1 00:00:33,233 --> 00:00:38,839 (風の音) 2 00:00:42,075 --> 00:00:46,914 春の舞踏会恒例 同性カップルダンスを はじめます! 3 00:00:46,914 --> 00:00:50,250 (ルシアナ) さぁ 私と踊ってくださいな。 4 00:00:50,250 --> 00:00:53,253 (クリストファー)同性カップルダンス? 5 00:00:53,253 --> 00:00:55,255 (クリストファー)って たしか… ヒロインが 誰と踊るかで➡ 6 00:00:55,255 --> 00:00:59,259 シナリオが 変動するイベント だっけ? 7 00:00:59,259 --> 00:01:01,261 (アンネマリー)そうよ。 8 00:01:01,261 --> 00:01:04,932 友人と踊れば 彼女たちからの 支援が増えるし➡ 9 00:01:04,932 --> 00:01:09,603 悪役令嬢である 私と踊れば 攻略難易度が 落ちる。 10 00:01:09,603 --> 00:01:12,773 どんなふうに進めたいかで 踊る相手を選ぶの。 11 00:01:12,773 --> 00:01:14,775 へぇ~。 12 00:01:14,775 --> 00:01:21,281 んで ついでに 男性ペアのダンスが 腐った お姉様方に 人気だったと。 13 00:01:21,281 --> 00:01:25,619 私は 興味ないけど こういう…。 14 00:01:25,619 --> 00:01:27,621 マジで やめてくれ! 15 00:01:27,621 --> 00:01:31,391 自分で 話題を振ったんじゃない。 やだ~! 16 00:01:31,391 --> 00:01:36,229 《でも… 楽しい気持ちで 舞踏会に 臨んでいられるのは➡ 17 00:01:36,229 --> 00:01:38,732 この 同性カップルダンスまで。 18 00:01:38,732 --> 00:01:43,403 それが終わったら… 次は あのイベントが起きるはず。 19 00:01:43,403 --> 00:01:47,240 備えはしてきた… つもりだ。 20 00:01:47,240 --> 00:01:49,242 でも ヒロインがいない。 21 00:01:49,242 --> 00:01:51,244 カギとなる人物が いない今➡ 22 00:01:51,244 --> 00:01:55,415 下手したら 死人が出る 可能性だって 否定できない。 23 00:01:55,415 --> 00:01:58,418 気を引き締めていかなくちゃ》 24 00:01:58,418 --> 00:02:00,587 アンネマリー…。 25 00:02:00,587 --> 00:02:02,923 (クリストファー) めちゃくちゃ スキップするじゃん! 26 00:02:02,923 --> 00:02:05,425 えっ? そりゃあ だって➡ 27 00:02:05,425 --> 00:02:08,762 ルシアナちゃんと踊るのが 楽しみなんだもの! 28 00:02:08,762 --> 00:02:12,265 < すでに 同性カップルダンスが 始まっていることに気付くまで➡ 29 00:02:12,265 --> 00:02:14,267 あと 数分> 30 00:03:56,236 --> 00:04:08,749 ♬~ 31 00:04:08,749 --> 00:04:11,585 《メロディ:お嬢様…。 32 00:04:11,585 --> 00:04:14,254 やっぱり 目が笑ってない!》 33 00:04:14,254 --> 00:04:16,923 (ミリアリア)お二人とも ダンスが お上手なのは➡ 34 00:04:16,923 --> 00:04:18,925 もちろんなのですけど…。 35 00:04:18,925 --> 00:04:21,328 (ベアトリス)なんだか すごく 息がピッタリじゃない? 36 00:04:23,764 --> 00:04:26,933 <当然である。 37 00:04:26,933 --> 00:04:29,269 なぜなら 男女役こそ 逆だが➡ 38 00:04:29,269 --> 00:04:31,705 この舞踏会のために 今日まで ずっと➡ 39 00:04:31,705 --> 00:04:34,374 ダンス練習をしていた 2人なのである。 40 00:04:34,374 --> 00:04:37,544 とはいえ…> 41 00:04:37,544 --> 00:04:41,381 《お嬢様 男性パートは 初めてなのに➡ 42 00:04:41,381 --> 00:04:44,384 昨日 直したほうがいいって 注意したところ➡ 43 00:04:44,384 --> 00:04:47,554 私が 間違えないようにリードしてる。 44 00:04:47,554 --> 00:04:49,723 あっ ここも…。 