1 00:00:38,939 --> 00:00:40,941 (セラ)あっ! 2 00:00:40,941 --> 00:00:42,943 (ヴェーオル)厄介な相手に 目をつけられた。 3 00:00:42,943 --> 00:00:45,946 火を吐く竜など やつらしかおらぬ! 4 00:00:45,946 --> 00:00:49,283 黒鉄山脈の主の血脈…。 5 00:00:49,283 --> 00:00:53,620 火竜… 真の竜! 6 00:00:53,620 --> 00:00:55,956 (ヴェーオル)グレンナイリ! (咆哮) 7 00:00:55,956 --> 00:01:00,560 真の竜… モリスベリと同格の相手か? うむ。 だが…。 8 00:01:06,800 --> 00:01:08,802 うわ~っ! 9 00:01:08,802 --> 00:01:11,305 モリスベリの時のように 手負いでもなければ➡ 10 00:01:11,305 --> 00:01:13,974 数十人の戦士たちが いるわけでもない。 11 00:01:13,974 --> 00:01:16,643 正面からやりあえば 儂らはともかく➡ 12 00:01:16,643 --> 00:01:19,646 ツェツィとマルシアスが死ぬるぞ! (マルシアス)死!? 13 00:01:19,646 --> 00:01:23,483 (セラ)何か 対抗手段は!? 竜の写し身も火を吹くとか! 14 00:01:23,483 --> 00:01:26,987 (ヴェーオル)こやつは あくまでも 空への憧憬の精霊。 15 00:01:26,987 --> 00:01:29,489 飛ぶことしかできん。 (セラ)地上に降りて➡ 16 00:01:29,489 --> 00:01:31,992 戦うほかないか!? (ヴェーオル)火竜相手に➡ 17 00:01:31,992 --> 00:01:35,262 2人では無茶だ! 何より そなたは兜がない。 18 00:01:35,262 --> 00:01:38,765 逃げるのが最善手である。 だいたい 火竜は➡ 19 00:01:38,765 --> 00:01:41,935 竜もどきに 興味など 持たぬというのに なぜ…。 20 00:01:41,935 --> 00:01:43,937 あっ! 21 00:01:49,943 --> 00:01:51,945 なんだ!? 22 00:01:55,949 --> 00:01:59,453 鉱人の対竜砲! 効いてなさそうですけど!? 23 00:01:59,453 --> 00:02:02,956 牽制で十分! 降りるぞ! うわっ! 24 00:02:04,958 --> 00:02:06,960 うぅ~っ! 25 00:03:57,938 --> 00:03:59,940 (一同)ぎゃ~っ! 26 00:04:07,614 --> 00:04:09,616 うえぇ…。 27 00:04:09,616 --> 00:04:11,618 死ぬ! 死ぬ! 28 00:04:11,618 --> 00:04:13,954 (キマキ)雷声殿 ご無事で!? 29 00:04:13,954 --> 00:04:15,956 ご支援 かたじけない! 30 00:04:15,956 --> 00:04:20,627 しかし 相手が相手 分が悪い! 今は退くが賢明かと。 31 00:04:20,627 --> 00:04:24,131 相わかった! 皆 砲は置いて さっさと ずらかれ! 32 00:04:24,131 --> 00:04:26,633 四番坑道へ退避! 33 00:04:28,635 --> 00:04:31,471 お嬢さん方も こっちらに。 しかし! 34 00:04:31,471 --> 00:04:33,473 (グレンナイリの鳴き声) 35 00:04:35,408 --> 00:04:37,577 はっ! 見ちゃダメッスよ! 36 00:04:37,577 --> 00:04:41,414 えっ!? クィェフト猟兵の科学薬学の粋を➡ 37 00:04:41,414 --> 00:04:43,416 御覧じろッス! 38 00:04:49,589 --> 00:04:51,591 早くしろ! セラ 走れ! 39 00:04:51,591 --> 00:04:53,593 あっ… あぁ! 40 00:04:56,930 --> 00:04:58,932 (咆哮) 41 00:05:01,768 --> 00:05:04,471 セラ 息を止めろ! 伏せるぞ! 42 00:05:12,612 --> 00:05:14,614 くっ! 43 00:05:25,959 --> 00:05:28,261 (うなり声) 44 00:05:39,406 --> 00:05:44,511 なんとか 逃げられたのか? どうやら そのようだ。 