1 00:00:35,802 --> 00:00:38,472 (マルシアス)全く 忌々しい! 2 00:00:38,472 --> 00:00:42,142 崇高なる東征に幾度も 抗うばかりか➡ 3 00:00:42,142 --> 00:00:46,480 我らが英雄を拐かし 人類の輝かしき歴史に➡ 4 00:00:46,480 --> 00:00:48,649 またも泥を塗るとは。 5 00:00:48,649 --> 00:00:52,152 文明の灯りも届かぬ 蛮地の賤民が! 6 00:00:55,155 --> 00:00:57,324 (ラディル)また あの鳥か!? 7 00:00:57,324 --> 00:01:00,327 (アレックス)だが この装備では もう太刀打ちできんぞ! 8 00:01:00,327 --> 00:01:06,633 ハァ ハァ ハァ…。 9 00:01:09,169 --> 00:01:11,171 (ラディルたち)はぁ…。 10 00:01:11,171 --> 00:01:13,507 畏れる必要などありますまい。 11 00:01:13,507 --> 00:01:19,179 こちらには 一層の冴えを得た 神の奇跡があるのです。 12 00:01:19,179 --> 00:01:22,349 また追い払えばよいだけの事。 13 00:01:22,349 --> 00:01:24,518 ですが マルシアス従軍司祭。 14 00:01:24,518 --> 00:01:28,021 一度 補給をせねば命の危機も。 15 00:01:28,021 --> 00:01:30,023 (マルシアス)逃げ帰るおつもりか? 16 00:01:30,023 --> 00:01:34,962 貴卿東征騎士は勲功を上げ 御家を興すことが大望…。 17 00:01:34,962 --> 00:01:39,466 此度の事態も 二十年前と 同様の道をたどれば…。 18 00:01:42,302 --> 00:01:46,139 (マルシアス)この不名誉を そそぐ手はひとつ…。 19 00:01:46,139 --> 00:01:50,644 セラフィーナ・ド・ラヴィラント様を お救い致すのです! 20 00:01:50,644 --> 00:01:53,480 貴卿等の名誉のためにも➡ 21 00:01:53,480 --> 00:01:56,483 我らコモネラ教徒が 悲願の東方征伐を➡ 22 00:01:56,483 --> 00:01:59,886 完遂するためにも! 23 00:04:02,142 --> 00:04:06,480 (セラ)ひゅ~ 良い切れ味だ。 24 00:04:06,480 --> 00:04:09,649 (ツェツィ)もう本日の 薪割りは大丈夫です。 25 00:04:09,649 --> 00:04:11,985 なんだ もう終わりなのか? 26 00:04:11,985 --> 00:04:17,157 そんな事言っても ここ3日で むこう2週間分は割ってますよ。 27 00:04:17,157 --> 00:04:20,827 毎日 食べて寝ているだけでは 身体が鈍る! 28 00:04:20,827 --> 00:04:24,664 それに せっかくの名剣を 馴染ませたいと思うのは当然だ。 29 00:04:24,664 --> 00:04:28,835 あ じゃあ やっぱり ここ数日のそわそわは➡ 30 00:04:28,835 --> 00:04:31,772 暇で暇で しょうがなかったからですか。 31 00:04:31,772 --> 00:04:35,442 うぐっ… 軍議や鍛錬も無しに 一日中 過ごすなど➡ 32 00:04:35,442 --> 00:04:39,279 今までの生活からすると 考えられん事でな。 33 00:04:39,279 --> 00:04:42,949 かと言って 家事手伝いを したこともないと。 34 00:04:42,949 --> 00:04:46,786 普通ならば従騎士の頃に 正騎士のもとで修業と➡ 35 00:04:46,786 --> 00:04:51,458 小間使いをするものだが…。 36 00:04:51,458 --> 00:04:53,627 (セラ)師事した騎士に うちの御爺様が➡ 37 00:04:53,627 --> 00:04:55,962 圧力をかけたらしくてな。 38 00:04:55,962 --> 00:05:00,634 大貴族が盛大に 横紙破りするの怖ぁ…。 39 00:05:00,634 --> 00:05:03,803 まぁ でも 今日は 暇する心配ありませんよ。 