1 00:00:02,002 --> 00:00:05,339 (ルーナ)ルシアナ あなた学年3位ですって! 2 00:00:05,339 --> 00:00:08,842 (ルシアナ)ルーナだって10位じゃない。 じゅうぶん すごいわ。 3 00:00:08,842 --> 00:00:12,512 私達 Aクラスは 1年生3クラスの中でも➨ 4 00:00:12,512 --> 00:00:14,848 成績トップだったそうね。 5 00:00:14,848 --> 00:00:17,517 (アンネマリー)2人とも 素晴らしい成績ね。 6 00:00:17,517 --> 00:00:21,688 アンネマリー様や 王太子殿下には敵いませんわ。 7 00:00:21,688 --> 00:00:25,192 殿下は1位 アンネマリー様は2位ですもの。 8 00:00:25,192 --> 00:00:28,695 必死にガリ勉した甲斐が あったというものね。 9 00:00:28,695 --> 00:00:31,698 (ルシアナ)アンネマリー様が ガリ勉ですか? 10 00:00:31,698 --> 00:00:34,535 あら 本当に頑張ったのよ? 11 00:00:34,535 --> 00:00:37,371 《いや ホント マジ 頑張ったから!》 12 00:00:37,371 --> 00:00:40,874 《もともと特別優秀でもない ただのオタクだし。 13 00:00:40,874 --> 00:00:45,545 ゲームのアンネマリーの成績も こんなに上位ではなかったもの。 14 00:00:45,545 --> 00:00:47,881 それなのに…》 15 00:00:47,881 --> 00:00:50,217 流石でございますわ 殿下。 16 00:00:50,217 --> 00:00:54,388 (クリストファー)ははは 必死にガリ勉した 甲斐があったというものだよ。 17 00:00:54,388 --> 00:00:56,556 まあ 殿下ったら。 18 00:00:56,556 --> 00:00:59,726 《あのバカに負けるなんて 悔しすぎる!》 19 00:00:59,726 --> 00:01:02,496 《アンネマリー:それにしても 3位ってことは➨ 20 00:01:02,496 --> 00:01:05,666 学園の代役ヒロインは ルシアナちゃんってこと? 21 00:01:05,666 --> 00:01:10,504 ゲームでは ヒロインの中間試験の結果は 3位に固定されてた。 22 00:01:10,504 --> 00:01:17,177 ヒロイン不在の中 その時々で 誰かが ヒロインの代役になっていた。 23 00:01:17,177 --> 00:01:21,014 今後は ルシアナちゃんを中心に シナリオが進むってこと? 24 00:01:21,014 --> 00:01:29,523 でも ルシアナちゃんって本来 最初の中ボス 嫉妬の魔女なのよね。 25 00:01:29,523 --> 00:01:34,194 そう あなたが そんな目を向けるの。 26 00:01:34,194 --> 00:01:37,698 オリヴィア・ランクドール公爵令嬢》 27 00:01:51,044 --> 00:01:54,214 (ルシアナ)う~ん 応用魔法学かあ。 28 00:01:54,214 --> 00:01:58,719 興味はあるけど私 魔法は使えないのよね。 29 00:01:58,719 --> 00:02:00,988 <王立学園の1年生は➨ 30 00:02:00,988 --> 00:02:03,156 共通科目と選択科目の授業を➨ 31 00:02:03,156 --> 00:02:05,158 受けなければならない。 32 00:02:05,158 --> 00:02:07,828 選択科目には 応用魔法学➨ 33 00:02:07,828 --> 00:02:10,163 騎士道 礼儀作法など➨ 34 00:02:10,163 --> 00:02:12,100 様々な種類がある> 35 00:02:12,100 --> 00:02:16,837 (ルキフ)1学期中であれば 仮受講はできるはずですよ。 36 00:02:16,837 --> 00:02:20,340 正式に選択科目を決めるのは 2学期ですから。 37 00:02:20,340 --> 00:02:23,343 ペリアンは薬学を選ぶのですよね? 38 00:02:23,343 --> 00:02:25,345 (ペリアン)は はい。 39 00:02:25,345 --> 00:02:29,850 父が薬剤師で 私も継ぐ… 予定だから…。 40 00:02:29,850 --> 00:02:32,019 ルキフは決まっているの? 41 00:02:32,019 --> 00:02:36,189 いいえ。 当家は 貴族の方々にも ご利用いただく商家。 42 00:02:36,189 --> 00:02:38,191 社交を優先する予定です。 43 00:02:38,191 --> 00:02:42,863 じゃあ 私達の昼食の誘いを 受けたのも その一環? 44 00:02:42,863 --> 00:02:47,200 それもありますが お二人と お話ししてみたかったのです。 45 00:02:47,200 --> 00:02:51,371 うちの使用人が お二人の使用人と 知己を得たそうで。 