45 00:05:48,582 --> 00:05:51,084 セラ 怪我はないか? 46 00:05:51,084 --> 00:05:53,587 お… おかげさまでな。 47 00:05:53,587 --> 00:05:56,923 というか お前のほうこそ無事か? それ…。 48 00:05:56,923 --> 00:06:00,093 少し炙られた程度… 大事はない。 49 00:06:00,093 --> 00:06:02,262 (マルシアス)セラフィーナ様! 50 00:06:02,262 --> 00:06:04,564 2人とも 無事っすか? 51 00:06:06,600 --> 00:06:10,604 あぁ… みんなも無事で何より。 52 00:06:12,606 --> 00:06:17,277 (キマキ)いやぁ… 出迎えの監視員が 慌てて報告しにきたときは➡ 53 00:06:17,277 --> 00:06:20,947 ビックリしたッスよ。 クィェフトの援護がなければ➡ 54 00:06:20,947 --> 00:06:23,950 損害が出ただろう。 感謝する。 55 00:06:23,950 --> 00:06:27,454 アレが出てくるのは珍しいのか? ううむ…。 56 00:06:27,454 --> 00:06:30,123 火口が縄張りであったはず。 57 00:06:30,123 --> 00:06:33,560 中腹より下で見られるとは 思わなんだ。 58 00:06:33,560 --> 00:06:37,397 まぁ 竜の考えることなんて わからんもんッス。 59 00:06:37,397 --> 00:06:41,234 今は とりあえず 全員の無事を喜びましょうや。 60 00:06:41,234 --> 00:06:44,237 そうだな。 さぁ 着いたッスよ。 61 00:07:04,925 --> 00:07:08,762 (セラ)ここが… ドワーフの里? 62 00:07:08,762 --> 00:07:10,764 あ… あひゃ…。 63 00:07:10,764 --> 00:07:15,935 (キマキ)ようこそ! ボクたち クィェフトの里 嶺下の高炉へ。 64 00:07:15,935 --> 00:07:19,606 (セラ)山の麓を こんな きれいにくりぬくとは。 65 00:07:19,606 --> 00:07:22,609 想像もできないほどの技術と 労力だ。 66 00:07:22,609 --> 00:07:27,113 にっしっし! そう 手放しに 称えられたら うれしいッスね。 67 00:07:27,113 --> 00:07:31,618 なにせ 研究と穴掘りは ボクら クィェフトの誇りッスから! 68 00:07:31,618 --> 00:07:35,221 《なるほど… 実に ドワーフらしい》 69 00:07:35,221 --> 00:07:39,392 名乗りが遅れた。 私は セラフィーナ・ド・ラヴィラント。 70 00:07:39,392 --> 00:07:42,228 先の目つぶし 実に見事でした。 71 00:07:42,228 --> 00:07:45,398 そんな かしこまった言い方 よしてくださいッス! 72 00:07:45,398 --> 00:07:49,569 背中がかゆくなるッスよ。 タメ口でいいッスって! 73 00:07:49,569 --> 00:07:53,573 えぇ…。 ボクの名前は キマキっていうんッス。 74 00:07:53,573 --> 00:07:57,577 よろしくッス。 あぁ よろしく キマキ殿。 75 00:07:57,577 --> 00:08:01,581 「殿」も いらねぇッス。 あっ… えぇ。 76 00:08:01,581 --> 00:08:04,918 よ~し! 名乗りあったのも 何かの縁! 77 00:08:04,918 --> 00:08:07,420 今日は ボクが 客人を案内するッスよ。 78 00:08:07,420 --> 00:08:09,589 キマキ ずりぃ! いいな~! 79 00:08:09,589 --> 00:08:11,591 早いもん勝ちッス。 80 00:08:11,591 --> 00:08:14,427 お前は 方向オンチやろ! 81 00:08:14,427 --> 00:08:18,264 《うん… せっかく 名乗ってもらったが➡ 82 00:08:18,264 --> 00:08:20,967 ものすごく見分けづらい 氏族だな》 83 00:08:26,439 --> 00:08:30,276 暑いな… それに…。 84 00:08:30,276 --> 00:08:32,445 この 独特な臭いは? 85 00:08:32,445 --> 00:08:35,215 これは硫黄だな。 