1 00:00:02,000 --> 00:00:05,000 (エリック)頑張れ~! いけ~! (アラン)いけ~! 2 00:00:05,000 --> 00:00:11,010 (声援) 3 00:00:11,010 --> 00:00:13,840 (アーサー)うぉ~! 4 00:00:13,840 --> 00:00:15,840 でやっ! 5 00:00:18,350 --> 00:00:22,020 <<そこまで! (騎士たち)おお~! 6 00:00:22,020 --> 00:00:24,020 ハッ! 7 00:00:24,020 --> 00:00:26,860 (プライド)ハハッ (ティアラ)やりましたね お姉様! 8 00:00:26,860 --> 00:00:29,190 (プライド)ええ! (ステイル)フッ 9 00:00:29,190 --> 00:00:32,030 本当に勝ち抜きやがったな アーサー! 10 00:00:32,030 --> 00:00:34,030 ありがとうございます! 11 00:00:34,030 --> 00:00:36,870 (カラム)おめでとう これから たびたびプライド様に― 12 00:00:36,870 --> 00:00:40,370 お会いできるなんてうらやましいです 13 00:00:40,370 --> 00:00:44,040 言うなエリック! 余計うらやましくなる 14 00:00:44,040 --> 00:00:46,880 そうですね ハハ… 15 00:00:46,880 --> 00:00:50,680 (カラム)選抜戦に参加した全員も そう思っている 16 00:00:52,880 --> 00:00:54,880 おっ! 17 00:00:54,880 --> 00:00:56,890 しっかりやれよ 18 00:00:56,890 --> 00:00:59,990 (アラン)近衛騎士 アーサー・ベレスフォード 19 00:00:59,990 --> 00:01:02,290 はい! 20 00:01:11,670 --> 00:01:13,670 ふっ 21 00:01:18,840 --> 00:01:22,680 (ティアラ)あれから たくさん アーサーといられて うれしいですね 22 00:01:22,680 --> 00:01:25,180 そうね 次の視察も― 23 00:01:25,180 --> 00:01:27,180 一緒に行ってくれるのですよね? 24 00:01:27,180 --> 00:01:29,680 ああ もちろん… もちろんだ 25 00:01:29,680 --> 00:01:33,520 第一王位継承者である姉君が 有事の際は― 26 00:01:33,520 --> 00:01:36,360 必ず護衛としてそばにつく 27 00:01:36,360 --> 00:01:39,190 それが近衛騎士の役目だからな 28 00:01:39,190 --> 00:01:41,200 ああ 29 00:01:41,200 --> 00:01:44,030 それにしても あの日はすごかったですね 30 00:01:44,030 --> 00:01:46,200 選抜戦の日のこと? 31 00:01:46,200 --> 00:01:49,200 はい! 隊長 副隊長以外の― 32 00:01:49,200 --> 00:01:52,040 騎士全員が志願したんですよね 33 00:01:52,040 --> 00:01:54,540 そのおかげで 2日かけての― 34 00:01:54,540 --> 00:01:57,710 大がかりなことに なってしまったのだけど 35 00:01:57,710 --> 00:02:01,150 《プライド:近衛騎士という響きが 気に入ったのか― 36 00:02:01,150 --> 00:02:04,150 与えられる褒賞が魅力的なのか― 37 00:02:04,150 --> 00:02:07,490 それとも 王族を守る栄誉か 38 00:02:07,490 --> 00:02:13,660 参加騎士全員 ものすごい覇気と闘志だったわ 39 00:02:13,660 --> 00:02:18,500 少し 騎士団の給料や 待遇の見直しをすべきかしら》 40 00:02:18,500 --> 00:02:21,670 わっ!? (ティアラ)きゃ! (いななき) 41 00:02:21,670 --> 00:02:24,340 (ざわめき) 42 00:02:24,340 --> 00:02:26,840 (アーサー)何事だ!? <<男が行き倒れて― 43 00:02:26,840 --> 00:02:28,840 道をふさいでおりまして 44 00:02:28,840 --> 00:02:31,040 <<ただ今 どかします! 45 00:02:33,350 --> 00:02:35,550 んっ 46 00:02:39,020 --> 00:02:41,520 はっ! 47 00:02:41,520 --> 00:02:44,030 んっ! (ステイル)プライド! (アーサー)プライド様! 