1 00:00:03,003 --> 00:00:06,006 (シャッター音) 2 00:00:08,342 --> 00:00:13,013 <姫様が雑誌の取材を受けた> 3 00:00:13,013 --> 00:00:15,515 (シャッター音) 4 00:00:15,515 --> 00:00:19,520 《「無骨な鉄球と ノンシャランな佇まい。 5 00:00:19,520 --> 00:00:23,357 首元のゆったりとした シンプルなワンピースは➨ 6 00:00:23,357 --> 00:00:25,692 シーズンレスで使えるデザイン。 7 00:00:25,692 --> 00:00:28,529 軽やかながら しっかりとした素材で➨ 8 00:00:28,529 --> 00:00:30,531 着心地もいい。 9 00:00:30,531 --> 00:00:35,202 その牧歌的なシルエットに ワンポイントのチョーカーが光る。 10 00:00:35,202 --> 00:00:37,204 “ゆるふわだけじゃない”➨ 11 00:00:37,204 --> 00:00:39,873 強さももった着こなしに 仕上げている。 12 00:00:39,873 --> 00:00:45,045 本誌初登場の姫様は 現在 魔王城に拘束されている➨ 13 00:00:45,045 --> 00:00:48,215 国王軍第三騎士団 “騎士団長”。 14 00:00:48,215 --> 00:00:52,052 捕らわれても “拷問”されても自分を貫く…。 15 00:00:52,052 --> 00:00:55,656 そんな彼女に注目してみよう」》 16 00:02:36,356 --> 00:02:38,859 (姫)わ~! 載ってる載ってる! 17 00:02:38,859 --> 00:02:41,528 いい感じに写真撮ってくれてる! 18 00:02:41,528 --> 00:02:43,697 えへへ… あっ! 19 00:02:43,697 --> 00:02:46,867 見ろよ! トーチャーも載ってるぞ! (トーチャー)えっ! 20 00:02:46,867 --> 00:02:49,369 ホントですね。 21 00:02:49,369 --> 00:02:52,039 あのとき撮ってたんだな! 恥ずかしい。 22 00:02:52,039 --> 00:02:55,142 でもちょっと… うれしいですね。 23 00:02:57,210 --> 00:03:00,313 (陽鬼)やった! 私も載ってる! 24 00:03:00,313 --> 00:03:03,817 記念にとってこ~。 (陰鬼)よかったね…。 25 00:03:03,817 --> 00:03:06,153 陰ちゃんも インタビュー受けたんだしさ。 26 00:03:06,153 --> 00:03:08,488 ついでに写真も 撮ってもらえばよかったのに。 27 00:03:08,488 --> 00:03:10,490 い 嫌だよ…。 28 00:03:10,490 --> 00:03:14,661 全人類がメディアに出たがっている って思わないでね…! 29 00:03:14,661 --> 00:03:18,999 (バニラ)姫様の雑誌取材…。 トーチャーはともかく➨ 30 00:03:18,999 --> 00:03:21,501 陰鬼と陽鬼まで受けてる…。 31 00:03:21,501 --> 00:03:26,006 私も… 受けたかったな… あっ。 32 00:03:26,006 --> 00:03:31,511 「友人にもらった 大切なぬいぐるみ」。 33 00:03:31,511 --> 00:03:35,348 あぁ… へへっ。 34 00:03:35,348 --> 00:03:40,020 あぁ~ うれしいな~。 王国に戻ったとき➨ 35 00:03:40,020 --> 00:03:43,023 みんなに見せたら チヤホヤされちゃったりして。 36 00:03:43,023 --> 00:03:45,025 ⸨すご~い。 37 00:03:45,025 --> 00:03:47,027 芸能人みたい。 サインください。 でへへ…⸩ 38 00:03:47,027 --> 00:03:50,197 なぁエクス! みんな どんな反応するかな? 39 00:03:50,197 --> 00:03:52,199 (エクス)死刑になるんじゃ ないですか? 40 00:03:52,199 --> 00:03:56,870 さぁ それでは姫様 本日の “拷問”を始めましょうか。 41 00:03:56,870 --> 00:04:01,808 ふっ トーチャーよ 今の私は最高に満たされている。 42 00:04:01,808 --> 00:04:04,144 どんな “拷問”が来ようと…。 43 00:04:04,144 --> 00:04:08,548 私は決して屈しない! まだカメラ意識してます? 44 00:04:12,652 --> 00:04:14,988 ⸨記者:なるほど… ここに来て➨ 45 00:04:14,988 --> 00:04:19,326 もうすぐ1年なんですね。 