46 00:02:51,371 --> 00:02:56,209 (ルシアナ)そうなの? ルーナのメイドとは 仲良くなったと聞いたけど。 47 00:02:56,209 --> 00:03:00,981 ルーナ様の使用人2人とは もともと 知り合いだったそうですが。 48 00:03:00,981 --> 00:03:04,818 じゃあ 2人の幼馴染が 仕えているところって➨ 49 00:03:04,818 --> 00:03:06,987 ルキフの家だったのね。 50 00:03:06,987 --> 00:03:10,490 はい。 うちの使用人は有能なのですが➨ 51 00:03:10,490 --> 00:03:13,160 かなり 面倒な性格をしておりまして➨ 52 00:03:13,160 --> 00:03:18,165 その彼が とても面白い子と 仲良くなったと… うっ!? 53 00:03:18,165 --> 00:03:22,335 その彼とやらは そんなに うちのメイドが気に入ったの? 54 00:03:22,335 --> 00:03:26,339 まさか 恋愛的な意味ではないわよね? 55 00:03:26,339 --> 00:03:28,341 ち 違います! 56 00:03:28,341 --> 00:03:31,845 あくまで友人として! 友人として興味深いと! 57 00:03:31,845 --> 00:03:34,181 そうなの 良かった。 58 00:03:34,181 --> 00:03:37,350 うちのメロディに 色目を使う男がいたら➨ 59 00:03:37,350 --> 00:03:42,189 相手が騎士だろうとなんだろうと 八つ裂きにするって決めてるの。 60 00:03:42,189 --> 00:03:44,858 は はあ… はは。 61 00:03:44,858 --> 00:03:47,360 < いったい どこの騎士様の事でしょうね> 62 00:03:47,360 --> 00:03:49,362 (レクティアス)はっくしゅん! 63 00:03:49,362 --> 00:03:52,532 (鐘の音) 64 00:03:52,532 --> 00:03:56,837 ルシアナ 私達も帰りましょうか。 うん。 65 00:03:58,872 --> 00:04:01,641 (ルーナ)殿下達に ご挨拶していきましょう。 66 00:04:01,641 --> 00:04:03,810 えっ う うん。 67 00:04:03,810 --> 00:04:08,648 《オリヴィア様には あんまり 関わりたくないんだけど…》 68 00:04:08,648 --> 00:04:12,152 王太子殿下 オリヴィア様 アンネマリー様。 69 00:04:12,152 --> 00:04:15,155 私達は これで失礼します。 70 00:04:15,155 --> 00:04:17,657 (クリストファー)やあ 丁寧にありがとう。 71 00:04:17,657 --> 00:04:21,995 でも同級生なのだから 名前で呼んでくれると嬉しいな。 72 00:04:21,995 --> 00:04:24,664 とても畏れ多いことですわ。 73 00:04:24,664 --> 00:04:27,667 皆様は まだお帰りにならないのですか? 74 00:04:27,667 --> 00:04:30,837 この後 友人が訪ねてくる予定なの。 75 00:04:30,837 --> 00:04:35,008 わたくしと殿下で待っていたら オリヴィア様も残って下さって。 76 00:04:35,008 --> 00:04:38,512 気を遣わせてすまないね オリヴィア嬢。 77 00:04:38,512 --> 00:04:42,516 (オリヴィア)とんでもないことですわ。 わたくし 殿下とお話しできて➨ 78 00:04:42,516 --> 00:04:44,618 とても楽しんでおりますもの。 79 00:04:47,187 --> 00:04:49,523 はっ!! 80 00:04:49,523 --> 00:04:52,692 《あの2人で くっついてくれないかしら?》 81 00:04:52,692 --> 00:04:54,694 《どんな感情?》 82 00:04:54,694 --> 00:04:57,030 (扉の開く音) 83 00:04:57,030 --> 00:04:59,199 (ルシアナ)マクスウェル様? 84 00:04:59,199 --> 00:05:03,303 (マクスウェル)久しぶりだね ルシアナ嬢。 元気にしてたかい? 85 00:05:03,303 --> 00:05:07,307 マクスウェル様は 何の用事でいらしたのですか? 86 00:05:07,307 --> 00:05:09,976 (オリヴィア)ルトルバーグ様 関係もないのに➨ 87 00:05:09,976 --> 00:05:14,481 出しゃばるものではありませんわ。 しっ 失礼しました! 88 00:05:14,481 --> 00:05:18,985 大丈夫ですよ。 ふたりに 生徒会の説明に来たんだ。 89 00:05:18,985 --> 00:05:22,155 もしかして 殿下が生徒会長に? 90 00:05:22,155 --> 00:05:25,325 流石に1年生の時点ではないかな。 91 00:05:25,325 --> 00:05:27,827 早ければ 来年からってとこだね。 