1 00:00:02,002 --> 00:00:08,008 <長年 繰り広げられている 国王軍と魔王軍の戦い。 2 00:00:08,008 --> 00:00:12,846 戦いのさなか 王国の王女にして➡ 3 00:00:12,846 --> 00:00:16,850 国王軍第三騎士団 騎士団長の 姫様は➡ 4 00:00:16,850 --> 00:00:20,187 魔王軍の手に落ちてしまう。 5 00:00:20,187 --> 00:00:25,692 魔王軍は姫様から王国の秘密を 聞き出そうとし…。 6 00:00:25,692 --> 00:00:28,529 日々 姫様を➡ 7 00:00:28,529 --> 00:00:33,700 苛烈な “拷問”に かけるのであった> 8 00:00:33,700 --> 00:00:40,607 (雷鳴) 9 00:00:43,210 --> 00:00:47,047 (トーチャー)トーチャー・トルチュール 参上しました。 10 00:00:47,047 --> 00:00:49,716 (雷鳴) 11 00:00:49,716 --> 00:00:57,057 (魔王)最強の武器の場所。 見張りの甘い日。 作戦の信号。 12 00:00:57,057 --> 00:01:00,160 どれも まったく使えぬ。 13 00:01:00,160 --> 00:01:05,832 姫から役に立つ情報を 全然 引き出せていないではないか。 14 00:01:05,832 --> 00:01:08,669 もしや貴様➡ 15 00:01:08,669 --> 00:01:11,004 腕が落ちたのでは? あっ…。 16 00:01:11,004 --> 00:01:14,007 いえ… そのようなことは…。 17 00:01:14,007 --> 00:01:17,177 最高位拷問官の称号➡ 18 00:01:17,177 --> 00:01:21,181 今すぐに はく奪してやっても よいのだが。 19 00:01:21,181 --> 00:01:24,017 チャンスをやろう。 あっ…。 20 00:01:24,017 --> 00:01:28,021 ワシを “拷問”してみろ! 21 00:01:28,021 --> 00:01:30,023 あっ…! 22 00:01:30,023 --> 00:01:32,526 (カナッジ)ま 魔王様 それはあまりにも…。 23 00:01:32,526 --> 00:01:34,528 あっ…。 24 00:01:34,528 --> 00:01:39,533 開始は1時間後。 お前の腕を確かめてやる。 25 00:01:39,533 --> 00:01:44,037 もし ワシを 失望させる結果になったら…。 26 00:01:44,037 --> 00:01:47,207 わかっているな? 27 00:01:47,207 --> 00:01:50,043 はい。 28 00:01:50,043 --> 00:01:53,046 (雷鳴) 29 00:03:24,012 --> 00:03:26,014 魔王様。 30 00:03:26,014 --> 00:03:28,183 “拷問”の時間です。 31 00:03:28,183 --> 00:03:30,185 クックック…。 32 00:03:30,185 --> 00:03:33,688 《魔王様に “拷問”… 無謀だ。 33 00:03:33,688 --> 00:03:40,028 魔王様は全魔族の頂点に立つお方 その精神力も並ではない。 34 00:03:40,028 --> 00:03:42,864 どうするつもりだ》 35 00:03:42,864 --> 00:03:44,866 んっ…? 36 00:03:46,868 --> 00:03:49,704 本日の “拷問”はこちら。 37 00:03:49,704 --> 00:03:51,639 んっ? 38 00:03:51,639 --> 00:03:54,142 ビールです。 39 00:03:54,142 --> 00:03:59,314 クックック “拷問”は相手によって 獲物を変えるべき。 40 00:03:59,314 --> 00:04:01,316 《やはり効いてない》 41 00:04:01,316 --> 00:04:08,323 毎日 帰宅後 妃と水入らずで 晩酌を楽しむワシに対して ビール。 42 00:04:08,323 --> 00:04:10,825 悪くない! 《悪くないんかい!》 43 00:04:10,825 --> 00:04:14,496 しかし我は魔王なるぞ。 