40 00:05:03,803 --> 00:05:06,907 え? だって そろそろ あ ほら! 41 00:05:12,312 --> 00:05:14,481 (ヴェーオル)お~い セラ! 42 00:05:14,481 --> 00:05:18,318 邑の戦士たちと 腕比べでもせんか? 43 00:05:18,318 --> 00:05:20,487 (戦士たち)おお~っ! 44 00:05:20,487 --> 00:05:24,491 セラの欲求不満を解消する 妙案を思いついた➡ 45 00:05:24,491 --> 00:05:28,662 と言っていましたが そんな脳筋な方法だとは…。 46 00:05:28,662 --> 00:05:32,599 こんなに集まって 帰れなどとは言えんじゃないか~。 47 00:05:32,599 --> 00:05:34,935 仕方ないな~。 48 00:05:34,935 --> 00:05:36,937 こっちも脳筋だった…。 49 00:05:36,937 --> 00:05:40,273 ツェツィ! すまぬが セラの甲冑を出してくれ! 50 00:05:40,273 --> 00:05:43,076 はい 承りました! 51 00:05:45,946 --> 00:05:50,283 (セラ)残してあったのだな。 私の甲冑…。 52 00:05:50,283 --> 00:05:53,453 外して すぐに血と 泥汚れは落としましたが➡ 53 00:05:53,453 --> 00:05:56,456 日頃の手入れは最低限しか…。 54 00:05:56,456 --> 00:05:59,860 いや 十分だ。 55 00:06:03,630 --> 00:06:06,132 (セラ)兜は やはり ダメか…。 56 00:06:06,132 --> 00:06:10,136 着がえ 手伝います。 着け方 分かるのか? 57 00:06:10,136 --> 00:06:12,639 まあ だいたいなら。 58 00:06:12,639 --> 00:06:16,309 第一 これを 脱がせたのも私ですよ。 59 00:06:16,309 --> 00:06:20,113 《甲冑の着脱は 慣れが要るはずだが…》 60 00:06:29,656 --> 00:06:32,359 (戦士たち)おお~っ! 61 00:06:34,928 --> 00:06:39,766 待たせたな イルドレン王国筆頭騎士…。 62 00:06:39,766 --> 00:06:43,436 いや 水晶兜の暇つぶしに…。 63 00:06:43,436 --> 00:06:45,438 付きあってもらうぞ! 64 00:06:45,438 --> 00:06:48,608 (戦士たち)おお~っ! 65 00:06:48,608 --> 00:06:51,611 水晶兜とやりあえるなんて 夢みてぇだ! 66 00:06:51,611 --> 00:06:53,780 (ラハム)お 俺! 俺が最初だ! 67 00:06:53,780 --> 00:06:57,617 そう慌てるな。 68 00:06:57,617 --> 00:07:01,288 セラ 木剣試合だぞ。 69 00:07:01,288 --> 00:07:03,623 知ってた。 70 00:07:03,623 --> 00:07:08,128 (ヴュフメーク)ふふっ うふっ…! 71 00:07:08,128 --> 00:07:11,298 (ヴェーオル)名高き水晶兜に まっ先に挑むは➡ 72 00:07:11,298 --> 00:07:14,801 先の大戦で 初陣を迎えた若き戦士! 73 00:07:14,801 --> 00:07:19,306 (ヴェーオル)蒼牙のガムランの子 戦士ラハム! 74 00:07:22,142 --> 00:07:24,978 いざ 尋常に 始め! 75 00:07:24,978 --> 00:07:28,815 手加減不要! オオオッ! 76 00:07:28,815 --> 00:07:31,151 あっ…! 77 00:07:31,151 --> 00:07:33,086 (ガムラン)ラハム~! 78 00:07:33,086 --> 00:07:35,588 《手加減不要って 言われたんだもの!》 79 00:07:35,588 --> 00:07:39,092 次 蒼牙のガムラン! 80 00:07:39,092 --> 00:07:41,761 息子の息子の無念! 