1 00:00:34,935 --> 00:00:40,941 <長年 繰り広げられている 国王軍と魔王軍の戦い。 2 00:00:40,941 --> 00:00:45,779 戦いのさなか 王国の王女にして➨ 3 00:00:45,779 --> 00:00:49,783 国王軍第三騎士団 騎士団長の 姫様は➨ 4 00:00:49,783 --> 00:00:53,120 魔王軍の手に落ちてしまう。 5 00:00:53,120 --> 00:00:58,625 魔王軍は姫様から王国の秘密を 聞き出そうとし…。 6 00:00:58,625 --> 00:01:01,461 日々 姫様を➨ 7 00:01:01,461 --> 00:01:06,633 苛烈な “拷問”に かけるのであった> 8 00:01:06,633 --> 00:01:13,540 (雷鳴) 9 00:01:16,143 --> 00:01:19,980 (トーチャー)トーチャー・トルチュール 参上しました。 10 00:01:19,980 --> 00:01:22,649 (雷鳴) 11 00:01:22,649 --> 00:01:29,990 (魔王)最強の武器の場所。 見張りの甘い日。 作戦の信号。 12 00:01:29,990 --> 00:01:33,093 どれも まったく使えぬ。 13 00:01:33,093 --> 00:01:38,765 姫から役に立つ情報を 全然 引き出せていないではないか。 14 00:01:38,765 --> 00:01:41,602 もしや貴様➨ 15 00:01:41,602 --> 00:01:43,937 腕が落ちたのでは? あっ…。 16 00:01:43,937 --> 00:01:46,940 いえ… そのようなことは…。 17 00:01:46,940 --> 00:01:50,110 最高位拷問官の称号➨ 18 00:01:50,110 --> 00:01:54,114 今すぐに はく奪してやっても よいのだが。 19 00:01:54,114 --> 00:01:56,950 チャンスをやろう。 あっ…。 20 00:01:56,950 --> 00:02:00,954 ワシを “拷問”してみろ! 21 00:02:00,954 --> 00:02:02,956 あっ…! 22 00:02:02,956 --> 00:02:05,459 (カナッジ)ま 魔王様 それはあまりにも…。 23 00:02:05,459 --> 00:02:07,461 あっ…。 24 00:02:07,461 --> 00:02:12,466 開始は1時間後。 お前の腕を確かめてやる。 25 00:02:12,466 --> 00:02:16,970 もし ワシを 失望させる結果になったら…。 26 00:02:16,970 --> 00:02:20,140 わかっているな? 27 00:02:20,140 --> 00:02:22,976 はい。 28 00:02:22,976 --> 00:02:25,979 (雷鳴) 29 00:04:06,947 --> 00:04:08,949 魔王様。 30 00:04:08,949 --> 00:04:11,118 “拷問”の時間です。 31 00:04:11,118 --> 00:04:13,120 クックック…。 32 00:04:13,120 --> 00:04:16,623 《魔王様に “拷問”… 無謀だ。 33 00:04:16,623 --> 00:04:22,963 魔王様は全魔族の頂点に立つお方 その精神力も並ではない。 34 00:04:22,963 --> 00:04:25,799 どうするつもりだ》 35 00:04:25,799 --> 00:04:27,801 んっ…? 36 00:04:29,803 --> 00:04:32,639 本日の “拷問”はこちら。 37 00:04:32,639 --> 00:04:34,574 んっ? 38 00:04:34,574 --> 00:04:37,077 ビールです。 39 00:04:37,077 --> 00:04:42,249 クックック “拷問”は相手によって 獲物を変えるべき。 40 00:04:42,249 --> 00:04:44,251 《やはり効いてない》 41 00:04:44,251 --> 00:04:51,258 毎日 帰宅後 妃と水入らずで 晩酌を楽しむワシに対して ビール。 42 00:04:51,258 --> 00:04:53,760 悪くない! 《悪くないんかい!》 43 00:04:53,760 --> 00:04:57,430 しかし我は魔王なるぞ。 