1 00:00:36,169 --> 00:00:45,178 ♬~ 2 00:00:45,178 --> 00:00:48,849 (舞花) ハッ! 『銀の聖女と五つの誓い』? 3 00:00:48,849 --> 00:00:50,851 (友里花)舞花おばあちゃんが 子どものころに➡ 4 00:00:50,851 --> 00:00:52,853 人気だったんでしょ? 5 00:00:52,853 --> 00:00:55,756 リメーク版が出て また はやってるんだよ。 6 00:00:59,526 --> 00:01:01,528 (足音) 7 00:01:01,528 --> 00:01:05,866 ((舞花! お兄ちゃんたちが ツアー当たったってゲーム➡ 8 00:01:05,866 --> 00:01:07,868 なんて名前だっけ!? 9 00:01:07,868 --> 00:01:12,873 『銀の聖女と五つの誓い』…)) 10 00:01:15,709 --> 00:01:19,546 初代版の 未公開画像も 載ってて すごい豪華なの! 11 00:01:19,546 --> 00:01:21,548 ほら! 12 00:01:23,550 --> 00:01:25,886 えっ? ヒロインちゃん? 13 00:01:25,886 --> 00:01:27,888 なんで メイド服? 14 00:01:27,888 --> 00:01:31,391 おぉ~! 色も服も違うのに よく わかったね! 15 00:01:31,391 --> 00:01:35,295 最近 見つかった 初期段階の ボツ案らしいよ。 16 00:01:37,998 --> 00:01:40,200 そうなの…。 17 00:01:47,174 --> 00:01:49,176 えっ なに? 18 00:01:49,176 --> 00:01:51,845 ここ どこ? 19 00:01:51,845 --> 00:01:56,683 なんで 私の体 子どもになってるの? 20 00:01:56,683 --> 00:02:00,520 そうだわ あの子も 巻き込まれてないかしら? 21 00:02:00,520 --> 00:02:02,522 私の大事な…。 22 00:02:02,522 --> 00:02:07,694 《どうして? 大事な孫娘の名前を 思い出せないなんて…。 23 00:02:07,694 --> 00:02:11,198 大人になってからの記憶が ぼやけていく…。 24 00:02:11,198 --> 00:02:13,367 むしろ はっきり思い出せるのは➡ 25 00:02:13,367 --> 00:02:17,204 子どものころの…》 26 00:02:17,204 --> 00:02:22,042 ホントに 意味がわかんないよ…。 27 00:02:22,042 --> 00:02:27,347 お母さん お兄ちゃん 杏奈お姉ちゃん…。 28 00:02:29,383 --> 00:02:32,386 キャッ! 誰? 29 00:02:32,386 --> 00:02:36,156 (ビューク)ここは 危ないから。 30 00:02:36,156 --> 00:02:38,158 あっ…。 31 00:02:38,158 --> 00:02:40,327 助けてくれるの? 32 00:02:40,327 --> 00:02:42,662 (ビューク)着いた。 33 00:02:42,662 --> 00:02:48,001 あの ありが… あれ? 34 00:02:48,001 --> 00:02:51,204 (シスター・アナベル)何か お困りかしら? 35 00:04:35,142 --> 00:04:37,978 (マリアンナ) ルシアナ 忘れ物は ないかしら? 36 00:04:37,978 --> 00:04:40,313 (ルシアナ)大丈夫よ お母様! 37 00:04:40,313 --> 00:04:44,651 そう言って 入学式に 入学許可証を忘れたのは 誰? 38 00:04:44,651 --> 00:04:46,653 うへぇ。 39 00:04:46,653 --> 00:04:51,658 メロディ! お母様へ告げ口なんて メイドとして どうかと思うわよ。 40 00:04:51,658 --> 00:04:56,496 (メロディ)女主人たる奥様へ 日々の報告をすることは➡ 41 00:04:56,496 --> 00:04:59,666 メイドとして 当然の義務でございますから。 42 00:04:59,666 --> 00:05:02,335 申し訳ございません お嬢様。 43 00:05:02,335 --> 00:05:06,006 なんで 誇らしげなのよ!? (ヒューズ)ルシアナ➡ 44 00:05:06,006 --> 00:05:11,511 学生寮に入ったら 思う存分 余すことなく使い倒すんだぞ! 45 00:05:11,511 --> 00:05:14,681 <貧乏貴族には 手痛い出費であった> 46 00:05:14,681 --> 00:05:17,851 う うん? わかったわ お父様…。 47 00:05:17,851 --> 00:05:23,356 それにしても 新しい使用人は 見つからなかったわね…。 48 00:05:23,356 --> 00:05:27,194 うむ 1人くらいはと思っていたが…。 49 00:05:27,194 --> 00:05:30,797 ひとまずは メロディのおかげで 困らないけど…。 