1 00:00:41,174 --> 00:00:44,177 <神族によって支配された世界> 2 00:00:44,177 --> 00:00:48,181 <人間は 天然の火によって たやすく発火し➡ 3 00:00:48,181 --> 00:00:52,185 炎魔の体から採れる 貴重な炎魔の火によってのみ➡ 4 00:00:52,185 --> 00:00:55,155 生きることを許されていた> 5 00:00:56,189 --> 00:00:59,192 <姫神 揺るる火の帰還> 6 00:00:59,192 --> 00:01:02,195 <その時は刻一刻と近づいている> 7 00:01:02,195 --> 00:01:08,201 <蜘蛛の侵攻によって 首都は未曽有の混乱に陥っていた> 8 00:01:08,201 --> 00:01:13,206 <明楽は 願い文を 姫神に届けるために神宮へ> 9 00:01:13,206 --> 00:01:18,211 <煌四は 雷撃砲で蜘蛛を迎え撃つ> 10 00:01:18,211 --> 00:01:21,214 <だが そのころ燠火家では➡ 11 00:01:21,214 --> 00:01:25,185 綺羅が神族に 連れ去られようとしていた> 12 00:01:26,219 --> 00:01:46,173 ♬~ 13 00:01:46,173 --> 00:02:06,193 ♬~ 14 00:02:06,193 --> 00:02:26,213 ♬~ 15 00:02:26,213 --> 00:02:31,218 ♬~ 16 00:02:31,218 --> 00:02:51,171 ♬~ 17 00:02:51,171 --> 00:02:56,143 ♬~ 18 00:03:04,184 --> 00:03:06,186 (かなたのうなり声) 19 00:03:06,186 --> 00:03:08,188 (炉六/煌四)ん? (煌四)かなた? 20 00:03:08,188 --> 00:03:10,157 どうした かなた! 21 00:03:11,191 --> 00:03:14,194 (クン)小さいお姉ちゃんが 呼んでる? 22 00:03:14,194 --> 00:03:17,197 灯子ちゃんが危ない 23 00:03:17,197 --> 00:03:19,199 ハッ… クン 虫を飛ばせ 24 00:03:19,199 --> 00:03:21,168 ハァ… 25 00:03:22,202 --> 00:03:24,171 ハッ… 26 00:03:25,205 --> 00:03:27,207 (虫の羽音) 27 00:03:27,207 --> 00:03:30,210 行くぞ クン 炉六さんは? 28 00:03:30,210 --> 00:03:34,214 (炉六)みぞれが 明楽の犬を 気に入ってるらしくてな 29 00:03:34,214 --> 00:03:37,184 俺も つきあってみるか 30 00:03:38,218 --> 00:03:40,220 僕は灯子ちゃんの所へ行きます 31 00:03:40,220 --> 00:03:42,155 炉六さん… 32 00:03:42,155 --> 00:03:45,158 ご無事で オオ 33 00:03:45,158 --> 00:03:47,127 行くぞ クン 34 00:03:48,161 --> 00:03:51,131 (炉六)虫使いの蜘蛛が 本当にいたとは… 35 00:03:52,165 --> 00:03:55,168 あいつも ただの生意気なガキだと 思ってたが➡ 36 00:03:55,168 --> 00:03:59,172 炎魔狩りに連れていったかいが あったようだな 37 00:03:59,172 --> 00:04:01,141 行くぞ みぞれ 38 00:04:05,178 --> 00:04:08,181 (揺るる火)ああ やっぱり きれい 39 00:04:08,181 --> 00:04:12,185 以前に見てから 随分と時間が たつけれど➡ 40 00:04:12,185 --> 00:04:16,189 やっぱり ひばりの作る 生きた紙細工が とても好き 41 00:04:16,189 --> 00:04:20,193 でも これは 文字を書くための紙でしょう? 