硫黄? 86 00:08:35,215 --> 00:08:40,220 たしか 火薬の材料だったか。 軍事教本で読んだ記憶がある。 87 00:08:44,557 --> 00:08:47,060 皆さ~ん こっちッス。 88 00:08:47,060 --> 00:08:50,897 クィェフトの里の湯沸き川ったら ここのことッス。 89 00:08:50,897 --> 00:08:53,500 (2人)おぉ~っ!? 90 00:08:56,569 --> 00:09:03,576 ほ… 本当に湯が沸いてる。 ひっ… ひ 非現実的な光景だわ。 91 00:09:03,576 --> 00:09:06,246 (ツェツィ)2人とも 温泉は初めてですか? 92 00:09:06,246 --> 00:09:08,915 話は聞いていたが…。 93 00:09:08,915 --> 00:09:11,918 (キマキ)まぁ 見てのとおり 煮えてるんで➡ 94 00:09:11,918 --> 00:09:14,921 あっちで冷まして ちょうどいい温度にしてあるッス。 95 00:09:17,424 --> 00:09:19,592 セラ… また あとでな。 96 00:09:19,592 --> 00:09:22,595 あっ! さすがに 別になるよな。 97 00:09:22,595 --> 00:09:25,598 にゃは! ヴェーオル様と 一緒がよかった と…。 98 00:09:25,598 --> 00:09:27,600 そ そ… そんなことは 言ってない! 99 00:09:27,600 --> 00:09:30,937 ハッハッハ! クィェフトの文化だな。 100 00:09:30,937 --> 00:09:35,875 不思議なことに 男女別々に 脱衣所と風呂の入口があるのだ。 101 00:09:35,875 --> 00:09:39,979 私としては お前の 衒いのなさのほうが不思議だよ。 102 00:09:42,048 --> 00:09:44,884 どうぞッス。 103 00:09:44,884 --> 00:09:48,054 《ドワーフ用だからか 天井が低いな》 104 00:09:48,054 --> 00:09:51,558 全部 金属製なんですね。 105 00:09:51,558 --> 00:09:56,896 建材にできる長さの木材は 運ぶ手間のせいで貴重品なんッス。 106 00:09:56,896 --> 00:10:00,567 かわりに 石材や金属なんかは たくさん使えるんで➡ 107 00:10:00,567 --> 00:10:04,237 まぁ おのずと こういった造りの 建物ができるんッス。 108 00:10:04,237 --> 00:10:10,243 土地の特色というものだな。 セラさん 甲冑外すの 手伝いますよ。 109 00:10:10,243 --> 00:10:13,446 わ… 私も! あぁ 頼む。 110 00:10:15,915 --> 00:10:18,918 しかし 温泉か…。 111 00:10:18,918 --> 00:10:22,255 天然の風呂とは 果たして➡ 112 00:10:22,255 --> 00:10:24,924 どのような 浸かり心地なのだろうか…。 113 00:10:24,924 --> 00:10:28,261 はぁ はぁ…。 114 00:10:28,261 --> 00:10:30,263 《うん?》 115 00:10:30,263 --> 00:10:33,766 はぁ… はぁ…。 116 00:10:33,766 --> 00:10:36,102 《ん~っ!?》 117 00:10:36,102 --> 00:10:39,105 男女別の文化は どこ行ったんです!? 118 00:10:39,105 --> 00:10:41,608 しかも こんなに堂々と! えっ? 119 00:10:41,608 --> 00:10:45,111 いやな キマキ… その… 少年といえど➡ 120 00:10:45,111 --> 00:10:47,947 着替えを覗くのはな…。 あっ! 121 00:10:47,947 --> 00:10:50,617 あぁ~! ちょっと 待ってッス。 122 00:10:50,617 --> 00:10:54,020 装具のせいで 声 くぐもったッスかね? 123 00:10:55,955 --> 00:10:57,957 ぷはっ! 124 00:11:00,460 --> 00:11:03,963 これでよしッス… よね? 125 00:11:03,963 --> 00:11:07,634 あ… あれ!? まだ 信じてもらえないッスか? 126 00:11:07,634 --> 00:11:10,036 じゃあ これで どうッス!? 127 00:11:12,805 --> 00:11:15,642 (セラ/マルシアス)女の子~!? 