50 00:05:36,636 --> 00:05:40,307 それじゃあ いってきます お父様 お母様! 51 00:05:40,307 --> 00:05:42,809 うちのことを よろしくね セレーナ! 52 00:05:42,809 --> 00:05:46,146 (セレーナ) 承知いたしました ルシアナお嬢様。 53 00:05:46,146 --> 00:05:49,316 お気をつけて いってらっしゃいませ。 54 00:05:49,316 --> 00:05:53,820 何度 見ても 人形には見えないわ。 恐れ入ります。 55 00:05:53,820 --> 00:05:58,158 < そう 彼女は メロディが作った人形である。 56 00:05:58,158 --> 00:06:02,329 きっかけは 先日 アンナから贈られた人形だ> 57 00:06:02,329 --> 00:06:04,998 《メロディ:新しい 使用人が来ないなら➡ 58 00:06:04,998 --> 00:06:07,834 この子に 働いてもらえばいいんじゃない? 59 00:06:07,834 --> 00:06:10,837 かくして メロディのメイド魔法によって➡ 60 00:06:10,837 --> 00:06:13,673 小さな人形は 人格を与えられた> 61 00:06:13,673 --> 00:06:17,677 《でも… これだけはないと 作れなかったのよね》 62 00:06:17,677 --> 00:06:21,348 <森の奥で見つけた 銀の台座の一部を 盗➡ 63 00:06:21,348 --> 00:06:24,851 拝借し 人形の核とした。 64 00:06:24,851 --> 00:06:27,687 そうして 彼女は生み出された。 65 00:06:27,687 --> 00:06:31,691 けれども ひとつ メロディにも 予想外なことがあった> 66 00:06:31,691 --> 00:06:34,127 ((お母さん?)) 67 00:06:34,127 --> 00:06:36,796 《どうして セレーナは➡ 68 00:06:36,796 --> 00:06:40,300 お母さんそっくりに なっちゃったのかな?》 69 00:06:40,300 --> 00:06:42,302 見て メロディ! 70 00:06:42,302 --> 00:06:44,638 もらった指輪を ペンダントにしてみたの。 71 00:06:44,638 --> 00:06:48,308 これなら 制服の下に隠して 持ち歩けるかなって。 72 00:06:48,308 --> 00:06:50,810 お嬢様! 73 00:06:50,810 --> 00:06:52,812 でしたら その指輪に➡ 74 00:06:52,812 --> 00:06:55,315 アーティルセンシティボの魔法も つけましょう。 75 00:06:55,315 --> 00:06:58,818 それって 敵意の視線を 知らせてくれる魔法➡ 76 00:06:58,818 --> 00:07:00,820 だったわよね? えぇ! 77 00:07:00,820 --> 00:07:02,822 いえ やめておくわ。 78 00:07:02,822 --> 00:07:05,158 なぜですか? 79 00:07:05,158 --> 00:07:09,663 (ルシアナ)学園での 人間関係の構築も 勉強の1つだもの。 80 00:07:09,663 --> 00:07:12,165 人を見る目も 養っていかなくちゃ。 81 00:07:12,165 --> 00:07:16,503 とても すばらしい お考えだと思います。 ヘヘ。 82 00:07:16,503 --> 00:07:20,340 (メロディ)でも 衣服に掛けた 守りの魔法は 解きませんからね。 83 00:07:20,340 --> 00:07:23,343 (ルシアナ)そっちは 頼りにしてるわ。 それとね…。 84 00:07:26,179 --> 00:07:29,015 え~と 学園では メロディに➡ 85 00:07:29,015 --> 00:07:32,185 できるだけ 魔法の使用を 控えてもらいたいの。 86 00:07:32,185 --> 00:07:35,955 (メロディ)んっ? あ~っ! それも 勉強の一環ですね? 87 00:07:35,955 --> 00:07:38,124 (ルシアナ)う うん いいかな? 88 00:07:38,124 --> 00:07:40,126 えぇ もちろんです。 89 00:07:40,126 --> 00:07:43,129 《魔法なしのメイド業務も 楽しみ》 90 00:07:43,129 --> 00:07:47,634 《学園で メロディが魔法を使ったら どうなることか…。 91 00:07:47,634 --> 00:07:49,636 たぶん きっと大惨事。 92 00:07:49,636 --> 00:07:53,306 本当は 正直に 魔法が ちょっと強力すぎるって➡ 93 00:07:53,306 --> 00:07:55,642 教えてあげれば 済む話なんだけど➡ 94 00:07:55,642 --> 00:07:57,978 なんとな~く 言いにくいのよねぇ。 95 00:07:57,978 --> 00:08:00,146 なんでだろ?》 