1 00:00:41,174 --> 00:00:46,179 <工場地帯は 蜘蛛と炎魔の 襲撃によって戦場と化し➡ 2 00:00:46,179 --> 00:00:50,183 崩壊した地下隔離地区から 脱出したクヌギは➡ 3 00:00:50,183 --> 00:00:54,187 地上へと その姿を現す> 4 00:00:54,187 --> 00:00:58,191 <かなたと再会した灯子は 煌四を捜した> 5 00:00:58,191 --> 00:01:01,194 <そして煌四もまたクンと共に➡ 6 00:01:01,194 --> 00:01:05,165 灯子を捜しに 地下道を進んでいた> 7 00:01:06,199 --> 00:01:26,219 ♬~ 8 00:01:26,219 --> 00:01:46,173 ♬~ 9 00:01:46,173 --> 00:02:06,193 ♬~ 10 00:02:06,193 --> 00:02:11,198 ♬~ 11 00:02:11,198 --> 00:02:31,218 ♬~ 12 00:02:31,218 --> 00:02:36,189 ♬~ 13 00:02:58,178 --> 00:03:02,182 (男性)ウッ ウウッ アア… 14 00:03:02,182 --> 00:03:10,190 (悲鳴) 15 00:03:10,190 --> 00:03:15,162 アアーッ! 16 00:03:16,196 --> 00:03:19,166 (揺るる火) また もつれ合って争っている 17 00:03:25,205 --> 00:03:30,210 (焚三)神族と蜘蛛 そして蜘蛛を信じる人間 18 00:03:30,210 --> 00:03:33,213 火狩りの多くが 炎魔の群れと戦って倒れ➡ 19 00:03:33,213 --> 00:03:36,216 雷火を用いた人間たちも自滅し➡ 20 00:03:36,216 --> 00:03:41,154 いずれは街の住人たちも 暴徒の群れと化すでしょう 21 00:03:41,154 --> 00:03:45,158 燃え上がった炎は もはや鎮めようもない 22 00:03:45,158 --> 00:03:47,160 かつての大火と違って➡ 23 00:03:47,160 --> 00:03:51,164 今回は人間が自ら 火をまいているのですから 24 00:03:51,164 --> 00:03:54,167 (揺るる火) 私が何かをしてもしなくても➡ 25 00:03:54,167 --> 00:03:56,169 破滅は来る 26 00:03:56,169 --> 00:04:00,173 (焚三)もはや 大した数の 神族も人間もおらず➡ 27 00:04:00,173 --> 00:04:04,177 この世界が先細りであることは 分かりきっています 28 00:04:04,177 --> 00:04:06,179 かつての人間たちなら➡ 29 00:04:06,179 --> 00:04:10,183 持てる能力を全て注いで 打開策を探ったでしょうが➡ 30 00:04:10,183 --> 00:04:13,186 今の人間に そのような余裕はない 31 00:04:13,186 --> 00:04:17,190 だからこそ 我々が手を貸すのです 32 00:04:17,190 --> 00:04:20,193 (煌四)緋名子に 何をした? 33 00:04:20,193 --> 00:04:24,197 工場毒が もたらす苦痛は 次第に重症化して➡ 34 00:04:24,197 --> 00:04:27,200 あと10年もしないうちに 死に至ります 35 00:04:27,200 --> 00:04:31,204 緋名子君は その問題を 既に乗り越えました 36 00:04:31,204 --> 00:04:33,206 ふざけるな! 37 00:04:33,206 --> 00:04:36,209 グッ クッ… (ひばり)やめておけ 38 00:04:36,209 --> 00:04:38,211 あっ… 39 00:04:38,211 --> 00:04:43,150 クッ… やめろ 40 00:04:43,150 --> 00:04:47,154 (ひばり) 揺るる火の前で 争い事は慎め 41 00:04:47,154 --> 00:04:51,158 アア… (ひばり)お前の仕事は鎮火だろう 42 00:04:51,158 --> 00:04:53,160 こんな所で油を売るな 43 00:04:53,160 --> 00:04:55,162 仕事は真面目にやっていますよ 44 00:04:55,162 --> 00:04:59,166 まあ さほど意味があるとは 思えませんが 45 00:04:59,166 --> 00:05:03,170 文句を垂れていられる 状況でないのは承知のはずだ 46 00:05:03,170 --> 00:05:05,172 その状況になるまで➡ 47 00:05:05,172 --> 00:05:09,176 蜘蛛の動向が つかめなかったのは なぜでしょうか? 