1 00:00:01,755 --> 00:00:05,759 <たどりついた首都で かなたの飼い主を捜すうち・ 2 00:00:05,759 --> 00:00:10,764 灯子は警吏に追われ道を失う> 3 00:00:10,764 --> 00:00:17,764 <しかし それは新たな出会いと 新たな試練の始まりでもあった> 4 00:00:18,772 --> 00:00:38,792 ・~ 5 00:00:38,792 --> 00:00:58,812 ・~ 6 00:00:58,812 --> 00:01:16,763 ・~ 7 00:01:16,763 --> 00:01:23,770 ・~ 8 00:01:23,770 --> 00:01:43,790 ・~ 9 00:01:43,790 --> 00:01:48,795 ・~ 10 00:01:48,795 --> 00:01:53,800 (灯子)アア… (足音) 11 00:01:53,800 --> 00:01:55,802 (綺羅)道に迷ったのね 12 00:01:55,802 --> 00:01:58,802 アッ ハッ… 13 00:02:05,745 --> 00:02:08,748 (綺羅)立派な犬ね とても強くて賢そう 14 00:02:08,748 --> 00:02:10,750 あなたの犬? 15 00:02:10,750 --> 00:02:12,752 いっ いえ えっと… 16 00:02:12,752 --> 00:02:16,756 この犬は私と同じ迷子です 17 00:02:16,756 --> 00:02:21,761 (綺羅)この犬も あなたと一緒で迷子なのね 18 00:02:21,761 --> 00:02:23,763 それで こんなに泣いて… 19 00:02:23,763 --> 00:02:26,766 あっ… 知らん人に追いかけられて・ 20 00:02:26,766 --> 00:02:30,770 黒い服の棒を持った男の人に… 21 00:02:30,770 --> 00:02:33,773 それは きっと警吏ね 怖い人じゃないわ 22 00:02:33,773 --> 00:02:37,777 悪いことをする者を 取り締まるだけ 23 00:02:37,777 --> 00:02:39,779 ほら これを食べて 24 00:02:39,779 --> 00:02:41,779 元気を出して 25 00:02:45,785 --> 00:02:47,787 あなた 名前は? 26 00:02:47,787 --> 00:02:49,789 灯子 27 00:02:49,789 --> 00:02:51,789 (綺羅)どんな字を書くの? 28 00:02:52,792 --> 00:02:54,792 ンン… 29 00:03:01,734 --> 00:03:04,737 (綺羅)灯子 灯りの子 30 00:03:04,737 --> 00:03:07,737 すてきな名前ね 31 00:03:09,742 --> 00:03:11,744 私は綺羅 32 00:03:11,744 --> 00:03:15,748 どこに戻りたいの? 道を教えましょう 33 00:03:15,748 --> 00:03:18,751 といっても… 私も この辺りは不慣れだから・ 34 00:03:18,751 --> 00:03:21,754 うまく教えられるか 分からないけど 35 00:03:21,754 --> 00:03:25,758 えっと かなたが… 36 00:03:25,758 --> 00:03:29,758 この犬が きっと道を 覚えとるはずじゃと 37 00:03:30,763 --> 00:03:35,763 かなた ちゃんと灯子ちゃんに 道を教えてあげてね 38 00:03:37,770 --> 00:03:39,772 (綺羅)お水 飲める? 39 00:03:39,772 --> 00:03:42,775 煌四が あの火狩りに 担がれてきたときは・ 40 00:03:42,775 --> 00:03:44,777 びっくりしたわ 41 00:03:44,777 --> 00:03:47,780 でも少し休めば すぐに元気になるって・ 42 00:03:47,780 --> 00:03:50,780 焚三先生が おっしゃってた 43 00:03:52,785 --> 00:03:55,785 煌四 (煌四)ん? 44 00:03:56,789 --> 00:04:01,728 (綺羅) あなたは何も話してくれないけど 森で何があったの? 45 00:04:01,728 --> 00:04:05,732 あなたは お父様に 何をさせられているの? 