44 00:04:57,430 --> 00:05:01,434 世界各地の最高級の酒を 飲んできた。 45 00:05:01,434 --> 00:05:07,274 そんな庶民が楽しむ用の缶ビールで ワシを倒せると思ってか! 46 00:05:07,274 --> 00:05:09,276 (プルタブを引く音) 47 00:05:09,276 --> 00:05:11,611 ウグッ! 《メッチャ効いてる!》 48 00:05:11,611 --> 00:05:16,116 確かに缶ビール されど缶ビールです。 49 00:05:16,116 --> 00:05:20,120 魔王様。 缶ビールの おいしいつぎ方をご存じですか? 50 00:05:20,120 --> 00:05:23,290 おいしい つぎ方だと? 51 00:05:23,290 --> 00:05:25,792 まずは グラスにつぐとき…。 52 00:05:25,792 --> 00:05:28,295 つぎ始めてすぐ…。 53 00:05:28,295 --> 00:05:30,964 高く持ち上げます。 54 00:05:30,964 --> 00:05:32,899 ウオッ! 55 00:05:32,899 --> 00:05:35,902 そんなことをしたら 泡だらけになるぞ! 56 00:05:35,902 --> 00:05:38,238 それでいい…。 57 00:05:38,238 --> 00:05:41,575 それが… いいんです。 58 00:05:41,575 --> 00:05:46,246 ギリギリまでついだら 泡が落ち着くのを待ちます。 59 00:05:46,246 --> 00:05:48,415 勢いよく つぐことにより➨ 60 00:05:48,415 --> 00:05:52,419 きめ細かくなった泡が 更に凝縮されていきます。 61 00:05:52,419 --> 00:05:55,255 んっ…。 泡が落ち着いたら➨ 62 00:05:55,255 --> 00:05:59,092 グラスの縁から ゆっくりビールを注ぎます。 63 00:05:59,092 --> 00:06:01,595 うわぁ…。 最後に➨ 64 00:06:01,595 --> 00:06:05,098 泡が コップの上に乗るまで注いだら。 65 00:06:05,098 --> 00:06:07,100 フッ…。 66 00:06:07,100 --> 00:06:09,936 これで完成です。 67 00:06:09,936 --> 00:06:11,938 なっ…! 68 00:06:11,938 --> 00:06:17,277 なっ なんだ この ふわふわな泡は!? いや…。 69 00:06:17,277 --> 00:06:20,447 「ふわふあわ」は! 《言い直した!》 70 00:06:20,447 --> 00:06:24,451 適当についだときの ベッチャリ泡と全然違う! 71 00:06:24,451 --> 00:06:27,454 ホイップクリームのような存在感! 72 00:06:27,454 --> 00:06:32,259 ふあふあわ! ふあふあわ! (カナッジ)気に入ったのか? 73 00:06:34,894 --> 00:06:36,997 あっ… あっ! 74 00:06:39,065 --> 00:06:41,401 あっ 魔王様! 75 00:06:41,401 --> 00:06:45,572 《ウゥ… バカな!? このワシが…。 76 00:06:45,572 --> 00:06:49,075 飲みたくて震えてるだと!?》 77 00:06:49,075 --> 00:06:51,578 耐えてください! 魔王様! 78 00:06:51,578 --> 00:06:55,582 魔王様は かつて 国王軍最強の兵士! 79 00:06:55,582 --> 00:06:57,751 勇者との直接対決でも➨ 80 00:06:57,751 --> 00:07:02,088 勇者の攻撃を ことごとく受け流し! 抑え込み! 81 00:07:02,088 --> 00:07:04,257 耐え抜いた! 82 00:07:04,257 --> 00:07:08,094 あなたは全魔族の頂点! 最強のモンスター! 83 00:07:08,094 --> 00:07:10,930 まおうなのですよ! 84 00:07:10,930 --> 00:07:12,933 グハーッ! 85 00:07:12,933 --> 00:07:14,935 魔王様! 86 00:07:14,935 --> 00:07:17,270 ま… 魔王様? 87 00:07:17,270 --> 00:07:20,106 クッ… そうだ。 