44 00:04:14,496 --> 00:04:18,500 世界各地の最高級の酒を 飲んできた。 45 00:04:18,500 --> 00:04:24,339 そんな庶民が楽しむ用の缶ビールで ワシを倒せると思ってか! 46 00:04:24,339 --> 00:04:26,341 (プルタブを引く音) 47 00:04:26,341 --> 00:04:28,676 ウグッ! 《メッチャ効いてる!》 48 00:04:28,676 --> 00:04:33,181 確かに缶ビール されど缶ビールです。 49 00:04:33,181 --> 00:04:37,185 魔王様。 缶ビールの おいしいつぎ方をご存じですか? 50 00:04:37,185 --> 00:04:40,355 おいしい つぎ方だと? 51 00:04:40,355 --> 00:04:42,857 まずは グラスにつぐとき…。 52 00:04:42,857 --> 00:04:45,360 つぎ始めてすぐ…。 53 00:04:45,360 --> 00:04:48,029 高く持ち上げます。 54 00:04:48,029 --> 00:04:49,964 ウオッ! 55 00:04:49,964 --> 00:04:52,967 そんなことをしたら 泡だらけになるぞ! 56 00:04:52,967 --> 00:04:55,303 それでいい…。 57 00:04:55,303 --> 00:04:58,640 それが… いいんです。 58 00:04:58,640 --> 00:05:03,311 ギリギリまでついだら 泡が落ち着くのを待ちます。 59 00:05:03,311 --> 00:05:05,480 勢いよく つぐことにより➡ 60 00:05:05,480 --> 00:05:09,484 きめ細かくなった泡が 更に凝縮されていきます。 61 00:05:09,484 --> 00:05:12,320 んっ…。 泡が落ち着いたら➡ 62 00:05:12,320 --> 00:05:16,157 グラスの縁から ゆっくりビールを注ぎます。 63 00:05:16,157 --> 00:05:18,660 うわぁ…。 最後に➡ 64 00:05:18,660 --> 00:05:22,163 泡が コップの上に乗るまで注いだら。 65 00:05:22,163 --> 00:05:24,165 フッ…。 66 00:05:24,165 --> 00:05:27,001 これで完成です。 67 00:05:27,001 --> 00:05:29,003 なっ…! 68 00:05:29,003 --> 00:05:34,342 なっ なんだ この ふわふわな泡は!? いや…。 69 00:05:34,342 --> 00:05:37,512 「ふわふあわ」は! 《言い直した!》 70 00:05:37,512 --> 00:05:41,516 適当についだときの ベッチャリ泡と全然違う! 71 00:05:41,516 --> 00:05:44,519 ホイップクリームのような存在感! 72 00:05:44,519 --> 00:05:49,324 ふあふあわ! ふあふあわ! (カナッジ)気に入ったのか? 73 00:05:51,960 --> 00:05:54,062 あっ… あっ! 74 00:05:56,130 --> 00:05:58,466 あっ 魔王様! 75 00:05:58,466 --> 00:06:02,637 《ウゥ… バカな!? このワシが…。 76 00:06:02,637 --> 00:06:06,140 飲みたくて震えてるだと!?》 77 00:06:06,140 --> 00:06:08,643 耐えてください! 魔王様! 78 00:06:08,643 --> 00:06:12,647 魔王様は かつて 国王軍最強の兵士! 79 00:06:12,647 --> 00:06:14,816 勇者との直接対決でも➡ 80 00:06:14,816 --> 00:06:19,153 勇者の攻撃を ことごとく受け流し! 抑え込み! 81 00:06:19,153 --> 00:06:21,322 耐え抜いた! 82 00:06:21,322 --> 00:06:25,159 あなたは全魔族の頂点! 最強のモンスター! 83 00:06:25,159 --> 00:06:27,996 まおうなのですよ! 84 00:06:27,996 --> 00:06:29,098 グハーッ! 85 00:06:29,098 --> 00:06:32,000 魔王様! 86 00:06:32,000 --> 00:06:34,335 ま… 魔王様? 87 00:06:34,335 --> 00:06:37,171 クッ… そうだ。 