1 00:00:02,002 --> 00:00:07,608 (風の音) 2 00:00:10,844 --> 00:00:15,682 春の舞踏会恒例 同性カップルダンスを はじめます! 3 00:00:15,682 --> 00:00:19,019 (ルシアナ) さぁ 私と踊ってくださいな。 4 00:00:19,019 --> 00:00:22,022 (クリストファー)同性カップルダンス? 5 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 (クリストファー)って たしか… ヒロインが 誰と踊るかで➨ 6 00:00:24,024 --> 00:00:28,028 シナリオが 変動するイベント だっけ? 7 00:00:28,028 --> 00:00:30,030 (アンネマリー)そうよ。 8 00:00:30,030 --> 00:00:33,700 友人と踊れば 彼女たちからの 支援が増えるし➨ 9 00:00:33,700 --> 00:00:38,372 悪役令嬢である 私と踊れば 攻略難易度が 落ちる。 10 00:00:38,372 --> 00:00:41,541 どんなふうに進めたいかで 踊る相手を選ぶの。 11 00:00:41,541 --> 00:00:43,544 へぇ~。 12 00:00:43,544 --> 00:00:50,050 んで ついでに 男性ペアのダンスが 腐った お姉様方に 人気だったと。 13 00:00:50,050 --> 00:00:54,388 私は 興味ないけど こういう…。 14 00:00:54,388 --> 00:00:56,390 マジで やめてくれ! 15 00:00:56,390 --> 00:01:00,160 自分で 話題を振ったんじゃない。 やだ~! 16 00:01:00,160 --> 00:01:04,998 《でも… 楽しい気持ちで 舞踏会に 臨んでいられるのは➨ 17 00:01:04,998 --> 00:01:07,501 この 同性カップルダンスまで。 18 00:01:07,501 --> 00:01:12,172 それが終わったら… 次は あのイベントが起きるはず。 19 00:01:12,172 --> 00:01:16,009 備えはしてきた… つもりだ。 20 00:01:16,009 --> 00:01:18,011 でも ヒロインがいない。 21 00:01:18,011 --> 00:01:20,013 カギとなる人物が いない今➨ 22 00:01:20,013 --> 00:01:24,184 下手したら 死人が出る 可能性だって 否定できない。 23 00:01:24,184 --> 00:01:27,187 気を引き締めていかなくちゃ》 24 00:01:27,187 --> 00:01:29,356 アンネマリー…。 25 00:01:29,356 --> 00:01:31,692 (クリストファー) めちゃくちゃ スキップするじゃん! 26 00:01:31,692 --> 00:01:34,194 えっ? そりゃあ だって➨ 27 00:01:34,194 --> 00:01:37,531 ルシアナちゃんと踊るのが 楽しみなんだもの! 28 00:01:37,531 --> 00:01:41,034 < すでに 同性カップルダンスが 始まっていることに気付くまで➨ 29 00:01:41,034 --> 00:01:43,036 あと 数分> 30 00:03:25,005 --> 00:03:37,517 ♬~ 31 00:03:37,517 --> 00:03:40,353 《メロディ:お嬢様…。 32 00:03:40,353 --> 00:03:43,023 やっぱり 目が笑ってない!》 33 00:03:43,023 --> 00:03:45,692 (ミリアリア)お二人とも ダンスが お上手なのは➨ 34 00:03:45,692 --> 00:03:47,694 もちろんなのですけど…。 35 00:03:47,694 --> 00:03:50,097 (ベアトリス)なんだか すごく 息がピッタリじゃない? 36 00:03:52,532 --> 00:03:55,702 <当然である。 37 00:03:55,702 --> 00:03:58,038 なぜなら 男女役こそ 逆だが➨ 38 00:03:58,038 --> 00:04:00,474 この舞踏会のために 今日まで ずっと➨ 39 00:04:00,474 --> 00:04:03,143 ダンス練習をしていた 2人なのである。 40 00:04:03,143 --> 00:04:06,313 とはいえ…> 41 00:04:06,313 --> 00:04:10,150 《お嬢様 男性パートは 初めてなのに➨ 42 00:04:10,150 --> 00:04:13,153 昨日 直したほうがいいって 注意したところ➨ 43 00:04:13,153 --> 00:04:16,323 私が 間違えないようにリードしてる。 44 00:04:16,323 --> 00:04:18,492 あっ ここも…。 