1 00:00:33,433 --> 00:00:36,770 (ルーナ)ルシアナ あなた学年3位ですって! 2 00:00:36,770 --> 00:00:40,274 (ルシアナ)ルーナだって10位じゃない。 じゅうぶん すごいわ。 3 00:00:40,274 --> 00:00:43,944 私達 Aクラスは 1年生3クラスの中でも➡ 4 00:00:43,944 --> 00:00:46,280 成績トップだったそうね。 5 00:00:46,280 --> 00:00:48,949 (アンネマリー)2人とも 素晴らしい成績ね。 6 00:00:48,949 --> 00:00:53,120 アンネマリー様や 王太子殿下には敵いませんわ。 7 00:00:53,120 --> 00:00:56,623 殿下は1位 アンネマリー様は2位ですもの。 8 00:00:56,623 --> 00:01:00,127 必死にガリ勉した甲斐が あったというものね。 9 00:01:00,127 --> 00:01:03,130 (ルシアナ)アンネマリー様が ガリ勉ですか? 10 00:01:03,130 --> 00:01:05,966 あら 本当に頑張ったのよ? 11 00:01:05,966 --> 00:01:08,802 《いや ホント マジ 頑張ったから!》 12 00:01:08,802 --> 00:01:12,306 《もともと特別優秀でもない ただのオタクだし。 13 00:01:12,306 --> 00:01:16,977 ゲームのアンネマリーの成績も こんなに上位ではなかったもの。 14 00:01:16,977 --> 00:01:19,313 それなのに…》 15 00:01:19,313 --> 00:01:21,648 流石でございますわ 殿下。 16 00:01:21,648 --> 00:01:25,819 (クリストファー)ははは 必死にガリ勉した 甲斐があったというものだよ。 17 00:01:25,819 --> 00:01:27,988 まあ 殿下ったら。 18 00:01:27,988 --> 00:01:31,158 《あのバカに負けるなんて 悔しすぎる!》 19 00:01:31,158 --> 00:01:33,927 《アンネマリー:それにしても 3位ってことは➡ 20 00:01:33,927 --> 00:01:37,097 学園の代役ヒロインは ルシアナちゃんってこと? 21 00:01:37,097 --> 00:01:41,935 ゲームでは ヒロインの中間試験の結果は 3位に固定されてた。 22 00:01:41,935 --> 00:01:48,609 ヒロイン不在の中 その時々で 誰かが ヒロインの代役になっていた。 23 00:01:48,609 --> 00:01:52,446 今後は ルシアナちゃんを中心に シナリオが進むってこと? 24 00:01:52,446 --> 00:02:00,954 でも ルシアナちゃんって本来 最初の中ボス 嫉妬の魔女なのよね。 25 00:02:00,954 --> 00:02:05,626 そう あなたが そんな目を向けるの。 26 00:02:05,626 --> 00:02:09,129 オリヴィア・ランクドール公爵令嬢》 27 00:02:22,476 --> 00:02:25,645 (ルシアナ)う~ん 応用魔法学かあ。 28 00:02:25,645 --> 00:02:30,150 興味はあるけど私 魔法は使えないのよね。 29 00:02:30,150 --> 00:02:32,419 <王立学園の1年生は➡ 30 00:02:32,419 --> 00:02:34,588 共通科目と選択科目の授業を➡ 31 00:02:34,588 --> 00:02:36,590 受けなければならない。 32 00:02:36,590 --> 00:02:39,259 選択科目には 応用魔法学➡ 33 00:02:39,259 --> 00:02:41,595 騎士道 礼儀作法など➡ 34 00:02:41,595 --> 00:02:44,431 様々な種類がある> 35 00:02:44,431 --> 00:02:48,268 (ルキフ)1学期中であれば 仮受講はできるはずですよ。 36 00:02:48,268 --> 00:02:51,772 正式に選択科目を決めるのは 2学期ですから。 37 00:02:51,772 --> 00:02:54,775 ペリアンは薬学を選ぶのですよね? 38 00:02:54,775 --> 00:02:56,777 (ペリアン)は はい。 39 00:02:56,777 --> 00:03:01,281 父が薬剤師で 私も継ぐ… 予定だから…。 40 00:03:01,281 --> 00:03:03,450 ルキフは決まっているの? 41 00:03:03,450 --> 00:03:07,621 いいえ。 当家は 貴族の方々にも ご利用いただく商家。 42 00:03:07,621 --> 00:03:09,623 社交を優先する予定です。 43 00:03:09,623 --> 00:03:14,294 じゃあ 私達の昼食の誘いを 受けたのも その一環? 44 00:03:14,294 --> 00:03:18,632 それもありますが お二人と お話ししてみたかったのです。 45 00:03:18,632 --> 00:03:22,803 うちの使用人が お二人の使用人と 知己を得たそうで。 