48 00:02:44,030 --> 00:02:46,030 ハァ ハァ… はっ 49 00:02:48,030 --> 00:02:50,130 (プライド)ヴァル!? 50 00:04:24,670 --> 00:04:27,010 (ヴァル)ん… はっ! 51 00:04:27,010 --> 00:04:31,180 んっ ここは… 52 00:04:31,180 --> 00:04:33,180 はっ! 53 00:04:33,180 --> 00:04:36,180 道で気を失っていた あなたを見つけ― 54 00:04:36,180 --> 00:04:38,850 城へ連れてきました 55 00:04:38,850 --> 00:04:41,020 お前… 56 00:04:41,020 --> 00:04:45,190 あな たは… 57 00:04:45,190 --> 00:04:47,860 (ヴァル)ぐっ (アーサー/ティアラ)はっ! 58 00:04:47,860 --> 00:04:49,860 ぐ… 59 00:04:51,800 --> 00:04:55,630 落ち着いてヴァル その場で話を聞きなさい 60 00:04:55,630 --> 00:04:57,640 く… 61 00:04:57,640 --> 00:05:00,470 大丈夫だ あの者は姉君と― 62 00:05:00,470 --> 00:05:03,310 隷属の契約を交わしている 63 00:05:03,310 --> 00:05:06,810 (ステイル)あるじである 姉君の命令は絶対だ 64 00:05:06,810 --> 00:05:09,650 そして彼は 他者に危害も― 65 00:05:09,650 --> 00:05:13,320 王族には 指一本触れることもできない 66 00:05:13,320 --> 00:05:15,320 答えなさい ヴァル 67 00:05:15,320 --> 00:05:18,820 あなたはなぜ あの場に倒れていたのですか? 68 00:05:18,820 --> 00:05:25,000 あ… 王女殿下の ご命令どおり― 69 00:05:25,000 --> 00:05:29,500 隷属の契約により 参りましたっ 70 00:05:29,500 --> 00:05:31,500 くっ! 71 00:05:33,840 --> 00:05:35,840 ((あなたがもし― 72 00:05:35,840 --> 00:05:39,010 己では どうしようもない事態に直面し― 73 00:05:39,010 --> 00:05:41,850 心から誰かの助けを望むときは― 74 00:05:41,850 --> 00:05:43,850 私のもとへ来なさい)) 75 00:05:46,680 --> 00:05:49,690 人に危害を 加えないことを条件に― 76 00:05:49,690 --> 00:05:52,290 私たちへの不敬を許しましょう 77 00:05:52,290 --> 00:05:55,460 んっ! あっ 78 00:05:55,460 --> 00:05:59,630 ハァ ハァ… (プライド)私に望みがあったのですね 79 00:05:59,630 --> 00:06:02,470 (ヴァル)違う! 隷属の契約で― 80 00:06:02,470 --> 00:06:04,470 テメェに引き寄せられただけだ! 81 00:06:04,470 --> 00:06:06,470 俺はテメェに助けなんざ 82 00:06:06,470 --> 00:06:08,470 (プライド)私ではなくとも― 83 00:06:08,470 --> 00:06:10,640 誰かの助けを望んでいるのですね 84 00:06:10,640 --> 00:06:14,310 んっ! 85 00:06:14,310 --> 00:06:16,650 (ヴァル)そうだ (3人)はっ 86 00:06:16,650 --> 00:06:18,650 ならば問いましょう 87 00:06:18,650 --> 00:06:21,150 やめろ!! 88 00:06:21,150 --> 00:06:25,490 《プライド:私が問えば 答えを拒むことはできない 89 00:06:25,490 --> 00:06:27,990 でも それでも― 90 00:06:27,990 --> 00:06:31,330 今まで一度も 私のもとへ来なかった彼が― 91 00:06:31,330 --> 00:06:34,000 望んでしまったほどの窮地 92 00:06:34,000 --> 00:06:36,830 私は聞かなければならない》 93 00:06:36,830 --> 00:06:40,840 ヴァル あなたの 心からの望みを言いなさい 94 00:06:40,840 --> 00:06:42,840 う… 95 00:06:42,840 --> 00:06:45,680 あ… ぐっ 96 00:06:45,680 --> 00:06:47,680 手を離しなさい 97 00:06:47,680 --> 00:06:51,120 ぐっ 98 00:06:51,120 --> 00:06:54,790 助けて くれ… 99 00:06:54,790 --> 00:06:59,620 助けて く… 100 00:06:59,620 --> 00:07:01,960 あるじとして命令します 101 00:07:01,960 --> 00:07:05,800 あなたのその望みを はっきりと口にしなさい! 