45 00:04:18,492 --> 00:04:20,994 リードの意味を きちんと 理解できてる。 46 00:04:20,994 --> 00:04:26,333 私が教えたこと ちゃんと 吸収してくれてる…。 47 00:04:26,333 --> 00:04:29,169 楽しそうな顔になってる…。 48 00:04:29,169 --> 00:04:33,373 さっきは 逃げられないだなんて 思ってしまったけど…》 49 00:04:35,342 --> 00:04:38,011 《ルシアナ:なんか もう どうでもいいかも! 50 00:04:38,011 --> 00:04:40,347 とりあえず 踊りましょう メロディ》 51 00:04:40,347 --> 00:04:43,350 《はい お嬢様! 52 00:04:43,350 --> 00:04:48,555 楽しい! お嬢様と こんなふうに 踊れるなんて…》 53 00:04:53,527 --> 00:04:55,529 あら? 54 00:04:55,529 --> 00:04:57,531 (2人)あっ…。 55 00:04:57,531 --> 00:04:59,533 えっ 何? 56 00:04:59,533 --> 00:05:03,637 床が…。 いったい どこから…。 57 00:05:03,637 --> 00:05:05,639 (ルシアナ)あっ? 58 00:05:05,639 --> 00:05:07,808 《ちょ… ちょっと メロディ!? 59 00:05:07,808 --> 00:05:09,976 何やってくれちゃってるの!? 60 00:05:09,976 --> 00:05:14,981 メロ…》 アハハ… ウフフ… ウフフフフ。 61 00:05:14,981 --> 00:05:16,983 マズい マズいよ! 62 00:05:16,983 --> 00:05:18,985 どうしたらいいの!? これ! 63 00:05:18,985 --> 00:05:21,321 ウフフ… フフ…。 64 00:05:21,321 --> 00:05:23,657 《ルシアナ:まだ はっきりと➨ 65 00:05:23,657 --> 00:05:26,993 メロディが 原因だと 思われてるわけじゃなさそう…。 66 00:05:26,993 --> 00:05:28,995 ごまかせる! 67 00:05:28,995 --> 00:05:31,998 こうなったら!》 68 00:05:35,335 --> 00:05:38,672 ヒッ…。 《戻った?》 69 00:05:38,672 --> 00:05:42,676 《いった~い! 何するんですか お嬢様! 70 00:05:42,676 --> 00:05:46,513 パートナーの足を踏むなんて 失礼の極みですよ! 71 00:05:46,513 --> 00:05:50,350 わざとに決まってるでしょ! それより 周り見て 周り! 72 00:05:50,350 --> 00:05:52,352 これ メロディでしょ!》 73 00:05:52,352 --> 00:05:55,355 《メロディ:えっ? キャーッ! なんですか この光!》 74 00:05:58,191 --> 00:06:00,794 とりあえず 早く どうにかしてちょうだい! 75 00:06:00,794 --> 00:06:02,796 これ なんなの? 76 00:06:02,796 --> 00:06:05,966 あっ 興奮で 私の魔力が漏れて? 77 00:06:05,966 --> 00:06:09,636 それなら… ん~っ! 78 00:06:09,636 --> 00:06:11,638 《魔力を 抑え込む》 79 00:06:14,474 --> 00:06:17,978 《メロディ:光よ… 消えて!》 80 00:06:17,978 --> 00:06:24,985 (ざわめき) 81 00:06:24,985 --> 00:06:27,988 (拍手) 82 00:06:27,988 --> 00:06:31,658 何 今の演出!? すごかったわ! 83 00:06:31,658 --> 00:06:35,495 メロディ 今のうちに この場を 出られないかしら? 84 00:06:35,495 --> 00:06:39,332 はい 我らは ここにあって ここにあらず。 85 00:06:39,332 --> 00:06:42,168 (メロディ)コノシェンツァデセルヴィ! 86 00:06:42,168 --> 00:06:44,170 < この中に入ると➨ 87 00:06:44,170 --> 00:06:46,506 見えているのに 意識されにくくなる➨ 88 00:06:46,506 --> 00:06:52,178 メイド業務の いざという時の 保険で作られた魔法である> 89 00:06:52,178 --> 00:06:55,181 はぁ~!? 同性カップルダンスは!? 90 00:06:55,181 --> 00:06:57,183 終わっちゃってるじゃない! 