1 00:00:41,174 --> 00:00:44,177 <炎魔と火狩りたちの 壮絶な死闘の中➡ 2 00:00:44,177 --> 00:00:48,148 ついに 蜘蛛たちの 首都侵攻が始まる> 3 00:00:50,183 --> 00:00:54,187 <明楽は無垢紙にしたためた 願い文を姫神に届けるために➡ 4 00:00:54,187 --> 00:00:56,189 神宮へ> 5 00:00:56,189 --> 00:00:58,191 <そして…> 6 00:00:58,191 --> 00:01:18,211 ♬~ 7 00:01:18,211 --> 00:01:38,231 ♬~ 8 00:01:38,231 --> 00:01:58,185 ♬~ 9 00:01:58,185 --> 00:02:03,190 ♬~ 10 00:02:03,190 --> 00:02:23,210 ♬~ 11 00:02:23,210 --> 00:02:28,215 ♬~ 12 00:02:28,215 --> 00:02:32,219 (ひばり) さて この不格好な機械で➡ 13 00:02:32,219 --> 00:02:35,222 どうやって蜘蛛と戦うのかな? 14 00:02:35,222 --> 00:02:38,225 (煌四)仲間にも… 他の神族にも➡ 15 00:02:38,225 --> 00:02:41,161 この装置のことを もう伝えてあるのか? 16 00:02:41,161 --> 00:02:46,166 (ひばり)いいや 僕は身内に嫌われているからな 17 00:02:46,166 --> 00:02:48,168 地下から来る 蜘蛛のことは? 18 00:02:48,168 --> 00:02:54,174 (ひばり) お前たちが地べたで はい回って 何をしようと かまわない 19 00:02:54,174 --> 00:02:58,178 人間も蜘蛛も この街も どうなろうと かまわない 20 00:02:58,178 --> 00:03:03,150 揺るる火に手を出そうと しないかぎり 殺さない 21 00:03:04,184 --> 00:03:07,187 (ひばり)血が嫌いなんだ 22 00:03:07,187 --> 00:03:09,189 血が嫌いだと? 23 00:03:09,189 --> 00:03:12,192 大勢の人間が傷ついて 血を流しているのに… 24 00:03:12,192 --> 00:03:14,194 血に まみれて戦っているのに➡ 25 00:03:14,194 --> 00:03:19,166 お前だけ血を流さず 涼しい顔をしているつもりか! 26 00:03:20,200 --> 00:03:23,203 やはり面白いな お前は 27 00:03:23,203 --> 00:03:26,206 この機械が用をなすといいが 28 00:03:26,206 --> 00:03:31,211 そろそろ お前の養い親の 見張りに戻るよ 29 00:03:31,211 --> 00:03:33,213 事と次第によっては➡ 30 00:03:33,213 --> 00:03:37,217 あの連中に しのびのやいばを 向けるかもしれないが➡ 31 00:03:37,217 --> 00:03:41,154 安全な住みかを失っても 恨むなよ? 32 00:03:41,154 --> 00:03:43,123 ア… 33 00:03:48,161 --> 00:03:50,163 ンッ… 34 00:03:50,163 --> 00:03:53,166 (少年工)ホントなの? 炎魔が入ってきたなんて… 35 00:03:53,166 --> 00:03:57,170 (少年工) ホントじゃなければ こんなとこに 退避なんてさせないよ 36 00:03:57,170 --> 00:03:59,172 (少年工)警報が鳴ってたろ 37 00:03:59,172 --> 00:04:01,174 (少年工) 大人たちだけ先に逃げちまってさ 38 00:04:01,174 --> 00:04:05,178 (少年工) だけど 何で家に帰れないの? (少年工)安全だって分かったら➡ 39 00:04:05,178 --> 00:04:08,181 きっと先に持ち場に戻されるんだ (真炭)ねえ 大丈夫? 40 00:04:08,181 --> 00:04:12,185 けがしてんの? あんた どこの工場から来たの? 