1 00:00:54,788 --> 00:00:59,793 《セラ:何処だ… ここは…?》 2 00:00:59,793 --> 00:01:03,463 てっ… 手枷!? 足枷に…! 3 00:01:03,463 --> 00:01:06,667 首輪もか…。 4 00:01:09,803 --> 00:01:12,973 そうか 私は…。 5 00:01:12,973 --> 00:01:15,375 捕虜にされたのか…。 6 00:01:17,311 --> 00:01:20,113 蛮族如きに敗れて…! 7 00:01:42,436 --> 00:01:44,605 (一同)うりゃ~! 8 00:01:44,605 --> 00:02:05,459 ♬~ 9 00:02:05,459 --> 00:02:08,795 銃歩兵師団 前へ! 10 00:02:08,795 --> 00:02:10,797 (一同)おおっ~! 11 00:02:10,797 --> 00:02:13,467 撃て! 12 00:02:13,467 --> 00:02:16,470 おおっ…。 13 00:02:16,470 --> 00:02:19,306 撃て 撃て! 14 00:02:19,306 --> 00:02:24,644 団長! 蛮族の逆撃激しく! 義勇兵隊は壊滅! 15 00:02:24,644 --> 00:02:27,147 左翼前衛が崩れました! 16 00:02:27,147 --> 00:02:30,984 うろたえるな! それでも イルドレンの東征騎士か! 17 00:02:30,984 --> 00:02:34,087 (セラ)左翼を下げつつ 中央と右翼を伸ばして➡ 18 00:02:34,087 --> 00:02:36,757 半雁行陣を敷け! 19 00:02:36,757 --> 00:02:41,428 蛮族の攻勢を受け流しつつ 撤退戦に移行せよ! 20 00:02:41,428 --> 00:02:43,764 おお~っ! 21 00:02:43,764 --> 00:02:48,101 ♬~ 22 00:02:48,101 --> 00:02:50,103 うわっ! 23 00:02:50,103 --> 00:02:52,773 《しかし ここを 上手く切り抜けても➡ 24 00:02:52,773 --> 00:02:55,108 主力の兵が減りすぎた…。 25 00:02:55,108 --> 00:02:58,612 これ以上の損耗をすれば 本国へも帰れなくなる。 26 00:02:58,612 --> 00:03:02,949 七年続く 第十七次東方征伐も ここまでか…》 27 00:03:02,949 --> 00:03:05,952 せめて 友軍を 一人でも多く帰さねば…。 28 00:03:05,952 --> 00:03:08,288 うわ~っ! 29 00:03:08,288 --> 00:03:13,460 ♬~ 30 00:03:13,460 --> 00:03:19,166 (ヴェーオル)うお~っ! 31 00:03:27,307 --> 00:03:32,245 東征軍の将 水晶兜だな? 32 00:03:32,245 --> 00:03:35,916 凡百の戦士相手は 飽いておったのだ。 33 00:03:35,916 --> 00:03:39,086 一騎打ちと興じぬか? 34 00:03:39,086 --> 00:03:42,255 《この土壇場で手練れが来るか! 35 00:03:42,255 --> 00:03:46,259 甲冑を紙のように裂く 豪剣の使い手を放置すれば➡ 36 00:03:46,259 --> 00:03:48,929 撤退など不可能! 37 00:03:48,929 --> 00:03:51,765 余裕の表れか…! ヤツが一騎打ちを➡ 38 00:03:51,765 --> 00:03:54,434 所望するのなら 受けぬ手はない!》 39 00:03:54,434 --> 00:03:56,603 副長! はっ! 40 00:03:56,603 --> 00:04:00,774 アレは 数では止められん…。 後は任せた。 41 00:04:00,774 --> 00:04:04,778 兄上に伝えよ! 私は祖国に命を捧げたと! 42 00:04:04,778 --> 00:04:07,948 は~っ! 43 00:04:07,948 --> 00:04:09,950 ふっ…! 44 00:04:09,950 --> 00:04:13,453 ♬~ 45 00:04:13,453 --> 00:04:16,123 ふっ! ぐわ~っ! 46 00:04:16,123 --> 00:04:18,458 ふっ…! 47 00:04:18,458 --> 00:04:21,294 は~っ! えいっ! 48 00:04:21,294 --> 00:04:23,296 ぐわ~っ! 49 00:04:23,296 --> 00:04:25,799 ♬~ 50 00:04:25,799 --> 00:04:30,137 ぐわ~っ! 51 00:04:30,137 --> 00:04:35,575 《ウィスタレシア様! どうかお力をお貸しください!》 