91 00:06:57,183 --> 00:06:59,953 あっ 時間 間違えた。 え~っ!? 92 00:06:59,953 --> 00:07:04,291 (マクスウェル)不思議なダンスでしたね…。 (レクティアス)えぇ…。 93 00:07:04,291 --> 00:07:07,127 お相手 ありがとうございました。 94 00:07:07,127 --> 00:07:09,796 この余韻を 楽しみたいところですが➨ 95 00:07:09,796 --> 00:07:12,465 お互い パートナーを探しましょうか。 96 00:07:12,465 --> 00:07:15,268 はい 失礼します。 97 00:07:17,304 --> 00:07:19,639 んっ? (クラウド)レクト➨ 98 00:07:19,639 --> 00:07:22,142 セシリア嬢は 一緒ではないのか? 99 00:07:22,142 --> 00:07:25,645 (レクティアス)先ほどのダンスで はぐれてしまいまして…。 100 00:07:25,645 --> 00:07:29,649 何を ご覧になっていたのですか? ああ…。 101 00:07:29,649 --> 00:07:31,985 それは…。 102 00:07:31,985 --> 00:07:33,987 不思議なことにな➨ 103 00:07:33,987 --> 00:07:37,490 セシリア嬢を見て なぜか セレナを思い出したのだ。 104 00:07:37,490 --> 00:07:40,493 (レクティアス)セレナ様… ですか? 105 00:07:40,493 --> 00:07:45,799 髪も瞳も 全然 違う色なのにな… 不思議だろう? 106 00:07:50,003 --> 00:07:54,007 《レクティアス:そういえば 初めて メロディと出会ったのは➨ 107 00:07:54,007 --> 00:07:59,679 セレナ様を捜しに アバレントン辺境伯領に 行ったときだった。 108 00:07:59,679 --> 00:08:03,283 まさか あの時 道に迷っていた少女に➨ 109 00:08:03,283 --> 00:08:05,618 恋をしてしまうとは…。 110 00:08:05,618 --> 00:08:10,623 彼女は メイドのことしか 頭にない メイドジャンキーだ。 111 00:08:10,623 --> 00:08:14,627 結婚すれば 大抵のメイドは 退職する…。 112 00:08:14,627 --> 00:08:19,332 彼女が 求婚を受ける姿が 想像できない…》 113 00:08:25,472 --> 00:08:27,474 ホッ…。 114 00:08:33,813 --> 00:08:37,817 メロディと 舞踏会を楽しめたことは 評価するわ。 115 00:08:37,817 --> 00:08:41,154 でも 今度 彼女を だますような まねをしたら➨ 116 00:08:41,154 --> 00:08:43,490 絶対に 許さないから。 117 00:08:43,490 --> 00:08:47,293 (レクティアス)了解した…。 フゥ…。 118 00:08:51,664 --> 00:08:54,167 《やはり 気付いていたのか…。 119 00:08:54,167 --> 00:08:57,670 2人で踊っていたから まさかとは思ったが…。 120 00:08:57,670 --> 00:08:59,839 目の前の少女が 本当は➨ 121 00:08:59,839 --> 00:09:04,444 黒髪 黒い瞳の メイドなどとは 誰も…。 122 00:09:04,444 --> 00:09:09,282 本当に 彼女は 黒髪 黒い瞳なのか? 123 00:09:09,282 --> 00:09:12,118 その彼女しか 知らないのか? 124 00:09:12,118 --> 00:09:14,120 王都で 再会したとき➨ 125 00:09:14,120 --> 00:09:16,456 俺は 応接室で眠っていて➨ 126 00:09:16,456 --> 00:09:18,625 そこに 彼女が やってきて➨ 127 00:09:18,625 --> 00:09:20,627 本当に そうか? 128 00:09:20,627 --> 00:09:23,530 俺は さっきから 何を…》 129 00:09:26,466 --> 00:09:29,469 < それは ほんの偶然> 130 00:09:29,469 --> 00:09:32,305 あら 月明かりが…。 131 00:09:32,305 --> 00:09:36,309 <満月の 白い光に包まれて 髪の色が…> 132 00:09:36,309 --> 00:09:39,312 《白銀の… 髪…》 133 00:09:39,312 --> 00:09:42,148 <レクティアス・フロードは知っている。 