81 00:07:41,761 --> 00:07:45,432 この父が晴らそうぞ! 82 00:07:45,432 --> 00:07:48,435 むん…! 父さ~ん! 83 00:07:48,435 --> 00:07:51,604 《親子で動きが 一緒だったんだもの…!》 84 00:07:51,604 --> 00:07:54,441 (セロ)次は 俺に行かせてくれ。 85 00:07:54,441 --> 00:07:58,144 よし 次! 二つ首のセロ! 86 00:08:00,113 --> 00:08:04,451 水晶兜 まずは あんたに礼を言いたい。 87 00:08:04,451 --> 00:08:06,786 ツケビケシが邑を襲った時➡ 88 00:08:06,786 --> 00:08:10,790 あんたは 俺の妹と 甥を守ってくれた。 89 00:08:10,790 --> 00:08:13,460 あ… 家族だったのか! 90 00:08:13,460 --> 00:08:17,964 ユファとガタルの命を守ってくれて ありがとな。 91 00:08:17,964 --> 00:08:20,467 だが それはそれ これはこれ。 92 00:08:20,467 --> 00:08:23,303 (セロ)俺にも全力で頼む! ああ。 93 00:08:23,303 --> 00:08:26,139 行くぞ! 94 00:08:26,139 --> 00:08:31,911 ♬~ 95 00:08:31,911 --> 00:08:35,915 ガムランもセロも こう いとも簡単に…。 96 00:08:35,915 --> 00:08:38,918 うおお! 漲ってきた~! 97 00:08:38,918 --> 00:08:41,254 うお~っ! 98 00:08:41,254 --> 00:08:43,757 (ダニエル)ぐあ~っ! 99 00:08:43,757 --> 00:08:46,593 ぐわっ…! 100 00:08:46,593 --> 00:08:48,762 つ… 強すぎる…。 101 00:08:48,762 --> 00:08:51,264 皆 かなりの実力者なのに…。 102 00:08:51,264 --> 00:08:54,100 イるどれンは アレだけの 意力をまとってルし➡ 103 00:08:54,100 --> 00:08:56,436 そりゃ強いヨ! 104 00:08:56,436 --> 00:09:00,774 ヴュフメーク様 ヴェーオル様にも 説明してもらったんですけど➡ 105 00:09:00,774 --> 00:09:03,777 私 その意力がよく分からなくて。 106 00:09:03,777 --> 00:09:06,579 ソんなに難しイ モノじゃないヨ。 107 00:09:11,117 --> 00:09:15,121 (ヴュフメーク)意力は そのまマ 意志の力。 108 00:09:15,121 --> 00:09:18,792 何カを為そうとする強い想イ…。 109 00:09:18,792 --> 00:09:21,628 鳥が飛べるのモ 魚が泳ぐのモ➡ 110 00:09:21,628 --> 00:09:27,967 竜が強いのモ テフューが ここに在れルのモ 大本は同じ。 111 00:09:27,967 --> 00:09:31,638 アタシ達 テフューは流れる血も➡ 112 00:09:31,638 --> 00:09:33,740 肉ノ身体も持っていない…。 113 00:09:33,740 --> 00:09:39,412 (ヴュフメーク)風や水や雲や土や 火の意志が見る夢の様ナ物。 114 00:09:39,412 --> 00:09:44,751 イクストやクィェフト クフウェクは 肉のあル生き物だけド➡ 115 00:09:44,751 --> 00:09:47,921 長く長く生きられル。 116 00:09:47,921 --> 00:09:49,923 でも➡ 117 00:09:49,923 --> 00:09:54,594 コーネムの生は とても短くテ…。 118 00:09:54,594 --> 00:09:59,098 為したイ事を為すには 時間がまるで足らなイ。 119 00:09:59,098 --> 00:10:04,771 それ故 コーネムの戦士達の意力ハ とてもとても強イ。 120 00:10:04,771 --> 00:10:10,610 意志ハ技を冴えさセ 力を増シ 武具に意志を徹す。 