41 00:04:12,185 --> 00:04:14,187 (少年工)工員じゃねえよ (真炭)ア… 42 00:04:14,187 --> 00:04:16,189 (少年工)作業服も着てない 43 00:04:16,189 --> 00:04:19,192 うるさいわね 班長でもないのに黙ってなさいよ 44 00:04:19,192 --> 00:04:22,195 なっ… 45 00:04:22,195 --> 00:04:25,198 声でけえよ また職長に どなられるぞ 46 00:04:25,198 --> 00:04:28,201 (少年工)だあれ? この子 (少年工)工員じゃないだろ 47 00:04:28,201 --> 00:04:32,205 (少年工)もしかして 貧民区の子供じゃねえの? 48 00:04:32,205 --> 00:04:35,175 (真炭)外に出たい? 49 00:04:36,209 --> 00:04:38,211 (真炭) 何見てんの 道を開けなさいよ 50 00:04:38,211 --> 00:04:41,148 (少年工)火狩りが炎魔を駆除しに トンネルへ向かったんだって 51 00:04:41,148 --> 00:04:43,150 (少年工) 結界が 破られたってこと? 52 00:04:43,150 --> 00:04:48,155 (少年工)神族の結界が破られて 黒い森から蜘蛛が攻めてくるんだ 53 00:04:48,155 --> 00:04:52,159 (少年工)蜘蛛? それじゃあ 神族が蜘蛛と戦うのか? 54 00:04:52,159 --> 00:04:54,161 (少年工) その前に 火狩りが戦うんだろ? 55 00:04:54,161 --> 00:04:57,164 (少年工) 他の大人は何もしないのかよ! 56 00:04:57,164 --> 00:04:59,166 何もしないで こんな所で待機だなんて 57 00:04:59,166 --> 00:05:04,171 (監督官)うるさいな わっぱども 偉そうな口 たたくんじゃない! 58 00:05:04,171 --> 00:05:07,174 (少年工)どうせ工場で働いたって 汚染されて死ぬんだ! 59 00:05:07,174 --> 00:05:10,177 (少年工)蜘蛛と戦って 死んだほうが ましだ! 60 00:05:10,177 --> 00:05:13,180 生意気 抜かすんじゃない! バカなこと言ってると➡ 61 00:05:13,180 --> 00:05:15,182 廃棄物処理場に回すぞ! それとも… 62 00:05:15,182 --> 00:05:19,186 (真炭)炎魔だの蜘蛛だの 本当に見たわけでもないのに 63 00:05:19,186 --> 00:05:23,190 大きい子たちは いつもああやって 大人にケンカを吹っかけるのよ 64 00:05:23,190 --> 00:05:27,194 (少年工) おい お前ら 勝手に外へ出るなよ 65 00:05:27,194 --> 00:05:30,197 この子 間違えて入ったみたい 66 00:05:30,197 --> 00:05:32,199 貧民区の子供だって (少年工)えっ… 67 00:05:32,199 --> 00:05:35,202 臆病者 68 00:05:35,202 --> 00:05:37,204 貧民区には 伝染病が巣くってるって➡ 69 00:05:37,204 --> 00:05:39,206 みんな怖がってるんだ 70 00:05:39,206 --> 00:05:43,143 けど 私の母ちゃんのほうが よっぽど ひどいよ 71 00:05:43,143 --> 00:05:48,148 工場毒のせいで うめくだけ もう口も利けないの 72 00:05:48,148 --> 00:05:53,153 私たちだって そのうち そんなふうになるんだ 73 00:05:53,153 --> 00:05:55,121 母ちゃんみたいに 74 00:05:56,156 --> 00:06:00,160 (灯子) ここは 工場地区の どこなん? 75 00:06:00,160 --> 00:06:03,163 工場地区じゃない 居住区の共同炊事場 76 00:06:03,163 --> 00:06:06,166 今は食べる物は何もないけどね 77 00:06:06,166 --> 00:06:08,168 ⚟(放電音) (2人)アッ 78 00:06:08,168 --> 00:06:11,171 アア… (少年工)おい あれを見ろよ! 79 00:06:11,171 --> 00:06:14,174 (少年工)すげえ 神族が 何か やってるのか? 80 00:06:14,174 --> 00:06:18,178 (少年工) 来たんだ 本当に蜘蛛が来たんだ! 