46 00:03:22,803 --> 00:03:27,641 (ルシアナ)そうなの? ルーナのメイドとは 仲良くなったと聞いたけど。 47 00:03:27,641 --> 00:03:32,412 ルーナ様の使用人2人とは もともと 知り合いだったそうですが。 48 00:03:32,412 --> 00:03:36,249 じゃあ 2人の幼馴染が 仕えているところって➡ 49 00:03:36,249 --> 00:03:38,418 ルキフの家だったのね。 50 00:03:38,418 --> 00:03:41,922 はい。 うちの使用人は有能なのですが➡ 51 00:03:41,922 --> 00:03:44,591 かなり 面倒な性格をしておりまして➡ 52 00:03:44,591 --> 00:03:49,596 その彼が とても面白い子と 仲良くなったと… うっ!? 53 00:03:49,596 --> 00:03:53,767 その彼とやらは そんなに うちのメイドが気に入ったの? 54 00:03:53,767 --> 00:03:57,771 まさか 恋愛的な意味ではないわよね? 55 00:03:57,771 --> 00:03:59,773 ち 違います! 56 00:03:59,773 --> 00:04:03,276 あくまで友人として! 友人として興味深いと! 57 00:04:03,276 --> 00:04:05,612 そうなの 良かった。 58 00:04:05,612 --> 00:04:08,782 うちのメロディに 色目を使う男がいたら➡ 59 00:04:08,782 --> 00:04:13,620 相手が騎士だろうとなんだろうと 八つ裂きにするって決めてるの。 60 00:04:13,620 --> 00:04:16,289 は はあ… はは。 61 00:04:16,289 --> 00:04:18,792 < いったい どこの騎士様の事でしょうね> 62 00:04:18,792 --> 00:04:20,794 (レクティアス)はっくしゅん! 63 00:04:20,794 --> 00:04:23,964 (鐘の音) 64 00:04:23,964 --> 00:04:28,268 ルシアナ 私達も帰りましょうか。 うん。 65 00:04:30,303 --> 00:04:33,073 (ルーナ)殿下達に ご挨拶していきましょう。 66 00:04:33,073 --> 00:04:35,242 えっ う うん。 67 00:04:35,242 --> 00:04:40,080 《オリヴィア様には あんまり 関わりたくないんだけど…》 68 00:04:40,080 --> 00:04:43,583 王太子殿下 オリヴィア様 アンネマリー様。 69 00:04:43,583 --> 00:04:46,586 私達は これで失礼します。 70 00:04:46,586 --> 00:04:49,089 (クリストファー)やあ 丁寧にありがとう。 71 00:04:49,089 --> 00:04:53,426 でも同級生なのだから 名前で呼んでくれると嬉しいな。 72 00:04:53,426 --> 00:04:56,096 とても畏れ多いことですわ。 73 00:04:56,096 --> 00:04:59,099 皆様は まだお帰りにならないのですか? 74 00:04:59,099 --> 00:05:02,269 この後 友人が訪ねてくる予定なの。 75 00:05:02,269 --> 00:05:06,439 わたくしと殿下で待っていたら オリヴィア様も残って下さって。 76 00:05:06,439 --> 00:05:09,943 気を遣わせてすまないね オリヴィア嬢。 77 00:05:09,943 --> 00:05:13,947 (オリヴィア)とんでもないことですわ。 わたくし 殿下とお話しできて➡ 78 00:05:13,947 --> 00:05:16,049 とても楽しんでおりますもの。 79 00:05:18,618 --> 00:05:20,954 はっ!! 80 00:05:20,954 --> 00:05:24,124 《あの2人で くっついてくれないかしら?》 81 00:05:24,124 --> 00:05:26,126 《どんな感情?》 82 00:05:26,126 --> 00:05:28,461 (扉の開く音) 83 00:05:28,461 --> 00:05:30,630 (ルシアナ)マクスウェル様? 84 00:05:30,630 --> 00:05:34,734 (マクスウェル)久しぶりだね ルシアナ嬢。 元気にしてたかい? 85 00:05:34,734 --> 00:05:38,738 マクスウェル様は 何の用事でいらしたのですか? 86 00:05:38,738 --> 00:05:41,408 (オリヴィア)ルトルバーグ様 関係もないのに➡ 87 00:05:41,408 --> 00:05:45,912 出しゃばるものではありませんわ。 しっ 失礼しました! 88 00:05:45,912 --> 00:05:50,417 大丈夫ですよ。 ふたりに 生徒会の説明に来たんだ。 89 00:05:50,417 --> 00:05:53,587 もしかして 殿下が生徒会長に? 90 00:05:53,587 --> 00:05:56,756 流石に1年生の時点ではないかな。 91 00:05:56,756 --> 00:05:59,259 早ければ 来年からってとこだね。 