1 00:00:01,643 --> 00:00:03,645 <ついに灯子は 首都で・ 2 00:00:03,645 --> 00:00:08,650 狩り犬 かなたの家族 煌四との出会いを果たす> 3 00:00:08,650 --> 00:00:13,655 <だが それは しのびという 思いもよらぬ新たな驚異・ 4 00:00:13,655 --> 00:00:18,655 そして 神族との出会いでもあった> 5 00:00:20,662 --> 00:00:40,682 ・~ 6 00:00:40,682 --> 00:01:00,702 ・~ 7 00:01:00,702 --> 00:01:18,653 ・~ 8 00:01:18,653 --> 00:01:25,660 ・~ 9 00:01:25,660 --> 00:01:45,680 ・~ 10 00:01:45,680 --> 00:01:49,680 ・~ 11 00:01:51,686 --> 00:01:53,688 <居住区と工場地帯を分かつ・ 12 00:01:53,688 --> 00:01:55,690 首都最大の水路> 13 00:01:55,690 --> 00:01:58,693 <そこに架かる 長大な橋を渡ると・ 14 00:01:58,693 --> 00:02:03,631 そこには運搬用の水路を 縦横に巡らせた・ 15 00:02:03,631 --> 00:02:07,631 首都の工場地帯が広がっていた> 16 00:02:08,636 --> 00:02:12,640 (灯子)お兄さん ここは あの世か どっかですか? 17 00:02:12,640 --> 00:02:15,643 (煌四)あの世なんかじゃない 工場地帯… 18 00:02:15,643 --> 00:02:17,645 神の庭とか 呼ばれているらしいけど 19 00:02:17,645 --> 00:02:20,648 ここは 森とも通じてるんだ 20 00:02:20,648 --> 00:02:22,650 南端にトンネルがあって・ 21 00:02:22,650 --> 00:02:26,650 そこから 火狩りや回収車が出入りする 22 00:02:29,657 --> 00:02:33,661 僕のことは煌四でいいよ 煌四… 23 00:02:33,661 --> 00:02:35,663 煌は 「大きな火」 24 00:02:35,663 --> 00:02:38,666 四は 「安定」や「完全」を 意味するんだそうだ 25 00:02:38,666 --> 00:02:40,668 綺羅が教えてくれた 26 00:02:40,668 --> 00:02:42,670 大きな火? 27 00:02:42,670 --> 00:02:45,673 どんな火だか知らないけどね 28 00:02:45,673 --> 00:02:48,676 さっき 煌四さんの投げなさったん・ 29 00:02:48,676 --> 00:02:51,679 雷みたいじゃった 雷瓶だよ 30 00:02:51,679 --> 00:02:55,683 衝撃を与えると さっきみたいに閃光を放つんだ 31 00:02:55,683 --> 00:02:59,687 炎魔の火を使う雷瓶と 大して変わらないんだけど・ 32 00:02:59,687 --> 00:03:02,624 代わりに 雷火が入ってるんだ 33 00:03:02,624 --> 00:03:07,629 雷火が入った雷瓶 そんな貴重な物… 34 00:03:07,629 --> 00:03:11,633 さっきの しのびの正体は ただの紙切れなんだ 35 00:03:11,633 --> 00:03:13,635 神族が どっかで操ってるんだけど・ 36 00:03:13,635 --> 00:03:17,639 まじないを解けば ただの紙に戻る 37 00:03:17,639 --> 00:03:20,642 雷瓶が効いてよかったよ 38 00:03:20,642 --> 00:03:22,644 (かなたのうなり声) 39 00:03:22,644 --> 00:03:32,654 ・~ 40 00:03:32,654 --> 00:03:35,654 わあ… 41 00:03:38,660 --> 00:03:41,660 ああ… 42 00:03:43,665 --> 00:03:45,667 薬をもらうんだろ? 