128 00:11:15,642 --> 00:11:19,479 女の子って… ボク 今年で 55歳ッスけど…。 129 00:11:19,479 --> 00:11:22,315 ごじゅっ!? えっ 年上? 130 00:11:22,315 --> 00:11:25,318 汎人でいうところの ハタチくらいっすね。 131 00:11:25,318 --> 00:11:28,988 以前も 西の人に 子どもっぽい容姿だと➡ 132 00:11:28,988 --> 00:11:30,990 驚かれたッスけど…。 133 00:11:30,990 --> 00:11:34,494 みんな ヒゲ面とか 聞きかじりの偏見ッスよ! 134 00:11:36,429 --> 00:11:39,098 い… 一応 古い物語として➡ 135 00:11:39,098 --> 00:11:41,434 伝わっている 要素のはずなんだが…。 136 00:11:41,434 --> 00:11:46,272 う~ん… たぶん ヒゲの元ネタは スカーフの見間違いッスね。 137 00:11:46,272 --> 00:11:50,276 場所柄 男女ともに 防毒防塵マスク必須ッスから。 138 00:11:50,276 --> 00:11:53,112 伝聞とは そんなものか…。 139 00:11:53,112 --> 00:11:58,618 にゃはは… この感じ 最近 ご無沙汰ですね。 140 00:11:58,618 --> 00:12:02,288 お前… こうなるのわかっていて 黙っていたな? 141 00:12:02,288 --> 00:12:07,293 ヴェーオル様の元へ来た当初の頃を 思い出しますねぇ。 142 00:12:07,293 --> 00:12:10,129 でも なぜ セラフィーナ様のお着替えを➡ 143 00:12:10,129 --> 00:12:12,131 食い入るように 見つめていたのです? 144 00:12:12,131 --> 00:12:14,133 あれを見てたッス。 145 00:12:14,133 --> 00:12:18,304 (セラ)甲冑? (キマキ)セラさ~ん…。 146 00:12:18,304 --> 00:12:21,641 その… おもてなしを するかわりといっては➡ 147 00:12:21,641 --> 00:12:26,479 なんなんッスけど… 西の甲冑の すみずみまで分解して➡ 148 00:12:26,479 --> 00:12:28,481 整備させてほしいッス。 149 00:12:28,481 --> 00:12:31,484 え~っと… 整備してもらうなら➡ 150 00:12:31,484 --> 00:12:33,586 むしろ こちらが 対価を払うほうでは? 151 00:12:33,586 --> 00:12:35,588 とんでもないッス! ひっ! 152 00:12:35,588 --> 00:12:38,925 だって だって…。 153 00:12:38,925 --> 00:12:43,429 あんな えっちな工芸品を前にして 手を出さないなんて➡ 154 00:12:43,429 --> 00:12:45,598 無作法ッスよ…。 155 00:12:45,598 --> 00:12:48,935 《と… 特殊な趣味の持ち主だ~》 156 00:12:48,935 --> 00:12:52,939 まぁ 要するに ボクら 趣味人なんッス。 157 00:12:52,939 --> 00:12:58,945 珍しい工芸品や技術・素材の研究 科学薬学の知識まで…。 158 00:12:58,945 --> 00:13:01,948 おもしろそうなものは なんでも 全部 知りたくって…。 159 00:13:01,948 --> 00:13:05,284 そんな連中に 知識欲を 満たせる機会がきたんなら➡ 160 00:13:05,284 --> 00:13:09,288 大歓迎ッスよ! キマキ…。 161 00:13:09,288 --> 00:13:12,959 わかった。 好きに研究してくれ。 やった! 162 00:13:12,959 --> 00:13:14,961 マジか! 163 00:13:14,961 --> 00:13:17,630 おぉ いい輝きだ! すげぇ! 164 00:13:17,630 --> 00:13:20,633 (鉱人たち)ありがとな 水晶兜! 165 00:13:20,633 --> 00:13:22,802 あとで ボクも触りにいくッス! 166 00:13:22,802 --> 00:13:25,304 あっ…。 