45 00:04:49,723 --> 00:04:52,225 リードの意味を きちんと 理解できてる。 46 00:04:52,225 --> 00:04:57,564 私が教えたこと ちゃんと 吸収してくれてる…。 47 00:04:57,564 --> 00:05:00,400 楽しそうな顔になってる…。 48 00:05:00,400 --> 00:05:04,604 さっきは 逃げられないだなんて 思ってしまったけど…》 49 00:05:06,573 --> 00:05:09,242 《ルシアナ:なんか もう どうでもいいかも! 50 00:05:09,242 --> 00:05:11,578 とりあえず 踊りましょう メロディ》 51 00:05:11,578 --> 00:05:14,581 《はい お嬢様! 52 00:05:14,581 --> 00:05:19,786 楽しい! お嬢様と こんなふうに 踊れるなんて…》 53 00:05:24,758 --> 00:05:26,760 あら? 54 00:05:26,760 --> 00:05:28,762 (2人)あっ…。 55 00:05:28,762 --> 00:05:30,764 えっ 何? 56 00:05:30,764 --> 00:05:34,868 床が…。 いったい どこから…。 57 00:05:34,868 --> 00:05:36,870 (ルシアナ)あっ? 58 00:05:36,870 --> 00:05:39,039 《ちょ… ちょっと メロディ!? 59 00:05:39,039 --> 00:05:41,208 何やってくれちゃってるの!? 60 00:05:41,208 --> 00:05:46,213 メロ…》 アハハ… ウフフ… ウフフフフ。 61 00:05:46,213 --> 00:05:48,215 マズい マズいよ! 62 00:05:48,215 --> 00:05:50,217 どうしたらいいの!? これ! 63 00:05:50,217 --> 00:05:52,552 ウフフ… フフ…。 64 00:05:52,552 --> 00:05:54,888 《ルシアナ:まだ はっきりと➡ 65 00:05:54,888 --> 00:05:58,225 メロディが 原因だと 思われてるわけじゃなさそう…。 66 00:05:58,225 --> 00:06:00,227 ごまかせる! 67 00:06:00,227 --> 00:06:03,230 こうなったら!》 68 00:06:06,566 --> 00:06:09,903 ヒッ…。 《戻った?》 69 00:06:09,903 --> 00:06:13,907 《いった~い! 何するんですか お嬢様! 70 00:06:13,907 --> 00:06:17,744 パートナーの足を踏むなんて 失礼の極みですよ! 71 00:06:17,744 --> 00:06:21,581 わざとに決まってるでしょ! それより 周り見て 周り! 72 00:06:21,581 --> 00:06:23,583 これ メロディでしょ!》 73 00:06:23,583 --> 00:06:26,586 《メロディ:えっ? キャーッ! なんですか この光!》 74 00:06:29,422 --> 00:06:32,025 とりあえず 早く どうにかしてちょうだい! 75 00:06:32,025 --> 00:06:34,027 これ なんなの? 76 00:06:34,027 --> 00:06:37,197 あっ 興奮で 私の魔力が漏れて? 77 00:06:37,197 --> 00:06:40,867 それなら… ん~っ! 78 00:06:40,867 --> 00:06:42,869 《魔力を 抑え込む》 79 00:06:45,705 --> 00:06:49,209 《メロディ:光よ… 消えて!》 80 00:06:49,209 --> 00:06:56,216 (ざわめき) 81 00:06:56,216 --> 00:06:59,219 (拍手) 82 00:06:59,219 --> 00:07:02,889 何 今の演出!? すごかったわ! 83 00:07:02,889 --> 00:07:06,726 メロディ 今のうちに この場を 出られないかしら? 84 00:07:06,726 --> 00:07:10,563 はい 我らは ここにあって ここにあらず。 85 00:07:10,563 --> 00:07:13,400 (メロディ)コノシェンツァデセルヴィ! 86 00:07:13,400 --> 00:07:15,402 < この中に入ると➡ 87 00:07:15,402 --> 00:07:17,737 見えているのに 意識されにくくなる➡ 88 00:07:17,737 --> 00:07:23,410 メイド業務の いざという時の 保険で作られた魔法である> 89 00:07:23,410 --> 00:07:26,413 はぁ~!? 同性カップルダンスは!? 90 00:07:26,413 --> 00:07:28,415 終わっちゃってるじゃない! 91 00:07:28,415 --> 00:07:31,184 あっ 時間 間違えた。 