1 00:00:01,774 --> 00:00:06,779 <灯子と火狩り灰十の形見である かなたを乗せた回収車は・ 2 00:00:06,779 --> 00:00:10,779 首都への帰途 巨大な白い竜に襲われる> 3 00:00:11,784 --> 00:00:14,787 <一方 首都では煌四が・ 4 00:00:14,787 --> 00:00:19,787 燠火家の娘 綺羅との 運命的な出会いを果たす> 5 00:00:20,793 --> 00:00:40,813 ・~ 6 00:00:40,813 --> 00:01:00,833 ・~ 7 00:01:00,833 --> 00:01:18,784 ・~ 8 00:01:18,784 --> 00:01:25,791 ・~ 9 00:01:25,791 --> 00:01:45,811 ・~ 10 00:01:45,811 --> 00:01:50,811 ・~ 11 00:01:53,819 --> 00:01:56,822 (雄たけび) 12 00:01:56,822 --> 00:01:58,824 (灯子)紅緒さん 逃げよう 13 00:01:58,824 --> 00:02:03,763 (紅緒)ハァ ハァ… 14 00:02:03,763 --> 00:02:05,763 アアッ ウワッ 15 00:02:07,767 --> 00:02:10,767 ウウッ 灯子! 16 00:02:11,771 --> 00:02:13,771 あっ 17 00:02:15,775 --> 00:02:18,778 火穂さん 火穂さん 聞こえよる? 18 00:02:18,778 --> 00:02:21,778 ここから出んと! 19 00:02:25,785 --> 00:02:30,785 火穂さん! 火穂 早う こっちへ! 20 00:02:31,791 --> 00:02:34,794 (火穂)死んでる… 21 00:02:34,794 --> 00:02:38,798 火穂さん 早う! 22 00:02:38,798 --> 00:02:41,801 (火穂)お医者様が 死んでる… 23 00:02:41,801 --> 00:02:43,803 火穂さん 24 00:02:43,803 --> 00:02:46,803 どうして私じゃないの 25 00:02:48,808 --> 00:02:52,812 (火穂)何で… 何で私じゃないの 26 00:02:52,812 --> 00:02:57,817 火穂! 火穂のドアホ! しっかりせんか 27 00:02:57,817 --> 00:03:02,817 (照三)当たれ! (機銃音) 28 00:03:05,758 --> 00:03:10,758 あっ ウウッ こんなもん 何の役に! 29 00:03:14,767 --> 00:03:16,769 (照三)あっ… 30 00:03:16,769 --> 00:03:34,787 ・~ 31 00:03:34,787 --> 00:03:37,790 (火穂)ウウッ… 32 00:03:37,790 --> 00:03:39,792 ウッ ハァ ハァ… 33 00:03:39,792 --> 00:03:42,792 ウッ アア… 34 00:03:46,799 --> 00:03:49,802 ウワッ 35 00:03:49,802 --> 00:03:52,802 (竜神の雄たけび) 36 00:03:56,809 --> 00:03:58,809 かなた… 37 00:04:01,747 --> 00:04:05,751 チビすけ こっちだ 早く来い! 38 00:04:05,751 --> 00:04:07,751 走れ! 39 00:04:13,759 --> 00:04:17,763 竜神様 私の村の守り神様 40 00:04:17,763 --> 00:04:20,766 守り神様? あれが? 41 00:04:20,766 --> 00:04:22,768 えっ 42 00:04:22,768 --> 00:04:27,768 《守り神様が どうして どうして みんなを…》 43 00:04:33,779 --> 00:04:36,779 (爆発音) 44 00:04:37,783 --> 00:04:39,785 ハッ… 離れるんだ! 45 00:04:39,785 --> 00:04:42,785 ここにいたら火の粉が来るぞ! 46 00:04:44,790 --> 00:04:50,796 ハッ ハァ ハァ ハァ… 47 00:04:50,796 --> 00:04:52,796 あっ 48 00:05:01,740 --> 00:05:03,740 かなた 49 00:05:06,745 --> 00:05:11,745 (炎千)かなた お前は狩り犬ぞ! 