134 00:09:42,148 --> 00:09:45,652 レギンバース伯爵には かつて セレナという恋人がいて➨ 135 00:09:45,652 --> 00:09:49,155 セレスティという名の娘が 生まれたことを…。 136 00:09:49,155 --> 00:09:52,158 レクティアス・フロードは知っている。 137 00:09:52,158 --> 00:09:54,327 セレスティが 父譲りの銀髪と➨ 138 00:09:54,327 --> 00:09:57,664 母譲りの 瑠璃色の瞳を 持つことを…。 139 00:09:57,664 --> 00:09:59,833 レクティアス・フロードは知っている。 140 00:09:59,833 --> 00:10:02,669 セレナが どんな容姿だったかを…。 141 00:10:02,669 --> 00:10:05,338 メロディ・ウェーブが 王都へ来た時期が➨ 142 00:10:05,338 --> 00:10:08,641 セレスティの失踪と 同時期だったことを…> 143 00:10:11,344 --> 00:10:16,516 <メロディ・ウェーブが 髪や瞳の色を 変える魔法を 使えることを…> 144 00:10:16,516 --> 00:10:19,185 《あの日… そうだ➨ 145 00:10:19,185 --> 00:10:22,355 王都で 彼女と再会したのは 風呂場で…。 146 00:10:22,355 --> 00:10:27,861 彼女は 間違いなく 銀の髪と 瑠璃色の瞳をしていた》 147 00:10:27,861 --> 00:10:31,197 ハッ!? すみません レクトさん➨ 148 00:10:31,197 --> 00:10:34,701 こんな所まで 迎えに来てもらっちゃって…。 149 00:10:34,701 --> 00:10:37,704 いや… 気にしなくていい。 150 00:10:37,704 --> 00:10:40,540 《レクティアス:セレナ様の死と 同じ時期に➨ 151 00:10:40,540 --> 00:10:42,542 同じ領内から やってきた➨ 152 00:10:42,542 --> 00:10:47,714 銀の髪と 瑠璃色の瞳を持つ セレナ様に よく似た少女。 153 00:10:47,714 --> 00:10:50,049 それは いったい どれくらいの確率で➨ 154 00:10:50,049 --> 00:10:52,152 他人なのだろう…》 155 00:10:56,055 --> 00:11:01,060 《レクティアス:とうとう見つけた 見つけてしまった…》 156 00:11:02,996 --> 00:11:05,999 《レクティアス:メロディが セレスティお嬢様…。 157 00:11:05,999 --> 00:11:09,335 俺の恋は… いや そうじゃない。 158 00:11:09,335 --> 00:11:11,337 閣下に 報告すれば➨ 159 00:11:11,337 --> 00:11:14,340 メロディが メイドとして働くことは かなわない…。 160 00:11:14,340 --> 00:11:17,677 だが あんなに つらそうな閣下に 伝えないなんて➨ 161 00:11:17,677 --> 00:11:19,679 不義理なことは…。 162 00:11:19,679 --> 00:11:22,348 答えが 出せない…。 163 00:11:22,348 --> 00:11:25,685 誰もが 幸せになる未来が 想像できない。 164 00:11:25,685 --> 00:11:30,089 こんなことなら… 気付かなければよかった…》 165 00:11:32,025 --> 00:11:34,193 《あの レクトって男の人➨ 166 00:11:34,193 --> 00:11:36,696 メロディに 変なこと言ってないわよね》 167 00:11:36,696 --> 00:11:41,034 ⸨じゃあ メロディは あの男のこと もう 怒ってないのね? 168 00:11:41,034 --> 00:11:45,538 はい ここへ来る前に 謝罪は 受け取っていますから。 169 00:11:45,538 --> 00:11:49,208 ふ~ん… まぁ メロディが いいって言うなら➨ 170 00:11:49,208 --> 00:11:52,045 ハリセン百叩きは やめておいてあげるわ。 171 00:11:52,045 --> 00:11:54,714 《危なかった~!》 172 00:11:54,714 --> 00:11:56,716 《ん~っ。 173 00:11:56,716 --> 00:12:00,153 メロディと 踊れたきっかけが あの男だなんて! 174 00:12:00,153 --> 00:12:02,655 真正面から 誘う度胸も ないくせに。 175 00:12:02,655 --> 00:12:06,559 私のメロディに 手を出そうなんて 一生涯 早いのよ!》 176 00:12:09,495 --> 00:12:11,831 メロディ 一応 確認するけど➨ 177 00:12:11,831 --> 00:12:14,500 あの男は ただの友人なのよね? 