1 00:00:41,174 --> 00:00:43,176 <灯子と煌四> 2 00:00:43,176 --> 00:00:47,180 <2人は 姫神との かいこうを果たせるのだろうか> 3 00:00:47,180 --> 00:00:51,151 <そして 来るべき未来とは…> 4 00:00:52,185 --> 00:01:12,205 ♬~ 5 00:01:12,205 --> 00:01:32,225 ♬~ 6 00:01:32,225 --> 00:01:52,179 ♬~ 7 00:01:52,179 --> 00:01:57,184 ♬~ 8 00:01:57,184 --> 00:02:17,204 ♬~ 9 00:02:17,204 --> 00:02:22,175 ♬~ 10 00:02:28,215 --> 00:02:33,220 (エンのうなり声) 11 00:02:33,220 --> 00:02:37,190 (てまりのうなり声) 12 00:02:38,225 --> 00:02:40,193 (灯子)明楽さん! 13 00:02:41,161 --> 00:02:43,163 (かなたのうなり声) 14 00:02:43,163 --> 00:02:48,168 (かなた/エン/てまりのうなり声) 15 00:02:48,168 --> 00:02:50,170 (煌四)明楽さん! 16 00:02:50,170 --> 00:02:53,173 (明楽)お前たち やっぱり来ちまったのか 17 00:02:53,173 --> 00:02:55,175 明楽さん… 18 00:02:55,175 --> 00:02:59,179 (ひばり)私が呼んだのは その小娘だけだ 19 00:02:59,179 --> 00:03:02,182 流れの火狩りなぞに 用はない 20 00:03:02,182 --> 00:03:05,185 ⚟(瑠璃茉莉) 見てみたかったのだろう (ひばり)ンッ… 21 00:03:05,185 --> 00:03:07,187 ⚟(瑠璃茉莉)お前の姉上たちは… 22 00:03:07,187 --> 00:03:09,189 (3人)ハッ… ⚟(瑠璃茉莉)今の世界を… 23 00:03:09,189 --> 00:03:15,162 ⚟そこに生きる者たちを 見たうえで 全てを決めたいと 24 00:03:22,202 --> 00:03:24,204 ハッ… 25 00:03:24,204 --> 00:03:28,208 瑠璃茉莉さん… ア… 26 00:03:28,208 --> 00:03:33,180 こいつが 木々人をつくった 木の氏族の瑠璃茉莉か 27 00:03:36,216 --> 00:03:38,218 (瑠璃茉莉)そこの火狩り 28 00:03:38,218 --> 00:03:42,155 お前のことは黒い森で 一度 見たことがある 29 00:03:42,155 --> 00:03:44,157 アッ… 30 00:03:44,157 --> 00:03:48,161 ハッ… あの黒い森の木たちの声は 瑠璃茉莉さん 31 00:03:48,161 --> 00:03:51,164 フン 私ではない 32 00:03:51,164 --> 00:03:53,166 黒い森が➡ 33 00:03:53,166 --> 00:03:56,169 表に出せない その火狩りの鬱々とした思いを➡ 34 00:03:56,169 --> 00:03:59,172 代わりに吐き出したのだ 35 00:03:59,172 --> 00:04:05,145 さて 人間ども あの幼体を見つけたか 36 00:04:06,179 --> 00:04:09,182 ンン… お前たち神族は➡ 37 00:04:09,182 --> 00:04:13,186 人間がいなければ 存続できないんだ! 38 00:04:13,186 --> 00:04:16,189 ンンッ… アア… 39 00:04:16,189 --> 00:04:19,192 (瑠璃茉莉)そのとおりだ アッ 40 00:04:19,192 --> 00:04:26,199 いつかは お前のように 事の真相に思い至る人間が現れる 41 00:04:26,199 --> 00:04:29,202 人間は いつまでも そのことに気付くまいと➡ 42 00:04:29,202 --> 00:04:35,208 侮っていたのだから 我々 神族の知恵も知れたものだ 43 00:04:35,208 --> 00:04:37,210 火狩りよ 44 00:04:37,210 --> 00:04:41,148 お前が炎魔を狩るために使う その鎌は➡ 45 00:04:41,148 --> 00:04:47,154 手揺姫の姉神 常花姫が 命と引き換えに鍛えた 46 00:04:47,154 --> 00:04:53,160 