121 00:10:10,610 --> 00:10:12,779 (ヴュフメーク)意力の徹った武具には➡ 122 00:10:12,779 --> 00:10:15,782 意力の徹った 手段しか対抗出来ない。 123 00:10:15,782 --> 00:10:19,452 武具の性能差はなく 身体能力も同じなら➡ 124 00:10:19,452 --> 00:10:22,622 最後に雌雄を 決するのは意力の差? 125 00:10:22,622 --> 00:10:24,958 そう。 126 00:10:24,958 --> 00:10:28,795 (ヴュフメーク)ソの短い生で 何かを為そうとする強イ意志。 127 00:10:28,795 --> 00:10:33,633 それは アタシ達には とてもとても眩しくて➡ 128 00:10:33,633 --> 00:10:36,836 光り輝いて見える程。 129 00:10:48,815 --> 00:10:51,150 ひ 引き分けだ~! 130 00:10:51,150 --> 00:10:55,154 (戦士たち)わ~っ! 131 00:10:55,154 --> 00:10:57,991 勝ちは逃したか…。 132 00:10:57,991 --> 00:11:03,663 前は 儂が負けた故 これ以上の勝ちは譲れんのう。 133 00:11:03,663 --> 00:11:07,834 なんだ? この前の問答のことを 気にしているのか? 134 00:11:07,834 --> 00:11:10,003 いや まぁ…。 135 00:11:10,003 --> 00:11:12,839 どうだ? 暇は潰せたか? 136 00:11:12,839 --> 00:11:17,644 ああ とても清々しい気分だ! お前のおかげだな。 137 00:11:20,513 --> 00:11:23,016 さっきまで本気で やり合ってたくせに…。 138 00:11:23,016 --> 00:11:26,519 いや~ 良い意力の輝きだっタ! 139 00:11:26,519 --> 00:11:29,022 これを見るのが生き甲斐ヨ。 140 00:11:29,022 --> 00:11:31,524 テフューが生き甲斐って…。 141 00:11:31,524 --> 00:11:34,460 て言うか 今日 来たのって その為ですか? 142 00:11:34,460 --> 00:11:37,630 酒があれバ 尚良しだったナ。 143 00:11:37,630 --> 00:11:40,633 おお~い 大変だ~! 144 00:11:40,633 --> 00:11:43,303 どうした? 西の森から邑に➡ 145 00:11:43,303 --> 00:11:45,638 手負いのモリスベリが 向かってきている! 146 00:11:45,638 --> 00:11:47,974 何!? 147 00:11:47,974 --> 00:11:50,977 《もしや また 竜か…》 148 00:11:53,646 --> 00:12:01,988 ♬~ 149 00:12:01,988 --> 00:12:07,327 《竜に関して 異変が 立て続けに起こってる…》 150 00:12:07,327 --> 00:12:11,831 ((ツェツィ:でも変です この辺りの ツケビケシは邑を襲いません。 151 00:12:11,831 --> 00:12:15,168 襲ったら狩られると 学習済みなので…)) 152 00:12:15,168 --> 00:12:19,339 《ツケビケシの件 そして 此度の件…》 153 00:12:19,339 --> 00:12:22,675 ((他の見張りによると モリスベリだけじゃない。 154 00:12:22,675 --> 00:12:27,347 人の手で傷つけられた 竜が何体もいると! 155 00:12:27,347 --> 00:12:30,350 妙だ この地に 住む氏族であるなら➡ 156 00:12:30,350 --> 00:12:33,620 手負いを逃がすなど まずやらぬ事。 157 00:12:33,620 --> 00:12:36,956 西の森で 何かやべぇ事が起きてる)) 158 00:12:36,956 --> 00:12:41,628 《戦いのさなかの 険しい表情ともまた違う…。 159 00:12:41,628 --> 00:12:44,797 ヴェーオルが あんな顔をするなど…。 