92 00:05:59,259 --> 00:06:03,096 そうだ。 実は まだひとつ 生徒会役員の席が➡ 93 00:06:03,096 --> 00:06:07,267 空いているんだが よかったら 役員にならないかい? ルシアナ嬢。 94 00:06:07,267 --> 00:06:09,269 (一同)えっ!? 95 00:06:09,269 --> 00:06:13,773 《何この急展開!? やっぱり いろいろゲームと違ってるわ!》 96 00:06:13,773 --> 00:06:16,776 中間試験の結果は 3位だったと聞いたから➡ 97 00:06:16,776 --> 00:06:20,280 優秀な人材が参加してくれると 嬉しいんだけど。 98 00:06:20,280 --> 00:06:22,949 た 大変 光栄ではあるのですが➡ 99 00:06:22,949 --> 00:06:25,952 そんな大役を務める自信が わたくしには…。 100 00:06:25,952 --> 00:06:29,456 あっ 代わりにルーナは どうですか? えっ!? 101 00:06:29,456 --> 00:06:33,727 むむむむ 無理無理無理! 私には無理だよ! 102 00:06:33,727 --> 00:06:39,065 まあ 強制するものでもないから 残念だけど無理には誘わないさ。 103 00:06:39,065 --> 00:06:41,268 (2人)す すみません。 104 00:06:43,236 --> 00:06:47,440 (オリヴィア)わたくしには お聞きに ならないのですね マクスウェル様。 105 00:06:49,909 --> 00:06:52,245 (マクスウェル)理由は あなたも ご存知でしょう。 106 00:06:52,245 --> 00:06:57,584 ランクドール公爵家からは 既に あなたの兄君が役員となっている。 107 00:06:57,584 --> 00:07:02,756 公平性のため同じ家からは ひとりまでしか役員になれない。 108 00:07:02,756 --> 00:07:05,425 《ルシアナ:なるほど》 109 00:07:05,425 --> 00:07:07,928 そんな理由で…。 110 00:07:07,928 --> 00:07:12,599 《アンネマリー:オリヴィア… やっぱり ルシアナちゃんを敵視しているわよね。 111 00:07:12,599 --> 00:07:16,770 ゲーム本来なら 彼女の中間試験の順位は2位。 112 00:07:16,770 --> 00:07:19,472 ヒロインを褒めるクリストファーに腹を立て》 113 00:07:23,276 --> 00:07:25,612 《責めるアンネマリーに対し➡ 114 00:07:25,612 --> 00:07:28,281 ヒロインちゃんを 味方するポジションだった。 115 00:07:28,281 --> 00:07:32,385 でも 今の彼女に そんな雰囲気はない。 116 00:07:32,385 --> 00:07:37,691 まさか あなたが代役ヒロインならぬ 代役中ボスなの?》 117 00:07:40,226 --> 00:07:43,730 (メロディ)いってらっしゃいませ お嬢様。 (ルシアナ)いってきます! 118 00:07:43,730 --> 00:07:48,902 《メロディ:学園生活5日目 お嬢様は とても順調そうです。 119 00:07:48,902 --> 00:07:53,573 選択科目の仮受講は ルーナ様と応用魔法学を。 120 00:07:53,573 --> 00:07:56,076 ペリアン様と薬学を。 121 00:07:56,076 --> 00:07:58,244 ルキフ様と騎士道を。 122 00:07:58,244 --> 00:08:02,082 4人で一緒に 礼儀作法を受講したそうです。 123 00:08:02,082 --> 00:08:07,253 それにベアトリス様やミリアリア様を通して 他のクラスの方々とも➡ 124 00:08:07,253 --> 00:08:10,256 少しずつ 交流が生まれつつあるとか。 125 00:08:10,256 --> 00:08:13,426 それに比べて私は…》 126 00:08:13,426 --> 00:08:15,929 お仕事 終わっちゃった…。 127 00:08:15,929 --> 00:08:18,264 <メロディは暇だった> 128 00:08:18,264 --> 00:08:20,934 (サーシャ)掲示板を見てみたら? 129 00:08:20,934 --> 00:08:24,104 掲示板? 使用人の臨時募集があったのよ。 130 00:08:24,104 --> 00:08:30,810 確か 午後の選択科目の助手業務。 本当に暇なら面接受けてみたら? 131 00:08:32,879 --> 00:08:39,719 《あった。 「急募 選択科目 騎士道 臨時講師のための助手業務」。 132 00:08:39,719 --> 00:08:45,225 年齢性別不問なら力仕事 ということもなさそうだけど…》 133 00:08:48,228 --> 00:08:53,066 《お話をしたら お嬢様は 快く送り出して下さった》 134 00:08:53,066 --> 00:08:57,237 ((いいわよ。 