1 00:00:03,003 --> 00:00:05,672 (セラ)ええ…。 2 00:00:05,672 --> 00:00:08,675 遠目に見て 巨大だとは思っていたが…。 3 00:00:08,675 --> 00:00:12,179 (キマキ)クィェフト自慢の中央高炉ッス! 4 00:00:12,179 --> 00:00:16,016 里で使う金属は ここで精製されるッスよ! 5 00:00:16,016 --> 00:00:20,187 (キマキ)鉄や鋼は幾らあっても 困ることないッスから。 6 00:00:20,187 --> 00:00:25,192 さ 工房はあっちッス! 7 00:00:25,192 --> 00:00:28,362 (セラ)あれは…。 8 00:00:28,362 --> 00:00:30,864 (マルシアス)ヒッ! 9 00:00:30,864 --> 00:00:32,866 彫像かと思ったら なんだアレ!? 10 00:00:32,866 --> 00:00:35,035 巨人か なにかか!? 11 00:00:35,035 --> 00:00:40,040 ただの銅像じゃあないですよね…。 12 00:00:40,040 --> 00:00:42,042 (セラ)こっ これは…。 13 00:00:42,042 --> 00:00:45,045 《2人:ぶっちゃけ 文明レベルが違いすぎる…!》 14 00:02:28,015 --> 00:02:32,019 なぁ ヴェーオル。 (ヴェーオル)うん? 15 00:02:32,019 --> 00:02:37,357 ふむ… 驚いたというもの以上の 話のようだな。 16 00:02:37,357 --> 00:02:39,359 あ… ああ…。 17 00:02:39,359 --> 00:02:46,033 キマキや長老たち 先程のドワーフ達も 気さくで良い者ばかりだが…。 18 00:02:46,033 --> 00:02:50,203 (セラ)お前は この技術力が 恐ろしいとは思わないのか? 19 00:02:50,203 --> 00:02:54,207 この土地が豊かだから良いものの 彼らが この技術を➨ 20 00:02:54,207 --> 00:02:56,877 争いに使ったらと…。 21 00:02:56,877 --> 00:03:00,480 そういうものなのか? 儂には正直よくわからんが➨ 22 00:03:00,480 --> 00:03:03,316 杞憂だと思うぞ。 23 00:03:03,316 --> 00:03:06,319 長年の間 そうだったからか? 24 00:03:06,319 --> 00:03:13,827 いや 彼ら クィェフトの気質が それを是としない故だ。 25 00:03:13,827 --> 00:03:18,131 これから 会いに行く御仁と話せば きっと判る筈だぞ。 26 00:03:22,502 --> 00:03:25,672 (ヴェーオル)バルハス老! (バルハス)うん? 27 00:03:25,672 --> 00:03:28,341 や~! おお 雷声! 28 00:03:28,341 --> 00:03:30,677 連絡通りの到着じゃな。 29 00:03:30,677 --> 00:03:33,680 火竜に絡まれたのは災難じゃのう。 30 00:03:33,680 --> 00:03:35,682 《バルハス老…。 31 00:03:35,682 --> 00:03:39,686 ドワーフの三賢老が一人であったな》 32 00:03:39,686 --> 00:03:44,191 無事に戻ったッスよ お爺ちゃん! ふぉっ ふぉっ ふぉっ! 33 00:03:44,191 --> 00:03:48,195 セラさん達とは火竜哨戒の時に たまたま知り合ったッス! 34 00:03:48,195 --> 00:03:50,530 おお そうか そうか! 35 00:03:50,530 --> 00:03:54,701 バ… バルハス老 お久しぶりです。 36 00:03:54,701 --> 00:03:58,038 うむ 久しいな水晶兜。 37 00:03:58,038 --> 00:04:00,807 顔合わせの時 以来になるかのう。 38 00:04:00,807 --> 00:04:03,643 壮健そうで何よりじゃ。 39 00:04:03,643 --> 00:04:05,645 お そうそう! 40 00:04:05,645 --> 00:04:07,814 (バルハス)先刻 工房に 持ち込まれた甲冑も➨ 41 00:04:07,814 --> 00:04:12,486 弟子達が整備しておるぞ。 うひょ たまらねえ! 42 00:04:12,486 --> 00:04:17,824 鋼で意力対応甲冑とか 西の奴ぁ すげえ変態だぜ! 