んっ? 88 00:06:37,171 --> 00:06:40,508 我は魔王! 89 00:06:40,508 --> 00:06:43,845 この程度の “拷問”に➡ 90 00:06:43,845 --> 00:06:47,015 屈するものか~っ! 91 00:06:47,015 --> 00:06:53,121 ちなみに この ふわふわ泡ビール いえ 「ふわふあわビール」。 92 00:06:53,121 --> 00:06:57,125 時間がたつほど 泡が消えてしまうので。 んっ!? 93 00:06:57,125 --> 00:07:00,295 つぎたてが いちばんおいしいですよ。 94 00:07:00,295 --> 00:07:02,297 ワシの弱点は➡ 95 00:07:02,297 --> 00:07:06,000 光属性魔法だ~! 話した~! 96 00:07:09,304 --> 00:07:11,306 どうぞ。 97 00:07:11,306 --> 00:07:13,308 ウム。 98 00:07:16,644 --> 00:07:18,646 うあっ!? 99 00:07:18,646 --> 00:07:23,151 《ふわふわで口当たりが 犯罪的なほど まろやかに。 100 00:07:23,151 --> 00:07:25,987 そして その ふわふあわに包まれた➡ 101 00:07:25,987 --> 00:07:30,992 黄金の命の水が体内へ突撃…! 102 00:07:30,992 --> 00:07:36,831 ハァ… うますぎて 喉が天界にいるようだ。 103 00:07:36,831 --> 00:07:41,002 泡の弾ける音は まるで天使の福音。 104 00:07:41,002 --> 00:07:44,839 幸せで満たされる~!》 105 00:07:44,839 --> 00:07:48,009 プハーッ! 106 00:07:48,009 --> 00:07:52,947 《これはもう… 缶ビールなどではない。 107 00:07:52,947 --> 00:07:55,616 光属性魔法だ》 108 00:07:55,616 --> 00:07:58,786 (カナッジ)魔王様が 浄化されていく~! 109 00:07:58,786 --> 00:08:02,490 < お酒は大人になってから> 110 00:08:06,294 --> 00:08:10,965 魔王様に拷問続行の許可は いただけましたが…。 111 00:08:10,965 --> 00:08:13,468 確かに 今のままでは➡ 112 00:08:13,468 --> 00:08:16,804 得られる情報の幅は 狭いかもしれない。 113 00:08:16,804 --> 00:08:21,309 一度 趣向を変えてみるか…。 114 00:08:21,309 --> 00:08:23,311 ハァ…。 115 00:08:23,311 --> 00:08:26,013 ふわふあわ…。 116 00:08:29,984 --> 00:08:32,820 (姫様の鼻歌) 117 00:08:32,820 --> 00:08:34,822 (解錠音) 118 00:08:34,822 --> 00:08:36,824 姫様。 (姫様)んっ? 119 00:08:36,824 --> 00:08:38,826 “拷問”の時間です。 120 00:08:38,826 --> 00:08:42,330 本日は少し 趣向を変えてみようと思います。 121 00:08:42,330 --> 00:08:46,167 (エクス)フン どんな “拷問”でも 好きにすればいい。 122 00:08:46,167 --> 00:08:49,170 どうせ姫様は話す。 えっ!? 123 00:08:49,170 --> 00:08:53,608 《日々の積み重ねで エクスの 私に対する信用がガタ落ちに!?》 124 00:08:53,608 --> 00:08:55,610 見てて エクス! 125 00:08:55,610 --> 00:08:58,780 今日こそ耐えてみせるから! プイッ。 えっ! 126 00:08:58,780 --> 00:09:02,283 本日 姫様に “拷問”は行いません。 127 00:09:02,283 --> 00:09:04,585 えっ? 入ってきて。 128 00:09:06,621 --> 00:09:10,625 武器職人 ギルガちゃん。 (ギルガ)は~い どうも~。 