1 00:00:03,971 --> 00:00:08,141 (マイカ)お嬢様に言われたとおり 待ち続けるんですか? 2 00:00:08,141 --> 00:00:11,645 やっぱり 心配だから 後を 追いかけますか? 3 00:00:11,645 --> 00:00:14,481 それとも 他に 選択肢があるんですか? 4 00:00:14,481 --> 00:00:19,486 メイドとして ルシアナお嬢様のために 何がしたいんですか? 5 00:00:19,486 --> 00:00:21,822 (メロディ)メイドとして…。 6 00:00:21,822 --> 00:00:23,991 メロディ先輩。 7 00:00:23,991 --> 00:00:26,994 あなたの選択肢を 選んでください! 8 00:00:26,994 --> 00:00:29,296 私は…。 9 00:00:31,498 --> 00:00:35,002 (アンネマリー)そうなの ルーナさんが…。 10 00:00:35,002 --> 00:00:38,672 (アンネマリー)これは 校舎に 出かけなければならないようね。 11 00:00:38,672 --> 00:00:41,008 (クリストファー)そのようだね。 12 00:00:41,008 --> 00:00:44,511 (マイカ)お 王太子殿下! どうして 女子寮に!? 13 00:00:44,511 --> 00:00:46,513 (クリストファー)話は あとだ。 14 00:00:49,016 --> 00:00:52,686 あとは お任せくださいな マイカさん! 15 00:00:52,686 --> 00:00:54,688 (マイカ)え~っ!? 16 00:00:54,688 --> 00:00:59,359 なに あの2人 ゲームと 全然 違う…。 17 00:00:59,359 --> 00:01:04,064 どうりで メロディ先輩が 頼るわけだよ…。 18 00:01:06,800 --> 00:01:09,469 《きっと ビュークもいるはず。 19 00:01:09,469 --> 00:01:12,973 ビュークは 魔王と 同調できてないんだ。 20 00:01:12,973 --> 00:01:14,975 だったら…》 21 00:01:14,975 --> 00:01:17,311 助けられるかも! 22 00:01:17,311 --> 00:01:19,980 (レクティアス)メロディ? 23 00:01:19,980 --> 00:01:22,149 (ポーラ)いいわよ 好きに持ってっちゃって! 24 00:01:22,149 --> 00:01:24,151 (メロディ)ありがとうございます! 25 00:01:24,151 --> 00:01:26,486 (レクティアス)えっ? わっ! 26 00:01:26,486 --> 00:01:28,989 いってらっしゃいませ~! 27 00:03:14,961 --> 00:03:17,964 (ルーナ)ハァーッ! (ルシアナ)うっ! 28 00:03:20,300 --> 00:03:22,302 くっ! 29 00:03:22,302 --> 00:03:24,971 (ルーナ)どうして 私の攻撃が 効かないのよ! 30 00:03:24,971 --> 00:03:28,642 いったい どんなズルをしたの! 許せない! 31 00:03:28,642 --> 00:03:32,646 なによ 人のこと ズルい ズルいって! 自分ばっかり➨ 32 00:03:32,646 --> 00:03:35,982 苦労してきたみたいに 言わないで! 33 00:03:35,982 --> 00:03:37,984 (ルシアナ)あっ!? 34 00:03:40,320 --> 00:03:42,656 これって たしか➨ 35 00:03:42,656 --> 00:03:46,159 魔法の訓練を したときの…。 36 00:03:46,159 --> 00:03:52,999 そっか あの時 魔力が 指輪に 流れ込んでいたんだわ。 37 00:03:52,999 --> 00:03:56,002 これは メロディの力の結晶。 38 00:03:56,002 --> 00:03:59,172 ハァーッ! 39 00:03:59,172 --> 00:04:01,675 えっ? 今度は 何!? 40 00:04:01,675 --> 00:04:05,946 これで 攻撃ができる? 41 00:04:05,946 --> 00:04:09,449 でも ルーナを傷つけるのは…。 42 00:04:09,449 --> 00:04:13,453 指輪を はめればいいの? 43 00:04:21,128 --> 00:04:23,130 えっ? 44 00:04:23,130 --> 00:04:26,633 ハリセン? 45 00:04:26,633 --> 00:04:29,136 (足音) 46 00:04:29,136 --> 00:04:33,140 (マクスウェル)まったく… 君たちは 俺を なんだと思っているのかな? 