え~っ!? 92 00:07:31,184 --> 00:07:35,522 (マクスウェル)不思議なダンスでしたね…。 (レクティアス)えぇ…。 93 00:07:35,522 --> 00:07:38,358 お相手 ありがとうございました。 94 00:07:38,358 --> 00:07:41,027 この余韻を 楽しみたいところですが➡ 95 00:07:41,027 --> 00:07:43,697 お互い パートナーを探しましょうか。 96 00:07:43,697 --> 00:07:46,499 はい 失礼します。 97 00:07:48,535 --> 00:07:50,870 んっ? (クラウド)レクト➡ 98 00:07:50,870 --> 00:07:53,373 セシリア嬢は 一緒ではないのか? 99 00:07:53,373 --> 00:07:56,876 (レクティアス)先ほどのダンスで はぐれてしまいまして…。 100 00:07:56,876 --> 00:08:00,880 何を ご覧になっていたのですか? ああ…。 101 00:08:00,880 --> 00:08:03,216 それは…。 102 00:08:03,216 --> 00:08:05,218 不思議なことにな➡ 103 00:08:05,218 --> 00:08:08,722 セシリア嬢を見て なぜか セレナを思い出したのだ。 104 00:08:08,722 --> 00:08:11,725 (レクティアス)セレナ様… ですか? 105 00:08:11,725 --> 00:08:17,030 髪も瞳も 全然 違う色なのにな… 不思議だろう? 106 00:08:21,234 --> 00:08:25,238 《レクティアス:そういえば 初めて メロディと出会ったのは➡ 107 00:08:25,238 --> 00:08:30,910 セレナ様を捜しに アバレントン辺境伯領に 行ったときだった。 108 00:08:30,910 --> 00:08:34,514 まさか あの時 道に迷っていた少女に➡ 109 00:08:34,514 --> 00:08:36,850 恋をしてしまうとは…。 110 00:08:36,850 --> 00:08:41,855 彼女は メイドのことしか 頭にない メイドジャンキーだ。 111 00:08:41,855 --> 00:08:45,859 結婚すれば 大抵のメイドは 退職する…。 112 00:08:45,859 --> 00:08:50,563 彼女が 求婚を受ける姿が 想像できない…》 113 00:08:56,703 --> 00:08:58,705 ホッ…。 114 00:09:05,044 --> 00:09:09,048 メロディと 舞踏会を楽しめたことは 評価するわ。 115 00:09:09,048 --> 00:09:12,385 でも 今度 彼女を だますような まねをしたら➡ 116 00:09:12,385 --> 00:09:14,721 絶対に 許さないから。 117 00:09:14,721 --> 00:09:18,525 (レクティアス)了解した…。 フゥ…。 118 00:09:22,896 --> 00:09:25,398 《やはり 気付いていたのか…。 119 00:09:25,398 --> 00:09:28,902 2人で踊っていたから まさかとは思ったが…。 120 00:09:28,902 --> 00:09:31,071 目の前の少女が 本当は➡ 121 00:09:31,071 --> 00:09:35,675 黒髪 黒い瞳の メイドなどとは 誰も…。 122 00:09:35,675 --> 00:09:40,513 本当に 彼女は 黒髪 黒い瞳なのか? 123 00:09:40,513 --> 00:09:43,349 その彼女しか 知らないのか? 124 00:09:43,349 --> 00:09:45,351 王都で 再会したとき➡ 125 00:09:45,351 --> 00:09:47,687 俺は 応接室で眠っていて➡ 126 00:09:47,687 --> 00:09:49,856 そこに 彼女が やってきて➡ 127 00:09:49,856 --> 00:09:51,858 本当に そうか? 128 00:09:51,858 --> 00:09:54,761 俺は さっきから 何を…》 129 00:09:57,697 --> 00:10:00,700 < それは ほんの偶然> 130 00:10:00,700 --> 00:10:03,536 あら 月明かりが…。 131 00:10:03,536 --> 00:10:07,540 <満月の 白い光に包まれて 髪の色が…> 132 00:10:07,540 --> 00:10:10,543 《白銀の… 髪…》 133 00:10:10,543 --> 00:10:13,379 <レクティアス・フロードは知っている。 134 00:10:13,379 --> 00:10:16,883 レギンバース伯爵には かつて セレナという恋人がいて➡ 135 00:10:16,883 --> 00:10:20,386 セレスティという名の娘が 生まれたことを…。 