50 00:05:16,755 --> 00:05:18,757 (雄たけび) 51 00:05:18,757 --> 00:05:23,757 クッ ウオオッ! (いずものほえ声) 52 00:05:27,766 --> 00:05:31,770 <春になると 首都からは 年に一度の大型船が・ 53 00:05:31,770 --> 00:05:34,773 遠い南方の島へ旅立つ> 54 00:05:34,773 --> 00:05:36,775 <穏やかな湾には・ 55 00:05:36,775 --> 00:05:40,779 裕福な者たちが趣向を凝らして 飾り立てた船が浮かび・ 56 00:05:40,779 --> 00:05:44,783 どの船が いちばん見事かを 批評し合うのが・ 57 00:05:44,783 --> 00:05:48,783 眺める者たちの 恒例の楽しみだった> 58 00:05:49,788 --> 00:05:52,791 (綺羅)さあ 緋名子ちゃんも お一つ どうぞ 59 00:05:52,791 --> 00:05:54,793 (緋名子)うん 60 00:05:54,793 --> 00:05:58,797 (綺羅)あの船は 本当に飛ぶように走るのよ 61 00:05:58,797 --> 00:06:00,799 緋名子ちゃんも 体調が良くなったら・ 62 00:06:00,799 --> 00:06:02,735 一緒に見に行きましょう 63 00:06:02,735 --> 00:06:04,737 (緋名子) 綺羅お姉ちゃんのおうちのは? 64 00:06:04,737 --> 00:06:07,740 お船を浮かべないの? (綺羅)浮かべるわよ 65 00:06:07,740 --> 00:06:12,745 でも お父様は そういう演出が不得手で・ 66 00:06:12,745 --> 00:06:15,748 とにかく派手で きらきらさせておけばいいと・ 67 00:06:15,748 --> 00:06:17,750 お思いなのね 68 00:06:17,750 --> 00:06:20,753 私 見る度に恥ずかしくって… 69 00:06:20,753 --> 00:06:24,757 あっ この お話 お父様には ないしょ 70 00:06:24,757 --> 00:06:28,761 煌四も言っては嫌よ (煌四)言わないよ 71 00:06:28,761 --> 00:06:31,764 お兄ちゃんたら いつも本を読んでばっかり 72 00:06:31,764 --> 00:06:34,767 そういえば 煌四は いつも午後になると・ 73 00:06:34,767 --> 00:06:38,771 お父様の書斎にいるみたいだけど 何をしているの? 74 00:06:38,771 --> 00:06:42,775 えっ ああ 本を読ませてもらってるんだ 75 00:06:42,775 --> 00:06:46,779 耿八先生の授業 学院の勉強 程度じゃ・ 76 00:06:46,779 --> 00:06:50,783 とても追いつかない内容だから 早く綺羅に追いつこうと思って 77 00:06:50,783 --> 00:06:52,783 (綺羅が立ち上がる音) あっ 78 00:06:53,786 --> 00:06:57,790 (綺羅)お砂糖は 頭も心も元気にするんですよ 79 00:06:57,790 --> 00:06:59,790 はい あ~ん 80 00:07:00,793 --> 00:07:03,793 あ~ん 81 00:07:04,730 --> 00:07:06,732 フフッ あっ 82 00:07:06,732 --> 00:07:09,735 (緋名子)甘い! (綺羅)フフッ 83 00:07:09,735 --> 00:07:12,738 (油百七)進み具合は どうかね 84 00:07:12,738 --> 00:07:16,742 足りない物があれば いつでも言ってくれ 85 00:07:16,742 --> 00:07:20,746 それでは すみません いくつか欲しい物があるので 86 00:07:20,746 --> 00:07:22,748 それと 明日は 午後から もう一度・ 87 00:07:22,748 --> 00:07:25,751 中央書庫に行ってみたいのですが 88 00:07:25,751 --> 00:07:28,754 (油百七)かまわんよ このことに関しては・ 89 