178 00:12:14,500 --> 00:12:17,503 いい友人ですよ? 179 00:12:17,503 --> 00:12:20,340 《ルシアナ:これは 完全に 向こうの片思いね! 180 00:12:20,340 --> 00:12:23,676 まごうことなき 純然たる 友人扱いだわ! 181 00:12:23,676 --> 00:12:26,512 仲は 悪くなさそうだけど…》 182 00:12:26,512 --> 00:12:31,351 友人といえば ポーラって子とも 友達になったんですよ。 183 00:12:31,351 --> 00:12:34,687 レクトさんの お屋敷で働いているメイドで…。 184 00:12:34,687 --> 00:12:38,691 ポーラも 私と同じ オールワークスメイドなんですけど➨ 185 00:12:38,691 --> 00:12:43,696 彼女は 化粧技術が すごくって…。 186 00:12:43,696 --> 00:12:48,701 あの手際のよさ 私も 見習わなくっちゃ。 187 00:12:48,701 --> 00:12:51,704 《完全に 脈ないわね これ。 188 00:12:51,704 --> 00:12:55,708 協力する気はないけど ここまでくると かわいそう…》 189 00:12:55,708 --> 00:12:59,545 私ったら 夢中になって… すみません。 190 00:12:59,545 --> 00:13:02,815 気にしなくていいわ かわいかったし。 191 00:13:02,815 --> 00:13:06,986 でも そろそろ 会場に戻りましょう。 192 00:13:06,986 --> 00:13:11,324 あっ 私は レクトさんの 上司への挨拶も済んでますし➨ 193 00:13:11,324 --> 00:13:14,661 屋敷に帰ろうかと…。 そうなのね。 194 00:13:14,661 --> 00:13:18,331 お嬢様 少し ドレスが乱れています。 195 00:13:18,331 --> 00:13:21,000 魔法の状態も 確認しますね。 196 00:13:21,000 --> 00:13:24,671 ありがとう。 お守りを 着けてくれているんだっけ? 197 00:13:24,671 --> 00:13:28,007 はい これなら 何かあっても大丈…。 198 00:13:28,007 --> 00:13:30,009 ハッ! 199 00:13:32,845 --> 00:13:35,014 メロディ? 200 00:13:35,014 --> 00:13:37,684 (メロディ)気のせいかな? 201 00:13:37,684 --> 00:13:41,020 誰かに にらまれたような気が したんだけど…。 202 00:13:41,020 --> 00:13:43,856 お嬢様 1つだけ追加で➨ 203 00:13:43,856 --> 00:13:46,526 守りの魔法をかけても よろしいですか? 204 00:13:46,526 --> 00:13:50,363 それは 構わないけど…。 205 00:13:50,363 --> 00:13:52,865 淑女たるもの 鋭敏であれ➨ 206 00:13:52,865 --> 00:13:56,369 アーティルセンシティボ! 207 00:13:56,369 --> 00:13:58,538 できました。 208 00:13:58,538 --> 00:14:03,309 見た目は 変わってないけど これは どんな魔法なの? 209 00:14:03,309 --> 00:14:05,978 感覚を 鋭敏にする魔法です。 210 00:14:05,978 --> 00:14:09,482 今回は 視線に反応するよう 設定しました。 211 00:14:09,482 --> 00:14:12,285 視線? 例えば…。 212 00:14:16,489 --> 00:14:18,658 (マクスウェル)ルシアナ嬢。 あっ! 213 00:14:18,658 --> 00:14:22,161 マクスウェル様! お待たせして 申し訳ありません。 214 00:14:22,161 --> 00:14:25,498 お気になさらず。 まいりましょうか? 215 00:14:25,498 --> 00:14:30,670 実は 私の友人に あなたを 紹介したいのです。 216 00:14:30,670 --> 00:14:32,672 は はい! 217 00:14:34,674 --> 00:14:39,178 そういえば 天使様とは ご一緒ではないのですね。 218 00:14:39,178 --> 00:14:43,182 一曲 ご一緒して いただきたかったのですが…。 219 00:14:43,182 --> 00:14:45,184 《むぅ~》 220 00:14:45,184 --> 00:14:49,188 隣に 私がいるのに そんなことを…。 