102 00:07:05,800 --> 00:07:09,800 ガキどもを 助けてくれ! 103 00:07:09,800 --> 00:07:14,310 ハァ ハァ… 104 00:07:14,310 --> 00:07:16,640 ガキども とは? 105 00:07:16,640 --> 00:07:19,140 (ヴァル)ケメトとセフェクって名前の― 106 00:07:19,140 --> 00:07:21,310 下級層のガキ2人だ 107 00:07:21,310 --> 00:07:24,980 人身売買の連中に連れていかれた 108 00:07:24,980 --> 00:07:26,990 助ける方法は? 109 00:07:26,990 --> 00:07:28,990 明日の日没までに― 110 00:07:28,990 --> 00:07:31,490 5人の身代わりと引き換えだとよ 111 00:07:31,490 --> 00:07:34,830 (ヴァル)まあ 俺にできるわけねえうえに― 112 00:07:34,830 --> 00:07:39,000 ヤツらが本当に人質を 返してくれるかも怪しいが 113 00:07:39,000 --> 00:07:42,000 ちゃんと話してやったぜ 王女サマよ 114 00:07:42,000 --> 00:07:44,500 もう俺に用はねえだろ 115 00:07:44,500 --> 00:07:47,010 さっさと解放してくれ 116 00:07:47,010 --> 00:07:50,270 《彼は 隷属の契約で手段も奪われ― 117 00:07:50,270 --> 00:07:52,440 なすすべは何もない 118 00:07:52,440 --> 00:07:54,950 だからこそ》 119 00:07:54,950 --> 00:07:58,450 (プライド)ヴァル あなたを今晩軟禁します 120 00:07:58,450 --> 00:08:00,790 なっ!? どういうつもりだ! 121 00:08:00,790 --> 00:08:03,450 これも俺への罰だってのか! 122 00:08:03,450 --> 00:08:06,120 この バケモンが! 123 00:08:06,120 --> 00:08:08,130 は… んっ 124 00:08:08,130 --> 00:08:10,330 (プライド)ステイル アーサー 125 00:08:13,460 --> 00:08:17,140 プライド第一王女の御心のままに 126 00:08:17,140 --> 00:08:20,810 んっ 127 00:08:20,810 --> 00:08:22,970 彼らを助けます 128 00:08:22,970 --> 00:08:25,810 んっ!? 人身売買は― 129 00:08:25,810 --> 00:08:28,650 我が国では禁じられた違法行為 130 00:08:28,650 --> 00:08:32,820 そして子どもをさらう外道を 見逃すことはできません 131 00:08:32,820 --> 00:08:35,990 (プライド)なにより 私には助けを求めている― 132 00:08:35,990 --> 00:08:38,090 彼の手をつかむ義務があります 133 00:08:40,660 --> 00:08:44,160 我が民を そしてあなたの大事な人たちを― 134 00:08:44,160 --> 00:08:46,500 私が奪い返します! 135 00:08:46,500 --> 00:08:48,500 な… 136 00:08:52,770 --> 00:08:55,610 (ステイル)今回の人質奪還作戦に― 137 00:08:55,610 --> 00:08:58,440 ジルベールも協力するとのことです 138 00:08:58,440 --> 00:09:02,950 彼ならば 人身売買の 情報も持っていますし 139 00:09:02,950 --> 00:09:06,450 そう 心強いわ よかった 140 00:09:06,450 --> 00:09:09,120 妙に静かだな 141 00:09:09,120 --> 00:09:12,120 (アーサー)気をつけてください 142 