129 00:09:10,625 --> 00:09:12,627 武器職人だと!? 130 00:09:12,627 --> 00:09:15,129 あ~あ。 ウオッ!? 131 00:09:15,129 --> 00:09:17,131 こんな環境で放置されると…。 ちょっ… おい! やめろ! 132 00:09:17,131 --> 00:09:19,300 さすがに ひどい状態だね~。 そこはっ… クッ やめろ! 133 00:09:19,300 --> 00:09:23,805 そう 本日の “拷問”は 聖剣エクス。 そこは… ちょ やめろ…。 134 00:09:23,805 --> 00:09:25,807 あなたに行います。 135 00:09:25,807 --> 00:09:28,309 なっ!? えっ? 136 00:09:28,309 --> 00:09:32,647 甘く見るな。 我は聖剣エクスなるぞ。 137 00:09:32,647 --> 00:09:35,149 長年 王家に仕え➡ 138 00:09:35,149 --> 00:09:40,488 歴代の名騎士とともに 幾千もの戦場を戦い抜いてきた。 139 00:09:40,488 --> 00:09:44,158 私が “拷問”なんぞに 屈するわけがない! 140 00:09:44,158 --> 00:09:46,160 は~い。 あっ。 141 00:09:46,160 --> 00:09:49,497 まずは細かいサビを取るよ~。 コラ 離せ! 私は聖剣なるぞ! 142 00:09:49,497 --> 00:09:53,000 あぁ… ああっ! 143 00:09:53,000 --> 00:09:55,002 あっ あ~っ! 144 00:09:55,002 --> 00:09:57,605 おふ~ん! 145 00:09:59,674 --> 00:10:01,676 エクス? ハッ! 146 00:10:01,676 --> 00:10:04,011 違います姫様! 今のは雄たけび! 147 00:10:04,011 --> 00:10:06,013 雄々しく 雄たけびを上げたのです! 148 00:10:06,013 --> 00:10:08,015 別に私は 気持ちよくなったわけではなく➡ 149 00:10:08,015 --> 00:10:10,017 ただ雄たけびを上げただけで それは聖剣なら皆やることで➡ 150 00:10:10,017 --> 00:10:12,019 決して私だけがこのような…。 すごい早口。 151 00:10:14,021 --> 00:10:16,691 次は この 回転式クローザーで➡ 152 00:10:16,691 --> 00:10:20,027 やさ~しく… 削るよ~。 153 00:10:20,027 --> 00:10:23,364 んっ… ああっ…。 154 00:10:23,364 --> 00:10:25,366 うあぁ! 155 00:10:25,366 --> 00:10:27,368 あ~~っ。 156 00:10:27,368 --> 00:10:30,705 《なんと心地よい削り。 157 00:10:30,705 --> 00:10:33,708 そして ほどよい削り加減。 158 00:10:33,708 --> 00:10:39,113 わかる… 試し斬りをしなくても感じる》 159 00:10:41,048 --> 00:10:45,553 《剣らしい 甲冑を叩き割る 打撃力を残しつつ。 160 00:10:45,553 --> 00:10:50,825 刀のような 肌を切り裂く 切れ味を生み出している! 161 00:10:50,825 --> 00:10:57,498 我は聖剣! 聖剣エクスなり~!》 162 00:10:57,498 --> 00:11:00,334 エクス! エクスしっかり! 163 00:11:00,334 --> 00:11:02,336 ハッ! エクス! 164 00:11:02,336 --> 00:11:06,340 プハッ! ハァ ハァ… 大丈夫です姫様。 165 00:11:06,340 --> 00:11:12,513 確かに心地よい… ですが! 秘密を話す義理はなし! 166 00:11:12,513 --> 00:11:14,849 この “拷問” 耐えてみせます! 167 00:11:14,849 --> 00:11:17,185 いいぞ さすがエクス! 168 00:11:17,185 --> 00:11:20,688 私なら3回は話してるぞ! 姫様? 169 00:11:20,688 --> 00:11:24,358 じゃあ残念だけど… ここまでだね。 