1 00:00:01,518 --> 00:00:04,521 <火狩り灰十の遺族 煌四と緋名子の元へ・ 2 00:00:04,521 --> 00:00:07,524 かなたは帰った> 3 00:00:07,524 --> 00:00:10,527 <一方 燠火家当主 油百七は・ 4 00:00:10,527 --> 00:00:14,531 黒い森に住む蜘蛛たちの 首都侵攻に備え・ 5 00:00:14,531 --> 00:00:19,531 煌四に雷撃砲の完成を 急がせていた> 6 00:00:20,537 --> 00:00:40,557 ・~ 7 00:00:40,557 --> 00:01:00,577 ・~ 8 00:01:00,577 --> 00:01:18,528 ・~ 9 00:01:18,528 --> 00:01:25,535 ・~ 10 00:01:25,535 --> 00:01:45,555 ・~ 11 00:01:45,555 --> 00:01:50,555 ・~ 12 00:01:53,563 --> 00:01:55,565 (油百七)確かに この犬が・ 13 00:01:55,565 --> 00:01:59,569 君たちの お父上が 連れていた狩り犬なのだね? 14 00:01:59,569 --> 00:02:03,507 崖のトンネルを抜けて ということか… 15 00:02:03,507 --> 00:02:08,512 しかし 犬だけ帰ってきた ということは… 16 00:02:08,512 --> 00:02:13,512 (煌四)んん… (緋名子のすすり泣き) 17 00:02:15,519 --> 00:02:18,522 (火華)その犬 あの炉六とかいう 火狩りに・ 18 00:02:18,522 --> 00:02:20,524 連れていかせることは できないの? 19 00:02:20,524 --> 00:02:23,527 (綺羅)お母様 そんな… 20 00:02:23,527 --> 00:02:25,529 (火華)ごめんなさいね 21 00:02:25,529 --> 00:02:29,533 煌四さんや緋名子ちゃんに 悪気があって言うのではないのよ 22 00:02:29,533 --> 00:02:32,536 私 どうしても獣が駄目で 23 00:02:32,536 --> 00:02:37,541 かまわん 煌四君たち兄妹にとって 大切な犬だ 24 00:02:37,541 --> 00:02:41,545 我が家に置くのに 何の問題も ないだろう 25 00:02:41,545 --> 00:02:44,548 犬の1匹や2匹… 26 00:02:44,548 --> 00:02:48,548 拾いものを養うのは これで3匹目よ 27 00:02:50,554 --> 00:02:54,558 (油百七)洗ってやりなさい そのあとで餌を与えるんだ 28 00:02:54,558 --> 00:02:56,560 (緋名子)私の お部屋に入れちゃ 駄目ですか? 29 00:02:56,560 --> 00:02:58,562 あっ… 30 00:02:58,562 --> 00:03:02,499 (油百七) まあ いいだろう かまわんよ 31 00:03:02,499 --> 00:03:06,499 そのほうが緋名子君の容体も 落ち着きそうだ 32 00:03:21,518 --> 00:03:27,518 緋名子 父さんはな 森で死んだ 33 00:03:29,526 --> 00:03:32,529 ん? 緋名子? 34 00:03:32,529 --> 00:03:34,529 ん? 35 00:03:37,534 --> 00:03:41,538 かなたが帰ってきて よかったな 36 00:03:41,538 --> 00:03:43,540 ・(遠雷) 37 00:03:43,540 --> 00:03:46,543 今度 ちゃんと お礼をしなきゃな 38 00:03:46,543 --> 00:03:49,546 かなたを 連れてきてくれた人たちに 39 00:03:49,546 --> 00:03:53,546 寝るときは ちゃんと寝台を使うんだぞ 40 00:04:00,557 --> 00:04:02,557 (雷鳴) 41 00:04:07,497 --> 00:04:09,497 ん? 42 00:04:12,502 --> 00:04:14,502 あっ… 43 00:04:16,506 --> 00:04:20,510 (ドアの開閉音) 遅くなりました 44 00:04:20,510 --> 00:04:24,514 あっ… (炉六)よう 坊主 45 00:04:24,514 --> 00:04:26,516 (明楽)はじめまして あっ 46 00:04:26,516 --> 00:04:29,519 (炉六)今 当主殿にも 話していたところなんだが・ 47 00:04:29,519 --> 00:04:34,519 この火狩りの娘は 当主殿に 大切な知らせがあるそうだ 48 00:04:37,527 --> 00:04:43,527 火急の用なのだろう このまま話してもらって結構だ 49 00:04:47,537 --> 00:04:50,537 蜘蛛が 動きだしました 50 00:04:51,541 --> 00:04:54,544 西の森で 竜に襲われた回収車を見ました 51 00:04:54,544 --> 00:04:56,546 襲われた回収車? 