81 00:06:18,178 --> 00:06:21,181 あんた 何喜んでるのよ (少年工)ア… 82 00:06:21,181 --> 00:06:24,184 俺んちの親たちが言ってたんだ 83 00:06:24,184 --> 00:06:28,188 神族は 工場毒を わざと ほったらかしにしてるんだって 84 00:06:28,188 --> 00:06:33,193 蜘蛛が来たら 人間は昔みたいに 火を使えるようになって➡ 85 00:06:33,193 --> 00:06:35,195 神族よりも強くなるんだ 86 00:06:35,195 --> 00:06:37,197 それ 本当なのかよ! 87 00:06:37,197 --> 00:06:41,134 虫の毒で一度死んで 燃えない体になるんだって➡ 88 00:06:41,134 --> 00:06:43,136 おやじが言ってた 89 00:06:43,136 --> 00:06:46,139 お前 そんなこと言ってたら 警吏に捕まるぞ 90 00:06:46,139 --> 00:06:50,143 バッカみたい 死んだ人間が生き返るもんか 91 00:06:50,143 --> 00:06:54,147 うるせえ! 工場毒で死ぬなら 虫の毒のほうが ましだ! 92 00:06:54,147 --> 00:06:56,149 お前ら いいかげんにしろ! 93 00:06:56,149 --> 00:06:58,151 ⚟(放電音) (一同)アアッ 94 00:06:58,151 --> 00:07:02,122 あっ と… とにかく お前たち 中へ入れ 95 00:07:04,157 --> 00:07:06,159 知らんかった ん? 96 00:07:06,159 --> 00:07:11,164 首都が どういう所か 何にも知らんかった 97 00:07:11,164 --> 00:07:15,168 あんた 街の子じゃないの? 98 00:07:15,168 --> 00:07:18,138 ハァ… 99 00:07:21,174 --> 00:07:26,179 (クンの寝息) 100 00:07:26,179 --> 00:07:29,182 ハァ ハァ ハァ… 101 00:07:29,182 --> 00:07:31,151 (クン)ン… 102 00:07:32,185 --> 00:07:35,188 ア… ンンッ 103 00:07:35,188 --> 00:07:45,131 ♬~ 104 00:07:45,131 --> 00:07:48,101 アア… 105 00:07:53,139 --> 00:07:56,142 ンッ ンン… 106 00:07:56,142 --> 00:07:58,111 ア… 107 00:08:01,147 --> 00:08:04,150 クン 僕一人じゃ動かせない 108 00:08:04,150 --> 00:08:08,154 どうしても クンの協力が必要なんだ 109 00:08:08,154 --> 00:08:11,157 うん でも… 110 00:08:11,157 --> 00:08:14,160 その前に クンに 言っとくことがある 111 00:08:14,160 --> 00:08:18,164 知ってる みんな死んじゃうんだよね? 112 00:08:18,164 --> 00:08:20,166 うん 113 00:08:20,166 --> 00:08:25,138 でも 動かさないと いけないんだよね? 114 00:08:26,172 --> 00:08:28,174 うん 115 00:08:28,174 --> 00:08:40,186 ♬~ 116 00:08:40,186 --> 00:08:42,155 ン… 117 00:08:46,126 --> 00:08:48,128 ンッ 118 00:08:48,128 --> 00:08:53,099 (起動音) 119 00:08:58,138 --> 00:09:00,106 クン こっちだ 120 00:09:01,141 --> 00:09:04,144 その長い棒を 手前に力いっぱい引いて 121 00:09:04,144 --> 00:09:06,146 (クン)うん 122 00:09:06,146 --> 00:09:11,151 ウウッ ウッ ンン… 123 00:09:11,151 --> 00:09:15,155 ウッ! ンッ ンン… 124 00:09:15,155 --> 00:09:17,157 ウウッ 125 00:09:17,157 --> 00:09:20,126 フゥ… 126 00:09:22,162 --> 00:09:24,164 (メイド)工場の皆さんが 集まっておいでなのは➡ 127 00:09:24,164 --> 00:09:27,167 こちらですね? (監督官)燠火家さんから? 