ああ。 最初は 「こんなとこに➨ 46 00:04:19,326 --> 00:04:21,995 閉じ込められるなんて!」って ショックもあったがな。 47 00:04:21,995 --> 00:04:26,333 私は王女にして 国王軍第三騎士団 騎士団長。 48 00:04:26,333 --> 00:04:29,669 厳しい環境にも すぐに適応してみせたさ。 49 00:04:29,669 --> 00:04:31,671 (記者)すご~い。 50 00:04:31,671 --> 00:04:34,341 ネット通販なんかもできるんだ。 51 00:04:34,341 --> 00:04:38,345 予約商品は王国の住所宛てで 申し込んでいるんだが…。 52 00:04:38,345 --> 00:04:40,514 果たして 商品が届くまでに➨ 53 00:04:40,514 --> 00:04:43,016 釈放されるかな。 あははは。 54 00:04:43,016 --> 00:04:47,020 今までの “拷問”で いちばんおいしかった食べ物は➨ 55 00:04:47,020 --> 00:04:49,356 なんですか? そうだな…。 56 00:04:49,356 --> 00:04:53,860 ネクストワンだな。 ネクストワン? 57 00:04:53,860 --> 00:04:57,364 今までの どの食事も おいしかったが…。 58 00:04:57,364 --> 00:04:59,966 トーチャーなら 今までを超える “拷問”を➨ 59 00:04:59,966 --> 00:05:01,968 出してくれると信じているんだ。 60 00:05:01,968 --> 00:05:04,971 まぁ 私は どんな料理が出てきても➨ 61 00:05:04,971 --> 00:05:08,808 そう簡単には屈しないんだがな! すご~い! 62 00:05:08,808 --> 00:05:12,646 そういえば “拷問”を通じて 仲よくなった友人と➨ 63 00:05:12,646 --> 00:05:14,648 遊園地に行ったんだ。 64 00:05:14,648 --> 00:05:17,350 “捕虜”が遊園地なんて絶対無理…。 死刑になりますよ?⸩ 65 00:05:22,155 --> 00:05:24,991 (マオマオちゃん)姫様! 「スキップ」を教えてください! 66 00:05:24,991 --> 00:05:27,327 えっ…? 67 00:05:27,327 --> 00:05:29,329 へぇ~。 68 00:05:29,329 --> 00:05:31,998 もうすぐ発表会なの? うん! 69 00:05:31,998 --> 00:05:36,002 おしばいするの! いいな~ 私も見た~い。 70 00:05:36,002 --> 00:05:38,004 運動会とちがって➨ 71 00:05:38,004 --> 00:05:41,341 これるのママたちだけみたいだよ。 え~っ。 72 00:05:41,341 --> 00:05:45,345 そっか。 それでスキップ? うん。 73 00:05:45,345 --> 00:05:49,849 劇のなかでスキップするんだけど じょうずにできないの…。 74 00:05:49,849 --> 00:05:53,520 下手で たどたどしいのも かわいいものなんじゃないのか? 75 00:05:53,520 --> 00:05:57,357 エクス それは大人の理屈だ。 えっ…。 76 00:05:57,357 --> 00:06:00,627 大人から見たら 文字どおり子どものお遊戯でも➨ 77 00:06:00,627 --> 00:06:05,799 本人たちにとっては大切な舞台! 上手にやりたいに決まってる! 78 00:06:05,799 --> 00:06:08,301 なるほど… 失礼しました。 79 00:06:08,301 --> 00:06:12,105 じゃあ 一回やってみてくれる? うん! 80 00:06:14,307 --> 00:06:18,311 ふんっ ふっ ふっ ふっ ふっ。 81 00:06:18,311 --> 00:06:20,981 ふん ふっ ふっ ふっ。 82 00:06:20,981 --> 00:06:26,152 はぁ~ できない たどたどしいの かわいい~。 83 00:06:26,152 --> 00:06:28,655 もう それでいいんじゃない? 姫様っ! 84 00:06:28,655 --> 00:06:30,824 ごめん! かわいすぎて! 85 00:06:30,824 --> 00:06:35,161 マオマオちゃんは 足を上げることに 意識が いきすぎているんだよ。 86 00:06:35,161 --> 00:06:39,666 スキップでたいせつなのは 地面を蹴っているほうの足。 87 00:06:39,666 --> 00:06:41,668 まずは 片足で立って➨ 88 00:06:41,668 --> 00:06:45,071 その場でジャンプする 練習から始めよう。 