52 00:04:56,546 --> 00:05:00,550 2台とも ひどいありさまでした 53 00:05:00,550 --> 00:05:03,486 竜は どこかの 守り神だったようです 54 00:05:03,486 --> 00:05:06,489 蜘蛛が毒虫に かませて 操ったのではないかと 55 00:05:06,489 --> 00:05:11,494 森の入り江でも 火に焼かれた 火狩りたちが大勢 死んでいた 56 00:05:11,494 --> 00:05:15,498 蜘蛛たちが古代の火を 扱える体になったことを・ 57 00:05:15,498 --> 00:05:18,501 当主殿は ご存じですか? 58 00:05:18,501 --> 00:05:20,503 回収車が守り神に襲われ・ 59 00:05:20,503 --> 00:05:23,506 大勢の火狩りが 蜘蛛の使う古代の火で・ 60 00:05:23,506 --> 00:05:26,509 焼き殺された… というのか 61 00:05:26,509 --> 00:05:31,514 このままでは 回収車を待つ村々に 火が供給されません 62 00:05:31,514 --> 00:05:36,519 次の回収車を すぐにでも 出発させていただきたい 63 00:05:36,519 --> 00:05:41,524 だが それは 神族に進言すべきことでは? 64 00:05:41,524 --> 00:05:43,526 それでは間に合いません 65 00:05:43,526 --> 00:05:46,529 姫神の憑依獣が 回収車を襲った段階で・ 66 00:05:46,529 --> 00:05:49,532 神族は それに気付いたはず 67 00:05:49,532 --> 00:05:53,536 しかし 何の手も 打った様子は ありません 68 00:05:53,536 --> 00:05:57,536 どうやら神様たちは 当てにならないようだ 69 00:05:58,541 --> 00:06:01,478 (油百七)回収車の乗員の鑑札か 70 00:06:01,478 --> 00:06:05,482 焼け焦げた死体から 1つ もらってきました 71 00:06:05,482 --> 00:06:10,482 証拠と利益の見込みなしには 首都の人間は動かない 72 00:06:11,488 --> 00:06:16,493 村に住む人間たちは 素朴な信仰心があついと聞く 73 00:06:16,493 --> 00:06:19,496 確かに ここで首都の工場が 恩を売っておいて・ 74 00:06:19,496 --> 00:06:22,496 損は ないかもしれん 75 00:06:23,500 --> 00:06:25,502 流れの火狩りだということだが・ 76 00:06:25,502 --> 00:06:30,507 蜘蛛について もっと 調べてもらうことは できるかね 77 00:06:30,507 --> 00:06:33,510 回収車を出してもらえるなら 78 00:06:33,510 --> 00:06:36,513 (油百七) 明日にでも手はずを整えよう 79 00:06:36,513 --> 00:06:40,517 入り江から舟で首都まで2日 80 00:06:40,517 --> 00:06:42,519 蜘蛛が首都へ 向かっているとすれば・ 81 00:06:42,519 --> 00:06:45,522 仲間を集めながら森を抜けるはず 82 00:06:45,522 --> 00:06:49,522 10日… というところでしょうか 83 00:06:51,528 --> 00:06:55,528 では我々は これで… (てまりの鳴き声) 84 00:07:02,472 --> 00:07:06,476 (油百七)しかし ここにきて いろいろ珍妙な連中が・ 85 00:07:06,476 --> 00:07:09,479 首を突っ込んでくるものだな 86 00:07:09,479 --> 00:07:11,481 大昔の人間たちは・ 87 00:07:11,481 --> 00:07:16,486 道楽のために あんな品種を つくり出したそうだが… 88 00:07:16,486 --> 00:07:20,490 他にも 不確定要素が 加わるかもしれません 89 00:07:20,490 --> 00:07:25,495 君が以前 言っていた 千年彗星とやらのことかね? 