160 00:12:44,797 --> 00:12:48,468 胸騒ぎがする…》 161 00:12:48,468 --> 00:12:50,470 (笛の音) 162 00:12:50,470 --> 00:12:52,472 《始まったか!》 163 00:12:52,472 --> 00:13:05,151 ♬~ 164 00:13:05,151 --> 00:13:08,655 うむ… 来い! 165 00:13:08,655 --> 00:13:14,661 ♬~ 166 00:13:14,661 --> 00:13:16,663 (ヴェーオル)縄をかけろ! 167 00:13:16,663 --> 00:13:18,665 (戦士たち)おおっ…! 168 00:13:18,665 --> 00:13:20,833 セラ! 任せろ! 169 00:13:20,833 --> 00:13:27,173 ♬~ 170 00:13:27,173 --> 00:13:29,175 わっ! 171 00:13:29,175 --> 00:13:31,344 上出来だ。 172 00:13:31,344 --> 00:13:36,949 ♬~ 173 00:13:36,949 --> 00:13:40,286 水晶兜が止めを刺したぞ! 174 00:13:40,286 --> 00:13:42,789 (戦士たち)おお~っ! 175 00:13:46,793 --> 00:13:49,962 (ダニエル)おい こっちにも縄をくれ! 176 00:13:49,962 --> 00:13:54,467 尾の方はどうする? これでは足りんぞ! 177 00:13:54,467 --> 00:13:57,637 大きな竜だな…。 モリスベリ…。 178 00:13:57,637 --> 00:14:01,974 ツケビケシだとか他の飛竜とは違って 真の竜の一種だ。 179 00:14:01,974 --> 00:14:05,478 真の竜? 他のと どう違うんだ? 180 00:14:05,478 --> 00:14:07,980 脚の本数で見分ける。 181 00:14:07,980 --> 00:14:10,149 (ヴェーオル)六本あるであろう? 182 00:14:10,149 --> 00:14:15,988 イクストの賢人いわく 中央の一対は 翼の名残だと言われている。 183 00:14:15,988 --> 00:14:20,827 遥か昔には意力でもって 飛べていたらしい。 184 00:14:20,827 --> 00:14:24,163 こんな重そうな身体で 飛んでいたとは➡ 185 00:14:24,163 --> 00:14:28,167 文字通り 御伽噺のドラゴンだったわけだ。 186 00:14:28,167 --> 00:14:31,003 未だ 翼が 退化しておらん種もおるぞ。 187 00:14:31,003 --> 00:14:34,107 (ヴェーオル)クィェフトの山にいる火竜が そのクチだな。 188 00:14:34,107 --> 00:14:37,410 (セラ)そいつの方が 御伽話っぽそうだな。 189 00:14:39,445 --> 00:14:41,781 お~い ちょっと見てくれ! 190 00:14:41,781 --> 00:14:44,450 報告にあった怪我だ。 191 00:14:44,450 --> 00:14:48,121 火傷だと思うんだが おかしくないか? 192 00:14:48,121 --> 00:14:51,290 かなり深いが すす痕はない。 193 00:14:51,290 --> 00:14:53,459 只の火ではないな…。 194 00:14:53,459 --> 00:14:57,130 イクスト達が使う理術に 近いものに見えるが…。 195 00:14:57,130 --> 00:14:59,799 理術… それは 魔法のようなものか? 196 00:14:59,799 --> 00:15:01,801 ああ…。 197 00:15:01,801 --> 00:15:06,472 (ヴェーオル)通常 焼くならば 硫黄や 火石等が触媒として必要だ。 198 00:15:06,472 --> 00:15:11,144 が そうなると多少の 焦げが出るはずなのだが…。 199 00:15:11,144 --> 00:15:14,647 セラ 西に欺様な術を 使う者はいないか? 200 00:15:14,647 --> 00:15:17,483 イルドレンに? 断言する。 201 00:15:17,483 --> 00:15:19,652 これは この地の者の仕業ではない。 