42 00:04:20,193 --> 00:04:24,197 (ひばり) 姉上が… 手揺姫がくれたのです 43 00:04:24,197 --> 00:04:28,168 もう随分と前に 分けてくださったのです 44 00:04:30,203 --> 00:04:33,206 (揺るる火) ひばりは子供の姿のまま 45 00:04:33,206 --> 00:04:38,211 本当は もう 今いる神族の中でも古株なのに 46 00:04:38,211 --> 00:04:41,148 あのころから もう随分と たつのね 47 00:04:41,148 --> 00:04:46,119 (ひばり)でも子供のままなのは 姉上も同じです 48 00:04:48,155 --> 00:04:50,123 (揺るる火)あの子は… 49 00:04:51,158 --> 00:04:54,161 姉上を狩ろうと考える 火狩りの仲間ですが➡ 50 00:04:54,161 --> 00:04:57,164 神宮へ連れていきますか? 51 00:04:57,164 --> 00:05:00,167 (揺るる火) あの子は 行かなくては… 52 00:05:00,167 --> 00:05:04,171 あの子には 会わなければならない犬がいるの 53 00:05:04,171 --> 00:05:06,139 (ひばり)犬? 54 00:05:08,175 --> 00:05:11,178 (ひばり) ああ そういえば あの娘➡ 55 00:05:11,178 --> 00:05:15,182 いつも 狩り犬を連れていたような 56 00:05:15,182 --> 00:05:18,185 (揺るる火)そう 手揺のように 57 00:05:18,185 --> 00:05:21,188 手揺のそばにも 犬がいたでしょう? 58 00:05:21,188 --> 00:05:24,191 エンという名の犬 59 00:05:24,191 --> 00:05:26,193 (ひばり)姉上の所へは? 60 00:05:26,193 --> 00:05:30,197 (揺るる火)そう 手揺に会いたい 61 00:05:30,197 --> 00:05:34,201 そして あの子を早く➡ 62 00:05:34,201 --> 00:05:37,204 うちへ返してあげ… (ひばり)神族たちは あなたを➡ 63 00:05:37,204 --> 00:05:41,141 次の姫神にしようと してきたのです 64 00:05:41,141 --> 00:05:43,143 虚空へ さまよい出ても➡ 65 00:05:43,143 --> 00:05:46,146 その身に定められた 指令によって➡ 66 00:05:46,146 --> 00:05:49,149 揺るる火は いずれ この地へ戻る 67 00:05:49,149 --> 00:05:54,154 そのときには 手揺姫様の任を継ぐ者に… 68 00:05:54,154 --> 00:05:57,123 あの娘は依巫にされるのです 69 00:05:58,158 --> 00:06:02,162 (ひばり)ただ一人 姫神に 重責を担わせることによって➡ 70 00:06:02,162 --> 00:06:07,167 僕たち神族の力を 行使することができる 71 00:06:07,167 --> 00:06:11,171 生き残った人間たちを 統治している 72 00:06:11,171 --> 00:06:16,176 そんな世界が今のまま 続いてゆく道理がないのです 73 00:06:16,176 --> 00:06:26,186 ♬~ 74 00:06:26,186 --> 00:06:31,157 (耿八)⦅お嬢様には 一緒に おいでいただきます⦆ 75 00:06:35,195 --> 00:06:37,197 (灯子)⦅アア…⦆ 76 00:06:37,197 --> 00:06:41,167 ⚟(揺るる火)⦅犬たちがいる所へ 連れていってあげる⦆ 77 00:06:43,136 --> 00:06:45,105 かなた… 78 00:06:51,144 --> 00:06:53,146 (クン)かなた 見えなくなっちゃった 79 00:06:53,146 --> 00:06:55,148 かなたが向かったってことは➡ 80 00:06:55,148 --> 00:06:58,151 灯子ちゃんは 必ず この近くにいるはずなんだ 81 00:06:58,151 --> 00:07:01,154 でも なぜ灯子ちゃんが工場に… 82 00:07:01,154 --> 00:07:04,157 子供たちと一緒に 逃げたはずなのに… 83 00:07:04,157 --> 00:07:06,159 あのあと何があった? 