1 00:00:00,501 --> 00:00:02,628 (扉が開く) 2 00:00:03,629 --> 00:00:05,631 (左門)源吾! 3 00:00:08,801 --> 00:00:11,345 新之助が… 4 00:00:11,345 --> 00:00:13,347 死んだ! 5 00:00:13,347 --> 00:00:15,516 (源吾)えっ… 6 00:00:19,186 --> 00:00:21,355 新之助が… 7 00:00:21,355 --> 00:00:24,358 なぜだ! いつ 何があって!? 8 00:00:25,359 --> 00:00:27,653 一刻ほど前のことだ 9 00:00:39,206 --> 00:00:41,375 (新之助) では 行ってまいります 10 00:00:41,375 --> 00:00:44,545 (秋代)はいはい 今日も精進なさい 11 00:00:44,545 --> 00:00:46,547 はい 12 00:01:13,699 --> 00:01:16,869 (鐘の音) 13 00:01:27,087 --> 00:01:30,257 (新之助) お久しぶりです 父上 14 00:01:30,257 --> 00:01:34,428 昨日 実は 父上の日記を読ませてもらいました 15 00:01:34,428 --> 00:01:40,267 毎日 何をして過ごしたか どこに火消に行ったか 何を食べたか 16 00:01:40,267 --> 00:01:45,439 事細かに書かれてあって 父上らしいなあって 17 00:01:45,439 --> 00:01:50,277 ホントにバカ真面目な火消だったんだなあって 思いましたよ 18 00:01:50,277 --> 00:01:54,615 でも ちょっと うるっとくる場面もあったかな 19 00:01:55,741 --> 00:01:58,911 まったく 口下手すぎますよ 20 00:01:58,911 --> 00:02:04,750 私みたいに もっとおしゃべりだったら お互い分かり合えてたかもしれないのに 21 00:02:04,750 --> 00:02:07,628 もっと色々 直接聞きたかったです 22 00:02:07,628 --> 00:02:10,631 父上が 火消として大事にしていたこと 23 00:02:10,631 --> 00:02:15,135 本当は私に 火消を目指してほしいと思っていたこと 24 00:02:15,135 --> 00:02:18,764 もっともっと 会話ができていれば… 25 00:02:18,764 --> 00:02:22,935 まあ でも 私も いざとなったら本音が言えないし 26 00:02:22,935 --> 00:02:25,771 その辺は父上に似たのかな 27 00:02:29,149 --> 00:02:31,151 もう行かないと 28 00:02:31,151 --> 00:02:34,488 また来ます 今度は母上も一緒に 29 00:02:34,488 --> 00:02:37,950 父上の言葉 御頭にも伝えますね 30 00:02:41,328 --> 00:02:43,497 (半鐘の音) 31 00:02:43,497 --> 00:02:45,791 火事!? 32 00:02:45,791 --> 00:02:48,794 (半鐘の音) 33 00:02:48,794 --> 00:02:51,505 そんなに遠くない 品川? 34 00:02:51,505 --> 00:02:53,966 いや 目黒の方か! 35 00:03:00,514 --> 00:03:03,517 あっ あいつは! 36 00:03:06,353 --> 00:03:08,355 秀助! 37 00:03:11,984 --> 00:03:14,528 くっ… (半鐘の音) 38 00:03:14,528 --> 00:03:17,990 今は 致し方なしか! 39 00:03:28,542 --> 00:03:30,711 煙が黒すぎる 40 00:03:30,711 --> 00:03:33,005 普通の火事とは様子が違う 41 00:03:35,382 --> 00:03:38,844 ああっ すみません 火元がどこか知っていますか? 42 00:03:38,844 --> 00:03:42,723 えっ? 行人坂の大円寺らしいけど 43 00:03:42,723 --> 00:03:44,850 しかも 火付けだってよ! 44 00:03:45,851 --> 00:03:47,853 火付け… 45 00:03:47,853 --> 00:03:52,024 行人坂なんて 目黒不動への参詣客でいっぱいだろうに 46 00:03:52,024 --> 00:03:55,027 とてつもない被害が出てしまう はあ? 47 00:03:55,027 --> 00:03:57,571 も… もう行っていいかい? 