んっ? 88 00:07:20,106 --> 00:07:23,443 我は魔王! 89 00:07:23,443 --> 00:07:26,780 この程度の “拷問”に➨ 90 00:07:26,780 --> 00:07:29,950 屈するものか~っ! 91 00:07:29,950 --> 00:07:36,056 ちなみに この ふわふわ泡ビール いえ 「ふわふあわビール」。 92 00:07:36,056 --> 00:07:40,060 時間がたつほど 泡が消えてしまうので。 んっ!? 93 00:07:40,060 --> 00:07:43,229 つぎたてが いちばんおいしいですよ。 94 00:07:43,229 --> 00:07:45,231 ワシの弱点は➨ 95 00:07:45,231 --> 00:07:48,935 光属性魔法だ~! 話した~! 96 00:07:52,238 --> 00:07:54,240 どうぞ。 97 00:07:54,240 --> 00:07:56,242 ウム。 98 00:07:59,579 --> 00:08:01,581 うあっ!? 99 00:08:01,581 --> 00:08:06,086 《ふわふわで口当たりが 犯罪的なほど まろやかに。 100 00:08:06,086 --> 00:08:08,922 そして その ふわふあわに包まれた➨ 101 00:08:08,922 --> 00:08:13,927 黄金の命の水が体内へ突撃…! 102 00:08:13,927 --> 00:08:19,766 ハァ… うますぎて 喉が天界にいるようだ。 103 00:08:19,766 --> 00:08:23,937 泡の弾ける音は まるで天使の福音。 104 00:08:23,937 --> 00:08:27,774 幸せで満たされる~!》 105 00:08:27,774 --> 00:08:30,944 プハーッ! 106 00:08:30,944 --> 00:08:35,882 《これはもう… 缶ビールなどではない。 107 00:08:35,882 --> 00:08:38,551 光属性魔法だ》 108 00:08:38,551 --> 00:08:41,721 (カナッジ)魔王様が 浄化されていく~! 109 00:08:41,721 --> 00:08:45,425 < お酒は大人になってから> 110 00:08:49,229 --> 00:08:53,900 魔王様に拷問続行の許可は いただけましたが…。 111 00:08:53,900 --> 00:08:56,403 確かに 今のままでは➨ 112 00:08:56,403 --> 00:08:59,739 得られる情報の幅は 狭いかもしれない。 113 00:08:59,739 --> 00:09:04,244 一度 趣向を変えてみるか…。 114 00:09:04,244 --> 00:09:06,246 ハァ…。 115 00:09:06,246 --> 00:09:08,948 ふわふあわ…。 116 00:09:12,919 --> 00:09:15,755 (姫様の鼻歌) 117 00:09:15,755 --> 00:09:17,757 (解錠音) 118 00:09:17,757 --> 00:09:19,759 姫様。 (姫様)んっ? 119 00:09:19,759 --> 00:09:21,761 “拷問”の時間です。 120 00:09:21,761 --> 00:09:25,265 本日は少し 趣向を変えてみようと思います。 121 00:09:25,265 --> 00:09:29,102 (エクス)フン どんな “拷問”でも 好きにすればいい。 122 00:09:29,102 --> 00:09:32,105 どうせ姫様は話す。 えっ!? 123 00:09:32,105 --> 00:09:36,543 《日々の積み重ねで エクスの 私に対する信用がガタ落ちに!?》 124 00:09:36,543 --> 00:09:38,545 見てて エクス! 125 00:09:38,545 --> 00:09:41,714 今日こそ耐えてみせるから! プイッ。 えっ! 126 00:09:41,714 --> 00:09:45,218 本日 姫様に “拷問”は行いません。 127 00:09:45,218 --> 00:09:47,520 えっ? 入ってきて。 128 00:09:49,556 --> 00:09:53,560 武器職人 ギルガちゃん。 (ギルガ)は~い どうも~。 