92 00:05:27,827 --> 00:05:31,665 そうだ。 実は まだひとつ 生徒会役員の席が➨ 93 00:05:31,665 --> 00:05:35,836 空いているんだが よかったら 役員にならないかい? ルシアナ嬢。 94 00:05:35,836 --> 00:05:37,837 (一同)えっ!? 95 00:05:37,837 --> 00:05:42,342 《何この急展開!? やっぱり いろいろゲームと違ってるわ!》 96 00:05:42,342 --> 00:05:45,345 中間試験の結果は 3位だったと聞いたから➨ 97 00:05:45,345 --> 00:05:48,849 優秀な人材が参加してくれると 嬉しいんだけど。 98 00:05:48,849 --> 00:05:51,518 た 大変 光栄ではあるのですが➨ 99 00:05:51,518 --> 00:05:54,521 そんな大役を務める自信が わたくしには…。 100 00:05:54,521 --> 00:05:58,024 あっ 代わりにルーナは どうですか? えっ!? 101 00:05:58,024 --> 00:06:02,295 むむむむ 無理無理無理! 私には無理だよ! 102 00:06:02,295 --> 00:06:07,634 まあ 強制するものでもないから 残念だけど無理には誘わないさ。 103 00:06:07,634 --> 00:06:09,836 (2人)す すみません。 104 00:06:11,805 --> 00:06:16,009 (オリヴィア)わたくしには お聞きに ならないのですね マクスウェル様。 105 00:06:18,478 --> 00:06:20,814 (マクスウェル)理由は あなたも ご存知でしょう。 106 00:06:20,814 --> 00:06:26,152 ランクドール公爵家からは 既に あなたの兄君が役員となっている。 107 00:06:26,152 --> 00:06:31,324 公平性のため同じ家からは ひとりまでしか役員になれない。 108 00:06:31,324 --> 00:06:33,994 《ルシアナ:なるほど》 109 00:06:33,994 --> 00:06:36,496 そんな理由で…。 110 00:06:36,496 --> 00:06:41,167 《アンネマリー:オリヴィア… やっぱり ルシアナちゃんを敵視しているわよね。 111 00:06:41,167 --> 00:06:45,338 ゲーム本来なら 彼女の中間試験の順位は2位。 112 00:06:45,338 --> 00:06:48,041 ヒロインを褒めるクリストファーに腹を立て》 113 00:06:51,845 --> 00:06:54,180 《責めるアンネマリーに対し➨ 114 00:06:54,180 --> 00:06:56,850 ヒロインちゃんを 味方するポジションだった。 115 00:06:56,850 --> 00:07:00,954 でも 今の彼女に そんな雰囲気はない。 116 00:07:00,954 --> 00:07:06,259 まさか あなたが代役ヒロインならぬ 代役中ボスなの?》 117 00:07:08,795 --> 00:07:12,299 (メロディ)いってらっしゃいませ お嬢様。 (ルシアナ)いってきます! 118 00:07:12,299 --> 00:07:17,470 《メロディ:学園生活5日目 お嬢様は とても順調そうです。 119 00:07:17,470 --> 00:07:22,142 選択科目の仮受講は ルーナ様と応用魔法学を。 120 00:07:22,142 --> 00:07:24,644 ペリアン様と薬学を。 121 00:07:24,644 --> 00:07:26,813 ルキフ様と騎士道を。 122 00:07:26,813 --> 00:07:30,650 4人で一緒に 礼儀作法を受講したそうです。 123 00:07:30,650 --> 00:07:35,822 それにベアトリス様やミリアリア様を通して 他のクラスの方々とも➨ 124 00:07:35,822 --> 00:07:38,825 少しずつ 交流が生まれつつあるとか。 125 00:07:38,825 --> 00:07:41,995 それに比べて私は…》 126 00:07:41,995 --> 00:07:44,497 お仕事 終わっちゃった…。 127 00:07:44,497 --> 00:07:46,833 <メロディは暇だった> 128 00:07:46,833 --> 00:07:49,502 (サーシャ)掲示板を見てみたら? 129 00:07:49,502 --> 00:07:52,672 掲示板? 使用人の臨時募集があったのよ。 130 00:07:52,672 --> 00:07:59,379 確か 午後の選択科目の助手業務。 本当に暇なら面接受けてみたら? 131 00:08:01,448 --> 00:08:08,288 《あった。 「急募 選択科目 騎士道 臨時講師のための助手業務」。 132 00:08:08,288 --> 00:08:13,793 年齢性別不問なら力仕事 ということもなさそうだけど…》 133 00:08:16,796 --> 00:08:21,634 《お話をしたら お嬢様は 快く送り出して下さった》 134 00:08:21,634 --> 00:08:25,805 ⸨いいわよ。 