00:07:28,754 --> 00:07:32,758 もちろん 家庭教師に 尋ねるべきではないからな 90 00:07:32,758 --> 00:07:35,761 水晶板は かなり高価だと思うんですが… 91 00:07:35,761 --> 00:07:39,765 (油百七) 水晶板に 追加の炎魔の火… 92 00:07:39,765 --> 00:07:43,769 ここに書かれたものは 明日中に そろえよう 93 00:07:43,769 --> 00:07:45,771 このまま進めてくれ 94 00:07:45,771 --> 00:07:48,774 <商店や 薬屋の店先・ 95 00:07:48,774 --> 00:07:54,780 そして街の角々に祭られた 守り神の小さな廟の前には・ 96 00:07:54,780 --> 00:07:56,782 色づけされた菓子や あめが置かれ・ 97 00:07:56,782 --> 00:08:02,782 子供たちは好きに それを食べることが許されていた> 98 00:08:04,723 --> 00:08:06,725 蜘蛛が 首都に侵攻してくるとして・ 99 00:08:06,725 --> 00:08:08,727 どんなやり方で どこを… 100 00:08:08,727 --> 00:08:11,730 (油百七)私が蜘蛛なら 街に 紛れ込むようなことはしない 101 00:08:11,730 --> 00:08:14,733 まっすぐ神宮に向かうだろう 102 00:08:14,733 --> 00:08:19,738 私なら まずは何をおいても 神族の神宮をたたく 103 00:08:19,738 --> 00:08:21,740 工場地帯と神宮周辺の 見取り図を・ 104 00:08:21,740 --> 00:08:23,742 手に入れられないでしょうか? 105 00:08:23,742 --> 00:08:26,745 それも できるだけ正確なものを 106 00:08:26,745 --> 00:08:31,750 (油百七)それは なかなか 難しい注文を もらったな 107 00:08:31,750 --> 00:08:36,755 知ってのとおり 神宮の周辺は警備の目が厳しい 108 00:08:36,755 --> 00:08:38,757 詳細な見取り図というものは・ 109 00:08:38,757 --> 00:08:42,761 恐らく 今まで存在したことが ないかもしれん 110 00:08:42,761 --> 00:08:45,764 だが 何とか用意しよう 111 00:08:45,764 --> 00:08:55,774 ・~ 112 00:08:55,774 --> 00:09:00,779 (火十)かつて火を 天然の それを手に入れた人間は・ 113 00:09:00,779 --> 00:09:04,716 それまで住んでいた所から 世界全土へと・ 114 00:09:04,716 --> 00:09:06,718 その住みかを広げていった 115 00:09:06,718 --> 00:09:10,722 寒冷地にも 食べる物の乏しい土地にも・ 116 00:09:10,722 --> 00:09:14,726 火があれば 適応することができた 117 00:09:14,726 --> 00:09:18,730 だが暗い森に飲み込まれた今・ 118 00:09:18,730 --> 00:09:22,734 他の国が どうなっているのか 知るすべはない 119 00:09:22,734 --> 00:09:24,736 年に一度の船出には・ 120 00:09:24,736 --> 00:09:28,740 それを調査する目的も あったんだ 121 00:09:28,740 --> 00:09:31,743 調査といっても 出向く先は決まっていて・ 122 00:09:31,743 --> 00:09:36,748 同じ言葉を話す人々の住む 小さな島だけだが・ 123 00:09:36,748 --> 00:09:41,753 その島に海を伝って 何か情報が たどりついていないかと・ 124 00:09:41,753 --> 00:09:46,753 毎年 懲りずに船が出るが 成果はない 125 00:09:47,759 --> 00:09:51,763 (火十) 海を渡るのに費やした燃料と 釣り合うはずもない・ 126 00:09:51,763 --> 00:09:56,768 島の産物を積んで 船は戻ってくる 127 00:09:56,768 --> 00:10:00,772 それでも繰り返し 船は島を目指し・ 