:54,527 (ルーナ)春の舞踏会で 注目されてたから…。 228 00:14:54,527 --> 00:14:59,365 王太子殿下のグループと 一緒にいたの みんな 知ってると思うよ。 229 00:14:59,365 --> 00:15:01,634 そんなに 見られてたの!? 230 00:15:01,634 --> 00:15:04,303 恥ずかしくて もう 学園 来られないよ~! 231 00:15:04,303 --> 00:15:06,472 フフッ 大げさね。 232 00:15:06,472 --> 00:15:09,475 (ルーナ)大丈夫よ あの お二人がいれば➨ 233 00:15:09,475 --> 00:15:11,644 注目されるといっても 分散されるわ。 234 00:15:11,644 --> 00:15:14,147 それもそうよね…。 235 00:15:14,147 --> 00:15:16,482 《ルシアナ:彼女も 同じクラスなんだ…。 236 00:15:16,482 --> 00:15:20,987 ランクドール公爵家の オリヴィア様… だっけ? 237 00:15:20,987 --> 00:15:24,657 あの時 彼女の視線には 敵意があった。 238 00:15:24,657 --> 00:15:29,328 マクスウェル様は 私に 見せ場を 奪われたからと言っていたけど➨ 239 00:15:29,328 --> 00:15:31,330 目が 笑ってなくない?》 240 00:15:33,100 --> 00:15:36,502 (レギュス)今日から このクラスの担任をする➨ 241 00:15:36,502 --> 00:15:38,504 レギュス・バウエンベールだ。 242 00:15:38,504 --> 00:15:42,008 一応 国王陛下より 子爵位を 賜っている。 243 00:15:42,008 --> 00:15:44,510 (レギュス)学園に 在籍するかぎり➨ 244 00:15:44,510 --> 00:15:47,346 どんな身分でも 一生徒として扱う。 245 00:15:47,346 --> 00:15:50,183 見当違いな文句など わめかぬように! 246 00:15:50,183 --> 00:15:52,185 返事は! (一同)はい! 247 00:15:52,185 --> 00:15:54,854 《厳しそうな先生ね…》 248 00:15:54,854 --> 00:15:59,192 さて 皆の元には 事前に 教科書が届いていたはずだ。 249 00:15:59,192 --> 00:16:01,794 指示どおり 予習はしてきたな? 250 00:16:01,794 --> 00:16:04,297 早速 抜き打ち中間試験を 実施する! 251 00:16:04,297 --> 00:16:06,299 (一同)ピーッ! 252 00:16:06,299 --> 00:16:08,301 <一方 そのころ> 253 00:16:08,301 --> 00:16:10,303 次は 洗濯ね! 254 00:16:10,303 --> 00:16:12,305 《メロディ:洗濯場は 共用だから➨ 255 00:16:12,305 --> 00:16:14,473 きっと メイドたちが 集まってるはず! 256 00:16:14,473 --> 00:16:16,976 メイド友達100人できるかな!》 257 00:16:16,976 --> 00:16:18,978 おはようございま~す! 258 00:16:18,978 --> 00:16:21,314 お邪魔しま… す。 259 00:16:21,314 --> 00:16:24,650 な… なんで~!? 260 00:16:24,650 --> 00:16:26,652 と思ったけど➨ 261 00:16:26,652 --> 00:16:28,988 そりゃ 上位貴族が着るような服➨ 262 00:16:28,988 --> 00:16:31,324 家に持って帰って洗うか…。 263 00:16:31,324 --> 00:16:33,326 寂しいよ~。 264 00:16:33,326 --> 00:16:37,330 でも! お昼には 食堂に 人が集まるはずだから➨ 265 00:16:37,330 --> 00:16:41,000 今度こそ 友達1,000人できるかな! 266 00:16:41,000 --> 00:16:43,002 (ざわめき) 267 00:16:43,002 --> 00:16:45,338 《メロディ:やった~! すごい人数! 268 00:16:45,338 --> 00:16:48,040 相席させてもらって メイド談義するんだ!》 269 00:16:50,009 --> 00:16:52,011 相席しても よろしいですか? 270 00:16:52,011 --> 00:16:54,180 あら あなた どちらの家のメイド? 271 00:16:54,180 --> 00:16:56,515 (メロディ)ルトルバーグです! 272 00:16:56,515 --> 00:17:00,119 申し訳ないけど その席は 知り合いが来るのよ。 273 00:17:00,119 --> 00:17:04,624 ごめんなさいね。 そうでしたか… 失礼しました。 274 00:17:04,624 --> 00:17:08,628 ごめんなさいね そこは 駄目なの。 (メロディ)大丈夫です。 275 00:17:08,628 --> 00:17:10,963 友人が来るから あけておきたいの。 276 00:17:10,963 --> 00:17:12,965 (メロディ)そうですよね…。 