129 00:09:53,560 --> 00:09:55,562 武器職人だと!? 130 00:09:55,562 --> 00:09:58,064 あ~あ。 ウオッ!? 131 00:09:58,064 --> 00:10:00,066 こんな環境で放置されると…。 ちょっ… おい! やめろ! 132 00:10:00,066 --> 00:10:02,235 さすがに ひどい状態だね~。 そこはっ… クッ やめろ! 133 00:10:02,235 --> 00:10:06,739 そう 本日の “拷問”は 聖剣エクス。 そこは… ちょ やめろ…。 134 00:10:06,739 --> 00:10:08,741 あなたに行います。 135 00:10:08,741 --> 00:10:11,244 なっ!? えっ? 136 00:10:11,244 --> 00:10:15,582 甘く見るな。 我は聖剣エクスなるぞ。 137 00:10:15,582 --> 00:10:18,084 長年 王家に仕え➨ 138 00:10:18,084 --> 00:10:23,423 歴代の名騎士とともに 幾千もの戦場を戦い抜いてきた。 139 00:10:23,423 --> 00:10:27,093 私が “拷問”なんぞに 屈するわけがない! 140 00:10:27,093 --> 00:10:29,095 は~い。 あっ。 141 00:10:29,095 --> 00:10:32,432 まずは細かいサビを取るよ~。 コラ 離せ! 私は聖剣なるぞ! 142 00:10:32,432 --> 00:10:35,935 あぁ… ああっ! 143 00:10:35,935 --> 00:10:37,937 あっ あ~っ! 144 00:10:37,937 --> 00:10:40,540 おふ~ん! 145 00:10:42,609 --> 00:10:44,611 エクス? ハッ! 146 00:10:44,611 --> 00:10:46,946 違います姫様! 今のは雄たけび! 147 00:10:46,946 --> 00:10:48,948 雄々しく 雄たけびを上げたのです! 148 00:10:48,948 --> 00:10:50,950 別に私は 気持ちよくなったわけではなく➨ 149 00:10:50,950 --> 00:10:52,952 ただ雄たけびを上げただけで それは聖剣なら皆やることで➨ 150 00:10:52,952 --> 00:10:54,954 決して私だけがこのような…。 すごい早口。 151 00:10:56,956 --> 00:10:59,626 次は この 回転式クローザーで➨ 152 00:10:59,626 --> 00:11:02,962 やさ~しく… 削るよ~。 153 00:11:02,962 --> 00:11:06,299 んっ… ああっ…。 154 00:11:06,299 --> 00:11:08,301 うあぁ! 155 00:11:08,301 --> 00:11:10,303 あ~~っ。 156 00:11:10,303 --> 00:11:13,640 《なんと心地よい削り。 157 00:11:13,640 --> 00:11:16,643 そして ほどよい削り加減。 158 00:11:16,643 --> 00:11:22,048 わかる… 試し斬りをしなくても感じる》 159 00:11:23,983 --> 00:11:28,488 《剣らしい 甲冑を叩き割る 打撃力を残しつつ。 160 00:11:28,488 --> 00:11:33,760 刀のような 肌を切り裂く 切れ味を生み出している! 161 00:11:33,760 --> 00:11:40,433 我は聖剣! 聖剣エクスなり~!》 162 00:11:40,433 --> 00:11:43,269 エクス! エクスしっかり! 163 00:11:43,269 --> 00:11:45,271 ハッ! エクス! 164 00:11:45,271 --> 00:11:49,275 プハッ! ハァ ハァ… 大丈夫です姫様。 165 00:11:49,275 --> 00:11:55,448 確かに心地よい… ですが! 秘密を話す義理はなし! 166 00:11:55,448 --> 00:11:57,784 この “拷問” 耐えてみせます! 167 00:11:57,784 --> 00:12:00,119 いいぞ さすがエクス! 168 00:12:00,119 --> 00:12:03,623 私なら3回は話してるぞ! 姫様? 169 00:12:03,623 --> 00:12:07,293 じゃあ残念だけど… ここまでだね。 