43 00:04:17,824 --> 00:04:21,161 金メッキの意力導線! 44 00:04:21,161 --> 00:04:25,332 この工夫は生物由来の 素材が乏しい故の発明だな! 45 00:04:25,332 --> 00:04:29,169 明日の朝には 新品の様にしてやるわい。 46 00:04:29,169 --> 00:04:33,006 兜の件といい重ね重ね有り難く…。 47 00:04:33,006 --> 00:04:35,008 ええて ええて! 48 00:04:35,008 --> 00:04:40,347 それで 恐縮ですが 新しい兜とは如何様な…? 49 00:04:40,347 --> 00:04:43,049 うむ。 50 00:04:45,685 --> 00:04:48,522 兜なら これじゃよ! 51 00:04:48,522 --> 00:04:54,861 ワシが全力を出して鍛えて 付呪を施した水晶兜じゃ! 52 00:04:54,861 --> 00:04:57,197 (2人)兜…? 53 00:04:57,197 --> 00:04:59,366 兜じゃよ? 54 00:04:59,366 --> 00:05:04,304 最高の品を頼んだ故 心配ない筈だがのう。 55 00:05:04,304 --> 00:05:07,307 最高の装身具ってオチじゃないよな。 56 00:05:07,307 --> 00:05:13,313 外見より機能じゃ! ええから被ってみるとええ! 57 00:05:13,313 --> 00:05:17,517 確かに… 被れば分かるか。 58 00:05:21,321 --> 00:05:23,323 どうだろうか? 59 00:05:23,323 --> 00:05:25,492 (3人)おお~っ! 60 00:05:25,492 --> 00:05:31,998 ん~ 重さも違和感も無いのは 良いのだけれども…。 61 00:05:31,998 --> 00:05:34,334 やっぱり 髪飾りなのではないですか? 62 00:05:34,334 --> 00:05:37,003 そりゃあ そんな フニャフニャした状態ではのう。 63 00:05:37,003 --> 00:05:41,341 もっと こう 戦の心構えで 意力を徹すんじゃ! 64 00:05:41,341 --> 00:05:43,343 アッ ハイ! 65 00:05:46,346 --> 00:05:49,649 《戦の時の心構えで意力を…》 66 00:05:55,856 --> 00:05:57,858 《徹す!》 67 00:05:57,858 --> 00:06:02,295 え? ええええ! なにか開いた! 68 00:06:02,295 --> 00:06:04,297 あっ…。 69 00:06:04,297 --> 00:06:08,802 これ触れられない! というか反発する! 70 00:06:08,802 --> 00:06:11,471 なにかの力場だ コレ! 71 00:06:11,471 --> 00:06:14,140 ふぉっ ふぉっ ふぉっ! 72 00:06:14,140 --> 00:06:17,978 (バルハス)水晶の如き 意力結界を成す付呪の兜。 73 00:06:17,978 --> 00:06:23,483 名付けて 銀晶華 ワシ渾身の傑作じゃ! 74 00:06:23,483 --> 00:06:27,153 銀晶華… あ! 75 00:06:27,153 --> 00:06:29,489 今度は閉じた! 76 00:06:29,489 --> 00:06:32,492 戦意が散ると 閉じる様になっておるぞ。 77 00:06:32,492 --> 00:06:35,996 力場の範囲と強度は 意力次第じゃが➨ 78 00:06:35,996 --> 00:06:41,501 力場の濃さから見るに 火竜の爪も受け流せよう。 79 00:06:41,501 --> 00:06:43,503 これは なんとも凄い…。 80 00:06:43,503 --> 00:06:45,839 (マルシアス)おお…。 凄いなんてものじゃない…。 81 00:06:45,839 --> 00:06:50,844 ここ… これまで見ていたモノと 合わせたら…! 82 00:06:50,844 --> 00:06:54,014 ミスリルを精製する冶金技術に➨ 83 00:06:54,014 --> 00:06:58,018 高度な科学薬学の知識も持って 付呪の技術も➨ 84 00:06:58,018 --> 00:07:00,287 想像の埒外と来ますか! 85 00:07:00,287 --> 00:07:03,623 こんな私達 西の文明の 上位互換みたいなのが➨ 86 00:07:03,623 --> 00:07:07,961 西方へ攻め込む気が起きたら~! 