48 00:03:57,571 --> 00:04:00,574 あっ その前に 49 00:04:01,575 --> 00:04:05,245 私は 新庄藩の鳥越新之助と申します 50 00:04:05,245 --> 00:04:10,042 これを礼に 上屋敷に行って 全火消を出すよう言ってもらえますか? 51 00:04:10,042 --> 00:04:13,045 な… あんた まさかぼろ鳶かい? 52 00:04:13,045 --> 00:04:15,255 さては また火をつけたのか!? 53 00:04:15,255 --> 00:04:18,592 私達は 断じて 火付けなどいたしません! 54 00:04:18,592 --> 00:04:21,428 あ… 55 00:04:21,428 --> 00:04:26,600 お願いしますよ 必ず みんなを呼んできてください 56 00:04:26,600 --> 00:04:28,769 あ… 57 00:04:28,769 --> 00:04:31,605 あっ ちょっ おい! 58 00:04:37,778 --> 00:04:39,780 あれは丹羽家の… 59 00:04:40,781 --> 00:04:44,076 大谷殿! (大谷)これは 鳥越殿 60 00:04:44,076 --> 00:04:47,287 私も手伝います! あ… 61 00:04:47,287 --> 00:04:50,457 色々大変なときに かたじけない 62 00:04:50,457 --> 00:04:53,627 寺には 我々の鳶達が既に向かいましたので 63 00:04:53,627 --> 00:04:56,797 鳥越殿には もう一方に来てもらえますか? 64 00:04:56,797 --> 00:04:58,924 はい もちろん! 65 00:04:58,924 --> 00:05:02,928 実は 上大崎の土蔵の隣にある楠から 66 00:05:02,928 --> 00:05:05,806 黒煙が噴出しているというのです 67 00:05:05,806 --> 00:05:09,101 しかし 火は見当たらず… あっ! 68 00:05:09,101 --> 00:05:13,313 土蔵の周囲も 異様な熱さに包まれているとのことで 69 00:05:13,313 --> 00:05:15,482 何かがおかしいのです 70 00:05:15,482 --> 00:05:17,484 すぐ向かいましょう! 71 00:05:18,485 --> 00:06:08,535 ♪♪~ 72 00:06:52,704 --> 00:06:55,916 あっ あんなに人が集まって… 73 00:06:58,418 --> 00:07:03,715 皆さん 近づかないでください! 何があるか分かりません! 74 00:07:03,715 --> 00:07:06,260 誰だい? あんた 偉そうに 75 00:07:06,260 --> 00:07:09,429 えっ あっ 私は… 76 00:07:11,932 --> 00:07:15,102 丹羽家の火消だ 道を開けよ! 77 00:07:30,284 --> 00:07:32,286 (犬が吠える) 78 00:07:34,580 --> 00:07:37,291 中から燻されているのか? 79 00:07:37,291 --> 00:07:42,296 急いで消さねば 周囲に燃え移り この辺一帯も火の海だ 80 00:07:42,296 --> 00:07:44,464 水を! おう! 81 00:07:49,761 --> 00:07:52,472 しかし なぜ このようなことが… 82 00:07:53,974 --> 00:07:57,978 お前は何でここにいるんだ? (犬が吠える) 83 00:07:57,978 --> 00:08:00,772 どうした 中に何かあるのか? 84 00:08:08,322 --> 00:08:11,158 熱っ! これは… 85 00:08:11,158 --> 00:08:13,160 朱土竜の兆候!? 86 00:08:14,161 --> 00:08:16,788 朱土竜ですと!? はい 87 00:08:16,788 --> 00:08:20,500 味噌や泥も 木枠に隙間なく塗り込まれています 88 00:08:20,500 --> 00:08:25,005 そんな… まさか これも狐火の仕業か! 