96 00:08:00,146 --> 00:08:04,651 <テオラス王国 王都の中心に そびえ立つ王城➡ 97 00:08:04,651 --> 00:08:09,322 の 隣にあるのが 王立パルテシア高等教育学園➡ 98 00:08:09,322 --> 00:08:11,825 通称 王立学園だ。 99 00:08:11,825 --> 00:08:13,993 生活スタイルが 異なるため➡ 100 00:08:13,993 --> 00:08:18,164 学生寮内は 身分により 区分されている。 101 00:08:18,164 --> 00:08:20,500 経済力こそ ないものの➡ 102 00:08:20,500 --> 00:08:25,672 伯爵家である ルトルバーグは 上位貴族寮に 部屋を与えられた> 103 00:08:25,672 --> 00:08:29,676 私の部屋より 断然 ひろ~い! 104 00:08:29,676 --> 00:08:32,178 (メロディ) ひとまず お嬢様は ごゆっくり。 105 00:08:32,178 --> 00:08:35,615 (2人)んっ? (鈴の音) 106 00:08:35,615 --> 00:08:40,120 (サーシャ)お隣の部屋の インヴィディア家の者でございます。 107 00:08:42,122 --> 00:08:44,124 (ルーナ)はじめまして。 108 00:08:44,124 --> 00:08:47,460 インヴィディア伯爵家 長女 ルーナと申します。 109 00:08:47,460 --> 00:08:50,463 以後 お見知りおきくださいませ。 110 00:08:50,463 --> 00:08:52,799 ルシアナ・ルトルバーグです。 111 00:08:52,799 --> 00:08:56,803 よろしくお願いいたします インヴィディア様。 112 00:08:56,803 --> 00:08:59,639 (ルーナ) 急な申し出を お受けくださり➡ 113 00:08:59,639 --> 00:09:02,475 ありがとうございます ルトルバーグ様。 114 00:09:02,475 --> 00:09:04,477 とても 緊張していたので➡ 115 00:09:04,477 --> 00:09:07,814 声をかけていただいて とても うれしく思いますわ。 116 00:09:07,814 --> 00:09:11,818 どうぞ ルシアナと お呼びくださいませ インヴィディア様。 117 00:09:11,818 --> 00:09:15,989 ルト… ルシアナ様 私のことも ルーナと…。 118 00:09:15,989 --> 00:09:20,160 ルーナ様 お優しい方が隣室で 安どいたしました。 119 00:09:20,160 --> 00:09:22,162 私も 同じですわ。 120 00:09:26,166 --> 00:09:28,168 緊張した~。 121 00:09:28,168 --> 00:09:30,837 ガヴァネスとしては たいへん よくできましたと➡ 122 00:09:30,837 --> 00:09:32,839 申し上げておきますね。 123 00:09:32,839 --> 00:09:34,774 そう? よかった。 124 00:09:34,774 --> 00:09:36,776 でも こんな堅苦しい話し方➡ 125 00:09:36,776 --> 00:09:39,279 ずっと やらなくちゃ 駄目なのかしら? 126 00:09:39,279 --> 00:09:41,948 正直 勉強よりも きついかも…。 127 00:09:41,948 --> 00:09:44,784 きっと 学園生活を過ごしていく間に➡ 128 00:09:44,784 --> 00:09:47,287 打ち解けられますよ。 129 00:09:47,287 --> 00:09:50,457 そうかな…。 130 00:09:50,457 --> 00:09:52,792 そうだといいな。 131 00:09:52,792 --> 00:09:56,696 学園生活 楽しみですね。 (ルシアナ)うん! 132 00:10:00,133 --> 00:10:05,138 (クラウド)舞踏会での 王太子襲撃犯は いまだ見つからず… か…。 133 00:10:05,138 --> 00:10:07,974 《クラウド:やはり 王太子殿下の 指示を 無視してでも➡ 134 00:10:07,974 --> 00:10:10,310 ろう獄に 閉じ込めておけば…。 135 00:10:10,310 --> 00:10:13,646 いや… それより 監視していたはずの衛兵たちだ。 136 00:10:13,646 --> 00:10:17,317 全員 いつのまにか 眠っていたとは いったい?》 137 00:10:17,317 --> 00:10:22,322 今回は なかなか 面白い舞踏会に なったと思ったのに…。 138 00:10:22,322 --> 00:10:26,659 《クラウド:王太子と パートナー アンネマリー嬢が 主役かと思いきや➡ 139 00:10:26,659 --> 00:10:31,831 ルトルバーグのルシアナ嬢が 視線をさらい 王太子を かばったことで➡ 140 00:10:31,831 --> 00:10:34,667 更に 注目は 彼女に集まった。 