52 00:04:35,575 --> 00:04:38,745 ♬~ 53 00:04:38,745 --> 00:04:41,348 うお~っ! うが~っ! 54 00:04:45,919 --> 00:04:47,921 あっ…! 55 00:04:51,758 --> 00:04:54,094 《ここまでか…》 56 00:04:54,094 --> 00:04:58,398 見事だ ワシを相手に こうも粘るか。 57 00:05:01,101 --> 00:05:03,103 殺せ! (ヴェーオル)断る! 58 00:05:05,105 --> 00:05:08,108 その身柄 頂く。 59 00:05:08,108 --> 00:05:10,110 なぁに。 60 00:05:10,110 --> 00:05:12,779 (ヴェーオル)命の心配は無用である。 61 00:05:12,779 --> 00:05:17,117 その身体には 良い使い道があるのでな。 62 00:05:17,117 --> 00:05:20,820 (足音) 63 00:05:34,568 --> 00:05:37,070 《そうだ 私は あいつの➡ 64 00:05:37,070 --> 00:05:40,907 戦利品として 攫われたのだったな…。 65 00:05:40,907 --> 00:05:44,744 か… 家畜扱いで 農奴辺りにでもされるのか? 66 00:05:44,744 --> 00:05:49,749 あっ いや それとも 拷問の末 情報を吐かされるのが先か…? 67 00:05:49,749 --> 00:05:52,419 わざわざ 生け捕りにしたのだし➡ 68 00:05:52,419 --> 00:05:54,921 少なくとも それなりの理由が…》 69 00:05:56,923 --> 00:06:00,093 ((その身体には 良い使い道があるのでな)) 70 00:06:00,093 --> 00:06:02,262 《えっ…!》 71 00:06:02,262 --> 00:06:04,598 ま まさかとは思うが➡ 72 00:06:04,598 --> 00:06:10,103 女と知ったが故に 捕らえたのなら…。 73 00:06:10,103 --> 00:06:12,105 ((ハッハハハハ…!)) 74 00:06:12,105 --> 00:06:14,608 《セラ:慰み者にでもする気か!》 75 00:06:14,608 --> 00:06:17,110 ギャ~! 76 00:06:17,110 --> 00:06:20,447 嫁入り前の 貴族の子女になんたる辱め! 77 00:06:20,447 --> 00:06:24,451 ここは やはり ケダモノの巣か~! 78 00:06:24,451 --> 00:06:29,122 それに 私に忠義を誓った 将兵はどうなるのだ! 79 00:06:29,122 --> 00:06:32,892 《私と殿軍が稼いだ時間では 組織的な全軍撤退は➡ 80 00:06:32,892 --> 00:06:35,228 どう考えても不可能だ! 81 00:06:35,228 --> 00:06:41,401 後詰の部隊は退けても 前線は散り散りに逃げる他ない! 82 00:06:41,401 --> 00:06:45,572 討ち取られるか あるいは 蛮地で野垂れるか…。 83 00:06:45,572 --> 00:06:49,876 そして それ以上に…》 84 00:06:53,913 --> 00:07:00,320 《セラ:蛮族が支配する東方の土地を 平定しなければ故郷の民達は…》 85 00:07:08,595 --> 00:07:13,767 民の安寧を守るという 貴族の責務が果たせぬ無念! 86 00:07:13,767 --> 00:07:17,437 随分と 殊勝な貴族ですね。 87 00:07:17,437 --> 00:07:20,440 誰だ!? (鍵を開ける音) 88 00:07:22,609 --> 00:07:24,778 (ツェツィ)私は ツェツィ。 89 00:07:24,778 --> 00:07:27,580 貴方を捕らえた あのお方の側仕えです。 90 00:07:31,284 --> 00:07:33,219 (セラ)なるほど…。 91 00:07:33,219 --> 00:07:37,557 目的は私から情報を得る事か。 92 00:07:37,557 --> 00:07:41,895 情報を得る? 一体 何の事です? 93 00:07:41,895 --> 00:07:44,397 とぼけるな蛮族の娘! 