136 00:10:20,386 --> 00:10:23,389 レクティアス・フロードは知っている。 137 00:10:23,389 --> 00:10:25,558 セレスティが 父譲りの銀髪と➡ 138 00:10:25,558 --> 00:10:28,895 母譲りの 瑠璃色の瞳を 持つことを…。 139 00:10:28,895 --> 00:10:31,064 レクティアス・フロードは知っている。 140 00:10:31,064 --> 00:10:33,900 セレナが どんな容姿だったかを…。 141 00:10:33,900 --> 00:10:36,569 メロディ・ウェーブが 王都へ来た時期が➡ 142 00:10:36,569 --> 00:10:39,873 セレスティの失踪と 同時期だったことを…> 143 00:10:42,575 --> 00:10:47,747 <メロディ・ウェーブが 髪や瞳の色を 変える魔法を 使えることを…> 144 00:10:47,747 --> 00:10:50,416 《あの日… そうだ➡ 145 00:10:50,416 --> 00:10:53,586 王都で 彼女と再会したのは 風呂場で…。 146 00:10:53,586 --> 00:10:59,092 彼女は 間違いなく 銀の髪と 瑠璃色の瞳をしていた》 147 00:10:59,092 --> 00:11:02,428 ハッ!? すみません レクトさん➡ 148 00:11:02,428 --> 00:11:05,932 こんな所まで 迎えに来てもらっちゃって…。 149 00:11:05,932 --> 00:11:08,935 いや… 気にしなくていい。 150 00:11:08,935 --> 00:11:11,771 《レクティアス:セレナ様の死と 同じ時期に➡ 151 00:11:11,771 --> 00:11:13,773 同じ領内から やってきた➡ 152 00:11:13,773 --> 00:11:18,945 銀の髪と 瑠璃色の瞳を持つ セレナ様に よく似た少女。 153 00:11:18,945 --> 00:11:21,281 それは いったい どれくらいの確率で➡ 154 00:11:21,281 --> 00:11:23,383 他人なのだろう…》 155 00:11:27,287 --> 00:11:32,292 《レクティアス:とうとう見つけた 見つけてしまった…》 156 00:11:34,227 --> 00:11:37,230 《レクティアス:メロディが セレスティお嬢様…。 157 00:11:37,230 --> 00:11:40,567 俺の恋は… いや そうじゃない。 158 00:11:40,567 --> 00:11:42,569 閣下に 報告すれば➡ 159 00:11:42,569 --> 00:11:45,572 メロディが メイドとして働くことは かなわない…。 160 00:11:45,572 --> 00:11:48,908 だが あんなに つらそうな閣下に 伝えないなんて➡ 161 00:11:48,908 --> 00:11:50,910 不義理なことは…。 162 00:11:50,910 --> 00:11:53,580 答えが 出せない…。 163 00:11:53,580 --> 00:11:56,916 誰もが 幸せになる未来が 想像できない。 164 00:11:56,916 --> 00:12:01,321 こんなことなら… 気付かなければよかった…》 165 00:12:03,256 --> 00:12:05,425 《あの レクトって男の人➡ 166 00:12:05,425 --> 00:12:07,927 メロディに 変なこと言ってないわよね》 167 00:12:07,927 --> 00:12:12,265 ((じゃあ メロディは あの男のこと もう 怒ってないのね? 168 00:12:12,265 --> 00:12:16,769 はい ここへ来る前に 謝罪は 受け取っていますから。 169 00:12:16,769 --> 00:12:20,440 ふ~ん… まぁ メロディが いいって言うなら➡ 170 00:12:20,440 --> 00:12:23,276 ハリセン百叩きは やめておいてあげるわ。 171 00:12:23,276 --> 00:12:25,945 《危なかった~!》 172 00:12:25,945 --> 00:12:27,947 《ん~っ。 173 00:12:27,947 --> 00:12:31,384 メロディと 踊れたきっかけが あの男だなんて! 174 00:12:31,384 --> 00:12:33,886 真正面から 誘う度胸も ないくせに。 175 00:12:33,886 --> 00:12:37,790 私のメロディに 手を出そうなんて 一生涯 早いのよ!》 176 00:12:40,727 --> 00:12:43,062 メロディ 一応 確認するけど➡ 177 00:12:43,062 --> 00:12:45,732 あの男は ただの友人なのよね? 