202 00:15:19,652 --> 00:15:26,159 しかし 東征軍に 魔法を使える者など…。 203 00:15:26,159 --> 00:15:29,829 (セラ)いや まさか…。 204 00:15:29,829 --> 00:15:34,433 思い当たるものでもあったか? 205 00:15:34,433 --> 00:15:40,273 (セラ)私達 西方諸国の国教 コモネラ教団の司祭達。 206 00:15:40,273 --> 00:15:43,943 軍司祭として 幾人もが 東征に参加していた。 207 00:15:43,943 --> 00:15:48,114 陣幕内での簡易ミサや 葬送の儀式にて➡ 208 00:15:48,114 --> 00:15:53,619 光の奇跡を示して 東征騎士らの 心を慰撫するのが役目…。 209 00:15:53,619 --> 00:15:59,125 だが 奇跡が戦う術になるなど 聞いたことは無いし…。 210 00:15:59,125 --> 00:16:01,461 (ヴュフメーク)イるドれン! オークフィム! 211 00:16:01,461 --> 00:16:06,132 大変だヨ! イクスト達が 触媒もナシに理術を使ってル➡ 212 00:16:06,132 --> 00:16:08,301 大バカを見つけたっテ! 213 00:16:08,301 --> 00:16:10,803 正気か そやつ! 本当にそんな事を!? 214 00:16:10,803 --> 00:16:13,472 すぐにでも 澱みが出そうだっテ! 215 00:16:13,472 --> 00:16:16,142 澱み…。 216 00:16:16,142 --> 00:16:20,480 (ヴェーオル)皆の者 よく聞け! 二つ名持ち4名以外の半数は➡ 217 00:16:20,480 --> 00:16:22,648 竜を解体し 回収! 218 00:16:22,648 --> 00:16:26,486 残りは 邑へ戻り 最悪の事態に備えよ! 219 00:16:26,486 --> 00:16:30,323 二つ名持ちは 覚悟を決めて付いてこい! 220 00:16:30,323 --> 00:16:32,425 (戦士たち)おお~っ! 221 00:16:32,425 --> 00:16:34,594 ヴェーオル 澱みとは? 222 00:16:34,594 --> 00:16:38,097 澱みとは理の流るるが滞ったもの。 223 00:16:38,097 --> 00:16:42,101 理に反するは 即ち魔なり! 224 00:16:42,101 --> 00:16:45,271 魔物…! 225 00:16:45,271 --> 00:16:48,608 ((化生の類 魔物というモノがいる。 226 00:16:48,608 --> 00:16:51,444 此処で暮らすなら いつか目にする➡ 227 00:16:51,444 --> 00:16:53,646 災害のような 存在だと覚えておけ》 228 00:16:56,616 --> 00:16:59,452 うわ~っ! 229 00:16:59,452 --> 00:17:01,787 がっ…! 230 00:17:01,787 --> 00:17:04,790 (咆哮) 231 00:17:04,790 --> 00:17:09,128 ここまで来て 引き返す訳にはいかない…。 232 00:17:09,128 --> 00:17:11,831 どんな犠牲を払おうとも…。 233 00:17:14,133 --> 00:17:16,335 こっちだヨ! 234 00:17:24,477 --> 00:17:26,879 (咆哮) 235 00:17:31,317 --> 00:17:34,253 ふっ…。 236 00:17:34,253 --> 00:17:37,056 ふふふ…。 《セラ:マルシアス!》 237 00:17:39,759 --> 00:17:43,930 マルシアス従軍司祭…! セラフィーナ… さま? 238 00:17:43,930 --> 00:17:48,601 なんと セラフィーナ様! ご無事であらせられましたか! 239 00:17:48,601 --> 00:17:50,770 ラヴィラント卿! 240 00:17:50,770 --> 00:17:56,609 到底相容れぬ価値観の 持ち主と見受けられるが➡ 241 00:17:56,609 --> 00:17:59,445 セラ 顔見知りか? 