47 00:04:33,140 --> 00:04:36,476 最高の親友だと思っているさ! 48 00:04:36,476 --> 00:04:40,480 (マクスウェル)開かない… 結界を 張られている? 49 00:04:40,480 --> 00:04:44,484 もう 戦いが 始まってしまっているんだわ。 50 00:04:44,484 --> 00:04:46,486 (アンネマリー)ルシアナさん! 51 00:04:46,486 --> 00:04:50,991 これなら 全力で ひっぱたいても 死ぬ心配は ないわね。 52 00:04:50,991 --> 00:04:54,161 ハリセンって そういうものだもの! 53 00:04:54,161 --> 00:04:56,163 ハッ… ハァーッ! 54 00:04:56,163 --> 00:04:59,100 ルーナ!! 55 00:04:59,100 --> 00:05:01,935 ヒッ! 56 00:05:01,935 --> 00:05:06,439 いいかげんにしなさ~い!! 57 00:05:08,441 --> 00:05:11,945 あっ… ああ~っ! 58 00:05:18,952 --> 00:05:23,290 来ないでいいなんて言って 本当に 最初から最後まで➨ 59 00:05:23,290 --> 00:05:26,593 あなたの力に 頼りきりだったわね。 60 00:05:34,968 --> 00:05:37,304 ごめんなさい ルシアナ…。 61 00:05:37,304 --> 00:05:39,306 ルーナ! 62 00:05:39,306 --> 00:05:41,975 大丈夫? 苦しくない? 63 00:05:41,975 --> 00:05:45,979 どうして そんなに 心配してくれるの? 64 00:05:45,979 --> 00:05:49,649 私 あなたのこと…。 65 00:05:49,649 --> 00:05:52,819 さっきの 変な力のせいでしょ? 66 00:05:52,819 --> 00:05:55,322 気にしなくていいわよ。 67 00:05:55,322 --> 00:05:57,324 違うわ…。 68 00:05:57,324 --> 00:06:02,929 あの力のせいもある けど けど➨ 69 00:06:02,929 --> 00:06:06,433 あれは 私の 本心…。 70 00:06:06,433 --> 00:06:08,435 何を言っているの? 71 00:06:08,435 --> 00:06:10,937 えっ? 72 00:06:10,937 --> 00:06:14,774 人間なんて 嫉妬する生き物よ。 73 00:06:14,774 --> 00:06:17,944 私が どれだけ あなたのことを 羨ましく思っているか➨ 74 00:06:17,944 --> 00:06:19,946 知らないでしょ? 75 00:06:19,946 --> 00:06:22,949 羨ましい? 私が? 76 00:06:22,949 --> 00:06:26,786 ルーナへの嫉妬ポイント 1つ目。 77 00:06:26,786 --> 00:06:29,122 ひたむきに 努力する心。 78 00:06:29,122 --> 00:06:31,791 (ルシアナ) うちの スパルタメイドもいないのに➨ 79 00:06:31,791 --> 00:06:34,628 自力で 10位の 試験結果を得られるなんて➨ 80 00:06:34,628 --> 00:06:37,464 羨ましくて しかたがないわ。 81 00:06:37,464 --> 00:06:39,466 2つ目。 82 00:06:39,466 --> 00:06:42,469 初めてのことに 気後れもしない積極性。 83 00:06:42,469 --> 00:06:44,471 ルーナが 挨拶に来てくれて➨ 84 00:06:44,471 --> 00:06:47,974 学園の初日も 緊張しないでいられた。 85 00:06:47,974 --> 00:06:50,477 そして 3つ目。 86 00:06:50,477 --> 00:06:53,313 あなたの笑顔よ。 87 00:06:53,313 --> 00:06:56,983 私の笑顔? 88 00:06:56,983 --> 00:06:59,152 (ルシアナ)優しくて やわらかくて➨ 89 00:06:59,152 --> 00:07:02,088 笑顔を誘う すてきな笑顔。 90 00:07:02,088 --> 00:07:06,092 私も あんなふうに笑えたらって。 91 00:07:06,092 --> 00:07:08,094 そんなこと? 92 00:07:08,094 --> 00:07:12,098 私からすれば ルーナの嫉妬だって そんなこと なのよ? 93 00:07:12,098 --> 00:07:14,100 ち 違うわ。 94 00:07:14,100 --> 00:07:16,436 だって どれも 大切なことで…。 