00:09:12,120 --> 00:09:15,130 (プライド)は… 143 00:09:15,130 --> 00:09:17,130 ひどいな 144 00:09:17,130 --> 00:09:21,130 (ヴァル)殺風景が 少しはマシになっただろ 145 00:09:21,130 --> 00:09:25,330 王女サマに 自由にしていいって 言われたんでなぁ 146 00:09:27,310 --> 00:09:31,480 暴れるな とも命じるべきでした 147 00:09:31,480 --> 00:09:33,980 ありがとう 大丈夫よ 148 00:09:35,980 --> 00:09:38,980 食事です ひっくり返すなど― 149 00:09:38,980 --> 00:09:41,650 粗末にすることは許しません 150 00:09:41,650 --> 00:09:43,850 んっ 151 00:09:51,660 --> 00:09:53,660 きゃ! (アーサー/ステイル)んっ! 152 00:09:53,660 --> 00:09:56,330 (プライド)大丈夫 (アーサー/ステイル)んっ 153 00:09:56,330 --> 00:09:58,500 わりぃ わりぃ 154 00:09:58,500 --> 00:10:00,500 虫が見えたんでね 155 00:10:03,340 --> 00:10:06,840 うっ いい腕前ですね 156 00:10:06,840 --> 00:10:11,850 王女サマとの契約後は 宝の持ち腐れだがな 157 00:10:11,850 --> 00:10:15,690 お望みなら フォークでも試してみるか? 158 00:10:15,690 --> 00:10:19,360 おい 罪人 俺やティアラにも王族として― 159 00:10:19,360 --> 00:10:23,690 お前に命令権があることを 忘れるな 160 00:10:23,690 --> 00:10:26,200 不興を買おうとしても無駄です 161 00:10:26,200 --> 00:10:30,030 明日まで あなたをここから 出すつもりはありません 162 00:10:30,030 --> 00:10:34,370 食事をとった後は おとなしく眠ることですね 163 00:10:34,370 --> 00:10:37,710 子どもたちを助けるためにも あなたの体調を万全に… 164 00:10:37,710 --> 00:10:40,210 んっ! 言ったはずだ! 165 00:10:40,210 --> 00:10:43,550 テメェらの助けはいらねえと! 166 00:10:43,550 --> 00:10:45,880 (ティアラ)あの あなたは― 167 00:10:45,880 --> 00:10:50,150 ケメトとセフェクを 助けたいのではないのですか? 168 00:10:50,150 --> 00:10:55,160 そうだ が テメェらの助けは 求めねえっつってんだ 169 00:10:55,160 --> 00:10:59,660 はっ! その子たちが 大事なのではないのですか? 170 00:10:59,660 --> 00:11:03,670 あぁ!? 大事なんかじゃねえよ あんなガキども! 171 00:11:03,670 --> 00:11:07,840 えっ 心配じゃ ないのですか? 172 00:11:07,840 --> 00:11:11,840 心配じゃねえ! 適当な言葉で 当てはめんじゃねえ! 173 00:11:11,840 --> 00:11:16,350 なら なぜ助けたいと思うのですか? 174 00:11:16,350 --> 00:11:18,350 必要だからだ 175 00:11:18,350 --> 00:11:23,020 俺が楽に生きていく そのために! 176 00:11:23,020 --> 00:11:25,820 えっ (ステイルたち)はっ! 177 00:11:29,690 --> 00:11:32,590 楽に 生きていくため? 178 00:11:35,530 --> 00:11:38,370 《プライド:楽に生きていくため? 179 00:11:38,370 --> 00:11:43,540 まさか 隷属の契約で 自由が利かない自分の代わりに― 180 00:11:43,540 --> 00:11:45,540 手足となる労働力として― 181 00:11:45,540 --> 00:11:48,880 その子どもたちが必要だと?》 182 00:11:48,880 --> 00:11:51,320 そんな 183 00:11:51,320 --> 00:11:56,150 あなたにとって ケメトとセフェクは何なのですか? 184 00:11:56,150 --> 00:11:59,160 死ぬほど うざってぇガキどもだ! 