87 00:07:07,961 --> 00:07:10,964 終わりですよ! 終わりぃ…! 88 00:07:10,964 --> 00:07:15,302 狂を発するな 落ち着け マルシアス! 89 00:07:15,302 --> 00:07:20,640 もうダメだ…。 皆 滅びるんだ 私達は…! 90 00:07:20,640 --> 00:07:26,646 ふぉふぉ! 西のコーネムは そう考えるか 面白いのう! 91 00:07:26,646 --> 00:07:28,648 え…? 92 00:07:28,648 --> 00:07:31,484 水晶兜に眼鏡の嬢ちゃんや。 93 00:07:31,484 --> 00:07:36,323 未知の技術に 恐れる気持ち解らんでもない。 94 00:07:36,323 --> 00:07:40,660 じゃから…! 95 00:07:40,660 --> 00:07:42,662 ちょっと付いて来い! 96 00:07:42,662 --> 00:07:44,864 ど 何処へ…? 97 00:07:48,335 --> 00:07:52,005 ワシらの師を見せてやろう。 98 00:07:52,005 --> 00:07:54,007 師? 師匠? 99 00:07:57,510 --> 00:07:59,846 バルハス老 ここは…? 100 00:07:59,846 --> 00:08:04,150 ワシら クィェフトの聖域… ふむ。 101 00:08:06,286 --> 00:08:08,288 ひ…! 102 00:08:10,457 --> 00:08:15,128 古の超技術 ユージェフヴドの数々じゃ! 103 00:08:15,128 --> 00:08:19,833 ユージェフヴド… 場違いな 工芸品という意味らしい。 104 00:08:21,968 --> 00:08:26,306 なんという意力の圧…。 私には途方もない代物…。 105 00:08:26,306 --> 00:08:28,641 としか分からないが…。 106 00:08:28,641 --> 00:08:32,979 うむ ここにあるものは ワシらにとっても➨ 107 00:08:32,979 --> 00:08:35,482 未だ未解明じゃからの。 108 00:08:35,482 --> 00:08:40,653 (バルハス)遥か昔 ワシらの先祖が イクストより別たれた後の➨ 109 00:08:40,653 --> 00:08:45,492 放浪の末 この山の洞に住み着き 掘り進め 炉と共に➨ 110 00:08:45,492 --> 00:08:47,494 掘り当てた至宝の数々。 111 00:08:47,494 --> 00:08:51,164 材質は不明。 常に莫大な意力が循環し➨ 112 00:08:51,164 --> 00:08:54,334 削ることも能わず。 113 00:08:54,334 --> 00:08:57,670 夥しい量の 付呪の形跡が認められる➨ 114 00:08:57,670 --> 00:08:59,939 古の工芸品。 115 00:08:59,939 --> 00:09:05,945 ワシらの祖先は ワシらの現世は ワシらの子孫は物心付く前に➨ 116 00:09:05,945 --> 00:09:11,117 彼らを知りたい 叡智の結晶を 分解したいという憧れに➨ 117 00:09:11,117 --> 00:09:14,454 染まり抜いておるのじゃよ。 118 00:09:14,454 --> 00:09:17,457 これらが貴方がたの技術力の源泉。 119 00:09:17,457 --> 00:09:19,459 だから 師匠と…。 120 00:09:21,461 --> 00:09:24,798 もぉ~ 言い回しが 回りくどいッス お爺ちゃん。 121 00:09:24,798 --> 00:09:27,634 キマキ…? 122 00:09:27,634 --> 00:09:30,804 要するに コレを見て 思う事を言えば…。 123 00:09:30,804 --> 00:09:33,640 もう端的に言って…! 124 00:09:33,640 --> 00:09:38,144 すっごく格好いいと思いません!? 125 00:09:38,144 --> 00:09:41,147 か… 格好いい? 126 00:09:41,147 --> 00:09:43,149 はいッス! 127 00:09:43,149 --> 00:09:48,655 格好いいって… それが この超技術に対する感想…。 128 00:09:48,655 --> 00:09:52,492 いや まぁ 確かに 見栄えや威容は凄いと思うけど。 