94 00:07:44,397 --> 00:07:46,399 その怪しげな器具を使って➡ 95 00:07:46,399 --> 00:07:49,235 情報を吐くまで 拷問にかけるつもりだろう! 96 00:07:49,235 --> 00:07:53,239 私が仰せつかった事は 一つだけです。 97 00:07:53,239 --> 00:07:55,909 戦利品である貴方を➡ 98 00:07:55,909 --> 00:07:59,245 あの御方好みに 仕上げる事だけですから。 99 00:07:59,245 --> 00:08:01,548 戦利… うわっ! 100 00:08:03,750 --> 00:08:05,752 っとっと…! 101 00:08:05,752 --> 00:08:08,254 な 何の真似だ これは!? 102 00:08:08,254 --> 00:08:12,258 何って 暴れられたら やりにくいですから。 103 00:08:12,258 --> 00:08:16,096 《くっ… ついに始めるか。 104 00:08:16,096 --> 00:08:20,433 この拘束 如何に 苛烈に責める気だ…。 105 00:08:20,433 --> 00:08:22,769 だが しかし 私は➡ 106 00:08:22,769 --> 00:08:27,073 拷問如きには屈しはしない!》 107 00:08:29,109 --> 00:08:31,277 ふむ…。 108 00:08:31,277 --> 00:08:35,382 (ヴェーオル)そろそろ 目覚める頃合いか? 109 00:08:35,382 --> 00:08:38,785 ワシの たからよ。 110 00:08:40,887 --> 00:08:44,290 はぁ はぁ…。 111 00:08:46,226 --> 00:08:48,895 はぁ… はぁ…。 112 00:08:48,895 --> 00:08:53,800 《何だ 何なのだ これは…!》 113 00:08:58,238 --> 00:09:01,741 よし だいぶ 汚れは落ちましたね。 114 00:09:01,741 --> 00:09:04,077 だから 何をしている!? 115 00:09:04,077 --> 00:09:07,247 何って言われましても 見てのとおり➡ 116 00:09:07,247 --> 00:09:09,749 血や垢を拭いてるだけです。 117 00:09:09,749 --> 00:09:12,919 そりゃあまぁ汚いですし。 はっ…? 118 00:09:12,919 --> 00:09:16,256 それにしても あの御方と 数回 打ち合った騎士と➡ 119 00:09:16,256 --> 00:09:18,925 聞いてましたが…。 120 00:09:18,925 --> 00:09:21,761 (ツェツィ)どれほど無骨な女かと 想像していたら➡ 121 00:09:21,761 --> 00:09:23,763 なかなか どうして…。 122 00:09:25,765 --> 00:09:30,103 同性の私から見ても女らしい 体つきじゃあないですか。 123 00:09:30,103 --> 00:09:34,374 はっ!? ふざけるな! 騎士に 女らしさなど必要あるものか! 124 00:09:34,374 --> 00:09:36,376 そうですか。 125 00:09:36,376 --> 00:09:38,545 まぁ 貴方のいい分は どうでもいいです。 126 00:09:38,545 --> 00:09:42,715 大事なのは あの御方の眼に 適ったということ。 127 00:09:42,715 --> 00:09:45,385 なんの話をしている…? 128 00:09:45,385 --> 00:09:47,387 それを知って どうなるというのですか? 129 00:09:47,387 --> 00:09:49,889 いえ…。 130 00:09:49,889 --> 00:09:52,392 知ったところでどうにもならない。 131 00:09:52,392 --> 00:09:55,395 この地を出ることは もうないのですから。 132 00:09:57,397 --> 00:10:00,400 やはり その道具は…? 133 00:10:00,400 --> 00:10:03,803 さぁ 仕上げと致しましょう。 134 00:10:05,738 --> 00:10:07,841 くっ…! 135 00:10:10,743 --> 00:10:14,747 《ここまでか…!》 136 00:10:14,747 --> 00:10:16,749 ふにゃ~! 137 00:10:27,427 --> 00:10:32,265 えっ この衣装は…? 138 00:10:32,265 --> 00:10:38,438 《目的は尋問や拷問ではない…? 139 00:10:38,438 --> 00:10:44,444 この香り 香油を捕虜に使うか? 