128 00:10:00,772 --> 00:10:02,774 船祭りで首都を華やかせる 129 00:10:02,774 --> 00:10:07,779 つまり 今の人間に 行って戻ってこられる限界が・ 130 00:10:07,779 --> 00:10:10,779 その島なんだ あっ… 131 00:10:14,786 --> 00:10:18,790 (灰十) 雷火は火であり光でもある 132 00:10:18,790 --> 00:10:20,792 炎魔の血は黒いのに・ 133 00:10:20,792 --> 00:10:25,792 その獣から採れる火は 金色に輝いている 134 00:10:27,799 --> 00:10:29,801 (灰十)あれは何だろう 135 00:10:29,801 --> 00:10:34,806 火狩りの姿が見えるなり 炎魔は しゃにむに襲ってくる 136 00:10:34,806 --> 00:10:38,810 それは もう たけり狂って… 137 00:10:38,810 --> 00:10:44,816 だが この鎌で命を絶った途端に すっと動かなくなる 138 00:10:44,816 --> 00:10:48,820 けいれんすることも うめくこともなく 139 00:10:48,820 --> 00:10:51,823 命を絶やして そして その金色の火を・ 140 00:10:51,823 --> 00:10:54,826 こちらへ引き渡してくれる 141 00:10:54,826 --> 00:10:56,828 時々 思うんだが・ 142 00:10:56,828 --> 00:11:01,767 炎魔というのは 贈り物かもしれん 143 00:11:01,767 --> 00:11:06,772 地上が どれほど すさんでも 人を生き長らえさせようとする・ 144 00:11:06,772 --> 00:11:09,775 古い世界の誰かからの… 145 00:11:09,775 --> 00:11:13,779 いや これ以上は言うまい 146 00:11:13,779 --> 00:11:17,783 それを言えば 森神様に たたられる 147 00:11:17,783 --> 00:11:37,803 ・~ 148 00:11:37,803 --> 00:11:40,806 ・~ 149 00:11:40,806 --> 00:11:45,806 (作動音) 150 00:11:58,824 --> 00:12:01,760 紅緒さんだけやのうて・ 151 00:12:01,760 --> 00:12:06,765 煙二さんも 炸六さんも 炎千さんも・ 152 00:12:06,765 --> 00:12:09,768 みんな 死んでしもうたんじゃろうか 153 00:12:09,768 --> 00:12:12,771 (照三) ああ あれじゃ 誰も助からねえ 154 00:12:12,771 --> 00:12:16,775 (火穂)ごめんなさい 私のせいだ 155 00:12:16,775 --> 00:12:19,778 (すすり泣き) (照三)泣くなよ 俺が泣きてえよ 156 00:12:19,778 --> 00:12:22,781 大体 お前みたいなガキに・ 157 00:12:22,781 --> 00:12:25,784 あんな とんでもねえことを 起こせるかよ 158 00:12:25,784 --> 00:12:27,786 だけど… (照三)それより お前・ 159 00:12:27,786 --> 00:12:30,789 熱があるんじゃねえのか 160 00:12:30,789 --> 00:12:34,789 頼むから もう誰も死なないでくれよ 161 00:12:35,794 --> 00:12:37,794 (2人)ん? 162 00:12:38,797 --> 00:12:41,797 (照三)な… 何だ? 163 00:12:47,806 --> 00:12:51,810 照三さん この人たちは木々人さんよ 164 00:12:51,810 --> 00:12:54,810 村に お薬を持ってきてくれる 165 00:12:56,815 --> 00:12:58,815 ああ… (火穂)ん? 166 00:13:02,754 --> 00:13:04,756 えっ… (火穂)ウッ 167 00:13:04,756 --> 00:13:07,759 (木々人)その犬が我々を呼んだ 168 00:13:07,759 --> 00:13:09,761 あの… 169 00:13:09,761 --> 00:13:11,763 (木々人) 起こったことは知っている 170 00:13:11,763 --> 00:13:16,768 (木々人)我々と一緒なら 炎魔に襲われることはない 171 00:13:16,768 --> 00:13:19,768 えっ (火穂)あ… 172 00:13:23,775 --> 00:13:29,781 あの… あの 村は 私の村は どうなりましたか? 