129 00:09:52,492 --> 00:09:57,330 にししっ! だって 格好いいモノは格好いいッスよ? 130 00:09:57,330 --> 00:09:59,999 ええ…。 131 00:09:59,999 --> 00:10:05,004 そういえば 以前 各氏族の 長老達に会った時も➨ 132 00:10:05,004 --> 00:10:08,341 コーネムの 縄張り争いに興味はないと…。 133 00:10:08,341 --> 00:10:10,677 こんなに 面白いモノがあるんッスから➨ 134 00:10:10,677 --> 00:10:12,846 汎人の諍いに首突っ込むより➨ 135 00:10:12,846 --> 00:10:16,516 未知の技術に踏み込むほうが 惹かれるッスよ! 136 00:10:16,516 --> 00:10:21,020 少しはお前さん達の 不安に対する回答になったかの? 137 00:10:21,020 --> 00:10:23,189 はぁ…。 138 00:10:23,189 --> 00:10:27,026 まぁ それはそれとして コーネムの縄張り争いの一環に➨ 139 00:10:27,026 --> 00:10:32,198 ワシらの山が巻き込まれるならば…。 140 00:10:32,198 --> 00:10:35,702 そん時ゃあ 盛大に 実証実験しちゃるわい! 141 00:10:35,702 --> 00:10:39,205 貴っ重なデータ取りの機会ッスよぅ! 142 00:10:39,205 --> 00:10:42,041 (2人)あははは…! 143 00:10:42,041 --> 00:10:45,044 え ええ…。 144 00:10:45,044 --> 00:10:48,548 《セラ:もし 国に帰っても ドワーフの話は➨ 145 00:10:48,548 --> 00:10:51,851 御伽噺程度に留めよう うん》 146 00:10:55,889 --> 00:10:59,092 (咆哮) 147 00:11:05,498 --> 00:11:08,101 セラさん こっちッス~! 148 00:11:11,170 --> 00:11:16,176 彼が ボクのお気に入りの 漆黒き虚像ッス! 149 00:11:16,176 --> 00:11:18,511 彼らの中でも 特にイケメンで➨ 150 00:11:18,511 --> 00:11:21,514 アピールすると こっちを見てくれるんッスよ! 151 00:11:21,514 --> 00:11:24,350 え? 152 00:11:24,350 --> 00:11:26,352 怖い 怖い 怖い 怖い! 153 00:11:26,352 --> 00:11:30,189 なんだ この 吐きそうな程の意力の圧は!? 154 00:11:30,189 --> 00:11:32,692 マルシアス~! 155 00:11:32,692 --> 00:11:35,194 にししっ 大丈夫ッスよ! 156 00:11:35,194 --> 00:11:38,698 お爺ちゃんも言ってたみたいに まだ研究中で➨ 157 00:11:38,698 --> 00:11:41,701 動かし方も全然 分かってないッスから。 158 00:11:41,701 --> 00:11:43,703 余計怖いわっ! 159 00:11:43,703 --> 00:11:47,540 ま 見ての通り ここのユージェフヴドは 意力が肝になってることが➨ 160 00:11:47,540 --> 00:11:50,210 多そうなんスよ。 161 00:11:50,210 --> 00:11:54,714 セラさん 一緒に彼らを 研究してみないッスか!? 162 00:11:54,714 --> 00:11:57,383 里には セラさんたちほど 強い意力を持った人は➨ 163 00:11:57,383 --> 00:11:59,385 居ないッスから! 164 00:11:59,385 --> 00:12:02,155 それにどうも 虚像は イクストやコーネムくらいの体格に➨ 165 00:12:02,155 --> 00:12:04,490 合わせて 作られてるみたいなんスよ! 166 00:12:04,490 --> 00:12:06,659 フフ…。 167 00:12:06,659 --> 00:12:10,663 申し出はありがたいが 私には まだやるべきことが多い。 168 00:12:10,663 --> 00:12:14,167 ずっと ここに 逗留する訳にはいかないんだ。 169 00:12:14,167 --> 00:12:17,337 そうッスかぁ…。 すまない。 170 00:12:17,337 --> 00:12:20,139 (キマキ)気にしないでいいッスよ。 