95 00:07:16,436 --> 00:07:21,274 ルーナが持っているものだって とっても 大切なものよ。 96 00:07:21,274 --> 00:07:23,943 代わりなんて ないんだから。 97 00:07:23,943 --> 00:07:26,780 ルシアナ…。 98 00:07:26,780 --> 00:07:28,949 だからね ルーナ。 99 00:07:28,949 --> 00:07:31,451 そんな 泣きそうな顔じゃなくて➨ 100 00:07:31,451 --> 00:07:35,955 私が 大好きで羨ましくて 毎日 見ていても飽きない➨ 101 00:07:35,955 --> 00:07:38,625 あなたの いつもの笑顔を見せてよ。 102 00:07:38,625 --> 00:07:40,627 ねっ? 103 00:07:44,297 --> 00:07:47,967 (ヒビが入る音) 104 00:07:47,967 --> 00:07:50,303 うん…。 105 00:07:50,303 --> 00:07:54,974 ルシアナ 私たち 今度こそ➨ 106 00:07:54,974 --> 00:07:57,978 本当の お友達に…。 107 00:07:57,978 --> 00:08:00,647 (ビューク)役立たずめ。 (2人)あっ! 108 00:08:00,647 --> 00:08:02,916 使えぬ駒など いらない。 109 00:08:02,916 --> 00:08:04,918 死ね。 110 00:08:06,920 --> 00:08:11,257 2人とも ケガはない!? 前回と 同じ状況だな! 111 00:08:11,257 --> 00:08:13,927 弱者が この我に勝てると? 112 00:08:13,927 --> 00:08:15,929 うっ…! 113 00:08:15,929 --> 00:08:18,598 (ビューク)ぐっ… あぁっ! 114 00:08:18,598 --> 00:08:22,268 もう 誰かの言いなりになるなんて➨ 115 00:08:22,268 --> 00:08:25,438 まっぴらだ! 116 00:08:25,438 --> 00:08:28,942 (メロディ) マイカちゃん アンネマリー様たちは!? 117 00:08:28,942 --> 00:08:33,613 教室に 向かわれました! よかった…。 118 00:08:33,613 --> 00:08:35,782 2人とも 危ない! 119 00:08:35,782 --> 00:08:38,284 あっ… ああ…。 120 00:08:38,284 --> 00:08:40,954 ああ~! 121 00:08:40,954 --> 00:08:43,256 《マイカ:ビューク・キッシェル!?》 122 00:08:47,293 --> 00:08:49,963 うわ~っ! 123 00:08:49,963 --> 00:08:52,966 重い!? レクトさん!? 124 00:08:52,966 --> 00:08:56,636 《マイカ:これって ビュークの攻略シーンなんじゃないの!?》 125 00:08:56,636 --> 00:09:02,575 <ゲームでは ビュークが 魔王から 解放されるシナリオが 発生する。 126 00:09:02,575 --> 00:09:04,744 戦闘パートで 勝利することで➨ 127 00:09:04,744 --> 00:09:08,248 ビュークの 解放スチルを ゲットできるのだ。 128 00:09:08,248 --> 00:09:10,417 そのためには…> 129 00:09:10,417 --> 00:09:14,421 レクティアス様! 彼の手から 剣を離してください。 130 00:09:14,421 --> 00:09:17,424 っ… そう言われてもな…。 131 00:09:17,424 --> 00:09:21,094 メロディ先輩 魔法で 彼の気を 引いてください! 132 00:09:21,094 --> 00:09:23,930 えっ? でも なんの魔法で…。 133 00:09:23,930 --> 00:09:28,935 何か こう 魔力を込めて ドーンと 空に解き放つ みたいな。 134 00:09:28,935 --> 00:09:31,438 ドーンと…。 135 00:09:31,438 --> 00:09:33,440 ああっ! 136 00:09:33,440 --> 00:09:37,444 こうかしら? 137 00:09:37,444 --> 00:09:39,446 えいっ! 138 00:09:44,951 --> 00:09:46,953 (マイカ)今です! ハッ! 139 00:09:53,960 --> 00:09:55,962 ハッ! 140 00:09:57,964 --> 00:10:00,800 うっ… ううっ…。 