140 00:10:44,444 --> 00:10:47,780 いや それはいい! 問題は そもそも これが➡ 141 00:10:47,780 --> 00:10:50,450 何の準備なのかという事だ!》 142 00:10:50,450 --> 00:10:55,288 さて おおむね 宜しい出来映えでしょうか? 143 00:10:55,288 --> 00:10:59,792 《順当に考えれば 捕虜を使った蛮族の風習…? 144 00:10:59,792 --> 00:11:02,295 まさか…!》 145 00:11:02,295 --> 00:11:05,632 うご~っ! 146 00:11:05,632 --> 00:11:07,634 なんだ!? 落雷!? 147 00:11:07,634 --> 00:11:10,937 いえ この大音調は あの御方の…。 148 00:11:13,473 --> 00:11:15,475 奴か! 149 00:11:15,475 --> 00:11:17,477 (足音) 150 00:11:17,477 --> 00:11:24,984 ♬~ 151 00:11:24,984 --> 00:11:27,153 ほう…。 152 00:11:27,153 --> 00:11:32,592 見違えたではないか 水晶兜よ。 153 00:11:32,592 --> 00:11:44,437 ♬~ 154 00:11:44,437 --> 00:11:47,941 戦場では名乗る暇もなかった故 名乗ろう。 155 00:11:47,941 --> 00:11:52,111 ワシの名は大族長 隻眼のウルダインが嫡子➡ 156 00:11:52,111 --> 00:11:54,781 雷声のヴェーオル。 157 00:11:54,781 --> 00:11:58,284 《改めて見れば すさまじい巨躯! 158 00:11:58,284 --> 00:12:02,455 それに あの黄金の瞳 人のものではない…》 159 00:12:02,455 --> 00:12:06,459 なるほど 読めたぞ。 貴様らの思惑が…! 160 00:12:09,796 --> 00:12:14,133 (セラ)二十年前の東征に 参加していた御爺様から聞いた話。 161 00:12:14,133 --> 00:12:19,806 御伽噺と思っていたが よもや真実とは。 162 00:12:19,806 --> 00:12:24,611 ((2人:ハッハハハ… ヒッヒヒヒ…!)) 163 00:12:26,813 --> 00:12:31,317 貴様の人外の瞳が物語っている! 164 00:12:31,317 --> 00:12:36,589 だが イルドレン王国 ラヴィラント辺境伯領 前領主 マティウスが末子にして➡ 165 00:12:36,589 --> 00:12:41,928 東方征伐軍第一騎士団長 セラフィーナ・ド・ラヴィラント! 166 00:12:41,928 --> 00:12:44,597 命乞いなどと無様は晒さぬ! 167 00:12:44,597 --> 00:12:47,100 煮るなり焼くなり 好きにするが良い! 168 00:12:52,438 --> 00:12:55,608 《そうだ… たとえ この身がどうなろうと➡ 169 00:12:55,608 --> 00:12:57,777 意地くらいは貫いてみせる!》 170 00:12:57,777 --> 00:13:02,615 (ヴェーオル)セラフィーナ… セラか 良き名だ。 171 00:13:02,615 --> 00:13:06,919 だがな セラ 生け贄とは何の話だ? 172 00:13:09,288 --> 00:13:13,593 ワシは そなたを花嫁として 連れてきたのだが? 173 00:13:17,463 --> 00:13:19,799 はっ はっ…! 174 00:13:19,799 --> 00:13:22,802 はっ… 花嫁? 誰が!? 175 00:13:22,802 --> 00:13:24,804 そなたが。 誰の? 176 00:13:24,804 --> 00:13:27,307 ワシの。 聞いてない! 177 00:13:27,307 --> 00:13:30,977 私は騙されん! 油断させておいて➡ 178 00:13:30,977 --> 00:13:33,913 怪しげな儀式に 使うつもりだろう! 179 00:13:33,913 --> 00:13:37,250 もし そうなら 疾うに そうしておると思わんか? 180 00:13:37,250 --> 00:13:40,420 だが 私と貴様は 敵同士ではないか! 181 00:13:40,420 --> 00:13:42,422 敵を娶ってはいかんのか? 182 00:13:42,422 --> 00:13:44,424 当たり前だ~! 