メロディ 暇してるんじゃないかな~って➡ 135 00:08:57,237 --> 00:09:00,240 ちょっと思ってたし)) 136 00:09:00,240 --> 00:09:03,910 《でも なんで もやもやするんだろう》 137 00:09:03,910 --> 00:09:07,414 (メロディ)失礼いたし… えっ? (扉の開く音) 138 00:09:07,414 --> 00:09:12,752 あっ! めっ… メロディ? まさか君が来るとは。 139 00:09:12,752 --> 00:09:17,424 私としては レクトさんが ここにいることが予想外ですが…。 140 00:09:17,424 --> 00:09:21,428 あ ここでは 言葉遣いを改めないとですね。 141 00:09:21,428 --> 00:09:24,931 いや 2人の時は 今のままで…。 142 00:09:24,931 --> 00:09:27,267 (メロディ)ところで どうしてここに? 143 00:09:27,267 --> 00:09:30,270 ああ 閣下の命令でな。 144 00:09:30,270 --> 00:09:35,375 <舞踏会での襲撃事件を受け 危機感を募らせた者達により➡ 145 00:09:35,375 --> 00:09:39,379 騎士道の授業枠が 拡張される事になったのである> 146 00:09:39,379 --> 00:09:42,382 それで 正式な講師が見つかるまで➡ 147 00:09:42,382 --> 00:09:44,551 臨時講師をする事になったんだ。 148 00:09:44,551 --> 00:09:47,887 暇だったんですか? ぐうっ! 149 00:09:47,887 --> 00:09:51,558 と ともかく 補佐がいないと不便でな。 150 00:09:51,558 --> 00:09:54,894 かと言って 我が家の使用人は…。 151 00:09:54,894 --> 00:09:58,898 (メロディ)ポーラは学園向きでは ありませんものね…。 152 00:09:58,898 --> 00:10:03,736 それで 具体的な職務内容を お聞きしてもよろしいですか? 153 00:10:03,736 --> 00:10:08,908 基本的には 授業の準備の手伝いと 授業中の補助だな。 154 00:10:08,908 --> 00:10:12,745 図書館から必要な資料を集めて もらう事もあるかもしれない。 155 00:10:12,745 --> 00:10:14,914 図書館っ? 156 00:10:14,914 --> 00:10:17,917 < この世界の書物は高価なもの。 157 00:10:17,917 --> 00:10:20,587 平民が 滅多に読めるものではなく➡ 158 00:10:20,587 --> 00:10:24,257 ルトルバーグ家にも 蔵書は さほど多くはなかった> 159 00:10:24,257 --> 00:10:28,261 では いつから始めれば よろしいでしょうか? 160 00:10:28,261 --> 00:10:30,430 受けてもらえるのか? 161 00:10:30,430 --> 00:10:33,766 《嬉しい! 嬉しいが…》 162 00:10:33,766 --> 00:10:35,935 あの。 あっ! 163 00:10:35,935 --> 00:10:40,106 私では お役に立てないでしょうか? 164 00:10:40,106 --> 00:10:42,108 うっ! 165 00:10:42,108 --> 00:10:44,444 来週から よろしく頼む。 166 00:10:44,444 --> 00:10:46,946 かしこまりました レクトさん! 167 00:10:46,946 --> 00:10:50,950 あ いえ 助手をしている間は 旦那様ですね。 168 00:10:58,958 --> 00:11:02,962 その そんなに うちの 助手をするのが楽しみなのか? 169 00:11:02,962 --> 00:11:06,299 はい! 図書館が楽しみです! 170 00:11:06,299 --> 00:11:09,469 ああ うん 図書館な。 171 00:11:09,469 --> 00:11:11,971 それに正直 助かりました。 172 00:11:11,971 --> 00:11:14,974 ここに来てから午後は暇で暇で…。 173 00:11:14,974 --> 00:11:17,310 暇なのか? ええ。 174 00:11:17,310 --> 00:11:20,313 お屋敷より 仕事量が減ってしまって…。 175 00:11:20,313 --> 00:11:22,315 どうしました? 176 00:11:22,315 --> 00:11:27,153 ああ いや メロディは 以前 世界一素敵なメイドになると➡ 177 00:11:27,153 --> 00:11:32,091 意気込んでいたから それに夢中で 暇なんて感じたりしないのかと➡ 178 00:11:32,091 --> 00:11:34,093 思っていたんだ。 179 00:11:34,093 --> 00:11:37,764 だが 時間が空けば 暇に感じて当然か。 180 00:11:37,764 --> 00:11:40,967 《あれ?》 (レクティアス)今日は これくらいだな。 181 00:11:44,270 --> 00:11:49,943 《世界一素敵なメイド… 少なくとも 仕事が早く終わって➡ 182 00:11:49,943 --> 00:11:53,613 暇を感じている メイドのことではないと思う。 183 00:11:53,613 --> 00:11:57,784 私が目指してる 世界一素敵なメイドって➡ 184 00:11:57,784 --> 00:12:00,453 なんだっけ》 185 00:12:00,453 --> 00:12:04,791 (ルシアナ)ただいま帰りました お父様 お母様。 186 00:12:04,791 --> 00:12:09,295 <学園の授業は 週6日。 7日目は休みなので➡ 187 00:12:09,295 --> 00:12:12,632 前日の放課後には 実家へ帰ることができた> 188 00:12:12,632 --> 00:12:15,134 グレイルも ただいま! 189 00:12:15,134 --> 00:12:17,136 (ヒューズ)学園のほうは どうだった? 190 00:12:17,136 --> 00:12:21,474 友人は できたかい? 授業は難しくなかったかい? 191 00:12:21,474 --> 00:12:24,644 (マリアンナ)あなた 話は夕食を 食べながらにしましょう。 192 00:12:24,644 --> 00:12:27,814 (マリアンナ)セレーナ 準備を。 (セレーナ)はい 奥様。 193 00:12:27,814 --> 00:12:31,584 お姉様 給仕を手伝っていただけます? 194 00:12:31,584 --> 00:12:34,587 え? ええ もちろんよ。 195 00:12:36,923 --> 00:12:40,593 (メロディ)さて それじゃあ 久しぶりに魔法も使って➡ 196 00:12:40,593 --> 00:12:43,496 お屋敷中を きれいにしちゃおうかな。 197 00:12:50,269 --> 00:12:52,572 眩しすぎるわ! 198 00:12:55,441 --> 00:12:58,945 (メロディ)まさか掃除のし過ぎで 怒られるだなんて。 199 00:12:58,945 --> 00:13:02,115 (セレーナ)少しは気が晴れましたか? 200 00:13:02,115 --> 00:13:05,284 気づいてたんだ。 201 00:13:05,284 --> 00:13:09,455 普段のお姉様なら掃除も 最適な仕上がりなはずですもの。 202 00:13:09,455 --> 00:13:13,626 それに 帰って来た時の表情が少し…。 203 00:13:13,626 --> 00:13:15,628 そう。 204 00:13:15,628 --> 00:13:20,133 セレーナ。 世界一素敵なメイドって 何だと思う? 205 00:13:20,133 --> 00:13:22,135 世界一素敵ですか? 206 00:13:22,135 --> 00:13:25,638 私は お姉様の事だと思います。 207 00:13:25,638 --> 00:13:29,809 (メロディ)ありがとう。 でも私なんて まだまだだよ。 208 00:13:29,809 --> 00:13:34,414 今も世界一素敵なメイドが なんなのか わからなくて…。 209 00:13:34,414 --> 00:13:37,917 《メロディ:自分に そしてお母さんに➡ 210 00:13:37,917 --> 00:13:40,586 世界一素敵なメイドになると誓って➡ 211 00:13:40,586 --> 00:13:43,423 全力で 取り組んできたつもりだった。 212 00:13:43,423 --> 00:13:45,425 けど…》 (セレーナ)お姉様? 213 00:13:45,425 --> 00:13:47,927 あ ごめんね。 なんでも…。 214 00:13:51,597 --> 00:13:53,599 《メロディ:そうだ》 215 00:13:53,599 --> 00:13:55,768 (メロディ)ねえ お願いが あるんだけど。 216 00:13:55,768 --> 00:13:59,772 私に 「世界一素敵なメイドに なってちょうだい メロディ」って➡ 217 00:13:59,772 --> 00:14:01,941 言ってくれない? 218 00:14:01,941 --> 00:14:06,112 よくわかりませんが お姉様が望むのでしたら。 219 00:14:06,112 --> 00:14:08,948 《お母さんからの 最後の手紙の言葉。 220 00:14:08,948 --> 00:14:13,953 そっくりなセレーナから言われれば 勇気をもらえるかもしれない》 221 00:14:13,953 --> 00:14:17,290 ええと…。 222 00:14:17,290 --> 00:14:21,794 (セレーナ)頑張ってね メロディ。 ずっと応援してるわ。 223 00:14:21,794 --> 00:14:24,464 えっ? あれ? す すみません。 224 00:14:24,464 --> 00:14:26,466 間違えました。 