46 00:04:05,732 --> 00:04:07,734 ああ… 47 00:04:07,734 --> 00:04:11,738 (綺羅)父が怒っている理由は あの炉六という火狩りが・ 48 00:04:11,738 --> 00:04:14,741 煌四を危ない目に 遭わせたからじゃないわ 49 00:04:14,741 --> 00:04:20,747 自分の手の届かない所で 煌四を そんな目に遭わせたからよ 50 00:04:20,747 --> 00:04:25,747 あなたを自分の所有物だと 思っているからよ 51 00:04:28,755 --> 00:04:30,755 ああ… 52 00:04:31,758 --> 00:04:34,761 今なら間に合うわ 53 00:04:34,761 --> 00:04:36,763 神族に知られたくないことを しているのは・ 54 00:04:36,763 --> 00:04:38,765 あの火狩りではなく父のほう 55 00:04:38,765 --> 00:04:40,767 あっ… 56 00:04:40,767 --> 00:04:45,772 私が それを知れば 父はうかつに 他人を とがめられなくなる 57 00:04:45,772 --> 00:04:48,775 私は お父様と お母様が好き 58 00:04:48,775 --> 00:04:53,780 お二人とも とても苦労して 今の暮らしを手に入れて・ 59 00:04:53,780 --> 00:04:56,783 きっと それで少し 変わったところが おありなのよ 60 00:04:56,783 --> 00:05:02,783 でも立派な人たちだと そう思って私は尊敬している 61 00:05:03,723 --> 00:05:07,727 そのときが来たら えっ… 62 00:05:07,727 --> 00:05:11,727 綺羅に話せる そのときが来たら… 63 00:05:12,732 --> 00:05:16,736 (綺羅)さっきね 街で迷子の女の子に会ったの 64 00:05:16,736 --> 00:05:18,738 え? 犬を連れてた 65 00:05:18,738 --> 00:05:25,745 その子とは ちょっと不釣り合いの 立派な灰色の強くて優しそうな 66 00:05:25,745 --> 00:05:27,747 あれは きっと狩り犬ね 67 00:05:27,747 --> 00:05:29,749 その子は その犬のこと・ 68 00:05:29,749 --> 00:05:33,753 煌四の家の犬と同じ かなたって呼んでた 69 00:05:33,753 --> 00:05:37,753 あっ かなた… 70 00:05:38,758 --> 00:05:42,762 (油百七)つまり 君は自分で屋敷を抜け出し・ 71 00:05:42,762 --> 00:05:45,765 この男に森へ連れていくように 頼んだと? 72 00:05:45,765 --> 00:05:49,769 落獣について中央書庫の本にも 書かれていないことが・ 73 00:05:49,769 --> 00:05:53,773 実際に森へ入れば 見つかるんじゃないかと… 74 00:05:53,773 --> 00:05:55,775 見つけました 75 00:05:55,775 --> 00:05:59,775 そして どうしても 炉六さんの協力が必要なことも 76 00:06:02,715 --> 00:06:04,717 雷火を抱えた落獣の図です 77 00:06:04,717 --> 00:06:06,719 (炉六)ああ… 誰が描いた絵なのか・ 78 00:06:06,719 --> 00:06:08,721 分かりませんが… 79 00:06:08,721 --> 00:06:12,725 この落獣が体にまとっているのは 稲妻です 80 00:06:12,725 --> 00:06:15,728 落獣は雷を まとって落ちてくる 81 00:06:15,728 --> 00:06:19,732 つまり上空から いかずちとなって 落ちてくるとき・ 82 00:06:19,732 --> 00:06:23,736 雷火は最も その威力を 発揮するのではないか… 83 00:06:23,736 --> 00:06:26,739 (油百七)フン しかし… 84 00:06:26,739 --> 00:06:29,742 確かに これは 空想を描いた物かもしれません 85 00:06:29,742 --> 00:06:32,745 しかし この絵の示すものは・ 86 00:06:32,745 --> 00:06:36,749 僕が実験室で確かめた現象と 一致しています 87 00:06:36,749 --> 00:06:39,752 蜘蛛は火を手に入れたと 言ってました 88 00:06:39,752 --> 00:06:41,754 炎魔の火ではない・ 89 00:06:41,754 --> 00:06:45,758 人類が太古の昔から使ってきた 天然の火 90 00:06:45,758 --> 00:06:52,758 そして その炎が そばで燃えても 発火しない体を手に入れたとも 91 00:06:53,766 --> 00:06:55,768 (油百七)それで? 92 00:06:55,768 --> 00:06:58,771 君の考える雷火は・ 93 00:06:58,771 --> 00:07:02,709 燃えない体を持った蜘蛛たちに 有効なのか? 