170 00:12:07,293 --> 00:12:11,297 あっ… ま まだ表面を 粗く削っただけではないか。 171 00:12:11,297 --> 00:12:15,635 だね。 僕も正直 完全に仕上げたいよ。 172 00:12:15,635 --> 00:12:17,637 けど これ…。 173 00:12:17,637 --> 00:12:19,973 “拷問”だからね。 ハッ! 174 00:12:19,973 --> 00:12:23,643 まぁ… もし 秘密を話してくれるなら➨ 175 00:12:23,643 --> 00:12:26,145 仕上げ作業してあげるけど。 176 00:12:26,145 --> 00:12:31,150 クゥ…! エクス。 ご安心を姫様。 177 00:12:31,150 --> 00:12:35,588 我は聖剣エクス あなたのつるぎ。 178 00:12:35,588 --> 00:12:39,092 私利私欲のために動くことなど ありえません。 179 00:12:39,092 --> 00:12:41,928 エクス…。 仕上げをしてもらい➨ 180 00:12:41,928 --> 00:12:43,930 切れ味がよくなったら。 んっ? 181 00:12:43,930 --> 00:12:46,766 それは 姫様のためにもなりますよね! 182 00:12:46,766 --> 00:12:48,935 エクスー! 183 00:12:48,935 --> 00:12:51,604 (ギルガ)は~い 仕上げだよ~。 184 00:12:51,604 --> 00:12:54,807 あぁぁ! あふ~ん! 185 00:13:00,780 --> 00:13:02,782 なるほど…。 186 00:13:02,782 --> 00:13:05,785 妖刀ムラサと 火剣アモンは恋仲。 187 00:13:05,785 --> 00:13:08,788 フハーッ! 至高! まさに至高! 188 00:13:08,788 --> 00:13:13,092 ジーッ…。 ハッ! あぁ…。 189 00:13:17,964 --> 00:13:20,633 あ… あのぅ…。 190 00:13:20,633 --> 00:13:24,971 姫様… えっと… ごめんなさい。 191 00:13:24,971 --> 00:13:28,308 フフッ。 んっ? 192 00:13:28,308 --> 00:13:33,079 私も失望させてごめんね。 い いえ… そんな…。 193 00:13:33,079 --> 00:13:35,415 これから今まで以上に➨ 194 00:13:35,415 --> 00:13:38,251 “拷問” 耐えるように 頑張るからね。 195 00:13:38,251 --> 00:13:40,420 あぁ…。 196 00:13:40,420 --> 00:13:42,922 はい! 応援いたします! 197 00:13:48,928 --> 00:13:53,266 (クロル)姫様 “拷問”の時間だ! 198 00:13:53,266 --> 00:13:55,601 クロルちゃん! 199 00:13:55,601 --> 00:13:58,938 今日 キュイたんは? キュイたんは お留守番。 200 00:13:58,938 --> 00:14:02,275 え~っ 会いたかったな~。 マジ? 201 00:14:02,275 --> 00:14:05,945 だってキュイたん かわいいじゃん! だよね~。 202 00:14:05,945 --> 00:14:07,947 キュイたん マジかわだよね~。 203 00:14:07,947 --> 00:14:12,952 今度 私の部屋に遊びにきてよ 他の子も紹介するからさ~。 204 00:14:12,952 --> 00:14:15,621 えっ ホント? 行く行く~。 うんうん。 205 00:14:15,621 --> 00:14:17,623 クロル? 姫様? (2人)ハッ! 206 00:14:17,623 --> 00:14:20,960 そうだ姫様 なれ合いはここまで! 207 00:14:20,960 --> 00:14:26,299 前回と違って 今回の “拷問”は マジ “拷問”だから 覚悟しなよ! 208 00:14:26,299 --> 00:14:28,634 おいで! 209 00:14:28,634 --> 00:14:31,471 グルルル…。 210 00:14:31,471 --> 00:14:33,473 あれは! 211 00:14:35,408 --> 00:14:39,078 グルル…。 