277 00:17:12,965 --> 00:17:16,269 《あら? まさか 全滅?》 278 00:17:20,473 --> 00:17:23,809 《あっ このポテサラ おいしい!》 279 00:17:23,809 --> 00:17:25,811 ⸨ごめんなさいね⸩ 280 00:17:25,811 --> 00:17:29,482 《私 何か 不快に させるようなこと 言ったかな?》 281 00:17:29,482 --> 00:17:32,318 (サーシャ)ここ 一緒に座っても よろしいですか? 282 00:17:32,318 --> 00:17:34,320 (メロディ)どうぞ! って…。 283 00:17:34,320 --> 00:17:36,656 (サーシャ)あなたは ルトルバーグ家の…。 284 00:17:36,656 --> 00:17:40,159 《メロディ:お隣の インヴィディア家のメイドさん!》 285 00:17:40,159 --> 00:17:43,496 サーシャ・ベルトンよ よろしくね! 286 00:17:43,496 --> 00:17:45,498 メロディ・ウェーブです。 287 00:17:45,498 --> 00:17:48,668 なんだか 昨日と ずいぶん 雰囲気が違うような…。 288 00:17:48,668 --> 00:17:51,170 あれは お客様用の顔よ。 289 00:17:51,170 --> 00:17:53,839 お仕事に合わせて 演じ分けられるなんて➨ 290 00:17:53,839 --> 00:17:56,676 すてきです! (ブリッシュ)かれんだ…。 291 00:17:56,676 --> 00:17:59,679 ああ 紹介するわね。 今 メロディに➨ 292 00:17:59,679 --> 00:18:02,281 好きだ 結婚してくれって言ったのが➨ 293 00:18:02,281 --> 00:18:04,283 私の いとこのブリッシュよ。 294 00:18:04,283 --> 00:18:06,285 言ってないだろ そんなこと! 295 00:18:06,285 --> 00:18:08,788 ブリッシュ・ベルトンだ よろしく。 296 00:18:08,788 --> 00:18:12,625 (ウォーレン)ププーッ! ブリッシュ かわいい! 人を おちょくるな! 297 00:18:12,625 --> 00:18:16,128 アハハハ! 俺は ウォーレン・ゼトっていうんだ。 298 00:18:16,128 --> 00:18:18,464 よろしくね メロディちゃん! 299 00:18:18,464 --> 00:18:21,133 はい よろしくお願いします。 300 00:18:21,133 --> 00:18:23,636 わぁ~ 俺 結構 軽薄そうに しゃべってるのに➨ 301 00:18:23,636 --> 00:18:25,638 態度 変わんないんだ。 302 00:18:25,638 --> 00:18:28,808 かわいいうえに 優しい子なんだね。 んっ? 303 00:18:28,808 --> 00:18:30,810 (ブリッシュ)ウォーレン いいかげんにしろ! 304 00:18:30,810 --> 00:18:32,979 (サーシャ) 食堂で 騒がないでちょうだい! 305 00:18:32,979 --> 00:18:35,982 《メロディ:仲がいいのね》 306 00:18:35,982 --> 00:18:39,318 (メロディ)じゃあ 3人は 幼なじみなんですか? 307 00:18:39,318 --> 00:18:42,488 そうだよ。 ごめんね 騒がしくて。 308 00:18:42,488 --> 00:18:45,157 いえ ご一緒できて うれしいです。 309 00:18:45,157 --> 00:18:47,827 実は 何度か 相席を お願いしたんですが➨ 310 00:18:47,827 --> 00:18:49,996 すべて 断られてしまって…。 311 00:18:49,996 --> 00:18:51,998 (ブリッシュ)断られた? (ウォーレン)なぜ? 312 00:18:51,998 --> 00:18:53,100 あ~っ… メロディって➨ 313 00:18:53,100 --> 00:18:57,003 あんまり 他のメイドと 交流ない感じ? 314 00:18:57,003 --> 00:18:59,505 んっ? ええ そうですね。 315 00:18:59,505 --> 00:19:01,440 だからか…。 316 00:19:01,440 --> 00:19:05,444 えっとね メロディのところのルシアナ様が➨ 317 00:19:05,444 --> 00:19:09,448 今 妖精姫とか 英雄姫とか 呼ばれてることは知ってる? 318 00:19:09,448 --> 00:19:11,951 (メロディ)はい。 (サーシャ)それで➨ 319 00:19:11,951 --> 00:19:16,122 失礼だけど ルトルバーグ家って 不名誉な通り名があるじゃない? 320 00:19:16,122 --> 00:19:18,124 (メロディ)はい…。 321 00:19:18,124 --> 00:19:20,960 (サーシャ)そんな家の ご令嬢が 突然 いかにも➨ 322 00:19:20,960 --> 00:19:24,630 称賛されるような通り名を 持つようになっちゃったから…。 323 00:19:24,630 --> 00:19:27,466 え~っと もしかして うち➨ 324 00:19:27,466 --> 00:19:30,302 あまり よく 思われてないんでしょうか? 