84 00:07:06,159 --> 00:07:08,161 クン かなたの居場所を もう一度 85 00:07:08,161 --> 00:07:12,165 虫が弱ってて よく分からないよ 86 00:07:12,165 --> 00:07:16,169 クン 頑張って クンの虫だけが頼りなんだ 87 00:07:16,169 --> 00:07:19,172 もう一度やってみる 88 00:07:19,172 --> 00:07:23,143 ハァ… 89 00:07:29,182 --> 00:07:34,154 (馬の足音) 90 00:07:35,188 --> 00:07:37,190 (クン)ハッ… 91 00:07:37,190 --> 00:07:46,132 ♬~ 92 00:07:46,132 --> 00:07:50,103 (いななき) 93 00:07:52,138 --> 00:07:55,141 ハッ… (馬の足音) 94 00:07:55,141 --> 00:07:57,110 クッ… 95 00:08:01,147 --> 00:08:05,151 ハァ… あっ 96 00:08:05,151 --> 00:08:07,120 ハッ… 97 00:08:09,155 --> 00:08:12,158 アア… アッ 98 00:08:12,158 --> 00:08:21,167 ♬~ 99 00:08:21,167 --> 00:08:23,136 アア… 100 00:08:27,173 --> 00:08:30,143 回収車… 101 00:08:32,178 --> 00:08:35,148 アア… 102 00:08:36,182 --> 00:08:39,152 ばあちゃん… 103 00:08:40,186 --> 00:08:42,155 伯母さん… 104 00:08:46,126 --> 00:08:48,128 燐ちゃん… 105 00:08:48,128 --> 00:08:59,139 ♬~ 106 00:08:59,139 --> 00:09:01,107 アッ 107 00:09:05,145 --> 00:09:07,147 ア… 108 00:09:07,147 --> 00:09:09,149 ハッ… 109 00:09:09,149 --> 00:09:20,160 ♬~ 110 00:09:20,160 --> 00:09:22,128 アア アッ… 111 00:09:28,168 --> 00:09:32,138 アッ アッ ウウ… 112 00:09:39,179 --> 00:09:42,115 アア ウウッ… 113 00:09:42,115 --> 00:09:46,119 ウッ ウッ… 114 00:09:46,119 --> 00:09:51,091 (えずく音) 115 00:09:52,125 --> 00:09:54,093 アッ 116 00:09:57,130 --> 00:10:00,100 誰かの足跡? 117 00:10:01,134 --> 00:10:06,106 ハァ ハァ ハァ… 118 00:10:11,144 --> 00:10:15,115 ハァ ハァ… 119 00:10:17,150 --> 00:10:21,154 煌四兄さん 明楽さん… 120 00:10:21,154 --> 00:10:23,122 かなた… 121 00:10:25,158 --> 00:10:28,161 かなた… 122 00:10:28,161 --> 00:10:31,164 (かなたの荒い息) 123 00:10:31,164 --> 00:10:34,167 かなたが… 124 00:10:34,167 --> 00:10:37,170 かなたが ちっちゃいお姉ちゃんを見つけた 125 00:10:37,170 --> 00:10:39,172 ハッ… 灯子ちゃんは どこにいるんだ? 126 00:10:39,172 --> 00:10:43,176 虫が弱ってるから うまく見えない 127 00:10:43,176 --> 00:10:45,178 来た! 128 00:10:45,178 --> 00:10:47,180 (かなたのほえ声) ハッ… 129 00:10:47,180 --> 00:10:49,149 ウッ… 130 00:10:50,183 --> 00:10:52,152 ア… 131 00:10:56,189 --> 00:10:58,158 あっ! 132 00:11:03,196 --> 00:11:05,198 (うなり声) 133 00:11:05,198 --> 00:11:08,168 (すすり泣き) 134 00:11:09,202 --> 00:11:12,205 (クン)あっ… 何だ? どうした? クン 135 00:11:12,205 --> 00:11:15,174 (クン)えっと… 136 00:11:17,210 --> 00:11:22,215 おっきな やぐらに おっきな黒い丸太が… 137 00:11:22,215 --> 00:11:25,218 さっきのやつと おんなじだ 138 00:11:25,218 --> 00:11:27,220 クン 灯子ちゃんは さっきの… 139 00:11:27,220 --> 00:11:31,224 さっきの雷撃砲と 同じやつを見たんだな? 140 00:11:31,224 --> 00:11:34,227 炬口家の壱番砲だ 141 00:11:34,227 --> 00:11:36,229 お兄ちゃん… 142 00:11:36,229 --> 00:11:38,231 ハッ… おっきな影が➡ 143 00:11:38,231 --> 00:11:40,233 ちっちゃいお姉ちゃんに 近づいてる! 144 00:11:40,233 --> 00:11:42,168 影じゃ分からない 一体 何が… 145 00:11:42,168 --> 00:11:45,171 (地鳴り) あっ 地震! 146 00:11:45,171 --> 00:11:49,175 (地鳴り) 147 00:11:49,175 --> 00:11:52,145 アッ アア… 148 00:11:55,181 --> 00:11:58,184 アアッ 149 00:11:58,184 --> 00:12:18,204 ♬~ 150 00:12:18,204 --> 00:12:27,213 ♬~ 151 00:12:27,213 --> 00:12:30,216 ウウッ… 152 00:12:30,216 --> 00:12:34,187 (衝撃音) 153 00:12:37,223 --> 00:12:40,226 (衝撃音) 154 00:12:40,226 --> 00:12:44,163 (かなたのうなり声) ハッ… 155 00:12:44,163 --> 00:13:00,179 ♬~ 156 00:13:00,179 --> 00:13:06,185 (うなり声) アア 大きな木々人さん… 157 00:13:06,185 --> 00:13:09,188 ハッ… 158 00:13:09,188 --> 00:13:13,192 隔離地区に おらしたん… 159 00:13:13,192 --> 00:13:26,205 ♬~ 160 00:13:26,205 --> 00:13:30,209 (ヤナギ)ああ あなたたちも 無事だったのですね 161 00:13:30,209 --> 00:13:34,180 (クヌギ)モグラの仲間か 162 00:13:35,214 --> 00:13:40,219 木々人さん… でも どうして地上に? 163 00:13:40,219 --> 00:13:45,158 蜘蛛の火を消すために 神族が地盤を壊したのです 164 00:13:45,158 --> 00:13:52,165 おかげでクヌギは 壁を抜け出して 地上へ出ることができました 165 00:13:52,165 --> 00:13:57,170 そいじゃあ キリさんや 他の木々人さんたちは? 166 00:13:57,170 --> 00:14:01,174 (ヤナギ)キリとエンは逃げました シュユは行方が知れません 167 00:14:01,174 --> 00:14:04,143 他の者たちは… 168 00:14:06,179 --> 00:14:10,183 シュユは… 炎魔に殺されました 169 00:14:10,183 --> 00:14:15,188 ごめんなさい 私 何にも できんで… 170 00:14:15,188 --> 00:14:18,191 そうですか 171 00:14:18,191 --> 00:14:20,193 悲しいことですが➡ 172 00:14:20,193 --> 00:14:24,197 あなたが そんなに 気にすることはありません 173 00:14:24,197 --> 00:14:28,201 地上では私たちも そんなに長くは 生きられないのですから 174 00:14:28,201 --> 00:14:30,203 えっ? 175 00:14:30,203 --> 00:14:35,208 (クヌギ)ウオーッ! 176 00:14:35,208 --> 00:14:38,211 ウウ…! 