173 00:13:29,781 --> 00:13:32,781 あ… 174 00:13:33,785 --> 00:13:37,789 白竜は水晶の村の守り神 175 00:13:37,789 --> 00:13:43,795 守り神を失った村の結界は 役には立たない 176 00:13:43,795 --> 00:13:45,795 あ… 177 00:13:46,798 --> 00:13:50,802 守り神を失った村は滅ぶしかない 178 00:13:50,802 --> 00:13:53,805 ハッ… (照三)なっ アッ! 179 00:13:53,805 --> 00:13:56,808 あっ ウウッ 180 00:13:56,808 --> 00:14:16,761 ・~ 181 00:14:16,761 --> 00:14:18,763 ・~ 182 00:14:18,763 --> 00:14:20,765 ウッ ウウ… 183 00:14:20,765 --> 00:14:23,768 苦っ ペッペッ 184 00:14:23,768 --> 00:14:26,768 あっ ンン… 185 00:14:27,772 --> 00:14:29,774 火穂さん! 186 00:14:29,774 --> 00:14:32,777 おい 気が付いたか? 187 00:14:32,777 --> 00:14:36,781 こいつら… この木々人たちが 手当てしてくれた 188 00:14:36,781 --> 00:14:41,786 (木々人) 村の守り神は 首都の姫神の分身 189 00:14:41,786 --> 00:14:45,790 その竜神が 気狂いしたというのなら・ 190 00:14:45,790 --> 00:14:50,795 恐らく何者かが仕掛けた (木々人)蜘蛛 191 00:14:50,795 --> 00:14:52,797 蜘蛛だと? 192 00:14:52,797 --> 00:14:56,801 ちょっと待てよ 蜘蛛が何で その竜神だかを操れるんだよ? 193 00:14:56,801 --> 00:14:59,804 照三さん 蜘蛛って何ね? 194 00:14:59,804 --> 00:15:03,742 うるせえ! 蜘蛛ってのは もともとは神族の仲間で… 195 00:15:03,742 --> 00:15:06,745 だから神様の親戚だ 196 00:15:06,745 --> 00:15:08,747 仲間割れして この世界を ひっくり返そうとしている・ 197 00:15:08,747 --> 00:15:10,749 首都の敵だ! 198 00:15:10,749 --> 00:15:13,752 親戚が どうして仲間割れするんじゃ? 199 00:15:13,752 --> 00:15:15,754 (照三)俺が知るか! 200 00:15:15,754 --> 00:15:20,754 蜘蛛に… 蜘蛛になんか やられたのかよ 俺たちは 201 00:15:21,760 --> 00:15:23,762 あっ 202 00:15:23,762 --> 00:15:26,765 (木々人) いちばん近い村へ案内しよう 203 00:15:26,765 --> 00:15:31,765 (照三)その村から先は? (木々人)その先へは同行できない 204 00:15:39,778 --> 00:15:42,781 (火華)あら 今日は お出かけなの? 205 00:15:42,781 --> 00:15:44,783 はい 図書館に 206 00:15:44,783 --> 00:15:49,788 (火華) 緋名子ちゃんに服を見繕ったの まだ元気がないようだから・ 207 00:15:49,788 --> 00:15:53,792 おめかしをすれば いくらか気分が良くなるでしょ? 208 00:15:53,792 --> 00:15:56,795 はい ありがとうございます 209 00:15:56,795 --> 00:15:59,798 お父様が会食だ何だと 引っ張り回すから・ 210 00:15:59,798 --> 00:16:04,736 かわいそうに 今年の船祭りを 見逃してしまったわね 211 00:16:04,736 --> 00:16:09,741 《この香り 麻芙蓉?》 212 00:16:09,741 --> 00:16:26,741 ・~ 213 00:16:32,764 --> 00:16:36,768 おや? 