いい子だ マッドウルフ。 212 00:14:39,078 --> 00:14:42,081 グオーッ。 213 00:14:42,081 --> 00:14:44,083 マッドウルフ! 214 00:14:44,083 --> 00:14:47,086 姫様 お気をつけて! ウルフ族は➨ 215 00:14:47,086 --> 00:14:51,257 純粋な戦闘力では モンスター界最強といわれている種族。 216 00:14:51,257 --> 00:14:56,763 フッ… 忘れたかエクス ウルフ族なら過去に倒している。 217 00:14:56,763 --> 00:15:02,101 確かに苦戦はしたが 勝てぬ相手ではない。 218 00:15:02,101 --> 00:15:06,773 しかし マッドウルフは ウルフ族の中でも更に別格。 219 00:15:06,773 --> 00:15:10,777 姫様が苦戦した グランウルフより 倍は強いです。 220 00:15:10,777 --> 00:15:12,779 えっ ヤバいじゃん! 221 00:15:12,779 --> 00:15:16,949 さぁ姫様 “拷問”始めるよ! 222 00:15:16,949 --> 00:15:18,951 ガウゥーッ! 223 00:15:18,951 --> 00:15:22,255 なんという太く大きな足! あんな攻撃を食らったら…。 224 00:15:24,290 --> 00:15:26,292 (2人)んっ? 225 00:15:26,292 --> 00:15:32,131 マッドウルフの魅力は なんといっても この大きくてかわいい肉球! 226 00:15:32,131 --> 00:15:34,734 そして…。 227 00:15:34,734 --> 00:15:36,736 フンフン…。 228 00:15:36,736 --> 00:15:40,573 はぁ~っ いい匂~い! 229 00:15:40,573 --> 00:15:45,077 肉球の独特な匂い 脳がとろけるほど最高! 230 00:15:45,077 --> 00:15:47,079 さいこうの助~。 231 00:15:47,079 --> 00:15:50,750 《マニアックすぎて羨ましくない》 232 00:15:50,750 --> 00:15:54,921 さぁ姫様 羨ましかったら 秘密 言っちゃいな! 233 00:15:54,921 --> 00:15:57,924 いや… 羨ましくないです。 234 00:15:57,924 --> 00:15:59,926 えっ!? 235 00:15:59,926 --> 00:16:02,428 ワ ワンちゃんやネコちゃんの 肉球より➨ 236 00:16:02,428 --> 00:16:04,597 マッドウルフの肉球は 濃厚な匂いがして…。 237 00:16:04,597 --> 00:16:07,767 そもそも肉球の匂いを 嗅いだことない。 ウッ! 238 00:16:07,767 --> 00:16:13,272 そんな! 人生の半分損してるよ! 人生の半分 肉球なのか? 239 00:16:13,272 --> 00:16:16,976 ほら… ちょっと嗅いでみてよ。 え~っ…。 240 00:16:19,278 --> 00:16:22,448 獣臭い。 いい匂いなの~! 241 00:16:22,448 --> 00:16:25,785 ほら! もっとよく嗅いで! いいよ もう。 242 00:16:25,785 --> 00:16:28,454 お願いします! 秘密 話しますから~! 243 00:16:28,454 --> 00:16:31,290 立場 逆になってる。 秘密って? 244 00:16:31,290 --> 00:16:33,893 最高位拷問官の待ち受けは➨ 245 00:16:33,893 --> 00:16:37,897 最近生まれた姪っ子! なっ クロル!? なぜ知って…。 246 00:16:37,897 --> 00:16:41,734 秘密を話したからには~! えぇ~。 247 00:16:41,734 --> 00:16:45,438 じゃあ… もう少し嗅いでみるよ。 248 00:16:47,406 --> 00:16:49,408 ど… どう? 249 00:16:49,408 --> 00:16:51,410 あっ。 250 00:16:51,410 --> 00:16:55,581 獣臭さの中に 少しポップコーンみたいな匂いが。 251 00:16:55,581 --> 00:16:57,750 でしょ でしょ~。 