うん! 89 00:06:47,507 --> 00:06:49,509 あら。 90 00:06:49,509 --> 00:06:52,345 う~ん そうそう! 91 00:06:52,345 --> 00:06:54,347 なるほど。 92 00:06:54,347 --> 00:06:57,350 それでスキップの練習を。 あぁ…。 93 00:06:57,350 --> 00:07:00,453 ふふっ 頑張ってください。 あっ? 94 00:07:00,453 --> 00:07:03,123 帰るのか? はい。 95 00:07:03,123 --> 00:07:07,460 本日の “拷問”は 私の敗北と報告します。 96 00:07:07,460 --> 00:07:12,299 いいのか? よくはありません。 怒られちゃうかもしれませんね。 97 00:07:12,299 --> 00:07:15,635 けど “拷問”の失敗より…。 98 00:07:15,635 --> 00:07:19,973 あの2人の邪魔をするほうが 大罪でしょ? 99 00:07:19,973 --> 00:07:24,311 (魔王)なに? トーチャーが敗北? 100 00:07:24,311 --> 00:07:27,314 (カナッジ)トーチャー自身は 理由を語りませんでしたが➨ 101 00:07:27,314 --> 00:07:30,483 同行したダターマに 聞き込みをしたところ➨ 102 00:07:30,483 --> 00:07:32,819 このような報告が…。 103 00:07:32,819 --> 00:07:35,822 (魔王)スキップの練習…。 104 00:07:35,822 --> 00:07:37,824 はい。 105 00:07:37,824 --> 00:07:42,162 どんな理由があろうとも 敗北は敗北。 106 00:07:42,162 --> 00:07:45,832 トーチャーには罰を与えねばな。 107 00:07:45,832 --> 00:07:52,172 発表会当日 幼稚園の先生の 手伝いをしてもらう。 108 00:07:52,172 --> 00:07:57,344 もちろん 姫も一緒にな! (雷鳴) 109 00:07:57,344 --> 00:08:01,781 えっ! 発表会 見に行けるの? はい。 110 00:08:01,781 --> 00:08:04,284 雑務の手伝いもありますが➨ 111 00:08:04,284 --> 00:08:07,287 それ以外の時間は 舞台を見学してよいと。 112 00:08:07,287 --> 00:08:11,791 やった~! 楽しみ~! やれやれ。 113 00:08:11,791 --> 00:08:14,794 (マオマオちゃん)あははは…。 114 00:08:14,794 --> 00:08:18,798 (ルルン)スキップ見せてよ~。 発表会まで ないしょ~。 115 00:08:18,798 --> 00:08:22,802 くっくっく… 明日が楽しみだ。 116 00:08:22,802 --> 00:08:25,638 📺さて 次のニュースです。 んっ。 117 00:08:25,638 --> 00:08:28,141 今夜から明日未明にかけて➨ 118 00:08:28,141 --> 00:08:30,977 流星群が いちばんの見頃を迎えます。 119 00:08:30,977 --> 00:08:33,980 りゅうせいぐん? 流れ星がね➨ 120 00:08:33,980 --> 00:08:37,283 お空にいっぱい流れることだよ。 ええっ! 121 00:08:39,319 --> 00:08:42,655 あっ! わ~っ…。 122 00:08:42,655 --> 00:08:45,992 すごい! 流れ星がいっぱい! 123 00:08:45,992 --> 00:08:48,328 見に来たかいがあったね~。 124 00:08:48,328 --> 00:08:51,831 流れ星に願い事をすると かなうっていうよね。 125 00:08:51,831 --> 00:08:53,833 かなえたい放題じゃん! 126 00:08:53,833 --> 00:08:56,169 最強の騎士になりたい! 127 00:08:56,169 --> 00:08:59,939 《サクラ:姫様に私の “拷問”で いっぱい楽しんでもらいたい》 128 00:08:59,939 --> 00:09:02,942 《絵本! 絵本! 絵本を出版したい!》 129 00:09:02,942 --> 00:09:06,780 かっこいいバイク! 明るく… なりたい! 130 00:09:06,780 --> 00:09:16,956 ♬~ 131 00:09:16,956 --> 00:09:20,460 みんなの夢… かなうといいね! 132 00:09:37,977 --> 00:09:40,480 《メチャクチャかなった》 133 00:09:48,655 --> 00:09:50,657 なるほど…。 