誰かと思ったら 214 00:16:36,768 --> 00:16:39,771 火十先生? 215 00:16:39,771 --> 00:16:43,775 (火十) 学院を やめてしまったと聞いて 残念に思っていたんですよ 216 00:16:43,775 --> 00:16:48,775 しかし 勉強熱心は 変わらないようで安心しました 217 00:16:49,781 --> 00:16:54,786 調べ物ですか 何か手伝えることがあれば 218 00:16:54,786 --> 00:16:57,789 火について 調べているんです 219 00:16:57,789 --> 00:17:00,792 ああ 火ですか あ… 220 00:17:00,792 --> 00:17:05,730 第3階層に行ってみたら 第3階層… ですか? 221 00:17:05,730 --> 00:17:10,730 (火十)僕も見たこともない 貴重な資料があるはずです 222 00:17:11,736 --> 00:17:13,738 ありがとうございます 223 00:17:13,738 --> 00:17:33,758 ・~ 224 00:17:33,758 --> 00:17:39,764 ・~ 225 00:17:39,764 --> 00:17:42,764 ああ… 226 00:17:48,773 --> 00:17:52,777 「炎魔は かつて起きた 天変地異によって・ 227 00:17:52,777 --> 00:17:55,780 生み出されたといわれている」 228 00:17:55,780 --> 00:18:00,785 「地上の荒廃が 生物種の異変を もたらしたのだ」 229 00:18:00,785 --> 00:18:05,724 「炎魔の姿形が かつて地上に生息した哺乳類と・ 230 00:18:05,724 --> 00:18:07,726 酷似すると いわれていることからも・ 231 00:18:07,726 --> 00:18:09,726 それが分かる」 232 00:18:10,729 --> 00:18:13,732 「環境の変異と それへの適応が・ 233 00:18:13,732 --> 00:18:18,737 既存の生物を あのように変化させたのだ」 234 00:18:18,737 --> 00:18:20,739 「ただし 落獣に関しては・ 235 00:18:20,739 --> 00:18:24,743 その生態は より多くの謎に包まれている」 236 00:18:24,743 --> 00:18:27,746 「落獣は その生態が 判然としないこと・ 237 00:18:27,746 --> 00:18:32,751 にもかかわらず 巨大な火を持つ 生物種であることから・ 238 00:18:32,751 --> 00:18:35,754 他の炎魔とは 呼び名によって区別され・ 239 00:18:35,754 --> 00:18:41,754 その火もまた雷火と呼ばれ 炎魔の火とは呼称を異にする」 240 00:18:46,765 --> 00:18:50,769 「火を操る異能にたけた 神族宗家の姫神は・ 241 00:18:50,769 --> 00:18:52,771 火狩りの産土となった」 242 00:18:52,771 --> 00:18:56,775 「その名を 常花姫」 243 00:18:56,775 --> 00:18:59,778 「その常花姫の妹 不死となったといわれている・ 244 00:18:59,778 --> 00:19:05,778 手揺姫が 守り神として この国を支えている」 245 00:19:06,718 --> 00:19:11,723 「常花姫は 天然の火を使い 自ら人体発火を起こしながら・ 246 00:19:11,723 --> 00:19:16,723 鎌を鍛え いまわの際に残した言葉がある」 247 00:19:21,733 --> 00:19:24,736 「千年彗星の抱える火があれば・ 248 00:19:24,736 --> 00:19:29,741 人は もう 黒い森に おびえずとも済む」 249 00:19:29,741 --> 00:19:31,741 あっ… 250 00:19:37,749 --> 00:19:44,749 「千年彗星とは かつて地上から 飛び立っていった人工の星である」 