89 00:08:26,006 --> 00:08:28,008 シッ! 90 00:08:28,008 --> 00:08:33,013 (複数の犬の鳴き声) 91 00:08:33,013 --> 00:08:36,350 この声は 犬!? 92 00:08:37,351 --> 00:08:40,520 お前 仲間を助けてほしいのか!? 93 00:08:40,520 --> 00:08:42,522 (犬が吠える) 94 00:08:42,522 --> 00:08:44,524 中に犬もいると!? 95 00:08:44,524 --> 00:08:46,526 そのようです 96 00:08:47,527 --> 00:08:51,657 皆さん ここは危険です 早く離れてください! 97 00:08:58,038 --> 00:09:01,541 鳥越殿 楠の方は対処しました 98 00:09:01,541 --> 00:09:04,378 あとは 我々もここを離れましょう 99 00:09:04,378 --> 00:09:06,838 いえ 犬達を置いてはいけません 100 00:09:06,838 --> 00:09:11,051 でも 朱土竜ですよ? 鎮まるまで待つしかありません 101 00:09:11,051 --> 00:09:13,845 それだと 犬達は死んでしまいます 102 00:09:13,845 --> 00:09:16,682 まさか 開けるおつもりですか!? 103 00:09:16,682 --> 00:09:19,393 はい 104 00:09:19,393 --> 00:09:21,687 私が助けてやるからな 105 00:09:21,687 --> 00:09:24,064 正気ですか? 犬ですよ!? 106 00:09:24,064 --> 00:09:27,401 開けたら あなただって ただじゃ済まない 107 00:09:27,401 --> 00:09:29,695 それが何だって言うんですか? 108 00:09:29,695 --> 00:09:34,074 その犬ですら 仲間のために火に立ち向かおうとしています 109 00:09:34,074 --> 00:09:36,868 そんな者を 私は放っておけません! 110 00:09:36,868 --> 00:09:40,872 それに 火消は命を救うのが本分 111 00:09:40,872 --> 00:09:44,876 どんな命でも たとえ自分が死ぬとしても 112 00:09:44,876 --> 00:09:47,421 私は御頭から そう教わりました 113 00:09:47,421 --> 00:09:50,257 ですが これは明らかに罠です! 114 00:09:50,257 --> 00:09:55,095 大丈夫です 朱土竜なら前にも対処したことがあるので 115 00:09:55,095 --> 00:09:58,098 だから やるのは私だけでいいです 116 00:09:58,098 --> 00:10:00,892 大谷殿らは住民達の避難と 117 00:10:00,892 --> 00:10:04,604 土蔵を開けたあと 犬達の確保をお願いします 118 00:10:04,604 --> 00:10:07,733 お前も あっちへ行っておいで (犬が吠える) 119 00:10:09,735 --> 00:10:11,737 鳥越殿… 120 00:10:15,282 --> 00:10:18,910 このまま開けてしまえば 私も犬達も終わり 121 00:10:18,910 --> 00:10:22,622 それくらいのこと 私だって学んできたんですよ 122 00:10:24,916 --> 00:10:27,627 屋根を開けることは無理か 123 00:10:27,627 --> 00:10:30,297 どこか 火を逃がせる箇所はないか!? 124 00:10:37,471 --> 00:10:39,639 あの小窓なら… 125 00:10:45,312 --> 00:10:47,939 お借りします! えっ!? 126 00:10:57,157 --> 00:10:59,159 くっ… 127 00:10:59,159 --> 00:11:01,161 この! 128 00:11:02,162 --> 00:11:04,164 くっ… 129 00:11:06,666 --> 00:11:09,669 あっ 父上? 130 00:11:12,672 --> 00:11:14,674 くっ! 131 00:11:14,674 --> 00:11:16,676 あっ… 132 00:11:16,676 --> 00:11:20,180 うっ! くっ! 133 00:11:20,180 --> 00:11:24,684 <父上 私はあなたを軽蔑していました> 134 00:11:24,684 --> 00:11:28,980 <犬を助けるために 家族を残して死んでいったあなたを> 135 