225 00:14:26,466 --> 00:14:30,803 えっと… 世界一素敵なメイドに なってちょうだいメロディ ですか? 226 00:14:30,803 --> 00:14:33,906 《どうして? どうして違う言葉を? 227 00:14:33,906 --> 00:14:36,743 ううん そうじゃない。 そうじゃなくて➡ 228 00:14:36,743 --> 00:14:40,079 さっきのセレーナは まるで…》 229 00:14:40,079 --> 00:14:42,749 お姉様? どうかしましたか? 230 00:14:42,749 --> 00:14:45,084 ううん なんでもないわ。 231 00:14:45,084 --> 00:14:48,588 《きっと気のせいだわ。 だけど》 232 00:14:48,588 --> 00:14:51,090 (メロディ)ありがとう セレーナ。 233 00:14:51,090 --> 00:14:54,093 おかげで ちょっと頑張れそうな気がする。 234 00:14:58,431 --> 00:15:03,603 本日より よろしく お願いいたします。 旦那様! 235 00:15:03,603 --> 00:15:06,606 メロディ すまないが いつも通りで頼む。 236 00:15:06,606 --> 00:15:08,608 とても もたない…。 237 00:15:08,608 --> 00:15:11,444 構いませんが… もたないとは? 238 00:15:11,444 --> 00:15:15,948 それでは 仕事内容の 詳細について説明しよう。 239 00:15:15,948 --> 00:15:19,786 まずは こちらの資料を 各生徒用に まとめてくれ。 240 00:15:19,786 --> 00:15:22,622 授業中は どうしていればよいですか? 241 00:15:22,622 --> 00:15:25,625 生徒達の様子を よく見てやってほしい。 242 00:15:25,625 --> 00:15:28,127 必要な人間に水分をとらせたり➡ 243 00:15:28,127 --> 00:15:32,565 タオルを渡したり 怪我人がいたら 応急手当てを頼みたい。 244 00:15:32,565 --> 00:15:36,235 メイドの君なら そういった気配りは得意だろう? 245 00:15:36,235 --> 00:15:39,572 < それは メイドというよりマネージャーでは?> 246 00:15:39,572 --> 00:15:42,074 (メロディ)わかりました。 レモンのはちみつ漬けを➡ 247 00:15:42,074 --> 00:15:46,078 作ってきますね。 (レクティアス)ん? まあ 構わないが…。 248 00:15:46,078 --> 00:15:50,583 《メイドじゃないけど 奉仕の心溢れる素敵なお仕事…。 249 00:15:50,583 --> 00:15:54,587 これもまた 世界一素敵なメイドになるステップに…》 250 00:15:54,587 --> 00:15:58,591 <前向きなのはいいが おそらく迷走である> 251 00:15:58,591 --> 00:16:01,093 (メロディ)ところで私 三つ編みセーラー服にした方が➡ 252 00:16:01,093 --> 00:16:04,764 いいでしょうか? 眼鏡とヤカンもいりますか? 253 00:16:04,764 --> 00:16:07,266 (レクティアス)何を言っているのか よくわからないが➡ 254 00:16:07,266 --> 00:16:09,268 必要ないと思うぞ。 255 00:16:14,774 --> 00:16:17,777 (メロディ)お疲れ様です! お水をどうぞ。 256 00:16:17,777 --> 00:16:21,948 レモンのはちみつ漬けもありますので よかったら どうぞ。 257 00:16:21,948 --> 00:16:25,451 《やっぱり これ メイドというよりマネージャーよね》 258 00:16:27,453 --> 00:16:31,123 (メロディ)お嬢様! セレーナから手紙が来たんです! 259 00:16:31,123 --> 00:16:33,059 ど どうしたのメロディ。 260 00:16:33,059 --> 00:16:36,562 セレーナから手紙なんて 初めてではあるけど。 261 00:16:36,562 --> 00:16:38,898 だってだって お嬢様➡ 262 00:16:38,898 --> 00:16:41,734 お屋敷に新しいメイドが 入ったそうなんです! 263 00:16:41,734 --> 00:16:44,070 (ルシアナ)本当!? やったじゃない! 264 00:16:44,070 --> 00:16:46,239 (はしゃぎ声) 265 00:16:46,239 --> 00:16:50,076 詳細は帰った時 教えてくれるそうなんですが➡ 266 00:16:50,076 --> 00:16:52,912 正確には メイド見習いだそうです。 267 00:16:52,912 --> 00:16:55,915 未経験で セレーナが指導にあたると。 268 00:16:55,915 --> 00:16:58,251 次の休みが楽しみだね。 269 00:16:58,251 --> 00:17:00,253 はいっ! 270 00:17:02,421 --> 00:17:06,759 じゃあ 騎士道の助手仕事は 上手くやれてるんだ。 