141 00:10:34,667 --> 00:10:36,669 宰相閣下さえも➡ 142 00:10:36,669 --> 00:10:39,506 英雄姫 ルシアナ嬢を 褒めたたえていたが➡ 143 00:10:39,506 --> 00:10:42,509 あれは まさか 外堀から埋めようと?》 144 00:10:47,680 --> 00:10:51,184 《どうして 私は あの セシリアという少女を見て➡ 145 00:10:51,184 --> 00:10:53,686 セレナを 思い出したんだろう? 146 00:10:53,686 --> 00:10:56,856 髪の色も 瞳の色も 違うというのに…。 147 00:10:56,856 --> 00:11:00,360 愛するセレナ いとしいセレナ。 148 00:11:00,360 --> 00:11:03,029 もう この世にいないなんて 信じられない。 149 00:11:03,029 --> 00:11:06,366 セシリア嬢と もう一度 会ってみたいものだ…。 150 00:11:06,366 --> 00:11:10,703 そして 銀の髪を持つという 私の娘にも…》 (ノック) 151 00:11:10,703 --> 00:11:12,705 (ドアが開く音) 152 00:11:12,705 --> 00:11:17,210 (レクティアス)閣下 宰相府より 新しい書類が 届きました。 153 00:11:17,210 --> 00:11:19,512 そこに 置いておいてくれ。 154 00:11:21,548 --> 00:11:25,218 ((レクティアス:メロディ 1つ 尋ねたいんだが➡ 155 00:11:25,218 --> 00:11:27,887 君は ずっと メイドとして生きるのか? 156 00:11:27,887 --> 00:11:31,391 例えば 王城で侍女をするとか? 157 00:11:31,391 --> 00:11:34,160 《レクティアス:メロディの存在を 閣下に伝えれば➡ 158 00:11:34,160 --> 00:11:36,162 メロディは メイドではいられず➡ 159 00:11:36,162 --> 00:11:41,167 逆にメイドを続けるなら 閣下は 実の娘に会うことができない。 160 00:11:41,167 --> 00:11:43,169 けれど 侍女ならば…》 161 00:11:43,169 --> 00:11:46,172 う~ん 考えたことないですね。 162 00:11:46,172 --> 00:11:48,174 (レクティアス)えぇ…。 163 00:11:48,174 --> 00:11:51,010 私 亡くなった母に誓ったんです。 164 00:11:51,010 --> 00:11:55,682 世界で いちばん すてきなメイドになるって。 165 00:11:55,682 --> 00:11:59,185 そのためには もっともっと 頑張らないと! 166 00:11:59,185 --> 00:12:01,187 そうか…)) 167 00:12:04,857 --> 00:12:07,694 《申し訳ございません 閣下。 168 00:12:07,694 --> 00:12:12,198 もう少しだけ お嬢様に 時間をください》 169 00:12:14,200 --> 00:12:17,003 (ルシアナ) キャーッ! 筆箱が入ってな~い! 170 00:12:19,205 --> 00:12:23,209 また カバンの中身を 全部 出して 確認したんですね。 171 00:12:23,209 --> 00:12:25,378 もう メロディまで! 172 00:12:25,378 --> 00:12:29,215 2か月も前のこと 蒸し返さないでよ! フフフ。 173 00:12:29,215 --> 00:12:31,217 いってきま~す! 174 00:12:31,217 --> 00:12:33,219 いってらっしゃいませ。 175 00:12:39,826 --> 00:12:41,828 《ルシアナ:わかってたけど➡ 176 00:12:41,828 --> 00:12:46,332 これだけ 貴族の子がいて 使用人は 1人もいないのね》 177 00:12:46,332 --> 00:12:49,502 頑張ろ! (ベアトリス)ルシアナ! (ミリアリア)ルシアナさん! 178 00:12:49,502 --> 00:12:52,171 (ルシアナ)ベアトリス! ミリアリアも! 179 00:12:52,171 --> 00:12:54,173 久しぶりね! 180 00:12:54,173 --> 00:12:56,509 (ミリアリア)なにかと バタバタしてましたものね。 181 00:12:56,509 --> 00:12:59,012 (ベアトリス) 襲撃事件なんて あっちゃね…。 182 00:12:59,012 --> 00:13:01,514 うちも 外出禁止だったし。 183 00:13:01,514 --> 00:13:03,816 あれ クラス分けですか? 184 00:13:05,852 --> 00:13:09,756 同じクラスだといいわね! そうね…。 185 00:13:13,693 --> 00:13:17,864 で まさか 3人とも 別々のクラスになっちゃうなんて…。 186 00:13:17,864 --> 00:13:20,867 昼食とかなら 一緒に行けるかな…。 