128 00:09:27,167 --> 00:09:30,170 (メイド)皆さんで どうぞ召し上がってください 129 00:09:30,170 --> 00:09:32,172 (監督官)みんな 食事だぞ (少年工たち)ウワー 130 00:09:32,172 --> 00:09:34,174 (少年工)早く早く! (真炭)あんたも 131 00:09:34,174 --> 00:09:37,177 ほら 食い物が手に入るよ 132 00:09:37,177 --> 00:09:47,120 ♬~ 133 00:09:47,120 --> 00:09:50,090 ンッ ン… 134 00:09:57,130 --> 00:10:00,100 クン かなた こっちだ 135 00:10:01,134 --> 00:10:04,137 ンンッ あっ ヘヘッ 136 00:10:04,137 --> 00:10:06,106 アア… ンッ 137 00:10:10,143 --> 00:10:12,145 (作動音) アッ… 138 00:10:12,145 --> 00:10:14,114 ンンッ あっ 139 00:10:17,150 --> 00:10:21,120 クン 頭を下げて 縮こまるんだ 140 00:10:26,159 --> 00:10:28,128 (発射音) 141 00:10:36,169 --> 00:10:39,172 (放電音) 142 00:10:39,172 --> 00:10:42,175 いかずちだ! (少年工)また いかずちだ! 143 00:10:42,175 --> 00:10:44,177 工場地区の端に落ちたぞ! 144 00:10:44,177 --> 00:10:46,179 (少年工)何だよ! (少年工の泣き声) 145 00:10:46,179 --> 00:10:48,181 (少年工)怖いよ… 146 00:10:48,181 --> 00:10:53,186 煌四兄さん… え? 煌四さんを知っているの? 147 00:10:53,186 --> 00:10:55,188 (2人)あっ… 148 00:10:55,188 --> 00:10:57,190 この子は どこの工場から? 149 00:10:57,190 --> 00:11:03,163 (監督官) いや その子は避難してくる途中で 火狩りに託されたらしい 150 00:11:04,197 --> 00:11:07,167 (2人)ン… 151 00:11:08,201 --> 00:11:13,206 ⚟(発射音) ハッ… 壱番砲の連射だ 152 00:11:13,206 --> 00:11:15,174 ⚟(発射音) 153 00:11:17,210 --> 00:11:20,179 (放電音) 154 00:11:21,214 --> 00:11:23,216 (放電音) 155 00:11:23,216 --> 00:11:25,218 (砲弾の飛来音) 156 00:11:25,218 --> 00:11:27,220 (放電音) 157 00:11:27,220 --> 00:11:29,222 急げ クン! 次の砲弾を! 158 00:11:29,222 --> 00:11:31,224 ハッ… 159 00:11:31,224 --> 00:11:34,227 (ヲン)何をしている 160 00:11:34,227 --> 00:11:36,229 アッ アア… 161 00:11:36,229 --> 00:11:38,231 (ヲン)なんと… 162 00:11:38,231 --> 00:11:42,168 これで いかずちを 降らせているのか 163 00:11:42,168 --> 00:11:44,170 あっ… 164 00:11:44,170 --> 00:11:47,173 (ヲン)お前は いかずちを降らせて➡ 165 00:11:47,173 --> 00:11:50,176 仲間を殺しているのか? 166 00:11:50,176 --> 00:11:53,179 (蜘蛛たちの悲鳴) (放電音) 167 00:11:53,179 --> 00:11:58,151 (蜘蛛たち)ウワーッ! (放電音) 168 00:12:02,188 --> 00:12:04,157 アア… 169 00:12:07,193 --> 00:12:10,163 (かなたのうなり声) 170 00:12:13,199 --> 00:12:15,201 ウッ ウウッ ウッ… 171 00:12:15,201 --> 00:12:19,205 (きしむ音) 172 00:12:19,205 --> 00:12:21,174 腕が! 173 00:12:22,208 --> 00:12:24,210 (ヲン)ウウッ ンンッ! 174 00:12:24,210 --> 00:12:26,179 かなた! 175 00:12:27,213 --> 00:12:29,215 (みぞれの荒い息) 176 00:12:29,215 --> 00:12:31,184 ハッ… 177 00:12:34,220 --> 00:12:37,223 