43 00:03:45,667 --> 00:03:51,673 お世話になった人が ひどいけがを しとりなさるんです 44 00:03:51,673 --> 00:03:54,676 木々人は 薬で村の人たちを助ける 45 00:03:54,676 --> 00:03:58,680 そして 神族しか知らないような 古い知識を持っている 46 00:03:58,680 --> 00:04:01,616 揺るる火のことも… ですか? 47 00:04:01,616 --> 00:04:04,619 えっ! どうして そんなことまで? 48 00:04:04,619 --> 00:04:08,623 (サイレン) 49 00:04:08,623 --> 00:04:11,626 あっ… 休憩時間の合図だ 急ごう 50 00:04:11,626 --> 00:04:16,626 (サイレン) 51 00:04:19,634 --> 00:04:22,634 ンッ… ウウッ 52 00:04:24,639 --> 00:04:27,642 ンッ… 駄目だ 53 00:04:27,642 --> 00:04:29,644 完全にさびて固まってる 54 00:04:29,644 --> 00:04:31,646 (かなたのうなり声) ん? 55 00:04:31,646 --> 00:04:34,646 あ… あっ ああ… 56 00:04:37,652 --> 00:04:40,652 かなた そこか? 57 00:04:41,656 --> 00:04:43,656 (鳥の鳴き声) 58 00:04:44,659 --> 00:04:46,661 木々人さん 59 00:04:46,661 --> 00:04:49,661 (鳥の鳴き声) 60 00:04:50,665 --> 00:04:52,667 木々人さん お薬を! 61 00:04:52,667 --> 00:04:55,670 仲間が ひどいけがをしておって… 62 00:04:55,670 --> 00:04:59,674 お薬を分けてもらうことは できませんか? あっ… 63 00:04:59,674 --> 00:05:01,674 行こう 64 00:05:07,615 --> 00:05:09,615 アアッ! 65 00:05:10,618 --> 00:05:15,623 私は かなたと一緒に 回収車に乗せてもろうたんです 66 00:05:15,623 --> 00:05:18,626 回収車には 私だけじゃのうて・ 67 00:05:18,626 --> 00:05:22,630 厄払いの花嫁さんたちが 乗っとりなさってて 68 00:05:22,630 --> 00:05:25,630 そいで 火穂さんの… 69 00:05:28,636 --> 00:05:30,638 村の守り神の竜神が・ 70 00:05:30,638 --> 00:05:34,642 蜘蛛に操られて 回収車を襲ったなんて… 71 00:05:34,642 --> 00:05:38,646 でも その明楽っていう 火狩りの言うとおりなら… 72 00:05:38,646 --> 00:05:41,649 僕の父は 無垢紙を使って・ 73 00:05:41,649 --> 00:05:44,652 誰に 何の手紙を 書くつもりだったんだろう 74 00:05:44,652 --> 00:05:50,658 村では 無垢紙は姫神様が 手紙を書くための献上品じゃと 75 00:05:50,658 --> 00:05:53,661 姫神… 手揺姫は祝詞を… 76 00:05:53,661 --> 00:05:57,665 この世を ことほぐ歌を書く 77 00:05:57,665 --> 00:05:59,667 手揺姫は その命によって・ 78 00:05:59,667 --> 00:06:02,603 氏族たちの異能による 治世を支え・ 79 00:06:02,603 --> 00:06:07,603 姉の常花姫は 火狩りの始祖である といわれている 80 00:06:14,615 --> 00:06:17,618 常花姫は天然の火を使い・ 81 00:06:17,618 --> 00:06:22,623 自ら人体発火を起こしながら 鎌を鍛え この世から隠れたが・ 82 00:06:22,623 --> 00:06:26,627 いまわの際に 残した言葉がある 83 00:06:26,627 --> 00:06:29,630 「千年彗星の抱える火があれば・ 84 00:06:29,630 --> 00:06:32,633 人は もう 黒い森に おびえずとも済む」 85 00:06:32,633 --> 00:06:37,638 「そして その星を狩る者は 火狩りの王と呼ばれる」 86 00:06:37,638 --> 00:06:41,642 「揺るる火を狩る 火狩りの王」 87 00:06:41,642 --> 00:06:52,653 ・~ 88 00:06:52,653 --> 