94 00:07:02,709 --> 00:07:05,712 たとえ発火しない体を 持っていても・ 95 00:07:05,712 --> 00:07:08,715 雷に 雷火の生み出す いかずちに撃たれれば・ 96 00:07:08,715 --> 00:07:11,715 まず助かりません 97 00:07:12,719 --> 00:07:15,722 (油百七)ん? これは… 98 00:07:15,722 --> 00:07:19,726 かつての世界では 人間は空から 敵を撃っていたそうです 99 00:07:19,726 --> 00:07:22,729 (油百七)だが どうやって使う 100 00:07:22,729 --> 00:07:26,733 雷火を高く打ち上げる その方法があったとして・ 101 00:07:26,733 --> 00:07:29,733 狙った場所へ どうやって落とすのか 102 00:07:31,738 --> 00:07:35,742 神宮の周辺 そして工場地帯の手前に・ 103 00:07:35,742 --> 00:07:38,745 あらかじめ 雷瓶を埋め込んでおきます 104 00:07:38,745 --> 00:07:43,745 そして この作業を 炉六さんに お願いしたい 105 00:07:44,751 --> 00:07:46,753 ンン… 106 00:07:46,753 --> 00:07:49,756 あなたなら しのびの見張りを かいくぐって・ 107 00:07:49,756 --> 00:07:52,756 作業を遂行できるはずだ 108 00:07:53,760 --> 00:07:59,766 (油百七)煌四君 その 島出身の 流れの炉六という火狩りが・ 109 00:07:59,766 --> 00:08:05,705 それほど信頼に値するとは 私には到底 思えん 110 00:08:05,705 --> 00:08:09,709 過去に起きた首都の大火災を 僕は知りません 111 00:08:09,709 --> 00:08:11,711 本で読んだだけです 112 00:08:11,711 --> 00:08:15,715 でも あなたは ご存じなんですよね? 113 00:08:15,715 --> 00:08:18,715 その惨事の恐ろしさを 114 00:08:21,721 --> 00:08:26,726 人は思うままにならないものを 神と呼ぶ 115 00:08:26,726 --> 00:08:31,731 ままならないはずのものを操る 神族と蜘蛛との戦いから・ 116 00:08:31,731 --> 00:08:33,733 首都を守るのに・ 117 00:08:33,733 --> 00:08:37,737 確かに いかずちは ふさわしいかもしれん 118 00:08:37,737 --> 00:08:39,739 ここは我々 人間の場所であって・ 119 00:08:39,739 --> 00:08:42,742 神々が あぐらをかくための 場所ではない 120 00:08:42,742 --> 00:08:45,742 首都への侵攻は近い 121 00:08:47,747 --> 00:08:49,747 商談成立かな? 122 00:08:50,750 --> 00:08:54,754 (炉六)こいつは思ったより 太い根性をしてやがる 123 00:08:54,754 --> 00:08:58,754 燠火家当主を相手に 駆け引きとはなあ 124 00:08:59,759 --> 00:09:02,695 こんなことに巻き込んでしまって すみません 125 00:09:02,695 --> 00:09:04,697 首都が燃え上がるなら・ 126 00:09:04,697 --> 00:09:08,701 じっくり見物でもしてやろうと 思っていたのさ 127 00:09:08,701 --> 00:09:11,704 だが 気が変わった 128 00:09:11,704 --> 00:09:13,704 じゃあな 129 00:09:18,711 --> 00:09:20,713 (照三の母親) うちの人は残業らしいけど・ 130 00:09:20,713 --> 00:09:25,718 私は夕方には戻るから 照三のことは お願い 131 00:09:25,718 --> 00:09:28,721 それと戸締まりには気を付けてね 132 00:09:28,721 --> 00:09:32,725 蜘蛛が森で死んでたとか 町に大勢で やって来るとか・ 133 00:09:32,725 --> 00:09:35,728 物騒な話が最近 多いからねえ 134 00:09:35,728 --> 00:09:38,731 ああ やだやだ… 135 00:09:38,731 --> 00:09:40,733 いってらっしゃい 136 00:09:40,733 --> 00:09:57,750 ・~ 137 00:09:57,750 --> 00:10:01,750 ・(かなたのほえ声) あっ… 138 00:10:06,759 --> 00:10:08,761 (戸が開く音) 139 00:10:08,761 --> 00:10:10,763 (明楽)何だ また着替えてるのか? 