48 00:05:09,176 --> 00:05:13,180 諜報活動は 風氏族の役目だったはずですが 49 00:05:13,180 --> 00:05:15,182 それとも➡ 50 00:05:15,182 --> 00:05:19,186 誰かが不穏な動きのあることを 隠蔽していたのかな? 51 00:05:19,186 --> 00:05:22,189 (揺るる火)もう離してあげて (ひばり)ハァ… フン 52 00:05:22,189 --> 00:05:24,191 アッ… 何をしたんだ? 53 00:05:24,191 --> 00:05:29,196 緋名子だけじゃない 燠火の使用人だった人にも… 54 00:05:29,196 --> 00:05:31,198 人間に何をしたんだ 55 00:05:31,198 --> 00:05:35,202 私たち水氏族は 人間を生かそうと考え➡ 56 00:05:35,202 --> 00:05:38,205 それを実行に移しただけです 57 00:05:38,205 --> 00:05:41,141 私たちは千年彗星を待つ 他の氏族たちとは➡ 58 00:05:41,141 --> 00:05:44,144 異なる方法を試みた 59 00:05:44,144 --> 00:05:49,149 まあ 体の作り替えには 随分と失敗もしましたが 60 00:05:49,149 --> 00:05:54,154 優秀な実験体のおかげで 薬剤は完成しました 61 00:05:54,154 --> 00:05:58,158 暗闇を苦にせず 火を必要としない人間たち 62 00:05:58,158 --> 00:06:03,163 新たな人の種を生み出すことに 成功したのです 63 00:06:03,163 --> 00:06:07,167 そんなふうに 人を弄んで… 64 00:06:07,167 --> 00:06:11,171 そこまでして 何のために生かそうとするんだ 65 00:06:11,171 --> 00:06:16,176 将来的に考えれば 今 払う犠牲は有益だからです 66 00:06:16,176 --> 00:06:21,181 揺るる火 あなたは次の姫神に なるつもりがないようだが➡ 67 00:06:21,181 --> 00:06:25,185 代わりになる姫が神族には 生まれなかったのですから➡ 68 00:06:25,185 --> 00:06:28,188 あなた以外に引き継ぐ者はいない 69 00:06:28,188 --> 00:06:31,191 (揺るる火) 私が手揺のようになるの? 70 00:06:31,191 --> 00:06:36,196 私が姫神の座を受け継いだら 手揺は どうなるの? 71 00:06:36,196 --> 00:06:42,135 (焚三)土氏族は 依巫になる娘を 人間の中から選びました 72 00:06:42,135 --> 00:06:46,139 無理にでも あなたを 姫神の座に据えるつもりです 73 00:06:46,139 --> 00:06:51,111 姉上 こんな言葉に 耳を貸す必要はありません 74 00:06:57,150 --> 00:06:59,152 (クン)お兄ちゃん? お兄ちゃん! 75 00:06:59,152 --> 00:07:02,155 大丈夫? お兄ちゃん 76 00:07:02,155 --> 00:07:05,158 ア… ここは? 77 00:07:05,158 --> 00:07:08,161 (ひばり) 頭を打って悪い夢でも見たか? あっ… 78 00:07:08,161 --> 00:07:11,164 (クン)ハッ… お前が見せたんだろう 79 00:07:11,164 --> 00:07:14,167 そう思いたいなら思え (クン)クッ… 80 00:07:14,167 --> 00:07:16,169 ほっておけ クン 81 00:07:16,169 --> 00:07:18,171 (ひばり)下手に動くと死ぬぞ 82 00:07:18,171 --> 00:07:21,141 まだ あちこちで火が燃えている 83 00:07:22,175 --> 00:07:25,178 (ひばり) 犬を連れた娘は向こうにいる 84 00:07:25,178 --> 00:07:27,180 灯子ちゃんが? 85 00:07:27,180 --> 00:07:30,183 水氏族の連中が 火を消して回ってるが➡ 86 00:07:30,183 --> 00:07:34,187 まだ蜘蛛もいるはずだ 気を付けるんだな 87 00:07:34,187 --> 00:07:37,190 依巫というのは何だ? 88 00:07:37,190 --> 00:07:41,127 (ひばり)揺るる火の 入れ物になる人間のことだ 89 00:07:41,127 --> 00:07:43,129 入れ物? 90 00:07:43,129 --> 00:07:46,132 (ひばり) お前の養い親たちの実の娘さ 91 00:07:46,132 --> 00:07:48,134 綺羅を!? 92 00:07:48,134 --> 00:07:52,138 (ひばり) 廃棄物の毒に汚染されていない 富裕層の人間で➡ 93 00:07:52,138 --> 00:07:56,142 姫神となるのに ふさわしい 心身を持つ娘となると➡ 94 00:07:56,142 --> 00:07:59,145 候補は そう多くはない 95 00:07:59,145 --> 00:08:02,148 お前も 察していたんじゃないのか? 