00:06:57,653 これは木の幹じゃのうて… 根? 89 00:06:58,659 --> 00:07:02,597 (うなり声) 90 00:07:02,597 --> 00:07:06,601 (ムクゲ) うなるな エンは悪さをしない 91 00:07:06,601 --> 00:07:09,604 (2人)あっ あそこだ 92 00:07:09,604 --> 00:07:16,611 (ムクゲ)客人か 珍しいものを シュユが連れてきた 93 00:07:16,611 --> 00:07:18,611 (ゴモジュ)キリを呼べ 94 00:07:19,614 --> 00:07:21,616 (キリ)人間? 95 00:07:21,616 --> 00:07:25,620 (ムクゲ)シュユが連れてきた客人だ (シュユ)ん? 96 00:07:25,620 --> 00:07:29,624 (キリ)ああ だから 鳥なんか飼わすなと言ったのに 97 00:07:29,624 --> 00:07:33,628 もうちょっと ましな暇潰しを 与えてやったら どうなんだ 98 00:07:33,628 --> 00:07:36,631 で 人間が何の用? 99 00:07:36,631 --> 00:07:38,633 この子は薬が欲しい 100 00:07:38,633 --> 00:07:43,638 僕は あなた方から 話が聞けないかと思って 101 00:07:43,638 --> 00:07:47,642 くれてやるような薬は ここにはない 102 00:07:47,642 --> 00:07:50,645 薬草や医学の知識を 与えられたのは・ 103 00:07:50,645 --> 00:07:54,649 森へ遣わされた 適合者たちだけだから 104 00:07:54,649 --> 00:07:58,653 適合者? 適合者って… 105 00:07:58,653 --> 00:08:00,655 では この世界の話を 106 00:08:00,655 --> 00:08:02,590 (キリ)話? 107 00:08:02,590 --> 00:08:05,593 地上で もうすぐ争いが起こります 108 00:08:05,593 --> 00:08:08,596 神族から何か聞いていませんか? 109 00:08:08,596 --> 00:08:12,600 神族? 神族様が木々人に・ 110 00:08:12,600 --> 00:08:16,604 首都で何が起ころうと 知らせるわけがないだろう 111 00:08:16,604 --> 00:08:18,606 私らは試験体 112 00:08:18,606 --> 00:08:25,613 村の人間を助けるために 森に配属された連中とは違うんだ 113 00:08:25,613 --> 00:08:27,615 試作品で失敗作 114 00:08:27,615 --> 00:08:30,618 恥ずかしくって 人目に さらせないから・ 115 00:08:30,618 --> 00:08:36,624 神族様は私らを この隔離地区へ 閉じ込めたってわけ 116 00:08:36,624 --> 00:08:40,628 シュユ! 二度と外へ出るんじゃないよ 117 00:08:40,628 --> 00:08:43,631 人間なんて連れてくるな! (シュユ)あっ うう… 118 00:08:43,631 --> 00:08:46,634 待って… 待ってください うるさいな 119 00:08:46,634 --> 00:08:49,637 お前たち 何を教わったか知らないけど・ 120 00:08:49,637 --> 00:08:54,642 少なくとも私らは 神族様の ご寵愛は受けてないね 121 00:08:54,642 --> 00:08:58,642 (ゴモジュ)モグラ (キリ)モグラ? 122 00:08:59,647 --> 00:09:02,583 (キリ)ああ こいつらか 123 00:09:02,583 --> 00:09:06,587 あっちこっちに 雷瓶を埋めまくってるのは 124 00:09:06,587 --> 00:09:09,590 木の根伝いに分かるんだよ 125 00:09:09,590 --> 00:09:11,592 あ… 126 00:09:11,592 --> 00:09:13,594 (キリ)バレちゃ まずいんだろ? 