183 00:13:44,424 --> 00:13:49,095 (ヴェーオル)なに 西方ではそうでも ワシらにはそうではないのでな。 184 00:13:49,095 --> 00:13:51,431 何? 185 00:13:51,431 --> 00:13:56,436 ワシの一族は先祖代々…。 186 00:13:56,436 --> 00:14:01,441 そちらの女騎士を妻に 娶る事が伝統である故に! 187 00:14:01,441 --> 00:14:04,110 ((一同:わ~っ!)) 188 00:14:04,110 --> 00:14:08,281 《め… 滅茶苦茶だ!》 189 00:14:08,281 --> 00:14:12,118 そんな珍妙な理屈で 私が納得すると思うか! 190 00:14:12,118 --> 00:14:16,122 しないのか? するはずが~っ! 191 00:14:16,122 --> 00:14:18,291 そなたが先程 言ったではないか。 192 00:14:18,291 --> 00:14:23,129 煮るなり焼くなり自由にしろと。 はっ…! 193 00:14:23,129 --> 00:14:25,131 それとも 口だけであったか? 194 00:14:25,131 --> 00:14:28,468 《ぐっ… 迂闊!》 195 00:14:28,468 --> 00:14:30,803 (ヴェーオル)もっとも ワシとしても➡ 196 00:14:30,803 --> 00:14:34,240 掟や仕来りだけで選ぶ訳でも無い。 197 00:14:34,240 --> 00:14:38,745 ワシは剣で そなたが良いと決めた。 198 00:14:38,745 --> 00:14:43,082 (ヴェーオル)千の言葉を尽くすより 剣は誠に語らう。 199 00:14:43,082 --> 00:14:48,087 そなたの剣筋は 実に真っ直ぐであったぞ。 200 00:14:51,257 --> 00:14:53,259 一目惚れする程に! 201 00:14:53,259 --> 00:14:58,364 えっ…? 惚れ… えっ? 202 00:15:00,600 --> 00:15:02,935 と言うわけだ。 203 00:15:02,935 --> 00:15:06,105 無理やり 手籠めにはせんから安心しろ。 204 00:15:06,105 --> 00:15:08,107 ではな セラ。 205 00:15:11,778 --> 00:15:14,447 うわっ ちょ… ちょっと待て! 206 00:15:14,447 --> 00:15:18,951 なっ… なっ…! 207 00:15:18,951 --> 00:15:23,122 (セラ)何なんだ コレは~! 208 00:15:23,122 --> 00:15:26,125 (ツェツィ)何って求婚ですよ 求婚。 209 00:15:40,072 --> 00:15:43,743 (シディウス)国王より勅令が下った。 210 00:15:43,743 --> 00:15:48,581 第十七次東方征伐が始まる。 211 00:15:48,581 --> 00:15:54,587 我が妹 セラフィーナ。 お前は第一騎士団長に任命された。 212 00:15:58,090 --> 00:16:01,093 ラヴィラント家の家名に 恥じぬ武功を納めよ。 213 00:16:01,093 --> 00:16:03,095 はい! 214 00:16:05,097 --> 00:16:07,099 (シディウス)待て。 215 00:16:09,101 --> 00:16:12,772 (シディウス)イルダール侯爵夫人から 宴席の招待状が来ている。 216 00:16:12,772 --> 00:16:15,107 それが何か? 217 00:16:15,107 --> 00:16:19,912 むろん セラフィーナ姫宛てだ。 218 00:16:23,950 --> 00:16:25,952 はい 出席いたします。 219 00:16:32,892 --> 00:16:36,896 こらっ ドロボー! おお 報酬高いじゃねえか! 220 00:16:36,896 --> 00:16:40,733 でも 怖えよ 知り合いも 帰ってきてないし。 221 00:16:40,733 --> 00:16:42,902 東征が決まったのか…! 222 00:16:42,902 --> 00:16:45,304 俺は義勇兵に志願するぞ! 223 00:16:47,240 --> 00:16:49,342 おい ラヴィラント家の馬車だ! 224 00:17:10,429 --> 00:17:15,835 おや 珍しい御方がいらしてる。 まぁ 本当! 225 00:17:17,770 --> 00:17:21,274 最近は食事の質も落ちてますわ。 226 00:17:21,274 --> 00:17:24,610 戦争が続くほど 我々は儲かる。 