141 00:10:00,800 --> 00:10:02,802 《マイカ:まだ 完全には➨ 142 00:10:02,802 --> 00:10:06,139 魔王との つながりが 絶たれていないの? 143 00:10:06,139 --> 00:10:09,642 剣も 見当たらないし➨ 144 00:10:09,642 --> 00:10:11,644 こうなったら!》 145 00:10:11,644 --> 00:10:13,646 メロディ先輩 魔法で➨ 146 00:10:13,646 --> 00:10:17,984 彼の中にある 黒い魔力を 取り払えませんか!? 147 00:10:17,984 --> 00:10:20,653 よく わからないけど やってみるわ。 148 00:10:20,653 --> 00:10:26,059 (苦しむ声) 149 00:10:28,995 --> 00:10:30,997 駄目…。 えっ? 150 00:10:30,997 --> 00:10:32,999 完全には 取り払えない。 151 00:10:32,999 --> 00:10:36,503 無理をすれば 私の魔力が 害を与えてしまうかも…。 152 00:10:36,503 --> 00:10:38,505 そんな…。 153 00:10:38,505 --> 00:10:41,307 どうにかならないのか? 154 00:10:43,343 --> 00:10:46,513 銀の台座だ! えっ? 155 00:10:46,513 --> 00:10:48,515 (マイカ)大森林の奥に➨ 156 00:10:48,515 --> 00:10:52,018 剣を封じるための 銀の台座が あるはずなんです。 157 00:10:52,018 --> 00:10:56,689 メロディ先輩 その場所を 突き止める魔法って ないですか? 158 00:10:56,689 --> 00:10:59,359 台座? 159 00:10:59,359 --> 00:11:02,295 (メロディ)ああ あれ…。 160 00:11:02,295 --> 00:11:05,465 大丈夫! 探さなくても 場所は 知ってるけど。 161 00:11:05,465 --> 00:11:07,967 知ってるんかい! なんでやねん! 162 00:11:11,971 --> 00:11:13,973 (レクティアス)まさかとは思ったが➨ 163 00:11:13,973 --> 00:11:17,143 やはり ここは ヴァナルガンド大森林…。 164 00:11:17,143 --> 00:11:20,146 (メロディ)それで 何をすればいいの? 165 00:11:20,146 --> 00:11:24,984 この台座に残された魔力を メロディ先輩の魔力と 共振させて…。 166 00:11:24,984 --> 00:11:26,986 えっ? (台座にヒビが入る音) 167 00:11:26,986 --> 00:11:28,988 (台座が砕ける音) 168 00:11:28,988 --> 00:11:31,157 なんでよ~! 169 00:11:31,157 --> 00:11:37,330 ウソでしょ!? 台座に残された魔力が 必要だったのに これじゃあ…。 170 00:11:37,330 --> 00:11:40,333 台座に残っていた力? 171 00:11:40,333 --> 00:11:42,335 それだったら そっくりそのまま➨ 172 00:11:42,335 --> 00:11:45,004 セレーナの動力に 利用されているけど。 173 00:11:45,004 --> 00:11:47,340 どんだけ 我が道を 行ってるんですか! 174 00:11:47,340 --> 00:11:50,677 すぐに セレーナさんを 呼び出してください! 175 00:11:50,677 --> 00:11:52,679 (セレーナ)えっと➨ 176 00:11:52,679 --> 00:11:56,683 急な呼び出しでしたが 何をすれば よいのでしょう? 177 00:11:56,683 --> 00:12:01,688 メロディ先輩と 魔力を共振して 力を 増幅させてほしいんです。 178 00:12:01,688 --> 00:12:03,623 その力を 利用して➨ 179 00:12:03,623 --> 00:12:08,127 彼の中に巣くった 異質な魔力を 完全に 取り払いたいんです。 180 00:12:08,127 --> 00:12:11,130 どこの どなたか存じませんが➨ 181 00:12:11,130 --> 00:12:15,635 彼を 助けたいのですね? お姉様。 えぇ。 182 00:12:15,635 --> 00:12:17,637 承知しました。 183 00:12:17,637 --> 00:12:20,039 では 早速 始めましょう。 184 00:12:32,986 --> 00:12:37,323 《すごい… これまでにない 魔力の高まり。 185 00:12:37,323 --> 00:12:40,326 これなら いけそう!》 186 00:12:57,010 --> 00:12:59,012 ハッ! 187 00:12:59,012 --> 00:13:01,014 (レクティアス)顔色が よくなった。 