00:11:28,980 --> 00:11:32,359 <いつも 私に何か言いたそうにしているのに> 136 00:11:32,359 --> 00:11:35,695 <何も言わずに黙っている その姿を> 137 00:11:53,213 --> 00:11:56,216 母上が時々言うんです 138 00:11:56,216 --> 00:11:58,385 私と父は似てるって 139 00:11:58,385 --> 00:12:01,221 どこがですかって 思ってましたけど 140 00:12:01,221 --> 00:12:04,724 でも やっと分かりました 141 00:12:04,724 --> 00:12:08,854 武士も火消も その本分は命を守ること 142 00:12:08,854 --> 00:12:11,398 《(鳥越) 「ならば私は 新之助にも」》 143 00:12:11,398 --> 00:12:14,234 《「火消の道を選んでもらいたい」》 144 00:12:14,234 --> 00:12:18,864 <やはり 私は 父上に似てますね> 145 00:12:19,865 --> 00:12:22,033 たあっ! 146 00:12:25,579 --> 00:12:27,581 あっ! 147 00:12:30,584 --> 00:12:33,879 お前達 今すぐ助けてやるからな! 148 00:12:37,883 --> 00:12:40,051 (爆発音) 149 00:12:44,890 --> 00:12:46,892 犬のため? 150 00:12:46,892 --> 00:12:49,269 蔵之介殿と同じではないか 151 00:12:50,604 --> 00:12:52,606 俺のせいだ 152 00:12:52,606 --> 00:12:56,067 俺が 新之助にあんなことを言わなければ… 153 00:12:56,067 --> 00:12:58,612 《火消に無駄死になんてねえよ》 154 00:12:58,612 --> 00:13:02,282 《火消の本分は命を守ること それ以外にねえ》 155 00:13:02,282 --> 00:13:05,076 《それが どんな命でもですか?》 156 00:13:05,076 --> 00:13:08,914 《たとえ 自分が死ぬと分かっていても?》 157 00:13:08,914 --> 00:13:11,082 《そうだ》 158 00:13:11,082 --> 00:13:13,793 違う おぬしのせいではない! 159 00:13:13,793 --> 00:13:18,798 土蔵に朱土竜を仕込み 犬を押し込めた奴が悪いのだ! 160 00:13:18,798 --> 00:13:21,635 (源吾が泣く) 161 00:13:26,473 --> 00:13:30,101 俺に関わると みんな 命を失う 162 00:13:31,102 --> 00:13:34,648 俺にはもう 火消はできねえ 163 00:13:35,649 --> 00:13:39,819 ふざけるな! おぬしが行かねば誰が命を救う! 164 00:13:39,819 --> 00:13:43,823 命を一義と考える火消は 我ら新庄藩のみぞ! 165 00:13:45,492 --> 00:13:48,328 火は今まだ 町じゅうに くすぶっておる 166 00:13:48,328 --> 00:13:51,331 そのうち 業火となって 江戸中に広がるだろう 167 00:13:51,331 --> 00:13:54,334 ここに火が及ぶのも時間の問題 168 00:13:54,334 --> 00:13:57,128 私は おぬしをここから解き放つ 169 00:13:57,128 --> 00:14:00,507 たとえ 腹を切ることになろうとも かまわぬ! 170 00:14:00,507 --> 00:14:02,968 あなたに そのような権限は… 171 00:14:05,136 --> 00:14:07,347 うっ! 172 00:14:12,852 --> 00:14:15,855 無理だ 俺にはもう消せない 173 00:14:15,855 --> 00:14:19,526 うるさい! 何としてでも引っ張り出してやる! 174 00:14:21,695 --> 00:14:25,865 さあ 出ろ 源吾 私は腹を切る覚悟ができている 175 00:14:25,865 --> 00:14:28,159 おぬしも覚悟を決めろ! 176 00:14:32,372 --> 00:14:36,876 十四年前の 飯田町の火事を覚えているか? 