140 00:10:10,763 --> 00:10:12,765 あっ おかえりなさい 141 00:10:12,765 --> 00:10:15,768 やっぱり こっちのほうが… 142 00:10:15,768 --> 00:10:17,770 スカート よく似合ってたのに 143 00:10:17,770 --> 00:10:20,773 (戸が開く音) 144 00:10:20,773 --> 00:10:22,775 ・火穂さん! (クン)ハハッ 145 00:10:22,775 --> 00:10:25,778 ・明楽さんが戻りなさったよ 146 00:10:25,778 --> 00:10:27,780 ・クン 昼飯にするぞ 147 00:10:27,780 --> 00:10:29,780 ハハハッ 148 00:10:35,788 --> 00:10:37,790 おいしい 149 00:10:37,790 --> 00:10:41,794 工場にいた頃 よく買いに行ってた屋台があって 150 00:10:41,794 --> 00:10:44,797 (クン)変な においのやつ いっぱいいた 151 00:10:44,797 --> 00:10:48,801 変な におい? 麻芙蓉の売人だよ 152 00:10:48,801 --> 00:10:51,804 幻覚を見せる危ない薬 153 00:10:51,804 --> 00:10:55,808 クン 甘いものをあげるからって 言われても絶対… 154 00:10:55,808 --> 00:10:57,810 ついてっちゃ駄目 155 00:10:57,810 --> 00:10:59,812 そうだ 156 00:10:59,812 --> 00:11:03,749 明楽さん 工場で働いとりなさったん? 157 00:11:03,749 --> 00:11:05,751 昔の話さ 158 00:11:05,751 --> 00:11:08,754 首都を出て流れになる前にね 159 00:11:08,754 --> 00:11:10,756 明楽さん 首都に着いたら・ 160 00:11:10,756 --> 00:11:16,762 無垢紙に手紙書いて神宮へ行く 言うとったのに ええんですか? 161 00:11:16,762 --> 00:11:20,766 照三の容体が まだ はっきりしないからね 162 00:11:20,766 --> 00:11:25,771 私が護衛すると言ったのに あんな大けがさせちまったんだ 163 00:11:25,771 --> 00:11:27,773 かくまってくれてる おじさん おばさんに・ 164 00:11:27,773 --> 00:11:30,773 そんな不義理はできないよ 165 00:11:32,778 --> 00:11:36,782 照三さん 私らをかばって… 166 00:11:36,782 --> 00:11:39,785 (火穂) 灯子は立派に戦ったじゃない 167 00:11:39,785 --> 00:11:43,789 明楽さんも 照三さんも かなたも てまりも・ 168 00:11:43,789 --> 00:11:45,791 精いっぱい 頑張った 169 00:11:45,791 --> 00:11:49,791 だから首都に たどりついて 今こうしていられるんじゃない 170 00:11:50,796 --> 00:11:52,798 ・(照三)ウウ… あっ 171 00:11:52,798 --> 00:11:55,801 ハッ… あっ 172 00:11:55,801 --> 00:12:00,801 ・(照三のうめき声) 173 00:12:02,742 --> 00:12:06,746 照三さん 起きてくれるんじゃろうか? 