その道具がなくては 人間は 炎魔から火を得ることができない 47 00:04:53,160 --> 00:04:59,166 人間を生かすため この世界の 秩序を維持するために… 48 00:04:59,166 --> 00:05:01,168 一度 崩壊した世界で➡ 49 00:05:01,168 --> 00:05:06,173 神族は確かに それができる存在だった 50 00:05:06,173 --> 00:05:12,179 人間に勝る寿命と 自然物と呼応する異能を持つ集団 51 00:05:12,179 --> 00:05:16,183 そして自分たちの 持てる力を使えば➡ 52 00:05:16,183 --> 00:05:18,185 死に行く者たちを救える 53 00:05:18,185 --> 00:05:22,189 そんな意志を持つ者も 中には いたのだ 54 00:05:22,189 --> 00:05:25,192 常花姫のように ハッ… 55 00:05:25,192 --> 00:05:31,198 手揺姫の寿命は本来 もっと早くに尽きていた 56 00:05:31,198 --> 00:05:33,200 首都の工場地区は➡ 57 00:05:33,200 --> 00:05:37,204 その寿命を引き延ばすための 大がかりな装置だ 58 00:05:37,204 --> 00:05:40,207 さっき 煌四兄さんが言うとった 59 00:05:40,207 --> 00:05:42,142 首都の工場地区は➡ 60 00:05:42,142 --> 00:05:47,147 炎魔の火を浄化するための 大きな機械じゃと 61 00:05:47,147 --> 00:05:52,152 (瑠璃茉莉) なるほど 確かに ひばりが 興味を持つだけのことはある 62 00:05:52,152 --> 00:05:56,156 たった一人で あの仕掛けに思い至るとは 63 00:05:56,156 --> 00:05:58,158 火狩りの鎌を振るうのも➡ 64 00:05:58,158 --> 00:06:01,161 神族への火を供給しているのも➡ 65 00:06:01,161 --> 00:06:03,163 人間だってこと… 66 00:06:03,163 --> 00:06:08,168 人間なしには 神族は存在していられない 67 00:06:08,168 --> 00:06:12,172 (神族)いつまで この茶番を続けるつもりだ 68 00:06:12,172 --> 00:06:16,176 (神族)聞くに耐えぬ 人間風情の ざれ言 69 00:06:16,176 --> 00:06:21,181 (神族)本来 この場に 人間がいること自体 許されぬ 70 00:06:21,181 --> 00:06:23,183 (エンのうなり声) 71 00:06:23,183 --> 00:06:26,186 (エン/てまり/かなたのうなり声) 72 00:06:26,186 --> 00:06:31,191 エン 動くな! 血の汚れは 手揺姫の お体に障る 73 00:06:31,191 --> 00:06:34,194 (エンのうなり声) 74 00:06:34,194 --> 00:06:37,197 (てまり/かなたのうなり声) 75 00:06:37,197 --> 00:06:41,134 (宗家) 我々は選ばれし血を持つ一族だ 76 00:06:41,134 --> 00:06:45,138 (宗家)人の子よりも 星に ことほがれた者 77 00:06:45,138 --> 00:06:49,142 (宗家)我々が人の子と 国土を生かし続ける 78 00:06:49,142 --> 00:06:55,148 (宗家)我々の力を結び 正しく巡らせるのは姫神 79 00:06:55,148 --> 00:06:59,152 (宗家) 姫神は宗家からのみ生まれる 80 00:06:59,152 --> 00:07:02,155 今の人間は 火を弄んだ あげくに➡ 81 00:07:02,155 --> 00:07:05,158 その火で 世界を滅ぼしてしまった➡ 82 00:07:05,158 --> 00:07:08,161 かつての人間たちの あわれな末えいにすぎない! 