188 00:13:01,014 --> 00:13:03,616 大丈夫そうだな。 (マイカ)はい! 189 00:13:03,616 --> 00:13:07,287 メロディ先輩 セレーナさん ありがとうございます。 190 00:13:07,287 --> 00:13:09,288 もう これで…。 191 00:13:09,288 --> 00:13:11,791 (マイカ)あれ? 192 00:13:11,791 --> 00:13:13,793 あの ちょっと➨ 193 00:13:13,793 --> 00:13:17,797 お二人とも もう 十分ですから そろそろ 終わって…。 194 00:13:17,797 --> 00:13:19,799 ちょっと!? 195 00:13:19,799 --> 00:13:21,801 (2人)ホッ…。 196 00:13:21,801 --> 00:13:26,306 フフッ。 フフッ。 197 00:13:26,306 --> 00:13:28,308 ニコッ じゃな~い! 198 00:13:28,308 --> 00:13:32,645 なんか 彼の様子が おかしいんですけど! 199 00:13:32,645 --> 00:13:34,981 (3人)わぁ~! 200 00:13:34,981 --> 00:13:37,984 (メロディたち)キャーッ! 201 00:13:37,984 --> 00:13:40,153 チュ? 202 00:13:40,153 --> 00:13:42,322 チュチュチュー。 203 00:13:42,322 --> 00:13:46,326 (鳴き声) 204 00:13:46,326 --> 00:13:48,327 チュー。 205 00:13:48,327 --> 00:13:50,330 チュチュチュ! 206 00:13:50,330 --> 00:13:53,499 (グレイル)貴様 我が 残りカスながら➨ 207 00:13:53,499 --> 00:13:55,501 とんでもないことを してくれたなぁ。 208 00:13:55,501 --> 00:13:57,837 <説明しよう。 209 00:13:57,837 --> 00:14:02,608 聖女の魔力を たっぷり含んだ 銀細工を なめた あの時➨ 210 00:14:02,608 --> 00:14:07,947 グレイルの中で眠っていた 魔王の意識が 覚醒したのだ> 211 00:14:07,947 --> 00:14:10,283 アレが 本気になったら どうしてくれる! 212 00:14:10,283 --> 00:14:12,285 我 消えちゃうぞ マジで! チュ? 213 00:14:12,285 --> 00:14:15,288 跡形なく 消し飛ばされたって おかしくないんだからな! 214 00:14:15,288 --> 00:14:18,291 そのへん ちゃんと わかってんのか ボケが! 215 00:14:20,960 --> 00:14:23,129 ペッ! 216 00:14:23,129 --> 00:14:25,465 チュ? チュチュチュチュ…! 217 00:14:25,465 --> 00:14:29,469 《魔力を 全部 食らってやれば あれも ただのネズミだな。 218 00:14:29,469 --> 00:14:33,306 フン 今は 力をためる時よ。 219 00:14:33,306 --> 00:14:37,810 聖女に 正体がバレてしまえば また 封じられてしまうからな。 220 00:14:37,810 --> 00:14:40,646 断じて 怖いから 逃げているわけではないからな! 221 00:14:40,646 --> 00:14:43,149 さ~て 帰るとするか。 222 00:14:43,149 --> 00:14:48,054 今日は たしか 手作りソーセージの日だったな グフフ》 223 00:14:49,989 --> 00:14:55,495 (雷鳴) 224 00:14:55,495 --> 00:15:01,501 (雨音) 225 00:15:03,936 --> 00:15:06,439 (マクスウェル)話を まとめると➨ 226 00:15:06,439 --> 00:15:09,108 幼い頃から 不思議な夢を見ていた。 227 00:15:09,108 --> 00:15:11,110 それは いにしえの聖女と➨ 228 00:15:11,110 --> 00:15:15,782 世界を滅ぼす 魔王に関するもので どうも 現実らしい。 229 00:15:15,782 --> 00:15:19,952 今までの さまざまな施策も それに 対処するものだった。 230 00:15:19,952 --> 00:15:22,955 まっ そういうことだな。 