174 00:12:06,746 --> 00:12:10,750 (火穂)起きるよ 私だって起きたもの 175 00:12:10,750 --> 00:12:12,752 回収車の お医者様は このまま衰弱して・ 176 00:12:12,752 --> 00:12:14,754 死ぬかもしれないって 言ったけど・ 177 00:12:14,754 --> 00:12:18,754 今は こうして 人の世話してるんだもの 178 00:12:21,761 --> 00:12:24,764 (火穂)私 この人のお嫁になる 179 00:12:24,764 --> 00:12:26,766 えっ? 180 00:12:26,766 --> 00:12:30,770 (火穂)厄払いの嫁に出されて 回収車に乗せられて・ 181 00:12:30,770 --> 00:12:33,773 私は死ぬことばかり考えてた 182 00:12:33,773 --> 00:12:39,779 だけど 人に助けられて 助けられてばかりで ここまで来た 183 00:12:39,779 --> 00:12:42,782 照三さんは目が覚めても・ 184 00:12:42,782 --> 00:12:46,786 もう前のようには 体が動かせないって… 185 00:12:46,786 --> 00:12:50,790 だから今度は私が この人のそばにいて助ける 186 00:12:50,790 --> 00:12:54,794 たとえ目が覚めなくても そばにいる 187 00:12:54,794 --> 00:12:56,794 決めたの 188 00:12:57,797 --> 00:12:59,799 きっと喜んでじゃ 189 00:12:59,799 --> 00:13:02,735 照三さん 目が覚めて それを聞いたら・ 190 00:13:02,735 --> 00:13:04,737 きっと喜んでじゃ 191 00:13:04,737 --> 00:13:06,739 火穂さんは きれいじゃもん 192 00:13:06,739 --> 00:13:10,739 自分は幸せ者じゃって 喜びなさる 193 00:13:14,747 --> 00:13:16,749 私は また出てくる 194 00:13:16,749 --> 00:13:19,752 食糧の調達じゃないから クンは置いてく 195 00:13:19,752 --> 00:13:21,754 あっ ああ… 196 00:13:21,754 --> 00:13:24,757 狩りだ 薬代を稼ぐ 197 00:13:24,757 --> 00:13:27,760 そいでも明楽さん 大丈夫なん? 198 00:13:27,760 --> 00:13:30,763 蜘蛛か? んん 199 00:13:30,763 --> 00:13:34,767 確かに あの首都の森に 蜘蛛が来ているという うわさは・ 200 00:13:34,767 --> 00:13:37,770 かなり信ぴょう性はありそうだ 201 00:13:37,770 --> 00:13:42,775 なら なおのこと 狩りをするには今しかない 202 00:13:42,775 --> 00:13:45,778 かなたを連れていってください 203 00:13:45,778 --> 00:13:50,783 回収車でも かなたは 他の火狩り様と狩りを… 204 00:13:50,783 --> 00:13:53,786 この犬は あんたが家族に返すために・ 205 00:13:53,786 --> 00:13:55,788 一緒に ここまで やって来た 206 00:13:55,788 --> 00:13:58,791 その旅の間 助け合ってきた仲間だけど・ 207 00:13:58,791 --> 00:14:02,791 あんたや私が勝手にはできない 208 00:14:03,729 --> 00:14:05,731 それに… 209 00:14:05,731 --> 00:14:08,731 てまりと あんまり気が合わないらしい 210 00:14:12,738 --> 00:14:14,738 夕方には戻る 211 00:14:21,747 --> 00:14:23,749 何しとるん? クン 212 00:14:23,749 --> 00:14:25,751 遣い虫を選んでるんだ 213 00:14:25,751 --> 00:14:27,753 遣い虫? 214 00:14:27,753 --> 00:14:29,755 大きいお姉ちゃん 出かけたから・ 215 00:14:29,755 --> 00:14:33,759 危ないことがないように 虫に見張らせる 216 00:14:33,759 --> 00:14:36,762 この中で いちばん強いやつ 217 00:14:36,762 --> 00:14:38,762 こいつ 218 00:14:42,768 --> 00:14:44,770 (火穂/灯子)あっ… 219 00:14:44,770 --> 00:14:56,782 ・~ 220 00:14:56,782 --> 00:15:02,721 かなた もう一回あの家に… お前の家に連れてって 221 00:15:02,721 --> 00:15:05,724 明楽さんの言うとおりじゃ 222 00:15:05,724 --> 00:15:09,728 あんたは 家族の所へ帰らんといかん 223 