83 00:07:08,161 --> 00:07:11,164 (うなり声) 84 00:07:11,164 --> 00:07:13,166 (宗家)我らは 火を森へ戻し➡ 85 00:07:13,166 --> 00:07:15,168 自らを戒めた (宗家)姫神を生かすために… 86 00:07:15,168 --> 00:07:18,171 (宗家) 我らが自らを戒めたがゆえに➡ 87 00:07:18,171 --> 00:07:20,173 新たな姫神は途絶えた 88 00:07:20,173 --> 00:07:25,178 (宗家)その力は 人の子より もたらされる 89 00:07:25,178 --> 00:07:29,182 (宗家)今を耐えることで 人の子も栄える 90 00:07:29,182 --> 00:07:32,185 (てまり/エン/かなたのうなり声) 91 00:07:32,185 --> 00:07:35,155 致し方ない… 92 00:07:37,190 --> 00:07:39,192 アッ… 93 00:07:39,192 --> 00:07:44,130 灯子 もうお前は どんな形であれ 戦うことはないんだ 94 00:07:44,130 --> 00:07:48,134 それは違います 明楽さん アッ… 95 00:07:48,134 --> 00:07:50,136 かなたが… 96 00:07:50,136 --> 00:07:54,140 かなたが私らのために戦うなら… ア… 97 00:07:54,140 --> 00:07:58,111 私も かなたのために戦います 98 00:07:59,145 --> 00:08:01,147 今 人間は➡ 99 00:08:01,147 --> 00:08:06,152 火を恐れ 獣におびえて暮らす 惨めな存在にすぎないが➡ 100 00:08:06,152 --> 00:08:08,154 神族もまた同じように… 101 00:08:08,154 --> 00:08:11,157 いや 首都を滅ぼそうとした蜘蛛も 102 00:08:11,157 --> 00:08:15,161 みんな 旧世界の人間たちの後始末を➡ 103 00:08:15,161 --> 00:08:19,165 させられている存在であることに 変わりはない 104 00:08:19,165 --> 00:08:24,170 僕たちは もう死んでしまった 人間たちの残した仕掛けの中で➡ 105 00:08:24,170 --> 00:08:27,140 殺し合っていただけなんだ 106 00:08:30,176 --> 00:08:34,147 ハッ… そこに おりなさるんですか? 107 00:08:35,181 --> 00:08:37,183 (うなり声) (ひばり)ハッ… 108 00:08:37,183 --> 00:08:39,185 (2匹のうなり声) 109 00:08:39,185 --> 00:08:44,157 火狩り 鎌をしまえ! エンは もう お前たちを襲わぬ 110 00:08:47,127 --> 00:08:50,096 (気泡の音) 111 00:08:58,138 --> 00:09:01,107 アア… 112 00:09:09,149 --> 00:09:11,151 姉上 113 00:09:11,151 --> 00:09:13,153 手揺姫 114 00:09:13,153 --> 00:09:17,123 アア… これが… 115 00:09:24,164 --> 00:09:26,166 この国の姫神 116 00:09:26,166 --> 00:09:29,169 我々 神族の力を結び➡ 117 00:09:29,169 --> 00:09:34,174 国土に安寧をもたらす唯一の存在 118 00:09:34,174 --> 00:09:41,114 常花姫の姉妹神であり 揺るる火の双子の姉上であられる 119 00:09:41,114 --> 00:09:44,117 これが 姫神様… 120 00:09:44,117 --> 00:09:50,090 違う 姫神様は こんな… 121 00:09:51,124 --> 00:09:53,092 (ほえ声) 122 00:09:58,131 --> 00:10:00,100 違う… 123 00:10:02,135 --> 00:10:07,140 止まれ 小娘! お前ごときが… ウッ 124 00:10:07,140 --> 00:10:09,109 アッ… 125 00:10:10,143 --> 00:10:12,111 (ひばり)手揺姫… 126 00:10:14,147 --> 00:10:17,150 何で こんな… 127 00:10:17,150 --> 00:10:19,152 こんな姿で… 128 00:10:19,152 --> 00:10:28,161 ♬~ 129 00:10:28,161 --> 00:10:33,133 (すすり泣き) 130 00:10:40,173 --> 00:10:42,175 ハッ… 131 00:10:42,175 --> 00:10:52,185 ♬~ 132 00:10:52,185 --> 00:10:56,189 (揺るる火/綺羅) 手揺 あまり動かないで 133 00:10:56,189 --> 00:10:59,192 体が崩れてしまう 134 00:10:59,192 --> 00:11:03,196 綺羅! アッ ウウッ… 135 00:11:03,196 --> 00:11:05,198 ンッ ウッ… アッ! 136 00:11:05,198 --> 00:11:07,200 アッ… 137 00:11:07,200 --> 00:11:22,215 ♬~ 138 00:11:22,215 --> 00:11:25,218 おかえり 揺るる火 139 00:11:25,218 --> 00:11:28,221 え? (ひばり)ンン… 140 00:11:28,221 --> 00:11:30,223 これは… 141 00:11:30,223 --> 00:11:33,192 手揺姫が語っている 142 00:11:34,227 --> 00:11:39,198 一人で どうしているのか ずっと案じていました 143 00:11:42,168 --> 00:11:46,172 私の寿命は とうに尽きていたけれど➡ 144 00:11:46,172 --> 00:11:50,176 私は 命を引き延ばしてもらって➡ 145 00:11:50,176 --> 00:11:54,180 姫神として務めると決めました 146 00:11:54,180 --> 00:11:58,184 あなたが戻ったときに 寂しくないように➡ 147 00:11:58,184 --> 00:12:01,154 ずっと ここで待っていました 148 00:12:04,190 --> 00:12:08,194 あなたは かつて私に似せて生み出された➡ 149 00:12:08,194 --> 00:12:12,198 私の血を分けた妹です 150 00:12:12,198 --> 00:12:16,202 常花姫が 私を案じてくれたように➡ 151 00:12:16,202 --> 00:12:21,174 私も あなたを案じていました 152 00:12:22,208 --> 00:12:27,213 (揺るる火/綺羅)私は 世界を見守るために人々を救い➡ 153 00:12:27,213 --> 00:12:31,217 慰めるために空へ放たれたのに➡ 154 00:12:31,217 --> 00:12:33,219 何もできずに➡ 155 00:12:33,219 --> 00:12:38,224 世界が滅んでいくのを 見ているだけだった 156 00:12:38,224 --> 00:12:44,163 殺し合うことを 破壊し合うことを 誰も やめてくれなかった 157 00:12:44,163 --> 00:12:47,166 こんなつもりではなかったと➡ 158 00:12:47,166 --> 00:12:51,170 たくさんの人間が 悔やみながら滅んでいった 159 00:12:51,170 --> 00:12:57,176 非力な者も 力ある者も 最後は ないまぜになり➡ 160 00:12:57,176 --> 00:13:00,179 自ら放つ火によって焼かれ➡ 161 00:13:00,179 --> 00:13:05,184 この星に住む全ての人間を 等しくした 162 00:13:05,184 --> 00:13:10,189 私が見たのは この星の無意味だった 163 00:13:10,189 --> 00:13:12,158 ハッ…! 164 00:13:13,192 --> 00:13:17,163 綺羅! 綺羅お姉さん! 165 00:13:26,205 --> 00:13:28,207 アッ… 166 00:13:28,207 --> 00:13:31,177 綺羅お姉さん… 167 00:13:32,211 --> 00:13:34,180 ハッ… 168 00:13:37,216 --> 00:13:39,218 あっ… 169 00:13:39,218 --> 00:13:41,154 ン… 170 00:13:41,154 --> 00:13:46,159 これが 本当の揺るる火さん 171 00:13:46,159 --> 00:13:51,164 お前たちには また違った姿で 見えていただろうな 172 00:13:51,164 --> 00:13:53,166 ハッ… 173 00:13:53,166 --> 00:13:57,170 あれは 人間どもに見せる 仮の姿 174 00:13:57,170 --> 00:13:59,172 (瑠璃茉莉)お前たち人間は➡ 175 00:13:59,172 --> 00:14:04,177 外見で物を判断するのが 好きだからな 176 00:14:04,177 --> 00:14:08,181 クッ… (瑠璃茉莉)もはや その必要もない 177 00:14:08,181 --> 00:14:10,183 この神宮内裏では➡ 178 00:14:10,183 --> 00:14:17,190 揺るる火も この未完成の体でも 実体を保つことができる 179 00:14:17,190 --> 00:14:22,195 姉上は 依巫の娘に 同調し過ぎてしまっていた 180 00:14:22,195 --> 00:14:25,198 綺羅! 