90 00:07:25,495 --> 00:07:32,502 旧世界の人間が神族と共に製造し 制御し切れなくなったという 91 00:07:32,502 --> 00:07:36,502 おとぎ話の類いだろう 92 00:07:37,507 --> 00:07:39,509 犬が好きなんだね 93 00:07:39,509 --> 00:07:43,513 てまりが私以外の人間に こんなに懐くなんて 初めてだ 94 00:07:43,513 --> 00:07:45,515 ありがとうございます 95 00:07:45,515 --> 00:07:48,518 大事な狩り犬を 抱かせてくださって 96 00:07:48,518 --> 00:07:51,521 また連れてくるよ 97 00:07:51,521 --> 00:07:53,521 あ… 98 00:07:54,524 --> 00:07:56,524 フフッ 99 00:07:57,527 --> 00:07:59,527 ん? 100 00:08:04,467 --> 00:08:09,472 ああ ハァ… 101 00:08:09,472 --> 00:08:13,476 (ひばり) がん首そろえて蜘蛛退治の算段か あっ… ハッ 102 00:08:13,476 --> 00:08:17,480 (ひばり)そう怖がるな 取って食おうってわけじゃない 103 00:08:17,480 --> 00:08:19,480 ハッ… 104 00:08:20,483 --> 00:08:22,485 まずは名乗ろうか 105 00:08:22,485 --> 00:08:29,492 風氏族の ひばり しのびの統括を任されている 106 00:08:29,492 --> 00:08:31,494 風… 氏族 107 00:08:31,494 --> 00:08:35,498 (ひばり) お前と あの村娘は面白いなあ 108 00:08:35,498 --> 00:08:39,502 お前たちは ここが いかなる 世界かを知ろうとしている 109 00:08:39,502 --> 00:08:42,505 どうにか助かろうと あがくのでもない 110 00:08:42,505 --> 00:08:44,507 破滅を望むのでもない 111 00:08:44,507 --> 00:08:47,510 この世界が いかにあるのか・ 112 00:08:47,510 --> 00:08:51,510 ただ それだけを知ろうと 強く思っている 113 00:08:53,516 --> 00:08:55,518 (ひばり)あの火狩りの言葉を 補足しておこう 114 00:08:55,518 --> 00:08:57,520 あっ 115 00:08:57,520 --> 00:09:00,523 蜘蛛が来るのは 今から9日後の夜だ 116 00:09:00,523 --> 00:09:06,462 森に散在する仲間を集め 天然の火を携えて首都を襲う 117 00:09:06,462 --> 00:09:08,464 なぜ それを僕に話すんだ 118 00:09:08,464 --> 00:09:11,467 (ひばり)面白いからだよ 119 00:09:11,467 --> 00:09:13,469 蜘蛛が首都を 焼き尽くそうというのなら・ 120 00:09:13,469 --> 00:09:16,472 そうすればいい 121 00:09:16,472 --> 00:09:19,475 そろそろ 寿命が尽きるのかもしれないな 122 00:09:19,475 --> 00:09:22,478 この世界の寿命が 123 00:09:22,478 --> 00:09:28,484 まあ 破滅は蜘蛛が もたらすのではないかもしれない 124 00:09:28,484 --> 00:09:33,489 蜘蛛より先に星の子が 帰ってくるつもりらしいから 125 00:09:33,489 --> 00:09:36,492 揺るる火のことか? 126 00:09:36,492 --> 00:09:39,495 火狩りの王 127 00:09:39,495 --> 00:09:42,498 お前の父親は それになる者かもしれなかった 128 00:09:42,498 --> 00:09:44,500 え? 129 00:09:44,500 --> 00:09:48,500 (ひばり)森で倒れたのは 幸運だったのかもしれないな 130 00:09:50,506 --> 00:09:54,510 揺るる火を狩ることは 僕が許さない 131 00:09:54,510 --> 00:10:05,510 ・~ 132 00:10:06,522 --> 00:10:08,522 ハッ… 133 00:10:23,539 --> 00:10:26,542 (炬口家当主)お待たせしました 134 00:10:26,542 --> 00:10:30,546 何とか設計図どおりに 組み上げたが… 135 00:10:30,546 --> 00:10:32,548 紹介しておこう 136 00:10:32,548 --> 00:10:36,552 発射装置の製作をお願いした 炬口家の当主殿と… 137 00:10:36,552 --> 00:10:39,555 (燻家当主) 燻家は栽培工場ですが・ 138 00:10:39,555 --> 00:10:42,558 炬口さんに 手伝っていただきました 139 00:10:42,558 --> 00:10:45,561 はじめまして 煌四です 140 00:10:45,561 --> 00:10:47,563 心配は ご無用に願いたい 141 00:10:47,563 --> 00:10:50,566 