134 00:09:50,657 --> 00:09:54,160 最強の騎士になりたいと 流れ星に願ったのですか…。 135 00:09:54,160 --> 00:09:57,997 しかし… そんなにかなうことあります? 136 00:09:57,997 --> 00:10:01,835 昨日の流星群は 3,000年に一度の➨ 137 00:10:01,835 --> 00:10:04,003 すごいやつだったからかも しれぬな。 138 00:10:04,003 --> 00:10:06,005 大変です姫様! あっ。 (扉の開く音) 139 00:10:06,005 --> 00:10:08,007 魔界中で願いが… わっ! 140 00:10:08,007 --> 00:10:11,678 姫様も…。 最強の騎士になった。 141 00:10:11,678 --> 00:10:13,680 ぬっ!? 142 00:10:13,680 --> 00:10:15,682 今日の “拷問”は ミルクレープか。 143 00:10:15,682 --> 00:10:17,684 それどころじゃ… あっ!? 144 00:10:17,684 --> 00:10:22,522 王国最強の槍 ローギヌスは 広場の銅像の下に隠してある。 145 00:10:22,522 --> 00:10:25,024 あっ… えっ? 146 00:10:25,024 --> 00:10:29,195 《すでに… 屈している…!?》 147 00:10:29,195 --> 00:10:32,365 これが… 最強の騎士…。 148 00:10:32,365 --> 00:10:35,368 騎士ってそうじゃないと 思うんだけどなあ。 149 00:10:35,368 --> 00:10:39,706 しかし やはり姫様も 願いがかなってしまいましたか。 150 00:10:39,706 --> 00:10:43,710 今 魔界中で願いがかない 大混乱なのです。 151 00:10:43,710 --> 00:10:48,047 電車が止まり 道路も大渋滞。 大変だな! 152 00:10:48,047 --> 00:10:51,217 その影響で マオマオちゃん様が➨ 153 00:10:51,217 --> 00:10:53,386 幼稚園の発表会に 間に合わないと➨ 154 00:10:53,386 --> 00:10:55,722 悲しんでいます。 なんだとっ!? 155 00:10:55,722 --> 00:10:57,891 発表会自体はあるのか? 156 00:10:57,891 --> 00:11:01,995 園長先生が 「発表会が無事 開催されますように」と➨ 157 00:11:01,995 --> 00:11:04,497 願いましたから。 先生の鑑! 158 00:11:04,497 --> 00:11:07,167 魔王はどうした! 159 00:11:07,167 --> 00:11:10,003 おそらく 異世界転生しています。 160 00:11:10,003 --> 00:11:12,005 くっ…! 161 00:11:12,005 --> 00:11:15,675 どうにかマオマオちゃんを 会場まで送る方法はないのか? 162 00:11:15,675 --> 00:11:18,678 裏道を使えば 行けそうなのですが…。 163 00:11:18,678 --> 00:11:22,015 そこは道が細くて バイクでもないと…。 164 00:11:22,015 --> 00:11:25,018 (陽鬼)ということは 私の出番ってわけだね! 165 00:11:25,018 --> 00:11:27,187 あっ!? その声は! 166 00:11:27,187 --> 00:11:29,188 陽ちゃん! 167 00:11:29,188 --> 00:11:33,693 (陽鬼)かっこいい バイクになったよ。 お前がなったのか。 168 00:11:33,693 --> 00:11:35,695 (陽鬼)ドドドド…。 169 00:11:35,695 --> 00:11:39,699 陽ちゃんに乗って マオマオちゃんを 会場に送り届けるぜ! 170 00:11:39,699 --> 00:11:42,702 隠しきれない世紀末ヒャッハー感! ドドドドドド…。 171 00:11:42,702 --> 00:11:46,873 姫様… ほんとうに発表会にいけるの? 172 00:11:46,873 --> 00:11:49,709 うむ 必ずや私たちが…。 ドドドド… しまった! 173 00:11:49,709 --> 00:11:51,711 なぬっ!? この先のトンネル➨ 174 00:11:51,711 --> 00:11:55,215 ドド… 電灯が切れて真っ暗だ! なんだって! 175 00:11:55,215 --> 00:11:57,884 ドドドドド…。 貴様にはライトが付いているだろう! 176 00:11:57,884 --> 00:12:00,486 (陽鬼)細かい操作は まだできないんだよ~。 177 00:12:00,486 --> 00:12:03,489 うぅ…。 