96 00:08:02,148 --> 00:08:05,151 あの焚三を名乗っていた 医者の他に➡ 97 00:08:05,151 --> 00:08:09,155 燠火家に出入りしている もう一人の親族 98 00:08:09,155 --> 00:08:13,159 人間の教師の まね事をしていた… 99 00:08:13,159 --> 00:08:16,162 何も不審に思わなかったのか? 100 00:08:16,162 --> 00:08:21,167 頭が回るようでも お前も所詮 人間か 101 00:08:21,167 --> 00:08:27,173 いや あの老人の身の伏せ方の うまさを褒めるべきか 102 00:08:27,173 --> 00:08:29,142 あっ… 103 00:08:31,177 --> 00:08:34,180 あいつ いつ いなくなったの? 104 00:08:34,180 --> 00:08:37,150 ずっと見てたのに… 105 00:08:38,184 --> 00:08:40,153 ハッ… 106 00:08:43,123 --> 00:08:45,091 アア… 107 00:08:46,126 --> 00:08:48,128 クッ… 108 00:08:48,128 --> 00:09:03,143 ♬~ 109 00:09:03,143 --> 00:09:05,111 ンッ! 110 00:09:06,146 --> 00:09:08,148 ウワッ! 111 00:09:08,148 --> 00:09:22,162 ♬~ 112 00:09:22,162 --> 00:09:26,166 ハァ ハァ… 113 00:09:26,166 --> 00:09:36,176 ♬~ 114 00:09:36,176 --> 00:09:39,179 (灯子)クン! (クン)お姉ちゃん! 115 00:09:39,179 --> 00:09:41,114 あっ (かなたの荒い息) 116 00:09:41,114 --> 00:09:44,117 ハァ ハァ ハァ… 117 00:09:44,117 --> 00:09:47,087 (クン)お姉ちゃん! クン! 118 00:09:48,121 --> 00:09:50,090 (クン)ウッ… 119 00:09:54,127 --> 00:09:56,129 ア… ンン… 120 00:09:56,129 --> 00:09:59,098 煌四兄さん! 121 00:10:00,133 --> 00:10:02,101 ハッ… 122 00:10:03,136 --> 00:10:07,140 ごめん こんな こんな… 123 00:10:07,140 --> 00:10:09,142 僕は こんな むごたらしさのために➡ 124 00:10:09,142 --> 00:10:11,144 必死になっていたんだ 125 00:10:11,144 --> 00:10:16,149 父の残した雷火を使って 燠火家の力を頼って➡ 126 00:10:16,149 --> 00:10:20,153 自分なら この街を守れると 思い上がって… 127 00:10:20,153 --> 00:10:24,157 その あげくの果てに 恐ろしい兵器を造って➡ 128 00:10:24,157 --> 00:10:27,160 街を守るどころか➡ 129 00:10:27,160 --> 00:10:32,131 ただ焼け焦げた たくさんの死体を 作っただけだったんだ! 130 00:10:34,167 --> 00:10:38,171 (噴射音) 131 00:10:38,171 --> 00:10:40,173 (神族たち)アアッ アア… 132 00:10:40,173 --> 00:10:42,175 (灯子/クン)あっ 神族… 133 00:10:42,175 --> 00:10:44,144 (神族たち)ウウ… 134 00:10:55,188 --> 00:10:58,158 (油百七)壮観だな 135 00:11:02,195 --> 00:11:04,197 油百七さん… 136 00:11:04,197 --> 00:11:06,199 何で ここに? 137 00:11:06,199 --> 00:11:10,169 それに… それは血ですか? 