彼は学院の元特別生で・ 142 00:10:50,566 --> 00:10:53,569 今は我が家で 研究を行ってもらっているが・ 143 00:10:53,569 --> 00:10:56,569 今回の作戦の発案者だ 144 00:10:57,573 --> 00:11:02,512 皆さん 来るべきときに 万事 滞りなきよう 145 00:11:02,512 --> 00:11:04,512 では あちらへ 146 00:11:12,522 --> 00:11:14,524 回収車… 147 00:11:14,524 --> 00:11:16,526 十分な動力を引き出すために・ 148 00:11:16,526 --> 00:11:20,526 整備中の回収車を お借りして使います 149 00:11:30,540 --> 00:11:32,540 おお… 150 00:11:34,544 --> 00:11:36,544 これは… 151 00:11:37,547 --> 00:11:41,551 (炬口家当主)はい 実は これが どう作動するのか… 152 00:11:41,551 --> 00:11:44,554 この装置は 中央書庫で発見した・ 153 00:11:44,554 --> 00:11:48,558 旧時代の兵器を参考に 設計しました 154 00:11:48,558 --> 00:11:51,561 旧時代の人々は この装置のことを・ 155 00:11:51,561 --> 00:11:54,561 高射砲と呼んでいたようです 156 00:11:56,566 --> 00:11:59,569 過日 高射砲と呼ばれた兵器は・ 157 00:11:59,569 --> 00:12:02,505 高高度を飛行する航空機を 狙い撃つため・ 158 00:12:02,505 --> 00:12:05,508 大迎角や速い旋回速度・ 159 00:12:05,508 --> 00:12:09,512 長大な砲身を 必要としたようですが… 160 00:12:09,512 --> 00:12:14,517 今回の計画では 地上の固定目標に 落下させるのが目的ですから・ 161 00:12:14,517 --> 00:12:16,519 そこまでは… 162 00:12:16,519 --> 00:12:18,521 了解した 163 00:12:18,521 --> 00:12:22,525 砲弾には雷火を充填した 雷瓶を納めます 164 00:12:22,525 --> 00:12:27,530 (油百七)うむ その砲弾の威力は 先日 見せてもらった 165 00:12:27,530 --> 00:12:47,550 ・~ 166 00:12:47,550 --> 00:13:07,503 ・~ 167 00:13:07,503 --> 00:13:21,517 ・~ 168 00:13:21,517 --> 00:13:25,517 (執事) 旦那様 準備が整いました 169 00:13:28,524 --> 00:13:32,528 風向きが変わらないうちに 打ち上げましょう 170 00:13:32,528 --> 00:13:34,530 始めろ 171 00:13:34,530 --> 00:13:36,532 (執事)かしこまりました 172 00:13:36,532 --> 00:13:53,549 ・~ 173 00:13:53,549 --> 00:13:57,553 (放電音) 174 00:13:57,553 --> 00:13:59,553 ハッ… 175 00:14:04,494 --> 00:14:09,494 (衝撃音) 176 00:14:12,502 --> 00:14:16,506 雷撃そのものが 人体を 発火させることはありませんが・ 177 00:14:16,506 --> 00:14:20,510 瞬間的に発生した衝撃波が 周辺の建物を倒壊させ・ 178 00:14:20,510 --> 00:14:24,514 部分的な火災を起こす 可能性はあります 179 00:14:24,514 --> 00:14:28,518 実際に使用する 雷瓶の威力は? 180 00:14:28,518 --> 00:14:31,521 これの倍か それ以上… 181 00:14:31,521 --> 00:14:34,524 結構だ それだけの威力があれば・ 182 00:14:34,524 --> 00:14:37,527 蜘蛛は もちろん 神族も無事では済むまい 183 00:14:37,527 --> 00:14:39,529 えっ… 184 00:14:39,529 --> 00:14:44,534 神宮での埋め込みも 明日の夜には完了する 185 00:14:44,534 --> 00:14:47,537 神宮にも… でも それだと・ 186 00:14:47,537 --> 00:14:51,541 神族たちの戦いに 直接 介入することに… 187 00:14:51,541 --> 00:14:53,541 介入するのだ 188 00:14:54,544 --> 00:15:00,550 まさか 神族と蜘蛛が都合良く 共倒れに なってくれたらなどと・ 189 00:15:00,550 --> 00:15:04,550 虫の いいことを 考えてはいないだろうな 190 00:15:06,489 --> 00:15:26,509 ・~ 191 00:15:26,509 --> 00:15:30,513 ・~ 192 00:15:30,513 --> 00:15:32,515 (作業員)回収車 起動します 193 00:15:32,515 --> 00:15:37,520 (起動音) 194 00:15:37,520 --> 00:15:51,534 ・~ 195 00:15:51,534 --> 00:15:54,537 (サイレン) 196 00:15:54,537 --> 00:15:59,537 午後の操業が始まる 大きな音を隠すなら… 197 00:16:02,478 --> 00:16:06,478 (発射音) 198 00:16:16,492 --> 00:16:21,492 (放電音) 199 00:16:46,522 --> 00:16:49,522 ん? あっ… 200 00:16:57,533 --> 00:16:59,535 雷瓶 ありがとう 201 00:16:59,535 --> 00:17:01,470 仲間に大けがしたやつがいてさ 202 00:17:01,470 --> 00:17:06,475 あれで薬代と医者への支払いが 一度に済んじゃったよ 203 00:17:06,475 --> 00:17:08,477 あの鑑札の方ですか? 204 00:17:08,477 --> 00:17:11,480 ハッ な? 勘のいいやつだろ 205 00:17:11,480 --> 00:17:16,485 まあ 頭の良さを別にすれば ただの生意気なガキだがな 206 00:17:16,485 --> 00:17:19,488 フッ… ん? 207 00:17:19,488 --> 00:17:23,492 お察しのとおり 昔からの知り合いなのよ 208 00:17:23,492 --> 00:17:26,495 島から渡ってきて ぷらぷら くすぶってた この人に 209 00:17:26,495 --> 00:17:31,500 火狩りにならないかって 声をかけたのが 私の兄ちゃん 210 00:17:31,500 --> 00:17:35,504 それじゃ 明楽さんは もともと首都に 211 00:17:35,504 --> 00:17:37,506 兄が むちゃする人でね 212 00:17:37,506 --> 00:17:40,509 兄妹そろって 首都に いられなくなって・ 213 00:17:40,509 --> 00:17:43,512 流れの火狩りになったってわけ 214 00:17:43,512 --> 00:17:47,512 首都付の火狩りだったんですか? お兄さんが? 215 00:17:48,517 --> 00:17:53,522 あの… もしかして お兄さんの髪も あなたと同じ赤? 216 00:17:53,522 --> 00:17:56,525 え? あ? 217 00:17:56,525 --> 00:17:59,525 一緒に 来てもらえませんか? 218 00:18:00,529 --> 00:18:02,529 (てまりの鳴き声) 219 00:18:11,474 --> 00:18:13,476 きれいね 220 00:18:13,476 --> 00:18:15,478 よく こんな所に入れたな 221 00:18:15,478 --> 00:18:21,484 ええ 学院の教師に 特別に 許可を取っていただきました 222 00:18:21,484 --> 00:18:24,484 あの辺りに 隠すように置いてありました 223 00:18:25,488 --> 00:18:28,491 炎魔や この世界について 書かれた本… 224 00:18:28,491 --> 00:18:34,497 というより そのために 集められた資料と その分析結果 225 00:18:34,497 --> 00:18:39,502 そして そのことに対する ある個人の膨大なメモと意見… 226 00:18:39,502 --> 00:18:41,502 ということでしょうか 227 00:18:42,505 --> 00:18:46,509 書庫に この本を置いていったのは 赤い髪の… 228 00:18:46,509 --> 00:18:50,513 そして その立ち振る舞いや においから・ 229 00:18:50,513 --> 00:18:52,515 多分 火狩りだったと 230 00:18:52,515 --> 00:18:57,520 そんな物騒な物を 何で書庫なんかに隠すんだ 231 00:18:57,520 --> 00:18:59,522 兄ちゃんだ 232 00:18:59,522 --> 00:19:02,458 そういう危ないことやるから… 233 00:19:02,458 --> 00:19:07,458 ホント 慎重なんだかバカなんだか 234 00:19:12,468 --> 00:19:16,472 ・(照三)あ~ 駄目だ もう気持ち悪くって 235 00:19:16,472 --> 00:19:18,474 ・(火穂)いいから食べなさい! 