185 00:11:59,160 --> 00:12:02,160 思い出すだけでも気分がわりぃ 186 00:12:02,160 --> 00:12:04,160 う… 187 00:12:04,160 --> 00:12:08,000 気が済んだなら とっとと消えな 王女サマ 188 00:12:08,000 --> 00:12:11,840 (ヴァル)テメェみてぇな恵まれた世界で 生きてる甘ちゃんには― 189 00:12:11,840 --> 00:12:13,840 反吐が出る 190 00:12:13,840 --> 00:12:16,510 あっ 191 00:12:16,510 --> 00:12:20,510 ティアラ 怖い思いをさせて ごめんなさいね 192 00:12:20,510 --> 00:12:22,610 うっ お姉様… 193 00:12:24,680 --> 00:12:27,850 《プライド:この子は 人の悲しみに敏感な子 194 00:12:27,850 --> 00:12:30,690 そのティアラが ヴァルに言葉をかけたのには― 195 00:12:30,690 --> 00:12:32,860 きっと理由があるはず 196 00:12:32,860 --> 00:12:36,360 それにさっきのヴァルの言葉》 197 00:12:36,360 --> 00:12:38,360 んっ 198 00:12:38,360 --> 00:12:41,370 (プライド)ステイル アーサー ティアラをお願い 199 00:12:41,370 --> 00:12:43,370 私はもう少しここにいます 200 00:12:43,370 --> 00:12:45,370 (アーサー/ステイル)えっ!? (ヴァル)あぁ!? 201 00:12:45,370 --> 00:12:49,210 何を言ってるんです!? あんなヤツと2人にしろと!? 202 00:12:49,210 --> 00:12:52,980 大丈夫 私はヴァルのあるじです 203 00:12:52,980 --> 00:12:54,980 だから お願い 204 00:12:54,980 --> 00:12:59,320 んっ 1時間後に お迎えに上がります 205 00:12:59,320 --> 00:13:01,650 んっ お姉様 206 00:13:01,650 --> 00:13:05,990 んっ? 何もできなくて ごめんなさい 207 00:13:05,990 --> 00:13:08,090 そんなことないわ 208 00:13:16,330 --> 00:13:19,170 テメェらみてぇな おきれいな王女サマには― 209 00:13:19,170 --> 00:13:22,840 いい見せ物なんだろ? 210 00:13:22,840 --> 00:13:26,010 どこまで俺の人生 弄べば気が済むんだ 211 00:13:26,010 --> 00:13:28,010 クソガキが 212 00:13:28,010 --> 00:13:30,010 今晩だけです 213 00:13:30,010 --> 00:13:32,850 明日の朝になれば あなたは私と共に― 214 00:13:32,850 --> 00:13:37,690 ケメトとセフェクを助けに… テメェらの助けなんざ求めてねえ! 215 00:13:37,690 --> 00:13:42,690 答えなさい なぜそこまで 私たちの助けを拒むのか 216 00:13:42,690 --> 00:13:46,530 俺をこんな状態に 堕としたのはテメェだろ 217 00:13:46,530 --> 00:13:50,800 答えなさい ならば あなたは己が恥のために― 218 00:13:50,800 --> 00:13:53,300 私の助けは 拒みたいというのですか 219 00:13:53,300 --> 00:13:55,310 そうだ 220 00:13:55,310 --> 00:14:00,810 答えなさい では あなたが助けたいケメトとセフェク― 221 00:14:00,810 --> 00:14:04,980 彼らよりも 己が恥のほうが 優先されるというのですか? 222 00:14:04,980 --> 00:14:07,280 そ… 223 00:14:10,490 --> 00:14:13,660 違う… ハァ ハァ 224 00:14:13,660 --> 00:14:17,500 教えてください あなたとケメト セフェクは― 225 00:14:17,500 --> 00:14:20,500 どうして出会ったのですか? 226 00:14:20,500 --> 00:14:25,170 俺の昔の住みかに 勝手にガキどもが住んでた 227 00:14:25,170 --> 00:14:29,510 それからセフェクがケメトを連れて 付け回してきやがった 228 00:14:29,510 --> 00:14:31,840 なぜ 共に生活を? 229 00:14:31,840 --> 00:14:36,350 ヤツらが勝手に まとわりついて きやがったって言っただろうが! 