187 00:13:24,537 --> 00:13:26,539 おはようござい…。 188 00:13:28,541 --> 00:13:31,878 《んっ? えっ? なんか 変?》 189 00:13:31,878 --> 00:13:34,814 あれが 舞踏会の妖精姫? 190 00:13:34,814 --> 00:13:36,816 いや 英雄姫じゃなかったか? 191 00:13:36,816 --> 00:13:38,818 貧乏貴族のくせに…。 192 00:13:38,818 --> 00:13:40,987 幽霊屋敷の ルトルバーグだろ? 193 00:13:40,987 --> 00:13:44,791 《あっ… なるほど そういうことね》 194 00:13:46,826 --> 00:13:48,828 ふぅ~。 195 00:13:48,828 --> 00:13:52,165 (ルーナ)ルシアナ様? 196 00:13:52,165 --> 00:13:54,167 ルーナ様! 197 00:13:54,167 --> 00:13:58,337 隣の席が ルシアナ様だなんて うれしいですわ! 198 00:13:58,337 --> 00:14:01,841 私もです! 今朝から 緊張しどおしで…。 199 00:14:01,841 --> 00:14:05,011 《ルシアナ:ああ いいな この子の笑顔。 200 00:14:05,011 --> 00:14:07,180 すごく優しくて 癒やされる…。 201 00:14:07,180 --> 00:14:10,850 さっきまでの 緊張してた気持ちが ほぐれてく…》 202 00:14:10,850 --> 00:14:14,854 改めまして 今日から よろしくお願いいたします。 203 00:14:14,854 --> 00:14:17,190 うん よろしくね! 204 00:14:17,190 --> 00:14:20,026 < ほぐれすぎ> 205 00:14:20,026 --> 00:14:22,361 ごめんなさい ごめんなさい! 206 00:14:22,361 --> 00:14:25,198 あの… これは えっと ついつい…。 207 00:14:25,198 --> 00:14:28,801 (ルーナ)フフッ フフフ…。 208 00:14:30,870 --> 00:14:34,474 (ルシアナ)失礼しました… 二度と このような失態は…。 209 00:14:34,474 --> 00:14:38,311 (ルーナ)いえ どうぞ 砕けた話し方で お願いしますわ。 210 00:14:38,311 --> 00:14:41,314 笑ってしまい 申し訳ございません。 211 00:14:41,314 --> 00:14:43,816 ルシアナ様が あまりに かわいらしくて…。 212 00:14:43,816 --> 00:14:47,320 それと もし よろしければ➡ 213 00:14:47,320 --> 00:14:50,656 私も 砕けた口調で話してもいいかな? 214 00:14:50,656 --> 00:14:52,658 これから 毎日 会うんだし…。 215 00:14:52,658 --> 00:14:56,329 昨日は 頑張ったんだけど 駄目かな? 216 00:14:56,329 --> 00:14:58,831 もちろんよ! よろしくね! 217 00:14:58,831 --> 00:15:01,167 私のことは ルシアナって呼んでね! 218 00:15:01,167 --> 00:15:03,336 私も ルーナって呼んでね! 219 00:15:03,336 --> 00:15:05,338 (ざわめき) 220 00:15:05,338 --> 00:15:08,174 王太子殿下 ご機嫌麗しゅう。 221 00:15:08,174 --> 00:15:10,343 アンネマリー様 おはようございます! 222 00:15:10,343 --> 00:15:13,346 (クリストファー)やぁ みんな 今日から よろしく頼むよ。 223 00:15:13,346 --> 00:15:15,348 (アンネマリー)ごきげんよう 皆さん。 224 00:15:15,348 --> 00:15:17,683 (ルシアナ)お二人も 同じクラスなのね。 225 00:15:17,683 --> 00:15:21,854 そういえば ルシアナは アンネマリー様と知り合いなんだっけ? 226 00:15:21,854 --> 00:15:24,023 えっ? どうして それを? 227 00:15:24,023 --> 00:15:27,693 (ルーナ)春の舞踏会で 注目されてたから…。 228 00:15:27,693 --> 00:15:32,532 王太子殿下のグループと 一緒にいたの みんな 知ってると思うよ。 229 00:15:32,532 --> 00:15:34,801 そんなに 見られてたの!? 230 00:15:34,801 --> 00:15:37,470 恥ずかしくて もう 学園 来られないよ~! 231 00:15:37,470 --> 00:15:39,639 フフッ 大げさね。 232 00:15:39,639 --> 00:15:42,642 (ルーナ)大丈夫よ あの お二人がいれば➡ 233 00:15:42,642 --> 00:15:44,811 注目されるといっても 分散されるわ。 