127 00:09:13,594 --> 00:09:19,600 神族に知られるのが嫌なら これ以上 ここへ首を突っ込むな 128 00:09:19,600 --> 00:09:24,605 上の世界が どうなろうと 私らの知ったことじゃない 129 00:09:24,605 --> 00:09:27,608 エン こいつらを追い出せ 130 00:09:27,608 --> 00:09:33,614 (エンのうなり声) 131 00:09:33,614 --> 00:09:35,616 (うなり声) 132 00:09:35,616 --> 00:09:37,618 あっ… 133 00:09:37,618 --> 00:09:49,630 ・~ 134 00:09:49,630 --> 00:09:51,630 え? 135 00:09:52,633 --> 00:09:54,633 あっ… 136 00:09:56,637 --> 00:09:59,640 (ヤナギ)やめなさい 137 00:09:59,640 --> 00:10:02,643 その子供は鎌を持っている 138 00:10:02,643 --> 00:10:05,643 エンに けがをさせますよ 139 00:10:08,649 --> 00:10:10,651 ヤナギ… 140 00:10:10,651 --> 00:10:12,653 (ヤナギ)キリたちの言ったとおり・ 141 00:10:12,653 --> 00:10:18,659 我々は木々人になり損ねて ここに隔離されているのです 142 00:10:18,659 --> 00:10:22,663 私や ゴモジュと違い キリや シュユは・ 143 00:10:22,663 --> 00:10:26,667 森で やってゆけそうに 思うのですが… 144 00:10:26,667 --> 00:10:29,670 こんなもん いくら切っても生えてくる 145 00:10:29,670 --> 00:10:33,674 痛いんだ 邪魔になって しかたないんだ 146 00:10:33,674 --> 00:10:37,678 シュユは大きくならないし 中身は 赤ん坊のままさ 147 00:10:37,678 --> 00:10:40,681 森じゃ生きられない 148 00:10:40,681 --> 00:10:44,685 (ヤナギ) あなたは森を越えて来たのですね 149 00:10:44,685 --> 00:10:48,689 別の仲間の においがします 150 00:10:48,689 --> 00:10:52,693 薬をあげられないのは残念です 151 00:10:52,693 --> 00:10:57,698 世界が一度 死んだとき 神族は野に生き残った獣に・ 152 00:10:57,698 --> 00:11:01,636 火を託そうとしたのです 153 00:11:01,636 --> 00:11:06,641 かつて人は 野の生き物から火を授かった 154 00:11:06,641 --> 00:11:11,646 神族は それらの話を 逆に たどったのです 155 00:11:11,646 --> 00:11:16,651 人も神族も 共に人体発火を抱え・ 156 00:11:16,651 --> 00:11:19,654 火を使うことができなくなった 157 00:11:19,654 --> 00:11:22,657 忌むべき火を 遠ざけておくために・ 158 00:11:22,657 --> 00:11:25,660 野山の生き物へ火を返したのです 159 00:11:25,660 --> 00:11:28,663 えっ… それって 森に住む炎魔も・ 160 00:11:28,663 --> 00:11:32,667 神族につくられた っていうことなのか? 161 00:11:32,667 --> 00:11:35,670 (ヤナギ)炎魔は こうして生まれた 162 00:11:35,670 --> 00:11:40,675 黒い森に適応し 身の内に火を抱えて生きる・ 163 00:11:40,675 --> 00:11:44,679 かつては存在しなかった獣 164 00:11:44,679 --> 00:11:48,683 その体内の火が 今のようになることは・ 165 00:11:48,683 --> 00:11:52,687 神族も 予想はしていなかったようですが 166 00:11:52,687 --> 00:11:57,692 でも それなら どうして 常花姫は火の鎌を生んだんです? 