251 00:19:46,758 --> 00:19:49,761 「しかし その星は最後の戦の後・ 252 00:19:49,761 --> 00:19:53,765 虚空へ さまよいだし 行方をくらました」 253 00:19:53,765 --> 00:19:56,768 「二度と戻ることがない 人型の星は・ 254 00:19:56,768 --> 00:20:01,773 その名を 揺るる火とも呼ばれていた」 255 00:20:01,773 --> 00:20:07,773 「そして その星を狩る者は 火狩りの王と呼ばれる」 256 00:20:14,786 --> 00:20:17,786 ああ… 257 00:20:20,792 --> 00:20:23,795 (火十)それで 役に立つ本は見つかったかな? 258 00:20:23,795 --> 00:20:27,799 いえ せっかく 教えていただいたんですが 259 00:20:27,799 --> 00:20:30,802 僕は肺が悪くて ほこりが駄目なの 260 00:20:30,802 --> 00:20:33,805 それで 第3階層には入れないんだよ 261 00:20:33,805 --> 00:20:35,807 君が羨ましいよ 262 00:20:35,807 --> 00:20:37,809 そういえば以前・ 263 00:20:37,809 --> 00:20:41,813 どうしても書庫に入りたいという 若者がいたなあ 264 00:20:41,813 --> 00:20:44,816 あれは きっと 火狩りだったんじゃないかな 265 00:20:44,816 --> 00:20:47,819 えっ よく目立つ赤い髪をした・ 266 00:20:47,819 --> 00:20:53,825 好青年だったが 犬のにおいをさせてたような 267 00:20:53,825 --> 00:20:57,829 そうか 見つからなかったか 268 00:20:57,829 --> 00:21:00,829 お兄ちゃ~ん 269 00:21:02,767 --> 00:21:08,767 病気だと聞いていましたが 妹さんも元気になったようだ 270 00:21:16,781 --> 00:21:19,784 (綺羅)緋名子ちゃんが 迎えに行きましょって 271 00:21:19,784 --> 00:21:23,788 煌四は勉強に夢中になると 時間を忘れてしまうからって 272 00:21:23,788 --> 00:21:25,790 フフッ ああ… 273 00:21:25,790 --> 00:21:29,794 緋名子ちゃんの気分も いいようだし ついでに少しだけ・ 274 00:21:29,794 --> 00:21:34,794 船祭りを見に行こうかなって 緋名子ちゃんと 275 00:21:35,800 --> 00:21:39,804 でも 外に出るときは 綺羅一人じゃ危ないって 276 00:21:39,804 --> 00:21:41,806 (綺羅)だから 煌四も一緒 277 00:21:41,806 --> 00:21:44,809 あっ ああ… 278 00:21:44,809 --> 00:21:49,814 <いかなる炎魔も落獣も 火の鎌で しとめないかぎり・ 279 00:21:49,814 --> 00:21:53,818 体内の火を得ることはできない> 280 00:21:53,818 --> 00:21:55,820 <姫神は その身の内から・ 281 00:21:55,820 --> 00:21:58,823 初めての鎌を 生んだといわれているが・ 282 00:21:58,823 --> 00:22:02,760 それは当時 新たに生まれた 炎魔の多くが・ 283 00:22:02,760 --> 00:22:09,767 成獣に達した時期と一致すると 記録に残されている> 284 00:22:09,767 --> 00:22:12,770 <まるで 姫神による鎌の生成が・ 285 00:22:12,770 --> 00:22:17,770 人を生かす火の結実を 待っていたかのように> 286 00:22:20,778 --> 00:22:40,798 ・~ 287 00:22:40,798 --> 00:23:00,818 ・~ 288 00:23:00,818 --> 00:23:20,772 ・~ 289 00:23:20,772 --> 00:23:40,792 ・~ 290 00:23:40,792 --> 00:23:48,792 ・~ 291 00:23:50,802 --> 00:23:59,802 ・~