234 00:15:44,811 --> 00:15:47,313 それもそうよね…。 235 00:15:47,313 --> 00:15:49,649 《ルシアナ:彼女も 同じクラスなんだ…。 236 00:15:49,649 --> 00:15:54,153 ランクドール公爵家の オリヴィア様… だっけ? 237 00:15:54,153 --> 00:15:57,824 あの時 彼女の視線には 敵意があった。 238 00:15:57,824 --> 00:16:02,495 マクスウェル様は 私に 見せ場を 奪われたからと言っていたけど➡ 239 00:16:02,495 --> 00:16:04,497 目が 笑ってなくない?》 240 00:16:07,166 --> 00:16:09,669 (レギュス)今日から このクラスの担任をする➡ 241 00:16:09,669 --> 00:16:11,671 レギュス・バウエンベールだ。 242 00:16:11,671 --> 00:16:15,174 一応 国王陛下より 子爵位を 賜っている。 243 00:16:15,174 --> 00:16:17,677 (レギュス)学園に 在籍するかぎり➡ 244 00:16:17,677 --> 00:16:20,513 どんな身分でも 一生徒として扱う。 245 00:16:20,513 --> 00:16:23,349 見当違いな文句など わめかぬように! 246 00:16:23,349 --> 00:16:25,351 返事は! (一同)はい! 247 00:16:25,351 --> 00:16:28,020 《厳しそうな先生ね…》 248 00:16:28,020 --> 00:16:32,358 さて 皆の元には 事前に 教科書が届いていたはずだ。 249 00:16:32,358 --> 00:16:34,961 指示どおり 予習はしてきたな? 250 00:16:34,961 --> 00:16:37,463 早速 抜き打ち中間試験を 実施する! 251 00:16:37,463 --> 00:16:39,465 (一同)ピーッ! 252 00:16:39,465 --> 00:16:41,467 <一方 そのころ> 253 00:16:41,467 --> 00:16:43,469 次は 洗濯ね! 254 00:16:43,469 --> 00:16:45,471 《メロディ:洗濯場は 共用だから➡ 255 00:16:45,471 --> 00:16:47,640 きっと メイドたちが 集まってるはず! 256 00:16:47,640 --> 00:16:50,142 メイド友達100人できるかな!》 257 00:16:50,142 --> 00:16:52,144 おはようございま~す! 258 00:16:52,144 --> 00:16:54,480 お邪魔しま… す。 259 00:16:54,480 --> 00:16:57,817 な… なんで~!? 260 00:16:57,817 --> 00:16:59,819 と思ったけど➡ 261 00:16:59,819 --> 00:17:02,154 そりゃ 上位貴族が着るような服➡ 262 00:17:02,154 --> 00:17:04,490 家に持って帰って洗うか…。 263 00:17:04,490 --> 00:17:06,492 寂しいよ~。 264 00:17:06,492 --> 00:17:10,496 でも! お昼には 食堂に 人が集まるはずだから➡ 265 00:17:10,496 --> 00:17:14,166 今度こそ 友達1,000人できるかな! 266 00:17:14,166 --> 00:17:16,168 (ざわめき) 267 00:17:16,168 --> 00:17:18,504 《メロディ:やった~! すごい人数! 268 00:17:18,504 --> 00:17:21,207 相席させてもらって メイド談義するんだ!》 269 00:17:23,175 --> 00:17:25,177 相席しても よろしいですか? 270 00:17:25,177 --> 00:17:27,346 あら あなた どちらの家のメイド? 271 00:17:27,346 --> 00:17:29,682 (メロディ)ルトルバーグです! 272 00:17:29,682 --> 00:17:33,286 申し訳ないけど その席は 知り合いが来るのよ。 273 00:17:33,286 --> 00:17:37,790 ごめんなさいね。 そうでしたか… 失礼しました。 274 00:17:37,790 --> 00:17:41,794 ごめんなさいね そこは 駄目なの。 (メロディ)大丈夫です。 275 00:17:41,794 --> 00:17:44,130 友人が来るから あけておきたいの。 276 00:17:44,130 --> 00:17:46,132 (メロディ)そうですよね…。 277 00:17:46,132 --> 00:17:49,435 《あら? まさか 全滅?》 278 00:17:53,639 --> 00:17:56,976 《あっ このポテサラ おいしい!》 279 00:17:56,976 --> 00:17:58,978 ((ごめんなさいね)) 280 00:17:58,978 --> 00:18:02,648 《私 何か 不快に させるようなこと 言ったかな?》 281 00:18:02,648 --> 00:18:05,484 (サーシャ)ここ 一緒に座っても よろしいですか? 