325 00:19:30,302 --> 00:19:33,305 まぁ つまり… そういう…。 326 00:19:33,305 --> 00:19:35,474 《メロディ:そ そんな~!》 327 00:19:35,474 --> 00:19:37,643 もちろん 全員じゃないのよ。 328 00:19:37,643 --> 00:19:40,312 うちの お嬢様だって 気にしてないし。 329 00:19:40,312 --> 00:19:45,317 でも やっぱり そういう感情って メイドにも 影響するわけよ。 330 00:19:45,317 --> 00:19:47,319 (メロディ)なるほど…。 331 00:19:47,319 --> 00:19:51,991 特に… ランクドール公爵家傘下の貴族の 使用人グループは…。 332 00:19:51,991 --> 00:19:53,993 (メロディ)ランクドール公爵家? 333 00:19:53,993 --> 00:19:56,829 (サーシャ) 新入生に ご令嬢がいるのよ。 334 00:19:56,829 --> 00:19:59,165 でも メロディのところのお嬢様は➨ 335 00:19:59,165 --> 00:20:02,168 舞踏会で 彼女よりも 注目を浴びた。 336 00:20:02,168 --> 00:20:06,505 もっとも 家格が高い 公爵家のご令嬢よりも… ね。 337 00:20:06,505 --> 00:20:09,842 うわぁ… それは 恨まれる…。 338 00:20:09,842 --> 00:20:13,345 (サーシャ)傘下のメイドたちは 気にしてるでしょうね。 339 00:20:13,345 --> 00:20:15,347 わかりました…。 340 00:20:15,347 --> 00:20:18,684 《メロディ:反省しなきゃ…。 341 00:20:18,684 --> 00:20:22,521 メイド仕事の もう1つの側面 情報収集! 342 00:20:22,521 --> 00:20:26,525 そんな 大切な仕事を すっかり 失念していたなんて!》 343 00:20:26,525 --> 00:20:28,527 ありがとうございます サーシャさん! 344 00:20:28,527 --> 00:20:32,031 おかげで 目が覚めました! そ そう? 345 00:20:32,031 --> 00:20:34,700 とりあえず 音もなく忍び寄る歩法と➨ 346 00:20:34,700 --> 00:20:38,704 気配を断って 身を隠す技術を 練習しなきゃ! 347 00:20:38,704 --> 00:20:42,041 ちょっと 頑張る方向性を 変えましょうか? 348 00:20:42,041 --> 00:20:46,045 おもしろ~い! それでも かれんだ…。 349 00:20:46,045 --> 00:20:50,382 初日から テストなんて~! 350 00:20:50,382 --> 00:20:53,052 お嬢様 はしたないですよ。 351 00:20:53,052 --> 00:20:56,055 無理… めちゃくちゃ 疲れた~。 352 00:20:56,055 --> 00:20:58,891 しっかり 予習をしておいて よかったですね。 353 00:20:58,891 --> 00:21:02,661 お嬢様 きちんと 解答は 埋められましたよね? 354 00:21:02,661 --> 00:21:06,332 うぴ~! も も もちろんよ! 355 00:21:06,332 --> 00:21:08,334 フフッ よかったです。 356 00:21:08,334 --> 00:21:11,837 クラスメートの方々とは 仲よくなれそうですか? 357 00:21:11,837 --> 00:21:15,007 (ルシアナ)うん! 昨日 来たルーナが 隣の席だったの。 358 00:21:15,007 --> 00:21:17,009 早速 友達になったわ。 359 00:21:17,009 --> 00:21:20,346 あら 私も インヴィディア家のメイドと 友人になったんです。 360 00:21:20,346 --> 00:21:22,348 おそろいですね。 361 00:21:22,348 --> 00:21:27,353 《よかった 今のところ 学園内で トラブルは起こってないみたい》 362 00:21:27,353 --> 00:21:30,689 あっ…。 (おなかが鳴る音) 363 00:21:30,689 --> 00:21:33,692 すぐに 夕食を用意しますね。 364 00:21:33,692 --> 00:21:35,694 ありがとう…。 365 00:21:38,364 --> 00:21:40,366 ふぅ…。 366 00:21:40,366 --> 00:21:45,538 《学園生活… 不安もあるけど 思ったより 楽しいかも》 367 00:21:45,538 --> 00:21:51,043 仕事… 私にも できる仕事…。 368 00:21:51,043 --> 00:21:54,046 全然 ない…。 369 00:21:54,046 --> 00:21:56,715 《でも… ここが 本当に➨ 370 00:21:56,715 --> 00:21:59,552 『銀の聖女と五つの誓い』の 世界なら➨ 371 00:21:59,552 --> 00:22:03,322 このあと 孤児院は 大変なことになるはず…》 372 00:22:03,322 --> 00:22:07,026 そんなのって 駄目! 絶対 止めなきゃ!