177 00:14:38,211 --> 00:14:43,149 (ヤナギ)私は… 私たちにできることは何もない 178 00:14:43,149 --> 00:14:47,153 そのまま土に返ればいいと 言ったのですが➡ 179 00:14:47,153 --> 00:14:52,158 クヌギは仲間の墓を作りたいと 地上へと上がってきたのです 180 00:14:52,158 --> 00:14:55,161 (クヌギ)墓を作らねばならぬ 181 00:14:55,161 --> 00:14:58,164 木々人の墓を 182 00:14:58,164 --> 00:15:01,167 (瑠璃茉莉) 仲間の墓を作りたいのなら➡ 183 00:15:01,167 --> 00:15:04,170 先に蜘蛛どもの死体を埋めてこい 184 00:15:04,170 --> 00:15:06,172 (ヤナギ)あっ… 185 00:15:06,172 --> 00:15:09,175 (瑠璃茉莉) むくろを放っては おけん 186 00:15:09,175 --> 00:15:11,177 死は汚れだ 187 00:15:11,177 --> 00:15:14,180 腐敗による燐火が発生する前に➡ 188 00:15:14,180 --> 00:15:18,184 神宮の周囲から片づけねばならん 189 00:15:18,184 --> 00:15:21,187 アアッ かなた! 190 00:15:21,187 --> 00:15:23,189 アアッ! 191 00:15:23,189 --> 00:15:25,158 ハッ… 192 00:15:31,197 --> 00:15:36,169 (うなり声) 193 00:15:43,142 --> 00:15:48,147 あなたは… 木の氏族 瑠璃茉莉 194 00:15:48,147 --> 00:15:53,152 あなたが隔離地区の木々人を… 我々を作り替えた 195 00:15:53,152 --> 00:15:57,123 (瑠璃茉莉)ほう よく覚えていたな 196 00:16:00,159 --> 00:16:04,163 (ヤナギ)地下では 新たに覚えることは何もないので 197 00:16:04,163 --> 00:16:07,166 キリは どこにいます? 198 00:16:07,166 --> 00:16:12,138 あなたなら木の根が 張っていなくとも分かるはずです 199 00:16:14,173 --> 00:16:19,178 (瑠璃茉莉) フッ 傷ついた人間どもの 世話をしているようだ 200 00:16:19,178 --> 00:16:23,182 木々人の最後の仕事には ふさわしいか 201 00:16:23,182 --> 00:16:27,153 緋名子という人間の娘も一緒だ 202 00:16:29,188 --> 00:16:33,192 お前か 能なしのひばりが 目を付けていたのは 203 00:16:33,192 --> 00:16:35,194 ハッ… 204 00:16:35,194 --> 00:16:40,199 ひばり 雨を呼び寄せ 水路の水を操り 土を崩し➡ 205 00:16:40,199 --> 00:16:43,135 建物と木の倒れる向きを変え➡ 206 00:16:43,135 --> 00:16:48,140 神族は火を消すのに 力を注いでいる 207 00:16:48,140 --> 00:16:53,145 だが あいつだけが 姫神と千年彗星に かまけて➡ 208 00:16:53,145 --> 00:16:58,117 まともな仕事をしておらぬ (燃える音) 209 00:17:04,156 --> 00:17:06,125 えっ!? 210 00:17:08,160 --> 00:17:11,163 ああ… 木が燃える 211 00:17:11,163 --> 00:17:15,167 蜘蛛の火は 神族が消したのでは? 212 00:17:15,167 --> 00:17:17,169 人間だ 213 00:17:17,169 --> 00:17:19,171 ハッ… 214 00:17:19,171 --> 00:17:22,174 ハッ… 何で人間が火を使ってなさるん? 215 00:17:22,174 --> 00:17:25,177 何で木を燃やしなさるん! 