167 00:11:57,692 --> 00:12:01,629 (ヤナギ)常花姫は 獣の体内で・ 168 00:12:01,629 --> 00:12:05,633 火が人を燃やさぬものに 変わっていたことを発見し・ 169 00:12:05,633 --> 00:12:10,638 人間たちを生かすために 火の鎌を鍛えた 170 00:12:10,638 --> 00:12:15,643 火を失い 住む土地を 黒い森に覆われて なお・ 171 00:12:15,643 --> 00:12:18,646 生き延びた人間たちの強さが・ 172 00:12:18,646 --> 00:12:22,650 姫神の心に 火を付けたのかもしれません 173 00:12:22,650 --> 00:12:24,652 あ… 174 00:12:24,652 --> 00:12:27,655 (ヤナギ) あなたたち人間と同じように・ 175 00:12:27,655 --> 00:12:33,661 神族も 世界の本当の死に 恐れを抱いていたのです 176 00:12:33,661 --> 00:12:36,664 じゃあ 世界は… 今の世界の姿は・ 177 00:12:36,664 --> 00:12:39,667 神族が つくったものなのか? 178 00:12:39,667 --> 00:12:44,672 (ヤナギ)昔の人間も 神族と同じ程度には冷酷で・ 179 00:12:44,672 --> 00:12:48,676 無謀であったのだろうと 思いますよ 180 00:12:48,676 --> 00:12:51,679 彼らは増え過ぎた同類や 敵対する者を・ 181 00:12:51,679 --> 00:12:56,684 効率よく排除する手段として 病原体を使って・ 182 00:12:56,684 --> 00:13:01,622 火に近づけば燃え上がる体を つくり出したのですから 183 00:13:01,622 --> 00:13:04,625 思いどおりに事が運べば・ 184 00:13:04,625 --> 00:13:07,628 必要のない人間が この星から消え去り・ 185 00:13:07,628 --> 00:13:12,628 生きるに値する人間だけが 残るはずでした 186 00:13:21,642 --> 00:13:25,642 ウッ… アア… 187 00:13:40,661 --> 00:13:44,665 僕の置いてもらっている屋敷に 腕のいい医者がいる 188 00:13:44,665 --> 00:13:48,669 その人から 薬を もらえるかもしれない 189 00:13:48,669 --> 00:13:50,671 診察をお願いできるかも 190 00:13:50,671 --> 00:13:53,674 (かなたのうなり声) (煌四/灯子)あっ… 191 00:13:53,674 --> 00:13:59,674 (かなたのうなり声) 192 00:14:06,620 --> 00:14:10,620 逃げて! ああ… 193 00:14:16,630 --> 00:14:18,630 あっ 194 00:14:26,640 --> 00:14:29,640 ああ… 195 00:14:30,644 --> 00:14:32,644 あっ… (てまりのほえ声) 196 00:14:33,647 --> 00:14:35,647 てまり… 197 00:14:41,655 --> 00:14:44,658 (明楽)灯子のバカ! どこで油売ってんの! 198 00:14:44,658 --> 00:14:47,661 明楽さん… 明楽さんこそ何で 199 00:14:47,661 --> 00:14:50,664 クンの世話しろって 言ったでしょ! 200 00:14:50,664 --> 00:14:52,666 言い訳は後で聞く 201 00:14:52,666 --> 00:14:56,666 かなた てまり! この子たちを守れ! 202 00:14:57,671 --> 00:15:00,674 あっ… 203 00:15:00,674 --> 00:15:02,610 フッ! フン! 204 00:15:02,610 --> 00:15:11,619 ・~ 205 00:15:11,619 --> 00:15:17,625 ハァ ハァ… 206 00:15:17,625 --> 00:15:23,631 (かなた/てまりのうなり声) 207 00:15:23,631 --> 00:15:37,645 ・~ 208 00:15:37,645 --> 00:15:39,647 (ひばり) このくらいにしておこうかな 209 00:15:39,647 --> 00:15:41,647 ハッ… 210 00:15:49,657 --> 00:15:55,657 (ひばり)そこの火狩りも 姫神様の御許を血で汚すな 211 00:16:03,604 --> 00:16:06,607 (うなり声) 212 00:16:06,607 --> 00:16:08,609 (ひばり)いい犬だな 213 00:16:08,609 --> 