242 00:17:59,445 --> 00:18:02,114 私が率いる 第一騎士団所属の司祭だ。 243 00:18:02,114 --> 00:18:05,284 (マルシアス)せ… セラフィーナ様! 244 00:18:05,284 --> 00:18:09,455 その野蛮な男は 憎き蛮族ではありませんか! 245 00:18:09,455 --> 00:18:11,457 打ち殺さねば! 246 00:18:11,457 --> 00:18:13,459 落ちつけ マルシアス! 247 00:18:13,459 --> 00:18:16,629 敵意をみだりに示すな! 状況を考えろ! 248 00:18:16,629 --> 00:18:18,965 何を今更! 249 00:18:18,965 --> 00:18:21,300 既に我らは 七百年以上➡ 250 00:18:21,300 --> 00:18:24,303 十七次もの征伐を 行っているのです! 251 00:18:24,303 --> 00:18:27,473 東征こそ 我等が正義! 252 00:18:27,473 --> 00:18:31,477 ラヴィラントの姫君が 如何な心変わりを! 253 00:18:31,477 --> 00:18:33,412 はっ… まさか! 254 00:18:33,412 --> 00:18:37,750 (マルシアス)汚らわしくも手籠めに されてしまったのですか~! 255 00:18:37,750 --> 00:18:40,086 いや ちょ そうではなく! 256 00:18:40,086 --> 00:18:43,089 蛮族ごときが~! 257 00:18:43,089 --> 00:18:48,094 オムガーブ! フェウ・ルーヴ ヴェフシヴ! アム・フゥーク! 258 00:18:48,094 --> 00:18:50,763 やめろ! 何をするつもりだ!? 259 00:18:50,763 --> 00:18:53,099 (マルシアス)インヴィフ! 260 00:18:53,099 --> 00:18:55,267 (ヴュフメーク)わ~っ! 261 00:18:55,267 --> 00:18:57,770 モリスベリを 手負いにしたのは これか! 262 00:18:57,770 --> 00:19:00,439 では やはり一連の騒動は…。 263 00:19:00,439 --> 00:19:04,110 ご覧いただけましたか セラフィーナ様! 264 00:19:04,110 --> 00:19:10,282 不浄の蛮地にて 神より賜りし 奇跡は 一層の冴えを得ました! 265 00:19:10,282 --> 00:19:13,953 これ即ち神意! 神意なのです! 266 00:19:13,953 --> 00:19:16,622 はなはだしい勘違いだ。 267 00:19:16,622 --> 00:19:20,793 土や木々の力を かすめ取る行為を誇るでない。 268 00:19:20,793 --> 00:19:24,296 な…! 269 00:19:24,296 --> 00:19:29,101 さあ セラフィーナ様 我等と共に 故郷へ帰りましょう。 270 00:19:36,242 --> 00:19:38,244 どうされたのです? 271 00:19:38,244 --> 00:19:42,748 マルシアスとやら セラに免じて一度だけ聞く。 272 00:19:42,748 --> 00:19:44,750 (ヴェーオル)話し合うつもりはないか? 273 00:19:44,750 --> 00:19:47,853 しゃべるな… 蛮族が…! 274 00:19:50,923 --> 00:19:52,925 待て…! そんなことをしても…。 275 00:19:52,925 --> 00:19:55,594 (マルシアス)慈悲深くも 神の威光を示すに留めておけば➡ 276 00:19:55,594 --> 00:19:57,763 つけ上がる! 277 00:19:57,763 --> 00:20:01,100 ならば 存分に その身で味わい悔いよ! 278 00:20:01,100 --> 00:20:05,771 フゥーク・ウム フェウ・ルーヴ オムガーヴ ヴェフシヴ! 279 00:20:05,771 --> 00:20:07,940 ばか者が! 280 00:20:07,940 --> 00:20:09,942 (マルシアス)インヴィフ! 281 00:20:15,948 --> 00:20:18,451 ヴェーオル! 