171 00:12:23,676 --> 00:12:25,845 (ツェツィ)ふぅ…。 172 00:12:25,845 --> 00:12:28,181 (ツェツィ)やっと運び終わりましたね。 173 00:12:28,181 --> 00:12:32,518 どれだけ 卒倒すれば 気が済むんですか この宗教女。 174 00:12:32,518 --> 00:12:35,188 このまま 朝まで 眠ってもらおうか…。 175 00:12:35,188 --> 00:12:38,358 すまなかったな お前達。 176 00:12:38,358 --> 00:12:40,860 なんにも問題ないッス。 177 00:12:40,860 --> 00:12:43,363 水晶兜には いい甲冑を見せてもらったしな。 178 00:12:43,363 --> 00:12:48,201 あっ そういえば ひとつ聞いてもいいッスか? 179 00:12:48,201 --> 00:12:51,204 ん… 勿論 構わないが…。 180 00:12:51,204 --> 00:12:55,708 セラさんの水晶兜って 二つ名なんスけど➨ 181 00:12:55,708 --> 00:12:59,545 水晶でできた 兜を使ってたんッスか? 182 00:12:59,545 --> 00:13:03,483 (セラ)ああ… ヴェーオルとの 一騎打ちで壊れてしまったがな。 183 00:13:03,483 --> 00:13:07,487 西の文化だと基本 鉄か鋼ッスよね! 184 00:13:07,487 --> 00:13:10,657 水晶との接合部の素材は? 水晶の厚さは? 185 00:13:10,657 --> 00:13:14,160 磨きの手法とか透明度は どんな水準で…! 186 00:13:14,160 --> 00:13:18,998 ちょっ… ま 待ってくれ キマキ! ふえ? 187 00:13:18,998 --> 00:13:21,668 申し訳ないが 私は騎士だ。 188 00:13:21,668 --> 00:13:25,171 冶金や鍛冶のことは専門外でな。 189 00:13:25,171 --> 00:13:27,840 あ すいませんッス。 190 00:13:27,840 --> 00:13:32,178 壊れたもので良ければ ヴェーオル様の 屋敷で見ることはできますよ。 191 00:13:32,178 --> 00:13:34,681 本当ッスか? 192 00:13:34,681 --> 00:13:37,684 ああ こちらに来ることがあれば いつでも。 193 00:13:37,684 --> 00:13:42,188 おい キマキ! 親方たちが呼んでるぞ! 194 00:13:42,188 --> 00:13:44,691 あっ 今行くッス! 195 00:13:44,691 --> 00:13:47,193 すいませんッス 話の途中で。 196 00:13:47,193 --> 00:13:49,529 いや 気にしないでくれ。 197 00:13:49,529 --> 00:13:51,698 もともと 手を 貸してもらっていたのは➨ 198 00:13:51,698 --> 00:13:53,700 こちらだしな。 199 00:13:53,700 --> 00:13:57,870 じゃあ 明日 また迎えに来るッス! ゆっくり休んでくださいッス! 200 00:13:57,870 --> 00:14:00,640 うん。 201 00:14:00,640 --> 00:14:03,643 では 私達も休むとするか。 202 00:14:11,651 --> 00:14:13,653 (稼働音) 203 00:14:13,653 --> 00:14:16,322 うわっ! なっ なななんだ!? 204 00:14:16,322 --> 00:14:20,626 今のは 天使の喇叭かなんかか!? 世界の終わりか!? 205 00:14:22,662 --> 00:14:24,831 みなさま おはようございますッス! 206 00:14:24,831 --> 00:14:26,999 (セラ)ん? その声はキマキ…? 207 00:14:26,999 --> 00:14:30,002 この音はなんだ…? 208 00:14:30,002 --> 00:14:32,338 驚かせたようで申し訳ないッス。 209 00:14:32,338 --> 00:14:37,176 今のは朝笛 高炉の始業開始を 告げる合図ッスね! 210 00:14:37,176 --> 00:14:41,848 毎日勝手に動くんスよ あの高炉。 211 00:14:41,848 --> 00:14:45,051 朝笛… 朝か。 212 00:14:50,690 --> 00:14:53,025 いや 本当に朝なのか? 