170 00:11:24,358 --> 00:11:28,362 あっ… ま まだ表面を 粗く削っただけではないか。 171 00:11:28,362 --> 00:11:32,700 だね。 僕も正直 完全に仕上げたいよ。 172 00:11:32,700 --> 00:11:34,702 けど これ…。 173 00:11:34,702 --> 00:11:37,038 “拷問”だからね。 ハッ! 174 00:11:37,038 --> 00:11:40,708 まぁ… もし 秘密を話してくれるなら➡ 175 00:11:40,708 --> 00:11:43,210 仕上げ作業してあげるけど。 176 00:11:43,210 --> 00:11:48,215 クゥ…! エクス。 ご安心を姫様。 177 00:11:48,215 --> 00:11:52,653 我は聖剣エクス あなたのつるぎ。 178 00:11:52,653 --> 00:11:56,157 私利私欲のために動くことなど ありえません。 179 00:11:56,157 --> 00:11:58,993 エクス…。 仕上げをしてもらい➡ 180 00:11:58,993 --> 00:12:00,995 切れ味がよくなったら。 んっ? 181 00:12:00,995 --> 00:12:03,831 それは 姫様のためにもなりますよね! 182 00:12:03,831 --> 00:12:06,000 エクスー! 183 00:12:06,000 --> 00:12:08,669 (ギルガ)は~い 仕上げだよ~。 184 00:12:08,669 --> 00:12:11,872 あぁぁ! あふ~ん! 185 00:12:17,845 --> 00:12:19,847 なるほど…。 186 00:12:19,847 --> 00:12:22,850 妖刀ムラサと 火剣アモンは恋仲。 187 00:12:22,850 --> 00:12:25,853 フハーッ! 至高! まさに至高! 188 00:12:25,853 --> 00:12:30,157 ジーッ…。 ハッ! あぁ…。 189 00:12:35,029 --> 00:12:37,698 あ… あのぅ…。 190 00:12:37,698 --> 00:12:42,036 姫様… えっと… ごめんなさい。 191 00:12:42,036 --> 00:12:45,373 フフッ。 んっ? 192 00:12:45,373 --> 00:12:50,144 私も失望させてごめんね。 い いえ… そんな…。 193 00:12:50,144 --> 00:12:52,480 これから今まで以上に➡ 194 00:12:52,480 --> 00:12:55,316 “拷問” 耐えるように 頑張るからね。 195 00:12:55,316 --> 00:12:57,485 あぁ…。 196 00:12:57,485 --> 00:12:59,987 はい! 応援いたします! 197 00:13:05,993 --> 00:13:10,331 (クロル)姫様 “拷問”の時間だ! 198 00:13:10,331 --> 00:13:12,667 クロルちゃん! 199 00:13:12,667 --> 00:13:16,003 今日 キュイたんは? キュイたんは お留守番。 200 00:13:16,003 --> 00:13:19,340 え~っ 会いたかったな~。 マジ? 201 00:13:19,340 --> 00:13:23,010 だってキュイたん かわいいじゃん! だよね~。 202 00:13:23,010 --> 00:13:25,012 キュイたん マジかわだよね~。 203 00:13:25,012 --> 00:13:30,017 今度 私の部屋に遊びにきてよ 他の子も紹介するからさ~。 204 00:13:30,017 --> 00:13:32,687 えっ ホント? 行く行く~。 うんうん。 205 00:13:32,687 --> 00:13:34,689 クロル? 姫様? (2人)ハッ! 206 00:13:34,689 --> 00:13:38,025 そうだ姫様 なれ合いはここまで! 207 00:13:38,025 --> 00:13:43,364 前回と違って 今回の “拷問”は マジ “拷問”だから 覚悟しなよ! 208 00:13:43,364 --> 00:13:45,700 おいで! 209 00:13:45,700 --> 00:13:48,536 グルルル…。 210 00:13:48,536 --> 00:13:50,538 あれは! 211 00:13:52,473 --> 00:13:56,143 グルル…。 