綺羅は生きてるのか! 181 00:14:25,198 --> 00:14:27,200 お前たち 綺羅の… 182 00:14:27,200 --> 00:14:31,204 綺羅の心と体を弄んで… 183 00:14:31,204 --> 00:14:33,206 (揺るる火)この子は生きている 184 00:14:33,206 --> 00:14:38,211 この子には 悪いことをした 185 00:14:38,211 --> 00:14:41,147 (すすり泣き) 186 00:14:41,147 --> 00:14:43,149 私が会うた➡ 187 00:14:43,149 --> 00:14:49,122 千年彗星の中に おりなさった 揺るる火さんは悲しそうじゃった 188 00:14:50,156 --> 00:14:53,126 あんなに悲しそうじゃった 189 00:14:58,164 --> 00:15:00,166 あのとき 私の会うたんは➡ 190 00:15:00,166 --> 00:15:03,169 見せかけの姿の 揺るる火さんじゃのうて➡ 191 00:15:03,169 --> 00:15:07,140 本当の揺るる火さんじゃった 192 00:15:12,178 --> 00:15:17,183 こんな… 泥の塊と 壊れかけた機械仕掛けの人形 193 00:15:17,183 --> 00:15:19,185 これが… 194 00:15:19,185 --> 00:15:24,190 これが お前たち神族の あがめる 姫神の正体なのか! 195 00:15:24,190 --> 00:15:27,193 自分たちの大切な姫神を➡ 196 00:15:27,193 --> 00:15:30,196 こんな無惨な姿で 生き長らえさせて 197 00:15:30,196 --> 00:15:34,200 そこまでして お前たちは 自分の存続が大事なのか! 198 00:15:34,200 --> 00:15:36,202 黙れ! 人間風情に➡ 199 00:15:36,202 --> 00:15:40,206 全てを託された姉上たちの苦悩の 何が分かるものか! 200 00:15:40,206 --> 00:15:44,143 下手なことを二度と口走るなよ 201 00:15:44,143 --> 00:15:47,113 そのときは生かしてはおかぬ 202 00:15:48,147 --> 00:15:53,152 (揺るる火)私は もう 終わりにしていいと思う 203 00:15:53,152 --> 00:15:59,158 私が かつて 軌道上から 見下ろしていた全ての人に➡ 204 00:15:59,158 --> 00:16:02,161 あなたは似ている えっ… 205 00:16:02,161 --> 00:16:08,167 (揺るる火) 逃げ惑い 泣き叫んで死んでいった 全ての生者と死者に➡ 206 00:16:08,167 --> 00:16:10,169 あなたは似ている 207 00:16:10,169 --> 00:16:15,174 絶望しながら それでも 助かりたいと願いながら➡ 208 00:16:15,174 --> 00:16:19,178 洗いざらい 死んでいった者たちに 209 00:16:19,178 --> 00:16:24,183 私は あなたにだったら 狩られてもいいと思う 210 00:16:24,183 --> 00:16:26,185 え? 211 00:16:26,185 --> 00:16:29,188 (揺るる火)私が助けたいと願い➡ 212 00:16:29,188 --> 00:16:33,192 決して助けることのできなかった 全ての者たちに➡ 213 00:16:33,192 --> 00:16:36,195 あなたは似ているから 214 00:16:36,195 --> 00:16:39,198 ひばりは気が付いては いなかったようだけど… 215 00:16:39,198 --> 00:16:42,134 手揺も そう決めていて➡ 216 00:16:42,134 --> 00:16:46,138 そのために あなたを ここへ呼んだのだと思う 217 00:16:46,138 --> 00:16:48,140 ハッ… 218 00:16:48,140 --> 00:16:52,144 (揺るる火) 私は手揺を救うことはできない 219 00:16:52,144 --> 00:16:55,114 この世界を 終わらせることもできない 220 00:16:57,149 --> 00:17:00,152 (揺るる火)でも これはできる 221 00:17:00,152 --> 00:17:02,154 駄目じゃ! そんなの納得できん! 