216 00:17:25,177 --> 00:17:30,182 (瑠璃茉莉) あれは 蜘蛛の巣にかかった 人間たちが やっている 217 00:17:30,182 --> 00:17:35,187 ひそかに蜘蛛に加担している 人間が いることは分かっていた 218 00:17:35,187 --> 00:17:40,192 工場の地下に通路を 用意しただけでは飽き足らず➡ 219 00:17:40,192 --> 00:17:45,131 己の身を焼いて 工場や木を 焼き払おうとしているのだ 220 00:17:45,131 --> 00:17:48,134 自分の身を燃やして? 221 00:17:48,134 --> 00:17:51,137 (男性)蜘蛛が来た! 蜘蛛の火を… 本当の火を持ってきてくれた! 222 00:17:51,137 --> 00:17:53,139 (男性)炎魔の汚れた火じゃない 清めの火だ! 223 00:17:53,139 --> 00:17:55,141 (男性)死んだあとも 俺たちを救ってくれる 224 00:17:55,141 --> 00:17:57,143 (男性)俺たちは解放される! (男性)蜘蛛こそ救い主だ! 225 00:17:57,143 --> 00:17:59,145 (男性)蜘蛛が手に入れて 神族を倒すんだ! 226 00:17:59,145 --> 00:18:02,148 (男性)自由になるんだ! 227 00:18:02,148 --> 00:18:05,151 蜘蛛の火に焼かれて死ねば 生き返って➡ 228 00:18:05,151 --> 00:18:11,157 燃えぬ体を手に入れられるなどと 愚にもつかぬ話を信じた人間ども 229 00:18:11,157 --> 00:18:17,129 それもこれも あれが その動きを 他の者に知らせずにいたためだ 230 00:18:18,164 --> 00:18:23,169 よくもまあ 耳ざとい風の氏族を だましおおせたものだ 231 00:18:23,169 --> 00:18:25,171 氏族の者たちは➡ 232 00:18:25,171 --> 00:18:30,176 もっと厳しく あの たわけを 監視するべきだったのだ 233 00:18:30,176 --> 00:18:35,147 それは… ひばりさんのこと? 234 00:18:41,120 --> 00:18:46,092 (衝撃音) 235 00:18:47,126 --> 00:18:52,131 かなたと行きます 煌四兄さんを捜さんといかん 236 00:18:52,131 --> 00:18:54,133 キリさんを助けに行くなら➡ 237 00:18:54,133 --> 00:18:57,136 一緒におる緋名子ちゃんを 守ってやってください 238 00:18:57,136 --> 00:19:00,106 この犬の家族なんです! 239 00:19:07,146 --> 00:19:11,150 クン さっきのヲンという蜘蛛… 240 00:19:11,150 --> 00:19:14,153 (クン)おいらたちと森の中にいた 241 00:19:14,153 --> 00:19:19,125 虫より刃物を使うほうが うまいって 父ちゃんが褒めてた 242 00:19:23,162 --> 00:19:25,164 クンたちを 燃えない体にする虫って➡ 243 00:19:25,164 --> 00:19:28,167 どんな虫なんだ? 244 00:19:28,167 --> 00:19:32,171 生まれたんだって 特別な虫が 245 00:19:32,171 --> 00:19:34,173 その虫に かませたら みんなは➡ 246 00:19:34,173 --> 00:19:39,178 近くで火が燃えても 何ともなくなった 247 00:19:39,178 --> 00:19:41,113 おいら一人だけ➡ 248 00:19:41,113 --> 00:19:44,116 その虫が効かなくて 森に置いてかれた 249 00:19:44,116 --> 00:19:48,087 森のもんになれって 母ちゃんが置いてった 250 00:19:49,121 --> 00:19:51,090 そうか 251 00:19:52,124 --> 00:19:55,127 そんな効力を持つ虫が 本当にいるのか? 252 00:19:55,127 --> 00:19:58,130 いや 現に蜘蛛たちは➡ 253 00:19:58,130 --> 00:20:00,132 首都へ古代の火を 持ち込んだのだから➡ 254 00:20:00,132 --> 00:20:06,138 少なくとも 燃えない体にする 何らかの方法は存在するはずだ 255 00:20:06,138 --> 00:20:10,142 だが そんな方法があるとして➡ 256 00:20:10,142 --> 00:20:14,146 どうして蜘蛛は 人間に授けようとする? 