マオマオちゃん…。 178 00:12:03,489 --> 00:12:06,159 くっ… どこかに明かりは…。 179 00:12:06,159 --> 00:12:08,161 ドドドドド…! 180 00:12:08,161 --> 00:12:10,663 (陰鬼)ここは私に任せて! 181 00:12:10,663 --> 00:12:13,833 その声は! (陽鬼)ごっ ごあっ! 182 00:12:13,833 --> 00:12:16,169 ドドドドド…! 183 00:12:16,169 --> 00:12:18,504 《陰ちゃん…》 184 00:12:18,504 --> 00:12:22,008 ⸨明るく… なりたい!⸩ 物理的に!? 185 00:12:22,008 --> 00:12:25,011 ドドドドド…。 《ありがとう 陰ちゃん!》 186 00:12:25,011 --> 00:12:27,013 ドドドド… ごっ ごわぁ! 187 00:12:27,013 --> 00:12:29,515 やったあ。 あっ? 📱(バイブ音) 188 00:12:29,515 --> 00:12:33,519 (ルルン)はいっ。 あぁ 陰助くんの。 ぬっ? 189 00:12:33,519 --> 00:12:37,690 そうですか… 残念です。 190 00:12:37,690 --> 00:12:40,693 何かあったのか? それが…。 191 00:12:40,693 --> 00:12:43,696 スクールバスが渋滞に巻き込まれて➨ 192 00:12:43,696 --> 00:12:47,200 陰助くんたちが 発表会に間に合わないって。 193 00:12:47,200 --> 00:12:49,202 みんな…。 194 00:12:49,202 --> 00:12:51,204 (クロル)それなら 私たちに任せて! あっ。 195 00:12:51,204 --> 00:12:53,873 その声は! 196 00:12:53,873 --> 00:12:58,044 (クロル)ちびっ子たちを乗っけて 幼稚園まで運んじゃうよ! 197 00:12:58,044 --> 00:13:02,148 ⸨もっといろんな動物と お近づきになれますように⸩ 198 00:13:02,148 --> 00:13:04,150 それでキメラになるの!? 199 00:13:04,150 --> 00:13:06,819 ね~っ ジャイアント。 (ジャイアント)うん。 200 00:13:06,819 --> 00:13:10,156 姫ちゃんは マオマオちゃんをお願いね。 201 00:13:10,156 --> 00:13:13,493 ⸨雲みたいに のんびりした~い⸩ ちょっ…。 202 00:13:13,493 --> 00:13:15,495 頼んだぞ 2人とも! 203 00:13:15,495 --> 00:13:18,831 任せろ~っ! は~い。 204 00:13:18,831 --> 00:13:20,833 ふっ…。 ドドドド… ボボッ! 205 00:13:20,833 --> 00:13:23,002 んっ? ドフッ! バフッ バフッ。 206 00:13:23,002 --> 00:13:26,005 ボフン… バフッ… バフッ。 陽鬼 どうした!? 207 00:13:26,005 --> 00:13:28,841 (陽鬼)うわぁ~っ➨ 208 00:13:28,841 --> 00:13:31,511 エンストだぁ~! なんと! 209 00:13:31,511 --> 00:13:34,180 (ギルガ)お困りのようだね。 その声は! 210 00:13:34,180 --> 00:13:36,182 ギルガ! 211 00:13:36,182 --> 00:13:39,185 お前は流れ星に何を願ったんだ? 212 00:13:39,185 --> 00:13:42,522 (ギルガ)いや 昨日は早めに寝たから 見てないけど? 213 00:13:42,522 --> 00:13:45,191 ふん… そんなことより。 214 00:13:45,191 --> 00:13:48,394 バイクのことなら私に任せな! 215 00:13:51,030 --> 00:13:54,200 (陽鬼)ドルルン! コッコッコッコ…。 おおっ! 216 00:13:54,200 --> 00:13:57,537 ドドドド…! すげ~! 絶好調だ~! 217 00:13:57,537 --> 00:14:01,307 法定速度を守って ぶっ飛ばすんだよ~。 218 00:14:01,307 --> 00:14:03,309 ドドドド…。 219 00:14:03,309 --> 00:14:06,145 んっ? (マオマオちゃん)分かれ道だ! 220 00:14:06,145 --> 00:14:08,481 これ ドド どっち行けばいいの~!? 