221 00:14:49,188 --> 00:14:51,190 ルシアナ嬢…。 222 00:14:51,190 --> 00:14:53,192 クッ…。 えっ! 223 00:14:53,192 --> 00:14:55,194 《な なんで この人 笑ってるの!? 224 00:14:55,194 --> 00:14:57,196 あっ…。 225 00:14:57,196 --> 00:15:00,133 最初に 隣のパートナーを放り出して➨ 226 00:15:00,133 --> 00:15:02,635 メロディに走ったのって もしかして➨ 227 00:15:02,635 --> 00:15:06,806 私のほう!? 完全に ブーメランだ…》 228 00:15:06,806 --> 00:15:11,644 フフ… すみません 少々 冗談が過ぎましたね。 229 00:15:11,644 --> 00:15:14,647 いえ 私のほうこそ すみません。 230 00:15:14,647 --> 00:15:19,152 なに 誰だって あのような 美しい方が 現れては➨ 231 00:15:19,152 --> 00:15:21,487 ダンスに 誘いたくなるものです。 232 00:15:21,487 --> 00:15:24,824 ましてや 妖精が 天使を ダンスに誘うなど➨ 233 00:15:24,824 --> 00:15:26,826 当然のことですよ。 234 00:15:26,826 --> 00:15:29,996 妖精? ご存じありませんか? 235 00:15:29,996 --> 00:15:31,998 皆が あなたのことを➨ 236 00:15:31,998 --> 00:15:34,333 妖精姫と呼んで 褒めたたえています。 237 00:15:34,333 --> 00:15:37,003 ななな なんですか それ!? 238 00:15:37,003 --> 00:15:39,005 あっ…。 239 00:15:39,005 --> 00:15:42,175 《えっ!? 魔法が 反応してる!》 240 00:15:42,175 --> 00:15:46,345 ⸨メロディ:お嬢様に 悪意ある視線を 向ける者がいれば➨ 241 00:15:46,345 --> 00:15:50,850 視線の発生源へ お嬢様にだけ 見える光が 放たれます。 242 00:15:50,850 --> 00:15:53,052 なに それ すごい!⸩ 243 00:16:01,961 --> 00:16:07,133 《嫉妬心… のようなものを 感じる気がするけど➨ 244 00:16:07,133 --> 00:16:10,036 あんなに きれいな人が どうして?》 245 00:16:13,973 --> 00:16:16,976 彼女は ランクドール公爵令嬢です。 246 00:16:16,976 --> 00:16:18,978 あなたを 気にかけているのは➨ 247 00:16:18,978 --> 00:16:21,147 見せ場を 奪われたからでしょう。 248 00:16:21,147 --> 00:16:23,149 見せ場を奪われた? 249 00:16:23,149 --> 00:16:25,818 まだ 自覚がありませんか? 250 00:16:25,818 --> 00:16:28,487 (マクスウェル) 今夜の舞踏会の注目株は➨ 251 00:16:28,487 --> 00:16:31,824 王太子殿下と ヴィクティリウム侯爵令嬢のペア。 252 00:16:31,824 --> 00:16:35,661 そして 次が 令嬢のなかで いちばん 家格の高い➨ 253 00:16:35,661 --> 00:16:37,997 公爵家の ランクドール嬢でしたが➨ 254 00:16:37,997 --> 00:16:41,500 結果を見れば 最も 注目を浴びているのは➨ 255 00:16:41,500 --> 00:16:43,503 妖精姫と 褒めたたえられ➨ 256 00:16:43,503 --> 00:16:46,839 天使様と ペアダンスを披露した あなただ。 257 00:16:46,839 --> 00:16:50,676 そのため ランクドール嬢の注目度は ほぼ ゼロ。 258 00:16:50,676 --> 00:16:52,678 悔しくて しかたがないのでしょう。 259 00:16:52,678 --> 00:16:54,680 それって…。 260 00:16:54,680 --> 00:16:59,519 (マクスウェル)明日からの 学園生活は なかなか 大変そうですね。 261 00:16:59,519 --> 00:17:02,955 《貧乏貴族には 分不相応すぎるんじゃない!?》 262 00:17:02,955 --> 00:17:04,957 (足音) 263 00:17:04,957 --> 00:17:07,960 (マクスウェル)このような場で うつむいてはいけませんよ レディー。 264 00:17:07,960 --> 00:17:09,962 あっ…。 