282 00:18:05,484 --> 00:18:07,486 (メロディ)どうぞ! って…。 283 00:18:07,486 --> 00:18:09,822 (サーシャ)あなたは ルトルバーグ家の…。 284 00:18:09,822 --> 00:18:13,326 《メロディ:お隣の インヴィディア家のメイドさん!》 285 00:18:13,326 --> 00:18:16,662 サーシャ・ベルトンよ よろしくね! 286 00:18:16,662 --> 00:18:18,664 メロディ・ウェーブです。 287 00:18:18,664 --> 00:18:21,834 なんだか 昨日と ずいぶん 雰囲気が違うような…。 288 00:18:21,834 --> 00:18:24,337 あれは お客様用の顔よ。 289 00:18:24,337 --> 00:18:27,006 お仕事に合わせて 演じ分けられるなんて➡ 290 00:18:27,006 --> 00:18:29,842 すてきです! (ブリッシュ)かれんだ…。 291 00:18:29,842 --> 00:18:32,845 ああ 紹介するわね。 今 メロディに➡ 292 00:18:32,845 --> 00:18:35,448 好きだ 結婚してくれって言ったのが➡ 293 00:18:35,448 --> 00:18:37,450 私の いとこのブリッシュよ。 294 00:18:37,450 --> 00:18:39,452 言ってないだろ そんなこと! 295 00:18:39,452 --> 00:18:41,954 ブリッシュ・ベルトンだ よろしく。 296 00:18:41,954 --> 00:18:45,791 (ウォーレン)ププーッ! ブリッシュ かわいい! 人を おちょくるな! 297 00:18:45,791 --> 00:18:49,295 アハハハ! 俺は ウォーレン・ゼトっていうんだ。 298 00:18:49,295 --> 00:18:51,630 よろしくね メロディちゃん! 299 00:18:51,630 --> 00:18:54,300 はい よろしくお願いします。 300 00:18:54,300 --> 00:18:56,802 わぁ~ 俺 結構 軽薄そうに しゃべってるのに➡ 301 00:18:56,802 --> 00:18:58,804 態度 変わんないんだ。 302 00:18:58,804 --> 00:19:01,974 かわいいうえに 優しい子なんだね。 んっ? 303 00:19:01,974 --> 00:19:03,976 (ブリッシュ)ウォーレン いいかげんにしろ! 304 00:19:03,976 --> 00:19:06,145 (サーシャ) 食堂で 騒がないでちょうだい! 305 00:19:06,145 --> 00:19:09,148 《メロディ:仲がいいのね》 306 00:19:09,148 --> 00:19:12,485 (メロディ)じゃあ 3人は 幼なじみなんですか? 307 00:19:12,485 --> 00:19:15,655 そうだよ。 ごめんね 騒がしくて。 308 00:19:15,655 --> 00:19:18,324 いえ ご一緒できて うれしいです。 309 00:19:18,324 --> 00:19:20,993 実は 何度か 相席を お願いしたんですが➡ 310 00:19:20,993 --> 00:19:23,162 すべて 断られてしまって…。 311 00:19:23,162 --> 00:19:25,164 (ブリッシュ)断られた? (ウォーレン)なぜ? 312 00:19:25,164 --> 00:19:27,166 あ~っ… メロディって➡ 313 00:19:27,166 --> 00:19:30,169 あんまり 他のメイドと 交流ない感じ? 314 00:19:30,169 --> 00:19:32,671 んっ? ええ そうですね。 315 00:19:32,671 --> 00:19:34,607 だからか…。 316 00:19:34,607 --> 00:19:38,611 えっとね メロディのところのルシアナ様が➡ 317 00:19:38,611 --> 00:19:42,615 今 妖精姫とか 英雄姫とか 呼ばれてることは知ってる? 318 00:19:42,615 --> 00:19:45,117 (メロディ)はい。 (サーシャ)それで➡ 319 00:19:45,117 --> 00:19:49,288 失礼だけど ルトルバーグ家って 不名誉な通り名があるじゃない? 320 00:19:49,288 --> 00:19:51,290 (メロディ)はい…。 321 00:19:51,290 --> 00:19:54,126 (サーシャ)そんな家の ご令嬢が 突然 いかにも➡ 322 00:19:54,126 --> 00:19:57,797 称賛されるような通り名を 持つようになっちゃったから…。 323 00:19:57,797 --> 00:20:00,633 え~っと もしかして うち➡ 324 00:20:00,633 --> 00:20:03,469 あまり よく 思われてないんでしょうか? 325 00:20:03,469 --> 00:20:06,472 まぁ つまり… そういう…。 326 00:20:06,472 --> 00:20:08,641 《メロディ:そ そんな~!》 