231 00:15:22,955 --> 00:15:25,625 《まだ 何か 隠しているようだけど➨ 232 00:15:25,625 --> 00:15:28,294 今日は このくらいにしておきますか》 233 00:15:28,294 --> 00:15:30,963 (マクスウェル)それでは 今回の件は…。 234 00:15:30,963 --> 00:15:35,635 事件が起こるとは わかっても 具体的なことは わかりませんの。 235 00:15:35,635 --> 00:15:37,637 ルーナ嬢や 他の生徒たちが➨ 236 00:15:37,637 --> 00:15:40,640 事件のことを まるで 覚えていない件については? 237 00:15:40,640 --> 00:15:43,976 さぁ どうして ああなるんだろうな。 238 00:15:43,976 --> 00:15:46,813 ルーナさんは ルシアナさんとケンカをして➨ 239 00:15:46,813 --> 00:15:50,817 仲直りしたという事実だけは 覚えているようでしたけど…。 240 00:15:50,817 --> 00:15:53,486 覚えている者と そうでない者の違いは➨ 241 00:15:53,486 --> 00:15:55,488 なんだろうね? 242 00:15:55,488 --> 00:15:57,490 魔力の強さと 言いたいところですけど➨ 243 00:15:57,490 --> 00:15:59,492 さっぱりですわ。 244 00:15:59,492 --> 00:16:02,428 《ゲーム特有の 強制力とかかもしれないけど➨ 245 00:16:02,428 --> 00:16:04,430 それは 言えないし…》 246 00:16:04,430 --> 00:16:06,599 (マクスウェル) ルシアナ嬢は どうだったんだい? 247 00:16:06,599 --> 00:16:08,601 そっちも 駄目っぽい。 248 00:16:08,601 --> 00:16:12,271 ハリセンで叩いたら ルーナ嬢が 元に戻ったって。 249 00:16:12,271 --> 00:16:16,609 あの時 彼女は ハリセンなんて 持ってませんでしたものね。 250 00:16:16,609 --> 00:16:20,947 なんらかの力が働き 記憶が 補完されているようだな。 251 00:16:20,947 --> 00:16:23,616 (クリストファー) それと 事件に関する書類は➨ 252 00:16:23,616 --> 00:16:25,618 全部 処分しておいた。 253 00:16:25,618 --> 00:16:29,455 (アンネマリー)今回の件は 記録上 なかったことになったわけね。 254 00:16:29,455 --> 00:16:32,959 では 事件は 解決ってことでいいのかい? 255 00:16:32,959 --> 00:16:34,961 とりあえずは。 256 00:16:34,961 --> 00:16:37,797 ですが 聖女が 見つからないかぎり➨ 257 00:16:37,797 --> 00:16:39,799 ずっと こんな調子なのでしょうね。 258 00:16:39,799 --> 00:16:43,302 ハッピーエンドは まだまだ 遠そうだね。 259 00:16:43,302 --> 00:16:45,972 (生徒たちの話し声) 260 00:16:45,972 --> 00:16:48,641 (ミリアリア)夏休みも お茶会 呼んでくださいね。 261 00:16:48,641 --> 00:16:50,643 (ベアトリス)連絡 待ってるからね。 262 00:16:50,643 --> 00:16:52,645 (ルシアナ)うん またね! 263 00:16:54,647 --> 00:16:58,484 正式な 騎士道の講師が決まって よかったですね。 264 00:16:58,484 --> 00:17:00,987 ああ そうだな…。 265 00:17:00,987 --> 00:17:04,590 んっ? うれしくなさそうに 見えますけど…。 266 00:17:04,590 --> 00:17:06,759 そ そんなことないさ。 267 00:17:06,759 --> 00:17:09,262 ないんだが…。 268 00:17:09,262 --> 00:17:11,264 どうかしました? 269 00:17:11,264 --> 00:17:16,435 いや… 片付けを手伝ってもらえて 助かるなと思っただけだ。 270 00:17:16,435 --> 00:17:18,437 これくらいの片付けなんて➨ 271 00:17:18,437 --> 00:17:21,274 メイドに かかれば ちょちょいのちょいですよ。 272 00:17:21,274 --> 00:17:24,110 メイドに かかれば そうだな。 273 00:17:24,110 --> 00:17:28,281 さすがは 世界一 すてきなメイドを 目指しているだけはある。 274 00:17:28,281 --> 00:17:32,285 そう思いますか? ありがとうございます。 