265 00:17:09,962 --> 00:17:15,134 大丈夫 だからこそ 彼らに あなたを紹介するのです。 266 00:17:15,134 --> 00:17:17,837 その 彼らって…。 267 00:17:20,973 --> 00:17:25,144 はじめまして わたくしは アンネマリー・ヴィクティリウム。 268 00:17:25,144 --> 00:17:28,648 妖精姫に お会いできて 本当に うれしいわ。 269 00:17:28,648 --> 00:17:30,983 私は クリストファーだ。 270 00:17:30,983 --> 00:17:33,653 せんえつながら 王太子を 務めているよ。 271 00:17:33,653 --> 00:17:36,656 は はひぃ~! 272 00:17:36,656 --> 00:17:38,991 《2人:よっしゃ~!》 273 00:17:38,991 --> 00:17:41,994 よよよ よろしくお願いします…。 274 00:17:41,994 --> 00:17:45,331 そんなに緊張しなくても 大丈夫ですよ。 275 00:17:45,331 --> 00:17:48,501 2人とも 見た目より 気さくですから。 276 00:17:48,501 --> 00:17:52,338 まぁ! わたくし そんなに お高く とまっていませんわよ。 277 00:17:52,338 --> 00:17:56,008 (マクスウェル)それは 失礼しました。 《ルシアナ:フフ なかよし!》 278 00:17:56,008 --> 00:17:58,344 そういえば わたくしたち➨ 279 00:17:58,344 --> 00:18:01,948 同性カップルダンスに 参加しそこねてしまったのよ。 280 00:18:01,948 --> 00:18:05,618 ルシアナさんが 天使と踊ったと 皆が 言っていたけれど➨ 281 00:18:05,618 --> 00:18:07,620 どなたのことかしら? 282 00:18:07,620 --> 00:18:12,291 あぁ… セシリア嬢のことですね 彼女なら…。 283 00:18:12,291 --> 00:18:14,293 セシリアだって!? セシリアですって!? 284 00:18:14,293 --> 00:18:16,963 そのセシリア嬢は どちらに いらっしゃるの!? 285 00:18:16,963 --> 00:18:20,299 どのような容姿だ!? 出身は!? 家名は? 286 00:18:20,299 --> 00:18:22,301 えっと…。 287 00:18:22,301 --> 00:18:24,303 2人とも 落ち着いて…。 288 00:18:24,303 --> 00:18:27,306 あの… セシリア嬢は もう 帰りました。 289 00:18:27,306 --> 00:18:29,308 (クリストファー)帰った? 290 00:18:29,308 --> 00:18:32,645 あと え~っと 金髪の子で…。 291 00:18:32,645 --> 00:18:36,148 金髪! えっ 金髪? 292 00:18:36,148 --> 00:18:39,485 えっ? えっ? 293 00:18:39,485 --> 00:18:41,988 (マクスウェル)いったい どうしたんだ? 294 00:18:41,988 --> 00:18:44,490 (クリストファー) すまない なんでもないんだ…。 295 00:18:44,490 --> 00:18:47,994 (アンネマリー)ごめんなさい どんな子か 気になっただけなの…。 296 00:18:47,994 --> 00:18:50,997 (話し声) 297 00:18:50,997 --> 00:18:54,166 《セシリア? ヒロインなの? 298 00:18:54,166 --> 00:18:56,836 でも 金髪らしいし➨ 299 00:18:56,836 --> 00:18:59,939 エスコートしたのは シナリオどおり レクト様らしいけど➨ 300 00:18:59,939 --> 00:19:02,608 でも レギンバース伯爵の娘ではない。 301 00:19:02,608 --> 00:19:04,610 いったい 何者?》 302 00:19:08,447 --> 00:19:11,951 (メロディ)予定より 帰ってくるの 遅くなっちゃった。 303 00:19:11,951 --> 00:19:15,955 お嬢様たちが 帰ってくる前に お迎えの支度をしないと…。 304 00:19:15,955 --> 00:19:19,959 《帰り際に レクトさんの様子が おかしかったけど➨ 305 00:19:19,959 --> 00:19:21,961 大丈夫だったのかな? 306 00:19:21,961 --> 00:19:23,963 なんだったんだろう?》 307 00:19:23,963 --> 00:19:27,299 (ルシアナ)今夜は いろいろと ありがとうございました。 