221 00:14:08,481 --> 00:14:10,483 ぬう! 222 00:14:10,483 --> 00:14:12,485 姫様! 223 00:14:12,485 --> 00:14:15,822 私たちが 幼稚園までご案内しま~す! 224 00:14:15,822 --> 00:14:19,492 ⸨私の “拷問”で いっぱい楽しんでもらいたい⸩ 225 00:14:19,492 --> 00:14:21,494 わぁ~ いい願い! 226 00:14:21,494 --> 00:14:24,664 サクラがいっぱいだ~。 さぁ 早く! 227 00:14:24,664 --> 00:14:28,167 いくぜ~! ドドドド…! 228 00:14:28,167 --> 00:14:30,169 ドドドドド…。 229 00:14:30,169 --> 00:14:33,339 マオマオちゃん もうすぐ幼稚園に着くわよ。 230 00:14:33,339 --> 00:14:35,675 ドキドキしてきた…。 231 00:14:35,675 --> 00:14:39,178 大丈夫だよ マオマオちゃん。 ほら➨ 232 00:14:39,178 --> 00:14:42,181 バニラちゃんでも読んで落ち着いて。 233 00:14:42,181 --> 00:14:45,017 ⸨《絵本! 絵本!》⸩ なっちゃうの!? 234 00:14:45,017 --> 00:14:49,522 そういえば マオマオちゃんは流れ星に 何かお願いしたの? 235 00:14:51,524 --> 00:14:55,027 あした お天気になりますように ってお願いした。 236 00:14:55,027 --> 00:14:59,198 「発表会 上手にできますように」 じゃないんだ? 237 00:14:59,198 --> 00:15:03,136 ふっ… それは 自分で がんばることだから。 238 00:15:03,136 --> 00:15:07,473 ふっ… そうだね。 239 00:15:07,473 --> 00:15:11,077 (陽鬼)キキィ。 さぁ着いたよ。 (マオマオちゃん)ありがとう! 240 00:15:14,147 --> 00:15:16,149 (電気が走る音) 241 00:15:16,149 --> 00:15:18,151 わっ! 異世界転生したのに➨ 242 00:15:18,151 --> 00:15:21,154 早かったね。 おかえりなさいませ。 243 00:15:21,154 --> 00:15:26,826 くっくっく… 発表会には遅刻できんからな。 244 00:15:26,826 --> 00:15:29,996 あ~ それで スピードフォームなんだ。 245 00:15:29,996 --> 00:15:35,001 くっくっく… ワクワクが止まらん! 246 00:15:35,001 --> 00:15:39,338 (開演ブザー) 247 00:15:39,338 --> 00:15:53,352 ♬~ 248 00:15:53,352 --> 00:15:57,523 (陰助)じゃあ みんなで はしる練習しよう! カメさん! 249 00:15:57,523 --> 00:16:00,126 (マッキー)ありがとう! ウサギさん! 250 00:16:00,126 --> 00:16:04,330 《スキップ じょうずにできるかな…》 251 00:16:07,300 --> 00:16:12,138 《だいじょうぶ… いっぱい練習したんだもんっ》 252 00:16:12,138 --> 00:16:14,140 うんっ! 253 00:16:16,476 --> 00:16:20,646 もうすぐ マオマオちゃんの出番ですね ドキドキします…。 254 00:16:20,646 --> 00:16:24,150 ふんっ 何も心配することはない。 255 00:16:24,150 --> 00:16:29,489 あの練習を思い出せ。 マオマオちゃんなら必ずやり遂げるさ。 256 00:16:29,489 --> 00:16:32,158 そう 絶対大丈夫…! 257 00:16:32,158 --> 00:16:35,995 だ だいじょうびゅっ! メチャクチャ ドキドキしてますね。 258 00:16:35,995 --> 00:16:41,000 それじゃあ みんなもよぼう! みんな~っ! 259 00:16:41,000 --> 00:16:44,003 はいっ 頑張って~! んっ…! 260 00:16:44,003 --> 00:16:46,105 来ました! んんっ! 261 00:16:48,841 --> 00:16:52,011 あははは あはっ。 できてる! 262 00:16:52,011 --> 00:16:55,514 できてますよ! しかも練習のときより上手! 263 00:16:55,514 --> 00:16:59,018 うぅ…。 すごいですね~ マオマオちゃん。 264 00:16:59,018 --> 00:17:02,121 うぉ~っ! 号泣? 265 00:17:02,121 --> 00:17:04,624 大丈夫ですか? 姫様。 266 00:17:04,624 --> 00:17:08,628 うおぉ~! 267 00:17:10,630 --> 00:17:12,965 あっ 戻った。 (すすり泣き) 268 00:17:12,965 --> 00:17:17,470 マ マオマオちゃんが… 上手にスキップしてて…。 269 00:17:17,470 --> 00:17:23,476 頑張ったね… 頑張ったんだね。 270 00:17:23,476 --> 00:17:27,980 《できたっ やった~ うれし~いっ! 271 00:17:27,980 --> 00:17:32,652 あっ ママ! パパ! できたよ すごいでしょ! 272 00:17:32,652 --> 00:17:35,988 あははっ 姫様 変な顔! 273 00:17:35,988 --> 00:17:42,295 うれしいで からだが いっぱいになってる~!》 274 00:17:45,331 --> 00:17:48,668 🔊そして 足が速くなったカメは➨ 275 00:17:48,668 --> 00:17:54,173 巨大隕石 衝突を防いだのでした。 めでたしめでたし~! 276 00:17:54,173 --> 00:17:57,677 (拍手) 277 00:17:57,677 --> 00:17:59,679 うっ… うぅ~。 278 00:17:59,679 --> 00:18:01,681 姫様。 うっ… うぅ…。 279 00:18:04,784 --> 00:18:07,286 子どもたちの 引率手伝いがありますので➨ 280 00:18:07,286 --> 00:18:10,957 裏へ行きましょう。 はびっ ううっ…。 281 00:18:10,957 --> 00:18:13,960 えへへへ… あっ。 (はしゃぎ声) 282 00:18:13,960 --> 00:18:16,128 姫様! (2人)あっ。 283 00:18:16,128 --> 00:18:19,131 うっ… マオマオちゃ~ん! 284 00:18:19,131 --> 00:18:23,135 できたね~! 上手だったね~! うん! 285 00:18:23,135 --> 00:18:26,305 スキップできて うれしかった! あとねっ➨ 286 00:18:26,305 --> 00:18:28,808 ママとかパパとか姫様とか➨ 287 00:18:28,808 --> 00:18:31,978 みんなの楽しんでる顔が ステージから見えてね! 288 00:18:31,978 --> 00:18:33,980 そしたら うれしいが➨ 289 00:18:33,980 --> 00:18:36,649 もっとすごく うれしいになったんだよ! 290 00:18:36,649 --> 00:18:39,652 よがっだね~! 291 00:18:39,652 --> 00:18:44,323 うぅ~…。 姫様 手伝ってくださ~い! 292 00:18:44,323 --> 00:18:48,527 ぶえぇ~! 293 00:18:51,330 --> 00:18:53,332 (扉を開ける音) 294 00:18:53,332 --> 00:18:55,634 ただいま~。 295 00:19:02,108 --> 00:19:05,778 どうなさいましたか 姫様。 いや…。 296 00:19:05,778 --> 00:19:10,583 ここでの生活にも ずいぶん慣れたものだと思ってな。 297 00:19:15,121 --> 00:19:17,456 ⸨魔王軍に捕らわれるなんて…。 298 00:19:17,456 --> 00:19:21,127 私の力不足です… 申し訳ありません。 299 00:19:21,127 --> 00:19:26,632 何を言っているエクス。 私たちは2人で1人じゃないか。 300 00:19:26,632 --> 00:19:30,302 それに 私たちは ただ捕まっただけだ。 301 00:19:30,302 --> 00:19:32,638 まだ敗北したわけじゃない。 302 00:19:32,638 --> 00:19:37,977 過酷な日々になると思うが 2人で共に強く生きていこう。 303 00:19:37,977 --> 00:19:41,647 なぁ エクス。 はい! 姫様! 304 00:19:41,647 --> 00:19:45,351 (扉の開く音) 305 00:19:48,821 --> 00:19:51,824 姫様 はじめまして。 306 00:19:51,824 --> 00:19:56,996 最高位拷問官 トーチャー・トルチュールです。 307 00:19:56,996 --> 00:19:58,998 “拷問”! 308 00:19:58,998 --> 00:20:02,334 姫様のお世話と 王国の秘密を聞き出すのが➨ 309 00:20:02,334 --> 00:20:04,670 私の仕事です。 ふっ…。 310 00:20:04,670 --> 00:20:08,340 王国の秘密を聞き出す… か。 311 00:20:08,340 --> 00:20:13,012 どんな “拷問”をされようとも 私は決して屈しない! 