222 00:17:02,154 --> 00:17:05,157 昔に死んだ人たちに 似とるというんなら➡ 223 00:17:05,157 --> 00:17:10,162 明楽さんも 煌四兄さんも 緋名子ちゃんも クンも➡ 224 00:17:10,162 --> 00:17:12,131 みんな似とるはずじゃ! 225 00:17:14,166 --> 00:17:19,171 (揺るる火)そう なのに あなたは誰とも似ていない 226 00:17:19,171 --> 00:17:21,173 えっ? 227 00:17:21,173 --> 00:17:23,175 ハッ… 228 00:17:23,175 --> 00:17:33,185 ♬~ 229 00:17:33,185 --> 00:17:37,156 揺るる火… さん 230 00:17:43,129 --> 00:17:48,134 (灯子/明楽)「狩の時 火狩りは黒い森となります」 231 00:17:48,134 --> 00:17:54,106 「人を襲う『炎魔』の思いを読んで その動きを追うのです」 232 00:17:56,142 --> 00:18:03,149 (灯子/明楽) 「森に住まい 人間に襲いかかる 『炎魔』の気持ちを読み取る」 233 00:18:03,149 --> 00:18:08,154 「狩の時 私も一匹の『炎魔』になるのです」 234 00:18:08,154 --> 00:18:13,159 「そのようにして 人を生かす火を得るのです」 235 00:18:13,159 --> 00:18:19,165 「神族も 人間も 木々人も 『炎魔』も」 236 00:18:19,165 --> 00:18:26,172 「そして 蜘蛛もまた 等しく この星の一部なのです」 237 00:18:26,172 --> 00:18:28,174 「揺るる火には➡ 238 00:18:28,174 --> 00:18:32,178 この世界を生かす火が 宿っていると聞いています」 239 00:18:32,178 --> 00:18:39,185 「その火を用いて 火狩りの王が 世界を支えるでしょう」 240 00:18:39,185 --> 00:18:43,122 「千年彗星を狩場へ」 241 00:18:43,122 --> 00:18:45,124 「そうでないのなら➡ 242 00:18:45,124 --> 00:18:50,129 この願い文を書いた者を その手で罰してください」 243 00:18:50,129 --> 00:18:56,135 「それが 身の程も わきまえず 姫神に手紙を書いた人間の➡ 244 00:18:56,135 --> 00:18:58,137 無礼への償いです」 245 00:18:58,137 --> 00:19:13,152 ♬~ 246 00:19:13,152 --> 00:19:16,122 (斬る音) 247 00:19:18,157 --> 00:19:20,159 ハッ… 248 00:19:20,159 --> 00:19:33,172 ♬~ 249 00:19:33,172 --> 00:19:36,142 (2人)アア… 250 00:19:42,114 --> 00:19:48,087 揺るる火が決めたのなら 誰も それを覆すことはできない 251 00:19:51,123 --> 00:19:54,126 (瑠璃茉莉)火狩りの王が生まれた 252 00:19:54,126 --> 00:19:59,098 どれほど ばかげた決断であろうとも な… 253 00:20:00,132 --> 00:20:05,137 ひばり お前も異存ないだろうな? 254 00:20:05,137 --> 00:20:11,143 姉上の選択を 誰にも邪魔立てさせはしない 255 00:20:11,143 --> 00:20:14,146 これまでの長きにわたる お務め➡ 256 00:20:14,146 --> 00:20:19,151 その孤独と ご心労 ずっと案じておりました 257 00:20:19,151 --> 00:20:23,122 どうか まどかに憩われますよう 258 00:20:28,160 --> 00:20:32,164 あんな小娘が新たな統治者とは… 259 00:20:32,164 --> 00:20:38,170 揺るる火 最後の選択まで このざまか 260 00:20:38,170 --> 00:20:54,186 ♬~ 261 00:20:54,186 --> 00:20:56,188 (火穂) あの火狩りさんたちも乗るの? 