177 00:14:36,876 --> 00:14:38,878 飯田町? 178 00:14:38,878 --> 00:14:42,007 (左門)齢十九の私は そこに居合わせた 179 00:14:42,007 --> 00:14:46,720 行灯屋は激しく燃え盛り 今にも崩れ落ちそうになっていた 180 00:14:46,720 --> 00:14:52,017 中には子供が取り残され もう助からぬと皆が言った 181 00:14:52,017 --> 00:14:57,897 《姫様~! 誰か 姫様を~!》 182 00:14:57,897 --> 00:15:01,568 (左門)だが どうだ 私と年も変わらぬ若者が 183 00:15:01,568 --> 00:15:04,571 勇敢にも飛び込んでいった 184 00:15:04,571 --> 00:15:06,906 それは誰だ! 185 00:15:14,706 --> 00:15:18,251 (左門)ケガを負い 夢にもがいた力士 186 00:15:18,251 --> 00:15:21,713 愛のために 道を踏み外した軽業師 187 00:15:21,713 --> 00:15:25,425 殻にこもり 孤独に生きていた学者 188 00:15:25,425 --> 00:15:30,722 そして 父を拒み 父と同じ道をたどった火消 189 00:15:31,931 --> 00:15:37,437 人は何度でも立ち直る そう教えたのは誰だ 火喰鳥! 190 00:15:37,437 --> 00:15:39,439 あ… 191 00:15:39,439 --> 00:15:42,567 《(寅次郎)御頭》 《(彦弥)御頭》 192 00:15:42,567 --> 00:15:45,570 《(星十郎)御頭》 《御頭》 193 00:15:48,448 --> 00:15:50,450 くっ… 194 00:15:51,951 --> 00:15:54,454 新之助は死んでねえ 195 00:15:57,123 --> 00:16:00,460 あいつの志は共にある! 196 00:16:00,460 --> 00:16:02,462 うん 197 00:16:03,963 --> 00:16:05,965 深雪は今どこにいる? 198 00:16:05,965 --> 00:16:09,469 新庄藩の者と一緒に 深川へ避難している 199 00:16:09,469 --> 00:16:14,140 私は約束したのだ おぬしを ここから必ず解き放つと 200 00:16:14,140 --> 00:16:16,142 うん 201 00:16:17,477 --> 00:16:20,313 (北条)待て 何をしておる 202 00:16:20,313 --> 00:16:24,609 折下 そのようなことをして ただで済むと思っておるのか? 203 00:16:24,609 --> 00:16:26,986 腹を切る所存でございます 204 00:16:26,986 --> 00:16:31,324 ハッ お前の腹だけで許されるものか! 205 00:16:33,326 --> 00:16:37,497 腹を切る 人を斬る 縁を切る 206 00:16:37,497 --> 00:16:43,002 武士の役目とは まっこと不便なものよのう? 松永 207 00:16:45,338 --> 00:16:47,340 おぬしも武士の端くれ 208 00:16:47,340 --> 00:16:51,636 今このとき 己の役目を心得ておるだろうな? 209 00:16:51,636 --> 00:16:55,515 はっ! 火を斬ることにございます 210 00:16:55,515 --> 00:16:58,643 よしっ 行け! 切り放つ 211 00:16:59,644 --> 00:17:04,190 ただし 火をおさめたのち 戻らなければ死罪! 212 00:17:04,190 --> 00:17:06,651 わしに腹を切らすなよ? 213 00:17:06,651 --> 00:17:08,653 はっ! 214 00:17:15,368 --> 00:17:20,373 《(左門)源吾 永代橋だ! そこに寅次郎と星十郎達がいる!》 215 00:17:47,066 --> 00:17:49,402 あっ あいつは… 216 00:17:55,241 --> 00:17:57,243 (藤五郎)ヘッ 217 00:17:59,412 --> 00:18:01,414 あっ 待て! 218 00:18:02,874 --> 00:18:05,084 (いななき) 219 00:18:14,260 --> 00:18:16,262 ヘッ 220 00:18:19,724 --> 00:18:22,727 順番に! 慌てすぎずに! 