227 00:17:24,610 --> 00:17:28,281 ですな ハッハハハ…! 228 00:17:28,281 --> 00:17:32,385 さすがは セラフィーナ姫ですな。 229 00:17:32,385 --> 00:17:36,055 お美しいというより 凛々しいですわね フッフフ…。 230 00:17:36,055 --> 00:17:39,225 騎士団長様だ。 まったく嘆かわしいよ。 231 00:17:39,225 --> 00:17:43,229 女に率いられるとはね。 まぁ 騎士団の中でも➡ 232 00:17:43,229 --> 00:17:45,231 その強さは 一 二を争う。 233 00:17:45,231 --> 00:17:48,901 その上 ラヴィラント家となれば 軍を率いるのは当然だが➡ 234 00:17:48,901 --> 00:17:51,904 女が強くて なんの意味がある? 235 00:17:57,076 --> 00:17:59,745 はぁ…。 236 00:17:59,745 --> 00:18:01,914 帰りたい…。 237 00:18:01,914 --> 00:18:03,916 セラフィーナ様! 238 00:18:03,916 --> 00:18:08,087 こちらにいらしたのね! 探しましたわ。 239 00:18:08,087 --> 00:18:12,091 こんなところで お一人で。 さあ こちらにいらして。 240 00:18:12,091 --> 00:18:16,762 お久しぶりね 何年ぶりかしら。 241 00:18:16,762 --> 00:18:20,766 聞きましたわ 東征軍の 騎士団長になられたのでしょう? 242 00:18:20,766 --> 00:18:22,935 (セラ)ええ。 まぁ 恐ろしい! 243 00:18:22,935 --> 00:18:25,604 東側には見た事もないような➡ 244 00:18:25,604 --> 00:18:28,441 凶暴な生き物が 沢山いるのでしょう? 245 00:18:28,441 --> 00:18:32,044 噂では 火を吐くドラゴンや 魔物がいるとか…。 246 00:18:32,044 --> 00:18:34,380 ドラゴンや魔物は御伽噺ですよ。 247 00:18:34,380 --> 00:18:37,717 でも 危険なことには かわりありませんわ。 248 00:18:37,717 --> 00:18:40,886 なにしろ 蛮族と戦うのですもの。 249 00:18:40,886 --> 00:18:44,557 蛮族って 人の姿をした 獣というではありませんか。 250 00:18:44,557 --> 00:18:48,227 女の騎士を攫って 生け贄にするとか…。 251 00:18:48,227 --> 00:18:50,730 そんな恐ろしい 東の地へ行くなんて➡ 252 00:18:50,730 --> 00:18:53,232 女性が 行くところではありませんわ。 253 00:18:56,068 --> 00:18:58,237 東方を平定するのは➡ 254 00:18:58,237 --> 00:19:01,240 このイルドレン王国建国以来の悲願。 255 00:19:01,240 --> 00:19:04,243 平和の為に 民の為に 東征に向かうのを➡ 256 00:19:04,243 --> 00:19:07,580 私は貴族として 誇りに思っています! 257 00:19:07,580 --> 00:19:11,584 それは 殿方に お任せすればよろしいのよ。 258 00:19:11,584 --> 00:19:14,587 女だてらに戦っても 良い事は一つもないわ。 259 00:19:14,587 --> 00:19:17,423 あなたのお慕いしていた ウィスタレシア様だって➡ 260 00:19:17,423 --> 00:19:20,760 結局は 戦場で 行方不明になってしまって。 261 00:19:20,760 --> 00:19:25,064 女は結婚し 家を守るのが やはり幸せですわ。 262 00:19:32,872 --> 00:19:35,207 のんきなものだ…。 263 00:19:35,207 --> 00:19:38,511 豪華な食事に楽しげな音楽とは…。 264 00:19:43,716 --> 00:19:47,553 《度重なる不作で 民は飢える一方だというのに…》 265 00:19:47,553 --> 00:19:50,222 た 助けてくれ~! 266 00:19:50,222 --> 00:19:52,525 うっ うわ~っ うわ~っ! 267 00:19:54,560 --> 00:19:56,729 うわ~っ! 268 00:19:56,729 --> 00:19:58,898 そこまでだ! 