ウッ ウウッ… ンンッ! 178 00:12:37,223 --> 00:12:40,193 ウワーッ ウッ! 179 00:12:46,165 --> 00:12:49,135 (炉六)クッ… ンンッ! 180 00:12:52,171 --> 00:12:55,174 やっかいな野郎だ 炉六さん! 181 00:12:55,174 --> 00:13:00,179 もともと腕が長いくせに 肘や肩を抜いて伸ばしてきやがる 182 00:13:00,179 --> 00:13:03,182 間合いが つかめねえ 無事だったんですね 183 00:13:03,182 --> 00:13:06,185 ハッ 無事なやつがいると思うのか? 184 00:13:06,185 --> 00:13:08,187 この状況で 185 00:13:08,187 --> 00:13:11,190 あっ その腕は… ウワッ 186 00:13:11,190 --> 00:13:15,194 (炉六)発火しかけたんで 鎌で切り落とした 187 00:13:15,194 --> 00:13:17,196 逃げ延びたやつは手はずどおり➡ 188 00:13:17,196 --> 00:13:21,200 炬口家の壱番砲の護衛に回った アア… 189 00:13:21,200 --> 00:13:26,205 こいつが音なしなんで 俺が物見に飛ばされたってわけだ 190 00:13:26,205 --> 00:13:28,207 ここの連中は? 191 00:13:28,207 --> 00:13:30,209 神族に追われて… 192 00:13:30,209 --> 00:13:34,213 僕が来たときには みんな 逃げ出したあとでした 193 00:13:34,213 --> 00:13:38,217 それじゃあ 今のは お前一人で… 194 00:13:38,217 --> 00:13:42,155 いえ この子と かなたに 手伝ってもらって 195 00:13:42,155 --> 00:13:44,157 (炉六)フッ フフフッ あっ 196 00:13:44,157 --> 00:13:46,159 こいつは傑作だ 197 00:13:46,159 --> 00:13:48,161 あちらじゃあ大の大人が➡ 198 00:13:48,161 --> 00:13:51,164 がん首そろえて 大騒ぎをやらかしてるってのに➡ 199 00:13:51,164 --> 00:13:54,167 こっちじゃ眼鏡の坊主と チビと犬だけで➡ 200 00:13:54,167 --> 00:13:57,170 この怪物を ほえさせたとはな 201 00:13:57,170 --> 00:14:00,173 街の様子は どうなってるんですか? 202 00:14:00,173 --> 00:14:04,177 地下通路の あちこちから 蜘蛛が現れた 203 00:14:04,177 --> 00:14:09,182 やつらは 前々から首都の地下に 巣を張っていたらしい 204 00:14:09,182 --> 00:14:13,186 向こうの動きを読んだつもりで 待ち構えていた神族も➡ 205 00:14:13,186 --> 00:14:15,188 火に やられて死んだ 206 00:14:15,188 --> 00:14:18,191 火狩りの大半も 発火した 207 00:14:18,191 --> 00:14:20,193 明楽たちは どうした? 208 00:14:20,193 --> 00:14:23,196 明楽さんは神宮へ向かいました 209 00:14:23,196 --> 00:14:27,200 灯子ちゃんは 避難する工員たちに頼んで➡ 210 00:14:27,200 --> 00:14:29,202 街に逃がしてもらった 211 00:14:29,202 --> 00:14:33,172 (みぞれ/かなたのうなり声) (炉六)お…? 212 00:14:35,208 --> 00:14:38,211 (クン)ヲンは もう暴れないよ 213 00:14:38,211 --> 00:14:40,213 この蜘蛛を知ってるのか? 