213 00:14:53,025 --> 00:14:56,696 外の人は 皆同じこと言うッス。 214 00:14:56,696 --> 00:15:03,469 ♬~ 215 00:15:03,469 --> 00:15:09,475 ふぅ… 朝餉もいただいた事だし 当初の目的も果たせたな。 216 00:15:09,475 --> 00:15:13,312 うむ そろそろ お暇する頃合いであろうな。 217 00:15:13,312 --> 00:15:15,815 いやぁ 堪能した。 218 00:15:15,815 --> 00:15:19,318 今度は 冬に温泉に入れたら 最高だろうなぁ。 219 00:15:19,318 --> 00:15:22,321 また混浴の温泉に入りたいと? 220 00:15:22,321 --> 00:15:24,323 そそ… そういう 意味じゃなくってだな! 221 00:15:24,323 --> 00:15:29,996 そもそも あれは脱衣所が 紛らわしいというか不可抗力で。 222 00:15:29,996 --> 00:15:33,332 そういえば…! 223 00:15:33,332 --> 00:15:36,002 どうして 温泉は 中で繋がってたのに➨ 224 00:15:36,002 --> 00:15:38,004 脱衣所は男女で別なんだ? 225 00:15:38,004 --> 00:15:42,008 ああ… セラさん それはッスね。 226 00:15:42,008 --> 00:15:44,677 ボクらの文化に関わる話ッス。 227 00:15:44,677 --> 00:15:47,013 文化? 228 00:15:47,013 --> 00:15:49,515 えぇ まぁ 端的に言うと➨ 229 00:15:49,515 --> 00:15:55,521 ボクらクィェフトは脱衣を見せ合うことが その そういうことの➨ 230 00:15:55,521 --> 00:15:58,524 お誘いの合図なので…。 231 00:15:58,524 --> 00:16:02,628 なのに 混浴は平気… なのか? 232 00:16:02,628 --> 00:16:05,465 身綺麗にするのが目的の行為に➨ 233 00:16:05,465 --> 00:16:10,303 恥ずかしがる要素があるんッスか? そうか…。 234 00:16:10,303 --> 00:16:14,307 (キマキ)あと ボクからもひとつ お話があるッス! 235 00:16:14,307 --> 00:16:16,809 実はッスね…。 236 00:16:16,809 --> 00:16:20,813 なんとっ ボクも セラさん達の邑に 付いていく事になったんス! 237 00:16:20,813 --> 00:16:22,815 おおっ! 238 00:16:22,815 --> 00:16:27,153 雷声殿にも話ついてるッス! うむ。 239 00:16:27,153 --> 00:16:29,822 しかし キマキ なぜ そんな昨日の今日で? 240 00:16:29,822 --> 00:16:35,495 いや~ それがッスね 昨日 セラさんたちと別れた後…。 241 00:16:35,495 --> 00:16:39,665 ⸨ボクが湖畔の邑にッスか? 242 00:16:39,665 --> 00:16:43,836 (ヴァス)おう 嫁っ子にクィェフトの道具を 渡したとなりゃぁ➨ 243 00:16:43,836 --> 00:16:46,172 誰か整備に行かんとならんべ? 244 00:16:46,172 --> 00:16:50,343 (グアス)渡しっぱなしっちゅう訳には いかんからのう。 245 00:16:50,343 --> 00:16:52,511 で でも そんな いきなり…。 246 00:16:52,511 --> 00:16:55,181 ボクも研究が…。 247 00:16:55,181 --> 00:16:57,516 なに 先人の遺産は逃げはせん! 248 00:16:57,516 --> 00:17:01,787 何千年も研究が遅々として 進まんかったもんが➨ 249 00:17:01,787 --> 00:17:04,790 一年や二年で進むもんか。 250 00:17:04,790 --> 00:17:07,293 (3人)ガハハハハ…! 251 00:17:07,293 --> 00:17:09,462 (バルハス)キマキ! お爺ちゃん…。 252 00:17:09,462 --> 00:17:14,300 ワシらの好奇心の対象は 里の中だけにあらず。 253 00:17:14,300 --> 00:17:16,469 え? 254 00:17:16,469 --> 00:17:21,307 西にも ワシらが思いもよらんような 技術や文明は存在するじゃろ。 