269 00:19:58,898 --> 00:20:00,900 なっ…! 270 00:20:00,900 --> 00:20:04,236 反抗するなら 命の保証はできぬ。 271 00:20:04,236 --> 00:20:06,739 《セラ:この者たちは…?》 272 00:20:09,408 --> 00:20:11,410 その剣は貴族の…! 273 00:20:11,410 --> 00:20:14,747 か かまわねえ! やるしかねえ! 274 00:20:14,747 --> 00:20:16,749 (3人)うお~っ! 275 00:20:18,751 --> 00:20:20,753 うわっ…! 276 00:20:22,922 --> 00:20:26,425 お前達 このような悪行は 初めてだろう。 277 00:20:28,594 --> 00:20:31,797 飢えて死ぬよりはマシだ! お前に なにが分かる! 278 00:20:40,439 --> 00:20:42,441 えっ…! 279 00:20:42,441 --> 00:20:44,443 二度と悪事を働かぬか? 280 00:20:44,443 --> 00:20:47,947 も… もらっていいのか? ああ。 281 00:20:47,947 --> 00:20:49,949 おお すまねぇ! 282 00:20:49,949 --> 00:20:52,618 これで ガキに飯を食わせられる! 283 00:20:52,618 --> 00:20:55,621 もう二度とやらねえよ。 284 00:20:55,621 --> 00:20:58,324 行こう。 ああ。 285 00:21:00,793 --> 00:21:03,629 ありがてえな。 ああ! 286 00:21:03,629 --> 00:21:06,632 《今しばらく 堪えてくれ。 287 00:21:06,632 --> 00:21:09,969 皆が豊かに暮らせるよう➡ 288 00:21:09,969 --> 00:21:13,472 私が必ずや東方を平定する》 289 00:21:20,813 --> 00:21:23,149 (セラ)行って参ります! 290 00:21:23,149 --> 00:21:27,486 国の為 民の為に 力の限り戦います。 291 00:21:27,486 --> 00:21:30,990 どうか ご加護を。 292 00:21:30,990 --> 00:21:33,092 ウィスタレシア様。 293 00:21:33,092 --> 00:21:36,762 セラフィーナ。 294 00:21:36,762 --> 00:21:38,764 兄様…。 295 00:21:38,764 --> 00:21:41,934 またもや パーティで 相手も見つからなかったのか? 296 00:21:41,934 --> 00:21:44,103 はっ? 何を 仰っているのですか? 297 00:21:44,103 --> 00:21:46,272 これから出撃を…。 298 00:21:46,272 --> 00:21:48,274 黙れ。 299 00:21:48,274 --> 00:21:51,443 女の身で騎士でいたいなど 一体 いつまで我儘を言う気だ? 300 00:21:51,443 --> 00:21:53,612 (セラ)何を? 301 00:21:53,612 --> 00:21:55,781 筆頭の箔付けなら もう十分だ。 302 00:21:55,781 --> 00:21:58,284 奇特な貰い手のあるうちに嫁げ。 303 00:21:58,284 --> 00:22:00,452 剣で 政は動かん…。 304 00:22:00,452 --> 00:22:03,622 セ~ラ~! 305 00:22:03,622 --> 00:22:08,294 セ~ラ~! セ~ラ~! セ~ラ~! 306 00:22:08,294 --> 00:22:12,131 ワシの嫁になれ! 307 00:22:12,131 --> 00:22:14,133 なっ… なんだ!? 308 00:22:14,133 --> 00:22:18,470 ワシの嫁になれ~! 309 00:22:18,470 --> 00:22:21,807 ♬~ 310 00:22:21,807 --> 00:22:24,476 はっ…! 311 00:22:24,476 --> 00:22:29,315 夢…? あの蛮族の? なぜ…。 312 00:22:29,315 --> 00:22:31,317 ふぅ…。 313 00:22:31,317 --> 00:22:33,419 (いびき) 314 00:22:33,419 --> 00:22:35,921 何の音だ…? 315 00:22:35,921 --> 00:22:42,828 (いびき) 316 00:22:49,768 --> 00:22:51,770 (セラ)うわっ…!