312 00:20:13,012 --> 00:20:16,015 ふっ 手ごわそうですね。 313 00:20:16,015 --> 00:20:19,018 けれど “拷問”を行うのは まだ先です。 314 00:20:19,018 --> 00:20:23,189 本日は この牢屋の使い方を 説明させていただきます。 315 00:20:23,189 --> 00:20:25,191 牢屋の使い方? 316 00:20:25,191 --> 00:20:27,193 まずこちら。 317 00:20:27,193 --> 00:20:29,195 押し入れです。 318 00:20:29,195 --> 00:20:32,031 小物や外出用の服はこちらです。 319 00:20:32,031 --> 00:20:36,202 コンセントは ここを押し込むと… 出てきます。 320 00:20:36,202 --> 00:20:39,872 スマホなどの充電の際に お使いください。 321 00:20:39,872 --> 00:20:43,709 こちらを開けますと 洗面台と奥にシャワーが。 322 00:20:43,709 --> 00:20:46,045 あちらがお手洗いです。 323 00:20:46,045 --> 00:20:48,047 許可が下りれば➨ 324 00:20:48,047 --> 00:20:50,716 城内の温泉も 使用できるようになります。 325 00:20:50,716 --> 00:20:53,052 ふっ 楽しみだ。 326 00:20:53,052 --> 00:20:56,722 それでは 本日はこれで失礼します。 327 00:20:56,722 --> 00:20:59,058 朝食は8時半ですので。 328 00:20:59,058 --> 00:21:01,494 ああ またな。 329 00:21:01,494 --> 00:21:04,830 (扉の閉まる音) 330 00:21:04,830 --> 00:21:09,001 エクス いよいよ ここでの生活が始まるな。 331 00:21:09,001 --> 00:21:11,170 えっ… あっ え~と…。 332 00:21:11,170 --> 00:21:16,342 過酷な日々になると思うが 2人で共に強く生きていこう。 333 00:21:16,342 --> 00:21:20,012 え… あぁ… はい…⸩ 334 00:21:20,012 --> 00:21:23,516 あれから始まった 過酷な “拷問”の日々。 335 00:21:23,516 --> 00:21:28,354 我ながらよく耐えてきたものだ。 屈してきたの間違いでは? 336 00:21:28,354 --> 00:21:31,190 おっ いたいた~! んっ? 337 00:21:31,190 --> 00:21:33,192 姫ちゃ~ん。 338 00:21:33,192 --> 00:21:36,529 幼稚園の園長先生から お礼のお菓子もらったから。 339 00:21:36,529 --> 00:21:39,865 一緒に食べよ~。 みんな! 340 00:21:39,865 --> 00:21:43,702 べ 別に私は 一緒に食べたほうが おいしいとか➨ 341 00:21:43,702 --> 00:21:45,704 思ってないんだから…。 みんなで食べよ~! 342 00:21:45,704 --> 00:21:48,374 バニラちゃん! マオマオちゃん! 343 00:21:48,374 --> 00:21:51,043 今日の “拷問”は もう終わったんでしょ? 344 00:21:51,043 --> 00:21:54,547 ふふっ みんな 元に戻ってよかったです。 345 00:21:54,547 --> 00:21:57,049 ギルガ! トーチャーも! 346 00:21:57,049 --> 00:21:59,051 あっ! 347 00:22:00,986 --> 00:22:04,156 姫様 一緒に食べましょう。 348 00:22:04,156 --> 00:22:07,826 うんっ サクラ! 349 00:22:07,826 --> 00:22:14,500 ♬~ 350 00:22:14,500 --> 00:22:16,502 まったく…。 351 00:22:16,502 --> 00:22:19,171 毎日 楽しく遊んで➨ 352 00:22:19,171 --> 00:22:24,176 一緒におやつを楽しむ 友達までできて…。 353 00:22:24,176 --> 00:22:26,178 ふふっ。 354 00:22:26,178 --> 00:22:29,682 よかったですね 姫様。 355 00:23:37,016 --> 00:23:40,352 バイバーイ! じゃあね~。 またね~。 356 00:23:40,352 --> 00:23:43,022 姫様。 んっ? 357 00:23:43,022 --> 00:23:45,858 明日も “拷問” よろしくお願いしますね。 358 00:23:45,858 --> 00:23:49,061 うん! また明日!