214 00:14:40,213 --> 00:14:42,148 (クン)森で一緒だった 215 00:14:42,148 --> 00:14:45,118 すぐ怒って あんまり遊んでくれなかった 216 00:14:46,152 --> 00:14:48,154 お前… 217 00:14:48,154 --> 00:14:52,158 (ヲン)やはり人間は こうでなくてはな 218 00:14:52,158 --> 00:14:54,160 (炉六)しぶとい野郎だ 219 00:14:54,160 --> 00:14:57,163 人間なら とっくに死んでるはずだが 220 00:14:57,163 --> 00:15:00,133 蜘蛛が引く神族の血か 221 00:15:02,168 --> 00:15:05,171 今頃 仲間たちが➡ 222 00:15:05,171 --> 00:15:09,175 かつて追われた住まいの戸を 開けている 223 00:15:09,175 --> 00:15:11,177 クン お前も行け 224 00:15:11,177 --> 00:15:14,180 おいら 燃えない体にする虫が➡ 225 00:15:14,180 --> 00:15:16,182 効かなかったもん 226 00:15:16,182 --> 00:15:18,184 (ヲン)それでも かまわん 227 00:15:18,184 --> 00:15:21,187 行って見届けろ 228 00:15:21,187 --> 00:15:25,191 世界が火を取り戻すときを… 229 00:15:25,191 --> 00:15:29,195 蜘蛛は神族を わけても宗家を➡ 230 00:15:29,195 --> 00:15:33,199 我らの生まれた家を焼き滅ぼす 231 00:15:33,199 --> 00:15:35,201 生まれた家… 232 00:15:35,201 --> 00:15:39,205 蜘蛛は かつて 火の氏族だった 233 00:15:39,205 --> 00:15:43,142 蜘蛛が火にこだわるのは そういう理由だったのか 234 00:15:43,142 --> 00:15:49,148 (ヲン)古代の火は 元は我らの操る力そのもの 235 00:15:49,148 --> 00:15:55,154 今の宗家は頂点にいながら 持てる力である火を使うことも➡ 236 00:15:55,154 --> 00:15:59,158 近づくことすら できなくなったのだ 237 00:15:59,158 --> 00:16:05,164 悔しくはないか? 人間こそが 火を取り戻すべきなのだ 238 00:16:05,164 --> 00:16:09,168 かつて その力を誇った時代のように 239 00:16:09,168 --> 00:16:13,172 何で… どうして そんなに人間にこだわるんだ 240 00:16:13,172 --> 00:16:16,175 やめろ まともに相手するな 241 00:16:16,175 --> 00:16:20,179 神族の居座る首都を攻めるため 242 00:16:20,179 --> 00:16:25,184 火を人間に与えるという 大願のためだ 243 00:16:25,184 --> 00:16:28,187 その人間たちを あれだけ殺しておいて… 244 00:16:28,187 --> 00:16:33,192 お前たちも 旧世界の人間たちと同じだ 245 00:16:33,192 --> 00:16:38,197 昔の人間たちは 自分の目的のために一度➡ 246 00:16:38,197 --> 00:16:41,167 火を使って世界を滅ぼした 247 00:16:43,135 --> 00:16:48,140 お前も落獣の力を使って 大勢を殺したではないか 248 00:16:48,140 --> 00:16:50,142 ハッ… 249 00:16:50,142 --> 00:16:54,146 (ヲン)古い世界の人間たちと 同じように… 250 00:16:54,146 --> 00:17:00,152 世界が どのように変わろうと 人間という生き物は変わらない 251 00:17:00,152 --> 00:17:05,157 それが人間の本当の姿だからだ 252 00:17:05,157 --> 00:17:10,162 人間は火を使って物を作り 互いに争い➡ 253 00:17:10,162 --> 00:17:15,167 破壊を尽くしたそのあと 立ち直る 254 00:17:15,167 --> 00:17:17,169 それでいいのだ 255 00:17:17,169 --> 00:17:21,173 人間とは そういう生き物なのだ 256 00:17:21,173 --> 00:17:26,145 だから 火を… 取り戻せ 257 00:17:27,179 --> 00:17:29,181 どこへ行くんですか? 258 00:17:29,181 --> 00:17:31,183 (メイド)燠火家のお屋敷へ お連れします 259 00:17:31,183 --> 00:17:33,185 工場に煌四さんが いたのでしょう? 260 00:17:33,185 --> 00:17:35,187 生きているのよね? 