230 00:14:36,350 --> 00:14:40,350 住みかを変えても 何度も何度も捜しに来やがる 231 00:14:40,350 --> 00:14:45,020 うっとうしいが契約のせいで 指一本出せねえ! 232 00:14:45,020 --> 00:14:48,190 (プライド)なぜついてきたのか わかりますか? 233 00:14:48,190 --> 00:14:50,460 俺みてぇのが そばにいるだけで― 234 00:14:50,460 --> 00:14:52,960 自分たちが安全だからだとよ! 235 00:14:52,960 --> 00:14:55,470 面倒なガキどもだ! 236 00:14:55,470 --> 00:14:57,470 ふん 237 00:14:57,470 --> 00:15:00,300 《今の話を聞くかぎりだと― 238 00:15:00,300 --> 00:15:03,970 本当にヴァルは その子どもたちに 付きまとわれて― 239 00:15:03,970 --> 00:15:06,480 迷惑していたように聞こえる 240 00:15:06,480 --> 00:15:08,980 それなら なぜ》 241 00:15:08,980 --> 00:15:11,320 ((必要だからだ 242 00:15:11,320 --> 00:15:16,820 俺が楽に生きていく そのために!)) 243 00:15:16,820 --> 00:15:18,820 ん… 244 00:15:18,820 --> 00:15:21,820 (プライド)ケメトとセフェクは どんな子ですか? 245 00:15:24,500 --> 00:15:26,500 んっ 246 00:15:26,500 --> 00:15:31,170 2人とも特殊能力者だが ただのガキだ 247 00:15:31,170 --> 00:15:34,340 ケメトは言葉だけは一丁前だが― 248 00:15:34,340 --> 00:15:37,840 ほとんど 自分の意思なんざねえ野郎だ 249 00:15:37,840 --> 00:15:42,180 毎日セフェクや 俺の後ばっかついて歩いて 250 00:15:42,180 --> 00:15:46,680 ヤツの能力がどんなかは 俺も知らねえ 251 00:15:46,680 --> 00:15:52,290 (ヴァル)セフェクも どこへ行くにも 必ずケメトを連れていやがった 252 00:15:52,290 --> 00:15:54,290 血もつながらねえくせに― 253 00:15:54,290 --> 00:15:58,460 姉だからと ケメトの世話を焼いていた 254 00:15:58,460 --> 00:16:02,470 生意気で 何かあるとすぐに能力使って― 255 00:16:02,470 --> 00:16:05,140 全力で水をぶっかけてきやがる 256 00:16:05,140 --> 00:16:09,640 最初に俺の後を付け回そうと 考えたのもセフェクだ 257 00:16:09,640 --> 00:16:11,980 ケメトよりも寝相が悪いから― 258 00:16:11,980 --> 00:16:14,980 毛布を毎回奪いやがるし 259 00:16:14,980 --> 00:16:16,980 教えてやるまで2人とも― 260 00:16:16,980 --> 00:16:19,650 金って存在すら知らなかった 261 00:16:19,650 --> 00:16:22,650 飯の時なんざ… 262 00:16:22,650 --> 00:16:25,490 ん… ああクソッ! 263 00:16:25,490 --> 00:16:28,330 はっ! また気分が 悪くなってきやがった! 264 00:16:28,330 --> 00:16:30,490 んっ んっ! 265 00:16:30,490 --> 00:16:33,160 これで満足か! 266 00:16:33,160 --> 00:16:37,170 《なんだろう この違和感は》 267 00:16:37,170 --> 00:16:40,340 本当に 心配じゃないの? 268 00:16:40,340 --> 00:16:42,340 そう言ったはずだ! 269 00:16:42,340 --> 00:16:45,680 (プライド)あなたにとっての 心配って なに? 270 00:16:45,680 --> 00:16:48,850 んっ どういう意味だ? 271 00:16:48,850 --> 00:16:53,620 あなたにとって 今まで 大切だったものとは何ですか? 