178 00:12:45,732 --> 00:12:48,735 いい友人ですよ? 179 00:12:48,735 --> 00:12:51,571 《ルシアナ:これは 完全に 向こうの片思いね! 180 00:12:51,571 --> 00:12:54,907 まごうことなき 純然たる 友人扱いだわ! 181 00:12:54,907 --> 00:12:57,744 仲は 悪くなさそうだけど…》 182 00:12:57,744 --> 00:13:02,582 友人といえば ポーラって子とも 友達になったんですよ。 183 00:13:02,582 --> 00:13:05,918 レクトさんの お屋敷で働いているメイドで…。 184 00:13:05,918 --> 00:13:09,922 ポーラも 私と同じ オールワークスメイドなんですけど➡ 185 00:13:09,922 --> 00:13:14,927 彼女は 化粧技術が すごくって…。 186 00:13:14,927 --> 00:13:19,932 あの手際のよさ 私も 見習わなくっちゃ。 187 00:13:19,932 --> 00:13:22,935 《完全に 脈ないわね これ。 188 00:13:22,935 --> 00:13:26,939 協力する気はないけど ここまでくると かわいそう…》 189 00:13:26,939 --> 00:13:30,777 私ったら 夢中になって… すみません。 190 00:13:30,777 --> 00:13:34,047 気にしなくていいわ かわいかったし。 191 00:13:34,047 --> 00:13:38,217 でも そろそろ 会場に戻りましょう。 192 00:13:38,217 --> 00:13:42,555 あっ 私は レクトさんの 上司への挨拶も済んでますし➡ 193 00:13:42,555 --> 00:13:45,892 屋敷に帰ろうかと…。 そうなのね。 194 00:13:45,892 --> 00:13:49,562 お嬢様 少し ドレスが乱れています。 195 00:13:49,562 --> 00:13:52,231 魔法の状態も 確認しますね。 196 00:13:52,231 --> 00:13:55,902 ありがとう。 お守りを 着けてくれているんだっけ? 197 00:13:55,902 --> 00:13:59,238 はい これなら 何かあっても大丈…。 198 00:13:59,238 --> 00:14:01,240 ハッ! 199 00:14:04,077 --> 00:14:06,245 メロディ? 200 00:14:06,245 --> 00:14:08,915 (メロディ)気のせいかな? 201 00:14:08,915 --> 00:14:12,251 誰かに にらまれたような気が したんだけど…。 202 00:14:12,251 --> 00:14:15,088 お嬢様 1つだけ追加で➡ 203 00:14:15,088 --> 00:14:17,757 守りの魔法をかけても よろしいですか? 204 00:14:17,757 --> 00:14:21,594 それは 構わないけど…。 205 00:14:21,594 --> 00:14:24,097 淑女たるもの 鋭敏であれ➡ 206 00:14:24,097 --> 00:14:27,600 アーティルセンシティボ! 207 00:14:27,600 --> 00:14:29,769 できました。 208 00:14:29,769 --> 00:14:34,540 見た目は 変わってないけど これは どんな魔法なの? 209 00:14:34,540 --> 00:14:37,210 感覚を 鋭敏にする魔法です。 210 00:14:37,210 --> 00:14:40,713 今回は 視線に反応するよう 設定しました。 211 00:14:40,713 --> 00:14:43,516 視線? 例えば…。 212 00:14:47,720 --> 00:14:49,889 (マクスウェル)ルシアナ嬢。 あっ! 213 00:14:49,889 --> 00:14:53,393 マクスウェル様! お待たせして 申し訳ありません。 214 00:14:53,393 --> 00:14:56,729 お気になさらず。 まいりましょうか? 215 00:14:56,729 --> 00:15:01,901 実は 私の友人に あなたを 紹介したいのです。 216 00:15:01,901 --> 00:15:03,903 は はい! 217 00:15:05,905 --> 00:15:10,409 そういえば 天使様とは ご一緒ではないのですね。 218 00:15:10,409 --> 00:15:14,413 一曲 ご一緒して いただきたかったのですが…。 219 00:15:14,413 --> 00:15:16,415 《むぅ~》 220 00:15:16,415 --> 00:15:20,419 隣に 私がいるのに そんなことを…。 