ワン! 252 00:16:57,750 --> 00:17:02,755 肉球自体もプヨプヨで 気持ちよくて。 253 00:17:02,755 --> 00:17:06,926 《あれ…? あっ これは…。 254 00:17:06,926 --> 00:17:10,930 クセになりそう~》 255 00:17:10,930 --> 00:17:13,432 フフッ ようこそ。 256 00:17:13,432 --> 00:17:16,936 肉球の世界へ。 ワン! 257 00:17:22,275 --> 00:17:24,277 ありがとう クロっち。 258 00:17:24,277 --> 00:17:27,446 私の新しい世界の 扉を開いてくれて。 259 00:17:27,446 --> 00:17:29,448 ううん 姫ちんが➨ 260 00:17:29,448 --> 00:17:33,219 肉球のエモさに気付いてくれて マジうれしいよ。 261 00:17:33,219 --> 00:17:38,057 そうだ! これから私の部屋で 肉球パーティーしない? 262 00:17:38,057 --> 00:17:40,893 いいね! みんな誘おう! ワウ! 263 00:17:40,893 --> 00:17:46,399 最高位拷問官もどうです? まったく あなたたち…。 264 00:17:48,401 --> 00:17:52,071 ウサギちゃんは いるの? (クロル)もっちのろんの助! 265 00:17:52,071 --> 00:17:55,408 《あぁ かわいい》 (シャッター音) 266 00:17:55,408 --> 00:17:57,743 (キュイ)キュイ~。 267 00:17:57,743 --> 00:18:00,246 アハハ キュイた~ん。 268 00:18:00,246 --> 00:18:02,582 (陰鬼)あたたかい 落ち着く…。 269 00:18:02,582 --> 00:18:05,418 (陽鬼)こんばんは~。 コンバンハ。 270 00:18:05,418 --> 00:18:07,420 わぁ 賢~い。 271 00:18:11,090 --> 00:18:14,260 “拷問”は? ニャー。 272 00:18:14,260 --> 00:18:16,762 キュイ。 273 00:18:19,932 --> 00:18:22,735 急げ~。 楽しみ~。 274 00:18:29,775 --> 00:18:33,212 (マオマオちゃん)ひめさま “ごーもん”のじかんだよ! 275 00:18:33,212 --> 00:18:36,048 わたしは こうえんで あそぶのがすきです。 276 00:18:36,048 --> 00:18:39,719 だから それをみせたら うらやましくなるはずです! 277 00:18:39,719 --> 00:18:42,388 みててね! うん 見てるよ。 278 00:18:42,388 --> 00:18:44,390 ヘヘッ。 279 00:18:44,390 --> 00:18:46,392 待って~。 280 00:18:48,394 --> 00:18:50,396 わ~い。 281 00:18:50,396 --> 00:18:52,398 アハハハ! 282 00:18:52,398 --> 00:18:54,734 よいしょ… よいしょ。 283 00:18:54,734 --> 00:18:56,736 はや~い。 284 00:18:56,736 --> 00:19:00,239 あ~ かわいい。 285 00:19:00,239 --> 00:19:03,743 全部かわいい ホントかわいい。 286 00:19:03,743 --> 00:19:06,078 わぁ…。 ハァ…。 287 00:19:06,078 --> 00:19:10,916 これは結局 話すやつだ 一緒に遊んじゃうんだ。 288 00:19:10,916 --> 00:19:13,252 安心しろ エクス。 289 00:19:13,252 --> 00:19:15,755 それはない。 あっ!? 290 00:19:15,755 --> 00:19:20,760 マオマオちゃんは かわいいが 一緒に遊びたいかどうかは別だ。 291 00:19:20,760 --> 00:19:23,763 私は公園が あまり好きじゃないからな。 292 00:19:23,763 --> 00:19:27,266 どういうことです? 私は…。 293 00:19:27,266 --> 00:19:32,438 幼いころ 公園で遊ぶのを禁止されていた。 