いい子だ マッドウルフ。 212 00:13:56,143 --> 00:13:59,146 グオーッ。 213 00:13:59,146 --> 00:14:01,148 マッドウルフ! 214 00:14:01,148 --> 00:14:04,151 姫様 お気をつけて! ウルフ族は➡ 215 00:14:04,151 --> 00:14:08,322 純粋な戦闘力では モンスター界最強といわれている種族。 216 00:14:08,322 --> 00:14:13,828 フッ… 忘れたかエクス ウルフ族なら過去に倒している。 217 00:14:13,828 --> 00:14:19,166 確かに苦戦はしたが 勝てぬ相手ではない。 218 00:14:19,166 --> 00:14:23,838 しかし マッドウルフは ウルフ族の中でも更に別格。 219 00:14:23,838 --> 00:14:27,842 姫様が苦戦した グランウルフより 倍は強いです。 220 00:14:27,842 --> 00:14:29,844 えっ ヤバいじゃん! 221 00:14:29,844 --> 00:14:34,014 さぁ姫様 “拷問”始めるよ! 222 00:14:34,014 --> 00:14:36,016 ガウゥーッ! 223 00:14:36,016 --> 00:14:39,320 なんという太く大きな足! あんな攻撃を食らったら…。 224 00:14:41,355 --> 00:14:43,357 (2人)んっ? 225 00:14:43,357 --> 00:14:49,196 マッドウルフの魅力は なんといっても この大きくてかわいい肉球! 226 00:14:49,196 --> 00:14:51,799 そして…。 227 00:14:51,799 --> 00:14:53,801 フンフン…。 228 00:14:53,801 --> 00:14:57,638 はぁ~っ いい匂~い! 229 00:14:57,638 --> 00:15:02,143 肉球の独特な匂い 脳がとろけるほど最高! 230 00:15:02,143 --> 00:15:04,145 さいこうの助~。 231 00:15:04,145 --> 00:15:07,815 《マニアックすぎて羨ましくない》 232 00:15:07,815 --> 00:15:11,986 さぁ姫様 羨ましかったら 秘密 言っちゃいな! 233 00:15:11,986 --> 00:15:14,989 いや… 羨ましくないです。 234 00:15:14,989 --> 00:15:16,991 えっ!? 235 00:15:16,991 --> 00:15:19,493 ワ ワンちゃんやネコちゃんの 肉球より➡ 236 00:15:19,493 --> 00:15:21,662 マッドウルフの肉球は 濃厚な匂いがして…。 237 00:15:21,662 --> 00:15:24,832 そもそも肉球の匂いを 嗅いだことない。 ウッ! 238 00:15:24,832 --> 00:15:30,337 そんな! 人生の半分損してるよ! 人生の半分 肉球なのか? 239 00:15:30,337 --> 00:15:34,041 ほら… ちょっと嗅いでみてよ。 え~っ…。 240 00:15:36,343 --> 00:15:39,513 獣臭い。 いい匂いなの~! 241 00:15:39,513 --> 00:15:42,850 ほら! もっとよく嗅いで! いいよ もう。 242 00:15:42,850 --> 00:15:45,519 お願いします! 秘密 話しますから~! 243 00:15:45,519 --> 00:15:48,355 立場 逆になってる。 秘密って? 244 00:15:48,355 --> 00:15:50,958 最高位拷問官の待ち受けは➡ 245 00:15:50,958 --> 00:15:54,962 最近生まれた姪っ子! なっ クロル!? なぜ知って…。 246 00:15:54,962 --> 00:15:58,799 秘密を話したからには~! えぇ~。 247 00:15:58,799 --> 00:16:02,503 じゃあ… もう少し嗅いでみるよ。 248 00:16:04,471 --> 00:16:06,474 ど… どう? 249 00:16:06,474 --> 00:16:08,475 あっ。 250 00:16:08,475 --> 00:16:12,646 獣臭さの中に 少しポップコーンみたいな匂いが。 251 00:16:12,646 --> 00:16:14,815 でしょ でしょ~。 