メロディ 暇してるんじゃないかな~って➨ 135 00:08:25,805 --> 00:08:28,808 ちょっと思ってたし⸩ 136 00:08:28,808 --> 00:08:32,479 《でも なんで もやもやするんだろう》 137 00:08:32,479 --> 00:08:35,982 (メロディ)失礼いたし… えっ? (扉の開く音) 138 00:08:35,982 --> 00:08:41,321 あっ! めっ… メロディ? まさか君が来るとは。 139 00:08:41,321 --> 00:08:45,992 私としては レクトさんが ここにいることが予想外ですが…。 140 00:08:45,992 --> 00:08:49,996 あ ここでは 言葉遣いを改めないとですね。 141 00:08:49,996 --> 00:08:53,500 いや 2人の時は 今のままで…。 142 00:08:53,500 --> 00:08:55,835 (メロディ)ところで どうしてここに? 143 00:08:55,835 --> 00:08:58,838 ああ 閣下の命令でな。 144 00:08:58,838 --> 00:09:03,943 <舞踏会での襲撃事件を受け 危機感を募らせた者達により➨ 145 00:09:03,943 --> 00:09:07,947 騎士道の授業枠が 拡張される事になったのである> 146 00:09:07,947 --> 00:09:10,950 それで 正式な講師が見つかるまで➨ 147 00:09:10,950 --> 00:09:13,119 臨時講師をする事になったんだ。 148 00:09:13,119 --> 00:09:16,456 暇だったんですか? ぐうっ! 149 00:09:16,456 --> 00:09:20,126 と ともかく 補佐がいないと不便でな。 150 00:09:20,126 --> 00:09:23,463 かと言って 我が家の使用人は…。 151 00:09:23,463 --> 00:09:27,467 (メロディ)ポーラは学園向きでは ありませんものね…。 152 00:09:27,467 --> 00:09:32,305 それで 具体的な職務内容を お聞きしてもよろしいですか? 153 00:09:32,305 --> 00:09:37,477 基本的には 授業の準備の手伝いと 授業中の補助だな。 154 00:09:37,477 --> 00:09:41,314 図書館から必要な資料を集めて もらう事もあるかもしれない。 155 00:09:41,314 --> 00:09:43,483 図書館っ? 156 00:09:43,483 --> 00:09:46,486 < この世界の書物は高価なもの。 157 00:09:46,486 --> 00:09:49,155 平民が 滅多に読めるものではなく➨ 158 00:09:49,155 --> 00:09:52,826 ルトルバーグ家にも 蔵書は さほど多くはなかった> 159 00:09:52,826 --> 00:09:56,830 では いつから始めれば よろしいでしょうか? 160 00:09:56,830 --> 00:09:58,998 受けてもらえるのか? 161 00:09:58,998 --> 00:10:02,335 《嬉しい! 嬉しいが…》 162 00:10:02,335 --> 00:10:04,504 あの。 あっ! 163 00:10:04,504 --> 00:10:08,675 私では お役に立てないでしょうか? 164 00:10:08,675 --> 00:10:10,677 うっ! 165 00:10:10,677 --> 00:10:13,012 来週から よろしく頼む。 166 00:10:13,012 --> 00:10:15,515 かしこまりました レクトさん! 167 00:10:15,515 --> 00:10:19,519 あ いえ 助手をしている間は 旦那様ですね。 168 00:10:27,527 --> 00:10:31,531 その そんなに うちの 助手をするのが楽しみなのか? 169 00:10:31,531 --> 00:10:34,868 はい! 図書館が楽しみです! 170 00:10:34,868 --> 00:10:38,037 ああ うん 図書館な。 171 00:10:38,037 --> 00:10:40,540 それに正直 助かりました。 172 00:10:40,540 --> 00:10:43,543 ここに来てから午後は暇で暇で…。 173 00:10:43,543 --> 00:10:45,879 暇なのか? ええ。 174 00:10:45,879 --> 00:10:48,882 お屋敷より 仕事量が減ってしまって…。 175 00:10:48,882 --> 00:10:50,884 どうしました? 176 00:10:50,884 --> 00:10:55,722 ああ いや メロディは 以前 世界一素敵なメイドになると➨ 177 00:10:55,722 --> 00:11:00,660 意気込んでいたから それに夢中で 暇なんて感じたりしないのかと➨ 178 00:11:00,660 --> 00:11:02,662 思っていたんだ。 179 00:11:02,662 --> 00:11:06,332 だが 時間が空けば 暇に感じて当然か。 180 00:11:06,332 --> 00:11:09,536 《あれ?》 (レクティアス)今日は これくらいだな。 181 00:11:12,839 --> 00:11:18,511 《世界一素敵なメイド… 少なくとも 仕事が早く終わって➨ 182 00:11:18,511 --> 00:11:22,182 暇を感じている メイドのことではないと思う。 183 00:11:22,182 --> 00:11:26,352 私が目指してる 世界一素敵なメイドって➨ 184 00:11:26,352 --> 00:11:29,022 なんだっけ》 185 00:11:29,022 --> 00:11:33,359 (ルシアナ)ただいま帰りました お父様 お母様。 186 00:11:33,359 --> 00:11:37,864 <学園の授業は 週6日。 7日目は休みなので➨ 187 00:11:37,864 --> 00:11:41,201 前日の放課後には 実家へ帰ることができた> 188 00:11:41,201 --> 00:11:43,703 グレイルも ただいま! 189 00:11:43,703 --> 00:11:45,705 (ヒューズ)学園のほうは どうだった? 190 00:11:45,705 --> 00:11:50,043 友人は できたかい? 授業は難しくなかったかい? 191 00:11:50,043 --> 00:11:53,212 (マリアンナ)あなた 話は夕食を 食べながらにしましょう。 192 00:11:53,212 --> 00:11:56,382 (マリアンナ)セレーナ 準備を。 (セレーナ)はい 奥様。 193 00:11:56,382 --> 00:12:00,153 お姉様 給仕を手伝っていただけます? 194 00:12:00,153 --> 00:12:03,156 え? ええ もちろんよ。 195 00:12:05,491 --> 00:12:09,162 (メロディ)さて それじゃあ 久しぶりに魔法も使って➨ 196 00:12:09,162 --> 00:12:12,065 お屋敷中を きれいにしちゃおうかな。 197 00:12:18,838 --> 00:12:21,140 眩しすぎるわ! 198 00:12:24,010 --> 00:12:27,513 (メロディ)まさか掃除のし過ぎで 怒られるだなんて。 199 00:12:27,513 --> 00:12:30,683 (セレーナ)少しは気が晴れましたか? 200 00:12:30,683 --> 00:12:33,853 気づいてたんだ。 201 00:12:33,853 --> 00:12:38,024 普段のお姉様なら掃除も 最適な仕上がりなはずですもの。 202 00:12:38,024 --> 00:12:42,195 それに 帰って来た時の表情が少し…。 203 00:12:42,195 --> 00:12:44,197 そう。 204 00:12:44,197 --> 00:12:48,701 セレーナ。 世界一素敵なメイドって 何だと思う? 205 00:12:48,701 --> 00:12:50,703 世界一素敵ですか? 206 00:12:50,703 --> 00:12:54,207 私は お姉様の事だと思います。 207 00:12:54,207 --> 00:12:58,378 (メロディ)ありがとう。 でも私なんて まだまだだよ。 208 00:12:58,378 --> 00:13:02,982 今も世界一素敵なメイドが なんなのか わからなくて…。 209 00:13:02,982 --> 00:13:06,486 《メロディ:自分に そしてお母さんに➨ 210 00:13:06,486 --> 00:13:09,155 世界一素敵なメイドになると誓って➨ 211 00:13:09,155 --> 00:13:11,991 全力で 取り組んできたつもりだった。 212 00:13:11,991 --> 00:13:13,993 けど…》 (セレーナ)お姉様? 213 00:13:13,993 --> 00:13:16,496 あ ごめんね。 なんでも…。 214 00:13:20,166 --> 00:13:22,168 《メロディ:そうだ》 215 00:13:22,168 --> 00:13:24,337 (メロディ)ねえ お願いが あるんだけど。 216 00:13:24,337 --> 00:13:28,341 私に 「世界一素敵なメイドに なってちょうだい メロディ」って➨ 217 00:13:28,341 --> 00:13:30,510 言ってくれない? 218 00:13:30,510 --> 00:13:34,681 よくわかりませんが お姉様が望むのでしたら。 219 00:13:34,681 --> 00:13:37,517 《お母さんからの 最後の手紙の言葉。 220 00:13:37,517 --> 00:13:42,522 そっくりなセレーナから言われれば 勇気をもらえるかもしれない》 221 00:13:42,522 --> 00:13:45,858 ええと…。 222 00:13:45,858 --> 00:13:50,363 (セレーナ)頑張ってね メロディ。 ずっと応援してるわ。 223 00:13:50,363 --> 00:13:53,032 えっ? あれ? す すみません。 224 00:13:53,032 --> 00:13:55,034 間違えました。 