00:16:12,613 白い獣は姫神様が好まれる 214 00:16:12,613 --> 00:16:14,613 早々に立ち去れ 215 00:16:16,617 --> 00:16:21,617 (うなり声) 216 00:16:26,627 --> 00:16:28,627 あっ 217 00:16:33,634 --> 00:16:36,634 (てまりの鳴き声) 218 00:16:43,644 --> 00:16:46,644 あれが… 神族 219 00:16:48,649 --> 00:16:53,654 へえ すごいとこに住んでるんだな 220 00:16:53,654 --> 00:16:57,658 ここ 首都でも指折りの 大金持ちの家でしょう 221 00:16:57,658 --> 00:17:02,596 はあ… でも 家族とかじゃなくて 子飼いなんです 222 00:17:02,596 --> 00:17:08,602 子飼いって つまり 相続権のない養子みたいな? 223 00:17:08,602 --> 00:17:12,606 だから 役に立つ人間でなけりゃ ならないんです 224 00:17:12,606 --> 00:17:14,606 ん… 225 00:17:15,609 --> 00:17:17,611 あ… 226 00:17:17,611 --> 00:17:19,613 ほら 灯子 227 00:17:19,613 --> 00:17:23,617 本当に ありがとうございました 228 00:17:23,617 --> 00:17:28,617 木々人さんの所へも 一緒に行ってくれなさって 229 00:17:35,629 --> 00:17:39,633 それは 持っていてもらえないかな えっ… 230 00:17:39,633 --> 00:17:43,637 僕より 君の役に立つような気がする 231 00:17:43,637 --> 00:17:48,642 この状況で 形見を届けてくれた 者がいたことが分かれば・ 232 00:17:48,642 --> 00:17:52,642 いずれ灯子たちに 迷惑が かかるかもしれない 233 00:17:55,649 --> 00:17:58,649 それから これを 234 00:17:59,653 --> 00:18:03,653 ハッ… こっ こんな物 もらえません! 235 00:18:04,591 --> 00:18:06,593 あ… 236 00:18:06,593 --> 00:18:09,596 うん もらっておきな 灯子 237 00:18:09,596 --> 00:18:13,600 ありがとう 遠い所まで来てくれて 238 00:18:13,600 --> 00:18:16,603 かなたを連れてきてくれて 239 00:18:16,603 --> 00:18:19,606 ウウ… 240 00:18:19,606 --> 00:18:38,625 ・~ 241 00:18:38,625 --> 00:18:40,627 ・~ 242 00:18:40,627 --> 00:18:43,630 灯子 偉かったよ 243 00:18:43,630 --> 00:18:46,633 犬と別れるのは つらいよね 244 00:18:46,633 --> 00:18:51,638 (泣き声) 245 00:18:51,638 --> 00:18:54,641 あんたみたいなチビすけが 村を出て・ 246 00:18:54,641 --> 00:18:57,644 暗い森を越えて こんな遠い所まで… 247 00:18:57,644 --> 00:19:01,582 (泣き声) よくやったよ 248 00:19:01,582 --> 00:19:08,589 (泣き声) 249 00:19:08,589 --> 00:19:11,592 さあ 帰るよ おぶさりな 250 00:19:11,592 --> 00:19:14,595 ええです 歩けます 251 00:19:14,595 --> 00:19:18,599 そんなに泣いてるやつを 連れて歩けないよ 252 00:19:18,599 --> 00:19:21,602 私が警吏に怪しまれちまう 253 00:19:21,602 --> 00:19:23,604 (泣き声) 254 00:19:23,604 --> 00:19:26,604 (鼻をすする音) 255 00:19:31,612 --> 00:19:33,614 (クン)お姉ちゃん! どうした? クン 256 00:19:33,614 --> 00:19:35,616 (クン)遣い虫が死んじゃったから・ 257 00:19:35,616 --> 00:19:38,619 お姉ちゃんも 死んじゃったと思って 258 00:19:38,619 --> 00:19:40,621 遣い虫? 259 00:19:40,621 --> 00:19:44,625 (クン)生きてた (火穂)灯子 どこに行ってたの? 