262 00:20:56,188 --> 00:21:01,193 ああ 今回は 回収車で 火を補給するだけじゃない 263 00:21:01,193 --> 00:21:05,197 各村に火狩りが常駐して 火狩りの技術も教える 264 00:21:05,197 --> 00:21:09,201 (火穂)灯子は 村に戻ったら 紙漉きの仕事をするの? 265 00:21:09,201 --> 00:21:11,203 え? 266 00:21:11,203 --> 00:21:13,205 あ~… 267 00:21:13,205 --> 00:21:18,210 いや 灯子は村の火狩りになって いつか また戻ってくる 268 00:21:18,210 --> 00:21:22,214 (クン)小さいお姉ちゃんは 火狩りの王だもんね 269 00:21:22,214 --> 00:21:27,219 フッ… 私は そのときまでの代理だ 270 00:21:27,219 --> 00:21:32,224 とにかく 何とか 回収車の乗員も集められたし➡ 271 00:21:32,224 --> 00:21:36,228 キリたち木々人も 協力してくれることになった 272 00:21:36,228 --> 00:21:40,232 クンが見つけた虫を使った実験も もうすぐ始まる 273 00:21:40,232 --> 00:21:42,168 ヘヘッ 274 00:21:42,168 --> 00:21:45,171 やらなきゃならないことは 山積みだ 275 00:21:45,171 --> 00:21:47,173 (鳴き声) 276 00:21:47,173 --> 00:21:56,182 ♬~ 277 00:21:56,182 --> 00:21:58,184 本当に ここでよかったの? 278 00:21:58,184 --> 00:22:04,190 (綺羅)ええ お父様も お母様も きっと喜んでると思う 279 00:22:04,190 --> 00:22:08,194 灯子ちゃんが回収車で出発して もう1週間になるね 280 00:22:08,194 --> 00:22:12,198 (綺羅)ええ かなたも一緒に… 281 00:22:12,198 --> 00:22:15,201 煌四 寂しくない? 282 00:22:15,201 --> 00:22:19,205 かなたは いつか この首都に帰ってくる 283 00:22:19,205 --> 00:22:23,209 今度は 火狩りの王になった 灯子ちゃんと一緒に 284 00:22:23,209 --> 00:22:25,177 フッ… 285 00:22:31,217 --> 00:22:34,220 (緋名子)あっ… (2人)ん? 286 00:22:34,220 --> 00:22:36,188 (緋名子)お魚… 287 00:22:38,224 --> 00:22:41,160 ほたるさん! 288 00:22:41,160 --> 00:22:44,163 (ほたる)ハァ ハァ ハァ… 289 00:22:44,163 --> 00:22:49,134 灯子ちゃ~ん! ハハッ… ハハッ… 290 00:23:14,193 --> 00:23:20,199 (灯子の祖母) 灯子は… 灯子は乗っとるか? 291 00:23:20,199 --> 00:23:24,203 (燈)私も だいぶ 見えんようになってしもうて 292 00:23:24,203 --> 00:23:29,208 あの屋根の上に乗っとるんが 灯子じゃろうか 293 00:23:29,208 --> 00:23:32,211 手ぇ振っとるように 見えるんじゃが 294 00:23:32,211 --> 00:23:35,214 (燐)ばば様 母さん 295 00:23:35,214 --> 00:23:39,218 灯子が手を振っとるんが よう見える 296 00:23:39,218 --> 00:23:41,153 灯子が… 297 00:23:41,153 --> 00:23:44,156 灯子が 手を振っとる 298 00:23:44,156 --> 00:23:46,158 (すすり泣き) 299 00:23:46,158 --> 00:23:51,130 あんな 手ぇ振りよったら 手ぇちぎれるわいな 300 00:23:52,164 --> 00:23:56,168 (すすり泣き) 301 00:23:56,168 --> 00:24:14,186 ♬~ 302 00:24:14,186 --> 00:24:17,156 (すすり泣き) 303 00:24:19,191 --> 00:24:24,196 おかえり~! 灯子~! 304 00:24:24,196 --> 00:24:26,198 おかえり~! 305 00:24:26,198 --> 00:24:30,202 灯子~! 306 00:24:30,202 --> 00:24:39,178 ♬~