はい。 271 00:17:06,759 --> 00:17:11,264 《臨時講師が あの男だったなんて 初めて知ったけど…》 272 00:17:11,264 --> 00:17:16,435 上手くいってるなら良かったわ。 ちょっと羨ましいけど。 273 00:17:16,435 --> 00:17:19,105 ん? お嬢様 何か問題でも? 274 00:17:19,105 --> 00:17:22,608 大した事じゃないの。 興味のある選択科目が➡ 275 00:17:22,608 --> 00:17:25,278 受講不可で残念だなって。 276 00:17:25,278 --> 00:17:28,614 受講不可? (ルシアナ)応用魔法学よ。 277 00:17:28,614 --> 00:17:32,385 あの授業は 魔法を使える人しか 参加できないの。 278 00:17:32,385 --> 00:17:36,389 今は 仮受講期間だから 見学できるけど…。 279 00:17:36,389 --> 00:17:40,393 うちの家系って魔法の才能が あんまりないのよね。 280 00:17:40,393 --> 00:17:43,062 魔力自体は あるんですよね? 281 00:17:43,062 --> 00:17:45,731 全く無い方が珍しいんじゃない? 282 00:17:45,731 --> 00:17:49,068 でも 無いわけでもない 程度よ。 283 00:17:49,068 --> 00:17:53,739 お嬢様 諦めるのは まだ早いかもしれません。 284 00:17:53,739 --> 00:17:56,242 少し訓練すれば もしかしたら。 285 00:17:56,242 --> 00:17:58,244 本当!? 286 00:17:58,244 --> 00:18:02,915 か 確証があるとは言えませんが 私も最近まで魔法を使えなくて。 287 00:18:02,915 --> 00:18:04,917 え!? 本当に!? 288 00:18:04,917 --> 00:18:09,589 はい。 だから やり方次第では お嬢様も。 289 00:18:09,589 --> 00:18:11,924 お願い メロディ! 290 00:18:11,924 --> 00:18:15,528 私 魔法が使えるようになりたい! 291 00:18:17,930 --> 00:18:21,534 (メロディ)難しいかもしれませんが やってみましょう。 292 00:18:23,602 --> 00:18:25,604 お嬢様? どうかしました? 293 00:18:25,604 --> 00:18:28,441 あの だ だって…。 294 00:18:28,441 --> 00:18:31,544 魔法を使えるようになる為に 寝室に来るなんて➡ 295 00:18:31,544 --> 00:18:34,213 その そういう事でしょう? 296 00:18:34,213 --> 00:18:37,383 前に物語で読んだの 男女が肌を合わせて…。 297 00:18:37,383 --> 00:18:41,554 万が一 倒れてもいいように ベッドの上でやるだけです! 298 00:18:41,554 --> 00:18:44,890 だ だって すごくカーテンを気にしてるから! 299 00:18:44,890 --> 00:18:48,394 (メロディ)私の経験に基づく 予防策です! 300 00:18:48,394 --> 00:18:52,398 お嬢様 ルーチェという魔法を ご存知ですか? 301 00:18:52,398 --> 00:18:54,734 (ルシアナ)明かりを灯す 初歩魔法でしょ? 302 00:18:54,734 --> 00:19:00,072 (メロディ)私が初めて使った魔法も それでした。 その時…。 303 00:19:00,072 --> 00:19:03,576 だから カーテンは きっちり閉めておかないと。 304 00:19:03,576 --> 00:19:07,747 たとえ魔法が使えても 私には無理だと思うよ。 305 00:19:07,747 --> 00:19:11,250 まず魔力の測定をしますね。 306 00:19:18,257 --> 00:19:23,262 (メロディ)確かに少ないですが お嬢様の魔力を確認しました。 307 00:19:23,262 --> 00:19:27,933 技術さえ習得できれば 簡単な事ならできると思います。 308 00:19:27,933 --> 00:19:30,436 手を握るだけでわかるの? 309 00:19:30,436 --> 00:19:34,373 お嬢様の体内に 私の微弱な魔力を注ぎ込み➡ 310 00:19:34,373 --> 00:19:38,210 それに反発する お嬢様の魔力を検知しました。 311 00:19:38,210 --> 00:19:41,047 よくわからないけど わかったわ。 312 00:19:41,047 --> 00:19:43,549 それで 次は どうするの? 313 00:19:43,549 --> 00:19:47,887 魔法を使うには ご自身の魔力を 把握する必要があります。 314 00:19:47,887 --> 00:19:50,222 検査の間 私の魔力と➡ 315 00:19:50,222 --> 00:19:54,894 お嬢様の魔力が反発していたのを 自覚できていましたか? 