138 00:11:11,204 --> 00:11:14,207 人間を統治する神が➡ 139 00:11:14,207 --> 00:11:19,178 その体内を流れる血を 汚れとして忌み嫌う 140 00:11:21,214 --> 00:11:26,219 しかし いかずちで撃てたのは 蜘蛛ばかりか 141 00:11:26,219 --> 00:11:30,189 神殺しが果たせなかったのは 残念だ 142 00:11:31,224 --> 00:11:35,228 (油百七)まるで かつての 大火災のときのようだ 143 00:11:35,228 --> 00:11:40,233 死体が転がっているのも 焼け焦げた空気の臭いも同じだ 144 00:11:40,233 --> 00:11:43,169 私の母も あのとき燃えた 145 00:11:43,169 --> 00:11:48,174 私だけを水路へ逃がし 人体発火を起こして 146 00:11:48,174 --> 00:11:53,179 人の焼けた臭いが 何日も何週間も消えなかった 147 00:11:53,179 --> 00:11:56,182 食べる物も住む場所も 無くした子供たちは➡ 148 00:11:56,182 --> 00:12:01,187 そこら中の物をあさって 食べるしかなかった 149 00:12:01,187 --> 00:12:06,192 あの おごり高ぶった神族どもに 人間の怒りを思い知らせてやる 150 00:12:06,192 --> 00:12:08,194 大火災を生き延びてから➡ 151 00:12:08,194 --> 00:12:12,165 私は それだけを考えて 生きてきたのだ 152 00:12:13,199 --> 00:12:18,204 (油百七) 君に働いてもらう必要は もうない 153 00:12:18,204 --> 00:12:23,209 あの地下道を通って どこへなりと逃げるがいい 154 00:12:23,209 --> 00:12:26,179 (執事)旦那様… (油百七)ん? 155 00:12:28,214 --> 00:12:32,185 ンッ (油百七)ンン… 156 00:12:33,219 --> 00:12:35,221 (油百七)生き延びてみるがいい 157 00:12:35,221 --> 00:12:38,224 かつての私のようにな 158 00:12:38,224 --> 00:12:49,168 ♬~ 159 00:12:49,168 --> 00:12:52,171 ⚟(てまりのほえ声) てまり! 160 00:12:52,171 --> 00:12:54,173 明楽さん そこに おってですか? 161 00:12:54,173 --> 00:12:56,175 (噴射音) 162 00:12:56,175 --> 00:13:00,146 (神族たちの悲鳴) 163 00:13:02,181 --> 00:13:05,151 アア… 164 00:13:06,185 --> 00:13:09,188 ハァ ハァ ハァ… 165 00:13:09,188 --> 00:13:12,191 ⚟明楽さ~ん! ⚟(クン)お姉ちゃ~ん! 166 00:13:12,191 --> 00:13:16,195 ハァ ハァ ハァ… 167 00:13:16,195 --> 00:13:20,166 明楽さんは? おりなさらん てまりだけ 168 00:13:21,200 --> 00:13:24,203 (かなた/てまりの鳴き声) 169 00:13:24,203 --> 00:13:26,172 明楽さん… 170 00:13:29,208 --> 00:13:31,210 ハァ… 171 00:13:31,210 --> 00:13:36,215 明楽さんが てまりと離れ離れになってる 172 00:13:36,215 --> 00:13:39,218 緋名子の行方も 分からないままだ 173 00:13:39,218 --> 00:13:41,154 あの 煌四兄さん ん? 174 00:13:41,154 --> 00:13:46,159 緋名子ちゃんは 工場地帯の 救護所に おりなさるって… 175 00:13:46,159 --> 00:13:49,162 え? そこで木々人のキリさんと一緒に➡ 176 00:13:49,162 --> 00:13:53,166 けがした火狩り様の治療を 手伝うとるって➡ 177 00:13:53,166 --> 00:13:57,170 神族の姉さんが 言うとりなさいました 178 00:13:57,170 --> 00:14:00,173 神族って… 179 00:14:00,173 --> 00:14:02,175 とっても怖そうな… 180 00:14:02,175 --> 00:14:07,180 隔離地区の木々人さんたちを つくりなさった神様じゃと 181 00:14:07,180 --> 00:14:09,182 神様? 182 00:14:09,182 --> 00:14:11,184 あいつらが神なもんか 183 00:14:11,184 --> 00:14:14,187 緋名子や 隔離地区の木々人➡ 184 00:14:14,187 --> 00:14:17,190 それに綺羅まで… 185 00:14:17,190 --> 00:14:20,193 まるで実験材料みたいに 186 00:14:20,193 --> 00:14:22,161 綺羅お姉さんが? 