225 00:13:55,034 --> 00:13:59,372 えっと… 世界一素敵なメイドに なってちょうだいメロディ ですか? 226 00:13:59,372 --> 00:14:02,475 《どうして? どうして違う言葉を? 227 00:14:02,475 --> 00:14:05,311 ううん そうじゃない。 そうじゃなくて➨ 228 00:14:05,311 --> 00:14:08,648 さっきのセレーナは まるで…》 229 00:14:08,648 --> 00:14:11,317 お姉様? どうかしましたか? 230 00:14:11,317 --> 00:14:13,653 ううん なんでもないわ。 231 00:14:13,653 --> 00:14:17,156 《きっと気のせいだわ。 だけど》 232 00:14:17,156 --> 00:14:19,659 (メロディ)ありがとう セレーナ。 233 00:14:19,659 --> 00:14:22,662 おかげで ちょっと頑張れそうな気がする。 234 00:14:26,999 --> 00:14:32,171 本日より よろしく お願いいたします。 旦那様! 235 00:14:32,171 --> 00:14:35,174 メロディ すまないが いつも通りで頼む。 236 00:14:35,174 --> 00:14:37,176 とても もたない…。 237 00:14:37,176 --> 00:14:40,012 構いませんが… もたないとは? 238 00:14:40,012 --> 00:14:44,517 それでは 仕事内容の 詳細について説明しよう。 239 00:14:44,517 --> 00:14:48,354 まずは こちらの資料を 各生徒用に まとめてくれ。 240 00:14:48,354 --> 00:14:51,190 授業中は どうしていればよいですか? 241 00:14:51,190 --> 00:14:54,193 生徒達の様子を よく見てやってほしい。 242 00:14:54,193 --> 00:14:56,696 必要な人間に水分をとらせたり➨ 243 00:14:56,696 --> 00:15:01,134 タオルを渡したり 怪我人がいたら 応急手当てを頼みたい。 244 00:15:01,134 --> 00:15:04,804 メイドの君なら そういった気配りは得意だろう? 245 00:15:04,804 --> 00:15:08,141 < それは メイドというよりマネージャーでは?> 246 00:15:08,141 --> 00:15:10,643 (メロディ)わかりました。 レモンのはちみつ漬けを➨ 247 00:15:10,643 --> 00:15:14,647 作ってきますね。 (レクティアス)ん? まあ 構わないが…。 248 00:15:14,647 --> 00:15:19,152 《メイドじゃないけど 奉仕の心溢れる素敵なお仕事…。 249 00:15:19,152 --> 00:15:23,156 これもまた 世界一素敵なメイドになるステップに…》 250 00:15:23,156 --> 00:15:27,160 <前向きなのはいいが おそらく迷走である> 251 00:15:27,160 --> 00:15:29,662 (メロディ)ところで私 三つ編みセーラー服にした方が➨ 252 00:15:29,662 --> 00:15:33,332 いいでしょうか? 眼鏡とヤカンもいりますか? 253 00:15:33,332 --> 00:15:35,835 (レクティアス)何を言っているのか よくわからないが➨ 254 00:15:35,835 --> 00:15:37,837 必要ないと思うぞ。 255 00:15:43,342 --> 00:15:46,345 (メロディ)お疲れ様です! お水をどうぞ。 256 00:15:46,345 --> 00:15:50,516 レモンのはちみつ漬けもありますので よかったら どうぞ。 257 00:15:50,516 --> 00:15:54,020 《やっぱり これ メイドというよりマネージャーよね》 258 00:15:56,022 --> 00:15:59,692 (メロディ)お嬢様! セレーナから手紙が来たんです! 259 00:15:59,692 --> 00:16:01,627 ど どうしたのメロディ。 260 00:16:01,627 --> 00:16:05,131 セレーナから手紙なんて 初めてではあるけど。 261 00:16:05,131 --> 00:16:07,466 だってだって お嬢様➨ 262 00:16:07,466 --> 00:16:10,303 お屋敷に新しいメイドが 入ったそうなんです! 263 00:16:10,303 --> 00:16:12,638 (ルシアナ)本当!? やったじゃない! 264 00:16:12,638 --> 00:16:14,807 (はしゃぎ声) 265 00:16:14,807 --> 00:16:18,644 詳細は帰った時 教えてくれるそうなんですが➨ 266 00:16:18,644 --> 00:16:21,481 正確には メイド見習いだそうです。 267 00:16:21,481 --> 00:16:24,484 未経験で セレーナが指導にあたると。 268 00:16:24,484 --> 00:16:26,819 次の休みが楽しみだね。 269 00:16:26,819 --> 00:16:28,821 はいっ! 270 00:16:30,990 --> 00:16:35,328 じゃあ 騎士道の助手仕事は 上手くやれてるんだ。 