167 00:13:25,304 --> 00:13:29,008 男女別の文化 いずこに? 168 00:13:33,913 --> 00:13:37,583 おぉ… 広いな! 169 00:13:37,583 --> 00:13:40,586 た… 薪 何本分の贅沢なの? 170 00:13:43,256 --> 00:13:46,259 本当に 天然の風呂…。 171 00:13:46,259 --> 00:13:48,928 この湯 濁ってません? 172 00:13:48,928 --> 00:13:51,931 それは 溶けた硫黄が 結晶化したものッスね。 173 00:13:51,931 --> 00:13:56,436 い… 硫黄が溶け込んでいるのか!? だから いいんッスよ。 174 00:13:56,436 --> 00:13:58,938 疲労回復や切り傷 火傷。 175 00:13:58,938 --> 00:14:00,940 冷え性にも よく効くし…。 176 00:14:00,940 --> 00:14:03,276 肌も すべすべに なったりとか…。 177 00:14:03,276 --> 00:14:05,278 硫黄様様ッス。 178 00:14:05,278 --> 00:14:08,781 ぜ… 全部 薬湯なのか? ここって…。 179 00:14:08,781 --> 00:14:13,286 (ツェツィ)そういうことですね。 (マルシアス)しかも 自然湧き…。 180 00:14:13,286 --> 00:14:15,288 (キマキ)ちなみに この源泉は➡ 181 00:14:15,288 --> 00:14:18,124 少なくとも 二千年は 湧き出てるんッスよ。 182 00:14:18,124 --> 00:14:20,460 (マルシアス)イルドレンの歴史より長い。 183 00:14:20,460 --> 00:14:23,563 (セラ)もう 深く考えないようにしようか。 184 00:14:25,965 --> 00:14:28,568 ヘヘヘ…。 185 00:14:31,304 --> 00:14:33,906 くふゅあ~! 186 00:14:33,906 --> 00:14:36,743 最っ高! 187 00:14:36,743 --> 00:14:40,580 川や湖で沐浴するのとは 違いますよね。 188 00:14:40,580 --> 00:14:44,250 前に奥様のお付きで来た時 以来ですけど… いいものです。 189 00:14:44,250 --> 00:14:46,252 レシア姉様と!? 190 00:14:46,252 --> 00:14:50,923 もしや あの人も 竜の写し身を? 191 00:14:50,923 --> 00:14:53,426 えぇ 喚べますね。 192 00:14:53,426 --> 00:14:55,595 どうやって? 単身で➡ 193 00:14:55,595 --> 00:14:58,931 竜を討ち果たした者のみが 喚ぶ資格を得るとか…。 194 00:14:58,931 --> 00:15:01,934 奥様も あれで 負けず嫌いな性質ですから➡ 195 00:15:01,934 --> 00:15:06,105 精霊お墨付きの強さの証なんて 取るに決まってます。 196 00:15:06,105 --> 00:15:08,274 強さの証…。 197 00:15:08,274 --> 00:15:11,444 御伽噺の竜騎士… 私も欲しい! 198 00:15:11,444 --> 00:15:13,446 いや ダメですからね! 199 00:15:13,446 --> 00:15:17,283 たとえ 火ばさみで 竜を抑える達人でも 危険です! 200 00:15:17,283 --> 00:15:20,620 危険!? 単身 竜狩りとか➡ 201 00:15:20,620 --> 00:15:23,623 コーネムの生き方は剛毅ッスよ。 202 00:15:23,623 --> 00:15:26,793 ふぅ…。 203 00:15:26,793 --> 00:15:31,497 おぉ これは…。 (キマキ)気持ちがいいッスよね。 204 00:15:33,399 --> 00:15:37,904 地の底とわかっていても 意外と明るいのだな。 205 00:15:37,904 --> 00:15:42,909 まるで 星空のようだ。 (キマキ)あの輝きは 真銀ッスね。 206 00:15:42,909 --> 00:15:46,579 なっ! あれ 全部 ミスリルなのか!? 207 00:15:46,579 --> 00:15:49,415 含有量は ピンキリッスけどね。 208 00:15:49,415 --> 00:15:53,252 (キマキ)真銀の原石は 火の山に巡る意力を受けて➡ 209 00:15:53,252 --> 00:15:58,257 輝くッス。 