187 00:14:23,196 --> 00:14:26,199 綺羅は依巫に選ばれたんだ 依巫…? 188 00:14:26,199 --> 00:14:29,202 今の姫神は だいぶ弱ってるらしい 189 00:14:29,202 --> 00:14:31,204 それで神族は綺羅を➡ 190 00:14:31,204 --> 00:14:36,209 揺るる火を次の姫神にするための 入れ物にするつもりなんだ 191 00:14:36,209 --> 00:14:39,212 神様の入れ物? 192 00:14:39,212 --> 00:14:43,149 あいつらにとって 人間は その程度の生き物なんだ 193 00:14:43,149 --> 00:14:45,151 人の気持ちなんて… 194 00:14:45,151 --> 00:14:48,121 人の思いなんて どうだっていいんだ 195 00:14:50,156 --> 00:14:53,159 煌四兄さん 何でですか? 196 00:14:53,159 --> 00:14:56,162 火狩り様のおかげで この世は良うなったと➡ 197 00:14:56,162 --> 00:14:59,165 ばあちゃんは いつも言うとった 198 00:14:59,165 --> 00:15:02,168 昔は村も家もなしに➡ 199 00:15:02,168 --> 00:15:07,173 人間は森で 炎魔におびえて暮らしておった 200 00:15:07,173 --> 00:15:11,177 火がないから 食べられる物も のうて➡ 201 00:15:11,177 --> 00:15:15,148 飢え死にする人も たくさん おったって… 202 00:15:16,182 --> 00:15:18,184 灯子ちゃんは本当なら➡ 203 00:15:18,184 --> 00:15:21,187 こんなことに 巻き込まれなくてよかったのにな 204 00:15:21,187 --> 00:15:23,189 村にいれば 少なくとも➡ 205 00:15:23,189 --> 00:15:26,192 こんな危険な目に遭わずに 済んだのに 206 00:15:26,192 --> 00:15:31,197 でも 村におったら 私 何にも知らんままじゃった 207 00:15:31,197 --> 00:15:34,200 火穂さんや照三さんや➡ 208 00:15:34,200 --> 00:15:37,203 ほたるさんや紅緒さん➡ 209 00:15:37,203 --> 00:15:40,206 明楽さんにも会われんかった 210 00:15:40,206 --> 00:15:43,142 煌四兄さんは 緋名子ちゃんを捜してください 211 00:15:43,142 --> 00:15:47,146 私は明楽さんを捜して 一緒に神宮へ行きます 212 00:15:47,146 --> 00:15:49,148 (かなたのうなり声) 213 00:15:49,148 --> 00:15:53,152 あ… 僕も 一緒に行くよ 214 00:15:53,152 --> 00:15:55,154 でも… いいんだ 215 00:15:55,154 --> 00:15:58,157 緋名子は木々人と 一緒にいたほうが安全だし➡ 216 00:15:58,157 --> 00:16:02,161 また戦って 誰かを傷つけたり… 217 00:16:02,161 --> 00:16:06,132 殺したりしなくても済むだろうし 218 00:16:08,167 --> 00:16:11,170 これからは みんな一緒のほうがいい 219 00:16:11,170 --> 00:16:13,139 ア… 220 00:16:21,180 --> 00:16:24,183 でも… どっちだ? 221 00:16:24,183 --> 00:16:26,152 あっ… 222 00:16:28,187 --> 00:16:30,189 あれは… 223 00:16:30,189 --> 00:16:34,193 さっき この地下道への 入り口にもあった… 224 00:16:34,193 --> 00:16:36,195 何? 225 00:16:36,195 --> 00:16:40,199 誰かが 僕たちを導こうとしている 226 00:16:40,199 --> 00:16:42,168 え? 227 00:16:43,135 --> 00:16:46,105 揺るる火さん? 