んっ? 275 00:17:32,285 --> 00:17:37,456 なんだ? 世界一 すてきな メイドとやらに 一歩 近づけたのか? 276 00:17:37,456 --> 00:17:40,459 フフフ それは 秘密です。 277 00:17:44,964 --> 00:17:48,634 遅くなって 申し訳ございません お嬢様。 278 00:17:48,634 --> 00:17:50,803 おかえりなさい メロディ。 279 00:17:50,803 --> 00:17:54,307 全部 任せちゃって ごめんなさいね マイカちゃん。 280 00:17:54,307 --> 00:17:56,642 これも 仕事ですから。 281 00:17:56,642 --> 00:18:00,479 それに 力仕事をしてくれる人も いますしね。 282 00:18:00,479 --> 00:18:04,083 荷物 馬車に載せ終わりました。 283 00:18:04,083 --> 00:18:07,086 そう ありがとう リューク。 284 00:18:07,086 --> 00:18:09,255 男手がいて 助かっちゃった。 285 00:18:09,255 --> 00:18:11,257 ありがとう リューク。 286 00:18:11,257 --> 00:18:14,260 私がいない間に 済ませてくれたのね。 287 00:18:14,260 --> 00:18:16,262 ありがとう リューク。 288 00:18:16,262 --> 00:18:18,264 あぁ…。 289 00:18:18,264 --> 00:18:20,766 <リュークと呼ばれた青年こそ➨ 290 00:18:20,766 --> 00:18:24,770 成長した ビューク・キッシェル その人であった。 291 00:18:24,770 --> 00:18:28,107 魔王の支配から 解放されたものの➨ 292 00:18:28,107 --> 00:18:30,943 彼は 記憶を失っていた> 293 00:18:30,943 --> 00:18:32,945 ⸨レクティアス:何も 覚えていないようだな。 294 00:18:32,945 --> 00:18:34,947 どうしましょう? 295 00:18:34,947 --> 00:18:38,284 私の恩人です 放ってはおけません。 296 00:18:38,284 --> 00:18:40,953 じゃあ うちの使用人に なってもらうのは どうかしら? 297 00:18:40,953 --> 00:18:42,955 (マイカたち)えっ? 298 00:18:42,955 --> 00:18:45,958 ちょうど 男手も 欲しかったところだし。 299 00:18:45,958 --> 00:18:48,961 (メロディ)でも 旦那様に お願いするにしても➨ 300 00:18:48,961 --> 00:18:51,464 名前くらいないと 困るわね…。 301 00:18:51,464 --> 00:18:53,466 ハッ! 302 00:18:53,466 --> 00:18:56,636 (マイカ)リューク は どうですか?⸩ 303 00:18:56,636 --> 00:18:59,972 <記憶喪失で 困っていると聞き➨ 304 00:18:59,972 --> 00:19:03,909 ヒューズとマリアンナは 彼を 雇うことを許してくれた。 305 00:19:03,909 --> 00:19:06,078 こうして 今 リュークは➨ 306 00:19:06,078 --> 00:19:09,915 ルトルバーグ家の 執事見習いとして働いている> 307 00:19:09,915 --> 00:19:12,918 さてと 忘れ物は ありませんね? 308 00:19:12,918 --> 00:19:15,254 あるとしたら これかな? 309 00:19:15,254 --> 00:19:18,424 学園の成績表ですね? 310 00:19:18,424 --> 00:19:22,094 中間試験3位 期末試験3位…。 311 00:19:22,094 --> 00:19:24,430 頑張りましたね お嬢様! ヘヘヘー! 312 00:19:24,430 --> 00:19:29,268 ありがとね メロディ。 何がですか? 313 00:19:29,268 --> 00:19:33,272 あなたのおかげで ルーナを失わずに済んだわ。 314 00:19:33,272 --> 00:19:35,274 本当に ありがとう。 315 00:19:35,274 --> 00:19:40,279 でも 私 待っていてという ご命令に 従いませんでしたのに。 316 00:19:40,279 --> 00:19:43,783 フフフ 結果よければ 全て よしなのよ。 317 00:19:43,783 --> 00:19:48,120 気にしない 気にしない! お嬢様…。 318 00:19:48,120 --> 00:19:51,457 こちらこそ ありがとうございます お嬢様。 