221 00:15:20,419 --> 00:15:22,422 ルシアナ嬢…。 222 00:15:22,422 --> 00:15:24,423 クッ…。 えっ! 223 00:15:24,423 --> 00:15:26,426 《な なんで この人 笑ってるの!? 224 00:15:26,426 --> 00:15:28,428 あっ…。 225 00:15:28,428 --> 00:15:31,364 最初に 隣のパートナーを放り出して➡ 226 00:15:31,364 --> 00:15:33,866 メロディに走ったのって もしかして➡ 227 00:15:33,866 --> 00:15:38,037 私のほう!? 完全に ブーメランだ…》 228 00:15:38,037 --> 00:15:42,875 フフ… すみません 少々 冗談が過ぎましたね。 229 00:15:42,875 --> 00:15:45,878 いえ 私のほうこそ すみません。 230 00:15:45,878 --> 00:15:50,383 なに 誰だって あのような 美しい方が 現れては➡ 231 00:15:50,383 --> 00:15:52,718 ダンスに 誘いたくなるものです。 232 00:15:52,718 --> 00:15:56,055 ましてや 妖精が 天使を ダンスに誘うなど➡ 233 00:15:56,055 --> 00:15:58,057 当然のことですよ。 234 00:15:58,057 --> 00:16:01,227 妖精? ご存じありませんか? 235 00:16:01,227 --> 00:16:03,229 皆が あなたのことを➡ 236 00:16:03,229 --> 00:16:05,565 妖精姫と呼んで 褒めたたえています。 237 00:16:05,565 --> 00:16:08,234 ななな なんですか それ!? 238 00:16:08,234 --> 00:16:10,236 あっ…。 239 00:16:10,236 --> 00:16:13,406 《えっ!? 魔法が 反応してる!》 240 00:16:13,406 --> 00:16:17,577 ((メロディ:お嬢様に 悪意ある視線を 向ける者がいれば➡ 241 00:16:17,577 --> 00:16:22,081 視線の発生源へ お嬢様にだけ 見える光が 放たれます。 242 00:16:22,081 --> 00:16:24,283 なに それ すごい!)) 243 00:16:33,192 --> 00:16:38,364 《嫉妬心… のようなものを 感じる気がするけど➡ 244 00:16:38,364 --> 00:16:41,267 あんなに きれいな人が どうして?》 245 00:16:45,204 --> 00:16:48,207 彼女は ランクドール公爵令嬢です。 246 00:16:48,207 --> 00:16:50,209 あなたを 気にかけているのは➡ 247 00:16:50,209 --> 00:16:52,378 見せ場を 奪われたからでしょう。 248 00:16:52,378 --> 00:16:54,380 見せ場を奪われた? 249 00:16:54,380 --> 00:16:57,049 まだ 自覚がありませんか? 250 00:16:57,049 --> 00:16:59,719 (マクスウェル) 今夜の舞踏会の注目株は➡ 251 00:16:59,719 --> 00:17:03,055 王太子殿下と ヴィクティリウム侯爵令嬢のペア。 252 00:17:03,055 --> 00:17:06,893 そして 次が 令嬢のなかで いちばん 家格の高い➡ 253 00:17:06,893 --> 00:17:09,228 公爵家の ランクドール嬢でしたが➡ 254 00:17:09,228 --> 00:17:12,732 結果を見れば 最も 注目を浴びているのは➡ 255 00:17:12,732 --> 00:17:14,734 妖精姫と 褒めたたえられ➡ 256 00:17:14,734 --> 00:17:18,070 天使様と ペアダンスを披露した あなただ。 257 00:17:18,070 --> 00:17:21,908 そのため ランクドール嬢の注目度は ほぼ ゼロ。 258 00:17:21,908 --> 00:17:23,910 悔しくて しかたがないのでしょう。 259 00:17:23,910 --> 00:17:25,912 それって…。 260 00:17:25,912 --> 00:17:30,750 (マクスウェル)明日からの 学園生活は なかなか 大変そうですね。 261 00:17:30,750 --> 00:17:34,186 《貧乏貴族には 分不相応すぎるんじゃない!?》 262 00:17:34,186 --> 00:17:36,188 (足音) 263 00:17:36,188 --> 00:17:39,191 (マクスウェル)このような場で うつむいてはいけませんよ レディー。 264 00:17:39,191 --> 00:17:41,193 あっ…。 