282 00:20:18,451 --> 00:20:21,287 あひゃははは! 神罰てきめん! 283 00:20:21,287 --> 00:20:24,390 さあ 帰りましょう セラフィーナ様! 284 00:20:28,127 --> 00:20:31,630 手緩い…。 ハァ ハァ…。 285 00:20:34,300 --> 00:20:36,302 ヴェーオル…。 286 00:20:36,302 --> 00:20:40,973 飛び技如きで 戦意をまとった鎧は貫けんわ! 287 00:20:40,973 --> 00:20:44,143 儂を殺したくば➡ 288 00:20:44,143 --> 00:20:47,480 白刃を以って この素っ首をはねてみよ! 289 00:20:47,480 --> 00:20:49,815 なななっ…! 290 00:20:49,815 --> 00:20:52,651 嬉しかったぞ セラ。 291 00:20:52,651 --> 00:20:54,987 すぐに帰る 選択をしないでくれた事。 292 00:20:54,987 --> 00:20:56,989 うん…。 293 00:20:58,991 --> 00:21:02,661 せ… セラフィーナ様から離れろ! 294 00:21:02,661 --> 00:21:05,998 愚かなりし蛮族めが~! 295 00:21:05,998 --> 00:21:10,169 これ以上の濫用は止めよ! 後悔することになる! 296 00:21:10,169 --> 00:21:13,839 今更 命乞いしても無駄だ! 297 00:21:13,839 --> 00:21:16,842 オムガーブ! 298 00:21:16,842 --> 00:21:19,011 (マルシアス)フェウ・ルーヴ! 299 00:21:19,011 --> 00:21:23,182 ヴェフシヴ フゥーク・ウム! 300 00:21:23,182 --> 00:21:25,684 (セラ)何が起きてる…? 301 00:21:25,684 --> 00:21:28,354 (ヴュフメーク)土地の意力が 枯れちゃっタ…。 302 00:21:28,354 --> 00:21:33,459 木々や土の在り方が曖昧ニ…。 303 00:21:33,459 --> 00:21:36,962 すまぬ セラ あの女は もはや➡ 304 00:21:36,962 --> 00:21:40,132 救い難い。 305 00:21:40,132 --> 00:21:43,135 時間切れだ。 306 00:21:43,135 --> 00:21:47,973 蛮族に神の裁きを! 307 00:21:47,973 --> 00:21:50,643 なっ… これは! 308 00:21:50,643 --> 00:21:53,145 マルシアス! 309 00:21:53,145 --> 00:21:55,147 マルシアス従軍司祭! 310 00:21:55,147 --> 00:21:57,149 うわっ! 311 00:21:57,149 --> 00:21:59,819 (マルシアス)蛮族の妖術か!? ええい けがらわしい! 312 00:21:59,819 --> 00:22:01,987 私に触れるな! 313 00:22:01,987 --> 00:22:04,156 マルシアス! 今 助ける! キャ~! 314 00:22:04,156 --> 00:22:06,659 やめろ セラ! 止めるな ヴェーオル! 315 00:22:06,659 --> 00:22:08,828 確かに 非はあちらにある。 316 00:22:08,828 --> 00:22:11,831 だが 同郷の者を 見殺しにはできん! 317 00:22:11,831 --> 00:22:14,667 是非の話ではない! 318 00:22:14,667 --> 00:22:17,670 (ヴェーオル)澱みが… 湧き出た…。 319 00:22:20,005 --> 00:22:23,409 ひぃ…! 嫌っ! 320 00:22:25,678 --> 00:22:28,514 ひっ ひぃ…! 321 00:22:28,514 --> 00:22:31,350 魔物だ。 魔物…? 322 00:22:31,350 --> 00:22:36,622 (マルシアス)ひぃ…! 323 00:22:36,622 --> 00:22:43,963 ♬~ 324 00:22:43,963 --> 00:22:46,866 あれが 魔物…!