236 00:19:18,474 --> 00:19:21,477 ・せめて立てるようにならないと この長屋でも・ 237 00:19:21,477 --> 00:19:24,480 もうすぐ蜘蛛が攻めてくるって うわさで持ちきりよ 238 00:19:24,480 --> 00:19:28,484 ・いざってときに 足手まといに なられちゃ困るのよ 239 00:19:28,484 --> 00:19:31,487 ・(照三)ええ… 240 00:19:31,487 --> 00:19:33,489 (クン)ハハ フフッ (火穂)ほら 肩までつかる 241 00:19:33,489 --> 00:19:38,489 (照三のいびき) 242 00:19:46,502 --> 00:19:49,502 (てまりの鳴き声) (灯子)んん… 243 00:19:51,507 --> 00:19:55,507 明楽さん 帰りなさったんですか? 244 00:19:56,512 --> 00:20:00,516 灯子 寝れないんだったら 上へ行こう 245 00:20:00,516 --> 00:20:02,518 あっ… 246 00:20:02,518 --> 00:20:12,528 ・~ 247 00:20:12,528 --> 00:20:15,528 フゥ… 248 00:20:17,533 --> 00:20:20,536 ああ… 249 00:20:20,536 --> 00:20:23,539 あさって 回収車が出る 250 00:20:23,539 --> 00:20:27,543 あんたは それに乗って村へ帰りな えっ… 251 00:20:27,543 --> 00:20:31,547 灯子は 立派に務めを果たした 252 00:20:31,547 --> 00:20:34,547 今度は無事に村へ帰らなくっちゃ 253 00:20:36,552 --> 00:20:41,557 灯子 私の兄はね 神族に殺された 254 00:20:41,557 --> 00:20:44,560 ハッ… 千年彗星… 255 00:20:44,560 --> 00:20:48,564 揺るる火のことを 神宮に直訴に行って・ 256 00:20:48,564 --> 00:20:53,569 かえって神族にとって 危険なやつだと思われたんだ 257 00:20:53,569 --> 00:20:55,571 早すぎたのさ 258 00:20:55,571 --> 00:20:57,573 今なら… 259 00:20:57,573 --> 00:21:02,573 首都の住人にも 蜘蛛の襲来が うわさされるようになった今なら 260 00:21:03,512 --> 00:21:06,512 灯子の持ってきた 無垢紙が役に立つ 261 00:21:09,518 --> 00:21:11,520 帰ってきた揺るる火に 会うためには・ 262 00:21:11,520 --> 00:21:17,526 無垢紙に書かれた願い文を 神宮に届けなきゃならないんだ 263 00:21:17,526 --> 00:21:21,530 私は 願い文を持って神宮に行く 264 00:21:21,530 --> 00:21:25,534 たとえ殺されることになっても… 265 00:21:25,534 --> 00:21:27,536 誰かが星を狩る 266 00:21:27,536 --> 00:21:29,538 火狩りの王の称号は・ 267 00:21:29,538 --> 00:21:32,538 誰が持つことになったって かまわない 268 00:21:33,542 --> 00:21:38,542 明楽さん 私を連れてってもらえんですか? 269 00:21:41,550 --> 00:21:45,554 連れてってもらえんのなら 無垢紙は渡せません 270 00:21:45,554 --> 00:21:47,556 フッ… 271 00:21:47,556 --> 00:21:49,558 (くしゃみ) 272 00:21:49,558 --> 00:21:53,562 神宮には あの恐ろしい神族が たくさんおらすんでしょ? 273 00:21:53,562 --> 00:21:58,567 明楽さん一人で 願い文を届けられるんですか? 274 00:21:58,567 --> 00:22:03,505 明楽さん 私は大事な人が 危ない目に… 275 00:22:03,505 --> 00:22:07,505 死ぬのは もう嫌じゃ… 276 00:22:09,511 --> 00:22:11,513 明楽さん… 277 00:22:11,513 --> 00:22:16,513 明楽さんが 火狩りの王に なるべきじゃと思います 278 00:22:20,522 --> 00:22:40,542 ・~ 279 00:22:40,542 --> 00:23:00,562 ・~ 280 00:23:00,562 --> 00:23:20,516 ・~ 281 00:23:20,516 --> 00:23:40,536 ・~ 282 00:23:40,536 --> 00:23:48,536 ・~ 283 00:23:50,546 --> 00:23:59,546 ・~