太陽より淡くて まぶしさに弱い ボクらには➡ 210 00:15:58,257 --> 00:16:00,259 欠かせない光っすよ。 211 00:16:00,259 --> 00:16:03,262 ちなみに あの大岩も真銀ッス。 212 00:16:05,598 --> 00:16:07,600 (キマキ)未精製なんで くすんでますけど➡ 213 00:16:07,600 --> 00:16:12,271 コーネムの戦士 セラさんが 意力を徹せば 強く光るッスよ! 214 00:16:12,271 --> 00:16:15,608 そうか… よし! 215 00:16:15,608 --> 00:16:17,610 早速 試してみよう! 216 00:16:17,610 --> 00:16:19,946 あっ そっちは…。 217 00:16:19,946 --> 00:16:23,449 まぁ いいか…。 218 00:16:30,957 --> 00:16:35,561 《その岩に触れたとき 胸の裡に抱いた思いは➡ 219 00:16:35,561 --> 00:16:38,264 なんといえばいいのか…》 220 00:16:41,234 --> 00:16:44,570 《武具に徹すような 戦意ではなくて➡ 221 00:16:44,570 --> 00:16:49,242 つい先ほどまで 胸に抱いていた好奇心でもない》 222 00:16:49,242 --> 00:17:02,588 ♬~ 223 00:17:02,588 --> 00:17:08,294 《泣きたくなるような 懐かしさ… 郷愁?》 224 00:17:10,596 --> 00:17:13,933 《って なんだ それは! のぼせたか 私!》 225 00:17:13,933 --> 00:17:15,935 はぁ…。 226 00:17:24,944 --> 00:17:27,546 《見知らぬ景色のはずなのにな》 227 00:17:29,615 --> 00:17:31,617 (ヴェーオル)セ… セラ。 228 00:17:31,617 --> 00:17:33,619 えっ? 229 00:17:42,228 --> 00:17:44,897 ヴェー… オル? 230 00:17:44,897 --> 00:17:47,400 べっ! 別の場所に行ったのでは!? 231 00:17:47,400 --> 00:17:51,404 着替え 「は」 別だと 言ったつもりだったのだが…。 232 00:17:51,404 --> 00:17:55,241 えっ! 男女別って 着替えのみ!? 233 00:17:55,241 --> 00:17:57,910 キーッ! 離れろ 蛮族! 234 00:17:57,910 --> 00:18:02,915 ハプニングでも起こらないと あの人たち 進展しませんからね。 235 00:18:02,915 --> 00:18:05,418 えっ! 2人は まだなんッスか? 236 00:18:05,418 --> 00:18:07,753 勘違いか…。 237 00:18:07,753 --> 00:18:09,755 その… なんだ…。 238 00:18:20,433 --> 00:18:22,601 そなたも大胆だのう。 239 00:18:22,601 --> 00:18:24,770 ドラゴン! 240 00:18:24,770 --> 00:18:28,941 (セラ)な… なんで 前より大きく~!? 241 00:18:28,941 --> 00:18:31,944 うぅ… うっ! あぁっ! 242 00:18:31,944 --> 00:18:33,879 セラフィーナ様! 243 00:18:33,879 --> 00:18:36,882 うわっ! 私が お守りいたします~! 244 00:18:36,882 --> 00:18:38,884 うわっ! あぁっ! 245 00:18:45,891 --> 00:18:48,394 《いくら 婚約者とはいえ➡ 246 00:18:48,394 --> 00:18:52,498 乙女として 何か大事なものを 失くした気がする…》 247 00:18:54,567 --> 00:18:57,403 お前… 鎧は? 248 00:18:57,403 --> 00:19:00,506 鉱人たちが持っていってくれた。 249 00:19:02,908 --> 00:19:05,911 マルシアスの具合は どうだ? 250 00:19:05,911 --> 00:19:08,914 いろんな意味で カッカしすぎたようだ…。 251 00:19:08,914 --> 00:19:11,917 はぁ…。 セラフィーナさまぁ…。 