319 00:19:51,457 --> 00:19:53,793 おかげで 私 ちょっとだけ➨ 320 00:19:53,793 --> 00:19:58,130 世界一 すてきなメイドに 近づけた気がします。 321 00:19:58,130 --> 00:20:01,967 そう? それは よかったわね! 322 00:20:01,967 --> 00:20:05,137 《メロディ:やっぱりこれ これなんだ。 323 00:20:05,137 --> 00:20:10,309 この笑顔を 守れるメイドこそ 世界一 すてきなメイドなんだわ》 324 00:20:10,309 --> 00:20:14,313 フフフ。 どうしたの? メロディ。 325 00:20:14,313 --> 00:20:18,484 いいえ お嬢様が笑ってくれて うれしいなと思って。 326 00:20:18,484 --> 00:20:20,486 そう? でも➨ 327 00:20:20,486 --> 00:20:23,823 こ~んなこと させてくれたら もっと 笑顔になっちゃうわよ~! 328 00:20:23,823 --> 00:20:25,825 キャーッ! 329 00:20:25,825 --> 00:20:28,661 淑女が メイドに抱きついちゃ って➨ 330 00:20:28,661 --> 00:20:30,996 何度も 同じことを 言わせないでください! 331 00:20:30,996 --> 00:20:33,332 ちょっとだけ ちょっとだけだから! 332 00:20:33,332 --> 00:20:35,835 そしたら 私も 笑顔になるから! 333 00:20:35,835 --> 00:20:37,837 大丈夫よ ほんの少し➨ 334 00:20:37,837 --> 00:20:41,340 天井のシミでも 数えているうちに 終わるから~! 335 00:20:41,340 --> 00:20:45,344 いや~! お嬢様 笑顔が いやらしいです! 336 00:20:45,344 --> 00:20:49,014 (メロディ)というか 本当に どこで そんな恥ずかしいセリフを➨ 337 00:20:49,014 --> 00:20:51,016 覚えてくるんですか~!? 338 00:22:22,975 --> 00:22:24,977 ふぅ… ふぅ…。 339 00:22:24,977 --> 00:22:28,981 < むか~し むかし… じゃなかった 今です 今! 340 00:22:28,981 --> 00:22:31,984 あるところに 1人の おばあさんがおりました。 341 00:22:31,984 --> 00:22:33,986 その日 おばあさんは➨ 342 00:22:33,986 --> 00:22:36,655 ある お屋敷を 訪ねることにしました。 343 00:22:36,655 --> 00:22:39,658 以前 メイドとして働いていたのですが➨ 344 00:22:39,658 --> 00:22:42,995 腰を痛め 辞めてしまったのです。 345 00:22:42,995 --> 00:22:48,334 そこは お嬢様が 1人で暮らす たいへん 貧しいお屋敷で➨ 346 00:22:48,334 --> 00:22:50,669 おばあさんは お嬢様のことを➨ 347 00:22:50,669 --> 00:22:53,072 ずっと 心配していたのでした> 348 00:22:55,507 --> 00:22:57,509 あら? 349 00:22:57,509 --> 00:23:02,281 < しかし たどりついてみると お屋敷が見つかりません。 350 00:23:02,281 --> 00:23:04,783 これは いったい どういうことでしょう?> 351 00:23:04,783 --> 00:23:07,620 おかしいわね… たしか この辺に…。 352 00:23:07,620 --> 00:23:09,622 (メロディ)どうかしましたか? 353 00:23:09,622 --> 00:23:13,626 < おばあさんは そのメイドさんに お屋敷の場所を 尋ねてみました。 354 00:23:13,626 --> 00:23:15,628 すると…> 355 00:23:15,628 --> 00:23:19,632 まぁ! では あなたは 私の先輩なんですね? 356 00:23:19,632 --> 00:23:24,136 お屋敷なら 目の前にありますよ。 えっ? 357 00:23:24,136 --> 00:23:27,139 え~っ!? 358 00:23:27,139 --> 00:23:29,141 あら~。 359 00:23:29,141 --> 00:23:33,045 (ルシアナ) うれしい! 来てくれたのね! 360 00:23:36,982 --> 00:23:39,985 < もう 心配いりませんね おばあさん> 361 00:23:43,989 --> 00:23:45,991 (メロディ)フフッ。