ワン! 252 00:16:14,815 --> 00:16:19,820 肉球自体もプヨプヨで 気持ちよくて。 253 00:16:19,820 --> 00:16:23,991 《あれ…? あっ これは…。 254 00:16:23,991 --> 00:16:27,995 クセになりそう~》 255 00:16:27,995 --> 00:16:30,498 フフッ ようこそ。 256 00:16:30,498 --> 00:16:34,001 肉球の世界へ。 ワン! 257 00:16:39,340 --> 00:16:41,342 ありがとう クロっち。 258 00:16:41,342 --> 00:16:44,512 私の新しい世界の 扉を開いてくれて。 259 00:16:44,512 --> 00:16:46,513 ううん 姫ちんが➡ 260 00:16:46,513 --> 00:16:50,284 肉球のエモさに気付いてくれて マジうれしいよ。 261 00:16:50,284 --> 00:16:55,122 そうだ! これから私の部屋で 肉球パーティーしない? 262 00:16:55,122 --> 00:16:57,958 いいね! みんな誘おう! ワウ! 263 00:16:57,958 --> 00:17:03,464 最高位拷問官もどうです? まったく あなたたち…。 264 00:17:05,466 --> 00:17:09,136 ウサギちゃんは いるの? (クロル)もっちのろんの助! 265 00:17:09,136 --> 00:17:12,473 《あぁ かわいい》 (シャッター音) 266 00:17:12,473 --> 00:17:14,808 (キュイ)キュイ~。 267 00:17:14,808 --> 00:17:17,311 アハハ キュイた~ん。 268 00:17:17,311 --> 00:17:19,647 (陰鬼)あたたかい 落ち着く…。 269 00:17:19,647 --> 00:17:22,483 (陽鬼)こんばんは~。 コンバンハ。 270 00:17:22,483 --> 00:17:24,485 わぁ 賢~い。 271 00:17:28,155 --> 00:17:31,325 “拷問”は? ニャー。 272 00:17:31,325 --> 00:17:33,827 キュイ。 273 00:17:36,997 --> 00:17:39,800 急げ~。 楽しみ~。 274 00:17:46,840 --> 00:17:50,277 (マオマオちゃん)ひめさま “ごーもん”のじかんだよ! 275 00:17:50,277 --> 00:17:53,113 わたしは こうえんで あそぶのがすきです。 276 00:17:53,113 --> 00:17:56,784 だから それをみせたら うらやましくなるはずです! 277 00:17:56,784 --> 00:17:59,453 みててね! うん 見てるよ。 278 00:17:59,453 --> 00:18:01,455 ヘヘッ。 279 00:18:01,455 --> 00:18:03,457 待って~。 280 00:18:05,459 --> 00:18:07,461 わ~い。 281 00:18:07,461 --> 00:18:09,463 アハハハ! 282 00:18:09,463 --> 00:18:11,799 よいしょ… よいしょ。 283 00:18:11,799 --> 00:18:13,801 はや~い。 284 00:18:13,801 --> 00:18:17,304 あ~ かわいい。 285 00:18:17,304 --> 00:18:20,808 全部かわいい ホントかわいい。 286 00:18:20,808 --> 00:18:23,143 わぁ…。 ハァ…。 287 00:18:23,143 --> 00:18:27,982 これは結局 話すやつだ 一緒に遊んじゃうんだ。 288 00:18:27,982 --> 00:18:30,317 安心しろ エクス。 289 00:18:30,317 --> 00:18:32,820 それはない。 あっ!? 290 00:18:32,820 --> 00:18:37,825 マオマオちゃんは かわいいが 一緒に遊びたいかどうかは別だ。 291 00:18:37,825 --> 00:18:40,828 私は公園が あまり好きじゃないからな。 292 00:18:40,828 --> 00:18:44,331 どういうことです? 私は…。 293 00:18:44,331 --> 00:18:49,503 幼いころ 公園で遊ぶのを禁止されていた。 