272 00:16:53,620 --> 00:16:56,290 金と テメェの命だ 273 00:16:56,290 --> 00:16:58,790 それ以外に何がある 274 00:16:58,790 --> 00:17:00,790 まさか… 275 00:17:00,790 --> 00:17:04,630 (プライド)それは今まで ずっと? 276 00:17:04,630 --> 00:17:06,800 家族や友人― 277 00:17:06,800 --> 00:17:10,470 あのとき 崖の崩落で死んだ仲間たちは? 278 00:17:10,470 --> 00:17:13,970 俺を捨てた親なんざ どうも思わねえ 279 00:17:13,970 --> 00:17:15,970 ダチもいねえ 280 00:17:15,970 --> 00:17:18,310 崖の崩落で死んだ連中は― 281 00:17:18,310 --> 00:17:21,150 俺にとって 都合がいいだけの群れだ 282 00:17:21,150 --> 00:17:25,320 死んだからって どうも思わねえ 283 00:17:25,320 --> 00:17:27,320 じゃあ ケメトとセフェクは? 284 00:17:27,320 --> 00:17:29,320 んっ 285 00:17:29,320 --> 00:17:32,160 はっ 2人が死んだら― 286 00:17:32,160 --> 00:17:34,490 あなたはどう思う? 287 00:17:34,490 --> 00:17:38,160 う… 288 00:17:38,160 --> 00:17:40,500 嫌だ… んっ! 289 00:17:40,500 --> 00:17:43,000 ヴァル! それを大事だと (ヴァル)やめろ! 290 00:17:43,000 --> 00:17:45,340 はっ! 違う… 291 00:17:45,340 --> 00:17:47,500 違う 違う 違う! 292 00:17:47,500 --> 00:17:50,110 あんなガキども 大事なんかじゃねえ! 293 00:17:50,110 --> 00:17:54,110 その程度で こんな気分が― 294 00:17:54,110 --> 00:17:56,280 胸糞悪くなるかよ! 295 00:17:56,280 --> 00:17:59,280 あ… 今までなかった 296 00:17:59,280 --> 00:18:02,290 こんな胸焼けするみてぇなことは 297 00:18:02,290 --> 00:18:04,960 心臓が こんなに鳴ることも 298 00:18:04,960 --> 00:18:09,790 吐き気がするほどの こんなっ 一度も! 299 00:18:09,790 --> 00:18:12,300 は… なぜだ 300 00:18:12,300 --> 00:18:15,800 なぜ 今アイツらがどうなってるか― 301 00:18:15,800 --> 00:18:18,970 考えるだけで 吐き気がして… 302 00:18:18,970 --> 00:18:22,640 ぶつけずにいられなくなる! 303 00:18:22,640 --> 00:18:27,140 アイツらの最後の言葉が! 叫びが! 304 00:18:27,140 --> 00:18:31,650 いつまで経っても 耳にこびりついて離れやしねえ! 305 00:18:31,650 --> 00:18:34,820 今までこんなの一度だって なかったってのに! 306 00:18:34,820 --> 00:18:36,820 はっ! 307 00:18:36,820 --> 00:18:38,820 ふん! わっ! 308 00:18:38,820 --> 00:18:40,820 うっ! 309 00:18:40,820 --> 00:18:42,830 テメェのせいだ! 310 00:18:42,830 --> 00:18:47,160 あの時 テメェが俺に 意見なんざ聞かず処刑すりゃ― 311 00:18:47,160 --> 00:18:49,930 こんなふうにならねえで 済んだんだ! 312 00:18:49,930 --> 00:18:52,940 あの時 殺しといてくれりゃあ― 313 00:18:52,940 --> 00:18:56,270 こんな苦痛も 何も知らずに済んだんだ! 314 00:18:56,270 --> 00:18:59,440 俺は! こんな人間になるのなんざ― 315 00:18:59,440 --> 00:19:01,440 望んじゃいねえ! 