265 00:17:41,193 --> 00:17:46,365 大丈夫 だからこそ 彼らに あなたを紹介するのです。 266 00:17:46,365 --> 00:17:49,068 その 彼らって…。 267 00:17:52,204 --> 00:17:56,375 はじめまして わたくしは アンネマリー・ヴィクティリウム。 268 00:17:56,375 --> 00:17:59,879 妖精姫に お会いできて 本当に うれしいわ。 269 00:17:59,879 --> 00:18:02,214 私は クリストファーだ。 270 00:18:02,214 --> 00:18:04,884 せんえつながら 王太子を 務めているよ。 271 00:18:04,884 --> 00:18:07,887 は はひぃ~! 272 00:18:07,887 --> 00:18:10,222 《2人:よっしゃ~!》 273 00:18:10,222 --> 00:18:13,225 よよよ よろしくお願いします…。 274 00:18:13,225 --> 00:18:16,562 そんなに緊張しなくても 大丈夫ですよ。 275 00:18:16,562 --> 00:18:19,732 2人とも 見た目より 気さくですから。 276 00:18:19,732 --> 00:18:23,569 まぁ! わたくし そんなに お高く とまっていませんわよ。 277 00:18:23,569 --> 00:18:27,239 (マクスウェル)それは 失礼しました。 《ルシアナ:フフ なかよし!》 278 00:18:27,239 --> 00:18:29,575 そういえば わたくしたち➡ 279 00:18:29,575 --> 00:18:33,179 同性カップルダンスに 参加しそこねてしまったのよ。 280 00:18:33,179 --> 00:18:36,849 ルシアナさんが 天使と踊ったと 皆が 言っていたけれど➡ 281 00:18:36,849 --> 00:18:38,851 どなたのことかしら? 282 00:18:38,851 --> 00:18:43,522 あぁ… セシリア嬢のことですね 彼女なら…。 283 00:18:43,522 --> 00:18:45,524 セシリアだって!? セシリアですって!? 284 00:18:45,524 --> 00:18:48,194 そのセシリア嬢は どちらに いらっしゃるの!? 285 00:18:48,194 --> 00:18:51,530 どのような容姿だ!? 出身は!? 家名は? 286 00:18:51,530 --> 00:18:53,532 えっと…。 287 00:18:53,532 --> 00:18:55,534 2人とも 落ち着いて…。 288 00:18:55,534 --> 00:18:58,537 あの… セシリア嬢は もう 帰りました。 289 00:18:58,537 --> 00:19:00,539 (クリストファー)帰った? 290 00:19:00,539 --> 00:19:03,876 あと え~っと 金髪の子で…。 291 00:19:03,876 --> 00:19:07,380 金髪! えっ 金髪? 292 00:19:07,380 --> 00:19:10,716 えっ? えっ? 293 00:19:10,716 --> 00:19:13,219 (マクスウェル)いったい どうしたんだ? 294 00:19:13,219 --> 00:19:15,721 (クリストファー) すまない なんでもないんだ…。 295 00:19:15,721 --> 00:19:19,225 (アンネマリー)ごめんなさい どんな子か 気になっただけなの…。 296 00:19:19,225 --> 00:19:22,228 (話し声) 297 00:19:22,228 --> 00:19:25,398 《セシリア? ヒロインなの? 298 00:19:25,398 --> 00:19:28,067 でも 金髪らしいし➡ 299 00:19:28,067 --> 00:19:31,170 エスコートしたのは シナリオどおり レクト様らしいけど➡ 300 00:19:31,170 --> 00:19:33,839 でも レギンバース伯爵の娘ではない。 301 00:19:33,839 --> 00:19:35,841 いったい 何者?》 302 00:19:39,678 --> 00:19:43,182 (メロディ)予定より 帰ってくるの 遅くなっちゃった。 303 00:19:43,182 --> 00:19:47,186 お嬢様たちが 帰ってくる前に お迎えの支度をしないと…。 304 00:19:47,186 --> 00:19:51,190 《帰り際に レクトさんの様子が おかしかったけど➡ 305 00:19:51,190 --> 00:19:53,192 大丈夫だったのかな? 306 00:19:53,192 --> 00:19:55,194 なんだったんだろう?》 307 00:19:55,194 --> 00:19:58,531 (ルシアナ)今夜は いろいろと ありがとうございました。 