はい。 271 00:16:35,328 --> 00:16:39,832 《臨時講師が あの男だったなんて 初めて知ったけど…》 272 00:16:39,832 --> 00:16:45,004 上手くいってるなら良かったわ。 ちょっと羨ましいけど。 273 00:16:45,004 --> 00:16:47,673 ん? お嬢様 何か問題でも? 274 00:16:47,673 --> 00:16:51,177 大した事じゃないの。 興味のある選択科目が➨ 275 00:16:51,177 --> 00:16:53,846 受講不可で残念だなって。 276 00:16:53,846 --> 00:16:57,183 受講不可? (ルシアナ)応用魔法学よ。 277 00:16:57,183 --> 00:17:00,953 あの授業は 魔法を使える人しか 参加できないの。 278 00:17:00,953 --> 00:17:04,957 今は 仮受講期間だから 見学できるけど…。 279 00:17:04,957 --> 00:17:08,961 うちの家系って魔法の才能が あんまりないのよね。 280 00:17:08,961 --> 00:17:11,631 魔力自体は あるんですよね? 281 00:17:11,631 --> 00:17:14,300 全く無い方が珍しいんじゃない? 282 00:17:14,300 --> 00:17:17,637 でも 無いわけでもない 程度よ。 283 00:17:17,637 --> 00:17:22,308 お嬢様 諦めるのは まだ早いかもしれません。 284 00:17:22,308 --> 00:17:24,810 少し訓練すれば もしかしたら。 285 00:17:24,810 --> 00:17:26,812 本当!? 286 00:17:26,812 --> 00:17:31,484 か 確証があるとは言えませんが 私も最近まで魔法を使えなくて。 287 00:17:31,484 --> 00:17:33,486 え!? 本当に!? 288 00:17:33,486 --> 00:17:38,157 はい。 だから やり方次第では お嬢様も。 289 00:17:38,157 --> 00:17:40,493 お願い メロディ! 290 00:17:40,493 --> 00:17:44,096 私 魔法が使えるようになりたい! 291 00:17:46,499 --> 00:17:50,102 (メロディ)難しいかもしれませんが やってみましょう。 292 00:17:52,171 --> 00:17:54,173 お嬢様? どうかしました? 293 00:17:54,173 --> 00:17:57,009 あの だ だって…。 294 00:17:57,009 --> 00:18:00,112 魔法を使えるようになる為に 寝室に来るなんて➨ 295 00:18:00,112 --> 00:18:02,782 その そういう事でしょう? 296 00:18:02,782 --> 00:18:05,952 前に物語で読んだの 男女が肌を合わせて…。 297 00:18:05,952 --> 00:18:10,122 万が一 倒れてもいいように ベッドの上でやるだけです! 298 00:18:10,122 --> 00:18:13,459 だ だって すごくカーテンを気にしてるから! 299 00:18:13,459 --> 00:18:16,963 (メロディ)私の経験に基づく 予防策です! 300 00:18:16,963 --> 00:18:20,967 お嬢様 ルーチェという魔法を ご存知ですか? 301 00:18:20,967 --> 00:18:23,302 (ルシアナ)明かりを灯す 初歩魔法でしょ? 302 00:18:23,302 --> 00:18:28,641 (メロディ)私が初めて使った魔法も それでした。 その時…。 303 00:18:28,641 --> 00:18:32,144 だから カーテンは きっちり閉めておかないと。 304 00:18:32,144 --> 00:18:36,315 たとえ魔法が使えても 私には無理だと思うよ。 305 00:18:36,315 --> 00:18:39,819 まず魔力の測定をしますね。 306 00:18:46,826 --> 00:18:51,831 (メロディ)確かに少ないですが お嬢様の魔力を確認しました。 307 00:18:51,831 --> 00:18:56,502 技術さえ習得できれば 簡単な事ならできると思います。 308 00:18:56,502 --> 00:18:59,005 手を握るだけでわかるの? 309 00:18:59,005 --> 00:19:02,942 お嬢様の体内に 私の微弱な魔力を注ぎ込み➨ 310 00:19:02,942 --> 00:19:06,779 それに反発する お嬢様の魔力を検知しました。 311 00:19:06,779 --> 00:19:09,615 よくわからないけど わかったわ。 312 00:19:09,615 --> 00:19:12,118 それで 次は どうするの? 313 00:19:12,118 --> 00:19:16,455 魔法を使うには ご自身の魔力を 把握する必要があります。 314 00:19:16,455 --> 00:19:18,791 検査の間 私の魔力と➨ 315 00:19:18,791 --> 00:19:23,462 お嬢様の魔力が反発していたのを 自覚できていましたか? 