228 00:16:48,140 --> 00:16:51,110 行くしかなさそうだ 229 00:17:09,161 --> 00:17:11,163 水路の汚水を浄化して➡ 230 00:17:11,163 --> 00:17:15,134 どこかへ送り出すための 装置みたいだ 231 00:17:16,168 --> 00:17:18,170 水! 232 00:17:18,170 --> 00:17:20,172 少し休もう 233 00:17:20,172 --> 00:17:23,142 僕たちも 水は補給しといたほうがいい 234 00:17:24,176 --> 00:17:26,178 煌四兄さん ん? 235 00:17:26,178 --> 00:17:28,180 揺るる火って… 236 00:17:28,180 --> 00:17:34,186 さあ 千年彗星とか 星の子とか 機械人形とか➡ 237 00:17:34,186 --> 00:17:37,189 いろいろ いわれてるけど… 238 00:17:37,189 --> 00:17:41,127 やっぱり神様なんじゃろうか 239 00:17:41,127 --> 00:17:45,131 そういえば さっき 揺るる火が 道案内してるのかもって 240 00:17:45,131 --> 00:17:48,134 あれが そうなのかは 分からんけど➡ 241 00:17:48,134 --> 00:17:51,137 何度か夢の中で会うた気がする 242 00:17:51,137 --> 00:17:53,139 夢の中で? 243 00:17:53,139 --> 00:17:55,141 (揺るる火) ⦅私は そういうふうに造られた⦆ 244 00:17:55,141 --> 00:17:57,143 ⦅ハッ…⦆ 245 00:17:57,143 --> 00:18:00,146 (揺るる火)⦅汚染と戦争で 終わりかけていた世界を➡ 246 00:18:00,146 --> 00:18:05,151 空の上から救うために 私は浮かべられた⦆ 247 00:18:05,151 --> 00:18:11,157 ⦅軌道上から 助けを必要とする 人々を見つけるために⦆ 248 00:18:11,157 --> 00:18:15,161 ⦅孤立した集落 取り残された兵士⦆ 249 00:18:15,161 --> 00:18:18,164 ⦅生き埋めになった子供と 家畜たち⦆ 250 00:18:18,164 --> 00:18:21,167 ⦅住む場所を失った放浪者たち⦆ 251 00:18:21,167 --> 00:18:24,170 ⦅アア…⦆ 252 00:18:24,170 --> 00:18:26,172 (揺るる火)⦅怖かった⦆ 253 00:18:26,172 --> 00:18:30,176 ⦅本当なら助かったはずの者が どんどん死んでいく⦆ 254 00:18:30,176 --> 00:18:35,181 ⦅救助に向かえるはずの者が 別の誰かを殺していく⦆ 255 00:18:35,181 --> 00:18:41,120 ⦅まるで この星が自分で自分の 首を絞めていくようだった⦆ 256 00:18:41,120 --> 00:18:46,125 ⦅もう 私の通信を受け取る施設も ほとんど残っていなかったし➡ 257 00:18:46,125 --> 00:18:52,131 救援要請を受信したとしても 動ける者もいなかった⦆ 258 00:18:52,131 --> 00:18:54,133 ⦅見ていたくなかった⦆ 259 00:18:54,133 --> 00:18:56,135 ⦅ア…⦆ (揺るる火)⦅一人だけ➡ 260 00:18:56,135 --> 00:19:00,139 空の上に浮かんで 見ているだけなんて⦆ 261 00:19:00,139 --> 00:19:04,143 ⦅もう二度と 戻らないつもりだった⦆ 262 00:19:04,143 --> 00:19:08,147 ⦅私が戻ったところで 何一つ意味がない⦆ 263 00:19:08,147 --> 00:19:12,151 ⦅それに随分と 試してみたのだけど➡ 264 00:19:12,151 --> 00:19:16,155 自分では変えられないように 設計されていたの⦆ 265 00:19:16,155 --> 00:19:19,158 ⦅指令を書き換えることは できなかった⦆ 266 00:19:19,158 --> 00:19:21,127 ⦅だから帰ってきた⦆ 267 00:19:23,162 --> 00:19:25,164 灯子 灯子! 268 00:19:25,164 --> 00:19:27,133 ハッ… 269 00:19:28,167 --> 00:19:33,172 灯子ちゃん 会ってきたんだな 揺るる火に 270 00:19:33,172 --> 00:19:35,174 何を話したんだ? 271 00:19:35,174 --> 00:19:38,177 指令いうのを 書き換えようとしなさったけど➡ 272 00:19:38,177 --> 00:19:41,113 どうしても できんかったって 273 00:19:41,113 --> 00:19:43,115 指令? 274 00:19:43,115 --> 00:19:47,119 自分では書き換えられんて そう設計されてたって 275 00:19:47,119 --> 00:19:50,122 それで帰ってきたって 276 00:19:50,122 --> 00:19:52,124 書き換えられない? (かなたのうなり声) 277 00:19:52,124 --> 00:19:54,126 (2人)あっ… 278 00:19:54,126 --> 00:19:57,129 (かなた/てまりのうなり声) 279 