221 00:18:24,270 --> 00:18:27,732 かなりの人数が 押し寄せてきている 222 00:18:27,732 --> 00:18:31,277 このままでは 橋が崩落してしまう 223 00:18:33,613 --> 00:18:35,615 そうか! 224 00:18:36,741 --> 00:18:40,286 ゆっくりで大丈夫ですから こちらへ! 寅次郎さん あと お願いします! 225 00:18:41,287 --> 00:18:43,456 えっ 先生!? 226 00:18:43,456 --> 00:18:45,458 待て てめえら! 227 00:18:47,126 --> 00:18:49,462 あっ クソッ! 228 00:19:01,933 --> 00:19:03,935 深雪? 229 00:19:12,318 --> 00:19:14,320 深雪! 230 00:19:14,320 --> 00:19:16,656 (深雪)あっ 旦那様? 231 00:19:22,161 --> 00:19:24,789 はあ… 深雪! 232 00:19:25,957 --> 00:19:29,335 旦那様 旦那様! 233 00:19:34,966 --> 00:19:37,176 深雪! 234 00:19:38,678 --> 00:19:40,680 はっ! 235 00:19:44,350 --> 00:19:46,352 旦那様… 236 00:19:48,521 --> 00:19:51,190 心配をかけてすまなかった 237 00:19:51,190 --> 00:19:53,359 俺は このとおりだ 238 00:19:54,819 --> 00:19:57,363 御無事で何よりでございます 239 00:19:59,365 --> 00:20:01,993 あ… 240 00:20:01,993 --> 00:20:03,995 あ… 241 00:20:08,207 --> 00:20:11,002 旦那様に 渡したいものがございます 242 00:20:17,383 --> 00:20:19,719 父の刀にございます 243 00:20:21,846 --> 00:20:23,848 右膳殿の… 244 00:20:23,848 --> 00:20:25,850 万が一のとき 245 00:20:25,850 --> 00:20:30,229 父の魂が旦那様を守ってくれるよう お預けいたします 246 00:20:30,229 --> 00:20:32,231 そして… 247 00:20:34,734 --> 00:20:36,736 これは… 248 00:20:36,736 --> 00:20:39,572 もう お召しになってもいい頃では? 249 00:20:40,573 --> 00:20:42,742 だが… 250 00:20:42,742 --> 00:20:47,747 十四年前の飯田町 行灯屋の火事のことを覚えていますか? 251 00:20:47,747 --> 00:20:51,417 ああ さっき 左門からも同じことを 252 00:20:51,417 --> 00:20:56,255 そうですか 左門さんも あの場にいらっしゃったのですね 253 00:20:56,255 --> 00:20:59,050 全ては 運命だったのかもしれません 254 00:21:00,051 --> 00:21:02,053 うん? 255 00:21:02,053 --> 00:21:05,264 その恐怖 喰ってやれ! 256 00:21:05,264 --> 00:21:07,266 あ… 257 00:21:07,266 --> 00:21:09,268 《その恐怖》 258 00:21:09,268 --> 00:21:11,437 《喰ってやれ!》 259 00:21:15,900 --> 00:21:19,904 まさか お前 あのときの!? 260 00:21:19,904 --> 00:21:23,616 フフッ ああ… 261 00:21:23,616 --> 00:21:26,452 言ってくれりゃよかったのに 262 00:21:26,452 --> 00:21:28,454 フフフッ 263 00:21:28,454 --> 00:21:31,916 ああ… アッハハ 264 00:21:31,916 --> 00:21:34,919 あのとき あの火を斬った旦那様なら 265 00:21:34,919 --> 00:21:39,298 必ず この大火も 消し止められると信じております 266 00:21:39,298 --> 00:21:43,636 火の神様に 人の強さを思い知らせてください! 267 00:21:43,636 --> 00:21:45,638 おうっ! 268 00:22:10,955 --> 00:22:48,868 ♪♪~