294 00:18:49,503 --> 00:18:52,940 「公園は王族が遊ぶ所ではない」。 295 00:18:52,940 --> 00:18:56,443 そう教えられ 体に染み込んでいる。 296 00:18:56,443 --> 00:18:58,445 だから…。 297 00:18:58,445 --> 00:19:01,448 「遊びたい」という気持ちは 出てこないのさ! 298 00:19:01,448 --> 00:19:03,450 さすが姫様! 299 00:19:03,450 --> 00:19:06,453 王女にして 国王軍第三騎士団 騎士団長! 300 00:19:06,453 --> 00:19:11,458 幼いころより 徹底した帝王学を 教え込まれているのですね! 301 00:19:11,458 --> 00:19:16,296 フッフッフ 当然だろ 生まれ持ったものが違う。 302 00:19:16,296 --> 00:19:18,298 幼心に…。 303 00:19:18,298 --> 00:19:23,137 そ… それを… 理解し…。 姫様? 304 00:19:23,137 --> 00:19:25,806 クッ… ホントは➡ 305 00:19:25,806 --> 00:19:28,809 みんなと遊びたかったです。 陥落早い。 306 00:19:28,809 --> 00:19:32,813 遊びたかった… シーソーしたかった。 307 00:19:32,813 --> 00:19:35,649 ジャングルジムに登りたかった。 308 00:19:35,649 --> 00:19:38,152 砂場でお城 作りたかった。 309 00:19:38,152 --> 00:19:40,320 姫様 落ち着いてください。 310 00:19:40,320 --> 00:19:42,990 なに いろいろ思い出して セルフ陥落してるんですか。 311 00:19:42,990 --> 00:19:44,992 ウゥ…。 312 00:19:44,992 --> 00:19:48,595 おねえちゃ~ん! あっ マオマオちゃん。 313 00:19:50,664 --> 00:19:54,001 いっしょに あそぼ! あぁ…。 314 00:19:54,001 --> 00:19:56,003 うん! 姫様!? 315 00:19:59,339 --> 00:20:03,177 ほら おねえちゃ~ん。 アハハ ちょっと待ってよ~。 316 00:20:03,177 --> 00:21:04,671 ♬~ 317 00:21:04,671 --> 00:21:07,341 あ~ 楽しかった~。 (マオマオちゃん)うん! 318 00:21:07,341 --> 00:21:09,343 (クロル)いっぱい遊んじゃった。 319 00:21:09,343 --> 00:21:13,013 (陽鬼)また遊ぼう。 (陰鬼)うん。 ワン! 320 00:21:13,013 --> 00:21:16,517 マオマオちゃん 何がいちばん楽しかった? 321 00:21:16,517 --> 00:21:18,519 えっ? 322 00:21:18,519 --> 00:21:21,021 なんでひとつなの? あっ…。 323 00:21:21,021 --> 00:21:23,524 全部 楽しかった? 324 00:21:23,524 --> 00:21:26,026 わぁ… うん! 325 00:21:26,026 --> 00:21:28,362 ぜ~んぶ たのしかった! 326 00:21:28,362 --> 00:21:30,864 私も! 327 00:21:39,206 --> 00:21:41,542 (カナッジ)魔王様。 328 00:21:41,542 --> 00:21:45,546 姫から入手した 王国のセキュリティーパスワード。 329 00:21:45,546 --> 00:21:48,715 戦闘参謀長も 知りたがっております。 330 00:21:48,715 --> 00:21:53,153 パスの書かれたメモ お貸しいただけますでしょうか? 331 00:21:53,153 --> 00:21:57,324 クックック… あのメモか。 332 00:21:57,324 --> 00:22:01,829 マオマオちゃんが遊んでいる姿を 収めた動画…。 333 00:22:01,829 --> 00:22:05,666 あれを見るのに 夢中になりすぎて…。 334 00:22:05,666 --> 00:22:09,870 どこに置いたか わからなくなりおったわ!