308 00:19:27,299 --> 00:19:29,301 (アンネマリー)学園でも 仲よくしてね。 309 00:19:29,301 --> 00:19:31,470 いいですね 3人とも。 310 00:19:31,470 --> 00:19:34,473 私も 1学年から やり直そうかな。 311 00:19:34,473 --> 00:19:39,478 フッフフフフ 宰相様が 許可なさるなら してもいいですわよ。 312 00:19:39,478 --> 00:19:42,481 学園長には わたくしから伝えますわ。 313 00:19:42,481 --> 00:19:44,984 フッフフフ…。 フフフフ…。 314 00:19:46,986 --> 00:19:49,989 (クリストファー)今日は ありがとう。 315 00:19:49,989 --> 00:19:51,991 (ルシアナ)ハッ! ムッ。 あっ こら! 316 00:19:54,660 --> 00:19:59,999 《それにしても… 結局 彼は 現れなかったわね。 317 00:19:59,999 --> 00:20:02,668 舞踏会襲撃事件。 318 00:20:02,668 --> 00:20:04,670 ゲームの シナリオどおりなら➨ 319 00:20:04,670 --> 00:20:07,339 あの窓から 乱入してくるはずだけど➨ 320 00:20:07,339 --> 00:20:09,341 何も起きる気配は なさそう。 321 00:20:09,341 --> 00:20:13,345 こうなると いろいろと 計画の見直しが必要だわ》 322 00:20:13,345 --> 00:20:17,016 って いいかげん 手を離しなさいよ クリストファー! 323 00:20:17,016 --> 00:20:19,018 ルシアナちゃんが 驚いて…。 324 00:20:19,018 --> 00:20:21,821 どうして…。 (アンネマリー)えっ? (クリストファー)んっ? 325 00:20:23,856 --> 00:20:27,026 《メロディの魔法が 強く反応してる》 326 00:20:27,026 --> 00:20:29,028 あっ! 327 00:20:31,030 --> 00:20:33,699 ⸨この魔法は 未完成で➨ 328 00:20:33,699 --> 00:20:36,035 近くにいる 別の人への悪意にも➨ 329 00:20:36,035 --> 00:20:38,370 反応してしまう 可能性があります⸩ 330 00:20:38,370 --> 00:20:42,374 《狙いは… 私じゃない!》 331 00:20:42,374 --> 00:20:44,376 危ない! 332 00:20:46,879 --> 00:20:49,381 あっ! 333 00:20:49,381 --> 00:20:52,051 (悲鳴) 334 00:20:52,051 --> 00:20:54,887 (ヒューズ)ルシアナ!! 335 00:20:54,887 --> 00:20:57,890 (悲鳴) 336 00:20:57,890 --> 00:21:01,660 そんな…。 337 00:21:01,660 --> 00:21:06,065 ル… ルシアナちゃん なんで…。 338 00:21:10,002 --> 00:21:14,507 <魔王に 心を奪われ操られた 哀れなキャラクター➨ 339 00:21:14,507 --> 00:21:19,512 ビューク・キッシェルによる ゲーム内最初の ビッグイベントである> 340 00:21:19,512 --> 00:21:21,514 (ビューク)さて➨ 341 00:21:21,514 --> 00:21:25,851 じゅうりんを… 始めよう。 342 00:21:25,851 --> 00:21:28,187 衛兵! 炎よ! 343 00:21:28,187 --> 00:21:30,189 赤く燃え上がり 焼き払え! 344 00:21:30,189 --> 00:21:33,025 ボリード! 345 00:21:33,025 --> 00:21:35,694 囲め。 そして 遮れ➨ 346 00:21:35,694 --> 00:21:39,198 プリジョーネ。 347 00:21:39,198 --> 00:21:41,367 駄目です 結界が破れません! 348 00:21:41,367 --> 00:21:43,369 スヴェン! (スヴェン)ハッ! 349 00:21:43,369 --> 00:21:47,706 風よ 凝縮し 一点を貫け! 350 00:21:47,706 --> 00:21:49,708 アーリアジャベロット! 351 00:21:52,545 --> 00:21:55,548 バカな… 王国筆頭魔法使いの➨ 352 00:21:55,548 --> 00:22:00,486 最も 貫通力の高い魔法だぞ? 353 00:22:00,486 --> 00:22:02,988 茶番は 終わりか?