308 00:19:58,531 --> 00:20:00,533 (アンネマリー)学園でも 仲よくしてね。 309 00:20:00,533 --> 00:20:02,701 いいですね 3人とも。 310 00:20:02,701 --> 00:20:05,705 私も 1学年から やり直そうかな。 311 00:20:05,705 --> 00:20:10,709 フッフフフフ 宰相様が 許可なさるなら してもいいですわよ。 312 00:20:10,709 --> 00:20:13,713 学園長には わたくしから伝えますわ。 313 00:20:13,713 --> 00:20:16,215 フッフフフ…。 フフフフ…。 314 00:20:18,217 --> 00:20:21,220 (クリストファー)今日は ありがとう。 315 00:20:21,220 --> 00:20:23,222 (ルシアナ)ハッ! ムッ。 あっ こら! 316 00:20:25,891 --> 00:20:31,230 《それにしても… 結局 彼は 現れなかったわね。 317 00:20:31,230 --> 00:20:33,899 舞踏会襲撃事件。 318 00:20:33,899 --> 00:20:35,901 ゲームの シナリオどおりなら➡ 319 00:20:35,901 --> 00:20:38,571 あの窓から 乱入してくるはずだけど➡ 320 00:20:38,571 --> 00:20:40,573 何も起きる気配は なさそう。 321 00:20:40,573 --> 00:20:44,577 こうなると いろいろと 計画の見直しが必要だわ》 322 00:20:44,577 --> 00:20:48,247 って いいかげん 手を離しなさいよ クリストファー! 323 00:20:48,247 --> 00:20:50,249 ルシアナちゃんが 驚いて…。 324 00:20:50,249 --> 00:20:53,052 どうして…。 (アンネマリー)えっ? (クリストファー)んっ? 325 00:20:55,087 --> 00:20:58,257 《メロディの魔法が 強く反応してる》 326 00:20:58,257 --> 00:21:00,259 あっ! 327 00:21:02,261 --> 00:21:04,930 ((この魔法は 未完成で➡ 328 00:21:04,930 --> 00:21:07,266 近くにいる 別の人への悪意にも➡ 329 00:21:07,266 --> 00:21:09,602 反応してしまう 可能性があります)) 330 00:21:09,602 --> 00:21:13,606 《狙いは… 私じゃない!》 331 00:21:13,606 --> 00:21:15,608 危ない! 332 00:21:18,110 --> 00:21:20,613 あっ! 333 00:21:20,613 --> 00:21:23,282 (悲鳴) 334 00:21:23,282 --> 00:21:26,118 (ヒューズ)ルシアナ!! 335 00:21:26,118 --> 00:21:29,121 (悲鳴) 336 00:21:29,121 --> 00:21:32,892 そんな…。 337 00:21:32,892 --> 00:21:37,296 ル… ルシアナちゃん なんで…。 338 00:21:41,233 --> 00:21:45,738 <魔王に 心を奪われ操られた 哀れなキャラクター➡ 339 00:21:45,738 --> 00:21:50,743 ビューク・キッシェルによる ゲーム内最初の ビッグイベントである> 340 00:21:50,743 --> 00:21:52,745 (ビューク)さて➡ 341 00:21:52,745 --> 00:21:57,082 じゅうりんを… 始めよう。 342 00:21:57,082 --> 00:21:59,418 衛兵! 炎よ! 343 00:21:59,418 --> 00:22:01,420 赤く燃え上がり 焼き払え! 344 00:22:01,420 --> 00:22:04,256 ボリード! 345 00:22:04,256 --> 00:22:06,926 囲め。 そして 遮れ➡ 346 00:22:06,926 --> 00:22:10,429 プリジョーネ。 347 00:22:10,429 --> 00:22:12,598 駄目です 結界が破れません! 348 00:22:12,598 --> 00:22:14,600 スヴェン! (スヴェン)ハッ! 349 00:22:14,600 --> 00:22:18,938 風よ 凝縮し 一点を貫け! 350 00:22:18,938 --> 00:22:20,940 アーリアジャベロット! 351 00:22:23,776 --> 00:22:26,779 バカな… 王国筆頭魔法使いの➡ 352 00:22:26,779 --> 00:22:31,717 最も 貫通力の高い魔法だぞ? 353 00:22:31,717 --> 00:22:34,220 茶番は 終わりか?