316 00:19:54,894 --> 00:19:57,563 え? なにもなかったわよ。 317 00:19:57,563 --> 00:20:00,066 では 先ず そこからですね。 318 00:20:00,066 --> 00:20:05,237 今の検査のやり方で 流す魔力を 少しずつ増やしますので➡ 319 00:20:05,237 --> 00:20:08,074 その感覚を探ってください。 320 00:20:08,074 --> 00:20:13,079 はじめますね 目をつぶって下さい。 321 00:20:13,079 --> 00:20:17,917 自分の内側にある魔力に 心を集中してみてください。 322 00:20:17,917 --> 00:20:21,587 (ルシアナ)うん…。 (メロディ)少しずつ魔力を増やします。 323 00:20:21,587 --> 00:20:24,757 お嬢様 何か感じますか? 324 00:20:24,757 --> 00:20:26,759 ううん なにも。 325 00:20:26,759 --> 00:20:29,929 (メロディ)もう少し 魔力を増やしますね。 326 00:20:29,929 --> 00:20:32,598 《想定より かなり流してるんだけど➡ 327 00:20:32,598 --> 00:20:36,102 お嬢様は 思った以上に魔力に鈍感みたい。 328 00:20:36,102 --> 00:20:39,605 これ以上は 私も集中しないと》 329 00:20:39,605 --> 00:20:42,441 (メロディ)お嬢様 どうですか? 330 00:20:42,441 --> 00:20:44,610 (ルシアナ)いいえ。 331 00:20:44,610 --> 00:20:48,447 お嬢様 いかがですか? 全然。 332 00:20:48,447 --> 00:20:50,616 (メロディ)お嬢様…。 333 00:20:50,616 --> 00:20:57,456 (ビューク)銀の魔力… 聖女の力… 聖女… 許せない…。 334 00:20:57,456 --> 00:21:01,794 銀の聖女を魔王は… 許さない。 335 00:21:01,794 --> 00:21:06,465 《う~ん… ぜんっぜん わからない。 336 00:21:06,465 --> 00:21:08,968 メロディが 何度も声をかけてくれるけど➡ 337 00:21:08,968 --> 00:21:13,973 本当に まったく これっぽっちも ぜんっぜん魔力が わからない! 338 00:21:13,973 --> 00:21:17,977 私って 本当に魔法の才能がないのね。 339 00:21:17,977 --> 00:21:24,483 メロディも黙っちゃったし これで おしまい かな? 340 00:21:24,483 --> 00:21:28,320 え? どこなの ここ? 341 00:21:28,320 --> 00:21:32,591 私の寝室は? さっきまでメロディと…。 342 00:21:32,591 --> 00:21:34,593 ひゃあ! 343 00:21:34,593 --> 00:21:36,996 銀色の花?》 344 00:21:38,931 --> 00:21:41,267 きれい。 345 00:21:41,267 --> 00:21:43,602 《なぜか優しい気持ちになる。 346 00:21:43,602 --> 00:21:45,938 不思議な光の花。 347 00:21:45,938 --> 00:21:49,608 でも こんな光を 私は どこかで…》 348 00:21:49,608 --> 00:21:52,444 (メロディ)お嬢様! えっ。 349 00:21:52,444 --> 00:21:57,116 (ルシアナ)メロディ? あれ? 私…。 350 00:21:57,116 --> 00:22:00,953 《今のは 夢?》 大丈夫ですか? 351 00:22:00,953 --> 00:22:04,623 何度 声をかけても 反応がなかったんですよ。 352 00:22:04,623 --> 00:22:08,794 だ 大丈夫よ。 少し飛ばしすぎたかもしれません。 353 00:22:08,794 --> 00:22:12,965 今日は もうお風呂に入って お休みください。 354 00:22:12,965 --> 00:22:14,967 う うん。 355 00:22:14,967 --> 00:22:17,636 アクセサリー外さないと。 356 00:22:17,636 --> 00:22:24,476 あれ? メロディにもらった指輪… こんなアクセントついてたっけ? 357 00:22:24,476 --> 00:22:26,812 <翌日 もう一度 試すと➡ 358 00:22:26,812 --> 00:22:30,516 ルシアナは簡単に 自身の魔力に気付く事ができた> 359 00:22:32,418 --> 00:22:34,920 < そして 次の週末> 360 00:22:34,920 --> 00:22:37,089 (マイカ)どっ どっ どうして➡ 361 00:22:37,089 --> 00:22:39,491 ヒロインちゃんが ここにいるのよ!