257 00:20:14,146 --> 00:20:18,150 (ヲン)⦅人間こそが 火を取り戻すべきなのだ⦆ 258 00:20:18,150 --> 00:20:22,154 ⦅かつて その力を誇った時代のように⦆ 259 00:20:22,154 --> 00:20:27,126 ⦅何で… どうして そんなに人間にこだわるんだ⦆ 260 00:20:28,160 --> 00:20:31,163 「それが人間の本当の姿だ」 261 00:20:31,163 --> 00:20:35,167 「人間とは そういう生き物なのだ」 262 00:20:35,167 --> 00:20:42,174 ⦅お前も落獣の力を使って 大勢を殺したではないか⦆ 263 00:20:42,174 --> 00:20:47,146 ⦅古い世界の人間たちと 同じように…⦆ 264 00:20:49,181 --> 00:20:52,184 「人間とは そういう生き物なのだ」 265 00:20:52,184 --> 00:20:56,188 「だから 火を… 取り戻せ」 266 00:20:56,188 --> 00:20:58,190 お兄ちゃん? 267 00:20:58,190 --> 00:21:00,159 ン… あ… 268 00:21:01,193 --> 00:21:05,197 かなたは どうやって ちっちゃい お姉ちゃんを見つけたのかな? 269 00:21:05,197 --> 00:21:09,201 かなたは誰を守るべきなのか それを自分で見つけたんだ 270 00:21:09,201 --> 00:21:11,203 自分で? 271 00:21:11,203 --> 00:21:14,206 狩り犬は 火狩りに選ばれるわけじゃない 272 00:21:14,206 --> 00:21:18,210 狩り犬が 自分の火狩りを決めるんだよ 273 00:21:18,210 --> 00:21:21,213 ⚟(足音) (2人)あっ… 274 00:21:21,213 --> 00:21:24,183 アア… ンッ 275 00:21:27,219 --> 00:21:29,188 クン 急げ 276 00:21:35,227 --> 00:21:55,181 ♬~ 277 00:21:55,181 --> 00:22:03,189 ♬~ 278 00:22:03,189 --> 00:22:07,159 (くれは)行っては駄目です (2人)ウワーッ! 279 00:22:09,195 --> 00:22:11,197 (くれは)行っては駄目です 280 00:22:11,197 --> 00:22:13,199 ンンッ 281 00:22:13,199 --> 00:22:15,167 やめろ クン! 282 00:22:17,203 --> 00:22:21,207 あなたは 燠火家の… 283 00:22:21,207 --> 00:22:25,177 (くれは) この先へ 行っては駄目です 284 00:22:26,212 --> 00:22:28,180 ア… 285 00:22:29,215 --> 00:22:31,183 ンッ… 286 00:22:34,220 --> 00:22:37,189 行かないと 仲間が危険なんです 287 00:22:38,224 --> 00:22:41,160 隠れて 燃えてしまう 288 00:22:41,160 --> 00:22:44,163 死んでは駄目です 289 00:22:44,163 --> 00:22:46,165 お兄ちゃん… 290 00:22:46,165 --> 00:22:48,167 (くれは)ごめんなさい 291 00:22:48,167 --> 00:22:52,137 もう 私は人ではなくなりました 292 00:22:54,173 --> 00:22:56,141 ハッ… 293 00:23:00,179 --> 00:23:20,199 ♬~ 294 00:23:20,199 --> 00:23:40,219 ♬~ 295 00:23:40,219 --> 00:24:00,172 ♬~ 296 00:24:00,172 --> 00:24:20,192 ♬~ 297 00:24:20,192 --> 00:24:29,168 ♬~ 298 00:24:30,202 --> 00:24:39,178 ♬~