261 00:17:35,187 --> 00:17:38,190 私を人に預けて➡ 262 00:17:38,190 --> 00:17:42,128 また どこかの工場へ 向かいなさったんだと思います 263 00:17:42,128 --> 00:17:45,131 (男性)蜘蛛が来たんだ 蜘蛛が本当の火を持って➡ 264 00:17:45,131 --> 00:17:47,133 救いに来てくれたんだ! 265 00:17:47,133 --> 00:17:50,136 (男性)清めの火だ 炎魔の汚れた火じゃない! 266 00:17:50,136 --> 00:17:52,138 (トロッコが止まる音) (メイド)あっ ん? 267 00:17:52,138 --> 00:17:56,142 (御者)道を開けろ! 道を開けるんだ! 268 00:17:56,142 --> 00:17:58,144 さっさとどけ! (男性)蜘蛛は 俺たちを➡ 269 00:17:58,144 --> 00:18:00,146 死んだあとも救ってくれる 270 00:18:00,146 --> 00:18:02,148 (男性)俺たちは 工場の苦役から➡ 271 00:18:02,148 --> 00:18:06,118 生きる苦しみから 解放されるんだ! 272 00:18:07,153 --> 00:18:10,156 (女性)誰? あの つえの人 273 00:18:10,156 --> 00:18:15,161 (女性)栽培工場の 燻家のご当主よ 274 00:18:15,161 --> 00:18:19,165 (燻家当主)やめるべきですよ 行っては駄目です 275 00:18:19,165 --> 00:18:21,167 神族だけではなかった 276 00:18:21,167 --> 00:18:25,171 暗い所から あれが湧いて出てくる 277 00:18:25,171 --> 00:18:31,177 (油百七)誰か 当主殿を 燻家のお屋敷まで お送りしなさい 278 00:18:31,177 --> 00:18:43,122 ♬~ 279 00:18:43,122 --> 00:18:45,091 腰抜けめ 280 00:18:50,129 --> 00:18:53,132 (綺羅)あっ 灯子ちゃん? 281 00:18:53,132 --> 00:18:55,134 綺羅お嬢様 あっ 282 00:18:55,134 --> 00:18:58,137 どうしたの? どうして ここへ? 283 00:18:58,137 --> 00:19:01,140 煌四さんと一緒に 工場に いたそうです 284 00:19:01,140 --> 00:19:05,144 共同炊事場で たまたま私たちと 285 00:19:05,144 --> 00:19:08,147 灯子ちゃん 私の部屋へ行きましょう 286 00:19:08,147 --> 00:19:11,150 着替えと 何か温かい食べ物を 287 00:19:11,150 --> 00:19:14,120 (火華)お待ちなさい (綺羅)ハッ… 288 00:19:16,155 --> 00:19:18,157 (火華)綺羅… 289 00:19:18,157 --> 00:19:21,160 はい お母様 290 00:19:21,160 --> 00:19:23,162 ア… 291 00:19:23,162 --> 00:19:27,166 (火華) 駄目じゃないの 勝手なことを 292 00:19:27,166 --> 00:19:31,137 すみません お母様 293 00:19:34,173 --> 00:19:37,176 (火華)何をしているの 早く その子に着替えを 294 00:19:37,176 --> 00:19:39,178 はい 295 00:19:39,178 --> 00:19:41,113 (火華)よく聞きなさい (綺羅)ア… 296 00:19:41,113 --> 00:19:47,119 (火華) あの少年はね このときのために 屋敷に呼ばれていたの 297 00:19:47,119 --> 00:19:50,122 お父様は こうなることを予見して➡ 298 00:19:50,122 --> 00:19:54,126 配下に働く者を 準備されていたのよ 299 00:19:54,126 --> 00:19:59,131 この屋敷で 随分と我が物顔をしていたけど➡ 300 00:19:59,131 --> 00:20:04,136 あの少年も それくらい分かっていたはずよ 301 00:20:04,136 --> 00:20:06,105 だから綺羅… 302 00:20:07,139 --> 00:20:09,141 お父様の配下の者に➡ 303 00:20:09,141 --> 00:20:12,144 卑しい気持ちを抱くのは やめなさい 304 00:20:12,144 --> 00:20:14,113 (綺羅)えっ… 305 00:20:17,149 --> 00:20:19,118 アッ… 306 00:20:20,152 --> 00:20:25,157 (綺羅のすすり泣き) 307 00:20:25,157 --> 00:20:28,160 煌四も 緋名子ちゃんも➡ 308 00:20:28,160 --> 00:20:32,164 かなたも きっと 工場地帯にいるんだわ 309 00:20:32,164 --> 00:20:35,167 私は何も知らずに… 310 00:20:35,167 --> 00:20:39,171 いつから… いつから これは始まっていたの? 