00:19:57,129 --> 00:19:59,131 ア… 280 00:19:59,131 --> 00:20:03,102 何じゃろ? よく分からないけど… 281 00:20:05,137 --> 00:20:07,139 しのび? 282 00:20:07,139 --> 00:20:11,143 いや あいつらは 水に弱いはずだから… 283 00:20:11,143 --> 00:20:13,112 ん? 284 00:20:19,151 --> 00:20:22,154 (クン)ウワーッ! クン! 285 00:20:22,154 --> 00:20:26,158 あっ ウッ ウワッ… 286 00:20:26,158 --> 00:20:29,128 クン! 灯子! 危ない! 287 00:20:30,162 --> 00:20:33,132 あっ ハッ…! 288 00:20:39,171 --> 00:20:41,173 あっ あれは…? 289 00:20:41,173 --> 00:20:43,175 しのび? 290 00:20:43,175 --> 00:20:53,185 ♬~ 291 00:20:53,185 --> 00:20:55,187 (亜人間の悲鳴) 292 00:20:55,187 --> 00:20:57,189 人… アア… 293 00:20:57,189 --> 00:21:14,206 ♬~ 294 00:21:14,206 --> 00:21:17,176 (せきこみ) 295 00:21:20,212 --> 00:21:22,214 あっ 296 00:21:22,214 --> 00:21:24,216 (ひばり)面倒な… 297 00:21:24,216 --> 00:21:27,186 揺るる火が戻ったというのに… 298 00:21:28,220 --> 00:21:30,222 (ひばり)邪魔ばかり入る 299 00:21:30,222 --> 00:21:34,226 あのときの神族さん? 300 00:21:34,226 --> 00:21:36,228 ハァ ハァ… 301 00:21:36,228 --> 00:21:40,232 ひばり なぜ僕たちを助けた? 302 00:21:40,232 --> 00:21:44,170 (ひばり) お前 向こう見ずも大概にしろ 303 00:21:44,170 --> 00:21:46,172 ただの人間のくせに 304 00:21:46,172 --> 00:21:48,174 あれは人間なんだぞ! 305 00:21:48,174 --> 00:21:50,176 (ひばり)人間ではない 306 00:21:50,176 --> 00:21:52,178 人間だ! 307 00:21:52,178 --> 00:21:54,180 神族に 勝手に作り替えられた 308 00:21:54,180 --> 00:21:56,182 だから どうした? 309 00:21:56,182 --> 00:22:00,186 蜘蛛の子は捨て置いて 人間を助けるか? 310 00:22:00,186 --> 00:22:05,191 あの者たちは 水氏族たちが操る人外どもだ 311 00:22:05,191 --> 00:22:10,196 蜘蛛を見つけしだい 始末するように水路に放たれた 312 00:22:10,196 --> 00:22:14,200 生かしておいたところで もう人間には戻らん 313 00:22:14,200 --> 00:22:17,203 ン… 314 00:22:17,203 --> 00:22:20,206 揺るる火は どこへ? 315 00:22:20,206 --> 00:22:24,210 他の神族たちの元にいる 316 00:22:24,210 --> 00:22:27,213 揺るる火は まだ迷っている 317 00:22:27,213 --> 00:22:31,217 何を選ぶかは 揺るる火が決めることになるが… 318 00:22:31,217 --> 00:22:36,222 これでよしと思える 選択でなければならない 319 00:22:36,222 --> 00:22:38,224 この先で更に下層に下りられる 320 00:22:38,224 --> 00:22:41,160 そして やがて坂になる あっ… 321 00:22:41,160 --> 00:22:45,164 そこを進めば神宮に着く 322 00:22:45,164 --> 00:22:49,134 揺るる火の導きを無駄にするなよ 323 00:22:55,174 --> 00:22:59,144 揺るる火の 最後の選択… 324 00:23:00,179 --> 00:23:20,199 ♬~ 325 00:23:20,199 --> 00:23:40,219 ♬~ 326 00:23:40,219 --> 00:24:00,172 ♬~ 327 00:24:00,172 --> 00:24:20,192 ♬~ 328 00:24:20,192 --> 00:24:29,168 ♬~ 329 00:24:30,202 --> 00:24:39,178 ♬~