255 00:17:21,307 --> 00:17:23,643 この甲冑のようにな。 256 00:17:23,643 --> 00:17:28,981 西で作られた水晶兜にも 興味を持っておったと聞いたぞ。 257 00:17:28,981 --> 00:17:31,817 あ…! コーネムの生は短い。 258 00:17:31,817 --> 00:17:36,489 何千年も残っておる 先人の遺産に比べれば➨ 259 00:17:36,489 --> 00:17:40,593 彼らとの邂逅など 一瞬で過ぎ去ってしまう。 260 00:17:42,995 --> 00:17:46,332 お前さえよければ 行ってみんかの? 261 00:17:46,332 --> 00:17:49,502 (バルハス)雷声や水晶兜を 気に入ったのなら➨ 262 00:17:49,502 --> 00:17:54,173 またとない機会だと思わんか?⸩ 263 00:17:54,173 --> 00:17:57,343 成程… 苦労をかけるな。 264 00:17:57,343 --> 00:17:59,345 にししっ! 265 00:17:59,345 --> 00:18:01,447 先人の遺産は気になるッスけど➨ 266 00:18:01,447 --> 00:18:05,618 セラさんたちと一緒っていうのも 楽しそうッスから。 267 00:18:05,618 --> 00:18:08,521 邑にある水晶兜も 見られるッスしね! 268 00:18:11,123 --> 00:18:13,125 あ それと ご心配なく! 269 00:18:13,125 --> 00:18:15,127 ん? 270 00:18:15,127 --> 00:18:18,297 ボクはご両人が仲良くする時に お邪魔にならないよう➨ 271 00:18:18,297 --> 00:18:20,800 邑のほうに住むッスから! 272 00:18:20,800 --> 00:18:22,969 仲良く…! って待て! 273 00:18:22,969 --> 00:18:26,138 私とヴェーオルは まだ そこまでしておらんわ! 274 00:18:26,138 --> 00:18:29,976 まだって事は 時間の問題じゃないッスか! 275 00:18:29,976 --> 00:18:33,312 いや その… それはそうだが➨ 276 00:18:33,312 --> 00:18:36,983 そういえば キマキは 私の微妙な立場を知らぬか。 277 00:18:36,983 --> 00:18:40,486 セラさんの びみょ~な 立場ってなんッスか? 278 00:18:40,486 --> 00:18:43,322 ああ… それはだな。 279 00:18:43,322 --> 00:18:46,158 キマキ! てぇへんだ キマキ! 280 00:18:46,158 --> 00:18:48,494 雷声殿の御一行! 281 00:18:48,494 --> 00:18:50,663 ちっとばかし マズイ事が起きた! 282 00:18:50,663 --> 00:18:54,333 実は 先刻 外周監視組から ヤベェ報告があったんだよ! 283 00:18:54,333 --> 00:18:59,538 昨日 襲ってきたグレンナイリが まだ居座って居るって話でさ! 284 00:19:03,109 --> 00:19:05,611 どうやら 私達が目的のようだな。 285 00:19:05,611 --> 00:19:10,282 うむ… クィェフトにとっても 稀な事であろうし➨ 286 00:19:10,282 --> 00:19:14,286 理由があるとすれば 儂らの来訪であろう。 287 00:19:14,286 --> 00:19:17,957 ど… どこか 火竜の いない出口から逃げるとか! 288 00:19:17,957 --> 00:19:20,126 無駄であろうな。 289 00:19:20,126 --> 00:19:23,629 厄介な事に グレンナイリは 真の竜ゆえに➨ 290 00:19:23,629 --> 00:19:26,799 意力の扱いが上手い。 291 00:19:26,799 --> 00:19:30,803 (ヴェーオル)炎の息を吐く事も 儂の竜の写し身を遠方から➨ 292 00:19:30,803 --> 00:19:35,641 感知する事も 彼奴の意力操作が為せる技。 293 00:19:35,641 --> 00:19:38,811 元より 山頂から寄ってきたのだ。 294 00:19:38,811 --> 00:19:42,615 山の反対側へ回ろうとも 必ず追ってくる。 