316 00:19:23,462 --> 00:19:26,132 え? なにもなかったわよ。 317 00:19:26,132 --> 00:19:28,634 では 先ず そこからですね。 318 00:19:28,634 --> 00:19:33,806 今の検査のやり方で 流す魔力を 少しずつ増やしますので➨ 319 00:19:33,806 --> 00:19:36,642 その感覚を探ってください。 320 00:19:36,642 --> 00:19:41,647 はじめますね 目をつぶって下さい。 321 00:19:41,647 --> 00:19:46,485 自分の内側にある魔力に 心を集中してみてください。 322 00:19:46,485 --> 00:19:50,156 (ルシアナ)うん…。 (メロディ)少しずつ魔力を増やします。 323 00:19:50,156 --> 00:19:53,325 お嬢様 何か感じますか? 324 00:19:53,325 --> 00:19:55,327 ううん なにも。 325 00:19:55,327 --> 00:19:58,497 (メロディ)もう少し 魔力を増やしますね。 326 00:19:58,497 --> 00:20:01,167 《想定より かなり流してるんだけど➨ 327 00:20:01,167 --> 00:20:04,670 お嬢様は 思った以上に魔力に鈍感みたい。 328 00:20:04,670 --> 00:20:08,174 これ以上は 私も集中しないと》 329 00:20:08,174 --> 00:20:11,010 (メロディ)お嬢様 どうですか? 330 00:20:11,010 --> 00:20:13,179 (ルシアナ)いいえ。 331 00:20:13,179 --> 00:20:17,016 お嬢様 いかがですか? 全然。 332 00:20:17,016 --> 00:20:19,185 (メロディ)お嬢様…。 333 00:20:19,185 --> 00:20:26,025 (ビューク)銀の魔力… 聖女の力… 聖女… 許せない…。 334 00:20:26,025 --> 00:20:30,362 銀の聖女を魔王は… 許さない。 335 00:20:30,362 --> 00:20:35,034 《う~ん… ぜんっぜん わからない。 336 00:20:35,034 --> 00:20:37,536 メロディが 何度も声をかけてくれるけど➨ 337 00:20:37,536 --> 00:20:42,541 本当に まったく これっぽっちも ぜんっぜん魔力が わからない! 338 00:20:42,541 --> 00:20:46,545 私って 本当に魔法の才能がないのね。 339 00:20:46,545 --> 00:20:53,052 メロディも黙っちゃったし これで おしまい かな? 340 00:20:53,052 --> 00:20:56,889 え? どこなの ここ? 341 00:20:56,889 --> 00:21:01,160 私の寝室は? さっきまでメロディと…。 342 00:21:01,160 --> 00:21:03,162 ひゃあ! 343 00:21:03,162 --> 00:21:05,564 銀色の花?》 344 00:21:07,500 --> 00:21:09,835 きれい。 345 00:21:09,835 --> 00:21:12,171 《なぜか優しい気持ちになる。 346 00:21:12,171 --> 00:21:14,507 不思議な光の花。 347 00:21:14,507 --> 00:21:18,177 でも こんな光を 私は どこかで…》 348 00:21:18,177 --> 00:21:21,013 (メロディ)お嬢様! えっ。 349 00:21:21,013 --> 00:21:25,684 (ルシアナ)メロディ? あれ? 私…。 350 00:21:25,684 --> 00:21:29,522 《今のは 夢?》 大丈夫ですか? 351 00:21:29,522 --> 00:21:33,192 何度 声をかけても 反応がなかったんですよ。 352 00:21:33,192 --> 00:21:37,363 だ 大丈夫よ。 少し飛ばしすぎたかもしれません。 353 00:21:37,363 --> 00:21:41,534 今日は もうお風呂に入って お休みください。 354 00:21:41,534 --> 00:21:43,536 う うん。 355 00:21:43,536 --> 00:21:46,205 アクセサリー外さないと。 356 00:21:46,205 --> 00:21:53,045 あれ? メロディにもらった指輪… こんなアクセントついてたっけ? 357 00:21:53,045 --> 00:21:55,381 <翌日 もう一度 試すと➨ 358 00:21:55,381 --> 00:21:59,084 ルシアナは簡単に 自身の魔力に気付く事ができた> 359 00:22:00,986 --> 00:22:03,489 < そして 次の週末> 360 00:22:03,489 --> 00:22:05,658 (マイカ)どっ どっ どうして➨ 361 00:22:05,658 --> 00:22:08,060 ヒロインちゃんが ここにいるのよ!