327 00:20:08,641 --> 00:20:10,810 もちろん 全員じゃないのよ。 328 00:20:10,810 --> 00:20:13,479 うちの お嬢様だって 気にしてないし。 329 00:20:13,479 --> 00:20:18,484 でも やっぱり そういう感情って メイドにも 影響するわけよ。 330 00:20:18,484 --> 00:20:20,486 (メロディ)なるほど…。 331 00:20:20,486 --> 00:20:25,157 特に… ランクドール公爵家傘下の貴族の 使用人グループは…。 332 00:20:25,157 --> 00:20:27,159 (メロディ)ランクドール公爵家? 333 00:20:27,159 --> 00:20:29,995 (サーシャ) 新入生に ご令嬢がいるのよ。 334 00:20:29,995 --> 00:20:32,331 でも メロディのところのお嬢様は➡ 335 00:20:32,331 --> 00:20:35,334 舞踏会で 彼女よりも 注目を浴びた。 336 00:20:35,334 --> 00:20:39,672 もっとも 家格が高い 公爵家のご令嬢よりも… ね。 337 00:20:39,672 --> 00:20:43,008 うわぁ… それは 恨まれる…。 338 00:20:43,008 --> 00:20:46,512 (サーシャ)傘下のメイドたちは 気にしてるでしょうね。 339 00:20:46,512 --> 00:20:48,514 わかりました…。 340 00:20:48,514 --> 00:20:51,851 《メロディ:反省しなきゃ…。 341 00:20:51,851 --> 00:20:55,688 メイド仕事の もう1つの側面 情報収集! 342 00:20:55,688 --> 00:20:59,692 そんな 大切な仕事を すっかり 失念していたなんて!》 343 00:20:59,692 --> 00:21:01,694 ありがとうございます サーシャさん! 344 00:21:01,694 --> 00:21:05,197 おかげで 目が覚めました! そ そう? 345 00:21:05,197 --> 00:21:07,867 とりあえず 音もなく忍び寄る歩法と➡ 346 00:21:07,867 --> 00:21:11,871 気配を断って 身を隠す技術を 練習しなきゃ! 347 00:21:11,871 --> 00:21:15,207 ちょっと 頑張る方向性を 変えましょうか? 348 00:21:15,207 --> 00:21:19,211 おもしろ~い! それでも かれんだ…。 349 00:21:19,211 --> 00:21:23,549 初日から テストなんて~! 350 00:21:23,549 --> 00:21:26,218 お嬢様 はしたないですよ。 351 00:21:26,218 --> 00:21:29,221 無理… めちゃくちゃ 疲れた~。 352 00:21:29,221 --> 00:21:32,057 しっかり 予習をしておいて よかったですね。 353 00:21:32,057 --> 00:21:35,828 お嬢様 きちんと 解答は 埋められましたよね? 354 00:21:35,828 --> 00:21:39,498 うぴ~! も も もちろんよ! 355 00:21:39,498 --> 00:21:41,500 フフッ よかったです。 356 00:21:41,500 --> 00:21:45,004 クラスメートの方々とは 仲よくなれそうですか? 357 00:21:45,004 --> 00:21:48,174 (ルシアナ)うん! 昨日 来たルーナが 隣の席だったの。 358 00:21:48,174 --> 00:21:50,176 早速 友達になったわ。 359 00:21:50,176 --> 00:21:53,512 あら 私も インヴィディア家のメイドと 友人になったんです。 360 00:21:53,512 --> 00:21:55,514 おそろいですね。 361 00:21:55,514 --> 00:22:00,519 《よかった 今のところ 学園内で トラブルは起こってないみたい》 362 00:22:00,519 --> 00:22:03,856 あっ…。 (おなかが鳴る音) 363 00:22:03,856 --> 00:22:06,859 すぐに 夕食を用意しますね。 364 00:22:06,859 --> 00:22:08,861 ありがとう…。 365 00:22:11,530 --> 00:22:13,532 ふぅ…。 366 00:22:13,532 --> 00:22:18,704 《学園生活… 不安もあるけど 思ったより 楽しいかも》 367 00:22:18,704 --> 00:22:24,210 仕事… 私にも できる仕事…。 368 00:22:24,210 --> 00:22:27,213 全然 ない…。 369 00:22:27,213 --> 00:22:29,882 《でも… ここが 本当に➡ 370 00:22:29,882 --> 00:22:32,718 『銀の聖女と五つの誓い』の 世界なら➡ 371 00:22:32,718 --> 00:22:36,488 このあと 孤児院は 大変なことになるはず…》 372 00:22:36,488 --> 00:22:40,192 そんなのって 駄目! 絶対 止めなきゃ!