295 00:19:44,650 --> 00:19:47,319 成程 ならば…。 296 00:19:47,319 --> 00:19:51,323 事ここに至っては 望むところと言わせてもらおう! 297 00:19:51,323 --> 00:19:55,494 ののの… 望むところって セラフィーナ様 まさか…。 298 00:19:55,494 --> 00:19:58,330 うむ 察しが良いな マルシアス。 299 00:19:58,330 --> 00:20:04,003 避けられぬ戦いとあらば このセラフィーナ・ド・ラヴィラント➨ 300 00:20:04,003 --> 00:20:08,507 一人の騎士として 臆するつもりは微塵もないぞ! 301 00:20:08,507 --> 00:20:14,013 《ぜぜ絶対 新しい兜を 試したいだけですよね!?》 302 00:20:14,013 --> 00:20:16,182 (サイレン) 303 00:20:16,182 --> 00:20:19,185 強装弾どこいった? 西の倉庫! 304 00:20:19,185 --> 00:20:21,353 担架や包帯 足りてるか!? 305 00:20:21,353 --> 00:20:27,693 ♬~ 306 00:20:27,693 --> 00:20:30,529 閃光弾と煙幕 こっち持ってこい! 307 00:20:30,529 --> 00:20:35,534 どんどん 坑道へ運び込め! 308 00:20:35,534 --> 00:20:40,206 対竜砲 整備完了! 飛竜対空榴弾も込められるぞ! 309 00:20:40,206 --> 00:20:43,042 投網投射機も初披露だ! 310 00:20:43,042 --> 00:20:45,544 思った以上の騒ぎになってる気が。 311 00:20:45,544 --> 00:20:50,883 狩猟や実戦は ボク達の技術が 実証実験できる舞台ッスから! 312 00:20:50,883 --> 00:20:53,385 皆 気合入るッスよ! 313 00:20:53,385 --> 00:20:56,889 もしかして 私達の 出番がないなんてことも…。 314 00:20:56,889 --> 00:20:58,891 そんなことにはならんな。 315 00:20:58,891 --> 00:21:02,828 はいッス! 初速が速すぎる銃弾は 目にも留まらないんで➨ 316 00:21:02,828 --> 00:21:08,667 意力が徹らないッス! いいとこ牽制用ッスね。 317 00:21:08,667 --> 00:21:13,506 火竜への攻撃も守りも おおよそ 意力を以てでしか➨ 318 00:21:13,506 --> 00:21:16,008 成し得はせん。 319 00:21:16,008 --> 00:21:20,846 クィェフトの支援は戦術的なものしか 期待できないということだな。 320 00:21:20,846 --> 00:21:23,349 《また めっちゃ動いてるし!》 321 00:21:23,349 --> 00:21:25,684 (セラ)我らも準備を進めるぞ! 322 00:21:25,684 --> 00:21:29,355 相手は 火竜! 相手にとって不足なしだ! 323 00:21:29,355 --> 00:21:35,694 (マルシアス)しし 仕方ないとはいえ もう少し慎重に行きましょうよ! 324 00:21:35,694 --> 00:21:42,034 (キマキ)三十分前の定時報告では グレンナイリは 四番坑道の近くに。 325 00:21:42,034 --> 00:21:45,037 他の場所では 周囲が開けすぎているので➨ 326 00:21:45,037 --> 00:21:48,040 猟兵の配置的にも そこを選ぶッス! 327 00:21:48,040 --> 00:21:52,211 さっき言った通り 戦士である セラさんとヴェーオルさんに➨ 328 00:21:52,211 --> 00:21:54,413 負担を掛ける事になるッスけれど…。 329 00:21:56,382 --> 00:21:58,551 (セラ)心配無用だ キマキ。 330 00:21:58,551 --> 00:22:01,987 私達 戦士や騎士は元より…。 331 00:22:01,987 --> 00:22:05,991 矢面に立つ覚悟こそが➨ 332 00:22:05,991 --> 00:22:07,993 力の源泉なのだから! 333 00:22:07,993 --> 00:22:10,996 ♬~ 334 00:22:10,996 --> 00:22:12,998 いざ! 335 00:22:12,998 --> 00:22:18,003 ♬~