00:15:09,728 --> 00:15:20,739 ・~ 224 00:15:20,739 --> 00:15:25,744 (火穂の寝息) 225 00:15:25,744 --> 00:15:38,744 ・~ 226 00:15:55,774 --> 00:15:57,774 (かなたの嗅ぐ音) 227 00:15:58,777 --> 00:16:00,777 (嗅ぐ音) 228 00:16:05,718 --> 00:16:07,720 ああ… 229 00:16:07,720 --> 00:16:10,723 (カラスの鳴き声) ウワッ 230 00:16:10,723 --> 00:16:15,723 ハァ ハァ ハァ あっ… 231 00:16:20,733 --> 00:16:23,736 (嗅ぐ音) 232 00:16:23,736 --> 00:16:27,740 飼い主さん におい まだ残って… (嗅ぐ音) 233 00:16:27,740 --> 00:16:30,743 (うなり声) ん? 234 00:16:30,743 --> 00:16:32,743 んん? 235 00:16:37,750 --> 00:16:39,750 ハッ… 236 00:16:43,756 --> 00:16:46,756 (うなり声) 237 00:16:49,762 --> 00:16:51,764 かなた! んっ 238 00:16:51,764 --> 00:16:55,764 君も早く! こっちだ 239 00:16:59,772 --> 00:17:02,708 早く! あっ… 240 00:17:02,708 --> 00:17:04,708 ハッ… 241 00:17:05,711 --> 00:17:08,714 ハァ ハァ ハァ… (衝撃音) 242 00:17:08,714 --> 00:17:10,716 ハッ… 243 00:17:10,716 --> 00:17:12,718 早く! 244 00:17:12,718 --> 00:17:29,718 ・~ 245 00:17:33,739 --> 00:17:38,739 (2人の荒い息) 246 00:17:47,753 --> 00:17:52,753 (2人の荒い息) 247 00:17:54,760 --> 00:17:58,764 足が 速いな 248 00:17:58,764 --> 00:18:01,700 さっきの あれは? 249 00:18:01,700 --> 00:18:06,705 しのびだ 神族の使い魔 250 00:18:06,705 --> 00:18:08,707 しのび? ああ 251 00:18:08,707 --> 00:18:12,711 恐らく僕を監視していたんだろう 252 00:18:12,711 --> 00:18:17,716 かなた やっぱり お前だったんだな 253 00:18:17,716 --> 00:18:19,718 綺羅が会った犬は… 254 00:18:19,718 --> 00:18:21,720 帰ってきたんだな 255 00:18:21,720 --> 00:18:25,724 火狩り様のご家族… ですね? 256 00:18:25,724 --> 00:18:29,728 「様」が付くような 身分じゃないけど 257 00:18:29,728 --> 00:18:32,731 僕の名は煌四 この犬の飼い主 258 00:18:32,731 --> 00:18:36,735 火狩りの灰十は僕の父だ 259 00:18:36,735 --> 00:18:40,739 火狩り様に 命を助けていただいた者です 260 00:18:40,739 --> 00:18:43,742 森で炎魔に 襲われましたところを… 261 00:18:43,742 --> 00:18:48,747 そんときに火狩り様が 傷を負いなさって… 262 00:18:48,747 --> 00:18:53,747 森で… 死になさりました 263 00:18:54,753 --> 00:18:59,758 墓は村に… 私を助けるために ごめんなさい 264 00:18:59,758 --> 00:19:02,694 ホント ごめんなさい 265 00:19:02,694 --> 00:19:06,698 こっ これを 形見の鎌と守り… 266 00:19:06,698 --> 00:19:11,703 あっ そっちは ちょっと ホント ごめんなさい 267 00:19:11,703 --> 00:19:16,708 これを 形見の鎌と かなたを お返しに参りました 268 00:19:16,708 --> 00:19:21,708 (すすり泣き) 269 00:19:24,716 --> 00:19:26,718 そうか 270 00:19:26,718 --> 00:19:31,723 父は君を助けて死んだのか それなら よかった 271 00:19:31,723 --> 