316 00:19:03,610 --> 00:19:06,780 は… 317 00:19:06,780 --> 00:19:09,120 んっ! 318 00:19:09,120 --> 00:19:12,460 あ… 319 00:19:12,460 --> 00:19:15,460 《プライド:こんなに不器用な涙― 320 00:19:15,460 --> 00:19:17,460 見たことがない 321 00:19:17,460 --> 00:19:20,460 きっと彼は気づいていない 322 00:19:20,460 --> 00:19:22,800 自分が泣いている理由も― 323 00:19:22,800 --> 00:19:27,470 ケメトとセフェクが 自分にとって どんな存在なのかも 324 00:19:27,470 --> 00:19:30,470 なぜそんなに苦しいのかも 325 00:19:30,470 --> 00:19:34,480 ううん 気づいていないんじゃない 326 00:19:34,480 --> 00:19:37,980 知らないんだ》 327 00:19:37,980 --> 00:19:39,980 くっ 328 00:19:39,980 --> 00:19:42,150 はっ ん… 329 00:19:42,150 --> 00:19:44,150 拒まないで あ… 330 00:19:44,150 --> 00:19:47,490 う… 331 00:19:47,490 --> 00:19:52,000 答えます なぜあなたが苦しんでいるのか 332 00:19:52,000 --> 00:19:54,670 それがあなたへの罰だからです 333 00:19:54,670 --> 00:19:58,340 はっ 多くの人を傷つけ 苦しめ― 334 00:19:58,340 --> 00:20:00,840 その命を奪ってきても― 335 00:20:00,840 --> 00:20:03,510 あなたはその人たちの 苦しみや悲しみは― 336 00:20:03,510 --> 00:20:06,180 理解できていなかった 337 00:20:06,180 --> 00:20:08,850 あなたが今までそうした分― 338 00:20:08,850 --> 00:20:14,690 きっとあなたは これから先 ずっと苦しみ続けるのでしょう 339 00:20:14,690 --> 00:20:17,520 答えます なぜ― 340 00:20:17,520 --> 00:20:20,360 あなたの知る大事とは違うのか 341 00:20:20,360 --> 00:20:24,360 それは あなたが自分の命やお金よりも― 342 00:20:24,360 --> 00:20:28,200 はるかに かけがえのないものを 持たなかったからです 343 00:20:28,200 --> 00:20:32,540 答えます あなたの内側をはい回る― 344 00:20:32,540 --> 00:20:35,210 気分が悪いの正体を 345 00:20:35,210 --> 00:20:40,210 それを「心配」と呼ぶのです 346 00:20:40,210 --> 00:20:44,550 ハァ ハァ… 347 00:20:44,550 --> 00:20:49,050 《なぜ もっと早く気づいて あげられなかったのだろう 348 00:20:49,050 --> 00:20:52,990 きっとティアラは 気づいてあげられていた》 349 00:20:52,990 --> 00:20:56,330 ((プライド様 僕に何か用ですか)) 350 00:20:56,330 --> 00:20:58,500 《プライド:あの目も》 351 00:20:58,500 --> 00:21:01,670 ((なんで誰も 親父を助けられねえんだ!)) 352 00:21:01,670 --> 00:21:04,000 《プライド:あの涙も 353 00:21:04,000 --> 00:21:08,840 私はずっと昔に知っていたのに》 354 00:21:08,840 --> 00:21:11,840 ん… 355 00:21:11,840 --> 00:21:13,840 (プライド)答えます 356 00:21:13,840 --> 00:21:16,850 あなたのその涙は― 357 00:21:17,187 --> 00:21:19,680 家族を想う 涙です! 358 00:21:19,680 --> 00:21:21,690 う… 359 00:21:21,690 --> 00:21:23,690 うう… 360 00:21:23,690 --> 00:21:28,090 (嗚咽) 361 00:21:32,100 --> 00:21:33,700 ((ヴァル:必要だからだ 362 00:21:33,700 --> 00:21:37,687 俺が楽に生きていく そのために!)) 363 00:21:37,870 --> 00:21:41,620 あなたはきっと 彼ら2人がいないと― 364 00:21:42,180 --> 00:21:45,040 あなた自身がつらくて― 365 00:21:45,040 --> 00:21:49,550 もう 幸福を感じられないほどに 366 00:21:49,550 --> 00:21:51,480 んっ 367 00:21:51,480 --> 00:21:54,280 2人を想っているのです! 368 00:21:54,280 --> 00:21:57,280