252 00:19:18,090 --> 00:19:21,494 《まぁ カッカしすぎなのは 私もだが…》 253 00:19:26,265 --> 00:19:28,467 《あっ… あのときか!》 254 00:19:30,603 --> 00:19:35,374 《何が 少し炙られた だ。 私を庇って 火傷して…》 255 00:19:35,374 --> 00:19:39,178 (セラ)ヴェーオル… お前は 格好いいな。 256 00:19:44,884 --> 00:19:46,886 バレたか…。 257 00:19:46,886 --> 00:19:50,890 なかなか どうして… 格好よくはいかぬな。 258 00:19:53,559 --> 00:19:57,263 (セラ)いいや 格好いいんだよ。 259 00:20:00,399 --> 00:20:04,236 酒だ 酒だ! 260 00:20:04,236 --> 00:20:07,406 雷声殿 御一行! お待ちどおさま! 261 00:20:07,406 --> 00:20:09,909 (3人)うちらの里の名物料理! 262 00:20:09,909 --> 00:20:14,580 茹で温泉ガニと! 山巻貝の酒蒸しに! 263 00:20:14,580 --> 00:20:17,416 主食の丘芋餅! 264 00:20:17,416 --> 00:20:20,920 おぉ~! ドワーフの郷土料理! 265 00:20:20,920 --> 00:20:24,256 温泉ガニは 名前のとおり 温泉に棲むカニで➡ 266 00:20:24,256 --> 00:20:27,259 独特の香りがあるけど それが うまいんッスよ! 267 00:20:27,259 --> 00:20:31,597 山巻貝は ここらで獲れる かたつむりの一種ッスね。 268 00:20:31,597 --> 00:20:36,268 下茹で後に内臓を取って 刻んだ身を 酒で蒸すんッス。 269 00:20:36,268 --> 00:20:38,270 かたつむり…。 270 00:20:38,270 --> 00:20:43,275 こっちらの丘芋は 山の周囲に 群生地がいくつもある上に➡ 271 00:20:43,275 --> 00:20:47,780 量が取れるんで 主食にも 酒の材料にもなるんッス。 272 00:20:47,780 --> 00:20:53,285 のう? セラ… 西のおとぎ話で クィェフトが作る酒といえば? 273 00:20:53,285 --> 00:20:56,622 あっ! ドワーフの火酒!? 酒があるのか? 274 00:20:56,622 --> 00:20:59,291 もちろんあるッス! 275 00:20:59,291 --> 00:21:01,627 (セラ)おぉ~! 276 00:21:01,627 --> 00:21:04,964 なんと 美しい赤銅色。 277 00:21:04,964 --> 00:21:07,633 そして 今まで 嗅いだことがないほどの➡ 278 00:21:07,633 --> 00:21:09,802 強烈な酒精の薫り…。 279 00:21:09,802 --> 00:21:15,508 薬学の研究中に蒸留の方法が 確立されたのが この酒の起源ッス。 280 00:21:21,647 --> 00:21:25,651 《うま辛っい! これ~!》 281 00:21:25,651 --> 00:21:28,487 ほれ そいつには これが よく合う。 282 00:21:28,487 --> 00:21:30,489 おぉ! 283 00:21:34,260 --> 00:21:36,929 うまっ! うんまい! 284 00:21:36,929 --> 00:21:40,266 こっちも試してみろ。 いただこう! 285 00:21:40,266 --> 00:21:45,938 毎度毎度 食べ物全部うまいとか やっぱり おかしいぞ ここ! 286 00:21:45,938 --> 00:21:48,440 フッフフ… ほれ。 287 00:21:48,440 --> 00:21:50,543 火酒を挟んで…。 288 00:21:52,945 --> 00:21:55,614 ん~っ! また うまぁ! 289 00:21:55,614 --> 00:21:58,284 やっぱ ハプニングが効きましたね。 290 00:21:58,284 --> 00:22:02,288 裸のつきあいで進展なんて… あばばば…。 291 00:22:02,288 --> 00:22:04,957 (セラ)ヴェーオル 次 芋餅! 292 00:22:04,957 --> 00:22:07,960 (ヴェーオル)詰まらせぬよう ゆっくりな。 ハハハハ…。 293 00:22:07,960 --> 00:22:09,962 (セラ)おう! ん~っ! もう一つだ ヴェーオル!