00:19:33,723 えっ? 272 00:19:34,726 --> 00:19:37,729 ありがとう かなたを連れてきてくれて 273 00:19:37,729 --> 00:19:40,732 妹も きっと大喜びするよ 274 00:19:40,732 --> 00:19:44,736 父は家族を捨てて 出ていったのだと… 275 00:19:44,736 --> 00:19:46,738 ずっと憎んでた 276 00:19:46,738 --> 00:19:50,742 でも最後に人を助けて 死んだんだね 277 00:19:50,742 --> 00:19:52,744 教えてくれて ありがとう 278 00:19:52,744 --> 00:19:56,748 火狩り様は命の恩人です 279 00:19:56,748 --> 00:19:59,751 とっても偉い方でした 280 00:19:59,751 --> 00:20:01,753 君… ハッ 281 00:20:01,753 --> 00:20:04,756 灯子っていうんだよね? えっ 282 00:20:04,756 --> 00:20:07,759 灯りの子って書いて灯子 283 00:20:07,759 --> 00:20:12,764 綺羅は人の名前を 文字を見て覚えるのが得意なんだ 284 00:20:12,764 --> 00:20:18,764 あっ じゃあ煌四さんは あのお姉さんの お友達 285 00:20:19,771 --> 00:20:23,775 君は早めに首都から 離れたほうがいい 286 00:20:23,775 --> 00:20:26,778 もうすぐ この街では争いが起きる 287 00:20:26,778 --> 00:20:29,781 蜘蛛と呼ばれる連中が… 288 00:20:29,781 --> 00:20:34,786 えっ 蜘蛛は火を… 本物の火を使いよります 289 00:20:34,786 --> 00:20:37,789 そういうことじゃったら お兄さんも・ 290 00:20:37,789 --> 00:20:40,792 ここにおりなさったら危ない 291 00:20:40,792 --> 00:20:43,795 何で… どうして それを知ってるんだ 292 00:20:43,795 --> 00:20:46,795 君は一体… 293 00:20:47,799 --> 00:20:50,802 (うなり声) 294 00:20:50,802 --> 00:20:53,805 とにかく 一旦ここを離れよう 295 00:20:53,805 --> 00:20:56,805 ここだと また しのびに見つかる 296 00:21:01,747 --> 00:21:06,752 見つかった? あれは木々人 木々人様じゃ! 297 00:21:06,752 --> 00:21:09,755 木々人? あっ 待って! 298 00:21:09,755 --> 00:21:13,759 そうじゃ首都にも 木々人様の仲間がいなさると・ 299 00:21:13,759 --> 00:21:18,759 そう言いなさった 確か隔離地区に仲間がおるって 300 00:21:19,765 --> 00:21:21,767 あれは間違いなく木々人様じゃ 301 00:21:21,767 --> 00:21:24,770 木々人様は村で私らに薬を! 302 00:21:24,770 --> 00:21:26,772 いや だから見つかっちゃうって! 303 00:21:26,772 --> 00:21:30,776 木々人様の薬なら照三さんにも 304 00:21:30,776 --> 00:21:32,776 え? 305 00:21:37,783 --> 00:21:40,783 かなた? かなた! 306 00:21:41,787 --> 00:21:43,789 隔離地区の場所なら知ってる 307 00:21:43,789 --> 00:21:47,789 君一人で追っていったんじゃ 迷子になるだけだぞ 308 00:21:48,794 --> 00:21:50,796 僕が連れていく 309 00:21:50,796 --> 00:21:55,801 そのかわりに教えてくれ 蜘蛛が使う火のことを 310 00:21:55,801 --> 00:22:15,754 ・~ 311 00:22:15,754 --> 00:22:20,759 ・~ 312 00:22:20,759 --> 00:22:40,779 ・~ 313 00:22:40,779 --> 00:23:00,799 ・~ 314 00:23:00,799 --> 00:23:20,752 ・~ 315 00:23:20,752 --> 00:23:40,772 ・~ 316 00:23:40,772 --> 00:23:47,772 ・~ 317 00:23:49,781 --> 00:23:58,781 ・~