260 00:19:44,625 --> 00:19:46,627 クンは動かなくなったり 動いたと思ったら・ 261 00:19:46,627 --> 00:19:49,627 今度は泣いて暴れるし… 262 00:19:52,633 --> 00:19:55,636 (火穂)灯子 寝てるの? 263 00:19:55,636 --> 00:19:59,636 あれ かなたは? 264 00:20:03,644 --> 00:20:06,644 ウウ… 265 00:20:08,649 --> 00:20:10,649 (火穂)灯子… 266 00:20:15,656 --> 00:20:17,658 (すすり泣き) 267 00:20:17,658 --> 00:20:21,662 ・(照三のうめき声) 聞こえる 268 00:20:21,662 --> 00:20:23,664 (火穂)何? 269 00:20:23,664 --> 00:20:26,667 ・(照三の叫び声) (火穂)ハッ! 270 00:20:26,667 --> 00:20:28,669 ・(照三の叫び声) 271 00:20:28,669 --> 00:20:30,671 照三 272 00:20:30,671 --> 00:20:33,674 ・(照三のうめき声) 273 00:20:33,674 --> 00:20:39,680 ウウ… ウワーッ! 274 00:20:39,680 --> 00:20:44,680 クソ… 痛えよう 何だよ これ 275 00:20:46,687 --> 00:20:49,690 (照三)痛え 腹減った 276 00:20:49,690 --> 00:20:52,693 (火穂)ちょっと あんた 他に言うことはないの? 277 00:20:52,693 --> 00:20:56,697 ホント 護衛失格の 私が言うのも何だけど・ 278 00:20:56,697 --> 00:20:59,697 あんまり 火穂に苦労かけるんじゃないよ 279 00:21:02,636 --> 00:21:08,642 (緋名子の泣き声) 280 00:21:08,642 --> 00:21:11,645 (クヌギ)揺るる火は このような世界を見て・ 281 00:21:11,645 --> 00:21:14,648 怒っておるぞ 282 00:21:14,648 --> 00:21:17,651 手揺姫は 揺るる火を鎮めるための・ 283 00:21:17,651 --> 00:21:21,655 手紙を書き続けておるのだ 284 00:21:21,655 --> 00:21:27,661 揺るる火が荒ぶれば 世界は また焼き尽くされるぞ 285 00:21:27,661 --> 00:21:31,665 神族は それを怖がっているのだ 286 00:21:31,665 --> 00:21:34,668 わしは知っておるぞ 287 00:21:34,668 --> 00:21:38,672 火狩りの王が 現れようとしているのだ 288 00:21:38,672 --> 00:21:43,677 その名を付けた 常花姫の思いのとおりに 289 00:21:43,677 --> 00:21:48,682 人が神族に代わって 揺るる火に許しを乞うのだ 290 00:21:48,682 --> 00:21:53,687 火狩りの王が 揺るる火に 291 00:21:53,687 --> 00:21:58,692 だが それも 揺るる火の耳には入るまい 292 00:21:58,692 --> 00:22:01,628 その怒りは止まるまい 293 00:22:01,628 --> 00:22:06,633 揺るる火が 世界を焼き尽くすなら そうさせろ 294 00:22:06,633 --> 00:22:08,635 迎え火をともせ 295 00:22:08,635 --> 00:22:12,635 星を呼ぶ迎え火を! 296 00:22:20,647 --> 00:22:40,667 ・~ 297 00:22:40,667 --> 00:23:00,687 ・~ 298 00:23:00,687 --> 00:23:20,640 ・~ 299 00:23:20,640 --> 00:23:40,660 ・~ 300 00:23:40,660 --> 00:23:48,660 ・~ 301 00:23:50,670 --> 00:23:59,670 ・~