311 00:20:39,171 --> 00:20:41,173 行かなきゃ 312 00:20:41,173 --> 00:20:43,175 私… みんなの所へ行かなきゃ! 313 00:20:43,175 --> 00:20:45,177 ああ… 314 00:20:45,177 --> 00:20:48,180 綺羅! 待ちなさい! 315 00:20:48,180 --> 00:20:50,182 (綺羅)私… (メイド)綺羅お嬢様! 316 00:20:50,182 --> 00:20:52,184 綺羅お姉さん! 317 00:20:52,184 --> 00:20:54,153 (扉が開く音) 318 00:20:57,189 --> 00:20:59,191 (雷鳴) 319 00:20:59,191 --> 00:21:02,194 ハッ! アアッ… 320 00:21:02,194 --> 00:21:20,212 ♬~ 321 00:21:20,212 --> 00:21:25,217 (耿八)お嬢様には 一緒に おいでいただきます 322 00:21:25,217 --> 00:21:27,219 アッ… 323 00:21:27,219 --> 00:21:31,223 揺るる火は 新たな姫神の任に就くために➡ 324 00:21:31,223 --> 00:21:34,226 しばらくの間 人の子の中から➡ 325 00:21:34,226 --> 00:21:38,230 依巫をお選びになるよう 定められている 326 00:21:38,230 --> 00:21:43,169 利発で お体も丈夫でいらっしゃる 綺羅お嬢様ならば➡ 327 00:21:43,169 --> 00:21:46,172 良い依巫として務められましょう 328 00:21:46,172 --> 00:21:48,140 アア… 329 00:21:49,175 --> 00:21:52,178 耿八… お前 間者だったのね 330 00:21:52,178 --> 00:21:56,182 人間のフリをして 我が家に取り入って この化け物! 331 00:21:56,182 --> 00:21:58,184 娘を返せ! 332 00:21:58,184 --> 00:22:00,186 ウッ… 333 00:22:00,186 --> 00:22:03,189 (焚三)燠火家は 選ばれたのですよ 334 00:22:03,189 --> 00:22:07,193 神族によって 人の世を終わらせないために 335 00:22:07,193 --> 00:22:10,162 焚三… お前まで! 336 00:22:12,198 --> 00:22:16,202 あの緋名子君は 見事に適合してくれました 337 00:22:16,202 --> 00:22:20,172 火を必要としない 新しい人類です 338 00:22:21,207 --> 00:22:25,211 娘を… 綺羅を返せ! 339 00:22:25,211 --> 00:22:27,213 ウッ! (刺す音) 340 00:22:27,213 --> 00:22:32,218 残念ながら 今は手段を 選んでいるときではないのです 341 00:22:32,218 --> 00:22:34,220 理解してください 342 00:22:34,220 --> 00:22:38,224 この先の世を 生きる者たちのためです 343 00:22:38,224 --> 00:22:42,194 綺羅~! 344 00:22:47,166 --> 00:22:51,136 アア… 345 00:22:52,171 --> 00:22:56,141 ⚟(揺るる火)犬たちがいる所へ 連れていってあげる 346 00:23:00,179 --> 00:23:20,199 ♬~ 347 00:23:20,199 --> 00:23:40,219 ♬~ 348 00:23:40,219 --> 00:24:00,172 ♬~ 349 00:24:00,172 --> 00:24:20,192 ♬~ 350 00:24:20,192 --> 00:24:29,168 ♬~ 351 00:24:30,202 --> 00:24:39,178 ♬~