294 00:19:32,438 --> 00:19:35,875 「公園は王族が遊ぶ所ではない」。 295 00:19:35,875 --> 00:19:39,378 そう教えられ 体に染み込んでいる。 296 00:19:39,378 --> 00:19:41,380 だから…。 297 00:19:41,380 --> 00:19:44,383 「遊びたい」という気持ちは 出てこないのさ! 298 00:19:44,383 --> 00:19:46,385 さすが姫様! 299 00:19:46,385 --> 00:19:49,388 王女にして 国王軍第三騎士団 騎士団長! 300 00:19:49,388 --> 00:19:54,393 幼いころより 徹底した帝王学を 教え込まれているのですね! 301 00:19:54,393 --> 00:19:59,231 フッフッフ 当然だろ 生まれ持ったものが違う。 302 00:19:59,231 --> 00:20:01,233 幼心に…。 303 00:20:01,233 --> 00:20:06,072 そ… それを… 理解し…。 姫様? 304 00:20:06,072 --> 00:20:08,741 クッ… ホントは➨ 305 00:20:08,741 --> 00:20:11,744 みんなと遊びたかったです。 陥落早い。 306 00:20:11,744 --> 00:20:15,748 遊びたかった… シーソーしたかった。 307 00:20:15,748 --> 00:20:18,584 ジャングルジムに登りたかった。 308 00:20:18,584 --> 00:20:21,087 砂場でお城 作りたかった。 309 00:20:21,087 --> 00:20:23,255 姫様 落ち着いてください。 310 00:20:23,255 --> 00:20:25,925 なに いろいろ思い出して セルフ陥落してるんですか。 311 00:20:25,925 --> 00:20:27,927 ウゥ…。 312 00:20:27,927 --> 00:20:31,530 おねえちゃ~ん! あっ マオマオちゃん。 313 00:20:33,599 --> 00:20:36,936 いっしょに あそぼ! あぁ…。 314 00:20:36,936 --> 00:20:38,938 うん! 姫様!? 315 00:20:42,274 --> 00:20:46,112 ほら おねえちゃ~ん。 アハハ ちょっと待ってよ~。 316 00:20:46,112 --> 00:21:47,606 ♬~ 317 00:21:47,606 --> 00:21:50,276 あ~ 楽しかった~。 (マオマオちゃん)うん! 318 00:21:50,276 --> 00:21:52,278 (クロル)いっぱい遊んじゃった。 319 00:21:52,278 --> 00:21:55,948 (陽鬼)また遊ぼう。 (陰鬼)うん。 ワン! 320 00:21:55,948 --> 00:21:59,451 マオマオちゃん 何がいちばん楽しかった? 321 00:21:59,451 --> 00:22:01,453 えっ? 322 00:22:01,453 --> 00:22:03,956 なんでひとつなの? あっ…。 323 00:22:03,956 --> 00:22:06,458 全部 楽しかった? 324 00:22:06,458 --> 00:22:08,961 わぁ… うん! 325 00:22:08,961 --> 00:22:11,297 ぜ~んぶ たのしかった! 326 00:22:11,297 --> 00:22:13,799 私も! 327 00:22:22,141 --> 00:22:24,476 (カナッジ)魔王様。 328 00:22:24,476 --> 00:22:28,480 姫から入手した 王国のセキュリティーパスワード。 329 00:22:28,480 --> 00:22:31,650 戦闘参謀長も 知りたがっております。 330 00:22:31,650 --> 00:22:36,088 パスの書かれたメモ お貸しいただけますでしょうか? 331 00:22:36,088 --> 00:22:40,259 クックック… あのメモか。 332 00:22:40,259 --> 00:22:44,763 マオマオちゃんが遊んでいる姿を 収めた動画…。 333 00:22:44,763 --> 00:22:48,601 あれを見るのに 夢中になりすぎて…。 334 00:22:48,601 --> 00:22:52,805 どこに置いたか わからなくなりおったわ!